台本概要

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タイトル 冷めたコーヒー sideA
作者名 星海結月  (@sea_moon_hy)
ジャンル ラブストーリー
演者人数 1人用台本(男1) ※兼役あり
時間 10 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 君のコーヒーはいつも冷めたまま


約5分ほどです。
冷めたコーヒーsideBではもう一人の視点から、二人用の台本では、sideAとsideBの二つを合わせた作品になっています。
[sideB]↓
https://taltal3014.lsv.jp/app/public/script/detail/3595

[二人用]↓
https://taltal3014.lsv.jp/app/public/script/detail/3596
用途に合わせてご利用ください。

【台本利用規約】

☆本作は、女性キャストが男性役を演じても構いません。その場合は、必ずキャラクターの設定に準じた性別での上演をお願いします。なお、キャラクターの性別を変更したい場合は、事前に作者までご相談ください。

★本作品は、作品の世界観を損ねない程度の口調の変更、一人称などの変更、アドリブを許諾しています。台本の一部を修正した場合はその旨を概要欄へ記載、または口頭でのアナウンスをお願いします。台本を大きく改変すること、軽微な変更後の自作発言は固く禁じます。ご不明な場合は、TwitterのDM等にご相談をお寄せください


☆非商用利用時の際は使用許可等の連絡は不要ですが、いかなる媒体においても上演・配信等の際は、概要欄等に必ずシナリオの「作者名」と「作品名」の明記をお願いします。明記が難しい場合は口頭での紹介も可です。

★商用利用時は星海結月TwitterのDMまでご連絡ください。

☆その他については声劇台本置き場の利用規約に準じます。

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
8 30歳 サラリーマン コーヒーが好き お話も好き
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
0:―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 0:焦っている様子の誠。人を待たせている。 誠:あぁやっと着いた。 誠:ごめんね。もう少し早く着く予定だったんだけど道が混んじゃっててさ。 誠:いつもと同じ時間に家を出たんだけど、今日は何かあったかな……。 0:携帯の日付を確認する。 誠:そうか……。今日はさざんか祭りだったか。どうりで道が混んでいるわけだ。 0:椅子に腰かける 誠:ふぅ……。(ため息) あ、そういえば今日も持ってきたよ。コーヒー。 誠:いつもの豆、昨日で切らしちゃって今日は違うブレンドなんだけど。どうだろ。 誠:えーっと、紙コップ……。あ、あった。ごめん、今度買って渡すから今日も使わせて。 誠:あはは、タンブラーでコーヒーを用意するまでは良いんだけど、 誠:君のカップ持ってくるのいつも忘れちゃうんだよな……。今度はちゃんと家から持ってくるよ。 誠:……って、これいつも言ってるよね。……本当にごめん(自嘲気味に) 誠:あ、少し熱いかな。湯気が出てるや。 誠:ほら。僕、猫舌だからさ。でも今の時期、ホットコーヒーの方が美味しいからなぁ。 誠:あーぁ。猫舌、治ってくんないかなぁ……。なんてね、勝手に治ってくれれば苦じゃないよね。 誠:さぁ、冷めないうちにどうぞ。 0: 誠:さて、今日は何を話そうか。 誠:あ、そうだ……せっかくだから、さざんか祭りの話にしよう。 誠:そうか、もう一年前になるのか。……早いような、遅いような。 誠:人混みはあんまり得意じゃないんだけど、お祭りの雰囲気って何でだか好きなんだよね。 誠:……あ、君もそう思う? 0: 誠:ふふっ……。(悲しげに笑う) 誠:お祭りで何が楽しいって、やっぱり屋台だよね。 誠:僕らは二人して食べることが好きだからさ、たこ焼き食べたり…、お好み焼き食べたり…。 誠:何とか焼き、とか、何とか飴、とか、とりあえず片っ端から制覇しようって言ってさ。 誠:……あのお祭りは、食べ物目当てで行ってると言っても過言じゃないよね(笑) 誠:あ、そういえば、屋台に売ってる回転焼きを見て、今川焼きだ、回転焼きだ、って言い合ったっけ。 誠:したらさ、看板に大判焼って書いてあってさ……。ふふっ、恥ずかしかったぁ~……。まぁ、どれも正解なんだけどね。 誠:そうそう、それから夜にイルミネーションを見て。あれは綺麗だったなぁ……。今までそんなに興味なかったけど、あの景色は何だか特別に思えた。 誠:君はその時、ホットコーヒーを飲んでて。あまりにも美味しそうに飲むもんだから、一口もらって。それで、口の中やけどしちゃって(笑) 誠:今でこそ笑い話だけど、あの時はマジで焦ったんだからさ……。 誠:今度は、いつ行けるかな。 0: 誠:……あ、僕ばかり話過ぎちゃったね。ごめん。君は聞き上手だからさ。ついつい。 誠:今日はさ、ちょっと予定会わなかったけど……。また行きたいね、お祭り。 0: 誠:……うん、そろそろ時間かな。今日も楽しかった。また、来るよ。 誠:そうだ。次来る時は旅行雑誌持ってこようかな。思い出話だけじゃなくて、たまには未来の話をしてもいいよね。 誠:あ、それから紙コップの補充と君のコーヒーカップも。うん、ちゃんと持ってくるよ。……紙コップじゃ、味気ないもんね。 0: 誠:(M)僕は紙コップに淹れたコーヒーを飲み干し、君の病室を後にする。 誠:(M)君のコーヒーはいつも冷めたまま。

0:―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 0:焦っている様子の誠。人を待たせている。 誠:あぁやっと着いた。 誠:ごめんね。もう少し早く着く予定だったんだけど道が混んじゃっててさ。 誠:いつもと同じ時間に家を出たんだけど、今日は何かあったかな……。 0:携帯の日付を確認する。 誠:そうか……。今日はさざんか祭りだったか。どうりで道が混んでいるわけだ。 0:椅子に腰かける 誠:ふぅ……。(ため息) あ、そういえば今日も持ってきたよ。コーヒー。 誠:いつもの豆、昨日で切らしちゃって今日は違うブレンドなんだけど。どうだろ。 誠:えーっと、紙コップ……。あ、あった。ごめん、今度買って渡すから今日も使わせて。 誠:あはは、タンブラーでコーヒーを用意するまでは良いんだけど、 誠:君のカップ持ってくるのいつも忘れちゃうんだよな……。今度はちゃんと家から持ってくるよ。 誠:……って、これいつも言ってるよね。……本当にごめん(自嘲気味に) 誠:あ、少し熱いかな。湯気が出てるや。 誠:ほら。僕、猫舌だからさ。でも今の時期、ホットコーヒーの方が美味しいからなぁ。 誠:あーぁ。猫舌、治ってくんないかなぁ……。なんてね、勝手に治ってくれれば苦じゃないよね。 誠:さぁ、冷めないうちにどうぞ。 0: 誠:さて、今日は何を話そうか。 誠:あ、そうだ……せっかくだから、さざんか祭りの話にしよう。 誠:そうか、もう一年前になるのか。……早いような、遅いような。 誠:人混みはあんまり得意じゃないんだけど、お祭りの雰囲気って何でだか好きなんだよね。 誠:……あ、君もそう思う? 0: 誠:ふふっ……。(悲しげに笑う) 誠:お祭りで何が楽しいって、やっぱり屋台だよね。 誠:僕らは二人して食べることが好きだからさ、たこ焼き食べたり…、お好み焼き食べたり…。 誠:何とか焼き、とか、何とか飴、とか、とりあえず片っ端から制覇しようって言ってさ。 誠:……あのお祭りは、食べ物目当てで行ってると言っても過言じゃないよね(笑) 誠:あ、そういえば、屋台に売ってる回転焼きを見て、今川焼きだ、回転焼きだ、って言い合ったっけ。 誠:したらさ、看板に大判焼って書いてあってさ……。ふふっ、恥ずかしかったぁ~……。まぁ、どれも正解なんだけどね。 誠:そうそう、それから夜にイルミネーションを見て。あれは綺麗だったなぁ……。今までそんなに興味なかったけど、あの景色は何だか特別に思えた。 誠:君はその時、ホットコーヒーを飲んでて。あまりにも美味しそうに飲むもんだから、一口もらって。それで、口の中やけどしちゃって(笑) 誠:今でこそ笑い話だけど、あの時はマジで焦ったんだからさ……。 誠:今度は、いつ行けるかな。 0: 誠:……あ、僕ばかり話過ぎちゃったね。ごめん。君は聞き上手だからさ。ついつい。 誠:今日はさ、ちょっと予定会わなかったけど……。また行きたいね、お祭り。 0: 誠:……うん、そろそろ時間かな。今日も楽しかった。また、来るよ。 誠:そうだ。次来る時は旅行雑誌持ってこようかな。思い出話だけじゃなくて、たまには未来の話をしてもいいよね。 誠:あ、それから紙コップの補充と君のコーヒーカップも。うん、ちゃんと持ってくるよ。……紙コップじゃ、味気ないもんね。 0: 誠:(M)僕は紙コップに淹れたコーヒーを飲み干し、君の病室を後にする。 誠:(M)君のコーヒーはいつも冷めたまま。