台本概要
146 views
タイトル | 舘にて |
---|---|
作者名 | 夜露鶴 (@O5e4wOW2PhLhnXk) |
ジャンル | ファンタジー |
演者人数 | 3人用台本(男2、不問1) |
時間 | 20 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
気に入ったら使ってくださいw ジャンルはコメディーファンタジーです。 146 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
翔太 | 男 | 63 | 葵葉 翔太、主人公の親友 |
ナタリー | 不問 | 62 | 翔太を見つけて介抱した |
伯爵 | 男 | 60 | ナタリーのお父さん |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
���ur�[[Ljava.lang.String;2M ��2�W��xp���ur�[Ljava.lang.String;��V��{G��xp���t�text1714152319792t3 舘にて
キャラ������
葵葉 翔太♂
奏斗の友人で
一人称は僕
同じく異世界に飛ばされた
ナタリー♀︎
人間と吸血鬼のハーフ
カタコトで喋る
伯爵♂︎
吸血鬼
ナタリーのお父さん
見た目は20歳前後
本編������
:《迷いの森『???』》
ナタリー:タダイマ
伯爵:···お帰り···ナタリー
翔太:えっ···誰?(小声)
ナタリー:お父様!?
翔太:あ···(小声)
ナタリー:帰ってきていたノ?
伯爵:···あぁ···いましがた···
ナタリー:ソウ
伯爵:···あぁ···ナタリー···
ナタリー:ナニ?
伯爵:···君の横にいる少年は···客人か?
ナタリー:エェ
伯爵:···君が···客人を連れてくるとは···珍しい···
ナタリー:ソウ?
伯爵:···今まで···君が···誰かを···連れてくることは···無かっただろう?
ナタリー:そうネ、そういえば無かったワ。
伯爵:···どういう···風の吹き回しかは···知らないが···(小声)
ナタリー:···お父様?
伯爵:···まぁ···いい···ところで···少年···
翔太:えっ?少年って···僕のこと···ですか?
伯爵:···他に···誰が···いると?
翔太:···そう···ですよね···。
翔太[心の声]:···僕少年って歳じゃないんだけどな···この人から見たら少年なのかな···
伯爵:···君の名前は···なんと言う?
翔太:あ···えっと···翔太です。葵葉 翔太。
伯爵:···ほう···翔太君と言うのか···
翔太:···はい···
伯爵:···君に···一つ···質問をしたいのだが···
翔太:えっと···なんでしょうか?
伯爵:····私の娘とは···どこで知り合ったんだい?
翔太:え?···えっと···
ナタリー:···チョ、チョット!
伯爵:···なんだい···ナタリー···
翔太:···何処で···えっと···
翔太[心の声]:··なんて答えればいいんだろう···
ナタリー:···ショウタが困っているワ···
伯爵:···そうか···それはすまない···
翔太:え?···あ···
伯爵:···では···違う質問をしよう···
翔太:あっ···はい···。
伯爵:···君は···どのようにして···ここまで来た?
翔太:···え?どうやって···ですか?
伯爵:···あぁ···どうやって···この場所まで···たどり着いた?
翔太:え?えっと···。
翔太[心の声]:どうしよう···なんて言ったらいいんだろう···
伯爵:···この質問にも···答えられない···か···(小声)
翔太:···なんか···すいません
伯爵:···まぁいい···
翔太:そう···ですか?
翔太[心の声]:···なんかナタリーのお父さん怖いな···
伯爵:···もう少し···簡単な質問にしよう···
翔太:あっ、はい。
伯爵:···ここが···何処か分かるか?
翔太:えっ?えっと···確か···『迷いの森』ですよね。
伯爵:···そうだ···間違っては···いない···
翔太:···え?間違ってはいない?···それってどういうこと···ですか?
伯爵:···何も···知らない···のか?
翔太:あの?···なんのことですか?
ナタリー:お父様ッ!もういいデショ!
翔太:えっ?ナタリーさん?
伯爵:···まぁいい···最後の質問だ···ここに来た···目的はなんだ?
翔太·:え?···目的···ですか?
伯爵:···あぁ···そうだ···
翔太:···えっと···言い難いんですが···伯爵:···ほう···
翔太:···気がついたらここにいました···
伯爵:···気がついたら···ここにいた···だと?
翔太:···はい。僕も何が何だか分からないんですが···
伯爵:···どういう···ことだ?
翔太:···僕も···何が何だか分かりません···
伯爵:···ほう···では···私を討伐しに来た···冒険者ではないと···
翔太:えっ?討伐?冒険者?···なんのことですか?
伯爵:フッフッフ···ハッハッハ
翔太:え?···あの···
伯爵:···あぁ···すまない···忘れてくれ···
翔太:···そう···ですか···
翔太[心の声]:···冒険者···討伐···どういうことなんだろう?
伯爵:···あぁ···そうだ···ナタリー···。
ナタリー:ナニ?お父様?
伯爵:···彼を···客室に···案内してあげなさい···
ナタリー:エェ、わかったワ
:〜廊下〜
ナタリー:ごめんなさいネ
翔太:え?なんのこと···ですか?
ナタリー:お父様のことヨ
翔太:···ナタリーさんのお父さんっていつもあんな感じなんですか?
ナタリー:エェ、人ガ来るといつもあんな感じなノ
翔太:···そう···なんですね···。
ナタリー:エェ
翔太:···あの···ナタリーさんのお父さんって若い···ですよね?
ナタリー:ソウ?
翔太:え?でも···20歳前後ぐらいに見えましたけど···
ナタリー:見た目はそうネ
翔太:···でも···それはありえないですよね···
ナタリー:エェ。
翔太:···ナタリーさんってもう成人してますもんね···
ナタリー:エェ···
翔太[心の声]:···どうしよう···なんか気まずいな···
翔太:あの···
ナタリー:ナニ?
翔太:部屋ってここの突き当たりですか?
ナタリー:エェ、ソウ。
翔太:···あとは1人でも部屋に行けるので···
ナタリー:ソウ?
翔太:はい···では···僕はこれで···
ナタリー:エ?エェ···行っちゃったワ
:《迷いの森『???』客室》
翔太[心の声]:···どうしよう···気まずくなって逃げるように部屋に向かっちゃったけど···変な風に思われちゃったかな···
翔太:···って?···あれ?···今···何か光って···あれ···気のせい···かな···
:《迷いの森『???』廊下》
ナタリー:···急にどうしたのカシラ···。
伯爵:···ナタリー···
ナタリー:···ッ!お父様!?いつからそこにいたノ?
伯爵:···少し···前からだ···
ナタリー:全然気がつかなかったワ···。(小声)
伯爵:···ナタリー···客人はどうしたんだ?
ナタリー:···それが···急に1人で部屋に戻って言ってしまッテ···
伯爵:···そうか···
伯爵[心の声]:···我々の正体に···感づいたか?
ナタリー:お父様?
伯爵:···ナタリー···
ナタリー:ナニ?
伯爵:···なぜ···彼を連れてきた?
ナタリー:エッ?···それは···
:《迷いの森『???』客室》
翔太:···やっぱり何か光ってる···鏡だよね···でも···なんで?···って···あれ?なにか映ってる?···奏斗?
:《迷いの森『???』廊下》
伯爵:···なるほど···そんなことが···だから···彼を···この舘に···連れて来たと···
ナタリー:エェ
伯爵:···理由はわかった···だが···問題は···
ナタリー:···エェ、わかっているワ···
:《迷いの森『???』客室》
翔太:···とりあえず···無事ってことでいいんだよね?なんで鏡にこんな映像が映ってるのかは分からないけど···それと···一緒にいるのは···耳と尻尾の生えた···少年!?···なんで!?···そういえば···ナタリーさんのお父さんも···冒険者とか討伐とか訳の分からないこと言ってた···よね···
:《迷いの森『???』廊下》
伯爵:···そうか···だが···念の為···聞こう···
ナタリー:···やっぱり···そうなるワよネ···
伯爵:···この舘と···私の正体については···話してはいないな?
