台本概要

 91 views 

タイトル アメジストは夢の中で
作者名 蒼(あおい)  (@aoi_m_o10)
ジャンル その他
演者人数 1人用台本(女1)
時間 10 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 誕生石が紡ぎだす、不思議な物語―
「みんなの心の平和を、今日も祈り続けるわ…。」

2月の誕生石をモチーフにした物語。

【登場人物】
◆メシィ

※誕生石シリーズ作品は、全てあいうえお作文で構成されています。
 読みづらい箇所がありますので、予めご了承下さい。

 91 views 

キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
メシィ 10
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
メシィ:『あなたに、幸多からんことを…。』 メシィ:いつも貴女は、ここで皆の幸せを祈っている。 メシィ:美しく、優しい心に惹かれるように、私は彼女を見守るようになっていた。 メシィ:笑顔を常に絶やさず、決して他人には弱さを見せない。 メシィ:穏やかな時間が、流れていく…。だけど、 0: 0: 0: メシィ:彼女もまた、一人の人間なのだ。一人になると、涙を流す事もあった。 メシィ:きっと、その涙にも色んな理由があるのだろう…。 メシィ:苦痛に耐えきれず、溢れてしまったのかもしれない。皆の幸せを想うばかりに、彼女自身の心の中までは メシィ:傾聴する事が出来なかったのかもしれない。 メシィ:こうなってしまった時に、私はいつも、彼女の元へ訪れる。 0: 0: 0: メシィ:サピルスの心の苦痛を取り除く為、 メシィ:心配事を取り去る為、彼女が寝静まった夜に、私は彼女の中の悪夢を食べる。 メシィ:崇高な思いに、歪みが生まれないように、 メシィ:聖職者として、彼女がこれからも歩んでいけるように…。 メシィ:そっと見守り、支えている。本当は、姿を現して彼女を 0: 0: 0: メシィ:助けてあげたいけれど、きっと彼女は驚くでしょう。 メシィ:宙に浮いた存在を、受け入れるのには、時間がかかってしまうもの。 メシィ:強い存在という訳ではないけれど、私自身、彼女に姿を見せる事に メシィ:抵抗感を抱いてしまっているの。 メシィ:とても臆病なのよね。私って…。 0: 0: 0: メシィ:何度か、彼女の悪夢を食べていたある時、彼女が目を覚ましてしまった。 メシィ:逃げる事も、姿を隠す事も出来ないでいる私は、視界が真っ白になるような、まるで メシィ:抜け殻になったかのような感覚に陥ってしまった。 メシィ:眠りから覚めた、彼女の手が、私の方へと メシィ:伸びてきた…。 0: 0: 0: メシィ:『早くあなたに逢いたいと思っていたの。』 メシィ:陽だまりのような温かい言葉に、私は驚きを隠せないでいた。 メシィ:『不安な事があった日の夜に、何故かいつも、幸せな夢を見ていたの。』 メシィ:返答が返せないままの私に、彼女は続けて話していく…。 メシィ:『本当に感謝しているわ。ありがとう。…あなたが良ければ、これから、私と一緒に過ごしませんか…?』 0: 0: 0: メシィ:まっすぐな瞳に メシィ:見つめられて、私の中の何かが、ストン…と、落ちたような気がした。 メシィ:難しく考えてしまっていたのは、私の方なのかもしれない。 メシィ:「…メシィ。私は、バクのメシィ…。よろしくね、サピルス。」これからは、二人で助けを メシィ:求めている人達へ、救いの手を差し伸べてゆきましょう。 0: 0: 0: メシィ:闇を追い払い、悪い メシィ:夢にうなされた時は、素敵な夢を見られる様に、悪夢を食べ、幸せの種を蒔く。 メシィ:弱くても、護ってくれる誰かが必ずいますから。安心して下さい。む 0: 0: 0: メシィ:らさき色の輝きが、あなたの心の平和を護ってくれます。 メシィ:理性を失ってしまわない様に、 メシィ:瑠璃色の輝きが、あなたを支えてくれます。 メシィ:冷静な判断が出来る様に、 メシィ:ロザリオに祈りましょう…。 0: 0: 0: メシィ:私は、バクのメシィ。サピルスと共に、私達は、みんなの幸せ メシィ:を…。み メシィ:んなの心の平和を…今日も祈り続けるわ。 0: 0: 0:

メシィ:『あなたに、幸多からんことを…。』 メシィ:いつも貴女は、ここで皆の幸せを祈っている。 メシィ:美しく、優しい心に惹かれるように、私は彼女を見守るようになっていた。 メシィ:笑顔を常に絶やさず、決して他人には弱さを見せない。 メシィ:穏やかな時間が、流れていく…。だけど、 0: 0: 0: メシィ:彼女もまた、一人の人間なのだ。一人になると、涙を流す事もあった。 メシィ:きっと、その涙にも色んな理由があるのだろう…。 メシィ:苦痛に耐えきれず、溢れてしまったのかもしれない。皆の幸せを想うばかりに、彼女自身の心の中までは メシィ:傾聴する事が出来なかったのかもしれない。 メシィ:こうなってしまった時に、私はいつも、彼女の元へ訪れる。 0: 0: 0: メシィ:サピルスの心の苦痛を取り除く為、 メシィ:心配事を取り去る為、彼女が寝静まった夜に、私は彼女の中の悪夢を食べる。 メシィ:崇高な思いに、歪みが生まれないように、 メシィ:聖職者として、彼女がこれからも歩んでいけるように…。 メシィ:そっと見守り、支えている。本当は、姿を現して彼女を 0: 0: 0: メシィ:助けてあげたいけれど、きっと彼女は驚くでしょう。 メシィ:宙に浮いた存在を、受け入れるのには、時間がかかってしまうもの。 メシィ:強い存在という訳ではないけれど、私自身、彼女に姿を見せる事に メシィ:抵抗感を抱いてしまっているの。 メシィ:とても臆病なのよね。私って…。 0: 0: 0: メシィ:何度か、彼女の悪夢を食べていたある時、彼女が目を覚ましてしまった。 メシィ:逃げる事も、姿を隠す事も出来ないでいる私は、視界が真っ白になるような、まるで メシィ:抜け殻になったかのような感覚に陥ってしまった。 メシィ:眠りから覚めた、彼女の手が、私の方へと メシィ:伸びてきた…。 0: 0: 0: メシィ:『早くあなたに逢いたいと思っていたの。』 メシィ:陽だまりのような温かい言葉に、私は驚きを隠せないでいた。 メシィ:『不安な事があった日の夜に、何故かいつも、幸せな夢を見ていたの。』 メシィ:返答が返せないままの私に、彼女は続けて話していく…。 メシィ:『本当に感謝しているわ。ありがとう。…あなたが良ければ、これから、私と一緒に過ごしませんか…?』 0: 0: 0: メシィ:まっすぐな瞳に メシィ:見つめられて、私の中の何かが、ストン…と、落ちたような気がした。 メシィ:難しく考えてしまっていたのは、私の方なのかもしれない。 メシィ:「…メシィ。私は、バクのメシィ…。よろしくね、サピルス。」これからは、二人で助けを メシィ:求めている人達へ、救いの手を差し伸べてゆきましょう。 0: 0: 0: メシィ:闇を追い払い、悪い メシィ:夢にうなされた時は、素敵な夢を見られる様に、悪夢を食べ、幸せの種を蒔く。 メシィ:弱くても、護ってくれる誰かが必ずいますから。安心して下さい。む 0: 0: 0: メシィ:らさき色の輝きが、あなたの心の平和を護ってくれます。 メシィ:理性を失ってしまわない様に、 メシィ:瑠璃色の輝きが、あなたを支えてくれます。 メシィ:冷静な判断が出来る様に、 メシィ:ロザリオに祈りましょう…。 0: 0: 0: メシィ:私は、バクのメシィ。サピルスと共に、私達は、みんなの幸せ メシィ:を…。み メシィ:んなの心の平和を…今日も祈り続けるわ。 0: 0: 0: