台本概要

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タイトル 泣いて喚いて
作者名 赤影  (@akakage_sekiyou)
ジャンル コメディ
演者人数 2人用台本(不問2)
時間 20 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 ママの営むバーにて

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
ママ 不問 48 客を可愛く思っているお姉さん(オネエさんでも可)。
不問 47 泣き喚くお馬鹿(性別不問、一人称変更可)
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
客:ぐすっ・・・うっ・・・ ママ:それで、今日はどうして泣いているの? 客:ひっく・・・うぅ・・・ ママ:・・・・・・ 客:うぐぅ、う・・・ ママ:・・・はぁ・・・泣いてちゃわからないわ。話せる範囲で話してちょうだい 客:う、う・・・・・・会社の奴らが、ひっく・・・僕を、使えない奴だってバカにするんだ・・・ ママ:あら、何かしたの? 客:ぐすっ・・・印刷する資料を、間違えた・・・ ママ:そんな事で? 客:一万部 ママ:お、おう・・・それは多いわね・・・ 客:ぅう・・・ ママ:で、でもほら、もしかしたら何かに使えるかもしれないじゃない 客:・・・っ・・・何、に? ママ:例えば・・・裏紙、とか? 客:両面印刷 ママ:・・・ティッシュ替わり・・・ 客:うわぁぁあああん!ママまで会社の奴らと同じことを!! ママ:(会社の人達も慰めようとしたのかしら・・・)そもそも、私はどんな資料を印刷しようとして間違えたのか知らないじゃない?そこが分からない事には何も言えないわ 客:う、ぅ、ぐすっ・・・うん ママ:何に使う資料を間違えたの? 客:取引、先の社長への、プレゼン用の、ぐすっ資料と・・・ ママ:あら、大変ねぇ。それと? 客:自分で書いた最強キャラ設定の資料 ママ:た、大変ねぇ・・・ 客:わぁあああああん! ママ:でもほら、その資料から新しい発想を得て、新しい商品が開発されるかもしれないわ! 客:ひっく・・・うぅ・・・ ママ:どんなキャラ設定なのか聞かせて? 客:う、うん・・・黒いマントみたいな服で ママ:(まぁ、最初はありきたりね)うん 客:怒髪天を突くような黒髪と、血のような真っ赤な目で ママ:うん?うん 客:額には第三の目があって ママ:・・・・・・ 客:でも普段はそれを白い布で隠してて ママ:え、ええ・・・ 客:双子の妹がいて、魔界の炎を操るんだ ママ:・・・・・・それって・・・ 客:部長にどこの邪眼師だって言われたぁあああ ママ:・・・あなた、あの漫画好きだものね・・・ 客:うわぁあああああん ママ:確かにあのキャラまんまだけど、好きな物は好きでいいじゃない!私だってお酒が好きだからこのバーをやってるのよ? 客:・・・ママ・・・ ママ:それに、誰にだってミスはあるわ 客:・・・一万部両面印刷でも? ママ:・・・・・・えーと・・・そうね・・・また次同じミスをしなければいいわ! 客:五回目だったんだよぉおおおおお ママ:え、会社の人達寛容すぎない? 客:わぁあああああああ ママ:ああんもう、泣かないで。ほぉら!慰めようとしてくれる人もいるんでしょ? 客:ぐすっ・・・うん・・・ ママ:ならよかったじゃない! 客:・・・・・・ママ・・・ ママ:なぁに? 客:・・・ママも僕を、邪魔者扱いする・・・? ママ:やぁねぇ、するわけないじゃない! 客:ほんとに・・・? ママ:当たり前でしょう?可愛い常連さんを邪険にするママが何処にいるっていうの、お馬鹿さんねぇ 客:・・・って言った ママ:ん?なぁに? 客:バカって言った!!! ママ:ちょ、何、急に立ち上がって・・・ 客:ママも僕をバカって言った!!! ママ:落ち着いてちょうだい 客:バカにした!!!! ママ:ば、バカになんてしてないわよ! 客:バカって言ったもん! ママ:確かにお馬鹿さんとは言ったけど・・・ 客:ほら!!! ママ:それはバカにしたんじゃなくて、こう、慈愛を込めて 客:でも言ったもん!!! ママ:もう、そういうところもお馬鹿さんなのね 客:また言ったぁあああ! ママ:違うのよ、これはね 客:違わない!!! ママ:あらやだ、一滴もお酒を飲んでないのにめんどくさいわこの子 客:めんどくさいって言ったぁああ!! ママ:もう、お水でも飲んで落ち着いてちょうだい。話もできないわ 客:会社の奴らと同じ事ばっかり言う!!わぁあああああああ! ママ:私の中であなたの会社の好感度がぐんぐん上がってるわ 客:うわぁあああああん!! ママ:はぁ・・・これはもう、好きなだけ泣かせておいた方がいいかしら・・・ 0: 0:間 0: ママ:どう?少しは落ち着いたかしら? 客:ぐすっ・・・うん・・・ ママ:そう、よかった 客:ごめん、ママ・・・ ママ:いいのよ 客:これはお店に迷惑かけちゃったほんのお詫びなんだけど・・・ ママ:あら、そんなものいいのに・・・って、五円? 客:これからもご縁がありますように、ってね! ママ:・・・ 客:それじゃ! ママ:・・・・・・・・・五円で三時間泣きっぱなし・・・これで九回目よ・・・ ママ:・・・はぁ・・・切りがいいし、あと一回だけ、我慢してあげるわ、ふふっ

客:ぐすっ・・・うっ・・・ ママ:それで、今日はどうして泣いているの? 客:ひっく・・・うぅ・・・ ママ:・・・・・・ 客:うぐぅ、う・・・ ママ:・・・はぁ・・・泣いてちゃわからないわ。話せる範囲で話してちょうだい 客:う、う・・・・・・会社の奴らが、ひっく・・・僕を、使えない奴だってバカにするんだ・・・ ママ:あら、何かしたの? 客:ぐすっ・・・印刷する資料を、間違えた・・・ ママ:そんな事で? 客:一万部 ママ:お、おう・・・それは多いわね・・・ 客:ぅう・・・ ママ:で、でもほら、もしかしたら何かに使えるかもしれないじゃない 客:・・・っ・・・何、に? ママ:例えば・・・裏紙、とか? 客:両面印刷 ママ:・・・ティッシュ替わり・・・ 客:うわぁぁあああん!ママまで会社の奴らと同じことを!! ママ:(会社の人達も慰めようとしたのかしら・・・)そもそも、私はどんな資料を印刷しようとして間違えたのか知らないじゃない?そこが分からない事には何も言えないわ 客:う、ぅ、ぐすっ・・・うん ママ:何に使う資料を間違えたの? 客:取引、先の社長への、プレゼン用の、ぐすっ資料と・・・ ママ:あら、大変ねぇ。それと? 客:自分で書いた最強キャラ設定の資料 ママ:た、大変ねぇ・・・ 客:わぁあああああん! ママ:でもほら、その資料から新しい発想を得て、新しい商品が開発されるかもしれないわ! 客:ひっく・・・うぅ・・・ ママ:どんなキャラ設定なのか聞かせて? 客:う、うん・・・黒いマントみたいな服で ママ:(まぁ、最初はありきたりね)うん 客:怒髪天を突くような黒髪と、血のような真っ赤な目で ママ:うん?うん 客:額には第三の目があって ママ:・・・・・・ 客:でも普段はそれを白い布で隠してて ママ:え、ええ・・・ 客:双子の妹がいて、魔界の炎を操るんだ ママ:・・・・・・それって・・・ 客:部長にどこの邪眼師だって言われたぁあああ ママ:・・・あなた、あの漫画好きだものね・・・ 客:うわぁあああああん ママ:確かにあのキャラまんまだけど、好きな物は好きでいいじゃない!私だってお酒が好きだからこのバーをやってるのよ? 客:・・・ママ・・・ ママ:それに、誰にだってミスはあるわ 客:・・・一万部両面印刷でも? ママ:・・・・・・えーと・・・そうね・・・また次同じミスをしなければいいわ! 客:五回目だったんだよぉおおおおお ママ:え、会社の人達寛容すぎない? 客:わぁあああああああ ママ:ああんもう、泣かないで。ほぉら!慰めようとしてくれる人もいるんでしょ? 客:ぐすっ・・・うん・・・ ママ:ならよかったじゃない! 客:・・・・・・ママ・・・ ママ:なぁに? 客:・・・ママも僕を、邪魔者扱いする・・・? ママ:やぁねぇ、するわけないじゃない! 客:ほんとに・・・? ママ:当たり前でしょう?可愛い常連さんを邪険にするママが何処にいるっていうの、お馬鹿さんねぇ 客:・・・って言った ママ:ん?なぁに? 客:バカって言った!!! ママ:ちょ、何、急に立ち上がって・・・ 客:ママも僕をバカって言った!!! ママ:落ち着いてちょうだい 客:バカにした!!!! ママ:ば、バカになんてしてないわよ! 客:バカって言ったもん! ママ:確かにお馬鹿さんとは言ったけど・・・ 客:ほら!!! ママ:それはバカにしたんじゃなくて、こう、慈愛を込めて 客:でも言ったもん!!! ママ:もう、そういうところもお馬鹿さんなのね 客:また言ったぁあああ! ママ:違うのよ、これはね 客:違わない!!! ママ:あらやだ、一滴もお酒を飲んでないのにめんどくさいわこの子 客:めんどくさいって言ったぁああ!! ママ:もう、お水でも飲んで落ち着いてちょうだい。話もできないわ 客:会社の奴らと同じ事ばっかり言う!!わぁあああああああ! ママ:私の中であなたの会社の好感度がぐんぐん上がってるわ 客:うわぁあああああん!! ママ:はぁ・・・これはもう、好きなだけ泣かせておいた方がいいかしら・・・ 0: 0:間 0: ママ:どう?少しは落ち着いたかしら? 客:ぐすっ・・・うん・・・ ママ:そう、よかった 客:ごめん、ママ・・・ ママ:いいのよ 客:これはお店に迷惑かけちゃったほんのお詫びなんだけど・・・ ママ:あら、そんなものいいのに・・・って、五円? 客:これからもご縁がありますように、ってね! ママ:・・・ 客:それじゃ! ママ:・・・・・・・・・五円で三時間泣きっぱなし・・・これで九回目よ・・・ ママ:・・・はぁ・・・切りがいいし、あと一回だけ、我慢してあげるわ、ふふっ