台本概要

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タイトル デスゲームがやってみたい
作者名 煮成 焼也(ニルナリヤクナリ)  (@nalinirunali)
ジャンル コメディ
演者人数 3人用台本(男1、女1、不問1) ※兼役あり
時間 10 分
台本使用規定 台本説明欄参照
説明 ◎コメディー台本

◎10~15分程度

☆約束☆

・配信でご使用する際は許可を取る必要はありません。ご自由にご使用ください。

・番組名や説明欄にタイトルを書いて頂けたら助かります。(覗きに行きたいので…)

・アドリブとかも入れていただいて構いませんが、他の演者様が困るような事や結末を変えるなどはお控えください。

・みんなで楽しく声劇をしましょう!!

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
GM 不問 55 好奇心旺盛。やりたいことは、お金を使ってなんでもやっちゃうタイプ。参加者Bの兼役をお願いします。
メイド 39 ツッコミが冷酷。よく言えばクールビューティー。参加者Aの兼役をお願いします。
メイド長 36 身体的にも精神的にも強い御仁。参加者Cの兼役ををお願いします。
参加者A 4 デスゲーム参加者
参加者B 不問 4 デスゲーム参加者
参加者C 6 デスゲーム参加者
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
GM:「デスゲームがやってみたいんだ!」 メイド:「…?いま、なんて仰(おっしゃ)いましたか?ご主人様。」 GM:「デスゲームがやってみたいんだ!!」 メイド:「それは聞こえております。なぜ、そのような馬鹿(ぶぁか)のような事を宣(のたま)っているのか、と聞いているのです。」 GM:「そんな事ないだろう?」 0:GMが立ち上がる GM:「この世のありとあらゆる富、権力を手に入れ、やろうと思えば各国の大統領とダンスパーティーさえ開けちゃう財閥の御曹司(おんぞうし)である私だが、まだやった事がない事にいま気づいてしまった。」 0:メイドに指を指すGM メイド:「人に指を指さない。へし折りますよ。」 GM:「ごめんなさい。」 そっと手を下げるGM GM:「でも、やってみたいんだ。デスゲームが!謎の仮面を着け、機械音声で参加者を恐怖のどん底に落とし、最後に勝者の前で高笑いしながら正体を明かしたいんだ、私は!!」 メイド:「なるほど。」 GM:「わかってくれるか!」 メイド:「ええ。ご主人様が未だに中学生のような思考を持っている事が手に取る様にわかります。」 GM:「ねぇ、さっきから酷くない?」 0:メイド長が入ってくる メイド長:「ご主人様、おはようございます。」 GM:「あ、おはよう。メイド長。」 メイド:「おはようございます。メイド長。」 メイド長:「あら?2人共どうしたの?」 GM:「メイド長聞いてくれ!」 メイド長:「ええ、聞きますとも?どうされたのかしら?」 GM:「デスゲームがしたいんだ!!」 メイド長:「え?ご主人様ならすぐに死ぬかもしれないわよ?」 メイド:「メイド長、ご主人様は主催者側でデスゲームを執り行いたいと仰(おっしゃ)っているのです。」 メイド長:「なるほど?金持ちの道楽にしては随分(ずいぶん)と物騒(ぶっそう)な遊びを企画されるのね。」 GM:「いいじゃないか。私は金持ち!やった事ないものがあるならやってみる!それが私の座右の銘(ざゆうのめい)さ」 メイド:「くだらない座右の銘ですね。」 GM:「ハッハッハ。そろそろ泣くよ?」 メイド長:「あらあら。今日もメイドちゃんは毒舌が絶好調みたいね。ところで、デスゲームをやるのはいいですけど、どんな感じにするの?」 GM:「どんな…感じって言うと?」 メイド長:「こちらがお題を出してそれを眺めるのか、それとも参加者に殺し合わせるのかって事よ。」 GM:「なるほど。それじゃあ、お題を出す方にしよう。その方が、なんか…こう…かっこいいじゃん?」 メイド:「浅はかですね。」 メイド長:「なら、どんなのにするか、皆で考えましょう!」 0:2時間後… GM:「できたー!」 メイド:「これは…」 メイド長:「あら、いい感じじゃないかしら?」 メイド:「これ、本当に生き残れますか?歴戦の傭兵(ようへい)すら途中で死にそうですけど…。」 GM:「え?そう?」 メイド:「そうですよ。なんですか、最初の「50m先のボタンを押さないと5秒で落ちてくる吊り天井」て。全滅させる気満々じゃないですか。」 GM:「そうなのか。」 メイド長:「そうかしら?」 メイド:「次の「制限時間内に50mプールいっぱいに入った小麦粉の中から正しい鍵を見つけだす」も見つけれないと、首輪が爆発するってのは?」 メイド長:「爆発はロマンよ。あればあるだけいいわ。」 GM:「盛り上がりって大事だと思うんだ!!」 メイド:「一人やられたら、最悪、粉塵爆発(ふんじんばくはつ)で全滅しますよ?他にも諸々(もろもろ)言いたいことありますけど、最後、「推定50mの巨大ロボットにタイマンで勝利」って…」 GM:「ロボットかっこいいだろ?」 メイド:「まるで小学生が考えた最強モンスターみたいな詰め合わせですね。」 メイド長:「もっちろん!ロボットも最後爆発するわ!部屋の中を埋め尽くす爆発の予定よ。」 メイド:「生存者残す気ありますか?」 メイド長:「そこまで言うなら、実地(じっち)検査が必要よね。」 GM:「え?」 メイド:「え?」 0:翌日… GM:「絶好のデスゲーム日和だな。」 0:皆、もとい、GMとメイド長がほぼほぼ構想したデスゲーム会場が完成し、モニター越しにはメイド長が中で仁王立ちをしていた。 メイド:「本当によろしいのですか?」 メイド長:「当たり前じゃない。さ、始めましょ。」 GM:「よし、じゃあボイスチェンジャー用意してっと…あー、あー、よく来てくれた。参加者の諸君。」 メイド長:「きゃー!こわーい!助けてー!(棒読み)」 GM:「これから、君達にはゲームをしてもらう。」 メイド長:「きゃー!(棒読み)」 GM:「まずはこれに挑戦してもらおう。」 第1のゲーム、「50m先のボタンを押さないと5秒で落ちてくる吊り天井」が始まった。 GM:「ゲームスタート!」 メイド長:「ふんっ!!」 0:メイド長は首輪をもぎ取った。 GM:「え?あの首輪、もぎ取れるの?」 メイド:「いえ、どれだけ力を入れても、もぎ取れないように設計されていますが。」 メイド長:「ぬありゃああああああ!!!!!!!!」 0:メイド長は取った首輪を投げ、50m先のボタンに当てた。 メイド長:「これは改善の余地があるわね。野球選手とか投擲(とうてき)系のスポーツ経験者ならあっさりクリア出来ちゃうわ。」 GM:「え?そうなの?」 メイド:「いや、中々出来ませんよ?」 0:次は「小麦粉の〜」が始まる。 メイド長:「さぁ、行くわよ。」 GM:「これは時間がかかるだろう。鍵も50種類用意したし。」 メイド:「ご主人様。」 GM:「なんだい?」 メイド:「これ、発注したの500種類になってますよ?」 GM:「…え?…あれ?0の数ミスった?」 メイド:「ちなみに制限時間は?」 GM:「え、50秒…。」 メイド:「あなた、本当に生存者残す気ありますか?」 メイド長:「あったわよ。」 GM:「へ!?」 メイド:「…化け物。」 GM:「ほ、本当?」 メイド長:「ええ。私の眼力なら余裕でちょちょいのちょいよ。でも、鍵と鍵穴みたら分かっちゃうわね。これも改善が必要だわ。」 GM:「そうなのか?」 メイド:「いや、それは熟練(じゅくれん)の何かでないと難しいかと。」 0:その後も人間離れした能力を見せつけていくメイド長。 メイド長:「次で最後みたいね。」 GM:「なぁ、メイド長、息切れすらしてないんだけど。」 メイド:「…いま考えるのは辞めましょう。」 メイド長が足を進めるとそこには全長50mの巨大ロボットが立っていた。 メイド長:「あら、大きいわね。」 メイド:「これが金の無駄遣いの塊(かたまり)ですか。」 GM:「ふっふっふ。ありとあらゆる技術を用いて製造されたこのGM(ごっついマネーを使った)ロボでメイド長をギッタンギッタンのボッコボコにしてやる。」 メイド:「生かす方向は辞めたのですね。」 GM:「まず、ロボット定番のロケットパンチだ!」 0:が、放たれた拳をハエを払うように弾くメイド長 メイド長:「やだ。ネイルがちょっと剥(は)がれちゃった。」 GM:「ならば、この絶対当たるミサイルで!」 メイド長:「あら、昔、戦場でよく見たタイプね。あ、ちょうどいいわ、この地面を持ち上げて…よっこいしょ。」 0:地面を捲(めく)りあげ、壁でミサイルを防ぐメイド長。 メイド:「全弾見事に防がれましたね。」 GM:「ぐぬぬぬぬ。ならば、最終兵器!レーザービームだ!」 メイド:「ご主人様、悪い顔されてますよ。」 メイド長:「やだっ!ちょっと火傷しちゃったじゃない。」 0:メイド長はレーザービームを浴びるが頬(ほほ)が少し焦げたくらいで終わった。 GM:「メイド長って人だよね?」 メイド:「今年で55になる一般人のはずです。」 メイド長:「もうっ!さっきからチマチマした攻撃ばっかり!お返しよ。ふんっ!!!!」 0:メイド長の拳でロボットに穴が空き、その場に崩れ落ち、爆発した。だが、メイド長は豪炎の中を立っていた。 GM:「あああああああ!!!ロボおおおおおおおお!!!!」 メイド:「GMロボの破壊を確認。メイド長、バイタルに問題なし。あっけなかったですね。」 メイド長:「攻撃は最初の以外はまずまずね。ただ、硬さが足りないわ。これも調整が必要ね。」 0:部屋から出てきたメイド長を出迎える2人。 メイド長:「いま、戻りました〜♪」 メイド:「おかえりなさいませ、化け物(メイド長)。」 GM:「おかえり、人外(メイド長)。」 メイド長:「そうね、いくつか反省点があるわね。まず…」 GM:「やっぱり、殺し合わせるやつにする。その方がなんかよさそうだ。」 0:間  GM:「よし、じゃあ、早速、悪いやつを集めよう!」 メイド:「あの、一つお聞きしたいのですが。」 GM:「なんだ?」 メイド:「殺し合いの様子はご覧になるのですか?」 GM:「え?そりゃあ…」 メイド長:「そういえば、ご主人様、スプラッタなの苦手でしたわね。」 メイド:「見れますか?人の死に様。」 GM:「いや、それは…えっと…」 メイド長:「なんなら、先日捕らえた殺し屋で練習します?」 GM:「殺し屋いたの!?ってか、捕まえてるの!?」 メイド長:「ええ。依頼人探し出して報復する必要がありますからね。」 メイド:「ご覧になりますか?」 GM:「…これも無しで。」 メイド長:「そうなると困ったわね。他にデスゲームなんて思いつかないわ。」 メイド:「そこで私にいい提案が。」 メイド長:「あらん?」 GM:「聞かせてくれ。」 0:とある廃ビルにて… 参加者A:「ここは…どこだ?」 参加者B:「おい、出せ!出せよ!」 参加者C:「なんなんだ、一体!」 0:参加者の声を遮るようにGMの声が響き渡る。 GM:「やぁ。哀(あわ)れな子羊達よ。ようこそ。ここでは今から君達にゲームをしてもらう。」 参加者A:「ゲームだと!?」 参加者B:「俺達に何をさせるってんだ!」 参加者C:「まさか、デスゲームってやつ!?殺し合わせるつもりか!!」 GM:「はっはっは。では、まずこちらをご覧頂(いただ)きたい。」 0:そこにはスクリーンに大きく写った参加者Cの姿があった。 参加者C:「私…か?」 すると、スクリーンに写った参加者Cからある一言が発せられた。 参加者C:「(ここはアドリブです。あなたが想像する恥ずかしい中二病セリフまで3、2、1…)」 参加者A:「え。」 参加者B:「お前…」 参加者C:「ぐあああああああああぁぁぁ!!やめてくれえええええええ!!!」 GM:「もし、ゲームクリア出来ないと、このような秘密の映像をじゃんじゃんLIVE中継で見ている方々にお見せすることになるだろう。」 参加者A:「なんてゲームだ…。」 参加者B:「恐ろしい…。」 参加者C:「やめろ、見るな、見ないでくれ…。」 GM:「では、始めよう。「社会的にデスゲーム」を!!」

GM:「デスゲームがやってみたいんだ!」 メイド:「…?いま、なんて仰(おっしゃ)いましたか?ご主人様。」 GM:「デスゲームがやってみたいんだ!!」 メイド:「それは聞こえております。なぜ、そのような馬鹿(ぶぁか)のような事を宣(のたま)っているのか、と聞いているのです。」 GM:「そんな事ないだろう?」 0:GMが立ち上がる GM:「この世のありとあらゆる富、権力を手に入れ、やろうと思えば各国の大統領とダンスパーティーさえ開けちゃう財閥の御曹司(おんぞうし)である私だが、まだやった事がない事にいま気づいてしまった。」 0:メイドに指を指すGM メイド:「人に指を指さない。へし折りますよ。」 GM:「ごめんなさい。」 そっと手を下げるGM GM:「でも、やってみたいんだ。デスゲームが!謎の仮面を着け、機械音声で参加者を恐怖のどん底に落とし、最後に勝者の前で高笑いしながら正体を明かしたいんだ、私は!!」 メイド:「なるほど。」 GM:「わかってくれるか!」 メイド:「ええ。ご主人様が未だに中学生のような思考を持っている事が手に取る様にわかります。」 GM:「ねぇ、さっきから酷くない?」 0:メイド長が入ってくる メイド長:「ご主人様、おはようございます。」 GM:「あ、おはよう。メイド長。」 メイド:「おはようございます。メイド長。」 メイド長:「あら?2人共どうしたの?」 GM:「メイド長聞いてくれ!」 メイド長:「ええ、聞きますとも?どうされたのかしら?」 GM:「デスゲームがしたいんだ!!」 メイド長:「え?ご主人様ならすぐに死ぬかもしれないわよ?」 メイド:「メイド長、ご主人様は主催者側でデスゲームを執り行いたいと仰(おっしゃ)っているのです。」 メイド長:「なるほど?金持ちの道楽にしては随分(ずいぶん)と物騒(ぶっそう)な遊びを企画されるのね。」 GM:「いいじゃないか。私は金持ち!やった事ないものがあるならやってみる!それが私の座右の銘(ざゆうのめい)さ」 メイド:「くだらない座右の銘ですね。」 GM:「ハッハッハ。そろそろ泣くよ?」 メイド長:「あらあら。今日もメイドちゃんは毒舌が絶好調みたいね。ところで、デスゲームをやるのはいいですけど、どんな感じにするの?」 GM:「どんな…感じって言うと?」 メイド長:「こちらがお題を出してそれを眺めるのか、それとも参加者に殺し合わせるのかって事よ。」 GM:「なるほど。それじゃあ、お題を出す方にしよう。その方が、なんか…こう…かっこいいじゃん?」 メイド:「浅はかですね。」 メイド長:「なら、どんなのにするか、皆で考えましょう!」 0:2時間後… GM:「できたー!」 メイド:「これは…」 メイド長:「あら、いい感じじゃないかしら?」 メイド:「これ、本当に生き残れますか?歴戦の傭兵(ようへい)すら途中で死にそうですけど…。」 GM:「え?そう?」 メイド:「そうですよ。なんですか、最初の「50m先のボタンを押さないと5秒で落ちてくる吊り天井」て。全滅させる気満々じゃないですか。」 GM:「そうなのか。」 メイド長:「そうかしら?」 メイド:「次の「制限時間内に50mプールいっぱいに入った小麦粉の中から正しい鍵を見つけだす」も見つけれないと、首輪が爆発するってのは?」 メイド長:「爆発はロマンよ。あればあるだけいいわ。」 GM:「盛り上がりって大事だと思うんだ!!」 メイド:「一人やられたら、最悪、粉塵爆発(ふんじんばくはつ)で全滅しますよ?他にも諸々(もろもろ)言いたいことありますけど、最後、「推定50mの巨大ロボットにタイマンで勝利」って…」 GM:「ロボットかっこいいだろ?」 メイド:「まるで小学生が考えた最強モンスターみたいな詰め合わせですね。」 メイド長:「もっちろん!ロボットも最後爆発するわ!部屋の中を埋め尽くす爆発の予定よ。」 メイド:「生存者残す気ありますか?」 メイド長:「そこまで言うなら、実地(じっち)検査が必要よね。」 GM:「え?」 メイド:「え?」 0:翌日… GM:「絶好のデスゲーム日和だな。」 0:皆、もとい、GMとメイド長がほぼほぼ構想したデスゲーム会場が完成し、モニター越しにはメイド長が中で仁王立ちをしていた。 メイド:「本当によろしいのですか?」 メイド長:「当たり前じゃない。さ、始めましょ。」 GM:「よし、じゃあボイスチェンジャー用意してっと…あー、あー、よく来てくれた。参加者の諸君。」 メイド長:「きゃー!こわーい!助けてー!(棒読み)」 GM:「これから、君達にはゲームをしてもらう。」 メイド長:「きゃー!(棒読み)」 GM:「まずはこれに挑戦してもらおう。」 第1のゲーム、「50m先のボタンを押さないと5秒で落ちてくる吊り天井」が始まった。 GM:「ゲームスタート!」 メイド長:「ふんっ!!」 0:メイド長は首輪をもぎ取った。 GM:「え?あの首輪、もぎ取れるの?」 メイド:「いえ、どれだけ力を入れても、もぎ取れないように設計されていますが。」 メイド長:「ぬありゃああああああ!!!!!!!!」 0:メイド長は取った首輪を投げ、50m先のボタンに当てた。 メイド長:「これは改善の余地があるわね。野球選手とか投擲(とうてき)系のスポーツ経験者ならあっさりクリア出来ちゃうわ。」 GM:「え?そうなの?」 メイド:「いや、中々出来ませんよ?」 0:次は「小麦粉の〜」が始まる。 メイド長:「さぁ、行くわよ。」 GM:「これは時間がかかるだろう。鍵も50種類用意したし。」 メイド:「ご主人様。」 GM:「なんだい?」 メイド:「これ、発注したの500種類になってますよ?」 GM:「…え?…あれ?0の数ミスった?」 メイド:「ちなみに制限時間は?」 GM:「え、50秒…。」 メイド:「あなた、本当に生存者残す気ありますか?」 メイド長:「あったわよ。」 GM:「へ!?」 メイド:「…化け物。」 GM:「ほ、本当?」 メイド長:「ええ。私の眼力なら余裕でちょちょいのちょいよ。でも、鍵と鍵穴みたら分かっちゃうわね。これも改善が必要だわ。」 GM:「そうなのか?」 メイド:「いや、それは熟練(じゅくれん)の何かでないと難しいかと。」 0:その後も人間離れした能力を見せつけていくメイド長。 メイド長:「次で最後みたいね。」 GM:「なぁ、メイド長、息切れすらしてないんだけど。」 メイド:「…いま考えるのは辞めましょう。」 メイド長が足を進めるとそこには全長50mの巨大ロボットが立っていた。 メイド長:「あら、大きいわね。」 メイド:「これが金の無駄遣いの塊(かたまり)ですか。」 GM:「ふっふっふ。ありとあらゆる技術を用いて製造されたこのGM(ごっついマネーを使った)ロボでメイド長をギッタンギッタンのボッコボコにしてやる。」 メイド:「生かす方向は辞めたのですね。」 GM:「まず、ロボット定番のロケットパンチだ!」 0:が、放たれた拳をハエを払うように弾くメイド長 メイド長:「やだ。ネイルがちょっと剥(は)がれちゃった。」 GM:「ならば、この絶対当たるミサイルで!」 メイド長:「あら、昔、戦場でよく見たタイプね。あ、ちょうどいいわ、この地面を持ち上げて…よっこいしょ。」 0:地面を捲(めく)りあげ、壁でミサイルを防ぐメイド長。 メイド:「全弾見事に防がれましたね。」 GM:「ぐぬぬぬぬ。ならば、最終兵器!レーザービームだ!」 メイド:「ご主人様、悪い顔されてますよ。」 メイド長:「やだっ!ちょっと火傷しちゃったじゃない。」 0:メイド長はレーザービームを浴びるが頬(ほほ)が少し焦げたくらいで終わった。 GM:「メイド長って人だよね?」 メイド:「今年で55になる一般人のはずです。」 メイド長:「もうっ!さっきからチマチマした攻撃ばっかり!お返しよ。ふんっ!!!!」 0:メイド長の拳でロボットに穴が空き、その場に崩れ落ち、爆発した。だが、メイド長は豪炎の中を立っていた。 GM:「あああああああ!!!ロボおおおおおおおお!!!!」 メイド:「GMロボの破壊を確認。メイド長、バイタルに問題なし。あっけなかったですね。」 メイド長:「攻撃は最初の以外はまずまずね。ただ、硬さが足りないわ。これも調整が必要ね。」 0:部屋から出てきたメイド長を出迎える2人。 メイド長:「いま、戻りました〜♪」 メイド:「おかえりなさいませ、化け物(メイド長)。」 GM:「おかえり、人外(メイド長)。」 メイド長:「そうね、いくつか反省点があるわね。まず…」 GM:「やっぱり、殺し合わせるやつにする。その方がなんかよさそうだ。」 0:間  GM:「よし、じゃあ、早速、悪いやつを集めよう!」 メイド:「あの、一つお聞きしたいのですが。」 GM:「なんだ?」 メイド:「殺し合いの様子はご覧になるのですか?」 GM:「え?そりゃあ…」 メイド長:「そういえば、ご主人様、スプラッタなの苦手でしたわね。」 メイド:「見れますか?人の死に様。」 GM:「いや、それは…えっと…」 メイド長:「なんなら、先日捕らえた殺し屋で練習します?」 GM:「殺し屋いたの!?ってか、捕まえてるの!?」 メイド長:「ええ。依頼人探し出して報復する必要がありますからね。」 メイド:「ご覧になりますか?」 GM:「…これも無しで。」 メイド長:「そうなると困ったわね。他にデスゲームなんて思いつかないわ。」 メイド:「そこで私にいい提案が。」 メイド長:「あらん?」 GM:「聞かせてくれ。」 0:とある廃ビルにて… 参加者A:「ここは…どこだ?」 参加者B:「おい、出せ!出せよ!」 参加者C:「なんなんだ、一体!」 0:参加者の声を遮るようにGMの声が響き渡る。 GM:「やぁ。哀(あわ)れな子羊達よ。ようこそ。ここでは今から君達にゲームをしてもらう。」 参加者A:「ゲームだと!?」 参加者B:「俺達に何をさせるってんだ!」 参加者C:「まさか、デスゲームってやつ!?殺し合わせるつもりか!!」 GM:「はっはっは。では、まずこちらをご覧頂(いただ)きたい。」 0:そこにはスクリーンに大きく写った参加者Cの姿があった。 参加者C:「私…か?」 すると、スクリーンに写った参加者Cからある一言が発せられた。 参加者C:「(ここはアドリブです。あなたが想像する恥ずかしい中二病セリフまで3、2、1…)」 参加者A:「え。」 参加者B:「お前…」 参加者C:「ぐあああああああああぁぁぁ!!やめてくれえええええええ!!!」 GM:「もし、ゲームクリア出来ないと、このような秘密の映像をじゃんじゃんLIVE中継で見ている方々にお見せすることになるだろう。」 参加者A:「なんてゲームだ…。」 参加者B:「恐ろしい…。」 参加者C:「やめろ、見るな、見ないでくれ…。」 GM:「では、始めよう。「社会的にデスゲーム」を!!」