声劇台本置き場

ケン：どうでもいい話しない？ ヨウジ：新年度早々になんだ？そういうの好きだけどさ。 ケン：俺がこないだ書きたいって言ってた台本あるじゃん？ ヨウジ：あー、あの*不穏《ふおん》な台本な。 ケン：あれをツブヤイッターで書いてたら、それに反応してくれた人が居てさ。 ヨウジ：へぇ、物好きも居たもんだ。 ケン：じつは、歌になっちゃってさ。 ヨウジ：マジ？ ケン：そう、YOASOBIって知ってる？ ヨウジ：あー、流行ってるやつな。 ケン：夜に駆けるって知ってる？ ヨウジ：大人気の曲じゃん。 ケン：そう。あの曲今サーって思い出してみ？ ヨウジ：・・・あぁ！お前がこないだ言ってたまんまの設定だ！ ケン：そうでしょ？ ヨウジ：すげぇな！ ケン：まぁ、そういう夢を見たんだけどさ・・・ ヨウジ：夢オチかよ！俺の*抱《いだ》いた感動を返せよ！ ケン：台本の設定が浮かんでたのは本当。今更言っても仕方ないけどね。 ヨウジ：嘘でも自作発言なんてするもんじゃないぞ ヨウジ：あ、これはガチです、声劇台本とかでもやっちゃダメですよ？ ケン：誰に向かって話しかけたんだ急に。 ヨウジ：そういうメタいことを言うな急に！ ケン：いや、ほら今日は４月１日じゃん？エイプリルフールって言うじゃん。 ヨウジ：あぁ、そういうことね。 ケン：だから、嘘ついて良いかなって。 ヨウジ：たまに嘘ついた内容の*信憑性《しんぴょうせい》が高すぎたり、嘘が*浸透《しんとう》しすぎて本当になることもあるから ヨウジ：気をつけろよ？ ケン：でもさ、何で４月１日は嘘ついていいの？ ヨウジ：一応色んな説がある。 ケン：そうなの？ ヨウジ：まず、ペルシャ説。 ケン：え、その話いくつかある？ ヨウジ：急に興味無くすなお前。 ケン：ごめんごめん、続けて。 ヨウジ：４月１日前後にいたずらをする祭り「シズダベダール」っていうのがあって、それが広まった説。 ケン：いたずらをする・・・祭り？ ヨウジ：うん、詳しくはよくわからんかった。同じような祭りがインドでもあったからそっちも期限とされてる。 ケン：イタズラって昔から好きな人多いんだね。 ヨウジ：で、フランス。１５６４年に「新年の始まりを１月１日」にするっていう*改暦《かいれき》があって、それに反対した人たちが ヨウジ：元々の正月とされていた４月１日を祝ってふざけた面白いプレゼントを送りあったのが始まり。 ケン：その説、面白そうだね！俺らも何か送り合うか？ ヨウジ：何くれるの？ ケン：うーん・・・木彫りの熊手とか？ ヨウジ：・・・要らねぇ。 ケン：流石にな(笑) ヨウジ：後、思うがままにとか、自分勝手っていうのを「*恣意的《しいてき》」って言うじゃん。 ケン：うん。 ヨウジ：それを、ある企業が「４・１（し・い）」の語呂に併せて４月１日に嘘の企画やったのが ヨウジ：あまりに流行りすぎて、その時の企画名「４月馬鹿」が直訳されてエイプリルフールになった。 ケン：バレンタインといい企業が与える影響って凄いな。ちなみにそれは何説？ ヨウジ：ヨウジ説。 ケン：は？ ヨウジ：そう、俺が今適当に作った嘘の話。 ケン：なんだよそれ(笑)一旦やめさせてもらいます。