台本概要

 152 views 

タイトル Dangerous mythology〜決着の刻〜
作者名 ドランゴ  (@ D_rango22)
ジャンル ファンタジー
演者人数 5人用台本(不問5)
時間 30 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 突如ヨグ=ソトースと名乗る者が現れ、世界を崩壊に導こうとしており、今ここに4匹の神話の生物と神話の怪物の対決が繰り広げられる。

※配信で使う際には報告等必要ありません。
台本使用際にはTwitterのDM等で報告されますと励みになります。
神の使いはユニコーンの方が兼役。
?はヨグ=ソトースの方が兼役となります。
キャラクターの横にNがついておりますがナレーションとなります。
今回の台本はグロ要素が多々含まれるので苦手な方はお控えください。

 152 views 

キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
フェンリル 不問 51 北欧の地上を統べる王。2つ名を幻獣巨狼と呼ばれている。能力は未来を見る能力
ユニコーン 不問 89 ギリシアの世界を統べている王。別名「一角獣」馬に似た形を模した獣。スピードならいちばん早い
クラーケン 不問 66 北欧の海の全てを束ねた王。2つ名を海の王と呼ばれている。この中では1番長く生きており博識。
両面宿儺 不問 80 日本を統べている呪いの王。別名を鬼神もしくは異形の神と呼ばれている。戦闘能力も高く1番頭がキレる
ヨグ=ソトース 不問 57 非常に残虐性が高く、世界を壊す為だけに生まれた存在。謎に包まれた存在。
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
フェンリル:(N)今ここに決着の刻 クラーケン:(N)勝つのは我々か ユニコーン:(N)果たして怪物か 両面宿儺:(N)世界の命運が決まる勝負の始まりだ。 ユニコーン:(N)時は数時間前に遡る フェンリル:奴の能力自体はまったく把握が出来てないところからまず、奴の能力を把握するところからだ。 両面宿儺:そうだなぁ奴の能力はまったく分かってねぇからそこから探りをいれないといけねぇな…フェンリルの能力で奴が能力を使ってるのを見ることは出来ねぇのか? フェンリル:それだが… クラーケン:なんだ、何かあったのか。 フェンリル:奴を見ようとすると何故か見れないのだ。 ユニコーン:もしかして能力で未来を見たのがバレたのですか…? 両面宿儺:流石にそんなことはねぇと考えたいが…奴の事だ。有り得なくもないな。 ユニコーン:一応頭の片隅にでも入れておきましょうか… ユニコーン:(N)少しの沈黙 フェンリル:奴の能力を探るに適してるいるのは宿儺、貴様が適任だと思うが。 両面宿儺:おいおい、それで俺が殺されたらどうするんだ?この中で戦闘面に関しては俺が高いからほぼ負け戦みたいなもんだぞ? クラーケン:よい、わしが見に行く。 ユニコーン:何か策はおありですか? クラーケン:わしも中々歳をとっておるが、目だけは良いのでな。直接奴を見に行く。 フェンリル:奴の得体が知れない中で接近するのはやめておけ。すぐに殺されるのが目に見えておるぞ。 ユニコーン:でしたらどうするのです? 両面宿儺:……はぁ…少し使いたくなかったが、やってみるか。 クラーケン:どうした?両面宿儺、貴様が行きたくないと言い出したであろう。 両面宿儺:俺自体が行くわけじゃねぇよ、呪いの力で影を作ってそいつの視覚を共有するんだよ。俺にダメージもねぇから効果的だろうなと思ってな。 ユニコーン:おぉ!それはいいですね! 両面宿儺:ただな、これを使うと力の消費が大きいんだ、少し動きが取れなくなる面もあるからな。 フェンリル:まぁ貴様にはダメージがないのであれば丁度良い、影を出してみよ。 両面宿儺:あぁ。 ユニコーン:(N)両面宿儺の影が実体化し姿を現す。 両面宿儺:よし、出来たぞ。 クラーケン:ほう、中々出来栄えがいいな。見た目もお前そっくりだな。 ユニコーン:ですね!これならすぐに殺されても問題なさそうですね! フェンリル:だが…今奴がどこにいるかだな… ユニコーン:(N)その時ドアが開く。 フェンリル:どうした?報告か? 神の使い:たった今!下界の方にヨグ=ソトースが出現した為報告に参りました! ユニコーン:お!丁度良いみたいですね? 両面宿儺:だな、おいお前そいつのとこまで案内してくれ。 神の使い:はっ… クラーケン:さてどうなるか… : ユニコーン:(N)ヨグ=ソトースの姿が見えてくる 両面宿儺:なんだ…あいつ…だいぶデカイな… クラーケン:どうだ、何か動きはあったか? 両面宿儺:特に動きは…!消えた?! フェンリル:宿儺、貴様の視覚を我にも共有しろ。 両面宿儺:あ?あぁ フェンリル:よし…はぁ… クラーケン:(N)フェンリルが手を掲げ映像が流れる。 ユニコーン:なるほど!映像で僕達にも見せるということですね! ユニコーン:(N)街の方にて悲鳴 両面宿儺:街の方から悲鳴か?! クラーケン:すぐに向かえ! 両面宿儺:分かってる!少し黙ってろ! ユニコーン:(N)街の方へ急ぐ両面宿儺の影 両面宿儺:なんだ奴は…瞬間移動持ちと炎まで出せるときたか… フェンリル:中々の図体でありながら瞬間移動まで持ってると来たか… クラーケン:なるほどな…今の所はそのような感じか… 両面宿儺:なに?! クラーケン:(N)突如映像が途切れる ユニコーン:え!?なんで映像が…! 両面宿儺:奴め…俺の影を殺しやがった…! フェンリル:だから我の映像も途切れたということか… クラーケン:得体の知れない奴だな… フェンリル:どうするか… ユニコーン:……僕が行ってきます。 両面宿儺:何言ってんだ!奴が一瞬で俺の影を殺したのは分かっただろ?! ユニコーン:スピードには自信があるんですよ!そんな簡単に死にませんよ! クラーケン:ならば任せるしかあるまい…今のとこ情報が少なすぎるのだ… フェンリル:だな…精々死ぬなよ、ユニコーン。 ユニコーン:はい!行ってきます!! 0:ユニコーンドアから出ていく。 : フェンリル:(N)街にて ユニコーン:さて着きましたね… クラーケン:(N)瞬間ヨグ=ソトースが目の前に現れる。 ユニコーン:もう居場所がバレたのか…! ヨグ=ソトース:貴様ユニコーンだな? ユニコーン:な…喋った…? ヨグ=ソトース:さっきから見られてると思えば知らない奴の贄(にえ)かなにかか。貴様は知っておるのだろう?私の存在を。 ユニコーン:だったら僕をどうしようっていうんだい? ヨグ=ソトース:なに簡単な話だ、貴様を喰って私の糧になってもらう。 ユニコーン:そう簡単に喰われるとでも思ってる?僕はスピードには自信があるんだよ! フェンリル:(N)ユニコーン、瞬時に走り出す。 ヨグ=ソトース:面白い、私を楽しませてくれるのか! ユニコーン:まさか普通に速さもあるなんてね…!瞬間移動だけじゃないのか! ヨグ=ソトース:どうした?考え事か? ユニコーン:なっ!しまった!ぐあっ! 両面宿儺:(N)触手でユニコーンは吹き飛ばされる ユニコーン:っ…いたた… ユニコーン:(N)瞬間目の前にヨグ=ソトースが現れる ヨグ=ソトース:私の身体は大きいが故にスピードが遅いとでも思ったか?愚か者が! ユニコーン:ぐっ…がぁ… クラーケン:(N)触手で首を絞められるユニコーン ヨグ=ソトース:少しは楽しめると思ったが…相手にならんな神話の生物とやらは。 ユニコーン:君も…神話の1部だろう… ヨグ=ソトース:違うな、私は神話の1部ではあるがそれはあくまで人類共が作り出した空想上の話だ。 ユニコーン:なん…だって…? ヨグ=ソトース:ふんっ! ユニコーン:うわぁぁぁ! クラーケン:(N)空に投げ飛ばされるユニコーン ユニコーン:くそっ…なんとか体制を立て直さないと ヨグ=ソトース:考え事をしてる場合か?(被せて) ユニコーン:ぐあっ! クラーケン:(N)叩き落とされるユニコーン ユニコーン:うっ…足が…足がぁ… ヨグ=ソトース:そのザマでは貴様のスピードも出ないな…さて色々試させてもらおう。 ユニコーン:なにを…する気だ…! ヨグ=ソトース:まず貴様の腕をもらう ユニコーン:なにっ!やめ…やめろ…腕が… クラーケン:(N)ユニコーンの腕が引きちぎれる ユニコーン:うわぁぁ! 0:この間ユニコーン役の方は叫びながら苦しんでください。徐々に掠れる様にすると尚良いです。 ヨグ=ソトース:次に足だ。さぞいい悲鳴を聞かせてくれるのであろう? ユニコーン:うっ…くそっ…やめろ!やめろぉぉぉ! クラーケン:(N)足を引きちぎられるユニコーン ユニコーン:あああぁぁぁぁ! ヨグ=ソトース:ククッ…ヒャハハハハ!いい悲鳴だ…この悲鳴が私は好きなんだ…さて次は貴様の臓器を出してやろう。 クラーケン:(N)ヨグ=ソトースの触手が刃物に変わる。 ユニコーン:くそ…ぉ…やめろ… ヨグ=ソトース:さぁ綺麗な臓器を見せてくれ クラーケン:(N)グジュグジュと音を立てながらユニコーンの体をゆっくり切り開いていく。 ヨグ=ソトース:ほほぉ…とても綺麗な臓器だ…さて、まずは腸(ちょう)からだ。 クラーケン:(N)ユニコーンの腸に触手を絡めブチブチと音を立てながらゆっくり引きちぎっていく ユニコーン:がはっ…やめっ…ぐふっ… ヨグ=ソトース:どうした?さっきのような悲鳴を出さないのか?まぁやめないがな。 クラーケン:(N)そのまま1つずつ臓器を抜いていき、心臓だけが残る。 ユニコーン:はぁ…は…ぁぁ… ヨグ=ソトース:まだ息があるとは、中々にしぶとい奴だ。流石神話の生物と言ったところか、最期は息の根を止めてやろう。 クラーケン:(N)ゆっくり心臓に刃物を入れ込んでいく ユニコーン:が…は…ぁぁ…! ヨグ=ソトース:さぁ眠れ。神話の生物よ。 フェンリル:(N)首を勢いよく切り離される ユニコーン:……… ヨグ=ソトース:さて、全ての臓物を頂こう。 ユニコーン:(N)一方フェンリル達 フェンリル:ユニコーンは大丈夫なのか… 両面宿儺:どうだろうなぁ…スピードは確かに俺らの中でも1番だ、だがヨグ=ソトースは瞬間移動が出来ることを考えたら中々厳しいと思うが、あいつにも何か考えがあるんだろうよ。 クラーケン:しかし中々遅いな…ユニコーンは大丈夫なのか? フェンリル:(N)ドアが勢いよく開く。 神の使い:報告がございます! クラーケン:今度はなんだ!まさかユニコーンが殺された訳ではあるまいな?! 神の使い:……… 両面宿儺:どうした?なんかあったんだろう? 神の使い:神殿の前にこれが… ユニコーン:(N)両面宿儺に布で包まれた物を渡す。 両面宿儺:……ありがとな、もう行っていいぞ。 神の使い:はい…失礼いたします… フェンリル:なんだったのだ?報告は。 クラーケン:まったくだ… 両面宿儺:この包まれた物。お前らでも分かってんだろ…? ユニコーン:(N)包まれた布を取る両面宿儺 フェンリル:…… クラーケン:バカな…! 両面宿儺:クソッ!あの野郎許せねぇ…! フェンリル:落ち着け…薄々こうなる事になるのが早まっただけだ…! 両面宿儺:てめぇ!フェンリル!言い方ってもんがあるんじゃねぇのかよ?! クラーケン:やめろ!今わし達が言い争って何になる!両面宿儺!貴様も!わしも!フェンリルも!全員同じ気持ちだと思わんのか?! フェンリル:やめよ…もう…やめよ…(泣きながら) 両面宿儺:……悪い。頭に血が上(のぼ)った。 クラーケン:わしもお主の気持ちは分かる。だが今はヨグ=ソトースを消すのが先決だ。 フェンリル:我は何故ユニコーンを行かせたのだ…! ユニコーン:(N)壁を殴るフェンリル 両面宿儺:おい!やめろ!手が… フェンリル:我は奴を必ず許さん…必ず殺してやる… ユニコーン:(N)怒りながらドアを出ていこうとするフェンリル クラーケン:フェンリル待て!ユニコーンが殺された知らせを聞いただろう!二の舞だぞ! フェンリル:このまま奴を野放しにすることなど我は出来ぬ!奴をこの手で殺すのだ! 両面宿儺:おい!落ち着けって言ったのはフェンリル!お前だろ?!あと行くのは勝手だが一旦落ち着いて行ったあとのてめぇの未来を見ろ! フェンリル:(被せて)分かっている!我(われ)が1人で奴に勝てない事など!だがユニコーンは我の大事な友だ!今落ち着いてることなど出来ぬのだ! 両面宿儺:落ち着けって言ってんのが分かんねぇのか!! クラーケン:いい加減にしろ!お主ら… ユニコーン:(N)2人の首を締め上げるクラーケン フェンリル:なにを… 両面宿儺:ジジイ…てめぇ… クラーケン:今この場でお主らが落ち着かぬならこの場でお主らの首を締めあげ殺す。 ユニコーン:(N)少しの間沈黙し、クラーケンの触手が離れる。 フェンリル:すまない… 両面宿儺:俺も熱くなりすぎた…頭は冷やす… フェンリル:(被せて)その場から離れろ宿儺! ユニコーン:(N)突如壁が吹き飛ぶ : 両面宿儺:なんだ…なんか飛んできたのか…? フェンリル:まったくだ…というよりクラーケンは無事なのか?クラーケン!無事か! ユニコーン:(N)クラーケンの反応がない : 両面宿儺:煙が晴れてきたな…は? フェンリル:何故…ここに… ヨグ=ソトース:なんだ私がここに来てはおかしいのか?貴様らの居場所などとっくの前に把握していたぞ。さて…何本落ちるかな…? クラーケン:ぐはっ…クソ…わしの足が… ユニコーン:(N)クラーケンの足が数本切り落とされボトボトと音を立てて落ちる 両面宿儺:クラーケン!大丈夫か! クラーケン:流石のわしも予想外だ…一瞬にして切り落とされるとはな… フェンリル:まさかここに来るとは万事休すか… ユニコーン:(N)両面宿儺はヨグ=ソトースを見てある事に気づく 両面宿儺:おいヨグ=ソトース…ユニコーンの事喰いやがったな?てめぇの体にユニコーンの野郎の顔が浮かび上がってんな…! ヨグ=ソトース:ん?あぁ…とても美味(うま)かったぞ?奴の臓物は今までの者とは違い、実に美味(びみ)だったぞ! フェンリル:なんだと…?ユニコーンを喰らっただと…! クラーケン:怪物め…今この場で消してやるぞ! ユニコーン:(N)ヨグ=ソトースに攻撃を仕掛けるクラーケン ヨグ=ソトース:貴様など眼中にないぞ、海の王よ。 クラーケン:がっ…き…っさま… ユニコーン:(N)クラーケンの体をヨグ=ソトースの刃物に変わった触手が貫く 両面宿儺:クラーケン! フェンリル:クソ…なにか手はないのか…! ヨグ=ソトース:ふむ…しかし海の者はまだ食べた事がないな…さぞ美味(うま)かろうな…ククク、クハハハ! クラーケン:フンッ! ユニコーン:(N)クラーケンの触手がヨグ=ソトースの体を包み込む クラーケン:フェンリル!両面宿儺!このままわしもろとも下界にに奴と落下する!そのままお主らでわしもろとも殺せ!よいな! 両面宿儺:おいジジイ!ちょっと待て! ユニコーン:(N)そのままヨグ=ソトースと共に飛び降りるクラーケン フェンリル:クッ!我らも行くぞ!宿儺! 両面宿儺:チッ!分かったよ! ユニコーン:(N)続いて飛び降りる2匹 : ユニコーン:(N)空中にて クラーケン:くっ…傷が中々癒(い)えぬな…しかし…こやつ中々動かぬな…? ヨグ=ソトース:それはそうであろう?簡単に貴様らを殺し喰ろうても面白みがないであろう? クラーケン:それは大層立派なことだな…だがお主の命も今日限りだ。ここで終わらせてやろう。 ヨグ=ソトース:それはどうかな? ユニコーン:(N)ヨグ=ソトースが突如クラーケンの横に瞬間移動をする。 クラーケン:なにっ?!がはっ! ユニコーン:(N)ヨグ=ソトースの触手で吹き飛ばされる ヨグ=ソトース:甘いぞ海の老いぼれめ。そのまま喰らってやろう。 ユニコーン:(N)ヨグ=ソトースが口を開く クラーケン:クソッ!まずい! 両面宿儺:させるかよ! ユニコーン:(N)ヨグ=ソトースの体に大剣が突き刺さる ヨグ=ソトース:ぐっ…なんだと?私がダメージを受けるなど… フェンリル:(被せる)その口を閉じよ!よくも我の同胞のユニコーンを殺してくれたな!貴様はこの場で消させてもらうぞ! ヨグ=ソトース:カスが2匹集まったとこで私に勝てると思うのか…?調子に乗るなよ! ユニコーン:(N)姿を消すヨグ=ソトース 両面宿儺:チッ!野郎どこに行きやがった? フェンリル:クラーケン!大丈夫か! クラーケン:あぁ…触手の方も再生は大体済んでいる…?!奴は上だ!避けろ! ユニコーン:(N)上からヨグ=ソトースの攻撃が降り注ぐ ヨグ=ソトース:しぶとい奴らだ!貴様らを喰らうのはやめだ…この場で皆殺しだ…!! ユニコーン:(N)地上に4匹が落下 両面宿儺:さて…そろそろ始めるか?命のやり取りをよ! フェンリル:この場で生きるのは我らかそれとも貴様か… クラーケン:わしも久しぶりに体を動かすからな…! ユニコーン:(N)3匹、戦闘態勢を取る。 ヨグ=ソトース:ククク…ヒャハハハハ!面白い!実に面白いぞ!私に勝てるとは知らずに…ククク… ユニコーン:(N)両面宿儺、攻撃をしかける 両面宿儺:死にやがれ!クソ野郎! ヨグ=ソトース:調子に乗るな。 ユニコーン:(N)瞬間移動で姿を消す。 両面宿儺:面倒なやつだ! フェンリル:そこだ!我の前にひれ伏せ!ヨグ=ソトース! ユニコーン:(N)両面宿儺の後ろにヨグ=ソトースが現れる ヨグ=ソトース:ふん…小癪(こしゃく)な奴め!ぐぁっ! フェンリル:やはりな…少し前の未来を見ながらなら貴様の事を殺せる!! ユニコーン:(N)クラーケンの触手で体の動きを縛られるヨグ=ソトース ヨグ=ソトース:貴様…クラーケン!! クラーケン:ククク…わしの触手が切られようが死ぬよりはよっぽどマシだ!詰みだ!ヨグ=ソトース! ヨグ=ソトース:………フッ ユニコーン:(N)瞬間爆発が起きる : 両面宿儺:なんだ…何が起きた…?ぐはっ!んだよ… ユニコーン:(N)地面に目をやるとクラーケンの頭が転がっている 両面宿儺:…は?なんでクラーケンの頭が… ヨグ=ソトース:はぁ…まったく私にここまで本気を出さなければいけんとはな…少し甘く見てたよ。 フェンリル:ぐっ…ぐはぁ…っ… ユニコーン:(N)ヨグ=ソトースの触手で首を絞められているフェンリル 両面宿儺:てめぇ…何をしやがった?! ヨグ=ソトース:ん?何をしたか?クラーケンの体内を爆発させただけさ。ちなみに奴の体は既に喰った。 ユニコーン:(N)クラーケンの身体は所々喰われ臓物が周りに飛び散っている フェンリル:なん…だ…きさ…まは…? ヨグ=ソトース:ん?なんだフェンリルよ今更か?私は貴様らを。そして人類を滅ぼす為に生まれた、それだけだ。ではさよならだ。 クラーケン:(N)そのままフェンリルの頭を触手で掴む フェンリル:ぐぁっ…やめろ…貴様は…必ず… ヨグ=ソトース:やかましい奴だ。失せよ。 クラーケン:(N)フェンリルの頭部を触手で掴み強引に引きちぎる。 ユニコーン:(N)ゴリゴリ、ガリガリと骨と肉を食べる音だけが響く 両面宿儺:嘘だろ…?クラーケンもフェンリルも一瞬なのか…?クソッ!俺一人で奴に勝てるのか…!? ヨグ=ソトース:ふぅ…ご馳走様。やはりフェンリルの肉は中々美味(びみ)だった。 ユニコーン:(N)ヨグ=ソトースの体にフェンリルの顔とクラーケンの顔が浮かびあがる 両面宿儺:クソッ…どうする… ヨグ=ソトース:さて、後は貴様だ。両面宿儺。貴様はどう足掻いてくれるのだ?私を楽しませてくれるんだろうな? クラーケン:(N)ゆっくりと戦闘態勢を取る両面宿儺 両面宿儺:少しだけ足掻いてみるか…行くぞ! ユニコーン:(N)斬りかかる両面宿儺 ヨグ=ソトース:遅いな、呪いの王よ。 両面宿儺:ごふぁっ! クラーケン:(N)吹き飛ばされる両面宿儺 両面宿儺:クソ…やっぱ勝てねぇか…一か八か掛けてみるか… ヨグ=ソトース:どうした?貴様は奴らの中では戦闘能力がいちばん高いと踏んでいたが…存外大した事はないのだな? 両面宿儺:今じゃあいつらはもう死んでんだ、俺一人でてめぇみたいな化け物に勝てるなんて思ってねぇよ… ヨグ=ソトース:ほぉ…?なら選ばせてやろう、私に大人しく喰われるか。それとも無惨に殺されるか、最後は貴様だけだ。特別に選ばせてやろう。 クラーケン:(N)両面宿儺、微かな笑みを浮かべる 両面宿儺:流石に殺されるのは勘弁だ、大人しく喰われてやらぁ ヨグ=ソトース:随分頭もキレるようだな。ではいただくとしよう… クラーケン:(N)ヨグ=ソトース、口を開ける 両面宿儺:今だ…! クラーケン:(N)ヨグ=ソトースの体内に飛び込む ヨグ=ソトース:貴様…!まさか! 両面宿儺:どうせ死ぬんだ!テメェも道連れにして死んでやるよ…! クラーケン:ヨグ=ソトースの体内にて 両面宿儺:なんだここ…あいつの体内気持ち悪いな… ヨグ=ソトース:貴様!両面宿儺! ユニコーン:(N)ヨグ=ソトースの声が内部で反響している 両面宿儺:あ?んだよ!テメェの内部を今から破壊しようってんだ!感謝してくれよ!! ヨグ=ソトース:余程私の事を舐めているのがわかるぞ…そんなに死にたいのであれば今すぐ死ぬがいい! クラーケン:(N)奥から液体が勢いよく流れてくる 両面宿儺:あ?なんだあれ… ヨグ=ソトース:ククク…流れている液体は全ての者を溶かす酸性の液体だ…貴様でも瞬時に溶かす事が出来るぞ…? 両面宿儺:なるほどね…はぁぁぁ! ユニコーン:(N)両面宿儺の周りにオーラが出る ヨグ=ソトース:何かを張ったか…まぁ良い。 両面宿儺:さて…上手く行くか… ユニコーン:(N)酸性の液体に触れるが特に何もなし 両面宿儺:流石に呪いに関しては物理で溶かすのは無理らしいな。さて後は奴の心臓だ、いや脳でもいいか。探そう クラーケン:(N)数十分後 両面宿儺:やっと見つけたぜ心臓…そしてまさか脳も横にあるとはな…あとはやることは決まった… ヨグ=ソトース:まさか心臓と脳を壊せば私が死ぬとでも? 両面宿儺:違うな…!お前の心臓と脳に呪いをありったけくれてやるんだ…よっ! クラーケン:(N)片腕を脳に、もう片方の腕を心臓に ヨグ=ソトース:ぐっ…何を…! 両面宿儺:俺の命をかけた呪いでもくれてやればテメェをぶっ殺すことも可能だと思ってなぁ! ヨグ=ソトース:貴様…まさか!!やめろ!! 両面宿儺:待たねぇよ!うおぉぉぉぉぉぉ! ヨグ=ソトース:クソ…体がどんどん腐っていく…貴様ァ! ユニコーン:(N)両面宿儺の体が何本もの触手に貫かれる 両面宿儺:ごふっ…へへっ…こいつぶっ殺したらお前らのとこにすぐ行くからよ…フェンリル、クラーケン、ユニコーン…待っててくれ…! ヨグ=ソトース:しぶとい奴だ…!失せよ! 両面宿儺:いい加減にくたばりやがれ!! クラーケン:(N)ヨグ=ソトースの心臓と脳が呪いの力により破裂する ヨグ=ソトース:ばか…な…ぁ… 両面宿儺:はは…やってやったぜ… ヨグ=ソトース:ぐぅ…認めてやる…私を殺す事を出来た者…として… クラーケン:(N)そのままヨグ=ソトースは消え気づいたら空が見えていた 両面宿儺:はっ…眩しいな…俺も、もうじき消える…じゃあなクソッタレな世界… ユニコーン:(N)目を閉じる両面宿儺 0:死後の世界 両面宿儺:……ん?なんだここ ユニコーン:両面宿儺様!! フェンリル:宿儺、貴様何故ここに… 両面宿儺:おいちょっと待て!ここどこだ!! クラーケン:ここは死後の世界だ、やはり負けたのかお主。 両面宿儺:はっ、惜しくも相打ちって結果だ、俺も死んだが奴の存在も消した。 フェンリル:……フッ、そうか。 ユニコーン:じゃあ決まりですね!! 両面宿儺:あ?決まり?なんの話しだ?? クラーケン:もしお主が勝てば向こうの世界に帰るという話しをきておったのだ。 両面宿儺:いやいやどうやって生き返るんだよ!! ユニコーン:もちろん! フェンリル:我らの命を クラーケン:犠牲にだ。 両面宿儺:は?ちょっと待てよ!お前らはどうなるんだよ!! フェンリル:消えるに決まっておろう クラーケン:まぁ神の命を贅沢に3つも使って生き返るのだ、貸し1として受け取っておれ。 ユニコーン:そうですよ!ちゃんと世界を守ってくださいね!! 両面宿儺:……分かったよ、ありがとなお前ら。 フェンリル:フッ、こちらも礼を言わせてもらうぞ両面宿儺。 クラーケン:お主なら世界を守れる。 ユニコーン:それは神話の様に!! 両面宿儺:んじゃまたどっかで会おうぜ。 0:そのまま走り出す両面宿儺 : フェンリル:(N)数十年後 両面宿儺:あれからもう何十年も経つのか…あいつらいねぇから今では全部俺が責任を追わなくちゃいけねぇとはな… クラーケン:(N)そこにある資料が届く。 両面宿儺:ん?なんだこの資料は…!!なんでこいつが!! ?:我はこれよりこの世界を壊す。我は人間であり、非人間であり、脊椎動物であり、無脊椎動物である。人類よ、そして神々よ、世界の崩壊を待つといい。

フェンリル:(N)今ここに決着の刻 クラーケン:(N)勝つのは我々か ユニコーン:(N)果たして怪物か 両面宿儺:(N)世界の命運が決まる勝負の始まりだ。 ユニコーン:(N)時は数時間前に遡る フェンリル:奴の能力自体はまったく把握が出来てないところからまず、奴の能力を把握するところからだ。 両面宿儺:そうだなぁ奴の能力はまったく分かってねぇからそこから探りをいれないといけねぇな…フェンリルの能力で奴が能力を使ってるのを見ることは出来ねぇのか? フェンリル:それだが… クラーケン:なんだ、何かあったのか。 フェンリル:奴を見ようとすると何故か見れないのだ。 ユニコーン:もしかして能力で未来を見たのがバレたのですか…? 両面宿儺:流石にそんなことはねぇと考えたいが…奴の事だ。有り得なくもないな。 ユニコーン:一応頭の片隅にでも入れておきましょうか… ユニコーン:(N)少しの沈黙 フェンリル:奴の能力を探るに適してるいるのは宿儺、貴様が適任だと思うが。 両面宿儺:おいおい、それで俺が殺されたらどうするんだ?この中で戦闘面に関しては俺が高いからほぼ負け戦みたいなもんだぞ? クラーケン:よい、わしが見に行く。 ユニコーン:何か策はおありですか? クラーケン:わしも中々歳をとっておるが、目だけは良いのでな。直接奴を見に行く。 フェンリル:奴の得体が知れない中で接近するのはやめておけ。すぐに殺されるのが目に見えておるぞ。 ユニコーン:でしたらどうするのです? 両面宿儺:……はぁ…少し使いたくなかったが、やってみるか。 クラーケン:どうした?両面宿儺、貴様が行きたくないと言い出したであろう。 両面宿儺:俺自体が行くわけじゃねぇよ、呪いの力で影を作ってそいつの視覚を共有するんだよ。俺にダメージもねぇから効果的だろうなと思ってな。 ユニコーン:おぉ!それはいいですね! 両面宿儺:ただな、これを使うと力の消費が大きいんだ、少し動きが取れなくなる面もあるからな。 フェンリル:まぁ貴様にはダメージがないのであれば丁度良い、影を出してみよ。 両面宿儺:あぁ。 ユニコーン:(N)両面宿儺の影が実体化し姿を現す。 両面宿儺:よし、出来たぞ。 クラーケン:ほう、中々出来栄えがいいな。見た目もお前そっくりだな。 ユニコーン:ですね!これならすぐに殺されても問題なさそうですね! フェンリル:だが…今奴がどこにいるかだな… ユニコーン:(N)その時ドアが開く。 フェンリル:どうした?報告か? 神の使い:たった今!下界の方にヨグ=ソトースが出現した為報告に参りました! ユニコーン:お!丁度良いみたいですね? 両面宿儺:だな、おいお前そいつのとこまで案内してくれ。 神の使い:はっ… クラーケン:さてどうなるか… : ユニコーン:(N)ヨグ=ソトースの姿が見えてくる 両面宿儺:なんだ…あいつ…だいぶデカイな… クラーケン:どうだ、何か動きはあったか? 両面宿儺:特に動きは…!消えた?! フェンリル:宿儺、貴様の視覚を我にも共有しろ。 両面宿儺:あ?あぁ フェンリル:よし…はぁ… クラーケン:(N)フェンリルが手を掲げ映像が流れる。 ユニコーン:なるほど!映像で僕達にも見せるということですね! ユニコーン:(N)街の方にて悲鳴 両面宿儺:街の方から悲鳴か?! クラーケン:すぐに向かえ! 両面宿儺:分かってる!少し黙ってろ! ユニコーン:(N)街の方へ急ぐ両面宿儺の影 両面宿儺:なんだ奴は…瞬間移動持ちと炎まで出せるときたか… フェンリル:中々の図体でありながら瞬間移動まで持ってると来たか… クラーケン:なるほどな…今の所はそのような感じか… 両面宿儺:なに?! クラーケン:(N)突如映像が途切れる ユニコーン:え!?なんで映像が…! 両面宿儺:奴め…俺の影を殺しやがった…! フェンリル:だから我の映像も途切れたということか… クラーケン:得体の知れない奴だな… フェンリル:どうするか… ユニコーン:……僕が行ってきます。 両面宿儺:何言ってんだ!奴が一瞬で俺の影を殺したのは分かっただろ?! ユニコーン:スピードには自信があるんですよ!そんな簡単に死にませんよ! クラーケン:ならば任せるしかあるまい…今のとこ情報が少なすぎるのだ… フェンリル:だな…精々死ぬなよ、ユニコーン。 ユニコーン:はい!行ってきます!! 0:ユニコーンドアから出ていく。 : フェンリル:(N)街にて ユニコーン:さて着きましたね… クラーケン:(N)瞬間ヨグ=ソトースが目の前に現れる。 ユニコーン:もう居場所がバレたのか…! ヨグ=ソトース:貴様ユニコーンだな? ユニコーン:な…喋った…? ヨグ=ソトース:さっきから見られてると思えば知らない奴の贄(にえ)かなにかか。貴様は知っておるのだろう?私の存在を。 ユニコーン:だったら僕をどうしようっていうんだい? ヨグ=ソトース:なに簡単な話だ、貴様を喰って私の糧になってもらう。 ユニコーン:そう簡単に喰われるとでも思ってる?僕はスピードには自信があるんだよ! フェンリル:(N)ユニコーン、瞬時に走り出す。 ヨグ=ソトース:面白い、私を楽しませてくれるのか! ユニコーン:まさか普通に速さもあるなんてね…!瞬間移動だけじゃないのか! ヨグ=ソトース:どうした?考え事か? ユニコーン:なっ!しまった!ぐあっ! 両面宿儺:(N)触手でユニコーンは吹き飛ばされる ユニコーン:っ…いたた… ユニコーン:(N)瞬間目の前にヨグ=ソトースが現れる ヨグ=ソトース:私の身体は大きいが故にスピードが遅いとでも思ったか?愚か者が! ユニコーン:ぐっ…がぁ… クラーケン:(N)触手で首を絞められるユニコーン ヨグ=ソトース:少しは楽しめると思ったが…相手にならんな神話の生物とやらは。 ユニコーン:君も…神話の1部だろう… ヨグ=ソトース:違うな、私は神話の1部ではあるがそれはあくまで人類共が作り出した空想上の話だ。 ユニコーン:なん…だって…? ヨグ=ソトース:ふんっ! ユニコーン:うわぁぁぁ! クラーケン:(N)空に投げ飛ばされるユニコーン ユニコーン:くそっ…なんとか体制を立て直さないと ヨグ=ソトース:考え事をしてる場合か?(被せて) ユニコーン:ぐあっ! クラーケン:(N)叩き落とされるユニコーン ユニコーン:うっ…足が…足がぁ… ヨグ=ソトース:そのザマでは貴様のスピードも出ないな…さて色々試させてもらおう。 ユニコーン:なにを…する気だ…! ヨグ=ソトース:まず貴様の腕をもらう ユニコーン:なにっ!やめ…やめろ…腕が… クラーケン:(N)ユニコーンの腕が引きちぎれる ユニコーン:うわぁぁ! 0:この間ユニコーン役の方は叫びながら苦しんでください。徐々に掠れる様にすると尚良いです。 ヨグ=ソトース:次に足だ。さぞいい悲鳴を聞かせてくれるのであろう? ユニコーン:うっ…くそっ…やめろ!やめろぉぉぉ! クラーケン:(N)足を引きちぎられるユニコーン ユニコーン:あああぁぁぁぁ! ヨグ=ソトース:ククッ…ヒャハハハハ!いい悲鳴だ…この悲鳴が私は好きなんだ…さて次は貴様の臓器を出してやろう。 クラーケン:(N)ヨグ=ソトースの触手が刃物に変わる。 ユニコーン:くそ…ぉ…やめろ… ヨグ=ソトース:さぁ綺麗な臓器を見せてくれ クラーケン:(N)グジュグジュと音を立てながらユニコーンの体をゆっくり切り開いていく。 ヨグ=ソトース:ほほぉ…とても綺麗な臓器だ…さて、まずは腸(ちょう)からだ。 クラーケン:(N)ユニコーンの腸に触手を絡めブチブチと音を立てながらゆっくり引きちぎっていく ユニコーン:がはっ…やめっ…ぐふっ… ヨグ=ソトース:どうした?さっきのような悲鳴を出さないのか?まぁやめないがな。 クラーケン:(N)そのまま1つずつ臓器を抜いていき、心臓だけが残る。 ユニコーン:はぁ…は…ぁぁ… ヨグ=ソトース:まだ息があるとは、中々にしぶとい奴だ。流石神話の生物と言ったところか、最期は息の根を止めてやろう。 クラーケン:(N)ゆっくり心臓に刃物を入れ込んでいく ユニコーン:が…は…ぁぁ…! ヨグ=ソトース:さぁ眠れ。神話の生物よ。 フェンリル:(N)首を勢いよく切り離される ユニコーン:……… ヨグ=ソトース:さて、全ての臓物を頂こう。 ユニコーン:(N)一方フェンリル達 フェンリル:ユニコーンは大丈夫なのか… 両面宿儺:どうだろうなぁ…スピードは確かに俺らの中でも1番だ、だがヨグ=ソトースは瞬間移動が出来ることを考えたら中々厳しいと思うが、あいつにも何か考えがあるんだろうよ。 クラーケン:しかし中々遅いな…ユニコーンは大丈夫なのか? フェンリル:(N)ドアが勢いよく開く。 神の使い:報告がございます! クラーケン:今度はなんだ!まさかユニコーンが殺された訳ではあるまいな?! 神の使い:……… 両面宿儺:どうした?なんかあったんだろう? 神の使い:神殿の前にこれが… ユニコーン:(N)両面宿儺に布で包まれた物を渡す。 両面宿儺:……ありがとな、もう行っていいぞ。 神の使い:はい…失礼いたします… フェンリル:なんだったのだ?報告は。 クラーケン:まったくだ… 両面宿儺:この包まれた物。お前らでも分かってんだろ…? ユニコーン:(N)包まれた布を取る両面宿儺 フェンリル:…… クラーケン:バカな…! 両面宿儺:クソッ!あの野郎許せねぇ…! フェンリル:落ち着け…薄々こうなる事になるのが早まっただけだ…! 両面宿儺:てめぇ!フェンリル!言い方ってもんがあるんじゃねぇのかよ?! クラーケン:やめろ!今わし達が言い争って何になる!両面宿儺!貴様も!わしも!フェンリルも!全員同じ気持ちだと思わんのか?! フェンリル:やめよ…もう…やめよ…(泣きながら) 両面宿儺:……悪い。頭に血が上(のぼ)った。 クラーケン:わしもお主の気持ちは分かる。だが今はヨグ=ソトースを消すのが先決だ。 フェンリル:我は何故ユニコーンを行かせたのだ…! ユニコーン:(N)壁を殴るフェンリル 両面宿儺:おい!やめろ!手が… フェンリル:我は奴を必ず許さん…必ず殺してやる… ユニコーン:(N)怒りながらドアを出ていこうとするフェンリル クラーケン:フェンリル待て!ユニコーンが殺された知らせを聞いただろう!二の舞だぞ! フェンリル:このまま奴を野放しにすることなど我は出来ぬ!奴をこの手で殺すのだ! 両面宿儺:おい!落ち着けって言ったのはフェンリル!お前だろ?!あと行くのは勝手だが一旦落ち着いて行ったあとのてめぇの未来を見ろ! フェンリル:(被せて)分かっている!我(われ)が1人で奴に勝てない事など!だがユニコーンは我の大事な友だ!今落ち着いてることなど出来ぬのだ! 両面宿儺:落ち着けって言ってんのが分かんねぇのか!! クラーケン:いい加減にしろ!お主ら… ユニコーン:(N)2人の首を締め上げるクラーケン フェンリル:なにを… 両面宿儺:ジジイ…てめぇ… クラーケン:今この場でお主らが落ち着かぬならこの場でお主らの首を締めあげ殺す。 ユニコーン:(N)少しの間沈黙し、クラーケンの触手が離れる。 フェンリル:すまない… 両面宿儺:俺も熱くなりすぎた…頭は冷やす… フェンリル:(被せて)その場から離れろ宿儺! ユニコーン:(N)突如壁が吹き飛ぶ : 両面宿儺:なんだ…なんか飛んできたのか…? フェンリル:まったくだ…というよりクラーケンは無事なのか?クラーケン!無事か! ユニコーン:(N)クラーケンの反応がない : 両面宿儺:煙が晴れてきたな…は? フェンリル:何故…ここに… ヨグ=ソトース:なんだ私がここに来てはおかしいのか?貴様らの居場所などとっくの前に把握していたぞ。さて…何本落ちるかな…? クラーケン:ぐはっ…クソ…わしの足が… ユニコーン:(N)クラーケンの足が数本切り落とされボトボトと音を立てて落ちる 両面宿儺:クラーケン!大丈夫か! クラーケン:流石のわしも予想外だ…一瞬にして切り落とされるとはな… フェンリル:まさかここに来るとは万事休すか… ユニコーン:(N)両面宿儺はヨグ=ソトースを見てある事に気づく 両面宿儺:おいヨグ=ソトース…ユニコーンの事喰いやがったな?てめぇの体にユニコーンの野郎の顔が浮かび上がってんな…! ヨグ=ソトース:ん?あぁ…とても美味(うま)かったぞ?奴の臓物は今までの者とは違い、実に美味(びみ)だったぞ! フェンリル:なんだと…?ユニコーンを喰らっただと…! クラーケン:怪物め…今この場で消してやるぞ! ユニコーン:(N)ヨグ=ソトースに攻撃を仕掛けるクラーケン ヨグ=ソトース:貴様など眼中にないぞ、海の王よ。 クラーケン:がっ…き…っさま… ユニコーン:(N)クラーケンの体をヨグ=ソトースの刃物に変わった触手が貫く 両面宿儺:クラーケン! フェンリル:クソ…なにか手はないのか…! ヨグ=ソトース:ふむ…しかし海の者はまだ食べた事がないな…さぞ美味(うま)かろうな…ククク、クハハハ! クラーケン:フンッ! ユニコーン:(N)クラーケンの触手がヨグ=ソトースの体を包み込む クラーケン:フェンリル!両面宿儺!このままわしもろとも下界にに奴と落下する!そのままお主らでわしもろとも殺せ!よいな! 両面宿儺:おいジジイ!ちょっと待て! ユニコーン:(N)そのままヨグ=ソトースと共に飛び降りるクラーケン フェンリル:クッ!我らも行くぞ!宿儺! 両面宿儺:チッ!分かったよ! ユニコーン:(N)続いて飛び降りる2匹 : ユニコーン:(N)空中にて クラーケン:くっ…傷が中々癒(い)えぬな…しかし…こやつ中々動かぬな…? ヨグ=ソトース:それはそうであろう?簡単に貴様らを殺し喰ろうても面白みがないであろう? クラーケン:それは大層立派なことだな…だがお主の命も今日限りだ。ここで終わらせてやろう。 ヨグ=ソトース:それはどうかな? ユニコーン:(N)ヨグ=ソトースが突如クラーケンの横に瞬間移動をする。 クラーケン:なにっ?!がはっ! ユニコーン:(N)ヨグ=ソトースの触手で吹き飛ばされる ヨグ=ソトース:甘いぞ海の老いぼれめ。そのまま喰らってやろう。 ユニコーン:(N)ヨグ=ソトースが口を開く クラーケン:クソッ!まずい! 両面宿儺:させるかよ! ユニコーン:(N)ヨグ=ソトースの体に大剣が突き刺さる ヨグ=ソトース:ぐっ…なんだと?私がダメージを受けるなど… フェンリル:(被せる)その口を閉じよ!よくも我の同胞のユニコーンを殺してくれたな!貴様はこの場で消させてもらうぞ! ヨグ=ソトース:カスが2匹集まったとこで私に勝てると思うのか…?調子に乗るなよ! ユニコーン:(N)姿を消すヨグ=ソトース 両面宿儺:チッ!野郎どこに行きやがった? フェンリル:クラーケン!大丈夫か! クラーケン:あぁ…触手の方も再生は大体済んでいる…?!奴は上だ!避けろ! ユニコーン:(N)上からヨグ=ソトースの攻撃が降り注ぐ ヨグ=ソトース:しぶとい奴らだ!貴様らを喰らうのはやめだ…この場で皆殺しだ…!! ユニコーン:(N)地上に4匹が落下 両面宿儺:さて…そろそろ始めるか?命のやり取りをよ! フェンリル:この場で生きるのは我らかそれとも貴様か… クラーケン:わしも久しぶりに体を動かすからな…! ユニコーン:(N)3匹、戦闘態勢を取る。 ヨグ=ソトース:ククク…ヒャハハハハ!面白い!実に面白いぞ!私に勝てるとは知らずに…ククク… ユニコーン:(N)両面宿儺、攻撃をしかける 両面宿儺:死にやがれ!クソ野郎! ヨグ=ソトース:調子に乗るな。 ユニコーン:(N)瞬間移動で姿を消す。 両面宿儺:面倒なやつだ! フェンリル:そこだ!我の前にひれ伏せ!ヨグ=ソトース! ユニコーン:(N)両面宿儺の後ろにヨグ=ソトースが現れる ヨグ=ソトース:ふん…小癪(こしゃく)な奴め!ぐぁっ! フェンリル:やはりな…少し前の未来を見ながらなら貴様の事を殺せる!! ユニコーン:(N)クラーケンの触手で体の動きを縛られるヨグ=ソトース ヨグ=ソトース:貴様…クラーケン!! クラーケン:ククク…わしの触手が切られようが死ぬよりはよっぽどマシだ!詰みだ!ヨグ=ソトース! ヨグ=ソトース:………フッ ユニコーン:(N)瞬間爆発が起きる : 両面宿儺:なんだ…何が起きた…?ぐはっ!んだよ… ユニコーン:(N)地面に目をやるとクラーケンの頭が転がっている 両面宿儺:…は?