台本概要
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タイトル | 【一人読み】相方が42まして。配信。 |
---|---|
作者名 | あかおう (@akaouwaikasuki) |
ジャンル | その他 |
演者人数 | 1人用台本(男1) |
時間 | 10 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
|°ω°ᔨ生きてるうちに感謝は伝えた方がいい。 【声劇・配信での使用/連絡不要】 ★配信での投げ銭が発生する場合でも連絡不要です。 ★あなたの気が向いたら・・・(励みになるのでいずれかしてくれたら嬉しいな♪しなくてもOK) →シナリオタイトル横の「つぶやく」を押してご自身のTwitterでツイートする。 →赤王(@akaouwaikasuki)メンションでご自身のTwitterでツイートする。 →赤王のツイッターの該当するシナリオのツイートにいいねする。 →赤王のツイッターの該当するシナリオのツイートをRT。 →その他思いやりある行動で大切にしてくださったら嬉しいです。 【禁止事項】 ★ライターの呼び捨て表記。 ★盗作・自分が書きましたと言う行為。 ★無断で一部分を切り取っての使用や投稿。 ★上記以外で赤王が非常識と判断した行動・表記。 以上をされた方は即ブロックさせて頂き、以降赤王のシナリオ使用を禁止とさせて頂きます。 ★設定上の男役は女性が演じて楽しんで頂いてもかまいません。 ★設定上の女役はオネェ等にしなければ男性が演じても構いません。 ★アドリブは物語のジャンルを超える程曲げなければいくらでも可。 【YouTube・舞台・朗読等入場料を取る場合】 連絡必須:許可が下りるまで使用しないでください。 137 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
俺 | 男 | 35 | 一か月前に相方を亡くした配信者。 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
俺:あ、どうもこんばんは。今日の配信はですね。皆様に、とっても大切なご報告が・・・ありま・・して。はい。
俺:えーっと。うん。・・・・うん。何・・・から話したらええかな?うん。
0:
俺:結論言いますと。その。一か月前にね。相方が死にまして。
俺:・・・「死にまして」っていうのも・・・合ってんのかな?ん?うん。あってるか。うん。
0:
俺:死因は。ね。・・・あ、いいえ。自分でーとかじゃなくて。ええ。もう本当。安らかに。うん。
俺:ご家族のご意向でね。死因は伏せておきたいんですけども。うん。はい。ごめんなさい。
0:
俺:・・・・そ、そう。そうだよね。うん。ずっと応援してくれてたのに・・・それはないか。うん。
俺:うん。でも。ご家族のご意向があるから。・・・ごめんね。
0:
俺:うん。「コロポックルさん。元気出してください」ありがとうございます。元気なんてね。はい。出せるかボケっつってね。うん。
俺:え?はい。あ。ごめんなさい。トゲがありましたかね。
0:
俺:・・・・なんていうのかな。
俺:「相方」ってね。いつも一緒に配信してる友達っていうね。そんざい・・存在感っていうのだけじゃなかったっていうか。
俺:うん・・・ごめんね。ちょっと鼻かんでいい?ミュートにする。うん。
0:
俺:・・・・
0:
俺:ごめんなさい。
0:
俺:「相方」はね。26歳でした。はい。俺の20個下ですよ。ええ。もう自分の子供じゃねぇの?くらい年下。
俺:こんなね。オッサンがね。ただひたすら芝居が好きだってだけでね。配信して。
俺:今思えば気ん持ち悪いよね。コメントで貰ったセリフ喋ってさ。キャーキャー言われたくてさ。
俺:現実じゃ46歳の独身のね。ただ声が低っくいだけのオッサンでね。地位も名誉もなんもないですよ。ええ。
0:
俺:それがね。26歳の相方にね。いっつも怒られながらね。配信やっててね。うん。
俺:・・・・・ごめんなさい。・・・・(泣く)ぐすっ・・・・ぐすっ・・・
0:
俺:・・・・・え?「トマト鍋さん。ドッキリですか?」ドッキリでこんな不謹慎な事するかよ!!
俺:・・・・・(泣く)ぐすっ・・ぐすっ・・・・ごめんなさい。取り乱しました。
0:
俺:えっとね。相方は本当に。本当に優しくて。
俺:嫁に愛想尽かされて、途方に暮らしてた俺のね。配信のね。一番最初のリスナーさんだったんすよ。
0:
俺:「こんにちは~!初配信て書いてあったから来ちゃいました」ってね。コメントが本当にうれしくって。
俺:未だにその時のスクショ取っといてあるんですけども。・・・気持ち悪いね俺。へへっ。
0:
俺:えっとね。そこから。そんなに。そんなに絡まなかったのかな?
俺:フォローは返してたんだけども。向こうは全然配信しないから。うん。
0:
俺:男なのか女なのかも分かんない名前じゃない?あいつ。うん。
俺:そんときまだ俺50行ってなかったなかったんだけれども。
0:
俺:今思えば本当に気持ち悪いんだけれども。
俺:ワンチャン出会いがあって、可愛い女の子だったらいいなーとか。
俺:そんなヨコシマな事考えててね。正直。・・・・いや考えるやろ?「柴犬マンさん きっしょ」いやほんとそれな!?
俺:(笑う)いやなんか。ははっ。柴犬マンさんのいつもの毒舌が今ホッとするわー。うん。
俺:なんか気付け薬。みたいな。うん。
0:
俺:相方の「柴犬マンさん きっしょ!はナイやろ~~」の声が聞こえそうじゃないですか。
俺:・・・あー。柴犬マンさん。ごめんなさい。泣かんといて。本当。
俺:・・・そうやな。もうおらんの実感するよなぁ。ごめんな。悲しませてるな。
0:
俺:・・・・・・
0:
俺:相方な。相方。うん。可愛い女の子でしたよ。うん。
俺:「マカロン美人さん 二人は付き合ってたんですか?」付き合いたかったよ!!
0:
俺:でもね。付き合うっていう・・・うん?なんか違うんだよ。
俺:俺はね?俺は大好きでしたよ。本当。あんな。あんな可愛い生き物いない。ほんと。イキモノ。イキモノ・・・(笑う)
0:
俺:ホントいない。うん。ずっとそう思ってたけどもね。うん。
俺:・・・・俺に意気地が無かったんですよね。うん。結婚一回失敗してるしね!
0:
俺:あと・・・うん。「女性」っていうよりも。・・・んー何て言うか。異性っていうよりも。
俺:いや大げさじゃなくてね?親よりも近い存在っていうか。
0:
俺:なんだろ。兄とか妹とかそういう気持ち悪い繋がり俺嫌いなんすよ。所属?所属じゃないな。
俺:あのー、うん。レッテル?何て言うのこういうの。存在に名前付けたくない存在っていうか。
俺:うん。これはね、本当に異性の相方持った人あるあるだと思うの。うん。
0:
俺:一回。一回確かに、確かに正直、しょーじき好きになる。うん。
俺:でもね。異性とか好きな人とか。そういうのすぐに超えるの。「相方」って。
0:
俺:「ひよこ虫さん 共依存とかですか」あーー・・・共依存・・・共依存かぁ。
俺:共依存・・・いやぁ・・・わからん。うん。
俺:依存・・・んー。よくね、俺が熱出して配信休みましたやん。その時にね、パソコンとかスマホのパスワードを知らせたりはしましたね。うん。
0:
俺:合鍵も渡してたし。うん。俺一人暮らしやからね。もし死んでたら早めに発見されたいじゃないですか。
俺:死んでー腐って~何や匂いとかで周りに迷惑かけて発見~とか最悪じゃないですか。うん。だから合鍵は渡してた。うん。
0:
俺:・・・・・
俺:・・・・うん?・・・・はー・・・・。うん。あ、ごめんボーっとしてた。
俺:「まにあっくまさん しっかりしてください」いやほんとにね。うん。(笑う)
0:
俺:人生でね。あのー。うん。「相方」っていう存在に出会えるって凄い俺にとっては。俺にとってはね?
俺:結婚するより幸せでしたよ。うん。
0:
俺:好きな芝居をさ。一人でやってるのもいいんだけれども。話し相手っていうか。あーしよう。こーしよう。って言いながら作れる相手がいるって。
0:
俺:俺にとっては凄い幸せな事だったんですよ。
俺:「相方」っていう位置にしたのはね。違うの。別に彼女にできないからとかじゃなくて。
俺:彼女の才能に本当に心底惚れ込んでたから、それを誰にも渡したくなくて。うん。
0:
俺:彼女をね?女として必要なら彼女になってくれって言えばよかったかもしれない。でもね。違うんですよ。
俺:俺が惚れたのは彼女の才能の部分だったんです。だから「相方」だったんです。
俺:若いのにね。人生何週目だ?っていうくらい落ち着いてて。
0:
俺:どうしようもない俺のね、だらしない女関係にもいっつもカツを入れてくれるっていうかね。うん。
俺:お母さんであり、妹であり、姉であり、友達であり、彼女・・・彼女ではないけれども。うん。
俺:色んな。色んな役割を彼女はしてくれてた気がします。うん。
0:
俺:・・・・「まいまいつぶりさん 良い関係だったんですね」・・・うん。そうだね。良い関係だった。
俺:良い関係だったけども、なんか・・・照れくさかったんかなぁ?面と向かって感謝とか伝えられなかったなぁって今思ってて。
俺:うん。何て言うか本当。「まだここにいる」って言ったら「居そう」な気がするし。
俺:居ないっていうのを何か受け入れられない・・・訳ではないんだけども。
俺:変な感じ。変な感じがする。うん。
0:
俺:・・・・・・・
0:
俺:・・・・・・(せき込む)
俺:俺は、これからも配信は・・・続けます。はい。
俺:俺ら二人は解散したわけではないんでね。うん。
俺:・・・どうなんかな?続け・・・ないかもしれないし。うん。その時の気分かな。
俺:というわけでね、今日も俺の配信に来てくださった皆様。ありがとうございました!
俺:みんなもさ。感謝は生きてる内にしろよな。俺からのお願いだ。またな!
0:
0:
0:おわり
俺:あ、どうもこんばんは。今日の配信はですね。皆様に、とっても大切なご報告が・・・ありま・・して。はい。
俺:えーっと。うん。・・・・うん。何・・・から話したらええかな?うん。
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俺:結論言いますと。その。一か月前にね。相方が死にまして。
俺:・・・「死にまして」っていうのも・・・合ってんのかな?ん?うん。あってるか。うん。
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俺:死因は。ね。・・・あ、いいえ。自分でーとかじゃなくて。ええ。もう本当。安らかに。うん。
俺:ご家族のご意向でね。死因は伏せておきたいんですけども。うん。はい。ごめんなさい。
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俺:・・・・そ、そう。そうだよね。うん。ずっと応援してくれてたのに・・・それはないか。うん。
俺:うん。でも。ご家族のご意向があるから。・・・ごめんね。
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俺:うん。「コロポックルさん。元気出してください」ありがとうございます。元気なんてね。はい。出せるかボケっつってね。うん。
俺:え?はい。あ。ごめんなさい。トゲがありましたかね。
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俺:・・・・なんていうのかな。
俺:「相方」ってね。いつも一緒に配信してる友達っていうね。そんざい・・存在感っていうのだけじゃなかったっていうか。
俺:うん・・・ごめんね。ちょっと鼻かんでいい?ミュートにする。うん。
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俺:・・・・
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俺:ごめんなさい。
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俺:「相方」はね。26歳でした。はい。俺の20個下ですよ。ええ。もう自分の子供じゃねぇの?くらい年下。
俺:こんなね。オッサンがね。ただひたすら芝居が好きだってだけでね。配信して。
俺:今思えば気ん持ち悪いよね。コメントで貰ったセリフ喋ってさ。キャーキャー言われたくてさ。
俺:現実じゃ46歳の独身のね。ただ声が低っくいだけのオッサンでね。地位も名誉もなんもないですよ。ええ。
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俺:それがね。26歳の相方にね。いっつも怒られながらね。配信やっててね。うん。
俺:・・・・・ごめんなさい。・・・・(泣く)ぐすっ・・・・ぐすっ・・・
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俺:・・・・・え?「トマト鍋さん。ドッキリですか?」ドッキリでこんな不謹慎な事するかよ!!
俺:・・・・・(泣く)ぐすっ・・ぐすっ・・・・ごめんなさい。取り乱しました。
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俺:えっとね。相方は本当に。本当に優しくて。
俺:嫁に愛想尽かされて、途方に暮らしてた俺のね。配信のね。一番最初のリスナーさんだったんすよ。
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俺:「こんにちは~!初配信て書いてあったから来ちゃいました」ってね。コメントが本当にうれしくって。
俺:未だにその時のスクショ取っといてあるんですけども。・・・気持ち悪いね俺。へへっ。
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俺:えっとね。そこから。そんなに。そんなに絡まなかったのかな?
俺:フォローは返してたんだけども。向こうは全然配信しないから。うん。
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俺:男なのか女なのかも分かんない名前じゃない?あいつ。うん。
俺:そんときまだ俺50行ってなかったなかったんだけれども。
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俺:今思えば本当に気持ち悪いんだけれども。
俺:ワンチャン出会いがあって、可愛い女の子だったらいいなーとか。
俺:そんなヨコシマな事考えててね。正直。・・・・いや考えるやろ?「柴犬マンさん きっしょ」いやほんとそれな!?
俺:(笑う)いやなんか。ははっ。柴犬マンさんのいつもの毒舌が今ホッとするわー。うん。
俺:なんか気付け薬。みたいな。うん。
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俺:相方の「柴犬マンさん きっしょ!はナイやろ~~」の声が聞こえそうじゃないですか。
俺:・・・あー。柴犬マンさん。ごめんなさい。泣かんといて。本当。
俺:・・・そうやな。もうおらんの実感するよなぁ。ごめんな。悲しませてるな。
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俺:・・・・・・
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俺:相方な。相方。うん。可愛い女の子でしたよ。うん。
俺:「マカロン美人さん 二人は付き合ってたんですか?」付き合いたかったよ!!
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俺:でもね。付き合うっていう・・・うん?なんか違うんだよ。
俺:俺はね?俺は大好きでしたよ。本当。あんな。あんな可愛い生き物いない。ほんと。イキモノ。イキモノ・・・(笑う)
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俺:ホントいない。うん。ずっとそう思ってたけどもね。うん。
俺:・・・・俺に意気地が無かったんですよね。うん。結婚一回失敗してるしね!
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俺:あと・・・うん。「女性」っていうよりも。・・・んー何て言うか。異性っていうよりも。
俺:いや大げさじゃなくてね?親よりも近い存在っていうか。
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俺:なんだろ。兄とか妹とかそういう気持ち悪い繋がり俺嫌いなんすよ。所属?所属じゃないな。
俺:あのー、うん。レッテル?何て言うのこういうの。存在に名前付けたくない存在っていうか。
俺:うん。これはね、本当に異性の相方持った人あるあるだと思うの。うん。
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俺:一回。一回確かに、確かに正直、しょーじき好きになる。うん。
俺:でもね。異性とか好きな人とか。そういうのすぐに超えるの。「相方」って。
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俺:「ひよこ虫さん 共依存とかですか」あーー・・・共依存・・・共依存かぁ。
俺:共依存・・・いやぁ・・・わからん。うん。
俺:依存・・・んー。よくね、俺が熱出して配信休みましたやん。その時にね、パソコンとかスマホのパスワードを知らせたりはしましたね。うん。
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俺:合鍵も渡してたし。うん。俺一人暮らしやからね。もし死んでたら早めに発見されたいじゃないですか。
俺:死んでー腐って~何や匂いとかで周りに迷惑かけて発見~とか最悪じゃないですか。うん。だから合鍵は渡してた。うん。
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俺:・・・・・
俺:・・・・うん?・・・・はー・・・・。うん。あ、ごめんボーっとしてた。
俺:「まにあっくまさん しっかりしてください」いやほんとにね。うん。(笑う)
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俺:人生でね。あのー。うん。「相方」っていう存在に出会えるって凄い俺にとっては。俺にとってはね?
俺:結婚するより幸せでしたよ。うん。
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俺:好きな芝居をさ。一人でやってるのもいいんだけれども。話し相手っていうか。あーしよう。こーしよう。って言いながら作れる相手がいるって。
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俺:俺にとっては凄い幸せな事だったんですよ。
俺:「相方」っていう位置にしたのはね。違うの。別に彼女にできないからとかじゃなくて。
俺:彼女の才能に本当に心底惚れ込んでたから、それを誰にも渡したくなくて。うん。
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俺:彼女をね?女として必要なら彼女になってくれって言えばよかったかもしれない。でもね。違うんですよ。
俺:俺が惚れたのは彼女の才能の部分だったんです。だから「相方」だったんです。
俺:若いのにね。人生何週目だ?っていうくらい落ち着いてて。
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俺:どうしようもない俺のね、だらしない女関係にもいっつもカツを入れてくれるっていうかね。うん。
俺:お母さんであり、妹であり、姉であり、友達であり、彼女・・・彼女ではないけれども。うん。
俺:色んな。色んな役割を彼女はしてくれてた気がします。うん。
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俺:・・・・「まいまいつぶりさん 良い関係だったんですね」・・・うん。そうだね。良い関係だった。
俺:良い関係だったけども、なんか・・・照れくさかったんかなぁ?面と向かって感謝とか伝えられなかったなぁって今思ってて。
俺:うん。何て言うか本当。「まだここにいる」って言ったら「居そう」な気がするし。
俺:居ないっていうのを何か受け入れられない・・・訳ではないんだけども。
俺:変な感じ。変な感じがする。うん。
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俺:・・・・・・・
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俺:・・・・・・(せき込む)
俺:俺は、これからも配信は・・・続けます。はい。
俺:俺ら二人は解散したわけではないんでね。うん。
俺:・・・どうなんかな?続け・・・ないかもしれないし。うん。その時の気分かな。
俺:というわけでね、今日も俺の配信に来てくださった皆様。ありがとうございました!
俺:みんなもさ。感謝は生きてる内にしろよな。俺からのお願いだ。またな!
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0:おわり