声劇台本置き場

男：ねぇねぇ。「好き」って言ってよ。 女：え・・・やだよぉ。恥ずかしいもん。 男：恥ずかしい？ふふ・・・そんな君も可愛いなぁ。 女：もうっ・・・本当に恥ずかしいんだからやめてよぉ。 男：ハイハイ。仕方ないな・・・。じゃぁ 女：うん？ 男：エス・・・エー・・・ジー・・・エー・・・・。ふふっ・・・・。 女：え？ 男：ふふっ。どうだい？これなら恥ずかしくないよね？ 女：え？あ？は？ど、どういう事・・・・？ 男：ふふっ。照れ屋さんな君に僕の想いをどうしても伝えたくてさ。 女：う、うん・・・。うん？？ 男：さ、こっちへおいで。 女：きゃっ。 男：（ささやくように）エス・・・エー・・・ジー・・・エー・・・・。 女：う、うん・・・・。（心の声）・・・・・ど、どうしよう・・・・。この人頭は良いはずなのに時々こういう所抜けてるんだよなあ・・・ 女：それじゃ「SUKI」じゃなくて「SAGA」だよ！ただの九州の地名なんだよなぁ・・・・それに昔そんな歌あったような気がするし・・・ 女：ど、どうしよう・・・リアクションに困るなぁ・・・ 男：なぁ？ 女：えっ！？ 男：君の気持ちも聞かせてよ。俺の事、エス・・・エー・・・ジー・・・エー・・・なのかな？ 女：（俺の事、佐賀ってなに！？どう返事したら正解なの！！！？？） 男：俺はさ。正直、君の事「ディーエーアイ・・・エスエージーエー」・・・だよっ（照れる）へへっ・・・ 女：（大　佐　賀　！！！！なに？「大北海道展」とか物産展なの？「大佐賀」ってなに？ねぇ何？？？ああもう！脳内ツッコミが止まらないよぉ！！ 男：どうしたの？急に黙って。 女：え？ううん、なんでもないよ？ 男：困ったような顔してる。 女：そ、そんな事ないよぉ。 男：不安なの・・・？ 女：え？ 男：最近、お互い忙しくて、こうして会う事も少なくなったもんな。 女：あ、う、うん。そうだね。お互い今の時期は忙しいから仕方ないよね。 男：でもね、忙しくても俺は君の事をずっと考えていたよ。 女：そ、そうなんだ。う、嬉しいな。 男：そう、エスエージーエーな人の事を考えてるとさ、何ていうか癒されるっていうか。 女：癒される？ 男：うん。・・・照れるな。（キリッと）エスエージーエーの人で頭がいっぱいになると、俺幸せで仕方ないんだ。 女：（！！！佐賀県民で頭がいっぱいになってるぅぅぅううー－！！！） 男：俺・・・俺・・・！！ 女：うん？ 男：君の事が！！！ディーエーアイ！！エスエージーエーだ！！！！ 女：わー－－－！！！ 男：ずっと君みたいな人を探してたんだ！！エスエージーエーだぁ！！！！エスエージーエーなんだぁ！！！！ 女：ふぁー－－！！！ 男：ケーエーケーケーオーエヌティーオーして欲しい！！！ 女：ふぁー－・・・・は？ 男：な、何度も言わせるなよ。ケーエーケーケーオーエヌティーオーして欲しい！！！ 女：・・・・・ケーエーケーケーオーエヌティーオー。 男：ケーエーケーケーオーエヌティーオー。 女：（声に出す）・・・・葛根湯（かっこんとう）ー－－！！！！！ 男：え？ 女：違うよ！それ「結婚して欲しい」じゃなくて「葛根湯欲しい」だよ！ただ風邪引いてるだけの人だよ！！！ 男：え？ええ？？あれ？？？ 女：あれ？じゃないよ！！！「大好き」だってさっきからずっと「大佐賀」って言ってたの気が付いてる！！？？ 男：え？佐賀・・・あれ？あれ？？？ 女：うわぁぁぁん！！！こんなプロポーズ嫌だよぉぉお！！！ 男：ああまって！！ 女：なによ！！ 男：ジーオーエイチエーエヌ・・・ 女：・・・ごはん・・・ 男：あっ 女：一生腹減ってろぉおおお！！！