台本概要

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タイトル 布団から魔王が生えてた
作者名 ハスキ  (@e8E3z1ze9Yecxs2)
ジャンル ファンタジー
演者人数 2人用台本(男1、女1)
時間 10 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 ある日鬼上司にこきつかわれて疲れて帰ってきた主人公はもう何もやる気が起きず寝ようとした。しかし何かが布団から生えてるのを発見する。そう「魔王」が生えていたのだ⋯。
男女不問。アドリブ大歓迎!

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
45 鬼上司の元で働く社畜な会社員。趣味は異世界転生物の小説。何か非日常的な事が起こらないか妄想する陰キャ。
41 魔王ちゃん。可愛い見た目だが高圧的で偉そう。とんでもなく強いがドジっ子。食いしん坊属性あり。
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

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男:はあ⋯仕事持ち帰ってまで、頑張ってる俺って、だいぶ社畜だよなー 男:とりあえず明日も朝から会議だし、さっさと寝るか 魔:おい 男:朝からあのクソ上司の顔見るのかー、休みてー 魔:おい、と言ってるだろうが! 男:うわ!びっくりした!え、どこから声がしてるんだ? 魔:ここだ、ここ 男:ん⋯? 魔:よー 男:えぇ~~!な、なんか布団から生えてる~~!! :間 魔:お主、あんな大声を出すなど、どういうつもりだ?この余の鼓膜にダメージが入ったではないか 男:そ、それは、大変失礼しました⋯って、そうじゃないよ! 魔:ん、なんだ? 男:なんで、君は俺の布団から⋯その、生えてるの? 魔:おい、下等生物、余を雑草みたいな言い方をするな、不愉快だ 男:う⋯ま、負けるな俺⋯。でも、貴方が俺の布団から生えているのは事実じゃないですか 魔:それは⋯余も、この状況はとても不本意なのだ。話せば長くなるが⋯一つ言っておく 男:は、はい、なんですか? 魔:余は君や貴方、などと言う名前ではない 男:じゃあ、なんて呼べばいいんですか? 魔:フン、下等な生物どもに呼ばすにはもったいないくらいだが⋯余の事を呼ぶ時はこう呼べ、「魔王様」とな 男:ま、魔王~~!! 魔:バカモン!うるさいと、さっき言ったばかりだろうが! 男:すす、すみません。でも、魔王って⋯ほんとなんですか? 魔:余が嘘をついている、そう言いたいのか? 男:いやいや、滅相もないですハイ!怖いので、その目を光らすのはやめて下さい! 魔:フン、命拾いしたな 男:あの、魔王様、一つ質問があるんですが⋯ 魔:なんだ、言ってみろ 男:その、なんで魔王様は俺のベッドに生え⋯居るのでしょうか? 魔:うむ、良くぞ聞いてくれた。それはな⋯ 男:そ、それは⋯? 魔:転移に失敗したからだ 男:へ⋯? 魔:だから、転移に⋯その、失敗したんだ⋯ 男:超マヌケ! 魔:あーん? 男:す、すみません 魔:次は無いと思え 男:(M)怖ぇ⋯早く帰ってくれないかな〜 男:あの、転移に失敗したのは分かりましたが、それなら魔王様の力で、簡単に抜け出せばいいんじゃないですか? 魔:うっ!そ、それは⋯ 男:ん? 魔:その、魔法を発動する手が⋯両方ハマってしまい、出られないのだ 男:⋯なんじゃそらー!! 男:魔王なのにおバカ過ぎないかあんた!? 魔:き、きさま!余にそんな偉そうな態度を取るとは! 男:へーへー、もうあんたなんか全然、怖くないよ~、なんせ魔法も使えないようなポンコツ魔王ちゃんだからな~? 魔:ぬぐぐ⋯ 男:ほらほらー、さっきの威勢はどうした魔王ちゃん~?悔しかったら、そっから出て来いよ~ 魔:う⋯ぐ⋯ぐす⋯ 男:え、あ、ちょっ、それは⋯反則じゃーん⋯ :間 男:ごめん、さっきは言い過ぎた 魔:ぐす⋯もうよい、気にして、おらんからな⋯ 男:あ、あーそうだ、何か俺に手伝える事とかないかな? 魔:え⋯? 男:その、俺も魔王ちゃんに布団から出てもらわないと寝れないし、お互いの為にって、やつね 魔:お、お主⋯。フン、お主もなかなか良い奴、だったんだな 男:良し、とりあえず、俺に出来る事ならなんでも言ってくれ、どうしたらいい? 魔:分かった、とりあえず、そうだな⋯あっ⋯ 男:⋯とりあえず、冷蔵庫から食べれそうな物、探してくるよ :間 魔:なんだこのプルプルとしたスライムのような食べ物は!?信じられんぐらい、美味いじゃないか!! 男:プリンね。気に入って貰えたようで良かったよ 魔:さっきの、カップラーメン⋯?とか言うやつも、破壊的に美味かったし、この世界には他にもこんな美味い物が沢山あるのか? 男:そうだね。ちなみに、さっきのも、それも、どこでも沢山買えるよ 魔:な、なんと⋯。うーむ、この世界を一度消滅させる計画は、考え直さないといけないな⋯ 男:なんか、めちゃくちゃ物騒な発言聞こえたんだけど。これ、助けて大丈夫なのかな? 魔:よし、腹も満たされたし、腕も痺れてきたから、さっさとここから余を出してもらおうか! 男:それはいいけど、どうすればいいんだ? 魔:⋯分からん! 男:自信たっぷりに言うな!まったく⋯まあ、これしか無いよな 魔:お、おい、お主、余に近づいてきてどうするつもりだ⋯?その両手をワキワキしてるのは何故だ!? 男:やっぱこういう時は⋯力技だよな!フンッ! 魔:こ、こら!痛、痛いぞ!乱暴に引っ張るなー! 男:だって、他に、やり方、分からんだろって、フンヌッ! 魔:ぬわ~!ち、千切れる!余の身体が千切れるから~!! 男:ファイトー!いっぱーい! 魔:ぬわ~!はわっ!? 男:はあ、はあ⋯や、やったみたいだな⋯ 魔:し、死ぬかと思った⋯ 男:ふー、お疲れ様、魔王ちゃん、ナイスガッツだったぞ 魔:どの口が言っておる!このバカモンが! 男:しかしこれで俺も、世界を破滅に導く大罪人になっちまったな⋯ 魔:ん、どうしてだ? 男:え?だって魔王ちゃんの目的は⋯ 魔:そ、その⋯プリンをまた食わせてくれれば、考える⋯かな? :おわり

男:はあ⋯仕事持ち帰ってまで、頑張ってる俺って、だいぶ社畜だよなー 男:とりあえず明日も朝から会議だし、さっさと寝るか 魔:おい 男:朝からあのクソ上司の顔見るのかー、休みてー 魔:おい、と言ってるだろうが! 男:うわ!びっくりした!え、どこから声がしてるんだ? 魔:ここだ、ここ 男:ん⋯? 魔:よー 男:えぇ~~!な、なんか布団から生えてる~~!! :間 魔:お主、あんな大声を出すなど、どういうつもりだ?この余の鼓膜にダメージが入ったではないか 男:そ、それは、大変失礼しました⋯って、そうじゃないよ! 魔:ん、なんだ? 男:なんで、君は俺の布団から⋯その、生えてるの? 魔:おい、下等生物、余を雑草みたいな言い方をするな、不愉快だ 男:う⋯ま、負けるな俺⋯。でも、貴方が俺の布団から生えているのは事実じゃないですか 魔:それは⋯余も、この状況はとても不本意なのだ。話せば長くなるが⋯一つ言っておく 男:は、はい、なんですか? 魔:余は君や貴方、などと言う名前ではない 男:じゃあ、なんて呼べばいいんですか? 魔:フン、下等な生物どもに呼ばすにはもったいないくらいだが⋯余の事を呼ぶ時はこう呼べ、「魔王様」とな 男:ま、魔王~~!! 魔:バカモン!うるさいと、さっき言ったばかりだろうが! 男:すす、すみません。でも、魔王って⋯ほんとなんですか? 魔:余が嘘をついている、そう言いたいのか? 男:いやいや、滅相もないですハイ!怖いので、その目を光らすのはやめて下さい! 魔:フン、命拾いしたな 男:あの、魔王様、一つ質問があるんですが⋯ 魔:なんだ、言ってみろ 男:その、なんで魔王様は俺のベッドに生え⋯居るのでしょうか? 魔:うむ、良くぞ聞いてくれた。それはな⋯ 男:そ、それは⋯? 魔:転移に失敗したからだ 男:へ⋯? 魔:だから、転移に⋯その、失敗したんだ⋯ 男:超マヌケ! 魔:あーん? 男:す、すみません 魔:次は無いと思え 男:(M)怖ぇ⋯早く帰ってくれないかな〜 男:あの、転移に失敗したのは分かりましたが、それなら魔王様の力で、簡単に抜け出せばいいんじゃないですか? 魔:うっ!そ、それは⋯ 男:ん? 魔:その、魔法を発動する手が⋯両方ハマってしまい、出られないのだ 男:⋯なんじゃそらー!! 男:魔王なのにおバカ過ぎないかあんた!? 魔:き、きさま!余にそんな偉そうな態度を取るとは! 男:へーへー、もうあんたなんか全然、怖くないよ~、なんせ魔法も使えないようなポンコツ魔王ちゃんだからな~? 魔:ぬぐぐ⋯ 男:ほらほらー、さっきの威勢はどうした魔王ちゃん~?悔しかったら、そっから出て来いよ~ 魔:う⋯ぐ⋯ぐす⋯ 男:え、あ、ちょっ、それは⋯反則じゃーん⋯ :間 男:ごめん、さっきは言い過ぎた 魔:ぐす⋯もうよい、気にして、おらんからな⋯ 男:あ、あーそうだ、何か俺に手伝える事とかないかな? 魔:え⋯? 男:その、俺も魔王ちゃんに布団から出てもらわないと寝れないし、お互いの為にって、やつね 魔:お、お主⋯。フン、お主もなかなか良い奴、だったんだな 男:良し、とりあえず、俺に出来る事ならなんでも言ってくれ、どうしたらいい? 魔:分かった、とりあえず、そうだな⋯あっ⋯ 男:⋯とりあえず、冷蔵庫から食べれそうな物、探してくるよ :間 魔:なんだこのプルプルとしたスライムのような食べ物は!?信じられんぐらい、美味いじゃないか!! 男:プリンね。気に入って貰えたようで良かったよ 魔:さっきの、カップラーメン⋯?とか言うやつも、破壊的に美味かったし、この世界には他にもこんな美味い物が沢山あるのか? 男:そうだね。ちなみに、さっきのも、それも、どこでも沢山買えるよ 魔:な、なんと⋯。うーむ、この世界を一度消滅させる計画は、考え直さないといけないな⋯ 男:なんか、めちゃくちゃ物騒な発言聞こえたんだけど。これ、助けて大丈夫なのかな? 魔:よし、腹も満たされたし、腕も痺れてきたから、さっさとここから余を出してもらおうか! 男:それはいいけど、どうすればいいんだ? 魔:⋯分からん! 男:自信たっぷりに言うな!まったく⋯まあ、これしか無いよな 魔:お、おい、お主、余に近づいてきてどうするつもりだ⋯?その両手をワキワキしてるのは何故だ!? 男:やっぱこういう時は⋯力技だよな!フンッ! 魔:こ、こら!痛、痛いぞ!乱暴に引っ張るなー! 男:だって、他に、やり方、分からんだろって、フンヌッ! 魔:ぬわ~!ち、千切れる!余の身体が千切れるから~!! 男:ファイトー!いっぱーい! 魔:ぬわ~!はわっ!? 男:はあ、はあ⋯や、やったみたいだな⋯ 魔:し、死ぬかと思った⋯ 男:ふー、お疲れ様、魔王ちゃん、ナイスガッツだったぞ 魔:どの口が言っておる!このバカモンが! 男:しかしこれで俺も、世界を破滅に導く大罪人になっちまったな⋯ 魔:ん、どうしてだ? 男:え?だって魔王ちゃんの目的は⋯ 魔:そ、その⋯プリンをまた食わせてくれれば、考える⋯かな? :おわり