台本概要
89 views
タイトル | ミッションB 熊に会ったら・・・ |
---|---|
作者名 | 煮成 焼也(ニルナリヤクナリ) (@nalinirunali) |
ジャンル | コメディ |
演者人数 | 3人用台本(不問3) |
時間 | 10 分 |
台本使用規定 | 台本説明欄参照 |
説明 |
◎コメディー台本 ◎10~15分程度 ☆約束☆ ・配信でご使用する際は許可を取る必要はありません。ご自由にご使用ください。 ・番組名や説明欄にタイトルを書いて頂けたら助かります。 ・演じられた後、コメントなどに演じた場所?(URLなど)教えて頂けたら嬉しいです。(覗きに行きたいので…) ・話口調を男性寄り、女性寄りに変更していただいても大丈夫です。アドリブとかも入れていただいて構いませんが、他の演者様が困るような事や結末を変えるなどはお控えください。 ・みんなで楽しく声劇をしましょう!! 89 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
隊長 | 不問 | 41 | (性別不問)とある部隊の隊長。基本ツッコミ。カレーはシャバシャバ派。 |
隊員A | 不問 | 18 | とある部隊の隊員。基本、元気。役名は演じられる方の名前で大丈夫です。カレーはドロドロ派。途中、熊さんになります。 |
隊員B | 不問 | 26 | とある部隊の隊員。基本、のんびり、たまにテンションが上がるタイプ。役名は演じられる方の名前で大丈夫です。カレーはキーマ派。途中、熊さんになります。 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
隊長:「いいか、お前達。絶対に動くなよ?」
隊員A:「隊長、熊(くま)、すっごいこっち見てますよ!」
隊員B:「隊長、蜂蜜とかぶちまけたら大丈夫ですか!?」
隊長:「お、落ち着けお前ら!まず、熊に警戒(けいかい)されない様にこっそりと…」
隊員A:「なるほど!死んだフリですね!」
隊長:「違うよ!?あとそれ本当に死ぬぞ!?」
隊員A:「…。」
隊員B:「あ、本格的に死体になりきってますね。瞳孔(どうこう )もしっかり開ききってる。」
隊長:「いや、怖いわ!あとやめろ!本当に死ぬから!!」
隊員A:「了解じまじだ…。」
隊長:「ゾンビ風に帰ってくるな!無駄にリアルな動きだな、おい!」
隊員B:「隊長。」
隊長:「なんだ?」
隊員B:「熊さんがさっきよりも近づいてきてます。」
隊長:「いや、やばいじゃないか!なんで、そんな平気そうにしてんの!?」
隊員B:「隊長、生きとし生けるもの、いつか死ぬ時があるのですよ。メメントモリ。」
隊長:「あ、違うわ。コイツ諦めてるだけだった。」
隊員A:「隊長!死んだフリがダメならどうすればいいですか!?」
隊長:「いいか、こういう時はこっそりこっそりと後ろに下がって逃げるのが…」
隊員B:「隊長、別の熊さんが後方でスタンバってます。」
隊長:「なんで!?こいつら、どこかの軍事訓練(ぐんじくんれん)受けた熊か!?」
隊員A:「死ぬ前に熊肉、食べてみたかった…。」
隊長:「熊を前にそれ言う!?」
隊員B:「隊長、どうしますか?」
隊長:「くっ、万事休(ばんじきゅう)すか…。」
隊員B:「いま、持ってる物と言えば、蜂蜜、にんじん、じゃがいも、玉ねぎ…」
隊長:「今日、お昼はカレーの予定だったもんな。」
隊員B:「ビーフシチューのルー… 」
隊員A:「思わず、間違えちゃったよね。」
隊員B:「豚肉…」
隊長:「失敗に失敗が重なったよな。ビーフで豚って…」
隊員B:「鍋(なべ)、黒ひげ危機一髪(ききいっぱつ)、スコップ、拳銃(けんじゅう)、トランプ、軍手…」
隊長:「おい、ちょっと待て、いま、明らか便利なのあったぞ?」
隊員A:「え?黒ひげ危機一髪ですか?」
隊長:「違うわ!どうやったら、役立つんだよ、それ!」
隊員B:「え、やっぱり…」
0:-------以下、隊員Bの回想ー-------
隊長:「おらあ!熊共(ども)!黒ひげ危機一髪で勝負だ!私達が勝ったら許してください!」
熊A(隊員A):「いいだろうクマー」
熊B(隊員B):「あ、飛ばしちゃったクマー」
隊長:「やったー!勝ったぞー!」
熊A(隊員A):「負けたクマー」
熊B(隊員B):「負けて腹立つから食べたゃうクマー」
隊長:「うわー!ケバブ風に美味しく焼かれて食べられるー!」
0:ー-------回想終わり。ー--------
隊員B:「隊長がケバブ…ウケる。」
隊長:「どうした!?いまの一瞬(いっしゅん)で俺の身に何があった!?」
隊員A:「隊長!熊がじりじり寄ってきてます!」
隊長:「おい、荷物の中にあった拳銃を貸せ!」
隊員B:「はい!」
隊長:「本当はこんな事したくないんだが、すまんな!私達も命がかかってるんだ!」
0:(パーンと銃声が鳴り響く。)
隊員A:「隊長、その拳銃、弾入ってませんよ?」
隊長:「うん、私もそう思った。…ま、まぁ、でも!熊などの野生動物は大きい音にびっくりしやすい。だから、今ので逃げてくれたら…」
隊員B:「奥(おく)から熊さんがログインしました。」
隊長:「なんで!?」
隊員A:「音につられたんですかね?」
隊長:「絶対にこいつら軍事訓練された何かだ!もう自信もって言える!」
隊員B:「隊長、どうしますか?」
隊長:「くっ、こうなったらこの鍋(なべ)で熊を一匹ずつぶん殴っていくしか…」
隊員A:「隊長、さすがに無茶ですよ!!」
隊長:「ならば、この黒ひげ危機一髪で熊を一匹ずつぶん殴っていくしか…」
隊員B:「ダメだ。隊長も壊(こわ)れちゃった。」
隊員A:「こうなったら…」
隊員B:「え…、まさか…アレをやるのか。」
隊長:「へ?」
隊員A:「変身(へんっしんっ)!!」
隊長:「なんて!?」
(みるみる内に大きくなり、光る巨人になる隊員A)
隊長:「いや、なんだコレ!?巨人!?でかっ!!」
隊員B:「隊長…、実は黙(だま)っていましたが、あいつは変身出来るんですよ。」
隊長:「は!?変身!?なんだ、それ!?」
隊員A:「くおおおおおっふおおおおおお!!」
隊員B:「いまのあいつは身長60m体重350トン、手から熱光線(ねつこうせん)やら、怪獣(かいじゅう)を真っ二(まっぷた)つに出来る光輪(こうりん)なんかが出せちゃいます。」
隊長:「熊相手に出すやつじゃないよな!?ほら、熊全部、逃げたし!!」
隊員B:「おかげで、私達も難(なん)を逃(のが)れる事が出来ましたね。」
隊長:「う〜ん、まぁ、確かに。それもそうか。よし、おーい!もう戻っていいぞー。」
0:(微動だにしない光った巨人の隊員A)
隊長:「ん?どうした?」
隊員B:「えっと…それに関して、ひとつ報告がありまして。」
隊長:「なんだ?言ってみろ。」
隊員B:「あいつは変身すると、すごく強いのですが、その…意思の疎通(そつう)が難しくなる傾向(けいこう)にあったり、自我(じが)が暴走してしまったり…」
隊長:「ん?それってつまり…」
隊員A:「ふおおおおっしゅ!!」
隊員B:「あ、やっぱり、こっちに攻撃してきた。」
隊長:「難を逃れるどころか、さっきよりもデカい難が襲ってきてるじゃねぇか!!」
隊員B:「では、隊長逃げましょう。」
隊長:「いや、逃げるの無理だろこれ!!」
隊員A:「たいちょーたおおおっしゅ!!」
隊長:「待て!いまコイツ明(あき)らかに殺意(さつい)持って…」
0:(ベッドから起き上がる隊長)
隊長:「はぁはぁはぁはぁ…。」
隊員A:「隊長ー、朝練の時間ですよー。起きて下さーい。」
隊員B:「隊長ー、寝坊なんて珍しいですねー。」
隊長:「…どんな夢だよ。」
隊長:「いいか、お前達。絶対に動くなよ?」
隊員A:「隊長、熊(くま)、すっごいこっち見てますよ!」
隊員B:「隊長、蜂蜜とかぶちまけたら大丈夫ですか!?」
隊長:「お、落ち着けお前ら!まず、熊に警戒(けいかい)されない様にこっそりと…」
隊員A:「なるほど!死んだフリですね!」
隊長:「違うよ!?あとそれ本当に死ぬぞ!?」
隊員A:「…。」
隊員B:「あ、本格的に死体になりきってますね。瞳孔(どうこう )もしっかり開ききってる。」
隊長:「いや、怖いわ!あとやめろ!本当に死ぬから!!」
隊員A:「了解じまじだ…。」
隊長:「ゾンビ風に帰ってくるな!無駄にリアルな動きだな、おい!」
隊員B:「隊長。」
隊長:「なんだ?」
隊員B:「熊さんがさっきよりも近づいてきてます。」
隊長:「いや、やばいじゃないか!なんで、そんな平気そうにしてんの!?」
隊員B:「隊長、生きとし生けるもの、いつか死ぬ時があるのですよ。メメントモリ。」
隊長:「あ、違うわ。コイツ諦めてるだけだった。」
隊員A:「隊長!死んだフリがダメならどうすればいいですか!?」
隊長:「いいか、こういう時はこっそりこっそりと後ろに下がって逃げるのが…」
隊員B:「隊長、別の熊さんが後方でスタンバってます。」
隊長:「なんで!?こいつら、どこかの軍事訓練(ぐんじくんれん)受けた熊か!?」
隊員A:「死ぬ前に熊肉、食べてみたかった…。」
隊長:「熊を前にそれ言う!?」
隊員B:「隊長、どうしますか?」
隊長:「くっ、万事休(ばんじきゅう)すか…。」
隊員B:「いま、持ってる物と言えば、蜂蜜、にんじん、じゃがいも、玉ねぎ…」
隊長:「今日、お昼はカレーの予定だったもんな。」
隊員B:「ビーフシチューのルー… 」
隊員A:「思わず、間違えちゃったよね。」
隊員B:「豚肉…」
隊長:「失敗に失敗が重なったよな。ビーフで豚って…」
隊員B:「鍋(なべ)、黒ひげ危機一髪(ききいっぱつ)、スコップ、拳銃(けんじゅう)、トランプ、軍手…」
隊長:「おい、ちょっと待て、いま、明らか便利なのあったぞ?」
隊員A:「え?黒ひげ危機一髪ですか?」
隊長:「違うわ!どうやったら、役立つんだよ、それ!」
隊員B:「え、やっぱり…」
0:-------以下、隊員Bの回想ー-------
隊長:「おらあ!熊共(ども)!黒ひげ危機一髪で勝負だ!私達が勝ったら許してください!」
熊A(隊員A):「いいだろうクマー」
熊B(隊員B):「あ、飛ばしちゃったクマー」
隊長:「やったー!勝ったぞー!」
熊A(隊員A):「負けたクマー」
熊B(隊員B):「負けて腹立つから食べたゃうクマー」
隊長:「うわー!ケバブ風に美味しく焼かれて食べられるー!」
0:ー-------回想終わり。ー--------
隊員B:「隊長がケバブ…ウケる。」
隊長:「どうした!?いまの一瞬(いっしゅん)で俺の身に何があった!?」
隊員A:「隊長!熊がじりじり寄ってきてます!」
隊長:「おい、荷物の中にあった拳銃を貸せ!」
隊員B:「はい!」
隊長:「本当はこんな事したくないんだが、すまんな!私達も命がかかってるんだ!」
0:(パーンと銃声が鳴り響く。)
隊員A:「隊長、その拳銃、弾入ってませんよ?」
隊長:「うん、私もそう思った。…ま、まぁ、でも!熊などの野生動物は大きい音にびっくりしやすい。だから、今ので逃げてくれたら…」
隊員B:「奥(おく)から熊さんがログインしました。」
隊長:「なんで!?」
隊員A:「音につられたんですかね?」
隊長:「絶対にこいつら軍事訓練された何かだ!もう自信もって言える!」
隊員B:「隊長、どうしますか?」
隊長:「くっ、こうなったらこの鍋(なべ)で熊を一匹ずつぶん殴っていくしか…」
隊員A:「隊長、さすがに無茶ですよ!!」
隊長:「ならば、この黒ひげ危機一髪で熊を一匹ずつぶん殴っていくしか…」
隊員B:「ダメだ。隊長も壊(こわ)れちゃった。」
隊員A:「こうなったら…」
隊員B:「え…、まさか…アレをやるのか。」
隊長:「へ?」
隊員A:「変身(へんっしんっ)!!」
隊長:「なんて!?」
(みるみる内に大きくなり、光る巨人になる隊員A)
隊長:「いや、なんだコレ!?巨人!?でかっ!!」
隊員B:「隊長…、実は黙(だま)っていましたが、あいつは変身出来るんですよ。」
隊長:「は!?変身!?なんだ、それ!?」
隊員A:「くおおおおおっふおおおおおお!!」
隊員B:「いまのあいつは身長60m体重350トン、手から熱光線(ねつこうせん)やら、怪獣(かいじゅう)を真っ二(まっぷた)つに出来る光輪(こうりん)なんかが出せちゃいます。」
隊長:「熊相手に出すやつじゃないよな!?ほら、熊全部、逃げたし!!」
隊員B:「おかげで、私達も難(なん)を逃(のが)れる事が出来ましたね。」
隊長:「う〜ん、まぁ、確かに。それもそうか。よし、おーい!もう戻っていいぞー。」
0:(微動だにしない光った巨人の隊員A)
隊長:「ん?どうした?」
隊員B:「えっと…それに関して、ひとつ報告がありまして。」
隊長:「なんだ?言ってみろ。」
隊員B:「あいつは変身すると、すごく強いのですが、その…意思の疎通(そつう)が難しくなる傾向(けいこう)にあったり、自我(じが)が暴走してしまったり…」
隊長:「ん?それってつまり…」
隊員A:「ふおおおおっしゅ!!」
隊員B:「あ、やっぱり、こっちに攻撃してきた。」
隊長:「難を逃れるどころか、さっきよりもデカい難が襲ってきてるじゃねぇか!!」
隊員B:「では、隊長逃げましょう。」
隊長:「いや、逃げるの無理だろこれ!!」
隊員A:「たいちょーたおおおっしゅ!!」
隊長:「待て!いまコイツ明(あき)らかに殺意(さつい)持って…」
0:(ベッドから起き上がる隊長)
隊長:「はぁはぁはぁはぁ…。」
隊員A:「隊長ー、朝練の時間ですよー。起きて下さーい。」
隊員B:「隊長ー、寝坊なんて珍しいですねー。」
隊長:「…どんな夢だよ。」