台本概要

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タイトル 天使と悪魔
作者名 煮成 焼也(ニルナリヤクナリ)  (@nalinirunali)
ジャンル コメディ
演者人数 2人用台本(不問2)
時間 20 分
台本使用規定 台本説明欄参照
説明 ◎コメディー台本

◎10~15分程度

☆約束☆

・配信でご使用する際は許可を取る必要はありません。ご自由にご使用ください。

・番組名や説明欄にタイトルを書いて頂けたら助かります。

・演じられた後、コメントなどに演じた場所?(URLなど)教えて頂けたら嬉しいです。(覗きに行きたいので…)

・話口調を男性寄り、女性寄りに変更していただいても大丈夫です。アドリブとかも入れていただいて構いませんが、他の演者様が困るような事や結末を変えるなどはお控えください。

・みんなで楽しく声劇をしましょう!!

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
天使 不問 31 頑張れ、我慢!
悪魔 不問 30 負けるな、怠惰!
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
天使:「…今日もあなたと争わなくてはいけないなんて。」 悪魔:「しょうがないだろ?そういう運命なんだからよ。」 天使:「…致し方(いたしかた)ありませんね。」 悪魔:「さ、開戦(かいせん)といこうぜ!!」 0:(二人が身構える。) 天使:「今回の対戦内容は!」 悪魔:「ダイエット宣言(せんげん)したけど、お腹空いてきちゃったから何かつまんじゃおう、だ!!」 天使:「いいですか!いま、ダイエット宣言を行い、三日目!確かに辛(つら)い時期です!ですが、いまここで、食べるとこれまでの努力が無駄(むだ)になるのですよ!?」 悪魔:「意識高い系のジムトレーナーかお前は。そんなこと言うけどなぁ!食べずに、このまま空腹でいろってのか!?それこそ、不健康に痩(や)せて、ガリッガリの肌(はだ)カッサカサ女になるだろ!!」 天使:「あなたは…あなたはどうして、彼女に地獄を見せようとするのですか!?今回のダイエットも大好きなタカシくんの為にかわいくあろうとした結果なんですよ!?」 悪魔:「タカシもガリガリ不健康女より、ちょっとふっくらしてる方が好きだろうよ!!それに男はな…男は皆、おっぱいが大好きなんだよ!!俺らの宿主(やどぬし)ヨーコを見てみろ!!断崖絶壁(だんがいぜっぺき)もいいとこだ!少しは肉でもつけて、タカシ好みの良いおっぱいを肉つけて増やしていこうや。」 天使:「そんなの…胸にいく可能性すらないのに…っ!!そんな無責任(むせきにん)な発言、認められません!!」 悪魔:「お前、そんなに何でもかんでも否定(ひてい)して…それは、ヨーコの為になってるのか?」 天使:「え…」 悪魔:「お前がやってる事は本当にヨーコの為(ため)になっているのか?」 天使:「それは…」 悪魔:「第284回。」 天使:「…っ!!」 悪魔:「あの日のテスト前日の日、お前はもう少し頑張(がんば)ればテストの成績が良くなる!!ここで頑張れば報(むく)われる!!そう言った。」 天使:「私は…」 悪魔:「俺は無理するのはよくない。朝早く起きて勉強すればいい、そう言った。」 天使:「ええ…。そうでしたね。」 悪魔:「結果、ヨーコはお前を選んだ。そして…」 天使:「ええ…彼女は…寝坊(ねぼう)して、勉強した内容のほとんどをテンパって忘れてしまった…さらに家でトイレをするのを忘れてしまったが為(ため)に…ヨーコは…ウン」 悪魔:「(慰(なぐさ)めるように)天使、それ以上言うな。言わなくていい。幸(さいわ)い、誰にもバレなかったんだ。」 天使:「(泣きながら)私は彼女の為(ため)に…彼女のことを思って…」 悪魔:「なぁ…天使。確かに俺たちは二者択一(にしゃたくいつ)の精神体(せいしんたい)だ。けどな、二人共ヨーコの事を第一に考えてる。そうだろ?」 天使:「(泣き止みながら)…ええ。そうですね。」 悪魔:「なぁ?天使よぉ、ちょっとだけでもいいじゃないか。摂取(せっしゅ)カロリー気にして、慣れない運動もしてよ、頑張ってるじゃねぇか。ビスケット一枚(いちまい)だけでも良いじゃねぇか。なぁ?天使。」 天使:「悪魔さん…。…そう…ですね。私は彼女のため、彼女のためと言いながら、 本当は怖かったんです。この一口で彼女の体重が…絶望が…そう考えると…」 悪魔:「大丈夫さ、ビスケット一枚くらいなら直(す)ぐに取り戻せるさ?こいつの頑張(がんば)りは俺らがよく知ってるだろ?」 天使:「ふふ…。悔しいですが、今日は私の負けみたいですね。」 悪魔:「さぁ、ヨーコ。俺らの意思(いし)は決定した。そこにあるビスケット一枚、よーく噛(か)みしめるんだぞ?」 天使:「ふふふ、ヨーコ、あんなに嬉(うれ)しそうな顔して…。思えば、私は彼女のこんな顔を見るために頑張っているんでした。」 悪魔:「ああ、そうだな…ん?おい、ちょっと待て…ヨーコ、そっちは台所…」 天使:「悪魔さん!!おかしいです!!ヨーコのコントロールが効きません!!」 悪魔:「おい!ヨーコ!!なに取り出してるんだ?あれは…フライパン?」 天使:「ヨーコ!!まさか、こんな時間に何か作るんですか!?悪魔さん!ビスケット一枚のはずでは!!」 悪魔:「あぁ。確かにそのはずだ!…まさか、ビスケット一枚がきっかけになって、食欲にエンジンがかかったのか!?」 天使:「そんな…いけません!!彼女、今度は炊飯器の方に向かっています!!あの中には明日の朝ごはん、昼ご飯、夜ご飯分の一人前よりちょっと多めのご飯が入ってます!!」 悪魔:「ご飯…おい、こいつ、まさか、軽くどころかガッツリ炒飯(チャーハン)作ろうとしてるじゃねーか!!おい!やめろ!鼻歌(はなうた)歌いながら、冷蔵庫漁(あさ)るな!」 天使:「まずい!!パターン青!ハムです!!それに、ば、バター!?せめて、せめてオリーブオイルを使うのです!!か、カロリーが…カロリーがあああああ!!!!!」 悪魔:「う、嘘だろ…。バター、ハム、卵、刻みネギ…」 天使:「これを高火力(こうかりょく)で炒(いた)めて、深夜に背徳的(はいとくてき)なバター炒飯(ちゃーはん)の出来上がり…なんてこと…。」 悪魔:「アホかコイツ!!なんで、ガッツリいくんだよ!!悪魔の俺ですらドン引くレベルだわ!!」 天使:「あぁ…そんな…そんなに美味しそうに食べて…なんて幸せそうな…」 悪魔:「これは…だいぶ、やばいんじゃ…」 天使:「でも、見てください。彼女の幸せそうな顔…。これはこれでいいのかも。」 悪魔:「いや、良くねぇだろ!!お前本来(ほんらい)こっち側だろ!戻ってこい!!なんで、天使のお前が怠惰(たいだ)なのを肯定(こうてい)してんだよ!!」 天使:「だって、私は彼女の幸せの為なら全力を尽(つ)くすと決めているので。ほら、あんなに美味(おい)しそうに食べて、はぁ…かわいい。」 悪魔:「お前それで良いのかよ!?」 天使:「あ、ほら、食べ終わって眠くなってきたみたいですよ。はぁ…愛(あい)くるしいわぁ…。」 悪魔:「…なんか、煮(に)え切らないけど、今回は俺の勝ちって事でいいか? 」 天使:「あ、はい。おめでとうございます。悪魔さん。」 悪魔:「なんか釈然(しゃくぜん)としないけど、まぁいいか。じゃ、また会おう。葛藤(かっとう)の天使よ。」 天使:「ええ、またお会いしましょう。葛藤(かっとう)の悪魔さん。」 0:(二人が去ろうとする。) 天使:「え…悪魔さん、ちょっと待ってください。」 悪魔:「あ?どうし…え?ガッツリ食べちゃったし、少し運動でもしようか…だと?」 天使:「…悪魔さん。」 悪魔:「あぁ。」 0:(身構える二人) 天使:「今回の対戦内容はっ!!」 悪魔:「がっつり食べちゃったから運動するか、寝るか、だ!!」

天使:「…今日もあなたと争わなくてはいけないなんて。」 悪魔:「しょうがないだろ?そういう運命なんだからよ。」 天使:「…致し方(いたしかた)ありませんね。」 悪魔:「さ、開戦(かいせん)といこうぜ!!」 0:(二人が身構える。) 天使:「今回の対戦内容は!」 悪魔:「ダイエット宣言(せんげん)したけど、お腹空いてきちゃったから何かつまんじゃおう、だ!!」 天使:「いいですか!いま、ダイエット宣言を行い、三日目!確かに辛(つら)い時期です!ですが、いまここで、食べるとこれまでの努力が無駄(むだ)になるのですよ!?」 悪魔:「意識高い系のジムトレーナーかお前は。そんなこと言うけどなぁ!食べずに、このまま空腹でいろってのか!?それこそ、不健康に痩(や)せて、ガリッガリの肌(はだ)カッサカサ女になるだろ!!」 天使:「あなたは…あなたはどうして、彼女に地獄を見せようとするのですか!?今回のダイエットも大好きなタカシくんの為にかわいくあろうとした結果なんですよ!?」 悪魔:「タカシもガリガリ不健康女より、ちょっとふっくらしてる方が好きだろうよ!!それに男はな…男は皆、おっぱいが大好きなんだよ!!俺らの宿主(やどぬし)ヨーコを見てみろ!!断崖絶壁(だんがいぜっぺき)もいいとこだ!少しは肉でもつけて、タカシ好みの良いおっぱいを肉つけて増やしていこうや。」 天使:「そんなの…胸にいく可能性すらないのに…っ!!そんな無責任(むせきにん)な発言、認められません!!」 悪魔:「お前、そんなに何でもかんでも否定(ひてい)して…それは、ヨーコの為になってるのか?」 天使:「え…」 悪魔:「お前がやってる事は本当にヨーコの為(ため)になっているのか?」 天使:「それは…」 悪魔:「第284回。」 天使:「…っ!!」 悪魔:「あの日のテスト前日の日、お前はもう少し頑張(がんば)ればテストの成績が良くなる!!ここで頑張れば報(むく)われる!!そう言った。」 天使:「私は…」 悪魔:「俺は無理するのはよくない。朝早く起きて勉強すればいい、そう言った。」 天使:「ええ…。そうでしたね。」 悪魔:「結果、ヨーコはお前を選んだ。そして…」 天使:「ええ…彼女は…寝坊(ねぼう)して、勉強した内容のほとんどをテンパって忘れてしまった…さらに家でトイレをするのを忘れてしまったが為(ため)に…ヨーコは…ウン」 悪魔:「(慰(なぐさ)めるように)天使、それ以上言うな。言わなくていい。幸(さいわ)い、誰にもバレなかったんだ。」 天使:「(泣きながら)私は彼女の為(ため)に…彼女のことを思って…」 悪魔:「なぁ…天使。確かに俺たちは二者択一(にしゃたくいつ)の精神体(せいしんたい)だ。けどな、二人共ヨーコの事を第一に考えてる。そうだろ?」 天使:「(泣き止みながら)…ええ。そうですね。」 悪魔:「なぁ?天使よぉ、ちょっとだけでもいいじゃないか。摂取(せっしゅ)カロリー気にして、慣れない運動もしてよ、頑張ってるじゃねぇか。ビスケット一枚(いちまい)だけでも良いじゃねぇか。なぁ?天使。」 天使:「悪魔さん…。…そう…ですね。私は彼女のため、彼女のためと言いながら、 本当は怖かったんです。この一口で彼女の体重が…絶望が…そう考えると…」 悪魔:「大丈夫さ、ビスケット一枚くらいなら直(す)ぐに取り戻せるさ?こいつの頑張(がんば)りは俺らがよく知ってるだろ?」 天使:「ふふ…。悔しいですが、今日は私の負けみたいですね。」 悪魔:「さぁ、ヨーコ。俺らの意思(いし)は決定した。そこにあるビスケット一枚、よーく噛(か)みしめるんだぞ?」 天使:「ふふふ、ヨーコ、あんなに嬉(うれ)しそうな顔して…。思えば、私は彼女のこんな顔を見るために頑張っているんでした。」 悪魔:「ああ、そうだな…ん?おい、ちょっと待て…ヨーコ、そっちは台所…」 天使:「悪魔さん!!おかしいです!!ヨーコのコントロールが効きません!!」 悪魔:「おい!ヨーコ!!なに取り出してるんだ?あれは…フライパン?」 天使:「ヨーコ!!まさか、こんな時間に何か作るんですか!?悪魔さん!ビスケット一枚のはずでは!!」 悪魔:「あぁ。確かにそのはずだ!…まさか、ビスケット一枚がきっかけになって、食欲にエンジンがかかったのか!?」 天使:「そんな…いけません!!彼女、今度は炊飯器の方に向かっています!!あの中には明日の朝ごはん、昼ご飯、夜ご飯分の一人前よりちょっと多めのご飯が入ってます!!」 悪魔:「ご飯…おい、こいつ、まさか、軽くどころかガッツリ炒飯(チャーハン)作ろうとしてるじゃねーか!!おい!やめろ!鼻歌(はなうた)歌いながら、冷蔵庫漁(あさ)るな!」 天使:「まずい!!パターン青!ハムです!!それに、ば、バター!?せめて、せめてオリーブオイルを使うのです!!か、カロリーが…カロリーがあああああ!!!!!」 悪魔:「う、嘘だろ…。バター、ハム、卵、刻みネギ…」 天使:「これを高火力(こうかりょく)で炒(いた)めて、深夜に背徳的(はいとくてき)なバター炒飯(ちゃーはん)の出来上がり…なんてこと…。」 悪魔:「アホかコイツ!!なんで、ガッツリいくんだよ!!悪魔の俺ですらドン引くレベルだわ!!」 天使:「あぁ…そんな…そんなに美味しそうに食べて…なんて幸せそうな…」 悪魔:「これは…だいぶ、やばいんじゃ…」 天使:「でも、見てください。彼女の幸せそうな顔…。これはこれでいいのかも。」 悪魔:「いや、良くねぇだろ!!お前本来(ほんらい)こっち側だろ!戻ってこい!!なんで、天使のお前が怠惰(たいだ)なのを肯定(こうてい)してんだよ!!」 天使:「だって、私は彼女の幸せの為なら全力を尽(つ)くすと決めているので。ほら、あんなに美味(おい)しそうに食べて、はぁ…かわいい。」 悪魔:「お前それで良いのかよ!?」 天使:「あ、ほら、食べ終わって眠くなってきたみたいですよ。はぁ…愛(あい)くるしいわぁ…。」 悪魔:「…なんか、煮(に)え切らないけど、今回は俺の勝ちって事でいいか? 」 天使:「あ、はい。おめでとうございます。悪魔さん。」 悪魔:「なんか釈然(しゃくぜん)としないけど、まぁいいか。じゃ、また会おう。葛藤(かっとう)の天使よ。」 天使:「ええ、またお会いしましょう。葛藤(かっとう)の悪魔さん。」 0:(二人が去ろうとする。) 天使:「え…悪魔さん、ちょっと待ってください。」 悪魔:「あ?どうし…え?ガッツリ食べちゃったし、少し運動でもしようか…だと?」 天使:「…悪魔さん。」 悪魔:「あぁ。」 0:(身構える二人) 天使:「今回の対戦内容はっ!!」 悪魔:「がっつり食べちゃったから運動するか、寝るか、だ!!」