台本概要

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タイトル 砂漠の自動販売機
作者名 時知らず
ジャンル コメディ
演者人数 2人用台本(男2)
時間 20 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 突然砂漠に放り出されたニートが自動販売機に出会う話
適度なアドリブOKです、楽しんでください
Nはナレーションです。セリフ数に含まれていないため表記より多少セリフ数が増えます。(台本URL先にちゃんとしたのがあります)
一応利用規約:https://tokishirazunoyakata.wordpress.com/2024/02/18/%e5%8f%b0%e6%9c%ac%e5%88%a9%e7%94%a8%e8%a6%8f%e7%b4%84/
台本URL:
https://tokishirazunoyakata.wordpress.com/2024/03/23/%e7%a0%82%e6%bc%a0%e3%81%ae%e8%87%aa%e5%8b%95%e8%b2%a9%e5%a3%b2%e6%a9%9f/

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
れんと 45 デブ、自称プロニート
さき 43 自称エリート自宅警備員
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
れんとN:時は2080年、引きこもりのわたしは母親に追い出された。仕方なくさまよっていると頭に強い衝撃を感じ、気絶した。気が付くと辺りは見渡す限り砂と青い空しかない砂漠であった。隣で同じように気絶している男を起こすと同じようだという。状況は分からないがとりあえず動かないわけにもいかないということになり、二人で炎天下の中歩き始めた れんと:暑いーーーー、暑いーーーー さき:もうそれ100回は聞いたぞ。「暑い」って聞くと余計に暑く感じるからいい加減やめてくれ れんと:そうは言っても暑いんだもん、仕方ないだろー!あーあ、いつもだったら涼しい部屋でカップラーメンすすりながらゲームしてるんだけどなー さき:だからそんなわがままボディなんだよ。よかったじゃん、これでたくさん汗かいて、脂肪燃焼して瘦せられるよ。 れんと:馬鹿が!お前はすでに脳みそまで燃焼しちまったようだな!俺はどのような状況下に置かれても、痩せることなく怠惰の化身として君臨し続けるのだ! さき:あー、ほんとバカ。なんでこんな状況でパートナーがこいつなんだよ。ゲームだったらかわいい女の子とかさ、ふつくしい女性とかさ、そういうのじゃん。 れんと:おいおい、どっちにしろわがままボディを持っていることは間違えないだろう? さき:お前と女の子に共通項を見出そうとするな!それに顔がお前じゃお話にならん! れんと:そんなこと言うなって~。それにしても同じニートなのになんでお前はそんなに筋肉質で髪の毛も俺みたいに皮脂皮脂してないんだ?ほんとに同じ人種か? さき:俺はただのニートではない。エリート自宅警備員であって、あくまで警備員なのだよ!いざという時のために鍛錬は怠らないのが我がプロフェッショナルよ。てか皮脂皮脂とかキモイ表現やめろ。 れんと:ニートであるのに心は仕事にとらわれている哀れなさきよ!お前はまだニートの境地に達して無いようだな。よければ我がプロフェッショナルを叩き込んでやろうぞ? さき:結構だ。ニートに素人もプロもない。あるのはクソだけだ。 れんと:ブーメランで草 さき:はぁ..お前と話してると余計に疲れるわ。てかのど乾いた。どこかに水は無いかな さきN:しかし歩けど歩けど景色は砂と空とデブだけだった。これでは二人して脱水症状で死んでしまう。 さき:おい、クソニート れんと:プロニートだよ、ブラザー! さき:お前の兄弟にするな!気持ち悪い!お前、サバイバルゲームとかしないのか?その無駄な知識を生かす時だろ? れんと:すまん、おれはもっぱら狩猟ゲームしかやらんのでね。そういう知識はゼロだ さき:狩猟ゲームって間接的にサバイバルなのでは? れんと:恋はハンティング! さき:あー、少しでもお前に期待した俺がばかだったわ。 れんと:あっ!!!!おい!!! さき:何だよいきなり大声出すな。ただでさえ近いし声でかいんだから、てか近!