台本概要

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タイトル 約束のガーネット
作者名 蒼(あおい)  (@aoi_m_o10)
ジャンル その他
演者人数 1人用台本(男1) ※兼役あり
時間 10 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 「荒れ狂う戦場で、とある男と出会った。その出会いは、俺にとってかけがえのないものとなった…。」

1月の誕生石をモチーフにした物語。

【登場人物】
◆ガラナイツ・ノア

※誕生石シリーズ作品は、全てあいうえお作文で構成されています。
 読みづらくなっている箇所がありますので、予めご了承下さい。

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
ガラナイツ 10
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
ガラナイツ:荒れ狂う戦場で、とある男と出会った。 ガラナイツ:戦に向かうために、集められた戦士の一人。 ガラナイツ:内側に秘められている彼の強さは、きっと、想い人の ガラナイツ:笑顔を守る為。人は、誰かの為ならとてつもない力を発揮する。 ガラナイツ:同じ戦士として、どこか憧れの様なものを、俺は抱いていた。 0: 0: 0: ガラナイツ:寡黙ではあるが、その瞳には揺るがない覚悟と優しさが宿っている。 ガラナイツ:昨日今日と出会ったばかりの俺達だが、話してみると意外と馬が合った。 ガラナイツ:苦しい戦況になった時も、お互いに励まし合い、その場を切り抜 ガラナイツ:けて来た。 ガラナイツ:困難を、何度も二人で乗り越えてきた。 0: 0: 0: ガラナイツ:寒さを身に感じ始める季節には、長い戦いに ガラナイツ:終止符が打たれた。 ガラナイツ:数百、数千と犠牲になった同士である ガラナイツ:戦士達に、安らかな時を祈り、深紅(しんく)に染まる ガラナイツ:その場をあとにした…。 0: 0: 0: ガラナイツ:戦いが終わり、俺達は戦士ではなく、一人の男としてこれからの世界を生きていく。 ガラナイツ:違う場所でそれぞれ過ごしていく訳だが…彼とここで別れてしまうのは、少し寂しく感じてしまっている自分が居た。だから、別れ際に、身に ガラナイツ:着けていたガーネットを、彼に ガラナイツ:手渡した。苦難を ガラナイツ:共に耐え戦ってきた戦友として。そして、俺達の友情の証として…。 0: 0: 0: ガラナイツ:何も言わず、彼は優しく微笑み、彼が身 ガラナイツ:に着けていたルビーを、俺に手渡してきた。『いつか、何処かで会った時は、息 ガラナイツ:抜きがてら、飲みにでも行こう。』と…。再会の約束を、ガー ガラナイツ:ネットに込めた…。いつか ガラナイツ:のその時を、迎えられるように…。 0: 0: 0: ガラナイツ:早いもので、あれから数年が経っていた。寒空(さむぞら)の中に隠れる暖かな ガラナイツ:日差しを求めるように、俺は特に当ても無く、 ガラナイツ:ふらふらと街へと歩き始める。血で染まっていたあの戦場とは思えないくらい、 ガラナイツ:平和な世界になっていた。広場で足を止め、物思いにふけていると、俺の ガラナイツ:方へ誰かが近づいて来た。 0: 0: 0: ガラナイツ:『また会えたな、ガラナイツ。元気そうで何よりだ。』 ガラナイツ:見覚えのある顔と声…。ルベウス・リード。彼との再会に ガラナイツ:胸が熱くなり、思わず涙が零れてしまった。急に泣き出してしまった俺を見て、 ガラナイツ:目を丸くして驚いていたが、すぐに優しい笑顔になり、お互いに肩を抱き寄せた。そして、 ガラナイツ:物語を語るかのように、酒場であの頃の話を、夜が深まるまで語り明かす…。 0: 0: 0: ガラナイツ:宿に一泊し、降り積もる ガラナイツ:雪を眺めながら、闇に染まりきらぬ ガラナイツ:夜を…。時間を惜しむかのように、俺達は過ごした…。これか 0: 0: 0: ガラナイツ:らも、この平和な世界が続いていく事を信じて…。 ガラナイツ:陸上を駆け巡っていた戦士の面影は、もう薄れてしまってい ガラナイツ:るだろうが、あの日、交わした約束は、これからも薄 ガラナイツ:れる事無く、より一層強く、深まっていくだ ガラナイツ:ろう…。 0: 0: 0: ガラナイツ:別れは、決して悲しいものではない…。それは、時として素敵な出会いのキッカケ ガラナイツ:を作り出す瞬間でもある…。俺は…ガラナイツ・ノアは、そうか ガラナイツ:んじている……。 0: 0: 0:

ガラナイツ:荒れ狂う戦場で、とある男と出会った。 ガラナイツ:戦に向かうために、集められた戦士の一人。 ガラナイツ:内側に秘められている彼の強さは、きっと、想い人の ガラナイツ:笑顔を守る為。人は、誰かの為ならとてつもない力を発揮する。 ガラナイツ:同じ戦士として、どこか憧れの様なものを、俺は抱いていた。 0: 0: 0: ガラナイツ:寡黙ではあるが、その瞳には揺るがない覚悟と優しさが宿っている。 ガラナイツ:昨日今日と出会ったばかりの俺達だが、話してみると意外と馬が合った。 ガラナイツ:苦しい戦況になった時も、お互いに励まし合い、その場を切り抜 ガラナイツ:けて来た。 ガラナイツ:困難を、何度も二人で乗り越えてきた。 0: 0: 0: ガラナイツ:寒さを身に感じ始める季節には、長い戦いに ガラナイツ:終止符が打たれた。 ガラナイツ:数百、数千と犠牲になった同士である ガラナイツ:戦士達に、安らかな時を祈り、深紅(しんく)に染まる ガラナイツ:その場をあとにした…。 0: 0: 0: ガラナイツ:戦いが終わり、俺達は戦士ではなく、一人の男としてこれからの世界を生きていく。 ガラナイツ:違う場所でそれぞれ過ごしていく訳だが…彼とここで別れてしまうのは、少し寂しく感じてしまっている自分が居た。だから、別れ際に、身に ガラナイツ:着けていたガーネットを、彼に ガラナイツ:手渡した。苦難を ガラナイツ:共に耐え戦ってきた戦友として。そして、俺達の友情の証として…。 0: 0: 0: ガラナイツ:何も言わず、彼は優しく微笑み、彼が身 ガラナイツ:に着けていたルビーを、俺に手渡してきた。『いつか、何処かで会った時は、息 ガラナイツ:抜きがてら、飲みにでも行こう。』と…。再会の約束を、ガー ガラナイツ:ネットに込めた…。いつか ガラナイツ:のその時を、迎えられるように…。 0: 0: 0: ガラナイツ:早いもので、あれから数年が経っていた。寒空(さむぞら)の中に隠れる暖かな ガラナイツ:日差しを求めるように、俺は特に当ても無く、 ガラナイツ:ふらふらと街へと歩き始める。血で染まっていたあの戦場とは思えないくらい、 ガラナイツ:平和な世界になっていた。広場で足を止め、物思いにふけていると、俺の ガラナイツ:方へ誰かが近づいて来た。 0: 0: 0: ガラナイツ:『また会えたな、ガラナイツ。元気そうで何よりだ。』 ガラナイツ:見覚えのある顔と声…。ルベウス・リード。彼との再会に ガラナイツ:胸が熱くなり、思わず涙が零れてしまった。急に泣き出してしまった俺を見て、 ガラナイツ:目を丸くして驚いていたが、すぐに優しい笑顔になり、お互いに肩を抱き寄せた。そして、 ガラナイツ:物語を語るかのように、酒場であの頃の話を、夜が深まるまで語り明かす…。 0: 0: 0: ガラナイツ:宿に一泊し、降り積もる ガラナイツ:雪を眺めながら、闇に染まりきらぬ ガラナイツ:夜を…。時間を惜しむかのように、俺達は過ごした…。これか 0: 0: 0: ガラナイツ:らも、この平和な世界が続いていく事を信じて…。 ガラナイツ:陸上を駆け巡っていた戦士の面影は、もう薄れてしまってい ガラナイツ:るだろうが、あの日、交わした約束は、これからも薄 ガラナイツ:れる事無く、より一層強く、深まっていくだ ガラナイツ:ろう…。 0: 0: 0: ガラナイツ:別れは、決して悲しいものではない…。それは、時として素敵な出会いのキッカケ ガラナイツ:を作り出す瞬間でもある…。俺は…ガラナイツ・ノアは、そうか ガラナイツ:んじている……。 0: 0: 0: