台本概要
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タイトル | 仮想現実 |
---|---|
作者名 | ハスキ (@e8E3z1ze9Yecxs2) |
ジャンル | ホラー |
演者人数 | 2人用台本(男2) |
時間 | 10 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
昨今VRやメタバースという仮想空間を使ったサービスが増えていく中、ある日友人に呼び出された男はその友人からとんでもない話を聞かされる。それはこの世界が「仮想現実世界」だと⋯。 男女不問。世界観を壊さない程度のアドリブOK。 162 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
A | 男 | 24 | この世界が仮想現実世界だと思っている友人。普段からVRゲームにハマっていてよく現実と仮想世界の境があいまいになっていた。 |
B | 男 | 22 | 突然話があると呼び出された友人。普段はゲームなどあまりせず身体を動かすスポーツが趣味。面倒見がいい。 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
A:良く来たな。まあ座ってくれ。
B:また突然呼びだしたかと思ったら真剣な顔してどうしたんだ?
A:俺が無類のゲーム好きって事は知ってるよな?
B:あー、お前がこの間もマゾイクラフトってクラフト系ゲームを休み無し48時間耐久チャレンジしてたくらいには好きなのは知ってるよ。それがどうかしたのか?
A:それがな、分かってしまったんだよ。この世界が「ゲームの中の世界」だってな。
B:・・は?お前大丈夫か?暑さにやられちまったのか?
A:今から言う事をよく聞いてくれ、きっと最後まで聞いたらお前もこの世界がゲームの世界だってわかるはずだ。
B:いやいや有り得ないよ。まぁでも面白そうだから一応聞いてやるよ。
A:ありがとう。お前はメタバースやVRって言葉は聞いた事あるか?
B:あーVRはちょっと前からゲームも出ててるやつだな。「限りなく実体験に近い体験が出来る」ってやつだよな。メタバースは最近よく聞くけどなんだっけ?
A:メタバースはVRに似てるがアバターと言われる自分の分身を介して仮想空間で活動したりするやつだ。現実同様に常に時間が流れていて買い物したりみんなで集まって遊んだり仮想の世界で社会生活を送れるんだ。
B:へー、それはすごいな。どこにも行かずにいろんな事が出来るなんてまさに今の世の中に打って付けじゃないか。知らない間に化学はどんどん進んでるんだなー。
A:そうだな。現在のコンピューター技術は凄まじいスピードで発達してる為、遠くない未来に現実と仮想現実の区別がつかなくなる日が来るかもな。
B:そんな夢のような技術だったら早くみてみたいけど、まぁ生きてる間には拝めそうにないな。
A:でもな・・
B:ん?
A:それが過去にすでに起こっていて、俺達が仮想現実に生きているとしたらどうかな?
B:は?・・おいおい、まさかさっき言ってたゲームの中の世界って
A:そのまさかさ。俺はこの世界がゲームのような仮想現実世界だと思っている
B:そんな馬鹿な。いったいどこにその証拠があるって言うんだよ?
A:かなり荒唐無稽(こうとうむけい)に聞こえるかも知れないけどこの世界を仮に仮想現実だと考えて聞いて欲しい。そうするといろんな謎が解決するんだ。
B:ま、まぁ否定ばかりしてたら話が進まないから一応それでいいよ。話を続けてくれ
A:アインシュタインの相対性理論の時間のねじれの話について知ってるか?
B:あー、あの双子の弟が光速に近いスピードで飛ぶロケットで一年、宇宙旅行して帰ってきたら時間がゆがんで79歳、歳を取った双子の兄に会うってやつだな。
A:それだ。現実でも飛行機に精密時計を乗せて世界を一周して来たら同じねじれが起きて実証されたがなぜそのような事が起きるかわかってないんだ
B:それがゲームの話と関係してくるってわけか?
A:その通り。現実のパソコンでも高負荷な処理をさせると表示される速度が落ちる事があるだろ?時間のズレも、より早い速度、より重い質量のものをシステムが扱った結果、増大した処理時間だと考えれば理解できる
B:たしかにそれなら一応理論の裏付けにはなるな。
A:あと幽霊なんかもゲームのバグみたいなもので本来設定しておいた人物なんかがなにかの拍子にバグって現れてしまった結果だったりと説明出来てしまうんだ。
B:じゃあこの世界は人間か神的な創造主がいてプログラムであるところの仮想現実を見せてるだけって事か?もしそうだとしてなぜ俺達に気づけないようにしているんだ?
A:俺が思うにゲーム的な発想だとその創造主の目的は「観測」なんだと思う。
B:人間観察的なやつか
A:ただ問題があって、なぜ知らない方がいいかと言うとそれはただのプログラムが見せている幻覚だとわかってしまうと法律や秩序の意味が無くなりそれぞれが好き勝手に欲望を満たし世界は崩壊してしまうかもしれない
B:なるほどな、たしかに現実じゃないならそういう考えのやつが出てきてもおかしくないな。だったら俺の事もチート能力とかつけて欲しかったな。
A:まあここまで話を聞いてくれてありがとうな。これでお前もこの世が仮想現実だとわかってくれただろう。
B:まあ話は面白かったよ。でもだからと言ってそれが
A:そこで俺はやりたい事があったんだ。お前に協力して欲しくてな。
B:え?何を言ってるんだ?やりたい事って・・ぐぁっ!!
A:おー、やっぱりリアルな血が出るんだな。このエフェクト考えたやつ優秀だな。
B:お、おま・・何を?
A:ん?何ってそりゃ仮想現実って分かったんだしさ。一度人を刺してみたかったんだよな。現実だと犯罪になるだろ?
B:がはっ・・痛ぇ・・ぐぐぅ・・
A:あー心配はいらないぞ。ゲームだしね目が覚めたら現実の世界でまた会えるからさ。
B:く、狂ってやがる・・
A:あー最高だなー、なんでこんな楽しい事早く気が付かなかったんだ。
A:さて、次は何をしようかな?
:おわり
A:良く来たな。まあ座ってくれ。
B:また突然呼びだしたかと思ったら真剣な顔してどうしたんだ?
A:俺が無類のゲーム好きって事は知ってるよな?
B:あー、お前がこの間もマゾイクラフトってクラフト系ゲームを休み無し48時間耐久チャレンジしてたくらいには好きなのは知ってるよ。それがどうかしたのか?
A:それがな、分かってしまったんだよ。この世界が「ゲームの中の世界」だってな。
B:・・は?お前大丈夫か?暑さにやられちまったのか?
A:今から言う事をよく聞いてくれ、きっと最後まで聞いたらお前もこの世界がゲームの世界だってわかるはずだ。
B:いやいや有り得ないよ。まぁでも面白そうだから一応聞いてやるよ。
A:ありがとう。お前はメタバースやVRって言葉は聞いた事あるか?
B:あーVRはちょっと前からゲームも出ててるやつだな。「限りなく実体験に近い体験が出来る」ってやつだよな。メタバースは最近よく聞くけどなんだっけ?
A:メタバースはVRに似てるがアバターと言われる自分の分身を介して仮想空間で活動したりするやつだ。現実同様に常に時間が流れていて買い物したりみんなで集まって遊んだり仮想の世界で社会生活を送れるんだ。
B:へー、それはすごいな。どこにも行かずにいろんな事が出来るなんてまさに今の世の中に打って付けじゃないか。知らない間に化学はどんどん進んでるんだなー。
A:そうだな。現在のコンピューター技術は凄まじいスピードで発達してる為、遠くない未来に現実と仮想現実の区別がつかなくなる日が来るかもな。
B:そんな夢のような技術だったら早くみてみたいけど、まぁ生きてる間には拝めそうにないな。
A:でもな・・
B:ん?
A:それが過去にすでに起こっていて、俺達が仮想現実に生きているとしたらどうかな?
B:は?・・おいおい、まさかさっき言ってたゲームの中の世界って
A:そのまさかさ。俺はこの世界がゲームのような仮想現実世界だと思っている
B:そんな馬鹿な。いったいどこにその証拠があるって言うんだよ?
A:かなり荒唐無稽(こうとうむけい)に聞こえるかも知れないけどこの世界を仮に仮想現実だと考えて聞いて欲しい。そうするといろんな謎が解決するんだ。
B:ま、まぁ否定ばかりしてたら話が進まないから一応それでいいよ。話を続けてくれ
A:アインシュタインの相対性理論の時間のねじれの話について知ってるか?
B:あー、あの双子の弟が光速に近いスピードで飛ぶロケットで一年、宇宙旅行して帰ってきたら時間がゆがんで79歳、歳を取った双子の兄に会うってやつだな。
A:それだ。現実でも飛行機に精密時計を乗せて世界を一周して来たら同じねじれが起きて実証されたがなぜそのような事が起きるかわかってないんだ
B:それがゲームの話と関係してくるってわけか?
A:その通り。現実のパソコンでも高負荷な処理をさせると表示される速度が落ちる事があるだろ?時間のズレも、より早い速度、より重い質量のものをシステムが扱った結果、増大した処理時間だと考えれば理解できる
B:たしかにそれなら一応理論の裏付けにはなるな。
A:あと幽霊なんかもゲームのバグみたいなもので本来設定しておいた人物なんかがなにかの拍子にバグって現れてしまった結果だったりと説明出来てしまうんだ。
B:じゃあこの世界は人間か神的な創造主がいてプログラムであるところの仮想現実を見せてるだけって事か?もしそうだとしてなぜ俺達に気づけないようにしているんだ?
A:俺が思うにゲーム的な発想だとその創造主の目的は「観測」なんだと思う。
B:人間観察的なやつか
A:ただ問題があって、なぜ知らない方がいいかと言うとそれはただのプログラムが見せている幻覚だとわかってしまうと法律や秩序の意味が無くなりそれぞれが好き勝手に欲望を満たし世界は崩壊してしまうかもしれない
B:なるほどな、たしかに現実じゃないならそういう考えのやつが出てきてもおかしくないな。だったら俺の事もチート能力とかつけて欲しかったな。
A:まあここまで話を聞いてくれてありがとうな。これでお前もこの世が仮想現実だとわかってくれただろう。
B:まあ話は面白かったよ。でもだからと言ってそれが
A:そこで俺はやりたい事があったんだ。お前に協力して欲しくてな。
B:え?何を言ってるんだ?やりたい事って・・ぐぁっ!!
A:おー、やっぱりリアルな血が出るんだな。このエフェクト考えたやつ優秀だな。
B:お、おま・・何を?
A:ん?何ってそりゃ仮想現実って分かったんだしさ。一度人を刺してみたかったんだよな。現実だと犯罪になるだろ?
B:がはっ・・痛ぇ・・ぐぐぅ・・
A:あー心配はいらないぞ。ゲームだしね目が覚めたら現実の世界でまた会えるからさ。
B:く、狂ってやがる・・
A:あー最高だなー、なんでこんな楽しい事早く気が付かなかったんだ。
A:さて、次は何をしようかな?
:おわり