台本概要

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タイトル インディゴ=ノート #03
作者名 蒼山熾音  (@Shinon_Aoyama)
ジャンル その他
演者人数 5人用台本(男3、女2)
時間 20 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 【内容説明】
時は現代、少しだけ違う世界。

信託と称し、古代文明『アライア・イシェド』の末裔ラ=ヴィオラが諸手で抱えていた、20冊を超える古文書、その全てが群青に染まった預言書、神からの啓示が詰められた福音書。

インディゴ=ノート。

その裏には近代イタリアが画策した怨嗟の鎖が蠢いていた。

2編の古文書が世界をひっくり返す。
その中に、抗おうとする5人の賊がいた。

【注意事項】
アレンジ・アドリブありあり(ただし他の演者さんと連携が取れなくなるような無茶ブリは禁止)
性別変更あり(オカマちゃん可)

本編は変更しませんが、適宜説明については変更していきます。
また、キャライメージをそれぞれに書いておりますが、こちらはガン無視していただいて結構です。
と言いますのも自分がイメージ持って書きやすいように記載しているものですので、言ってしまえば作者のメモです。
したがっておひとりおひとり自己主張多めでバチバチキャラクターを作り替えていただき、ご自身の感じたイメージをぶつけていただきたいです。よろしくお願い致します。

蓼原(たではら)
34歳。無精髭標準装備のおっさん。基本気だるげ。イメージはPSYCHO-PASSの狡噛慎也やFateの衛宮切嗣、紺

蓮池(はすいけ)
24歳。好青年イケメン。デキるビジネスマン風。イメージはPSYCHO-PASSのミハイルやエヴァンゲリオンの加持、青

桐谷(きりたに)
21歳。正統派ツンデレ。シナリオによってはツンツンツンくらい。イメージはエヴァンゲリオンのアスカ、赤

柳沼(やぎぬま)
29歳。クールビューティー。大人のオンナで色気たっぷり。イメージはPSYCHO-PASSの唐之森やSAOの(冷静な時の)シノン、紫

桜庭(さくらば)
33歳。闇深い狼。でも悪ではなく単に闇なだけでちゃんといい人。イメージはエヴァンゲリオンのカヲルや(セリフ回しだけは)呪術廻戦の五条悟、モノ

樺倉(かばくら)
(回想登場キャラクター)3年前に20歳。陰キャ、非モテだけど顔は悪くないし数学が得意でパソコンをゼロから作れる。イメージはカノ借りの木ノ下和也、緑

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
蓼原 33 34歳。無精髭標準装備のおっさん。基本気だるげ。イメージはPSYCHO-PASSの狡噛慎也やFateの衛宮切嗣、紺
蓮池 15 24歳。好青年イケメン。デキるビジネスマン風。イメージはPSYCHO-PASSのミハイルやエヴァンゲリオンの加持、青
桐谷 29 21歳。正統派ツンデレ。シナリオによってはツンツンツンくらい。イメージはエヴァンゲリオンのアスカ、赤
柳沼 20 29歳。クールビューティー。大人のオンナで色気たっぷり。イメージはPSYCHO-PASSの唐之森やSAOの(冷静な時の)シノン、紫
桜庭 13 33歳。闇深い狼。でも悪ではなく単に闇なだけでちゃんといい人。イメージはエヴァンゲリオンのカヲルや(セリフ回しだけは)呪術廻戦の五条悟、モノ
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

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0:(ジョージア州サバンナ、サバンナ港) 0:(桜庭、バドワイザーの瓶を取りまわしている) 0:(蓮池、隣で静かにバドワイザーを瓶ごと傾けている)  : 桜庭:できる?  : 蓮池:まあ、それなりには  : 桜庭:やれる、けど難航する、ってことかな  : 蓮池:私の苦労も少しは考えていただけるようになっていただけたのが身にしみますよ 蓮池:桐谷さんや蓼原さんを探す時だって、全く手伝っていただけませんでしたし  : 桜庭:めぼしい居どころは伝えてやっただろう  : 蓮池:都市名で言われてもですよ 蓮池:サンティアゴ全域を一人で探すのは骨が折れます、全く  : 桜庭:悪い悪い、だからおごってやっただろう 桜庭:(バドワイザーの空き瓶を振る)  : 蓮池:それではあまりに足りませんよ  : 桜庭:それでも砂漠にはちょうどいい冷たさだ  : 蓮池:アタカマに冷蔵庫が並んでいれば、いつでも買えるんですけどね  : 桜庭:素晴らしい発想だね 桜庭:余生はアタカマに電線とインターネット回線を引く事業でも興そう(おこそう)かな  : 蓮池:手伝いませんよ、私は  : 桜庭:おいおい、そりゃあつれないだろう 桜庭:一蓮托生(いちれんたくしょう)、 桜庭:袖すりあうも他生の縁(たしょうのえん)だ 桜庭:君のその人当たりのいい笑顔は太陽の下のビジネスにおいても輝くよ  : 0:(間)  : 蓮池:それにしても、よくここに来られましたね 蓮池:蓼原さんからことづてをお持ちしたときには既にサバンナについていらしたんですから  : 桜庭:僕はサブリナとの直接通信ルートを持ってるんだ 桜庭:柳沼が通信している時点でサブリナ経由でアクセスできるに決まってるだろう  : 蓮池:ああ、そういうことでしたか 蓮池:だからこそ蓼原さんはあんなやり方を  : 桜庭:そそ、ヤツも食えないだろう  : 蓮池:確かに、あの状況ではそれが適切でしたね 蓮池:柳沼さんにも感謝しなければ  : 0:(柳沼、スクリュードライバーを片手に現れる)  : 柳沼:感謝してくれるのね、それはありがたいわ 柳沼:しるしとして私に何かおごってよ  : 蓮池:ご冗談を 蓮池:それなら桜庭さんへ 蓮池:直接のクライアントは桜庭さんですからそこから依頼元へ交渉をどうぞ  : 桜庭:なるほど、蓮池は僕を売るわけね  : 蓮池:これ以上損はできません  : 桜庭:ひどいなあもう 桜庭:じゃあ、柳沼、ついてきて  : 柳沼:あら素直ね  : 桜庭:気が変わる前に早くすれば  : 柳沼:はいはい、急かさないで  : 0:(柳沼、桜庭、去る)  : 蓮池:(電話を取る) 蓮池:はい、はい、ええ、はい、存じてます 蓮池:ちょっとそれは、ええ、やめてください 蓮池:できますよ、命と引き換えになら  : 0:(間)  : 蓮池:待ってもらえますか 蓮池:分かってますよ、私には後がない  : 蓮池:(残った酒をあおる) 蓮池:仕方ないですよ、男は度胸、女は愛嬌です 蓮池:愛嬌がない女に、度胸で教えて差し上げるのが紳士でしょう 蓮池:はい、はい 蓮池:ああ、そうですね 蓮池:ホノルルに沈み損ねた彼らへのスパイスにはちょうどいいでしょう 蓮池:ええ、では  : 0:(蓮池、細く息を吐く)  : 蓮池:損なんて、もうこりごりなんですよ  :  :~転換~ 0:(数日後) 0:(ドイツ、ハンブルク港) 0:(蓼原、桐谷、大型コンテナの間を駆け抜ける) 0:(蓼原、フルオートハンドガンとサバイバルナイフを握っており、ポンプ式ショットガンを背負っている) 0:(桐谷、サブマシンガンとソードオフショットガンを握っている)  : 0:(演者さんへ・・・) 0:(ここから先の一連は現地の暗部組織と交戦中なのでテンポアップでお願いします) 0:(言わずもがな、特に蓼原、桐谷のお二人は間が埋まるようにタイミングを計りつつ掛け合ってください)  : 蓼原:8時方向  : 桐谷:見えてる 桐谷:(ノールックで敵を撃ち抜く)  : 蓼原:格好いいな  : 桐谷:うるさい、集中してんの  : 蓼原:余裕は大事だぞ、仕事にいっぱいいっぱいじゃこけた時に大けがするのがオチだ  : 桐谷:はいはい、タデさんの人生観は分かったから早く6時方向どうにかして  : 蓼原:(撃ち抜く) 蓼原:何か言ったか  : 桐谷:遅い、気づいてるならすぐやってよ  : 蓼原:申し訳、 蓼原:(腕を交差させナイフを投げる隙に反対方向をハンドガンで撃ち抜き警報機を鳴らす) 蓼原:ないね  : 桐谷:相変わらず手際がいいこと 桐谷:腹が立つわ  : 蓼原:まずいな 蓼原:組織的に動いてる、このままいくと背後から囲まれる  : 桐谷:(ソードオフショットガンを装填し直し右に折れる)  : 柳沼:(通信を飛ばし、蓼原と桐谷へ連絡) 柳沼:やっほ、脳筋コンビ  : 蓼原:やあ、優雅な声だな  : 柳沼:そりゃそうよ、港町でバカンスだもの 柳沼:X.Y.Zがおいしいわ  : 蓼原:そんなポピュラーなものばかり飲まずとも、うまい酒はいくらでも教えてやっただろう  : 柳沼:タデちゃんはゲテモノばかり好みすぎよ  : 蓼原:で、コイツらは  : 柳沼:ええ、当たりよ 柳沼:去年のシンジケート掃討戦、その残党で間違いないわ  : 蓼原:やっぱり美女には敵わんよ 蓼原:サイン会がこんなに盛況とはいよいよ隅におけんな  : 桐谷:うるさいってば 桐谷:(サブマシンガンのマガジンを撃ち切り一掃する) 桐谷:で、ソーセージはちゃんと届いたのかしら  : 柳沼:ええ、たっぷりね 柳沼:思わずうっとりしちゃったわ  : 桐谷:気色悪い  : 柳沼:やだ、だってあんなにぶっといのよ 柳沼:燃えちゃったってくすねちゃったって仕方ないじゃない  : 蓼原:扇情的だな相変わらず  : 柳沼:あらタデちゃん、想像しちゃったの  : 蓼原:ぬかせ、ただれる前にひくさ  : 柳沼:まあ、真剣な話、ソーセージは届いたんだけど変な虫がついてたのよね  : 桐谷:どういうことよ  : 蓼原:(体術で敵を撃破する) 蓼原:発信元は  : 柳沼:聞いて驚きなさい 柳沼:サーバをいくつも経由してたけどメインの次にダミーをたどったら面白いことがわかったわ  : 桐谷:もったいぶらないでよ  : 柳沼:ホノルル、アラモアナのスカイホテルよ  : 蓼原:ほう、あの道楽者の宿か  : 桐谷:気に入らないわね 桐谷:未だにそんなストーカーがいるなんて  : 柳沼:あなたのファンはフーリガン並みね  : 桐谷:常識的なファンにだけしかサービスしてあげないから怒ったのかしら 桐谷:愛が重いのよね、そういう皆さん  : 蓼原:モテる女は違うね、うらやましい限りだ  : 桐谷:うらやんでないでしょ、やめてよねからかうのは 桐谷:モテたいわけじゃないのよ、振り向いてほしい人にしか興味ないの女は 桐谷:言っちゃえば好きでもない男に顔見られるって理由だけで化粧しなきゃいけないあたし達は化粧品代請求したいくらいよ  : 蓼原:おお、怖い怖い 蓼原:そんなもんでやっかまれちゃたまったもんじゃないな 蓼原:(ハンドガンで2名をさらに撃破しマガジンを交換する)  : 柳沼:珍しく今回は桐谷に同意ね  : 桐谷:アンタと同意見なんて、今夜は空からサメでも降るのかしら 桐谷:(続け様にソードオフショットガンで撃破し一息つく)  : 蓼原:そりゃあいい、中華は最近食ってないしな  : 桐谷:知らないわよ、けがするのは勝手だけど  : 0:(蓼原、桐谷、前方に現れた敵に気付く)  : 桐谷:驚いた、ミニガンなんて  : 蓼原:おい、サイリウムにしては光が派手すぎるだろう  : 柳沼:あら、噂の「リトルボーイ」くんのお出ましとはね 柳沼:面白くなってきたんじゃない?そこのお二人さん  : 桐谷:ええ、そうね  : 蓼原:燃えてくるじゃないか  : 0:(蓼原、桐谷、一瞬だけ目を合わせる)  : 蓼原:(このままでは包囲が出来上がっちまう)  : 桐谷:(あたしは突破、タデさんは排除か) 桐谷:(この状況なら間違いなく小柄なあたしが先行するのが得策よね) 桐谷:(王子様、バックアップよろしく)  : 蓼原:2、1、ゴー  : 0:(蓼原、桐谷、銃声の切れ目を見切り飛び出す)  : 桐谷:ガラ空きよ  : 桐谷:(滑り込んでいく)  : 蓼原:(桐谷の影から飛んでくるアサシンナイフに気付く) 蓼原:跳べ!  : 桜庭:(1話回想)『こんな荷物、僕はごめんだよ』  : 蓼原:(1話回想)『分かった、俺が引き受ける』  : 桐谷:(間に合わず腿にナイフを受け、激痛にうめく) 桐谷:(空中で体制を崩したところにタックルを受け倒される)  : 蓼原:クソ、が!  : 蓼原:(アサシンナイフの使い手をハンドガンで素早く撃破する)  : 蓼原:背負えてねえじゃねーか  : 蓼原:(手を伸ばす)  : 0:(蓼原、桐谷、バランスを崩したコンテナで分断される)  : 桐谷:まずったわ 桐谷:しばらくお別れね、タデさん  : 蓼原:(包囲を狭めていく現地シンジケート構成員に気づけない) 蓼原:置いていけるか  : 桐谷:にしたってまだ数十人はいるのよ  : 蓼原:知らん、手っ取り早くやるだけだ  : 桐谷:そういうとこ、無茶良くないわよ  : 蓼原:黙れ、やるといったらやるんだ  : 0:(間)  : 蓼原:(後頭部を殴られる) 蓼原:(うめく)  : 桐谷:タデさん!  : 蓼原:貴、様  : 0:(間)  : 蓼原:ラ=ヴィオラは、まだ、早、い 蓼原:(昏倒し運ばれる)  : 柳沼:状況把握できてないけど、多分タデちゃんよね  : 桐谷:やられた、多分銃声してないから死んではいないだろうけど  : 柳沼:そう、拠点を追ってみるわ 柳沼:私たちが知ってる先では時間を稼げないだろうし、おそらく倉庫街を捨てて市街に向かうはず  : 桐谷:そこまで分かれば十分よ  : 柳沼:待ちなさい 柳沼:30分でいいわ、それまでに十分な情報をそろえてあげる  : 桐谷:10分よ 桐谷:そのくらいしか、理性がもたないわ  : 柳沼:(息を吐く) 柳沼:あなたたちは相変わらず、無茶な要求ばっかりね  : 桐谷:ラ=ヴィオラ、か 桐谷:ますますきな臭いわ、ニシンも真っ青よ 桐谷:こんなヘマ、すぐに取り返してやる  : 0:(続)

0:(ジョージア州サバンナ、サバンナ港) 0:(桜庭、バドワイザーの瓶を取りまわしている) 0:(蓮池、隣で静かにバドワイザーを瓶ごと傾けている)  : 桜庭:できる?  : 蓮池:まあ、それなりには  : 桜庭:やれる、けど難航する、ってことかな  : 蓮池:私の苦労も少しは考えていただけるようになっていただけたのが身にしみますよ 蓮池:桐谷さんや蓼原さんを探す時だって、全く手伝っていただけませんでしたし  : 桜庭:めぼしい居どころは伝えてやっただろう  : 蓮池:都市名で言われてもですよ 蓮池:サンティアゴ全域を一人で探すのは骨が折れます、全く  : 桜庭:悪い悪い、だからおごってやっただろう 桜庭:(バドワイザーの空き瓶を振る)  : 蓮池:それではあまりに足りませんよ  : 桜庭:それでも砂漠にはちょうどいい冷たさだ  : 蓮池:アタカマに冷蔵庫が並んでいれば、いつでも買えるんですけどね  : 桜庭:素晴らしい発想だね 桜庭:余生はアタカマに電線とインターネット回線を引く事業でも興そう(おこそう)かな  : 蓮池:手伝いませんよ、私は  : 桜庭:おいおい、そりゃあつれないだろう 桜庭:一蓮托生(いちれんたくしょう)、 桜庭:袖すりあうも他生の縁(たしょうのえん)だ 桜庭:君のその人当たりのいい笑顔は太陽の下のビジネスにおいても輝くよ  : 0:(間)  : 蓮池:それにしても、よくここに来られましたね 蓮池:蓼原さんからことづてをお持ちしたときには既にサバンナについていらしたんですから  : 桜庭:僕はサブリナとの直接通信ルートを持ってるんだ 桜庭:柳沼が通信している時点でサブリナ経由でアクセスできるに決まってるだろう  : 蓮池:ああ、そういうことでしたか 蓮池:だからこそ蓼原さんはあんなやり方を  : 桜庭:そそ、ヤツも食えないだろう  : 蓮池:確かに、あの状況ではそれが適切でしたね 蓮池:柳沼さんにも感謝しなければ  : 0:(柳沼、スクリュードライバーを片手に現れる)  : 柳沼:感謝してくれるのね、それはありがたいわ 柳沼:しるしとして私に何かおごってよ  : 蓮池:ご冗談を 蓮池:それなら桜庭さんへ 蓮池:直接のクライアントは桜庭さんですからそこから依頼元へ交渉をどうぞ  : 桜庭:なるほど、蓮池は僕を売るわけね  : 蓮池:これ以上損はできません  : 桜庭:ひどいなあもう 桜庭:じゃあ、柳沼、ついてきて  : 柳沼:あら素直ね  : 桜庭:気が変わる前に早くすれば  : 柳沼:はいはい、急かさないで  : 0:(柳沼、桜庭、去る)  : 蓮池:(電話を取る) 蓮池:はい、はい、ええ、はい、存じてます 蓮池:ちょっとそれは、ええ、やめてください 蓮池:できますよ、命と引き換えになら  : 0:(間)  : 蓮池:待ってもらえますか 蓮池:分かってますよ、私には後がない  : 蓮池:(残った酒をあおる) 蓮池:仕方ないですよ、男は度胸、女は愛嬌です 蓮池:愛嬌がない女に、度胸で教えて差し上げるのが紳士でしょう 蓮池:はい、はい 蓮池:ああ、そうですね 蓮池:ホノルルに沈み損ねた彼らへのスパイスにはちょうどいいでしょう 蓮池:ええ、では  : 0:(蓮池、細く息を吐く)  : 蓮池:損なんて、もうこりごりなんですよ  :  :~転換~ 0:(数日後) 0:(ドイツ、ハンブルク港) 0:(蓼原、桐谷、大型コンテナの間を駆け抜ける) 0:(蓼原、フルオートハンドガンとサバイバルナイフを握っており、ポンプ式ショットガンを背負っている) 0:(桐谷、サブマシンガンとソードオフショットガンを握っている)  : 0:(演者さんへ・・・) 0:(ここから先の一連は現地の暗部組織と交戦中なのでテンポアップでお願いします) 0:(言わずもがな、特に蓼原、桐谷のお二人は間が埋まるようにタイミングを計りつつ掛け合ってください)  : 蓼原:8時方向  : 桐谷:見えてる 桐谷:(ノールックで敵を撃ち抜く)  : 蓼原:格好いいな  : 桐谷:うるさい、集中してんの  : 蓼原:余裕は大事だぞ、仕事にいっぱいいっぱいじゃこけた時に大けがするのがオチだ  : 桐谷:はいはい、タデさんの人生観は分かったから早く6時方向どうにかして  : 蓼原:(撃ち抜く) 蓼原:何か言ったか  : 桐谷:遅い、気づいてるならすぐやってよ  : 蓼原:申し訳、 蓼原:(腕を交差させナイフを投げる隙に反対方向をハンドガンで撃ち抜き警報機を鳴らす) 蓼原:ないね  : 桐谷:相変わらず手際がいいこと 桐谷:腹が立つわ  : 蓼原:まずいな 蓼原:組織的に動いてる、このままいくと背後から囲まれる  : 桐谷:(ソードオフショットガンを装填し直し右に折れる)  : 柳沼:(通信を飛ばし、蓼原と桐谷へ連絡) 柳沼:やっほ、脳筋コンビ  : 蓼原:やあ、優雅な声だな  : 柳沼:そりゃそうよ、港町でバカンスだもの 柳沼:X.Y.Zがおいしいわ  : 蓼原:そんなポピュラーなものばかり飲まずとも、うまい酒はいくらでも教えてやっただろう  : 柳沼:タデちゃんはゲテモノばかり好みすぎよ  : 蓼原:で、コイツらは  : 柳沼:ええ、当たりよ 柳沼:去年のシンジケート掃討戦、その残党で間違いないわ  : 蓼原:やっぱり美女には敵わんよ 蓼原:サイン会がこんなに盛況とはいよいよ隅におけんな  : 桐谷:うるさいってば 桐谷:(サブマシンガンのマガジンを撃ち切り一掃する) 桐谷:で、ソーセージはちゃんと届いたのかしら  : 柳沼:ええ、たっぷりね 柳沼:思わずうっとりしちゃったわ  : 桐谷:気色悪い  : 柳沼:やだ、だってあんなにぶっといのよ 柳沼:燃えちゃったってくすねちゃったって仕方ないじゃない  : 蓼原:扇情的だな相変わらず  : 柳沼:あらタデちゃん、想像しちゃったの  : 蓼原:ぬかせ、ただれる前にひくさ  : 柳沼:まあ、真剣な話、ソーセージは届いたんだけど変な虫がついてたのよね  : 桐谷:どういうことよ  : 蓼原:(体術で敵を撃破する) 蓼原:発信元は  : 柳沼:聞いて驚きなさい 柳沼:サーバをいくつも経由してたけどメインの次にダミーをたどったら面白いことがわかったわ  : 桐谷:もったいぶらないでよ  : 柳沼:ホノルル、アラモアナのスカイホテルよ  : 蓼原:ほう、あの道楽者の宿か  : 桐谷:気に入らないわね 桐谷:未だにそんなストーカーがいるなんて  : 柳沼:あなたのファンはフーリガン並みね  : 桐谷:常識的なファンにだけしかサービスしてあげないから怒ったのかしら 桐谷:愛が重いのよね、そういう皆さん  : 蓼原:モテる女は違うね、うらやましい限りだ  : 桐谷:うらやんでないでしょ、やめてよねからかうのは 桐谷:モテたいわけじゃないのよ、振り向いてほしい人にしか興味ないの女は 桐谷:言っちゃえば好きでもない男に顔見られるって理由だけで化粧しなきゃいけないあたし達は化粧品代請求したいくらいよ  : 蓼原:おお、怖い怖い 蓼原:そんなもんでやっかまれちゃたまったもんじゃないな 蓼原:(ハンドガンで2名をさらに撃破しマガジンを交換する)  : 柳沼:珍しく今回は桐谷に同意ね  : 桐谷:アンタと同意見なんて、今夜は空からサメでも降るのかしら 桐谷:(続け様にソードオフショットガンで撃破し一息つく)  : 蓼原:そりゃあいい、中華は最近食ってないしな  : 桐谷:知らないわよ、けがするのは勝手だけど  : 0:(蓼原、桐谷、前方に現れた敵に気付く)  : 桐谷:驚いた、ミニガンなんて  : 蓼原:おい、サイリウムにしては光が派手すぎるだろう  : 柳沼:あら、噂の「リトルボーイ」くんのお出ましとはね 柳沼:面白くなってきたんじゃない?そこのお二人さん  : 桐谷:ええ、そうね  : 蓼原:燃えてくるじゃないか  : 0:(蓼原、桐谷、一瞬だけ目を合わせる)  : 蓼原:(このままでは包囲が出来上がっちまう)  : 桐谷:(あたしは突破、タデさんは排除か) 桐谷:(この状況なら間違いなく小柄なあたしが先行するのが得策よね) 桐谷:(王子様、バックアップよろしく)  : 蓼原:2、1、ゴー  : 0:(蓼原、桐谷、銃声の切れ目を見切り飛び出す)  : 桐谷:ガラ空きよ  : 桐谷:(滑り込んでいく)  : 蓼原:(桐谷の影から飛んでくるアサシンナイフに気付く) 蓼原:跳べ!  : 桜庭:(1話回想)『こんな荷物、僕はごめんだよ』  : 蓼原:(1話回想)『分かった、俺が引き受ける』  : 桐谷:(間に合わず腿にナイフを受け、激痛にうめく) 桐谷:(空中で体制を崩したところにタックルを受け倒される)  : 蓼原:クソ、が!  : 蓼原:(アサシンナイフの使い手をハンドガンで素早く撃破する)  : 蓼原:背負えてねえじゃねーか  : 蓼原:(手を伸ばす)  : 0:(蓼原、桐谷、バランスを崩したコンテナで分断される)  : 桐谷:まずったわ 桐谷:しばらくお別れね、タデさん  : 蓼原:(包囲を狭めていく現地シンジケート構成員に気づけない) 蓼原:置いていけるか  : 桐谷:にしたってまだ数十人はいるのよ  : 蓼原:知らん、手っ取り早くやるだけだ  : 桐谷:そういうとこ、無茶良くないわよ  : 蓼原:黙れ、やるといったらやるんだ  : 0:(間)  : 蓼原:(後頭部を殴られる) 蓼原:(うめく)  : 桐谷:タデさん!  : 蓼原:貴、様  : 0:(間)  : 蓼原:ラ=ヴィオラは、まだ、早、い 蓼原:(昏倒し運ばれる)  : 柳沼:状況把握できてないけど、多分タデちゃんよね  : 桐谷:やられた、多分銃声してないから死んではいないだろうけど  : 柳沼:そう、拠点を追ってみるわ 柳沼:私たちが知ってる先では時間を稼げないだろうし、おそらく倉庫街を捨てて市街に向かうはず  : 桐谷:そこまで分かれば十分よ  : 柳沼:待ちなさい 柳沼:30分でいいわ、それまでに十分な情報をそろえてあげる  : 桐谷:10分よ 桐谷:そのくらいしか、理性がもたないわ  : 柳沼:(息を吐く) 柳沼:あなたたちは相変わらず、無茶な要求ばっかりね  : 桐谷:ラ=ヴィオラ、か 桐谷:ますますきな臭いわ、ニシンも真っ青よ 桐谷:こんなヘマ、すぐに取り返してやる  : 0:(続)