台本概要

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タイトル 【世界一愛していた君へ】
作者名 智P
ジャンル その他
演者人数 1人用台本(男1)
時間 20 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 失恋の後に相手に送った最後の手紙

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
23
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

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【世界一愛していた君へ最後の手紙】 男:この手紙が君の手元に届く頃、君は相変わらず忙しい日々を送ってるのかな? 間: 男:実はね、振られるのはこれで3回目なんだ(笑)いつも“良い人止まり”なんだよな〜(笑)何でかな〜?(笑) 最後に会いたかったけど…今は色んな事が重なって会えないから、手紙で伝えようと思います。 間: 男:今から書く事は、嘘・偽り・遠慮の一切無い素直な想い。重いかも知れないけど受け止めて欲しい。自分の中に仕舞ってるだけじゃ、文字にしないと、声に出さないと、対面しないと気持ちは伝わらないって思うから。 間: 男:いつ会えるかはまだ分からないけど、この想いは直接会って絶対に伝える。それで俺が前に進むために、ちゃんと振ってもらう。もう後悔だけはしたくないから。ただ受け止めて欲しいだけ。自分勝手でわがままでごめんなさい。 間: 男:君の事を考えるだけで、胸が締め付けられて切なくて。でもすごく暖かくて。俺にこの気持ちを思い出させてくれてありがとう。俺達は出会い方が特殊で、最初は相談者と受け手だったよね。そこから連絡先を交換して「男性に恋愛感情が芽生えるか分からないなら、期間限定で俺と恋人(仮)になってみない?」っていうかなり変わった提案を受け入れてくれて、彼氏彼女になって。 間: 男:もしあの時…この提案をして無かったら…俺達はどうなってたかな?俺はきっと、こんなに切ないけど暖かくて大切な感情も思い出せないままだったろうな…。 間: 男:あの時は頭では仮の恋人だって分かっていても…実らない恋だと分かっていても…過ごす内に心ではいつの間にか君を一人の女性として本気で好きになってた。2人で過ごしたあの時間と想いは間違いなく本物だった。もう恋は諦めてたけど、君は無色だった俺の日常にカラフルな色を着けてくれたんだよ? 間: 男:君が「おはよう」って言ってくれただけでその日は頑張れたし、「お疲れ様」って言ってくれたら疲れが飛んだし、「おやすみ」って言ってくれたらいつもより良く寝れたんだ。「好き」って言ってくれたらその日はすごく楽しかった。 間: 男:でも、連絡を取らなくなって改めて思い知ったよ。返信がない時は何をしてたって退屈だったし、寂しかった。 間: 男:誰でも良いならこんなに寂しさを感じる事も無かった。誰でも良いならこんなに泣く事も無かった。誰でも良いならこんなに嫉妬する事も無かった。 間: 男:やり場の無い寂しさや悲しさや嫉妬を強く感じて、君は本当に特別な人だって思ったよ。俺にはやっぱり、君が一番必要なんだ。他の誰でも無い君の言葉だから、一喜一憂したんだよ? 間: 男:正直、君から「大切にしたい人が出来た」って聞いた時、メッセージでは「そんな風に想える人に出逢えて良かった」って祝福したけど…心では「君の傍で笑うのは俺じゃ無い誰かなんだ」っていう悲しみが混ざり合って感情がぐちゃぐちゃで、心が跡形もなく粉々に砕かれた気分だった。 間: 男:出来る事なら、この想いが実って欲しかった。俺の隣で一緒に笑って欲しかった、俺の隣で一緒に泣いて欲しかった、俺の隣で一緒に悩んで欲しかった、俺の隣で一緒に寝て欲しかった、俺の隣で一緒に朝を迎えて欲しかった、君の一番が全部俺であって欲しかった。 間: 男:でも…これは届かない願いで、この時には俺と君の好きの形は違ってたんだよね…。君の隣にはもう…、俺じゃない誰かが居るんだね…。 男:こんな思いをするぐらいならいっその事、嫌いになれたらどんなに楽だったんだろう…。でも、そう簡単に嫌いになんか、なれる訳無いんだ。今でも大切な存在には変わりないから。 間: 男:俺の過去10年の中で君ほど号泣して本気で好きになって、心の底から愛おしく思って、俺が出会って来た誰よりも大切にしたいっ思って、本当に別れたくないと思ったのは君が初めてだったよ。この想いだけは誰よりも強いし、胸を張って言う自信がある。 間: 男:運命の相手は2人居るって知ってた?1人目は「人を愛する事と失う辛さを知る人」で、2人目は「永遠の愛を知る人」なんだって。俺にとって君は間違いなく1人目だな〜(笑)君の隣の誰かは2人目のその人でありますように…。 間: 男:しばらくはこの甘苦い痛みを抱えながら、モノクロの日常が流れて行くと思う。俺との事は想い出の一欠片として、君の心の片隅に置いてくれたら嬉しいな。 間: 男:これから先、誰かを好きになる事はあると思う。だから君と同じぐらい大切にしたい人が出来るその時まで、勝手に世界一大切って想い続けても良いかな…?その時に本当の意味で想い出になると思うから。 間: 男:君を愛せた時間は欠けがえの無いもので、今までの人生で一番幸せな時間だったよ。本当にありがとう。君の幸せを願ってるよ。 間: 男:君と同じぐらい大切にしたい人が出来た時には一番に報告するね?(笑)「君が人を愛する事を思い出させてくれたから、俺にも大切にしたい人が出来たよ」って(笑)これからはまた、お互い「最大の理解者」として仲良くしていけたら嬉しいな? 間: 男:最後にもう一度お礼を言わせて?出逢ってくれて本当にありがとう。幸せな時間をありがとう。本当に愛してたよ。 間: 男:君を世界一愛した一人の男より

