台本概要

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タイトル BLACK LIST HUNTER
作者名 不動宗司  (@hudou_souji)
ジャンル ファンタジー
演者人数 3人用台本(男1、女2) ※兼役あり
時間 30 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 初投稿にしてシリーズ物という無謀であり、暴挙

兼役は男とテロリスト(1台詞のみ)

現代と異世界、ファンタジー要素がごちゃ混ぜになった世界
復讐と愛する恋人を救うという二つの目的を抱えた男の物語

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
男/テロリスト - 演者の名前か好きな名前を使ってください。 テロリストを兼ねる
マイ 2 男の恋人。孤児院の娘
女医師 10 通りすがりの天才医師、凄い自信家
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
: 男(M):降りしきる冷たい雨が戦渦で崩壊した家々を濡らし、流していく。まるで全ての痕跡を消してしまおうとするかの様に降り続ける 0:場面が変わる 男(M):冷たい石の床に横たわる美しい女性で俺の愛した女…命よりも大切な : 0:どうしてこうなったのだろう : 男(M):俺は産まれてすぐに両親を失くし親戚に引き取られた。だが、それは親の遺産目的であり、金があるまでは置いてやる。義父はそう言いながら俺の頭に足を乗せ、床に俺の顔を押し付けた : 男(M):遺産を使い潰すと、利用価値はなくなったとばかりに奴等は俺を施設に放り込んだ。幼少から苛められて育った俺は、人を信用出来ず、側に近寄らせなかった。ただ1人マイを除いては : 男(M):マイは働き者で人気者だった。いつも彼女のまわりには人が集まる。当然、俺にも声を掛ける。最初は無視をしていたが、あまりにもしつこく声を掛けて来たので、強く拒絶してしまった : 男(M):あまりの豹変ぶりに、怯えるガキ共と恐怖を浮かべるマイ。はっと我に返り、その場を離れようとしたが 0:何か柔らかくて、良い香りに包まれた  マイ:「大丈夫。もう、大丈夫だよ…ここにはあなたを傷付けたり、蔑ろにする人は居ない。私(あたし)が保証する。」 男:「…っ…離せ!」 マイ:「嫌よ。あなたは人のぬくもりを知らなすぎる…だからあなたに人の温かさを教えてあげる」 : 男(M):どんなに暴れようが、手が当たろうが、マイは俺を離さなかった。見捨てなかった。俺の傷付き、荒れた心が癒されていく…人の体温って…心地よいものなんだな。 0:暫く時が過ぎて 男(M):それからの俺は、施設に尽くしたし、ガキ共の面倒もみた。マイに抱きしめられたあのぬくもりが…忘れられなくて : 男(M):16になる頃、俺はマイに強く惹かれていた。一緒に過ごす内に、彼女の楽しそうな笑顔。誕生日を皆と共に過ごす喜び、彼女が泣いていたら抱き締め、時を過ごした : 男(M):初めての口付けは18の時だった。そして、将来の約束もした。二人で結婚し、子供達に囲まれて幸せに暮らすのだと、毎夜、語り合った : 男(M):俺達の暮らす街をテロリストが襲撃するまでは : 男:「やめろ!やめてくれ!」 : 男(M):施設が、ガキが、オーナーや奥さんも次々と斬られ、燃やされ、死んでいく。マシンガンで穴だらけにされた奴もいる : 男(M):施設内は火を放たれ、避難しようとしたが間に合わず。焼けていくのを見せつけられる阿鼻叫喚の地獄と化していた : テロリスト:「俺を恨むなよ兄ちゃん。みんなみんな弱いお前らが悪いんだよ。この世の摂理は、奪い奪われ、殺し殺されるなんだよ。弱肉強食ってなァ…ハーッハッハ!」 : 男(M):抗い様のない暴力に、俺はなすすべも無かった。火事により施設が燃え盛り、倒壊した瓦礫で潰され左腕を失った。体中が熱い、激痛に苦しみながら必死にマイを探す : 男(M):必死に探し回り…ついに探し求めたマイを見つけた。胸にギラリと光るナイフが刺さった状態で : 男:「あ…あああ!ま、まいぃぃぃぃ」(絶望感に打ちのめされるような叫び) 0:暫く時間が経過して : 0:マイを抱き締めていると声を掛けられた : 女医師:「助けてやろうか?」(不意に現れたように) 男:「…は…?」 : 0:その声の方向を見ると、黒い短髪の小柄な女が腕組みして立っていた : 女医師:「助けてやろうか?と言ったぞ。私は」 男:「…出来るのか?」(怪訝そうに) 女医師:「出来るのか…だと?私は医者だ。私に出来ない事を探す事の方が難しい」 : 女医師:「危険な状態だ。ダメだな。死ぬぞ。この女」 男:「なんだと…?ふざけるなぁぁ!」(怒りを隠せず) : 男(M):俺は女に掴み掛ろうとしたが出来ない。不思議に思い左腕を見ると、左腕が無い事に今、初めて気付いた : 女医師:「馬鹿め…お前も重傷なんだぞ。騒ぐんじゃない!彼女はいわゆる不治の病というモノに掛かっている。これは彼女自身も知らないだろう」 男:「なっ」 女医師:「恐らく、もって数年だ」 : 男(M):マイが…死ぬ?どちらにしても…死ぬ? : 女医師:「おい。話しは最後まで聞け。彼女を救うには莫大な金必要だ。君に払う覚悟はあるか?」 : 男:「わかった。助けられるんだろうな?」 女医師:「私を誰だと思っている。助けてやるさ。この上なく、完璧にな」 男:「わかった。マイの為なら…悪魔にでも死神にでもなってやる!」 女医師:「…契約成立だ。まずは君に腕を用意しなくてはね。」 : 男(M):こうして俺は女医師に左腕に、義手を移植させられた。世界一硬い金属を加工した代物らしい : 女医師:「まずは中華連邦へ行け。私の知り合いに話しておく」 : 男:こうして俺は中華連邦(中国)に向かうことに。あぁ…俺の名前は…〇〇(好きな名前)縁があったらまた会おうぜ

: 男(M):降りしきる冷たい雨が戦渦で崩壊した家々を濡らし、流していく。まるで全ての痕跡を消してしまおうとするかの様に降り続ける 0:場面が変わる 男(M):冷たい石の床に横たわる美しい女性で俺の愛した女…命よりも大切な : 0:どうしてこうなったのだろう : 男(M):俺は産まれてすぐに両親を失くし親戚に引き取られた。だが、それは親の遺産目的であり、金があるまでは置いてやる。義父はそう言いながら俺の頭に足を乗せ、床に俺の顔を押し付けた : 男(M):遺産を使い潰すと、利用価値はなくなったとばかりに奴等は俺を施設に放り込んだ。幼少から苛められて育った俺は、人を信用出来ず、側に近寄らせなかった。ただ1人マイを除いては : 男(M):マイは働き者で人気者だった。いつも彼女のまわりには人が集まる。当然、俺にも声を掛ける。最初は無視をしていたが、あまりにもしつこく声を掛けて来たので、強く拒絶してしまった : 男(M):あまりの豹変ぶりに、怯えるガキ共と恐怖を浮かべるマイ。はっと我に返り、その場を離れようとしたが 0:何か柔らかくて、良い香りに包まれた  マイ:「大丈夫。もう、大丈夫だよ…ここにはあなたを傷付けたり、蔑ろにする人は居ない。私(あたし)が保証する。」 男:「…っ…離せ!」 マイ:「嫌よ。あなたは人のぬくもりを知らなすぎる…だからあなたに人の温かさを教えてあげる」 : 男(M):どんなに暴れようが、手が当たろうが、マイは俺を離さなかった。見捨てなかった。俺の傷付き、荒れた心が癒されていく…人の体温って…心地よいものなんだな。 0:暫く時が過ぎて 男(M):それからの俺は、施設に尽くしたし、ガキ共の面倒もみた。マイに抱きしめられたあのぬくもりが…忘れられなくて : 男(M):16になる頃、俺はマイに強く惹かれていた。一緒に過ごす内に、彼女の楽しそうな笑顔。誕生日を皆と共に過ごす喜び、彼女が泣いていたら抱き締め、時を過ごした : 男(M):初めての口付けは18の時だった。そして、将来の約束もした。二人で結婚し、子供達に囲まれて幸せに暮らすのだと、毎夜、語り合った : 男(M):俺達の暮らす街をテロリストが襲撃するまでは : 男:「やめろ!やめてくれ!」 : 男(M):施設が、ガキが、オーナーや奥さんも次々と斬られ、燃やされ、死んでいく。マシンガンで穴だらけにされた奴もいる : 男(M):施設内は火を放たれ、避難しようとしたが間に合わず。焼けていくのを見せつけられる阿鼻叫喚の地獄と化していた : テロリスト:「俺を恨むなよ兄ちゃん。みんなみんな弱いお前らが悪いんだよ。この世の摂理は、奪い奪われ、殺し殺されるなんだよ。弱肉強食ってなァ…ハーッハッハ!」 : 男(M):抗い様のない暴力に、俺はなすすべも無かった。火事により施設が燃え盛り、倒壊した瓦礫で潰され左腕を失った。体中が熱い、激痛に苦しみながら必死にマイを探す : 男(M):必死に探し回り…ついに探し求めたマイを見つけた。胸にギラリと光るナイフが刺さった状態で : 男:「あ…あああ!ま、まいぃぃぃぃ」(絶望感に打ちのめされるような叫び) 0:暫く時間が経過して : 0:マイを抱き締めていると声を掛けられた : 女医師:「助けてやろうか?」(不意に現れたように) 男:「…は…?」 : 0:その声の方向を見ると、黒い短髪の小柄な女が腕組みして立っていた : 女医師:「助けてやろうか?と言ったぞ。私は」 男:「…出来るのか?」(怪訝そうに) 女医師:「出来るのか…だと?私は医者だ。私に出来ない事を探す事の方が難しい」 : 女医師:「危険な状態だ。ダメだな。死ぬぞ。この女」 男:「なんだと…?ふざけるなぁぁ!」(怒りを隠せず) : 男(M):俺は女に掴み掛ろうとしたが出来ない。不思議に思い左腕を見ると、左腕が無い事に今、初めて気付いた : 女医師:「馬鹿め…お前も重傷なんだぞ。騒ぐんじゃない!彼女はいわゆる不治の病というモノに掛かっている。これは彼女自身も知らないだろう」 男:「なっ」 女医師:「恐らく、もって数年だ」 : 男(M):マイが…死ぬ?どちらにしても…死ぬ? : 女医師:「おい。話しは最後まで聞け。彼女を救うには莫大な金必要だ。君に払う覚悟はあるか?」 : 男:「わかった。助けられるんだろうな?」 女医師:「私を誰だと思っている。助けてやるさ。この上なく、完璧にな」 男:「わかった。マイの為なら…悪魔にでも死神にでもなってやる!」 女医師:「…契約成立だ。まずは君に腕を用意しなくてはね。」 : 男(M):こうして俺は女医師に左腕に、義手を移植させられた。世界一硬い金属を加工した代物らしい : 女医師:「まずは中華連邦へ行け。私の知り合いに話しておく」 : 男:こうして俺は中華連邦(中国)に向かうことに。あぁ…俺の名前は…〇〇(好きな名前)縁があったらまた会おうぜ