台本概要

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タイトル ぼーいず あんど がーるず るーむっ!
作者名 桜蛇あねり(おうじゃあねり)  (@aneri_writer)
ジャンル コメディ
演者人数 8人用台本(男4、女4)
時間 40 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 シェアハウスにて過ごす、4人のボーイズと、4人のガールズが繰り広げる、騒がしい日常のコメディ台本。
「ぼーいずるーむっ!」と「がーるずるーむっ!」のカオスな奴らがついに対面!
短編コメディの詰め合わせです。

※作中の”教授”は兼ね役でも、セリフ無しでも大丈夫です。
※名前変更、一人称、語尾変更、アドリブ・改変、自由にどうぞ!
節度を守って楽しく演じましょう!

【るーむシリーズ】
・ぼーいずるーむっ!
・がーるずるーむっ!
・ぼーいずるーむっ!-Best Life-
・ぼーいず あんど がーるず るーむっ!

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
アキラ 69 27歳。会社員。ゆりかとは同じ職場の同期。 アニキ的な存在。
リュウタロウ 62 26歳。ブライダルプランナー。シュウと同じ職場。 なんでもノってくれるお祭り男。
シュウ 53 24歳。ブライダルプランナー。リュウタロウと同じ職場。 クールな男の子。
ヒロ 61 18歳。桜ノ蛇大学1年生。ダンスサークル所属。 身長が低いのを気にしている。
ゆりか 65 27歳。会社員。アキラとは同じ職場の同期。 おねえさん的な存在。
せいら 47 24歳。バンケットスタッフの派遣会社の社員。 お嬢様のような振る舞いをすれば、本物のお嬢様になれると思っている。
みき 55 20歳。あねヶ丘大学3年生。せいらのところでバイトしている。 ボーイッシュで元気な女の子。
もも 62 18歳。大学1年生。軽音部所属。 自分は可愛がられて当然と思っている甘え上手な女の子。
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
0:『ぼーいず あんど がーるず るーむっ!』 : アキラ:これは、シェアハウスでともにすごしている、とある男4人と、 ゆりか:とある女4人の日常である。 シュウ:ぼーいずあんど みき:がーるずるーむっ! アキラ:アキラとゆりかの日常 ゆりか:居酒屋にて。 0:間 ゆりか:はーい、かんぱーい!今日もおつかれー! アキラ:おつかれ.....。 ゆりか:んぐ、んぐ、んぐ......はぁーっ!やっぱ仕事帰りのお酒はおいしいねー! アキラ:そーだな。 ゆりか:んで?どーしたのさ。昨日から元気ないけど。なんかあった? アキラ:あぁ......かなり今メンタルきてる。 ゆりか:そういう時もあるよね、社会人だもん。いいよ、仕事の同期として、飲み友達として、なんでも聞くから。 アキラ:......えが、 ゆりか:んー? アキラ:お前が..... ゆりか:え?私? アキラ:お前が変なことするから、俺今家で立場ねぇんだよっ!どーしてくれんだよこの変態ビッチ! ゆりか:はぁー!?ちょ、変態ビッチってなによ!ビッチは酷くない!?変態はともかく、ビッチは酷くない!? アキラ:黙れくそビッチ。先週の飲み会でお前がとんでもない事してくれたおかげで!ルームシェアしてるやつらに口聞いてもらえなくなったんだよ!どう責任取ってくれんだよ! ゆりか:あー、そういえばだいぶぶっ飛んだことしてたよね、私ら同期組。 アキラ:同期のカズヒロが、俺にアレの時に使うゴムの箱押し付けてきて!それにお前が便乗して中から一つ取り出して! ゆりか:ちょ、ごめ、それ以上言わないで。あれ黒歴史だから。やめて。 アキラ:でー?そのゴムをお前はどうしたんだっけ?ゆりか? ゆりか:ごめん、うん、ビッチでした。ごめんなさい。それ以上言わないで。 アキラ:そーだよな?口に咥えて?俺ににじり寄ってきて? ゆりか:あー!もう!言うなって言ってんじゃん!言うな!アキラ黙れ! アキラ:「(裏声)男ってこうやって迫られると興奮するんでしょー?」 ゆりか:だー!もう!ごめんってば!謝るから掘り返さないで!!あー!都合よく記憶なくなってればよかったのに!! アキラ:悪い、微塵も興奮しなかったことはちゃんと伝えておくな。 ゆりか:うるっさい!もういいでしょ!で!そのときのあれがどーしたのよ! アキラ:ゆりか、お前あのあとそのゴムの箱どこにしまった? ゆりか:え?あんたのカバンの中だけど。 アキラ:だよな!!おかげでルームシェアしてるやつらに見られたんだよ!共同で使ってる風呂場に落としてたみたいでさぁ! ゆりか:ちょ、それがどーしたのよ。男なんだからゴムの1つや1箱持ってるでしょーに。 アキラ:ヤツらは違うんだよ.....それからまぁいろいろあって、俺のだってバレて、全員の反感をなぜか買ったみたいで?しばらく口聞いてもらえてない......寂しい......。 ゆりか:あんたの口から寂しいって単語出てくるのね、驚きだわ。 アキラ:お前がゴムの箱入れなければこんな事にはならなかったんだよ!カズヒロに戻しとけばよかったのに! ゆりか:はぁ?別にいいでしょ?そんな事になるなんて思わないし! アキラ:はぁ........おかげで孤立だよ.....。 ゆりか:え....いや、まぁ、ごめんって。何があったのかは知らないけど、確かにあの日は私も羽目外しすぎた。 アキラ:お前ホントに酒飲んだら変わるよな。仕事してる時はバリバリのキャリアウーマンなのに。 ゆりか:メリハリの付け方がうまいってことよ。..........まぁさすがにゴム咥えてー、は良くなかったよね。 アキラ:そーだよ。俺だから良かったけど、他の男だったらそのまま襲われるぞ。 ゆりか:........別に、アンタになら襲われてもいいけど。 アキラ:........は?....え? ゆりか:もうさ、お互いそれなりに経験積んだ大人なんだからさ。一夜の過ちくらいで、あれこれ言うような子供じゃないでしょ? アキラ:えっ....ちょ、ゆりか.....? ゆりか:(囁くように)私は別に、いい、けど。 アキラ:お、おい、何言ってんだ......!やめろって....! ゆりか:........ふっ。 アキラ:....え? ゆりか:ぷっ......あははははははっ!やば!アキラのその困惑してる顔初めて見た!あははははは!! アキラ:......てめぇ......! ゆりか:面白すぎっ!写真撮ればよかったあははははは! アキラ:この......!(壁ドン) ゆりか:おっとぉ?これは....壁ドン? アキラ:俺に(生意気な態度とるんじゃねぇ) ゆりか:(かぶせて)壁ドンってのはイケメンがやるからキュンとくるということと、壁ドンは場合によっては暴行罪や脅迫罪になるってことをふまえた上で、それでもやると言うのであればどうぞ。 アキラ:......っ! ゆりか:おー?どーしたー? アキラ:ちっ!お前ホンットにかわいくねぇ。 ゆりか:ありがと、それは褒め言葉だわ。 アキラ:お前のそういうとこ、職場の人達に知らしめてやりてぇよ。 ゆりか:私、職場ではバリバリに仕事をこなす頼りになるお姉さんだからね。誰も素の私がこんなんだって信じないよ。 アキラ:はぁ......うざいくらい器用なんだから。 ゆりか:ま、だからこそ、こーしてあんたと飲む時は気楽でいいな、とは思うけどね。 アキラ:......ふん。何食べる?いつものでいいか? ゆりか:おっけー。あ、ちょっと贅沢したいから、お刺身の盛り合わせよろ。 アキラ:はいよ。 : アキラ:ぼーいずあんど ゆりか:がーるずるーむっ! ヒロ:ヒロとももの日常 もも:大学の講義室にて 0:間 ヒロ:おはよー。 もも:おー、おはよ。風邪は?大丈夫? ヒロ:1週間前だぞ。もうすっかり治ったって。先週の講義、なんか特別なことやってた? もも:いーや。特に聞かなくてもいいことばかりだったかな。はい、あんたの分のプリント。 ヒロ:おー、サンキュ。助かる。 もも:そーいえば、練習はもう復帰してんの?ダンス部の。 ヒロ:当たり前だろ?少し無理してでも練習してたよ。 もも:さすが。そーでもしてくれないとね、今の時期は。 ヒロ:1ヶ月きってるからなぁ。大学祭まで。 もも:だいぶみんなピリついてきたよね。ま、私は楽しみでしかないけどね。初めての大学祭だし! ヒロ:だな!おれらのダンス部とお前らの軽音部コラボライブ!かつてない盛り上がりになりそうだって注目されてるからな!1年生とはいえど、失敗できねぇぜ!全力でやってやる! もも:あたしも全力で練習してるわ!ヒロ、あんた、あたしのバックダンサーなんだから、かっこ悪いとこみせないでよね。 ヒロ:そっちこそ。ノれるパワフルなボーカル、期待してんぞ。 もも:あたしを誰だと思ってんのよ。あんたのダンスなんか霞むくらいアげていくから、飲み込まれないでよ?あんた小さいんだからさ。 ヒロ:あぁん?言ってくれるじゃねぇか、お前もチビのくせに! もも:あたしはいいの。小さくて可愛いんだから。 ヒロ:はいはい。んにしても、お前の見た目だとアイドルみたいな可愛い曲が似合いそうなのに、なんでロックの道を選んだんだ? もも:そりゃ、可愛い曲とかアイドルに憧れはあったけどね。あたしが好きで、あたしらしさが出せるのはロックなのかなーって。 ヒロ:なーるほどな。ま、お前のボーカルだけはすげぇなって思うし、ロックでパワフルな歌声はカッコイイなって思う。歌声はな。 もも:ありがと。あたしだって、あんたのロックダンスだけは、かなり気に入ってるのよ?たまにブレイクダンスとかかっこよく決めるとすごいなって思う。ダンスだけはね。 ヒロ:普段のイカれた言動や情緒不安定な性格からは予想もつかない、会場をビリっとさせる歌声....おれはいいと思うぜ、性格はアレだけどな。 もも:あんただって。男のくせに頼りなくて器も身体も小さいのに、ダンスはオオカミみたいな迫力があって好きだよ、ほんっとに小さいのにな。 ヒロ:.........。 もも:...........。 ヒロ:よーし喧嘩なら買うぞっ!! もも:望むところよっ!負けないわ! 教授:おーい、授業始めるぞ!そこ、うるさい! ヒロ:あ、すいません....。 もも:静かにします。 ヒロ:(小声で)おい、お前のせいで怒られただろーが! もも:(小声で)お互いさまでしょ! ヒロ:はぁ.....。今日は?練習すんの? もも:当たり前でしょ。今日はこれが最後の講義だから、これ終わったら練習。 ヒロ:お、おれも。そっちのメンバーさえよければさ、合同練習やんね? もも:あー、いいね。多分みんなOKしてくれるはず。 ヒロ:こっちのメンバーにも声かけとくわ。 もも:じゃあ練習スペース借りとかなきゃね。あたし申請しとく。 ヒロ:サンキュ。......練習終わり、飯行く? もも:うん。行こ。 ヒロ:りょーかい。店探しとく。 : ヒロ:ぼーいずあんど もも:がーるずるーむっ! リュウタロウ:リュウタロウ、シュウ、せいら、みきの日常 せいら:結婚式場にて 0:間 シュウ:リュウタロウ、司会の人が10分遅れるそうだ。 リュウタロウ:はぁ?マジかよ、10分がどれだけ貴重なのかわかってんのか......。了解、シュウ、テーブル配置の確認頼む。 シュウ:御意。そろそろ、スタッフの子たちも来るぞ。 リュウタロウ:もうそんな時間か!5分後にミーティングするから、そのつもりで動いて。 シュウ:わかった。リュウタロウ、ネクタイ曲がってる。 リュウタロウ:お、やべ。 シュウ:まったく......これでよし。会場設置は任せろ。 リュウタロウ:頼んだ。音響と照明スタッフと打ち合わせしてくる。 シュウ:あぁ。......ふぅ、相変わらず結婚式のある日は忙しいな。 せいら:おはようございます。本日はよろしくお願いしますわ。 シュウ:おはよう、せいらさん。今日はよろしくな。 せいら:シュウさん!会場で一緒になるのはお久しぶりですわね。 みき:シュウさん!お久しぶりですっ! シュウ:お、みきちゃん。久しぶり。試験終わったのか? みき:はい!今日からまたバンバン入りますよーっ! リュウタロウ:はい集合!ミーティングするぞ!......っと、今日のスタッフは、せいらのとこか。 せいら:今日のキャプテンはリュウタロウさんなんですね。よろしくお願いいたしますわ。 リュウタロウ:せいらなら安心だな。指示、雑に投げていいか? せいら:おまかせください。捌いてみせますわ。今日はみきもいますから。 みき:バイトリーダーのみきです! リュウタロウ:おっ、みきちゃーん。みきちゃんがいるなら安心だな。頼むぜ。 みき:任せてくださーい! リュウタロウ:よし、じゃあまずは担当卓わけるぞー......。 0:間 シュウ:開場3分前! せいら:ドアスタッフと照明スタッフはスタンバイして! リュウタロウ:おいおいマジかよ!みきちゃん、A卓にアレルギーのお客様追加!シュウ、シェフに確認頼む! みき:こんな直前で!?了解、アレルギー用席札持ってくる! シュウ:わかった。 せいら:手が空いた子はシャンパン準備!アップルタイザーも! シュウ:D卓、料理遅れてる。私も持っていこう。 みき:C卓赤ワイン、D卓カシオレ、E卓にウーロン茶2つ!余興入る前に持っていくよ!急いで! リュウタロウ:お見送り!役割ないスタッフは見送り出て! せいら:リュウタロウさん!A卓に忘れ物! リュウタロウ:あーもう!シュウ!A卓のあの席の客、分かるか? シュウ:あぁ。最後のエレベーターで降りたから、まだ間に合う。貸せ。 リュウタロウ:頼んだ。せいら、次の会場準備、任せてもいいか? せいら:大丈夫ですわ。お任せ下さい! みき:通しの人達は休憩行ってきて!前半組は設営だけお願い! 0:間 リュウタロウ:おつかれさま〜、今日も無事終了だ〜。 シュウ:トラブルもなくまわせたな。それじゃあ、解散だ。今日はありがとう。 みき:1日に2つはキツいわ.....。お疲れ様でしたー! せいら:本日もありがとうございました。お疲れ様です。 みき:はーい、じゃあみんなタイムカード押して帰っていーよ、お疲れ様! リュウタロウ:いやぁ、やっぱせいらとみきちゃんいると安心だわ。マジで助かった。 せいら:このくらい、普通ですわ。 リュウタロウ:どーする?もし時間あるようだったら夜ご飯おごるけど。 せいら:あら、それはいいですわね。みき、どうします? みき:はいはーい!行きたーい!あ、ゆりかに夜ご飯いらないって連絡しとくね。 リュウタロウ:よっしゃ決まり。シュウ、アキラに飯食って帰るって言っといて。 シュウ:御意。 せいら:それでは後ほど。 リュウタロウ:おう。裏口で待っといて。 0:居酒屋 リュウタロウ:それじゃ、今日はおつかれ!かんぱーい! 3人:かんぱーい! シュウ:ふぅ....こうやってひと仕事終えたあとのビールはうまいな。 せいら:うふふ、こうしてリュウタロウさんとシュウさんと仕事以外でお話するのは初めてですわね。 リュウタロウ:だな。仕事ではよく一緒になるけどね。 みき:そういえば、お二人のプライベートとか聞いたことないですけど、休みの日とか何してるんですか? シュウ:そーだなー。まぁゲームしたり、だらだらしたり、どーでもいいおしゃべりばっかしてるな。 リュウタロウ:だよなぁ。割とみんなでどーでもいい事話してるよなぁ。 せいら:みんなで? リュウタロウ:そうそう。オレらさ、男4人でルームシェアしてんのよ。だからまぁ、そいつらとバカやってるよなぁ。 シュウ:ホントにな。 みき:えー!私らと同じじゃないですかァ! リュウタロウ:へ? シュウ:同じ....? せいら:ワタクシたちも、女4人でルームシェアしてるんですの。 みき:こんな偶然ある!? リュウタロウ:まじかァ......そりゃすげぇな。 シュウ:実際、女4人のルームシェアはどうなんだ? せいら:イカれてますわね。 みき:うん、イカれてる。 シュウ:キャッキャウフフな空間じゃないのか......? リュウタロウ:そーだよ!女の子がそんなに集まればさ!夜な夜なガールズトークで盛り上がったりさ、オシャレな料理作ったりとかさ、しないの!? せいら:いえ........罵詈雑言の中ゲームをしたり、 みき:めちゃ、しょーもない下ネタ話してますね。 リュウタロウ:えぇー.......なんか......夢が......。 シュウ:そういう、ものなのか....。 みき:男4人とかはどーなんですか?どうことしてるんですか? リュウタロウ:そーだなー。女の子をキュンとさせるために壁ドンの練習してみたり、 シュウ:大声でゲームしてたらお隣さんに怒られたり、な。 せいら:........子供ですわね。 みき:いい歳した大人がやることじゃないですよ.....。イメージ全然違いますね。 リュウタロウ:そんなもんだろ。君たちだって、今の話聞いてだいぶイメージ変わったぞ。 シュウ:うむ。同じイカれたにおいがする....! せいら:ホントに、こっちの4人とそっちの4人で集まったりなんかしたら......とんでもないカオス空間が広がりそうですわね....。 シュウ:だな......。 リュウタロウ:それ、楽しそうだな。 みき:うん!楽しそう!やりたい! シュウ:......本気で言ってるのか、リュウタロウ。 せいら:みき、あのカオス空間に彼らを巻き込むのはよくなくてよ? リュウタロウ:だいじょーぶだいじょーぶ!うちの野郎どももカオスだし狂ってるし、絶対楽しいって! みき:そーだよ!なんか楽しそうじゃん!ほら、みんなで集まってタコパとかやろーよー! リュウタロウ:お、みきちゃん!タコパいいね!うちで集まってタコパしよーぜ!よっしゃ、そうと決まれば準備だ! みき:よっしゃぁ!みんなでタコパだー! シュウ:え......。 せいら:マジ、ですの....? シュウ:ぼーいずあんど みき:がーるずるーむっ! 0:間 アキラ:俺たちのシェアハウスにて リュウタロウ:っつーわけで!第1回!カオスたこ焼きパーティ、開催だぁぁ! みき:わぁいっ!ドンドン!ぱふぱふ! アキラ:なにが、っつーわけで、なのか理解に苦しむんだが...。んで、お前もいんのかゆりか。 ゆりか:みきから「同じルームシェアしてるボーイズ見つけたから、一緒にタコパするよ!」って誘われた時にまさかとは思ったけど、やっぱあんたのとこだったのね、アキラ。 もも:やほー、ヒロ!へぇ、始めてみたけどあんたいい所に住んでんのね。 ヒロ:へへ、まぁなっ!あ、そだ、もも。これ、こないだ借りた漫画。返すわ。 もも:ん。はい、これ次ね。 せいら:本当にやるとは思いませんでしたわ...。っていうか、思ってた以上に皆さん知り合いでしたのね。 シュウ:だな........。世界とは狭いものだ。 リュウタロウ:んじゃ!知り合いもいるみたいだけど、自己紹介からはじめようぜ!ってことでアキラ!よろしくぅ! アキラ:なんで俺からなんだよ。主催者からやれよ。 リュウタロウ:それもそーだ!じゃあオレから行くぜぇ!! アキラ:テンションたけぇな、リュウ。 みき:よっ!ムードメーカーリュウタロウさんっ!やっちゃってくださいっ! ゆりか:テンション高いわね、みき。 リュウタロウ:つーことで!今回のタコ焼きパーティ主催者のリュウタロウだ!こういう大人数のパーティとかやってみたかったんだァ!企画系は任せろ!みんな、よろしくなぁっ!! みき:いえい、いえーい!! リュウタロウ:じゃあこの流れで!みきちゃん、よろしくぅ! みき:はーい!どーも!みきです!あねヶ丘(あねがおか)大学に通ってまーす!3年生でーす!気軽にみきって呼んでくださーい!今日はみなさんとたくさん仲良くなって、これから先もいろいろやっていきたいなって思いまぁす!よろしくですっ! リュウタロウ:みきちゃん、ありがとーう!それじゃ!アキラ! アキラ:俺かよ....。えー、こちら側の最年長、アキラです。そこのゆりかとは同じ会社の同期です。まぁ、よろしく。 リュウタロウ:おいおいテンション低いぜアキラぁ!それじゃ、次は女の子サイド! みき:ってことでー!ゆりか!よろしくぅ! ゆりか:このテンションいつまで続くの?えっと、ゆりかです。ま、せっかくの機会なので、みなさんと楽しんで仲良くなっていけたらなって思います。よろしくお願いします。 みき:かたいかたーい!もっと砕けでいこうよゆりか! ゆりか:初対面が多い中でそんなすぐにあんたみたいなテンションなんかできないわよ! リュウタロウ:そいじゃ!次はシュウ!いけるか? シュウ:御意。私はシュウ。リュウタロウと同じブライダルプランナーをやっている。初対面の人もいるだろうが、気軽に話しかけて欲しい、以上。 リュウタロウ:あれ、シュウ、柄にもなく緊張してる? シュウ:........私は結構人見知りだろ。 リュウタロウ:確かにそーだな!ま、このメンツならすぐ仲良くなれるさ! みき:じゃあつぎっ!せいら! せいら:ご紹介に預かりました、せいらでございますわ。まさかこのような事になるとは思わず、収集がつかない事態にならないか不安で仕方ありませんが、せっかくお2人が整えてくださった機会なので、全力で楽しませていただきます。どうぞ、よろしくお願いしますね。 もも:めちゃ猫かぶってんじゃん、せいら。 せいら:おだまり。 リュウタロウ:それじゃ!こっち側の最後、ヒロ、頼むぜ! ヒロ:おっしゃ!おれはヒロ!桜ノ蛇(さくらのへび)大学に通う健全な大学生1年生!平凡なおれが日々を過ごしていたら、なんと女の子メンバーとタコパすることに!ドキドキが止まらないけど、全力で盛り上げて楽しむぜ!よろしくぅ! アキラ:めちゃくちゃアニメの予告みたいだったな。 ヒロ:いいじゃん、こーゆーのが盛り上がるんじゃねぇの? リュウタロウ:ヒロらしくていいな!それじゃ、最後お願いできるかな? みき:はーい!ってことで、もも!トリをよろしく! もも:ちょっと、そんなこと言われたらやりにくいじゃない。........えっと、ももです。ヒロとは同じ大学に通ってます。えと、その........あの....今日........は........その.... ゆりか:緊張しすぎでしょ、もも。ほら、ちゃんとしゃべんなさい! もも:う........その....今日は........今日は............っ!うぅ〜!!............今日はみんなでワイワイタコパやるって聞いてすごく楽しみになんてしてないんだからねっ!別に男の子たちと仲良くなろうなんて考えてないんだからねっ!勘違いしないでよねっ! シュウ:なんだ、突然のツンデレ!? リュウタロウ:おぉー!これがナマで見るツンデレかぁ!いやぁかわいいな! せいら:あーあ、モモってば、緊張が最高まで達するとこうなるんですから........。 みき:なんだかんだ、緊張しいだもんな!ももは! もも:う、うるさいわね!ほら!さっさと進めなさいよ! みき:はいはーい!ってことで、さっそく、たこ焼きパーティ始めちゃいましょうか! リュウタロウ:そうだな!お酒とかも用意してるから、みんなで好きに飲んで食べておしゃべりしてくれな!それじゃ、たこ焼きパーティ開始っ!! 0:間 ゆりか:いやぁ、アキラ、なかなか面白い人たちと住んでんだね。 アキラ:お前もな。 ゆりか:えー、リュウタロウさん、だっけ? リュウタロウ:リュウタロウ、とかリュウ、でいいですぜ!アキラからはリュウって呼ばれてますぜ! アキラ:お前、敬語使うのかタメ語にするのか迷ってるような中途半端な喋り方やめろ。 ゆりか:ふふ、みんなタメ語でいいじゃない。年齢関係なく仲良くしていきましょ!じゃあ、私もリュウ、って呼ばせてもらうわ。 リュウタロウ:りょーかいっ!じゃあ俺も遠慮なく馴れ馴れしくいくわ! せいら:これは、ワタクシもそうした方がいいんでしょうか?お仕事上の関係もございますし…。 リュウタロウ:まぁ無理にとは言わないけど、こういうプライベートなとこだったら対等になってくれると嬉しいな。今は仕事とか関係なくさ! せいら:わかりましたわ。それではこの場ではワタクシもリュウタロウ、とお呼びしますね。 ゆりか:でさ、でさ、リュウに聞きたいんだけど、実際家でのアキラってどんな感じなの? アキラ:おい、何聞いてんだよ。 ゆりか:あんたの家での性格気になんのよ。男同士が1番素なんじゃないかなって。なにか弱点握れないかなって。 アキラ:おい。 リュウタロウ:そうだなぁ、この中じゃしっかり者だし、頼りになる兄貴って感じだな! ゆりか:へぇ、一応慕われてんのね、アンタ。 アキラ:うるさい。わかったか、俺の弱点を見つけようったってそうはいかねぇからな。 リュウタロウ:あ、でも意外と寂しがり屋だよな、アキラ。 ゆりか:あ、それはなんとなくわかる。こないだ、ルームシェアしてるやつらに口聞いて貰えないとか言って嘆いてたから。 アキラ:おいゆりか、その話を出すな! リュウタロウ:あー、あのゴム事件な。言っとくけどまだ許してねぇからな、アキラ。 アキラ:ほら、こうなるだろ。 リュウタロウ:でもな、ゆりか。アキラ、体調崩した時が1番寂しがり屋でさ。 アキラ:........!おい!リュウ! ゆりか:ほーお? リュウタロウ:コイツ、マジで体調悪い時の甘え方が尋常じゃなくてな〜。高熱出した時なんて添い寝してくれ、だの1人にしないでくれ、だの....ぐむっ(口を塞がれる) アキラ:それ以上言うな、リュウ。このまま窒息させてやろうか....! ゆりか:あっははははは!!マジで!?あんたそんな事言うんだ!?ひとりにしないで?ぶふっ!あっははははははは!! アキラ:くそっ!コイツにだけは知られたくなかったんだよ! ゆりか:あはははは! せいら:ゆりか、笑いすぎですわ。 ゆりか:いやだってさぁ!ふふっ!いい年して添い寝してくれとか…プークスクス! アキラ:くそがっ! せいら:アキラさん。ひとつ聞きたいのですがよろしいですか? アキラ:えっ。えっと。なに、なんでしょうか............。せいら、さん? せいら:ゆりかは職場ではどんな様子なのですか?うちにいる時みたいに、厨二病こじらせていませんか? ゆりか:ちょっ!せいら! アキラ:ん…?厨二病........? せいら:えぇ。ゆりか、家ではよく厨二病発言したり、急にファンタジーの住人のような振る舞いをですね........んんっ(口を塞がれる) ゆりか:せいら!それ以上言わないで、窒息させるわよ。 リュウタロウ:脅し方アキラと一緒かよ。 アキラ:ほぉ?それは初耳だなぁ?ゆりかぁ?お前、この歳で”私の右目が疼くわ!”とか言ってんのかぁ?ほーお?27歳バリキャリゆりか様が?”解放せよ我が力!”とかやってんのかぁ?……ハッ(鼻で笑う) ゆりか:ぐっぬぬ........!だから知られたくなかったのよ!せいらのバカ! せいら:この間、壁ドンの練習をわたくしたちでしたときも、悪魔との契約だのなんだのノリノリで言ってましたわよね。 ゆりか:あぁもう言わないでってば! アキラ:悪魔のw契約wwwなぁゆりか、悪魔の契約wってなんだよw教えてくれよ、なぁwww せいら:ですってよ?ほらゆりか、教えて差しあげなさいな? ゆりか:あ〜!もう!やめてってば〜!! : リュウタロウ:何を恥じることがある、ゆりか........! : アキラ:え?おい、リュウ? ゆりか:........っ!あなた、は........? リュウタロウ:お前のそのピアス…。ふっ、まさか、同じ悪魔の刻印....ブラック・スティグマを持つものがこんなにも近くにいようとは.....。 ゆりか:っ!もしかして、あなたもブラック・スティグマ、を.....! せいら:あ、これスイッチ入りましたわね。 リュウタロウ:オレのこのブレスレットにも同じスティグマが刻まれている…。さぁ!共に解放させようではないか!漆黒に染まりし我らが力を! ゆりか:そのブレスレット…!私と同じ漆黒のスティグマを持つものがいようとは....!行くわよ、リュウ! アキラ:あー、これもうダメだ。リュウも完全にのってるわ。 リュウタロウ:深淵に沈みし秘めたる悪魔の力.... せいら:こうなってしまったゆりかは放っておくのが1番ですわ。 ゆりか:我らが力を解放し、今ここに覚醒せよっ! : リュウタロウ:(同時に)ブラック・ディストピア! ゆりか:(同時に)ブラック・ディストピア! : アキラ:あいつらは放っておこう。なんだ、ブラックディストピアって。 せいら:ユリカがこっそりハマっているかなりマイナーなダークファンタジーノベルですわ。 アキラ:あー、そういやそんなタイトル、リュウの部屋にあった気がする。 せいら:あのピアスもブレスレットも、あのノベルのグッズなのでしょうね。語れるお相手が見つかって浮かれているんでしょう。さて、ワタクシたちはワタクシたちで楽しみましょう。アキラさん、日本酒はお好きですか? アキラ:あぁ、かなり好きだ。 せいら:それはよかった!お口に合うか分かりませんが、今日は父から送られてきたお酒をお持ちしました。よければ一緒にいかがですか?........こちらです! アキラ:そ、そ、そのお酒は........っ!限られた地域、限られた期間でしか手に入らない幻のお酒....! せいら:おや?もしかしてご存知で? アキラ:あぁ.....!以前、そこに出張へいった上司から聞いたんだ。いろんな特産品が簡単にネットで買えるようになった現代でも、ネット販売をせず、他のショッピングセンター等にもおろさない、地元の限られた酒屋だけで数量限定で販売されているお酒、だよな!ずっと気になっていたんだ。 せいら:その通りです!嬉しいですわ!ワタクシの地元がここの近くですから、毎年この時期になると実家から送られてくるんですの。さぁ、よければおつぎいたします! アキラ:お、ありがとう。まさかここで飲めるとは....。そうだ、あとでオススメの日本酒いくつか持ってくるから、それも一緒に飲もう。 せいら:ホントですか!じゃあ飲み比べですわね!いろいろ比較しながら語りましょう。 アキラ:まさか日本酒を語り合える仲間と出会えるとは........!それじゃ、かんぱい! せいら:かんぱい! 0:間 ヒロ:っしゃあ!いい感じに焼けてきたな!見てろ、おれの華麗なたこ焼きさばきをな! もも:待ちなさいよ!あたしだってたこ焼き作るのうまいんだからね!あんたになんか任せてられないわよ! ヒロ:あぁん?じゃあ勝負するか! もも:望むところよ!あたし、こっち側からやってくから、あんたそっち側からやっていきなさい! ヒロ:ぜってぇ負けねぇ! もも:あたしだって!みき!合図よろしく! みき:OK!それじゃ、位置について........よーい、どん! ヒロ:うおおおおお! もも:おりゃああああ! シュウ:若いっていいな....。 みき:なにジジくさいこと言ってるんですか!シュウさんだってそんな変わらないでしょ! シュウ:いやいや、未成年学生と成人社会人の壁は大きいさ....。私ももう24だからな…。みきちゃんはそろそろ就活? みき:そーなんですよー!もう不安で不安で! シュウ:誰だってそうさ。業種とかは決めてるのか? みき:まだハッキリとは決めてないですけど、今のバイト楽しいし、シュウさんやリュウタロウさんみたいに、ブライダルプランナーになりたいなー、とは思ってます! シュウ:ふふ、なかなかにキツイぞ、この仕事は。 みき:だからこそやりがいもあるんですよね! シュウ:そうだな。 ヒロ:っしゃあ!俺の勝ち! もも:ちょっと、あんたの分、ぐちゃぐちゃじゃない!あたしの方がきれい!あたしの勝ち! ヒロ:速さ勝負だろ! もも:見た目勝負よ! みき:はいはい、ケンカしないの!美味しければいいでしょ! シュウ:ヒロ、ももちゃん、たこ焼き作ってくれてありがとう。さ、いただこうか。 ヒロ:次は速さ勝負だからな! もも:いいから食べるわよ!ま、あたしが作った方がおいしいだろうけどね! シュウ:まったく、仲がいいな。 : ヒロ:(同時に)よくない! もも:(同時に)よくない! : みき:息ぴったりじゃん。 シュウ:そういえば、ももちゃんは軽音部でボーカルやってんだって? もも:そ、そーですけど、なんで知ってるんですか! シュウ:ヒロが良く話してるからな。 ヒロ:シュウ!言うなって! もも:え!なんて話してるんですか?気になります! ヒロ:聞かなくていーから! シュウ:カッコイイ歌声のボーカルの子がいるとか.... ヒロ:シュウ!!! もも:へーえ?そんなふうに言ってくれてんだー? ヒロ:う、うるさい!違うからな!別に褒めたりなんかしてねぇから! もも:そっかぁ?嬉しいこと言ってくれんじゃん? みき:そーゆーももだって、よく家でダンス部のカッコイイ男の子がいるって話してるよなー。 もも:っ!? ヒロ:ほーお?みきさん、聞かせてもらっても? みき:みき、でいいよ!もも、ダンス見るのが好きみたいでさぁ。特に今度、ダンス部とコラボするステージをマジで楽しみにしてるみたいでそのバックダンサーの男の子が もも:みきやめて!!ち、ちがうから!あんたの事じゃないんだからねっ! ヒロ:そっかぁ、そっかぁ、なーるほどねぇ?そういう風に思ってんだぁ? もも:あ、あんただって!カッコイイ歌声って思ってくれてんのね! ヒロ:うるせぇって!蒸し返してくんな! もも:なによ!もっと素直に褒めたらどーなのよ! ヒロ:じゃあお前も認めろよ!おれの事話してんだってこと! みき:なんであんたたちはそうやってすぐケンカすんの! もも:だってヒロが! シュウ:話が脱線してしまったな。ももちゃん、私も学生時代はロックバンドを組んでいてな。ベースをやっていた。 もも:えっ!シュウさん、ベースやってたんですか!?わぁ!すごいすごい!あたし、ベースが1番クールでかっこいいなって思うんですよ! シュウ:そう、ベースとは全体を静かに支える縁の下の力持ち........。最高にクールだと思ってな。 もも:え、今はやってないんですか?シュウさんのベース聞いてみたい! シュウ:社会人になってから、メンバーで集まれなくなってな。でもたまにまたやりたいな、とは思うよ。 もも:やりましょーよ!あたしの友達とかも連れてくるんで!一緒にセッションしましょ! シュウ:お、それは楽しそうだな。久しぶりに........やるか! もも:わぁい!絶対シュウさんのベース、カッコイイですよー!楽しみ! ヒロ:お、おい! もも:ん?ヒロ、どーしたの? ヒロ:........おれも行く。 もも:はぁ?あんたはダンスでしょ?楽器できんの? ヒロ:で、できないけどっ!その、あれだ........おれもシュウのベース聞きたいんだよっ! もも:なに?見学したいってこと? ヒロ:そ、そーだよ!悪いかよ! シュウ:ふぅむ、だったら、ちゃんと練習したあとにどこかステージでも借りてやるから、その時にみんなで見に来い、ヒロ。 ヒロ:えっ........。 もも:あ!それいいですね!ってことで、ヒロ、ステージ決まったら来なさいよ! ヒロ:いや、お、おれは練習風景が........。 シュウ:んー?なんだ、ヒロ。言いたいことがあるならハッキリといいな? ヒロ:いやっ!だからっ!そ、その........な、なんでもねぇ!シュウのばーか! もも:なによ、そんなに怒っちゃって。 みき:ふーん、なるほどねぇ。............ね!ヒロ! ヒロ:は、はい! みき:緊張すんなって。ヒロ、ロックダンスやってるんでしょ?私もちょっと興味あってさ! ヒロ:お!ホントか! みき:うん!何かのダンスやってみたいなー、とは前から思ってたんだよね!よかったらさ、私にダンス、教えてくんない? ヒロ:もちろんだ!どういう曲でやってみたい、とかある? みき:そーだなぁ........私の好きな曲があるんだけど........あ、これこれ。 ヒロ:おー!知ってる!踊ったことある! みき:お!マジで!じゃあまずはこの曲で教えてよ! ヒロ:おう!任せろ!じゃあ予定合わせて、スタジオ借りてやろうぜ! みき:おっけー!スケジュール見るから、ちょっと待ってね。 ヒロ:あ、おれもスケジュール........ もも:ね、ねぇ! ヒロ:ん?もも、どうした? もも:2人でダンスやるの?あたしもまぜてよ! みき:えー?ももは軽音部でしょー?ダンスとかできないでしょー? もも:あたしもダンスしてみたいの! ヒロ:お前、こないだダンス練習誘った時、できないからいいって言ってたじゃねぇか! もも:そ、それは........気が変わったの! ヒロ:なんでだよ!ってか、それなりに運動神経無いと難しいぞ! もも:がんばるから!だからあたしもやる! ヒロ:お前はシュウとロックバンドやるんだろ!そっちやれよ! もも:そっちもやるけどダンスもやるの! ヒロ:欲張りかよ! みき:ほーんと、どっちも素直になればいいのにねぇ シュウ:激しく同意。これが俗に言う”早く付き合えよ!”という感情か。 みき:ふっふっふ、私たちはここからニヤニヤ眺めていましょ。 シュウ:そうだな。これからどうなるのか見ものだ。 みき:なんかそっちで進展あったら教えてくださいよ。私も、なにか情報仕入れたら共有するんで! シュウ:御意。2人の行く末をそっと見守りながらたまにちょっかいをかけよう。 みき:ふふっ、さんせーい! 0:間 リュウタロウ:さて!おそくなってきたし、そろそろ解散としますか! ゆりか:そうね。ふふ、予想以上に楽しかったわ。 せいら:楽しくてハイペースで飲んでしまいましたわぁ........。 シュウ:最初は不安だったが、ここまで盛り上がれるとは思わなかった。 みき:楽しかったぁ!また集まりたいね! もも:なんかずっとコイツとケンカしかしてなかった気がする........ ヒロ:お前が突っかかってくるからだろ!........でもま、楽しかった! アキラ:タクシーあと10分くらいでくるって。みんな、帰る準備大丈夫か? ゆりか:え、タクシー呼んでくれたの?気が利くじゃん! アキラ:本当は俺とリュウで送って行ってやりたかったんだがな。酒飲んじまったから。 リュウタロウ:マジごめん!気が利かなくて!ついつい楽しかったから酒飲んじゃった! せいら:いえ!こちらはお酒を一緒に飲めて楽しかったですわ! みき:ねぇねぇ、またこのメンバーで集まろうよ! もも:うん!またなんかやりたい! ゆりか:そうね!このメンバーでゲームしても楽しそうだし、 シュウ:バンドとかダンスとか、そういうのやるのも楽しそうだな。 せいら:どこかお店で美味しいもの食べたり飲んだりしても楽しそうですし! もも:旅行とかいくのもありじゃない? アキラ:ドライブでも盛り上がるだろうな。 ヒロ:おれ、みんなでテーマパークとか行きたい! リュウタロウ:へへっ、みんな仲良くなれたみたいだなっ!じゃあこれは、次も企画、しちゃいますか! 全員:さんせー! ゆりか:こうして、カオスな男女8人の物語が始まっていくのであった。 アキラ:ぼーいずあんど せいら:がーるずるーむっ! シュウ:完

0:『ぼーいず あんど がーるず るーむっ!』 : アキラ:これは、シェアハウスでともにすごしている、とある男4人と、 ゆりか:とある女4人の日常である。 シュウ:ぼーいずあんど みき:がーるずるーむっ! アキラ:アキラとゆりかの日常 ゆりか:居酒屋にて。 0:間 ゆりか:はーい、かんぱーい!今日もおつかれー! アキラ:おつかれ.....。 ゆりか:んぐ、んぐ、んぐ......はぁーっ!やっぱ仕事帰りのお酒はおいしいねー! アキラ:そーだな。 ゆりか:んで?どーしたのさ。昨日から元気ないけど。なんかあった? アキラ:あぁ......かなり今メンタルきてる。 ゆりか:そういう時もあるよね、社会人だもん。いいよ、仕事の同期として、飲み友達として、なんでも聞くから。 アキラ:......えが、 ゆりか:んー? アキラ:お前が..... ゆりか:え?私? アキラ:お前が変なことするから、俺今家で立場ねぇんだよっ!どーしてくれんだよこの変態ビッチ! ゆりか:はぁー!?ちょ、変態ビッチってなによ!ビッチは酷くない!?変態はともかく、ビッチは酷くない!? アキラ:黙れくそビッチ。先週の飲み会でお前がとんでもない事してくれたおかげで!ルームシェアしてるやつらに口聞いてもらえなくなったんだよ!どう責任取ってくれんだよ! ゆりか:あー、そういえばだいぶぶっ飛んだことしてたよね、私ら同期組。 アキラ:同期のカズヒロが、俺にアレの時に使うゴムの箱押し付けてきて!それにお前が便乗して中から一つ取り出して! ゆりか:ちょ、ごめ、それ以上言わないで。あれ黒歴史だから。やめて。 アキラ:でー?そのゴムをお前はどうしたんだっけ?ゆりか? ゆりか:ごめん、うん、ビッチでした。ごめんなさい。それ以上言わないで。 アキラ:そーだよな?口に咥えて?俺ににじり寄ってきて? ゆりか:あー!もう!言うなって言ってんじゃん!言うな!アキラ黙れ! アキラ:「(裏声)男ってこうやって迫られると興奮するんでしょー?」 ゆりか:だー!もう!ごめんってば!謝るから掘り返さないで!!あー!都合よく記憶なくなってればよかったのに!! アキラ:悪い、微塵も興奮しなかったことはちゃんと伝えておくな。 ゆりか:うるっさい!もういいでしょ!で!そのときのあれがどーしたのよ! アキラ:ゆりか、お前あのあとそのゴムの箱どこにしまった? ゆりか:え?あんたのカバンの中だけど。 アキラ:だよな!!おかげでルームシェアしてるやつらに見られたんだよ!共同で使ってる風呂場に落としてたみたいでさぁ! ゆりか:ちょ、それがどーしたのよ。男なんだからゴムの1つや1箱持ってるでしょーに。 アキラ:ヤツらは違うんだよ.....それからまぁいろいろあって、俺のだってバレて、全員の反感をなぜか買ったみたいで?しばらく口聞いてもらえてない......寂しい......。 ゆりか:あんたの口から寂しいって単語出てくるのね、驚きだわ。 アキラ:お前がゴムの箱入れなければこんな事にはならなかったんだよ!カズヒロに戻しとけばよかったのに! ゆりか:はぁ?別にいいでしょ?そんな事になるなんて思わないし! アキラ:はぁ........おかげで孤立だよ.....。 ゆりか:え....いや、まぁ、ごめんって。何があったのかは知らないけど、確かにあの日は私も羽目外しすぎた。 アキラ:お前ホントに酒飲んだら変わるよな。仕事してる時はバリバリのキャリアウーマンなのに。 ゆりか:メリハリの付け方がうまいってことよ。..........まぁさすがにゴム咥えてー、は良くなかったよね。 アキラ:そーだよ。俺だから良かったけど、他の男だったらそのまま襲われるぞ。 ゆりか:........別に、アンタになら襲われてもいいけど。 アキラ:........は?....え? ゆりか:もうさ、お互いそれなりに経験積んだ大人なんだからさ。一夜の過ちくらいで、あれこれ言うような子供じゃないでしょ? アキラ:えっ....ちょ、ゆりか.....? ゆりか:(囁くように)私は別に、いい、けど。 アキラ:お、おい、何言ってんだ......!やめろって....! ゆりか:........ふっ。 アキラ:....え? ゆりか:ぷっ......あははははははっ!やば!アキラのその困惑してる顔初めて見た!あははははは!! アキラ:......てめぇ......! ゆりか:面白すぎっ!写真撮ればよかったあははははは! アキラ:この......!(壁ドン) ゆりか:おっとぉ?これは....壁ドン? アキラ:俺に(生意気な態度とるんじゃねぇ) ゆりか:(かぶせて)壁ドンってのはイケメンがやるからキュンとくるということと、壁ドンは場合によっては暴行罪や脅迫罪になるってことをふまえた上で、それでもやると言うのであればどうぞ。 アキラ:......っ! ゆりか:おー?どーしたー? アキラ:ちっ!お前ホンットにかわいくねぇ。 ゆりか:ありがと、それは褒め言葉だわ。 アキラ:お前のそういうとこ、職場の人達に知らしめてやりてぇよ。 ゆりか:私、職場ではバリバリに仕事をこなす頼りになるお姉さんだからね。誰も素の私がこんなんだって信じないよ。 アキラ:はぁ......うざいくらい器用なんだから。 ゆりか:ま、だからこそ、こーしてあんたと飲む時は気楽でいいな、とは思うけどね。 アキラ:......ふん。何食べる?いつものでいいか? ゆりか:おっけー。あ、ちょっと贅沢したいから、お刺身の盛り合わせよろ。 アキラ:はいよ。 : アキラ:ぼーいずあんど ゆりか:がーるずるーむっ! ヒロ:ヒロとももの日常 もも:大学の講義室にて 0:間 ヒロ:おはよー。 もも:おー、おはよ。風邪は?大丈夫? ヒロ:1週間前だぞ。もうすっかり治ったって。先週の講義、なんか特別なことやってた? もも:いーや。特に聞かなくてもいいことばかりだったかな。はい、あんたの分のプリント。 ヒロ:おー、サンキュ。助かる。 もも:そーいえば、練習はもう復帰してんの?ダンス部の。 ヒロ:当たり前だろ?少し無理してでも練習してたよ。 もも:さすが。そーでもしてくれないとね、今の時期は。 ヒロ:1ヶ月きってるからなぁ。大学祭まで。 もも:だいぶみんなピリついてきたよね。ま、私は楽しみでしかないけどね。初めての大学祭だし! ヒロ:だな!おれらのダンス部とお前らの軽音部コラボライブ!かつてない盛り上がりになりそうだって注目されてるからな!1年生とはいえど、失敗できねぇぜ!全力でやってやる! もも:あたしも全力で練習してるわ!ヒロ、あんた、あたしのバックダンサーなんだから、かっこ悪いとこみせないでよね。 ヒロ:そっちこそ。ノれるパワフルなボーカル、期待してんぞ。 もも:あたしを誰だと思ってんのよ。あんたのダンスなんか霞むくらいアげていくから、飲み込まれないでよ?あんた小さいんだからさ。 ヒロ:あぁん?言ってくれるじゃねぇか、お前もチビのくせに! もも:あたしはいいの。小さくて可愛いんだから。 ヒロ:はいはい。んにしても、お前の見た目だとアイドルみたいな可愛い曲が似合いそうなのに、なんでロックの道を選んだんだ? もも:そりゃ、可愛い曲とかアイドルに憧れはあったけどね。あたしが好きで、あたしらしさが出せるのはロックなのかなーって。 ヒロ:なーるほどな。ま、お前のボーカルだけはすげぇなって思うし、ロックでパワフルな歌声はカッコイイなって思う。歌声はな。 もも:ありがと。あたしだって、あんたのロックダンスだけは、かなり気に入ってるのよ?たまにブレイクダンスとかかっこよく決めるとすごいなって思う。ダンスだけはね。 ヒロ:普段のイカれた言動や情緒不安定な性格からは予想もつかない、会場をビリっとさせる歌声....おれはいいと思うぜ、性格はアレだけどな。 もも:あんただって。男のくせに頼りなくて器も身体も小さいのに、ダンスはオオカミみたいな迫力があって好きだよ、ほんっとに小さいのにな。 ヒロ:.........。 もも:...........。 ヒロ:よーし喧嘩なら買うぞっ!! もも:望むところよっ!負けないわ! 教授:おーい、授業始めるぞ!そこ、うるさい! ヒロ:あ、すいません....。 もも:静かにします。 ヒロ:(小声で)おい、お前のせいで怒られただろーが! もも:(小声で)お互いさまでしょ! ヒロ:はぁ.....。今日は?練習すんの? もも:当たり前でしょ。今日はこれが最後の講義だから、これ終わったら練習。 ヒロ:お、おれも。そっちのメンバーさえよければさ、合同練習やんね? もも:あー、いいね。多分みんなOKしてくれるはず。 ヒロ:こっちのメンバーにも声かけとくわ。 もも:じゃあ練習スペース借りとかなきゃね。あたし申請しとく。 ヒロ:サンキュ。......練習終わり、飯行く? もも:うん。行こ。 ヒロ:りょーかい。店探しとく。 : ヒロ:ぼーいずあんど もも:がーるずるーむっ! リュウタロウ:リュウタロウ、シュウ、せいら、みきの日常 せいら:結婚式場にて 0:間 シュウ:リュウタロウ、司会の人が10分遅れるそうだ。 リュウタロウ:はぁ?マジかよ、10分がどれだけ貴重なのかわかってんのか......。了解、シュウ、テーブル配置の確認頼む。 シュウ:御意。そろそろ、スタッフの子たちも来るぞ。 リュウタロウ:もうそんな時間か!5分後にミーティングするから、そのつもりで動いて。 シュウ:わかった。リュウタロウ、ネクタイ曲がってる。 リュウタロウ:お、やべ。 シュウ:まったく......これでよし。会場設置は任せろ。 リュウタロウ:頼んだ。音響と照明スタッフと打ち合わせしてくる。 シュウ:あぁ。......ふぅ、相変わらず結婚式のある日は忙しいな。 せいら:おはようございます。本日はよろしくお願いしますわ。 シュウ:おはよう、せいらさん。今日はよろしくな。 せいら:シュウさん!会場で一緒になるのはお久しぶりですわね。 みき:シュウさん!お久しぶりですっ! シュウ:お、みきちゃん。久しぶり。試験終わったのか? みき:はい!今日からまたバンバン入りますよーっ! リュウタロウ:はい集合!ミーティングするぞ!......っと、今日のスタッフは、せいらのとこか。 せいら:今日のキャプテンはリュウタロウさんなんですね。よろしくお願いいたしますわ。 リュウタロウ:せいらなら安心だな。指示、雑に投げていいか? せいら:おまかせください。捌いてみせますわ。今日はみきもいますから。 みき:バイトリーダーのみきです! リュウタロウ:おっ、みきちゃーん。みきちゃんがいるなら安心だな。頼むぜ。 みき:任せてくださーい! リュウタロウ:よし、じゃあまずは担当卓わけるぞー......。 0:間 シュウ:開場3分前! せいら:ドアスタッフと照明スタッフはスタンバイして! リュウタロウ:おいおいマジかよ!みきちゃん、A卓にアレルギーのお客様追加!シュウ、シェフに確認頼む! みき:こんな直前で!?了解、アレルギー用席札持ってくる! シュウ:わかった。 せいら:手が空いた子はシャンパン準備!アップルタイザーも! シュウ:D卓、料理遅れてる。私も持っていこう。 みき:C卓赤ワイン、D卓カシオレ、E卓にウーロン茶2つ!余興入る前に持っていくよ!急いで! リュウタロウ:お見送り!役割ないスタッフは見送り出て! せいら:リュウタロウさん!A卓に忘れ物! リュウタロウ:あーもう!シュウ!A卓のあの席の客、分かるか? シュウ:あぁ。最後のエレベーターで降りたから、まだ間に合う。貸せ。 リュウタロウ:頼んだ。せいら、次の会場準備、任せてもいいか? せいら:大丈夫ですわ。お任せ下さい! みき:通しの人達は休憩行ってきて!前半組は設営だけお願い! 0:間 リュウタロウ:おつかれさま〜、今日も無事終了だ〜。 シュウ:トラブルもなくまわせたな。それじゃあ、解散だ。今日はありがとう。 みき:1日に2つはキツいわ.....。お疲れ様でしたー! せいら:本日もありがとうございました。お疲れ様です。 みき:はーい、じゃあみんなタイムカード押して帰っていーよ、お疲れ様! リュウタロウ:いやぁ、やっぱせいらとみきちゃんいると安心だわ。マジで助かった。 せいら:このくらい、普通ですわ。 リュウタロウ:どーする?もし時間あるようだったら夜ご飯おごるけど。 せいら:あら、それはいいですわね。みき、どうします? みき:はいはーい!行きたーい!あ、ゆりかに夜ご飯いらないって連絡しとくね。 リュウタロウ:よっしゃ決まり。シュウ、アキラに飯食って帰るって言っといて。 シュウ:御意。 せいら:それでは後ほど。 リュウタロウ:おう。裏口で待っといて。 0:居酒屋 リュウタロウ:それじゃ、今日はおつかれ!かんぱーい! 3人:かんぱーい! シュウ:ふぅ....こうやってひと仕事終えたあとのビールはうまいな。 せいら:うふふ、こうしてリュウタロウさんとシュウさんと仕事以外でお話するのは初めてですわね。 リュウタロウ:だな。仕事ではよく一緒になるけどね。 みき:そういえば、お二人のプライベートとか聞いたことないですけど、休みの日とか何してるんですか? シュウ:そーだなー。まぁゲームしたり、だらだらしたり、どーでもいいおしゃべりばっかしてるな。 リュウタロウ:だよなぁ。割とみんなでどーでもいい事話してるよなぁ。 せいら:みんなで? リュウタロウ:そうそう。オレらさ、男4人でルームシェアしてんのよ。だからまぁ、そいつらとバカやってるよなぁ。 シュウ:ホントにな。 みき:えー!私らと同じじゃないですかァ! リュウタロウ:へ? シュウ:同じ....? せいら:ワタクシたちも、女4人でルームシェアしてるんですの。 みき:こんな偶然ある!? リュウタロウ:まじかァ......そりゃすげぇな。 シュウ:実際、女4人のルームシェアはどうなんだ? せいら:イカれてますわね。 みき:うん、イカれてる。 シュウ:キャッキャウフフな空間じゃないのか......? リュウタロウ:そーだよ!女の子がそんなに集まればさ!夜な夜なガールズトークで盛り上がったりさ、オシャレな料理作ったりとかさ、しないの!? せいら:いえ........罵詈雑言の中ゲームをしたり、 みき:めちゃ、しょーもない下ネタ話してますね。 リュウタロウ:えぇー.......なんか......夢が......。 シュウ:そういう、ものなのか....。 みき:男4人とかはどーなんですか?どうことしてるんですか? リュウタロウ:そーだなー。女の子をキュンとさせるために壁ドンの練習してみたり、 シュウ:大声でゲームしてたらお隣さんに怒られたり、な。 せいら:........子供ですわね。 みき:いい歳した大人がやることじゃないですよ.....。イメージ全然違いますね。 リュウタロウ:そんなもんだろ。君たちだって、今の話聞いてだいぶイメージ変わったぞ。 シュウ:うむ。同じイカれたにおいがする....! せいら:ホントに、こっちの4人とそっちの4人で集まったりなんかしたら......とんでもないカオス空間が広がりそうですわね....。 シュウ:だな......。 リュウタロウ:それ、楽しそうだな。 みき:うん!楽しそう!やりたい! シュウ:......本気で言ってるのか、リュウタロウ。 せいら:みき、あのカオス空間に彼らを巻き込むのはよくなくてよ? リュウタロウ:だいじょーぶだいじょーぶ!うちの野郎どももカオスだし狂ってるし、絶対楽しいって! みき:そーだよ!なんか楽しそうじゃん!ほら、みんなで集まってタコパとかやろーよー! リュウタロウ:お、みきちゃん!タコパいいね!うちで集まってタコパしよーぜ!よっしゃ、そうと決まれば準備だ! みき:よっしゃぁ!みんなでタコパだー! シュウ:え......。 せいら:マジ、ですの....? シュウ:ぼーいずあんど みき:がーるずるーむっ! 0:間 アキラ:俺たちのシェアハウスにて リュウタロウ:っつーわけで!第1回!カオスたこ焼きパーティ、開催だぁぁ! みき:わぁいっ!ドンドン!ぱふぱふ! アキラ:なにが、っつーわけで、なのか理解に苦しむんだが...。んで、お前もいんのかゆりか。 ゆりか:みきから「同じルームシェアしてるボーイズ見つけたから、一緒にタコパするよ!」って誘われた時にまさかとは思ったけど、やっぱあんたのとこだったのね、アキラ。 もも:やほー、ヒロ!へぇ、始めてみたけどあんたいい所に住んでんのね。 ヒロ:へへ、まぁなっ!あ、そだ、もも。これ、こないだ借りた漫画。返すわ。 もも:ん。はい、これ次ね。 せいら:本当にやるとは思いませんでしたわ...。っていうか、思ってた以上に皆さん知り合いでしたのね。 シュウ:だな........。世界とは狭いものだ。 リュウタロウ:んじゃ!知り合いもいるみたいだけど、自己紹介からはじめようぜ!ってことでアキラ!よろしくぅ! アキラ:なんで俺からなんだよ。主催者からやれよ。 リュウタロウ:それもそーだ!じゃあオレから行くぜぇ!! アキラ:テンションたけぇな、リュウ。 みき:よっ!ムードメーカーリュウタロウさんっ!やっちゃってくださいっ! ゆりか:テンション高いわね、みき。 リュウタロウ:つーことで!今回のタコ焼きパーティ主催者のリュウタロウだ!こういう大人数のパーティとかやってみたかったんだァ!企画系は任せろ!みんな、よろしくなぁっ!! みき:いえい、いえーい!! リュウタロウ:じゃあこの流れで!みきちゃん、よろしくぅ! みき:はーい!どーも!みきです!あねヶ丘(あねがおか)大学に通ってまーす!3年生でーす!気軽にみきって呼んでくださーい!今日はみなさんとたくさん仲良くなって、これから先もいろいろやっていきたいなって思いまぁす!よろしくですっ! リュウタロウ:みきちゃん、ありがとーう!それじゃ!アキラ! アキラ:俺かよ....。えー、こちら側の最年長、アキラです。そこのゆりかとは同じ会社の同期です。まぁ、よろしく。 