離れろ! れんと:すまんすまん、いやそれよりあれ、自動販売機じゃないか!? さき:あ、あれはまごうことなき自動販売機!助かったんだ!俺たち!! さきN:俺たちは毎日ゲームばかりしているやつとは思えないほどの速さで走った。れんとに関しては獲物を見つけたチーター並みだった。俺はありえない差で走り負けてしまった さき:おまえ…はぁ、はぁ、そんな速く走れるのかよ、、、話違いすぎだろ、、、 れんと:さき、これ… さき:なんだ、ホットしかないとか?いやそもそも、こんな砂漠のど真ん中で通電しているのか? れんと:いや、太陽光発電だから動いていることには動いているんだが… さき:なんだよ!はっきり言えって!なっ!? さきN:そう言って見上げた先にあったのは、俺らが求めていたものとは遥かにかけ離れていた。 れんと:そう、それは普通の自動販売機ではなくいわゆる1000円自動販売機だったのであった。 さき:心読むなメタいことするな!! れんと:すまんすまん、つい…ね♡ さき:きもいきもい!上目遣いやめろ!てかなんだよ、期待して損したわ れんと:まぁまぁ。でもほら、当たりなら豪華景品ってこの状況を打破できるアイテムが出てくるかもしれないよん! さき:いや、豪華景品ってゲーム機とかスマホとかだろ!絶対いま必要なものないし、てかそもそも金なんてないだろ れんと:さき、俺のことを軽くたたいてくれ さき:は? れんと:いいから早く! さき:では遠慮なく。(ジャパニーズスラング)!(←適当に現実世界の鬱憤を晴らしてください、叫ばなくても大丈夫です) れんと:(適当な叫び声、うめき声をあげてください) さき:おもったより力入っちまった、すまん れんと:うぅ… れんと:れんとをたたくと英夫が一枚、もう一回たたくと英夫がさらに二枚 さき:… れんと:というわけでやっていこうか さき:… れんと:まずは一回目!さて何が出るかな? さきN:そう言って英夫が一枚吸い込まれ、箱が軽快な音とともに出てきた れんと:どれどれ…これは!? さき:なんだ!何が出たんだ!? れんと:ちんすこう さき:今一番いらないやつ!口の水分全部なくなるわ! れんと:まぁ、とりあえずエネルギー源確保 さき:お、おう。確かにそうだな れんと:次はほれ、さきの番 さき:いや、人の金で引くのはちょっと れんと:親の金で生活しているくせに、いまさら何をいうか さき:ぐぅ れんと:ぐうの音出とるやないかい さき:分かったよ。それ、なにか役に立つもの出てくれ さきN:先ほどと同じように軽快な音とともに白い箱が出てきた れんと:何が出た!?何が出た!? さき:うるさいうるさい。どれどれ れんと:スコップ?いや、そんな小さい箱にその大きさは入らないだろ!おい書き手、もっとリアリティ求めろ! さき:何言ってるんだお前は。ていうかこれは役に立たないな。いざとなったられんと倒すくらいはできるか。 れんと:そんな物騒なこと言わないで!とりあえず最終手段として水が出るまで穴を掘ることはできるか さき:うーん、それは非現実的すぎるな、、、まぁいいか れんと:というわけで次がラストです さき:え、叩いたら無限に出てくるんじゃなかったのか!? れんと:甘えるなニート、現実はそう甘くないのだよ さき:お前に言われるのほどむかつくことは無い言葉で腹立たしい れんと:そんなこと言ってないで、いいものが出るように祈ってくれ。それではラスト、いきますよー! さきN:そう言って出てきた箱は、先ほどとは違い重厚な音とともに落ちてきた。 れんと:さっきとは雰囲気違うな さき:箱も真っ黒で気味が悪い、開けてみよう れんと:そうだな、どれどれ さきN:箱をあけると中から白い煙がまるで玉手箱のようにあふれ出てきた。やがてそれは二人の周りを覆い、何も見えなくなった れんと:さき!無事か!?何も見えないぞ! さき:こっちは大丈夫だ!れんとは大丈夫か!? れんと:こっちも大丈、、、 さき:おい!れんと!れんと! さき:煙に催眠効果があると気が付いた時にはもう遅かった。俺ら二人は情けなくもこんな訳も分からない状況下で訳も分からない自動販売機の前で意識を失った。 れんと:さき!おい、しっかりしろ! さき:うーん、なんだデブか。それよりここは? れんと:ああ、どうやら砂漠からは出られたらしい、だがここはどこだ?そもそも日本か? さきN:俺らが目を覚ましたのは摩天楼がまるで鉄のオブジェのように蔓延る都市。人のようなものがそこらにあふれかえっており、怪しげな雰囲気を醸し出している。 れんと:でもどうやら家に帰れるのはまだ先らしい さき:ああ、気を引き締めていこう れんと:だな、でも喉を潤すのと腹ごしらえが先だな。いい匂いもするし、とりあえずあの建物を目指して歩いてみようぜ、ブラザー! さきN:れんとは見える中でも一番高く、ビカビカと光る建物を指さして駆けていった。歩くって言った傍からこれだ。 さき:おい、待てって! れんと:好機は逃してはならんのですよ、ブラザー! さき:好機ってどこがだよ、あとブラザー呼びやめろって。 さきN:ここはどこかもわからず、何が起こるかわからないため油断できない。私は先ほど当たったスコップを服に隠し、駆けるれんとを追って足を速めた。」

れんとN:時は2080年、引きこもりのわたしは母親に追い出された。仕方なくさまよっていると頭に強い衝撃を感じ、気絶した。気が付くと辺りは見渡す限り砂と青い空しかない砂漠であった。隣で同じように気絶している男を起こすと同じようだという。状況は分からないがとりあえず動かないわけにもいかないということになり、二人で炎天下の中歩き始めた れんと:暑いーーーー、暑いーーーー さき:もうそれ100回は聞いたぞ。「暑い」って聞くと余計に暑く感じるからいい加減やめてくれ れんと:そうは言っても暑いんだもん、仕方ないだろー!あーあ、いつもだったら涼しい部屋でカップラーメンすすりながらゲームしてるんだけどなー さき:だからそんなわがままボディなんだよ。よかったじゃん、これでたくさん汗かいて、脂肪燃焼して瘦せられるよ。 れんと:馬鹿が!お前はすでに脳みそまで燃焼しちまったようだな!俺はどのような状況下に置かれても、痩せることなく怠惰の化身として君臨し続けるのだ! さき:あー、ほんとバカ。なんでこんな状況でパートナーがこいつなんだよ。ゲームだったらかわいい女の子とかさ、ふつくしい女性とかさ、そういうのじゃん。 れんと:おいおい、どっちにしろわがままボディを持っていることは間違えないだろう? さき:お前と女の子に共通項を見出そうとするな!それに顔がお前じゃお話にならん! れんと:そんなこと言うなって~。それにしても同じニートなのになんでお前はそんなに筋肉質で髪の毛も俺みたいに皮脂皮脂してないんだ?ほんとに同じ人種か? さき:俺はただのニートではない。エリート自宅警備員であって、あくまで警備員なのだよ!いざという時のために鍛錬は怠らないのが我がプロフェッショナルよ。てか皮脂皮脂とかキモイ表現やめろ。 れんと:ニートであるのに心は仕事にとらわれている哀れなさきよ!お前はまだニートの境地に達して無いようだな。よければ我がプロフェッショナルを叩き込んでやろうぞ? さき:結構だ。ニートに素人もプロもない。あるのはクソだけだ。 れんと:ブーメランで草 さき:はぁ..お前と話してると余計に疲れるわ。てかのど乾いた。どこかに水は無いかな さきN:しかし歩けど歩けど景色は砂と空とデブだけだった。これでは二人して脱水症状で死んでしまう。 さき:おい、クソニート れんと:プロニートだよ、ブラザー! さき:お前の兄弟にするな!気持ち悪い!お前、サバイバルゲームとかしないのか?その無駄な知識を生かす時だろ? れんと:すまん、おれはもっぱら狩猟ゲームしかやらんのでね。そういう知識はゼロだ さき:狩猟ゲームって間接的にサバイバルなのでは? れんと:恋はハンティング! さき:あー、少しでもお前に期待した俺がばかだったわ。 れんと:あっ!!!!おい!!! さき:何だよいきなり大声出すな。ただでさえ近いし声でかいんだから、てか近!離れろ! れんと:すまんすまん、いやそれよりあれ、自動販売機じゃないか!? さき:あ、あれはまごうことなき自動販売機!助かったんだ!俺たち!! さきN:俺たちは毎日ゲームばかりしているやつとは思えないほどの速さで走った。れんとに関しては獲物を見つけたチーター並みだった。俺はありえない差で走り負けてしまった さき:おまえ…はぁ、はぁ、そんな速く走れるのかよ、、、話違いすぎだろ、、、 れんと:さき、これ… さき:なんだ、ホットしかないとか?いやそもそも、こんな砂漠のど真ん中で通電しているのか? れんと:いや、太陽光発電だから動いていることには動いているんだが… さき:なんだよ!はっきり言えって!なっ!? さきN:そう言って見上げた先にあったのは、俺らが求めていたものとは遥かにかけ離れていた。 れんと:そう、それは普通の自動販売機ではなくいわゆる1000円自動販売機だったのであった。 さき:心読むなメタいことするな!! れんと:すまんすまん、つい…ね♡ さき:きもいきもい!上目遣いやめろ!てかなんだよ、期待して損したわ れんと:まぁまぁ。でもほら、当たりなら豪華景品ってこの状況を打破できるアイテムが出てくるかもしれないよん! さき:いや、豪華景品ってゲーム機とかスマホとかだろ!絶対いま必要なものないし、てかそもそも金なんてないだろ れんと:さき、俺のことを軽くたたいてくれ さき:は? れんと:いいから早く! さき:では遠慮なく。(ジャパニーズスラング)!(←適当に現実世界の鬱憤を晴らしてください、叫ばなくても大丈夫です) れんと:(適当な叫び声、うめき声をあげてください) さき:おもったより力入っちまった、すまん れんと:うぅ… れんと:れんとをたたくと英夫が一枚、もう一回たたくと英夫がさらに二枚 さき:… れんと:というわけでやっていこうか さき:… れんと:まずは一回目!さて何が出るかな? さきN:そう言って英夫が一枚吸い込まれ、箱が軽快な音とともに出てきた れんと:どれどれ…これは!? さき:なんだ!何が出たんだ!? れんと:ちんすこう さき:今一番いらないやつ!口の水分全部なくなるわ! れんと:まぁ、とりあえずエネルギー源確保 さき:お、おう。確かにそうだな れんと:次はほれ、さきの番 さき:いや、人の金で引くのはちょっと れんと:親の金で生活しているくせに、いまさら何をいうか さき:ぐぅ れんと:ぐうの音出とるやないかい さき:分かったよ。それ、なにか役に立つもの出てくれ さきN:先ほどと同じように軽快な音とともに白い箱が出てきた れんと:何が出た!?何が出た!? さき:うるさいうるさい。どれどれ れんと:スコップ?いや、そんな小さい箱にその大きさは入らないだろ!おい書き手、もっとリアリティ求めろ! さき:何言ってるんだお前は。ていうかこれは役に立たないな。いざとなったられんと倒すくらいはできるか。 れんと:そんな物騒なこと言わないで!とりあえず最終手段として水が出るまで穴を掘ることはできるか さき:うーん、それは非現実的すぎるな、、、まぁいいか れんと:というわけで次がラストです さき:え、叩いたら無限に出てくるんじゃなかったのか!? れんと:甘えるなニート、現実はそう甘くないのだよ さき:お前に言われるのほどむかつくことは無い言葉で腹立たしい れんと:そんなこと言ってないで、いいものが出るように祈ってくれ。それではラスト、いきますよー! さきN:そう言って出てきた箱は、先ほどとは違い重厚な音とともに落ちてきた。 れんと:さっきとは雰囲気違うな さき:箱も真っ黒で気味が悪い、開けてみよう れんと:そうだな、どれどれ さきN:箱をあけると中から白い煙がまるで玉手箱のようにあふれ出てきた。やがてそれは二人の周りを覆い、何も見えなくなった れんと:さき!無事か!?何も見えないぞ! さき:こっちは大丈夫だ!れんとは大丈夫か!? れんと:こっちも大丈、、、 さき:おい!れんと!れんと! さき:煙に催眠効果があると気が付いた時にはもう遅かった。俺ら二人は情けなくもこんな訳も分からない状況下で訳も分からない自動販売機の前で意識を失った。 れんと:さき!おい、しっかりしろ! さき:うーん、なんだデブか。それよりここは? れんと:ああ、どうやら砂漠からは出られたらしい、だがここはどこだ?そもそも日本か? さきN:俺らが目を覚ましたのは摩天楼がまるで鉄のオブジェのように蔓延る都市。人のようなものがそこらにあふれかえっており、怪しげな雰囲気を醸し出している。 れんと:でもどうやら家に帰れるのはまだ先らしい さき:ああ、気を引き締めていこう れんと:だな、でも喉を潤すのと腹ごしらえが先だな。いい匂いもするし、とりあえずあの建物を目指して歩いてみようぜ、ブラザー! さきN:れんとは見える中でも一番高く、ビカビカと光る建物を指さして駆けていった。歩くって言った傍からこれだ。 さき:おい、待てって! れんと:好機は逃してはならんのですよ、ブラザー! さき:好機ってどこがだよ、あとブラザー呼びやめろって。 さきN:ここはどこかもわからず、何が起こるかわからないため油断できない。私は先ほど当たったスコップを服に隠し、駆けるれんとを追って足を速めた。」