【世界一愛していた君へ最後の手紙】 男:この手紙が君の手元に届く頃、君は相変わらず忙しい日々を送ってるのかな? 間: 男:実はね、振られるのはこれで3回目なんだ(笑)いつも“良い人止まり”なんだよな〜(笑)何でかな〜?(笑) 最後に会いたかったけど…今は色んな事が重なって会えないから、手紙で伝えようと思います。 間: 男:今から書く事は、嘘・偽り・遠慮の一切無い素直な想い。重いかも知れないけど受け止めて欲しい。自分の中に仕舞ってるだけじゃ、文字にしないと、声に出さないと、対面しないと気持ちは伝わらないって思うから。 間: 男:いつ会えるかはまだ分からないけど、この想いは直接会って絶対に伝える。それで俺が前に進むために、ちゃんと振ってもらう。もう後悔だけはしたくないから。ただ受け止めて欲しいだけ。自分勝手でわがままでごめんなさい。 間: 男:君の事を考えるだけで、胸が締め付けられて切なくて。でもすごく暖かくて。俺にこの気持ちを思い出させてくれてありがとう。俺達は出会い方が特殊で、最初は相談者と受け手だったよね。そこから連絡先を交換して「男性に恋愛感情が芽生えるか分からないなら、期間限定で俺と恋人(仮)になってみない?」っていうかなり変わった提案を受け入れてくれて、彼氏彼女になって。 間: 男:もしあの時…この提案をして無かったら…俺達はどうなってたかな?俺はきっと、こんなに切ないけど暖かくて大切な感情も思い出せないままだったろうな…。 間: 男:あの時は頭では仮の恋人だって分かっていても…実らない恋だと分かっていても…過ごす内に心ではいつの間にか君を一人の女性として本気で好きになってた。2人で過ごしたあの時間と想いは間違いなく本物だった。もう恋は諦めてたけど、君は無色だった俺の日常にカラフルな色を着けてくれたんだよ? 間: 男:君が「おはよう」って言ってくれただけでその日は頑張れたし、「お疲れ様」って言ってくれたら疲れが飛んだし、「おやすみ」って言ってくれたらいつもより良く寝れたんだ。「好き」って言ってくれたらその日はすごく楽しかった。 間: 男:でも、連絡を取らなくなって改めて思い知ったよ。返信がない時は何をしてたって退屈だったし、寂しかった。 間: 男:誰でも良いならこんなに寂しさを感じる事も無かった。誰でも良いならこんなに泣く事も無かった。誰でも良いならこんなに嫉妬する事も無かった。 間: 男:やり場の無い寂しさや悲しさや嫉妬を強く感じて、君は本当に特別な人だって思ったよ。俺にはやっぱり、君が一番必要なんだ。他の誰でも無い君の言葉だから、一喜一憂したんだよ? 間: 男:正直、君から「大切にしたい人が出来た」って聞いた時、メッセージでは「そんな風に想える人に出逢えて良かった」って祝福したけど…心では「君の傍で笑うのは俺じゃ無い誰かなんだ」っていう悲しみが混ざり合って感情がぐちゃぐちゃで、心が跡形もなく粉々に砕かれた気分だった。 間: 男:出来る事なら、この想いが実って欲しかった。俺の隣で一緒に笑って欲しかった、俺の隣で一緒に泣いて欲しかった、俺の隣で一緒に悩んで欲しかった、俺の隣で一緒に寝て欲しかった、俺の隣で一緒に朝を迎えて欲しかった、君の一番が全部俺であって欲しかった。 間: 男:でも…これは届かない願いで、この時には俺と君の好きの形は違ってたんだよね…。君の隣にはもう…、俺じゃない誰かが居るんだね…。 男:こんな思いをするぐらいならいっその事、嫌いになれたらどんなに楽だったんだろう…。でも、そう簡単に嫌いになんか、なれる訳無いんだ。今でも大切な存在には変わりないから。 間: 男:俺の過去10年の中で君ほど号泣して本気で好きになって、心の底から愛おしく思って、俺が出会って来た誰よりも大切にしたいっ思って、本当に別れたくないと思ったのは君が初めてだったよ。この想いだけは誰よりも強いし、胸を張って言う自信がある。 間: 男:運命の相手は2人居るって知ってた?1人目は「人を愛する事と失う辛さを知る人」で、2人目は「永遠の愛を知る人」なんだって。俺にとって君は間違いなく1人目だな〜(笑)君の隣の誰かは2人目のその人でありますように…。 間: 男:しばらくはこの甘苦い痛みを抱えながら、モノクロの日常が流れて行くと思う。俺との事は想い出の一欠片として、君の心の片隅に置いてくれたら嬉しいな。 間: 男:これから先、誰かを好きになる事はあると思う。だから君と同じぐらい大切にしたい人が出来るその時まで、勝手に世界一大切って想い続けても良いかな…?その時に本当の意味で想い出になると思うから。 間: 男:君を愛せた時間は欠けがえの無いもので、今までの人生で一番幸せな時間だったよ。本当にありがとう。君の幸せを願ってるよ。 間: 男:君と同じぐらい大切にしたい人が出来た時には一番に報告するね?(笑)「君が人を愛する事を思い出させてくれたから、俺にも大切にしたい人が出来たよ」って(笑)これからはまた、お互い「最大の理解者」として仲良くしていけたら嬉しいな? 間: 男:最後にもう一度お礼を言わせて?出逢ってくれて本当にありがとう。幸せな時間をありがとう。本当に愛してたよ。 間: 男:君を世界一愛した一人の男より