リュウタロウ:おいおいテンション低いぜアキラぁ!それじゃ、次は女の子サイド! みき:ってことでー!ゆりか!よろしくぅ! ゆりか:このテンションいつまで続くの?えっと、ゆりかです。ま、せっかくの機会なので、みなさんと楽しんで仲良くなっていけたらなって思います。よろしくお願いします。 みき:かたいかたーい!もっと砕けでいこうよゆりか! ゆりか:初対面が多い中でそんなすぐにあんたみたいなテンションなんかできないわよ! リュウタロウ:そいじゃ!次はシュウ!いけるか? シュウ:御意。私はシュウ。リュウタロウと同じブライダルプランナーをやっている。初対面の人もいるだろうが、気軽に話しかけて欲しい、以上。 リュウタロウ:あれ、シュウ、柄にもなく緊張してる? シュウ:........私は結構人見知りだろ。 リュウタロウ:確かにそーだな!ま、このメンツならすぐ仲良くなれるさ! みき:じゃあつぎっ!せいら! せいら:ご紹介に預かりました、せいらでございますわ。まさかこのような事になるとは思わず、収集がつかない事態にならないか不安で仕方ありませんが、せっかくお2人が整えてくださった機会なので、全力で楽しませていただきます。どうぞ、よろしくお願いしますね。 もも:めちゃ猫かぶってんじゃん、せいら。 せいら:おだまり。 リュウタロウ:それじゃ!こっち側の最後、ヒロ、頼むぜ! ヒロ:おっしゃ!おれはヒロ!桜ノ蛇(さくらのへび)大学に通う健全な大学生1年生!平凡なおれが日々を過ごしていたら、なんと女の子メンバーとタコパすることに!ドキドキが止まらないけど、全力で盛り上げて楽しむぜ!よろしくぅ! アキラ:めちゃくちゃアニメの予告みたいだったな。 ヒロ:いいじゃん、こーゆーのが盛り上がるんじゃねぇの? リュウタロウ:ヒロらしくていいな!それじゃ、最後お願いできるかな? みき:はーい!ってことで、もも!トリをよろしく! もも:ちょっと、そんなこと言われたらやりにくいじゃない。........えっと、ももです。ヒロとは同じ大学に通ってます。えと、その........あの....今日........は........その.... ゆりか:緊張しすぎでしょ、もも。ほら、ちゃんとしゃべんなさい! もも:う........その....今日は........今日は............っ!うぅ〜!!............今日はみんなでワイワイタコパやるって聞いてすごく楽しみになんてしてないんだからねっ!別に男の子たちと仲良くなろうなんて考えてないんだからねっ!勘違いしないでよねっ! シュウ:なんだ、突然のツンデレ!? リュウタロウ:おぉー!これがナマで見るツンデレかぁ!いやぁかわいいな! せいら:あーあ、モモってば、緊張が最高まで達するとこうなるんですから........。 みき:なんだかんだ、緊張しいだもんな!ももは! もも:う、うるさいわね!ほら!さっさと進めなさいよ! みき:はいはーい!ってことで、さっそく、たこ焼きパーティ始めちゃいましょうか! リュウタロウ:そうだな!お酒とかも用意してるから、みんなで好きに飲んで食べておしゃべりしてくれな!それじゃ、たこ焼きパーティ開始っ!! 0:間 ゆりか:いやぁ、アキラ、なかなか面白い人たちと住んでんだね。 アキラ:お前もな。 ゆりか:えー、リュウタロウさん、だっけ? リュウタロウ:リュウタロウ、とかリュウ、でいいですぜ!アキラからはリュウって呼ばれてますぜ! アキラ:お前、敬語使うのかタメ語にするのか迷ってるような中途半端な喋り方やめろ。 ゆりか:ふふ、みんなタメ語でいいじゃない。年齢関係なく仲良くしていきましょ!じゃあ、私もリュウ、って呼ばせてもらうわ。 リュウタロウ:りょーかいっ!じゃあ俺も遠慮なく馴れ馴れしくいくわ! せいら:これは、ワタクシもそうした方がいいんでしょうか?お仕事上の関係もございますし…。 リュウタロウ:まぁ無理にとは言わないけど、こういうプライベートなとこだったら対等になってくれると嬉しいな。今は仕事とか関係なくさ! せいら:わかりましたわ。それではこの場ではワタクシもリュウタロウ、とお呼びしますね。 ゆりか:でさ、でさ、リュウに聞きたいんだけど、実際家でのアキラってどんな感じなの? アキラ:おい、何聞いてんだよ。 ゆりか:あんたの家での性格気になんのよ。男同士が1番素なんじゃないかなって。なにか弱点握れないかなって。 アキラ:おい。 リュウタロウ:そうだなぁ、この中じゃしっかり者だし、頼りになる兄貴って感じだな! ゆりか:へぇ、一応慕われてんのね、アンタ。 アキラ:うるさい。わかったか、俺の弱点を見つけようったってそうはいかねぇからな。 リュウタロウ:あ、でも意外と寂しがり屋だよな、アキラ。 ゆりか:あ、それはなんとなくわかる。こないだ、ルームシェアしてるやつらに口聞いて貰えないとか言って嘆いてたから。 アキラ:おいゆりか、その話を出すな! リュウタロウ:あー、あのゴム事件な。言っとくけどまだ許してねぇからな、アキラ。 アキラ:ほら、こうなるだろ。 リュウタロウ:でもな、ゆりか。アキラ、体調崩した時が1番寂しがり屋でさ。 アキラ:........!おい!リュウ! ゆりか:ほーお? リュウタロウ:コイツ、マジで体調悪い時の甘え方が尋常じゃなくてな〜。高熱出した時なんて添い寝してくれ、だの1人にしないでくれ、だの....ぐむっ(口を塞がれる) アキラ:それ以上言うな、リュウ。このまま窒息させてやろうか....! ゆりか:あっははははは!!マジで!?あんたそんな事言うんだ!?ひとりにしないで?ぶふっ!あっははははははは!! アキラ:くそっ!コイツにだけは知られたくなかったんだよ! ゆりか:あはははは! せいら:ゆりか、笑いすぎですわ。 ゆりか:いやだってさぁ!ふふっ!いい年して添い寝してくれとか…プークスクス! アキラ:くそがっ! せいら:アキラさん。ひとつ聞きたいのですがよろしいですか? アキラ:えっ。えっと。なに、なんでしょうか............。せいら、さん? せいら:ゆりかは職場ではどんな様子なのですか?うちにいる時みたいに、厨二病こじらせていませんか? ゆりか:ちょっ!せいら! アキラ:ん…?厨二病........? せいら:えぇ。ゆりか、家ではよく厨二病発言したり、急にファンタジーの住人のような振る舞いをですね........んんっ(口を塞がれる) ゆりか:せいら!それ以上言わないで、窒息させるわよ。 リュウタロウ:脅し方アキラと一緒かよ。 アキラ:ほぉ?それは初耳だなぁ?ゆりかぁ?お前、この歳で”私の右目が疼くわ!”とか言ってんのかぁ?ほーお?27歳バリキャリゆりか様が?”解放せよ我が力!”とかやってんのかぁ?……ハッ(鼻で笑う) ゆりか:ぐっぬぬ........!だから知られたくなかったのよ!せいらのバカ! せいら:この間、壁ドンの練習をわたくしたちでしたときも、悪魔との契約だのなんだのノリノリで言ってましたわよね。 ゆりか:あぁもう言わないでってば! アキラ:悪魔のw契約wwwなぁゆりか、悪魔の契約wってなんだよw教えてくれよ、なぁwww せいら:ですってよ?ほらゆりか、教えて差しあげなさいな? ゆりか:あ〜!もう!やめてってば〜!! : リュウタロウ:何を恥じることがある、ゆりか........! : アキラ:え?おい、リュウ? ゆりか:........っ!あなた、は........? リュウタロウ:お前のそのピアス…。ふっ、まさか、同じ悪魔の刻印....ブラック・スティグマを持つものがこんなにも近くにいようとは.....。 ゆりか:っ!もしかして、あなたもブラック・スティグマ、を.....! せいら:あ、これスイッチ入りましたわね。 リュウタロウ:オレのこのブレスレットにも同じスティグマが刻まれている…。さぁ!共に解放させようではないか!漆黒に染まりし我らが力を! ゆりか:そのブレスレット…!私と同じ漆黒のスティグマを持つものがいようとは....!行くわよ、リュウ! アキラ:あー、これもうダメだ。リュウも完全にのってるわ。 リュウタロウ:深淵に沈みし秘めたる悪魔の力.... せいら:こうなってしまったゆりかは放っておくのが1番ですわ。 ゆりか:我らが力を解放し、今ここに覚醒せよっ! : リュウタロウ:(同時に)ブラック・ディストピア! ゆりか:(同時に)ブラック・ディストピア! : アキラ:あいつらは放っておこう。なんだ、ブラックディストピアって。 せいら:ユリカがこっそりハマっているかなりマイナーなダークファンタジーノベルですわ。 アキラ:あー、そういやそんなタイトル、リュウの部屋にあった気がする。 せいら:あのピアスもブレスレットも、あのノベルのグッズなのでしょうね。語れるお相手が見つかって浮かれているんでしょう。さて、ワタクシたちはワタクシたちで楽しみましょう。アキラさん、日本酒はお好きですか? アキラ:あぁ、かなり好きだ。 せいら:それはよかった!お口に合うか分かりませんが、今日は父から送られてきたお酒をお持ちしました。よければ一緒にいかがですか?........こちらです! アキラ:そ、そ、そのお酒は........っ!限られた地域、限られた期間でしか手に入らない幻のお酒....! せいら:おや?もしかしてご存知で? アキラ:あぁ.....!以前、そこに出張へいった上司から聞いたんだ。いろんな特産品が簡単にネットで買えるようになった現代でも、ネット販売をせず、他のショッピングセンター等にもおろさない、地元の限られた酒屋だけで数量限定で販売されているお酒、だよな!ずっと気になっていたんだ。 せいら:その通りです!嬉しいですわ!ワタクシの地元がここの近くですから、毎年この時期になると実家から送られてくるんですの。さぁ、よければおつぎいたします! アキラ:お、ありがとう。まさかここで飲めるとは....。そうだ、あとでオススメの日本酒いくつか持ってくるから、それも一緒に飲もう。 せいら:ホントですか!じゃあ飲み比べですわね!いろいろ比較しながら語りましょう。 アキラ:まさか日本酒を語り合える仲間と出会えるとは........!それじゃ、かんぱい! せいら:かんぱい! 0:間 ヒロ:っしゃあ!いい感じに焼けてきたな!見てろ、おれの華麗なたこ焼きさばきをな! もも:待ちなさいよ!あたしだってたこ焼き作るのうまいんだからね!あんたになんか任せてられないわよ! ヒロ:あぁん?じゃあ勝負するか! もも:望むところよ!あたし、こっち側からやってくから、あんたそっち側からやっていきなさい! ヒロ:ぜってぇ負けねぇ! もも:あたしだって!みき!合図よろしく! みき:OK!それじゃ、位置について........よーい、どん! ヒロ:うおおおおお! もも:おりゃああああ! シュウ:若いっていいな....。 みき:なにジジくさいこと言ってるんですか!シュウさんだってそんな変わらないでしょ! シュウ:いやいや、未成年学生と成人社会人の壁は大きいさ....。私ももう24だからな…。みきちゃんはそろそろ就活? みき:そーなんですよー!もう不安で不安で! シュウ:誰だってそうさ。業種とかは決めてるのか? みき:まだハッキリとは決めてないですけど、今のバイト楽しいし、シュウさんやリュウタロウさんみたいに、ブライダルプランナーになりたいなー、とは思ってます! シュウ:ふふ、なかなかにキツイぞ、この仕事は。 みき:だからこそやりがいもあるんですよね! シュウ:そうだな。 ヒロ:っしゃあ!俺の勝ち! もも:ちょっと、あんたの分、ぐちゃぐちゃじゃない!あたしの方がきれい!あたしの勝ち! ヒロ:速さ勝負だろ! もも:見た目勝負よ! みき:はいはい、ケンカしないの!美味しければいいでしょ! シュウ:ヒロ、ももちゃん、たこ焼き作ってくれてありがとう。さ、いただこうか。 ヒロ:次は速さ勝負だからな! もも:いいから食べるわよ!ま、あたしが作った方がおいしいだろうけどね! シュウ:まったく、仲がいいな。 : ヒロ:(同時に)よくない! もも:(同時に)よくない! : みき:息ぴったりじゃん。 シュウ:そういえば、ももちゃんは軽音部でボーカルやってんだって? もも:そ、そーですけど、なんで知ってるんですか! シュウ:ヒロが良く話してるからな。 ヒロ:シュウ!言うなって! もも:え!なんて話してるんですか?気になります! ヒロ:聞かなくていーから! シュウ:カッコイイ歌声のボーカルの子がいるとか.... ヒロ:シュウ!!! もも:へーえ?そんなふうに言ってくれてんだー? ヒロ:う、うるさい!違うからな!別に褒めたりなんかしてねぇから! もも:そっかぁ?嬉しいこと言ってくれんじゃん? みき:そーゆーももだって、よく家でダンス部のカッコイイ男の子がいるって話してるよなー。 もも:っ!? ヒロ:ほーお?みきさん、聞かせてもらっても? みき:みき、でいいよ!もも、ダンス見るのが好きみたいでさぁ。特に今度、ダンス部とコラボするステージをマジで楽しみにしてるみたいでそのバックダンサーの男の子が もも:みきやめて!!ち、ちがうから!あんたの事じゃないんだからねっ! ヒロ:そっかぁ、そっかぁ、なーるほどねぇ?そういう風に思ってんだぁ? もも:あ、あんただって!カッコイイ歌声って思ってくれてんのね! ヒロ:うるせぇって!蒸し返してくんな! もも:なによ!もっと素直に褒めたらどーなのよ! ヒロ:じゃあお前も認めろよ!おれの事話してんだってこと! みき:なんであんたたちはそうやってすぐケンカすんの! もも:だってヒロが! シュウ:話が脱線してしまったな。ももちゃん、私も学生時代はロックバンドを組んでいてな。ベースをやっていた。 もも:えっ!シュウさん、ベースやってたんですか!?わぁ!すごいすごい!あたし、ベースが1番クールでかっこいいなって思うんですよ! シュウ:そう、ベースとは全体を静かに支える縁の下の力持ち........。最高にクールだと思ってな。 もも:え、今はやってないんですか?シュウさんのベース聞いてみたい! シュウ:社会人になってから、メンバーで集まれなくなってな。でもたまにまたやりたいな、とは思うよ。 もも:やりましょーよ!あたしの友達とかも連れてくるんで!一緒にセッションしましょ! シュウ:お、それは楽しそうだな。久しぶりに........やるか! もも:わぁい!絶対シュウさんのベース、カッコイイですよー!楽しみ! ヒロ:お、おい! もも:ん?ヒロ、どーしたの? ヒロ:........おれも行く。 もも:はぁ?あんたはダンスでしょ?楽器できんの? ヒロ:で、できないけどっ!その、あれだ........おれもシュウのベース聞きたいんだよっ! もも:なに?見学したいってこと? ヒロ:そ、そーだよ!悪いかよ! シュウ:ふぅむ、だったら、ちゃんと練習したあとにどこかステージでも借りてやるから、その時にみんなで見に来い、ヒロ。 ヒロ:えっ........。 もも:あ!それいいですね!ってことで、ヒロ、ステージ決まったら来なさいよ! ヒロ:いや、お、おれは練習風景が........。 シュウ:んー?なんだ、ヒロ。言いたいことがあるならハッキリといいな? ヒロ:いやっ!だからっ!そ、その........な、なんでもねぇ!シュウのばーか! もも:なによ、そんなに怒っちゃって。 みき:ふーん、なるほどねぇ。............ね!ヒロ! ヒロ:は、はい! みき:緊張すんなって。ヒロ、ロックダンスやってるんでしょ?私もちょっと興味あってさ! ヒロ:お!ホントか! みき:うん!何かのダンスやってみたいなー、とは前から思ってたんだよね!よかったらさ、私にダンス、教えてくんない? ヒロ:もちろんだ!どういう曲でやってみたい、とかある? みき:そーだなぁ........私の好きな曲があるんだけど........あ、これこれ。 ヒロ:おー!知ってる!踊ったことある! みき:お!マジで!じゃあまずはこの曲で教えてよ! ヒロ:おう!任せろ!じゃあ予定合わせて、スタジオ借りてやろうぜ! みき:おっけー!スケジュール見るから、ちょっと待ってね。 ヒロ:あ、おれもスケジュール........ もも:ね、ねぇ! ヒロ:ん?もも、どうした? もも:2人でダンスやるの?あたしもまぜてよ! みき:えー?ももは軽音部でしょー?ダンスとかできないでしょー? もも:あたしもダンスしてみたいの! ヒロ:お前、こないだダンス練習誘った時、できないからいいって言ってたじゃねぇか! もも:そ、それは........気が変わったの! ヒロ:なんでだよ!ってか、それなりに運動神経無いと難しいぞ! もも:がんばるから!だからあたしもやる! ヒロ:お前はシュウとロックバンドやるんだろ!そっちやれよ! もも:そっちもやるけどダンスもやるの! ヒロ:欲張りかよ! みき:ほーんと、どっちも素直になればいいのにねぇ シュウ:激しく同意。これが俗に言う”早く付き合えよ!”という感情か。 みき:ふっふっふ、私たちはここからニヤニヤ眺めていましょ。 シュウ:そうだな。これからどうなるのか見ものだ。 みき:なんかそっちで進展あったら教えてくださいよ。私も、なにか情報仕入れたら共有するんで! シュウ:御意。2人の行く末をそっと見守りながらたまにちょっかいをかけよう。 みき:ふふっ、さんせーい! 0:間 リュウタロウ:さて!おそくなってきたし、そろそろ解散としますか! ゆりか:そうね。ふふ、予想以上に楽しかったわ。 せいら:楽しくてハイペースで飲んでしまいましたわぁ........。 シュウ:最初は不安だったが、ここまで盛り上がれるとは思わなかった。 みき:楽しかったぁ!また集まりたいね! もも:なんかずっとコイツとケンカしかしてなかった気がする........ ヒロ:お前が突っかかってくるからだろ!........でもま、楽しかった! アキラ:タクシーあと10分くらいでくるって。みんな、帰る準備大丈夫か? ゆりか:え、タクシー呼んでくれたの?気が利くじゃん! アキラ:本当は俺とリュウで送って行ってやりたかったんだがな。酒飲んじまったから。 リュウタロウ:マジごめん!気が利かなくて!ついつい楽しかったから酒飲んじゃった! せいら:いえ!こちらはお酒を一緒に飲めて楽しかったですわ! みき:ねぇねぇ、またこのメンバーで集まろうよ! もも:うん!またなんかやりたい! ゆりか:そうね!このメンバーでゲームしても楽しそうだし、 シュウ:バンドとかダンスとか、そういうのやるのも楽しそうだな。 せいら:どこかお店で美味しいもの食べたり飲んだりしても楽しそうですし! もも:旅行とかいくのもありじゃない? アキラ:ドライブでも盛り上がるだろうな。 ヒロ:おれ、みんなでテーマパークとか行きたい! リュウタロウ:へへっ、みんな仲良くなれたみたいだなっ!じゃあこれは、次も企画、しちゃいますか! 全員:さんせー! ゆりか:こうして、カオスな男女8人の物語が始まっていくのであった。 アキラ:ぼーいずあんど せいら:がーるずるーむっ! シュウ:完