台本概要
141 views
タイトル | BLACK LIST HUNTER |
---|---|
作者名 | 不動宗司 (@hudou_souji) |
ジャンル | ファンタジー |
演者人数 | 3人用台本(男1、女2) ※兼役あり |
時間 | 30 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
初投稿にしてシリーズ物という無謀であり、暴挙 兼役は男とテロリスト(1台詞のみ) 現代と異世界、ファンタジー要素がごちゃ混ぜになった世界 復讐と愛する恋人を救うという二つの目的を抱えた男の物語 141 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
男/テロリスト | 男 | - | 演者の名前か好きな名前を使ってください。 テロリストを兼ねる |
マイ | 女 | 2 | 男の恋人。孤児院の娘 |
女医師 | 女 | 10 | 通りすがりの天才医師、凄い自信家 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
:
男(M):降りしきる冷たい雨が戦渦で崩壊した家々を濡らし、流していく。まるで全ての痕跡を消してしまおうとするかの様に降り続ける
0:場面が変わる
男(M):冷たい石の床に横たわる美しい女性で俺の愛した女…命よりも大切な
:
0:どうしてこうなったのだろう
:
男(M):俺は産まれてすぐに両親を失くし親戚に引き取られた。だが、それは親の遺産目的であり、金があるまでは置いてやる。義父はそう言いながら俺の頭に足を乗せ、床に俺の顔を押し付けた
:
男(M):遺産を使い潰すと、利用価値はなくなったとばかりに奴等は俺を施設に放り込んだ。幼少から苛められて育った俺は、人を信用出来ず、側に近寄らせなかった。ただ1人マイを除いては
:
男(M):マイは働き者で人気者だった。いつも彼女のまわりには人が集まる。当然、俺にも声を掛ける。最初は無視をしていたが、あまりにもしつこく声を掛けて来たので、強く拒絶してしまった
:
男(M):あまりの豹変ぶりに、怯えるガキ共と恐怖を浮かべるマイ。はっと我に返り、その場を離れようとしたが
0:何か柔らかくて、良い香りに包まれた
マイ:「大丈夫。もう、大丈夫だよ…ここにはあなたを傷付けたり、蔑ろにする人は居ない。私(あたし)が保証する。」
男:「…っ…離せ!」
マイ:「嫌よ。あなたは人のぬくもりを知らなすぎる…だからあなたに人の温かさを教えてあげる」
:
男(M):どんなに暴れようが、手が当たろうが、マイは俺を離さなかった。見捨てなかった。俺の傷付き、荒れた心が癒されていく…人の体温って…心地よいものなんだな。
0:暫く時が過ぎて
男(M):それからの俺は、施設に尽くしたし、ガキ共の面倒もみた。マイに抱きしめられたあのぬくもりが…忘れられなくて
:
男(M):16になる頃、俺はマイに強く惹かれていた。一緒に過ごす内に、彼女の楽しそうな笑顔。誕生日を皆と共に過ごす喜び、彼女が泣いていたら抱き締め、時を過ごした
:
男(M):初めての口付けは18の時だった。そして、将来の約束もした。二人で結婚し、子供達に囲まれて幸せに暮らすのだと、毎夜、語り合った
:
男(M):俺達の暮らす街をテロリストが襲撃するまでは
:
男:「やめろ!やめてくれ!」
:
男(M):施設が、ガキが、オーナーや奥さんも次々と斬られ、燃やされ、死んでいく。マシンガンで穴だらけにされた奴もいる
:
男(M):施設内は火を放たれ、避難しようとしたが間に合わず。焼けていくのを見せつけられる阿鼻叫喚の地獄と化していた
:
テロリスト:「俺を恨むなよ兄ちゃん。みんなみんな弱いお前らが悪いんだよ。この世の摂理は、奪い奪われ、殺し殺されるなんだよ。弱肉強食ってなァ…ハーッハッハ!」
:
男(M):抗い様のない暴力に、俺はなすすべも無かった。火事により施設が燃え盛り、倒壊した瓦礫で潰され左腕を失った。体中が熱い、激痛に苦しみながら必死にマイを探す
:
男(M):必死に探し回り…ついに探し求めたマイを見つけた。胸にギラリと光るナイフが刺さった状態で
:
男:「あ…あああ!ま、まいぃぃぃぃ」(絶望感に打ちのめされるような叫び)
0:暫く時間が経過して
:
0:マイを抱き締めていると声を掛けられた
:
女医師:「助けてやろうか?」(不意に現れたように)
男:「…は…?」
:
0:その声の方向を見ると、黒い短髪の小柄な女が腕組みして立っていた
:
女医師:「助けてやろうか?と言ったぞ。私は」
男:「…出来るのか?」(怪訝そうに)
女医師:「出来るのか…だと?私は医者だ。私に出来ない事を探す事の方が難しい」
:
女医師:「危険な状態だ。ダメだな。死ぬぞ。この女」
男:「なんだと…?ふざけるなぁぁ!」(怒りを隠せず)
:
男(M):俺は女に掴み掛ろうとしたが出来ない。不思議に思い左腕を見ると、左腕が無い事に今、初めて気付いた
:
女医師:「馬鹿め…お前も重傷なんだぞ。騒ぐんじゃない!彼女はいわゆる不治の病というモノに掛かっている。これは彼女自身も知らないだろう」
男:「なっ」
女医師:「恐らく、もって数年だ」
:
男(M):マイが…死ぬ?どちらにしても…死ぬ?
:
女医師:「おい。話しは最後まで聞け。彼女を救うには莫大な金必要だ。君に払う覚悟はあるか?」
:
男:「わかった。助けられるんだろうな?」
女医師:「私を誰だと思っている。助けてやるさ。この上なく、完璧にな」
男:「わかった。マイの為なら…悪魔にでも死神にでもなってやる!」
女医師:「…契約成立だ。まずは君に腕を用意しなくてはね。」
:
男(M):こうして俺は女医師に左腕に、義手を移植させられた。世界一硬い金属を加工した代物らしい
:
女医師:「まずは中華連邦へ行け。私の知り合いに話しておく」
:
男:こうして俺は中華連邦(中国)に向かうことに。あぁ…俺の名前は…〇〇(好きな名前)縁があったらまた会おうぜ
:
男(M):降りしきる冷たい雨が戦渦で崩壊した家々を濡らし、流していく。まるで全ての痕跡を消してしまおうとするかの様に降り続ける
0:場面が変わる
男(M):冷たい石の床に横たわる美しい女性で俺の愛した女…命よりも大切な
:
0:どうしてこうなったのだろう
:
男(M):俺は産まれてすぐに両親を失くし親戚に引き取られた。だが、それは親の遺産目的であり、金があるまでは置いてやる。義父はそう言いながら俺の頭に足を乗せ、床に俺の顔を押し付けた
:
男(M):遺産を使い潰すと、利用価値はなくなったとばかりに奴等は俺を施設に放り込んだ。幼少から苛められて育った俺は、人を信用出来ず、側に近寄らせなかった。ただ1人マイを除いては
:
男(M):マイは働き者で人気者だった。いつも彼女のまわりには人が集まる。当然、俺にも声を掛ける。最初は無視をしていたが、あまりにもしつこく声を掛けて来たので、強く拒絶してしまった
:
男(M):あまりの豹変ぶりに、怯えるガキ共と恐怖を浮かべるマイ。はっと我に返り、その場を離れようとしたが
0:何か柔らかくて、良い香りに包まれた
マイ:「大丈夫。もう、大丈夫だよ…ここにはあなたを傷付けたり、蔑ろにする人は居ない。私(あたし)が保証する。」
男:「…っ…離せ!」
マイ:「嫌よ。あなたは人のぬくもりを知らなすぎる…だからあなたに人の温かさを教えてあげる」
:
男(M):どんなに暴れようが、手が当たろうが、マイは俺を離さなかった。見捨てなかった。俺の傷付き、荒れた心が癒されていく…人の体温って…心地よいものなんだな。
0:暫く時が過ぎて
男(M):それからの俺は、施設に尽くしたし、ガキ共の面倒もみた。マイに抱きしめられたあのぬくもりが…忘れられなくて
:
男(M):16になる頃、俺はマイに強く惹かれていた。一緒に過ごす内に、彼女の楽しそうな笑顔。誕生日を皆と共に過ごす喜び、彼女が泣いていたら抱き締め、時を過ごした
:
男(M):初めての口付けは18の時だった。そして、将来の約束もした。二人で結婚し、子供達に囲まれて幸せに暮らすのだと、毎夜、語り合った
:
男(M):俺達の暮らす街をテロリストが襲撃するまでは
:
男:「やめろ!やめてくれ!」
:
男(M):施設が、ガキが、オーナーや奥さんも次々と斬られ、燃やされ、死んでいく。マシンガンで穴だらけにされた奴もいる
:
男(M):施設内は火を放たれ、避難しようとしたが間に合わず。焼けていくのを見せつけられる阿鼻叫喚の地獄と化していた
:
テロリスト:「俺を恨むなよ兄ちゃん。みんなみんな弱いお前らが悪いんだよ。この世の摂理は、奪い奪われ、殺し殺されるなんだよ。弱肉強食ってなァ…ハーッハッハ!」
:
男(M):抗い様のない暴力に、俺はなすすべも無かった。火事により施設が燃え盛り、倒壊した瓦礫で潰され左腕を失った。体中が熱い、激痛に苦しみながら必死にマイを探す
:
男(M):必死に探し回り…ついに探し求めたマイを見つけた。胸にギラリと光るナイフが刺さった状態で
:
男:「あ…あああ!ま、まいぃぃぃぃ」(絶望感に打ちのめされるような叫び)
0:暫く時間が経過して
:
0:マイを抱き締めていると声を掛けられた
:
女医師:「助けてやろうか?」(不意に現れたように)
男:「…は…?」
:
0:その声の方向を見ると、黒い短髪の小柄な女が腕組みして立っていた
:
女医師:「助けてやろうか?と言ったぞ。私は」
男:「…出来るのか?」(怪訝そうに)
女医師:「出来るのか…だと?私は医者だ。私に出来ない事を探す事の方が難しい」
:
女医師:「危険な状態だ。ダメだな。死ぬぞ。この女」
男:「なんだと…?ふざけるなぁぁ!」(怒りを隠せず)
:
男(M):俺は女に掴み掛ろうとしたが出来ない。不思議に思い左腕を見ると、左腕が無い事に今、初めて気付いた
:
女医師:「馬鹿め…お前も重傷なんだぞ。騒ぐんじゃない!彼女はいわゆる不治の病というモノに掛かっている。これは彼女自身も知らないだろう」
男:「なっ」
女医師:「恐らく、もって数年だ」
:
男(M):マイが…死ぬ?どちらにしても…死ぬ?
:
女医師:「おい。話しは最後まで聞け。彼女を救うには莫大な金必要だ。君に払う覚悟はあるか?」
:
男:「わかった。助けられるんだろうな?」
女医師:「私を誰だと思っている。助けてやるさ。この上なく、完璧にな」
男:「わかった。マイの為なら…悪魔にでも死神にでもなってやる!」
女医師:「…契約成立だ。まずは君に腕を用意しなくてはね。」
:
男(M):こうして俺は女医師に左腕に、義手を移植させられた。世界一硬い金属を加工した代物らしい
:
女医師:「まずは中華連邦へ行け。私の知り合いに話しておく」
:
男:こうして俺は中華連邦(中国)に向かうことに。あぁ…俺の名前は…〇〇(好きな名前)縁があったらまた会おうぜ