ナタリー:エェ、話していないワ。
伯爵:···そうか···どうやら···眷属に変える必要は···無さそうだ···(小声)
:《迷いの森『???』客室》
翔太:···って···あれ···今···変な音が···ってヒビ?···え?···こんなヒビさっきまでなかったよね?···え?···ヒビが広がってる?···なんか···凄い嫌な予感がするんだけど···
:《迷いの森『???』廊下》
ナタリー:なんノ音!?
伯爵:···何かが···割れたような音···だな···客室の方からだ···
ナタリー:·····ッ!
伯爵:···ナタリー···?
:《迷いの森『???』客室》
ナタリー:ショウタッ!
翔太:···えっ!?···ナタリーさん!?
ナタリー:大丈夫ッ!?
翔太:···あ···はい···何とか···
ナタリー:···良かったワ···何があったノ?
翔太:···えっと···鏡に映像が映し出されたので···それを見ていたら···鏡に亀裂が入り始めて···そのまま割れたんです···。
ナタリー:···ソウ···怪我はナい?
翔太:···えっと···咄嗟に後ろに下がったので何とか······痛ッ!!
ナタリー:どうしたノ!?
翔太:···どうやら···少し指を切ってしまっていたみたいで···
ナタリー:大変だワ!
翔太:···かすり傷なので···大丈夫です。
ナタリー:デモッ!
伯爵:···これは···随分派手に割れたようだな···
ナタリー:お父様!
伯爵:···急に···走り出したと思えば···
ナタリー···彼のことが···心配になるのはわかる···が···少しは···自身のことも大事にしてくれ···
ナタリー:···エェ···そうネ
伯爵:···さて···まずは···この部屋を片付けなければな···鏡の破片が散らばった部屋を···客人に使わせる訳には···行かないからな···
ナタリー:···ソウネ。
伯爵:···あぁ···そうだ···翔太君···この部屋を片付けさせるから···君は···ナタリーと一緒にこの部屋から出なさい···
翔太:えっ?でも···元はと言えば僕のせいで···
伯爵:···君は···怪我をしているだろう?
翔太:···え···なんで···わかったんですか?
伯爵:···血の匂いがしているからな···(小声)
翔太:えっ?
伯爵:···ナタリー···
ナタリー:なにカシラ?
伯爵:···彼の手当をしてあげなさい···。
ナタリー:エェ···わかったワ。
:《迷いの森『???』医務室》
翔太:····あのナタリーさん?
ナタリー:···アナタの部屋に異常がないか確認シテからアナタを部屋に連れて行くベキだったワ···
翔太:···仕方ないですよ···鏡が割れるなんて普通は思いませんから···
ナタリー:···ソウネ。
翔太:···それにしてもこの洋館広いですね。
ナタリー:そうカシラ?こういう建物って広いものじゃナイ?
翔太:···そうなんですかね···僕は洋館を見たのは初めてなので···
ナタリー:そうなのネ。
翔太:はい
ナタリー:出来たワ。
翔太:あっ···ありがとうございます。
ナタリー:エェ。
:《迷いの森『???』廊下》
ナタリー:お父様!
伯爵:···どうやら···彼の手当ては済んだようだな···
翔太:あっ···はい。
ナタリー:部屋の方はどうカシラ?
:人が部屋から出てくる
伯爵:···どうやら···終わったようだな···
ナタリー:ソウみたいネ。
翔太:あ···どうも(小声、会釈)
伯爵:···片付けも済んだことだ···私は部屋に戻るとしよう···
翔太:あ···あの···
伯爵:···なんだ···?
翔太:今晩は泊めてくれてありがとうございます。
伯爵:···あぁ···今夜はもう遅い···君は長旅で疲れているだろう···もう寝なさい···
翔太:···そうですね···おやすみなさい
伯爵:···あぁ···おやすみ
ナタリー:···ワタシも部屋に戻るワネ。
翔太:あ···うん
ナタリー:オヤスミ
翔太:おやすみなさい。
���ur�[[Ljava.lang.String;2M ��2�W��xp���ur�[Ljava.lang.String;��V��{G��xp���t�text1714152319792t3 舘にて
キャラ������
葵葉 翔太♂
奏斗の友人で
一人称は僕
同じく異世界に飛ばされた
ナタリー♀︎
人間と吸血鬼のハーフ
カタコトで喋る
伯爵♂︎
吸血鬼
ナタリーのお父さん
見た目は20歳前後
本編������
:《迷いの森『???』》
ナタリー:タダイマ
伯爵:···お帰り···ナタリー
翔太:えっ···誰?(小声)
ナタリー:お父様!?
翔太:あ···(小声)
ナタリー:帰ってきていたノ?
伯爵:···あぁ···いましがた···
ナタリー:ソウ
伯爵:···あぁ···ナタリー···
ナタリー:ナニ?
伯爵:···君の横にいる少年は···客人か?
ナタリー:エェ
伯爵:···君が···客人を連れてくるとは···珍しい···
ナタリー:ソウ?
伯爵:···今まで···君が···誰かを···連れてくることは···無かっただろう?
ナタリー:そうネ、そういえば無かったワ。
伯爵:···どういう···風の吹き回しかは···知らないが···(小声)
ナタリー:···お父様?
伯爵:···まぁ···いい···ところで···少年···
翔太:えっ?少年って···僕のこと···ですか?
伯爵:···他に···誰が···いると?
翔太:···そう···ですよね···。
翔太[心の声]:···僕少年って歳じゃないんだけどな···この人から見たら少年なのかな···
伯爵:···君の名前は···なんと言う?
翔太:あ···えっと···翔太です。葵葉 翔太。
伯爵:···ほう···翔太君と言うのか···
翔太:···はい···
伯爵:···君に···一つ···質問をしたいのだが···
翔太:えっと···なんでしょうか?
伯爵:····私の娘とは···どこで知り合ったんだい?
翔太:え?···えっと···
ナタリー:···チョ、チョット!
伯爵:···なんだい···ナタリー···
翔太:···何処で···えっと···
翔太[心の声]:··なんて答えればいいんだろう···
ナタリー:···ショウタが困っているワ···
伯爵:···そうか···それはすまない···
翔太:え?···あ···
伯爵:···では···違う質問をしよう···
翔太:あっ···はい···。
伯爵:···君は···どのようにして···ここまで来た?
翔太:···え?どうやって···ですか?
伯爵:···あぁ···どうやって···この場所まで···たどり着いた?
翔太:え?えっと···。
翔太[心の声]:どうしよう···なんて言ったらいいんだろう···
伯爵:···この質問にも···答えられない···か···(小声)
翔太:···なんか···すいません
伯爵:···まぁいい···
翔太:そう···ですか?
翔太[心の声]:···なんかナタリーのお父さん怖いな···
伯爵:···もう少し···簡単な質問にしよう···
翔太:あっ、はい。
伯爵:···ここが···何処か分かるか?
翔太:えっ?えっと···確か···『迷いの森』ですよね。
伯爵:···そうだ···間違っては···いない···
翔太:···え?間違ってはいない?···それってどういうこと···ですか?
伯爵:···何も···知らない···のか?
翔太:あの?···なんのことですか?
ナタリー:お父様ッ!もういいデショ!
翔太:えっ?ナタリーさん?
伯爵:···まぁいい···最後の質問だ···ここに来た···目的はなんだ?
翔太·:え?···目的···ですか?
伯爵:···あぁ···そうだ···
翔太:···えっと···言い難いんですが···伯爵:···ほう···
翔太:···気がついたらここにいました···
伯爵:···気がついたら···ここにいた···だと?
翔太:···はい。僕も何が何だか分からないんですが···
伯爵:···どういう···ことだ?
翔太:···僕も···何が何だか分かりません···
伯爵:···ほう···では···私を討伐しに来た···冒険者ではないと···
翔太:えっ?討伐?冒険者?···なんのことですか?
伯爵:フッフッフ···ハッハッハ
翔太:え?···あの···
伯爵:···あぁ···すまない···忘れてくれ···
翔太:···そう···ですか···
翔太[心の声]:···冒険者···討伐···どういうことなんだろう?
伯爵:···あぁ···そうだ···ナタリー···。
ナタリー:ナニ?お父様?
伯爵:···彼を···客室に···案内してあげなさい···
ナタリー:エェ、わかったワ
:〜廊下〜
ナタリー:ごめんなさいネ
翔太:え?なんのこと···ですか?
ナタリー:お父様のことヨ
翔太:···ナタリーさんのお父さんっていつもあんな感じなんですか?
ナタリー:エェ、人ガ来るといつもあんな感じなノ
翔太:···そう···なんですね···。
ナタリー:エェ
翔太:···あの···ナタリーさんのお父さんって若い···ですよね?
ナタリー:ソウ?
翔太:え?でも···20歳前後ぐらいに見えましたけど···
ナタリー:見た目はそうネ
翔太:···でも···それはありえないですよね···
ナタリー:エェ。
翔太:···ナタリーさんってもう成人してますもんね···
ナタリー:エェ···
翔太[心の声]:···どうしよう···なんか気まずいな···
翔太:あの···
ナタリー:ナニ?
翔太:部屋ってここの突き当たりですか?
ナタリー:エェ、ソウ。
翔太:···あとは1人でも部屋に行けるので···
ナタリー:ソウ?
翔太:はい···では···僕はこれで···
ナタリー:エ?エェ···行っちゃったワ
:《迷いの森『???』客室》
翔太[心の声]:···どうしよう···気まずくなって逃げるように部屋に向かっちゃったけど···変な風に思われちゃったかな···
翔太:···って?···あれ?···今···何か光って···あれ···気のせい···かな···
:《迷いの森『???』廊下》
ナタリー:···急にどうしたのカシラ···。
伯爵:···ナタリー···
ナタリー:···ッ!お父様!?いつからそこにいたノ?
伯爵:···少し···前からだ···
ナタリー:全然気がつかなかったワ···。(小声)
伯爵:···ナタリー···客人はどうしたんだ?
ナタリー:···それが···急に1人で部屋に戻って言ってしまッテ···
伯爵:···そうか···
伯爵[心の声]:···我々の正体に···感づいたか?
ナタリー:お父様?
伯爵:···ナタリー···
ナタリー:ナニ?
伯爵:···なぜ···彼を連れてきた?
ナタリー:エッ?···それは···
:《迷いの森『???』客室》
翔太:···やっぱり何か光ってる···鏡だよね···でも···なんで?···って···あれ?なにか映ってる?···奏斗?
:《迷いの森『???』廊下》
伯爵:···なるほど···そんなことが···だから···彼を···この舘に···連れて来たと···
ナタリー:エェ
伯爵:···理由はわかった···だが···問題は···
ナタリー:···エェ、わかっているワ···
:《迷いの森『???』客室》
翔太:···とりあえず···無事ってことでいいんだよね?なんで鏡にこんな映像が映ってるのかは分からないけど···それと···一緒にいるのは···耳と尻尾の生えた···少年!?···なんで!?···そういえば···ナタリーさんのお父さんも···冒険者とか討伐とか訳の分からないこと言ってた···よね···
:《迷いの森『???』廊下》
伯爵:···そうか···だが···念の為···聞こう···
ナタリー:···やっぱり···そうなるワよネ···
伯爵:···この舘と···私の正体については···話してはいないな?
ナタリー:エェ、話していないワ。
伯爵:···そうか···どうやら···眷属に変える必要は···無さそうだ···(小声)
:《迷いの森『???』客室》
翔太:···って···あれ···今···変な音が···ってヒビ?···え?···こんなヒビさっきまでなかったよね?···え?···ヒビが広がってる?···なんか···凄い嫌な予感がするんだけど···
:《迷いの森『???』廊下》
ナタリー:なんノ音!?
伯爵:···何かが···割れたような音···だな···客室の方からだ···
ナタリー:·····ッ!
伯爵:···ナタリー···?
:《迷いの森『???』客室》
ナタリー:ショウタッ!
翔太:···えっ!?···ナタリーさん!?
ナタリー:大丈夫ッ!?
翔太:···あ···はい···何とか···
ナタリー:···良かったワ···何があったノ?
翔太:···えっと···鏡に映像が映し出されたので···それを見ていたら···鏡に亀裂が入り始めて···そのまま割れたんです···。
ナタリー:···ソウ···怪我はナい?
翔太:···えっと···咄嗟に後ろに下がったので何とか······痛ッ!!
ナタリー:どうしたノ!?
翔太:···どうやら···少し指を切ってしまっていたみたいで···
ナタリー:大変だワ!
翔太:···かすり傷なので···大丈夫です。
ナタリー:デモッ!
伯爵:···これは···随分派手に割れたようだな···
ナタリー:お父様!
伯爵:···急に···走り出したと思えば···
ナタリー···彼のことが···心配になるのはわかる···が···少しは···自身のことも大事にしてくれ···
ナタリー:···エェ···そうネ
伯爵:···さて···まずは···この部屋を片付けなければな···鏡の破片が散らばった部屋を···客人に使わせる訳には···行かないからな···
ナタリー:···ソウネ。
伯爵:···あぁ···そうだ···翔太君···この部屋を片付けさせるから···君は···ナタリーと一緒にこの部屋から出なさい···
翔太:えっ?でも···元はと言えば僕のせいで···
伯爵:···君は···怪我をしているだろう?
翔太:···え···なんで···わかったんですか?
伯爵:···血の匂いがしているからな···(小声)
翔太:えっ?
伯爵:···ナタリー···
ナタリー:なにカシラ?
伯爵:···彼の手当をしてあげなさい···。
ナタリー:エェ···わかったワ。
:《迷いの森『???』医務室》
翔太:····あのナタリーさん?
ナタリー:···アナタの部屋に異常がないか確認シテからアナタを部屋に連れて行くベキだったワ···
翔太:···仕方ないですよ···鏡が割れるなんて普通は思いませんから···
ナタリー:···ソウネ。
翔太:···それにしてもこの洋館広いですね。
ナタリー:そうカシラ?こういう建物って広いものじゃナイ?
翔太:···そうなんですかね···僕は洋館を見たのは初めてなので···
ナタリー:そうなのネ。
翔太:はい
ナタリー:出来たワ。
翔太:あっ···ありがとうございます。
ナタリー:エェ。
:《迷いの森『???』廊下》
ナタリー:お父様!
伯爵:···どうやら···彼の手当ては済んだようだな···
翔太:あっ···はい。
ナタリー:部屋の方はどうカシラ?
:人が部屋から出てくる
伯爵:···どうやら···終わったようだな···
ナタリー:ソウみたいネ。
翔太:あ···どうも(小声、会釈)
伯爵:···片付けも済んだことだ···私は部屋に戻るとしよう···
翔太:あ···あの···
伯爵:···なんだ···?
翔太:今晩は泊めてくれてありがとうございます。
伯爵:···あぁ···今夜はもう遅い···君は長旅で疲れているだろう···もう寝なさい···
翔太:···そうですね···おやすみなさい
伯爵:···あぁ···おやすみ
ナタリー:···ワタシも部屋に戻るワネ。
翔太:あ···うん
ナタリー:オヤスミ
翔太:おやすみなさい。