台本概要

 186 views 

タイトル 【大切に想ってくれた貴方へ】
作者名 智P
ジャンル その他
演者人数 1人用台本(女1)
時間 10 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 【世界一愛していた君へ】の返事

 186 views 

キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
12
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
【大切に想ってくれた貴方へ】 女:お手紙ありがとう。貴方のまっすぐな想いが沢山詰まったこの手紙は、私の大切な思い出だよ。私は相変わらず、大学やバイトで忙しいけど充実した日々を送ってるよ。 間: 女:正直、この関係は約束した日で終わると思ってた。それに、貴方が本当にこの関係に恋愛感情を持つことも、全く予想してなかったんだ…。貴方がどれだけ大切な想いを伝えてくれていたか…私は何も分かってなかった…。私が迷ったまま答えを出してしまったせいで、どれだけ貴方を傷付けるかも、何も考えていなかった。本当にごめんなさい…。 間: 女:貴方が泣きながら伝えてくれたあの時、正直なんて伝えたら良いのか分からくて…。でも…貴方対して愛おしく思う気持ちは確かにあったんだ。私の「大好き」はきっと…『家族以上に大切な人』、『私に居場所をくれた人』って言う意味の「大好き」なんだ。そういう意味で、貴方の側に居たいって言う気持ちに、嘘はないよ。だけど…それは貴方が望む形じゃなかったんだよね…。応えることが出来なくて、沢山傷つけて、ごめんなさい。 間: 女:会いたいって伝えてくれるのは本当に嬉しい。でも、中途半端な気持ちのままで恋人を続けたら、貴方も私もきっと苦しい。貴方に好きって言われると、自分がそれに応えられないからこそ、苦しくなる。それは、恋が分からないじゃなくて、貴方の事を「最大の理解者」として見ているからなんだと思う。 間: 女:最初に貴方から『男性に恋愛感情が芽生えるか分からないなら、期間限定で俺と恋人(仮)になってみない?』っていう提案をされた時、「これをやって本当に何か変わるのかな〜?」って考えてた。正直な話、提案は受け入れたけど、多分感情としては冷めていたと思う。実際、これまで自分の事を周りに理解してもらう事が出来なかったし、簡単に人との関係を使って解決は出来ないって思ってた。 間: 女:でも、今は違うよ。この関係を通して私が知りたい事を知れた。相手との心の距離の縮め方も、自分の感情も。この色んな感情が混ざった痛みも貴方と出会っていなければ…私は知る事の無いままだったと思う。この事が、私にとって全てプラスになるかどうかは自分次第。それでも、私の考え方や世界観を大きく変えたことに間違いはないんじゃないかな?「本当は人に対してこういう風に接してみたかったんだ」とか「少しは笑顔になれたかな?」とか自分のことで、変化が沢山あったんだ。それは結局、全部前向きなものばかりで。いつもずっと、感謝の気持ちでいっぱいだよ。多分、これからもずっと。本当にありがとう。 間: 女:私が本当の意味で、自分の感情に素直になるには時間が要ると思う。それによって貴方に負担をかけることも沢山あると思う。だけど、友達として、それに「最大の理解者」としても一緒に居たい。 間: 女:私をこんなに想ってくれたのは、貴方が初めてだったから。これまでの関係に戻るんじゃなくて、これまでよりも向き合っていける仲になるって決めたよ。それが私に出来る唯一の事だと思うから。貴方が『1回でも良いから、いつになっても、どんな結果になっても、直接会って自分の気持ちを言う』って言ってくれて、本当に大切に想ってくれてる事が伝わったから。その時は、私も正面から受け止めて、応えるから。 間: 女:今までみたいに電話したり、話しても良いかな?私にとって貴方は『いつでも暖かくて、優しく包み込んでくれる、ふかふかのお布団みたいで…とっても安心出来る人』だから、大好きなんだ。 間: 女:これからも、私で良ければ仲良くしたい。これからも、この関係を大事にして行きたい。これからも、貴方の事を心から大切にしたい。 間: 女:私を愛してくれてありがとう。貴方にとって本当に大切な人が現れたら、その時はその人を本気で愛して欲しい。これからも、ずっと大好きだよ。 間: 女:貴方を大好きな私より

【大切に想ってくれた貴方へ】 女:お手紙ありがとう。貴方のまっすぐな想いが沢山詰まったこの手紙は、私の大切な思い出だよ。私は相変わらず、大学やバイトで忙しいけど充実した日々を送ってるよ。 間: 女:正直、この関係は約束した日で終わると思ってた。それに、貴方が本当にこの関係に恋愛感情を持つことも、全く予想してなかったんだ…。貴方がどれだけ大切な想いを伝えてくれていたか…私は何も分かってなかった…。私が迷ったまま答えを出してしまったせいで、どれだけ貴方を傷付けるかも、何も考えていなかった。本当にごめんなさい…。 間: 女:貴方が泣きながら伝えてくれたあの時、正直なんて伝えたら良いのか分からくて…。でも…貴方対して愛おしく思う気持ちは確かにあったんだ。私の「大好き」はきっと…『家族以上に大切な人』、『私に居場所をくれた人』って言う意味の「大好き」なんだ。そういう意味で、貴方の側に居たいって言う気持ちに、嘘はないよ。だけど…それは貴方が望む形じゃなかったんだよね…。応えることが出来なくて、沢山傷つけて、ごめんなさい。 間: 女:会いたいって伝えてくれるのは本当に嬉しい。でも、中途半端な気持ちのままで恋人を続けたら、貴方も私もきっと苦しい。貴方に好きって言われると、自分がそれに応えられないからこそ、苦しくなる。それは、恋が分からないじゃなくて、貴方の事を「最大の理解者」として見ているからなんだと思う。 間: 女:最初に貴方から『男性に恋愛感情が芽生えるか分からないなら、期間限定で俺と恋人(仮)になってみない?』っていう提案をされた時、「これをやって本当に何か変わるのかな〜?」って考えてた。正直な話、提案は受け入れたけど、多分感情としては冷めていたと思う。実際、これまで自分の事を周りに理解してもらう事が出来なかったし、簡単に人との関係を使って解決は出来ないって思ってた。 間: 女:でも、今は違うよ。この関係を通して私が知りたい事を知れた。相手との心の距離の縮め方も、自分の感情も。この色んな感情が混ざった痛みも貴方と出会っていなければ…私は知る事の無いままだったと思う。この事が、私にとって全てプラスになるかどうかは自分次第。それでも、私の考え方や世界観を大きく変えたことに間違いはないんじゃないかな?「本当は人に対してこういう風に接してみたかったんだ」とか「少しは笑顔になれたかな?」とか自分のことで、変化が沢山あったんだ。それは結局、全部前向きなものばかりで。いつもずっと、感謝の気持ちでいっぱいだよ。多分、これからもずっと。本当にありがとう。 間: 女:私が本当の意味で、自分の感情に素直になるには時間が要ると思う。それによって貴方に負担をかけることも沢山あると思う。だけど、友達として、それに「最大の理解者」としても一緒に居たい。 間: 女:私をこんなに想ってくれたのは、貴方が初めてだったから。これまでの関係に戻るんじゃなくて、これまでよりも向き合っていける仲になるって決めたよ。それが私に出来る唯一の事だと思うから。貴方が『1回でも良いから、いつになっても、どんな結果になっても、直接会って自分の気持ちを言う』って言ってくれて、本当に大切に想ってくれてる事が伝わったから。その時は、私も正面から受け止めて、応えるから。 間: 女:今までみたいに電話したり、話しても良いかな?私にとって貴方は『いつでも暖かくて、優しく包み込んでくれる、ふかふかのお布団みたいで…とっても安心出来る人』だから、大好きなんだ。 間: 女:これからも、私で良ければ仲良くしたい。これからも、この関係を大事にして行きたい。これからも、貴方の事を心から大切にしたい。 間: 女:私を愛してくれてありがとう。貴方にとって本当に大切な人が現れたら、その時はその人を本気で愛して欲しい。これからも、ずっと大好きだよ。 間: 女:貴方を大好きな私より