なんでクラーケンの頭が… ヨグ=ソトース:はぁ…まったく私にここまで本気を出さなければいけんとはな…少し甘く見てたよ。 フェンリル:ぐっ…ぐはぁ…っ… ユニコーン:(N)ヨグ=ソトースの触手で首を絞められているフェンリル 両面宿儺:てめぇ…何をしやがった?! ヨグ=ソトース:ん?何をしたか?クラーケンの体内を爆発させただけさ。ちなみに奴の体は既に喰った。 ユニコーン:(N)クラーケンの身体は所々喰われ臓物が周りに飛び散っている フェンリル:なん…だ…きさ…まは…? ヨグ=ソトース:ん?なんだフェンリルよ今更か?私は貴様らを。そして人類を滅ぼす為に生まれた、それだけだ。ではさよならだ。 クラーケン:(N)そのままフェンリルの頭を触手で掴む フェンリル:ぐぁっ…やめろ…貴様は…必ず… ヨグ=ソトース:やかましい奴だ。失せよ。 クラーケン:(N)フェンリルの頭部を触手で掴み強引に引きちぎる。 ユニコーン:(N)ゴリゴリ、ガリガリと骨と肉を食べる音だけが響く 両面宿儺:嘘だろ…?クラーケンもフェンリルも一瞬なのか…?クソッ!俺一人で奴に勝てるのか…!? ヨグ=ソトース:ふぅ…ご馳走様。やはりフェンリルの肉は中々美味(びみ)だった。 ユニコーン:(N)ヨグ=ソトースの体にフェンリルの顔とクラーケンの顔が浮かびあがる 両面宿儺:クソッ…どうする… ヨグ=ソトース:さて、後は貴様だ。両面宿儺。貴様はどう足掻いてくれるのだ?私を楽しませてくれるんだろうな? クラーケン:(N)ゆっくりと戦闘態勢を取る両面宿儺 両面宿儺:少しだけ足掻いてみるか…行くぞ! ユニコーン:(N)斬りかかる両面宿儺 ヨグ=ソトース:遅いな、呪いの王よ。 両面宿儺:ごふぁっ! クラーケン:(N)吹き飛ばされる両面宿儺 両面宿儺:クソ…やっぱ勝てねぇか…一か八か掛けてみるか… ヨグ=ソトース:どうした?貴様は奴らの中では戦闘能力がいちばん高いと踏んでいたが…存外大した事はないのだな? 両面宿儺:今じゃあいつらはもう死んでんだ、俺一人でてめぇみたいな化け物に勝てるなんて思ってねぇよ… ヨグ=ソトース:ほぉ…?なら選ばせてやろう、私に大人しく喰われるか。それとも無惨に殺されるか、最後は貴様だけだ。特別に選ばせてやろう。 クラーケン:(N)両面宿儺、微かな笑みを浮かべる 両面宿儺:流石に殺されるのは勘弁だ、大人しく喰われてやらぁ ヨグ=ソトース:随分頭もキレるようだな。ではいただくとしよう… クラーケン:(N)ヨグ=ソトース、口を開ける 両面宿儺:今だ…! クラーケン:(N)ヨグ=ソトースの体内に飛び込む ヨグ=ソトース:貴様…!まさか! 両面宿儺:どうせ死ぬんだ!テメェも道連れにして死んでやるよ…! クラーケン:ヨグ=ソトースの体内にて 両面宿儺:なんだここ…あいつの体内気持ち悪いな… ヨグ=ソトース:貴様!両面宿儺! ユニコーン:(N)ヨグ=ソトースの声が内部で反響している 両面宿儺:あ?んだよ!テメェの内部を今から破壊しようってんだ!感謝してくれよ!! ヨグ=ソトース:余程私の事を舐めているのがわかるぞ…そんなに死にたいのであれば今すぐ死ぬがいい! クラーケン:(N)奥から液体が勢いよく流れてくる 両面宿儺:あ?なんだあれ… ヨグ=ソトース:ククク…流れている液体は全ての者を溶かす酸性の液体だ…貴様でも瞬時に溶かす事が出来るぞ…? 両面宿儺:なるほどね…はぁぁぁ! ユニコーン:(N)両面宿儺の周りにオーラが出る ヨグ=ソトース:何かを張ったか…まぁ良い。 両面宿儺:さて…上手く行くか… ユニコーン:(N)酸性の液体に触れるが特に何もなし 両面宿儺:流石に呪いに関しては物理で溶かすのは無理らしいな。さて後は奴の心臓だ、いや脳でもいいか。探そう クラーケン:(N)数十分後 両面宿儺:やっと見つけたぜ心臓…そしてまさか脳も横にあるとはな…あとはやることは決まった… ヨグ=ソトース:まさか心臓と脳を壊せば私が死ぬとでも? 両面宿儺:違うな…!お前の心臓と脳に呪いをありったけくれてやるんだ…よっ! クラーケン:(N)片腕を脳に、もう片方の腕を心臓に ヨグ=ソトース:ぐっ…何を…! 両面宿儺:俺の命をかけた呪いでもくれてやればテメェをぶっ殺すことも可能だと思ってなぁ! ヨグ=ソトース:貴様…まさか!!やめろ!! 両面宿儺:待たねぇよ!うおぉぉぉぉぉぉ! ヨグ=ソトース:クソ…体がどんどん腐っていく…貴様ァ! ユニコーン:(N)両面宿儺の体が何本もの触手に貫かれる 両面宿儺:ごふっ…へへっ…こいつぶっ殺したらお前らのとこにすぐ行くからよ…フェンリル、クラーケン、ユニコーン…待っててくれ…! ヨグ=ソトース:しぶとい奴だ…!失せよ! 両面宿儺:いい加減にくたばりやがれ!! クラーケン:(N)ヨグ=ソトースの心臓と脳が呪いの力により破裂する ヨグ=ソトース:ばか…な…ぁ… 両面宿儺:はは…やってやったぜ… ヨグ=ソトース:ぐぅ…認めてやる…私を殺す事を出来た者…として… クラーケン:(N)そのままヨグ=ソトースは消え気づいたら空が見えていた 両面宿儺:はっ…眩しいな…俺も、もうじき消える…じゃあなクソッタレな世界… ユニコーン:(N)目を閉じる両面宿儺 0:死後の世界 両面宿儺:……ん?なんだここ ユニコーン:両面宿儺様!! フェンリル:宿儺、貴様何故ここに… 両面宿儺:おいちょっと待て!ここどこだ!! クラーケン:ここは死後の世界だ、やはり負けたのかお主。 両面宿儺:はっ、惜しくも相打ちって結果だ、俺も死んだが奴の存在も消した。 フェンリル:……フッ、そうか。 ユニコーン:じゃあ決まりですね!! 両面宿儺:あ?決まり?なんの話しだ?? クラーケン:もしお主が勝てば向こうの世界に帰るという話しをきておったのだ。 両面宿儺:いやいやどうやって生き返るんだよ!! ユニコーン:もちろん! フェンリル:我らの命を クラーケン:犠牲にだ。 両面宿儺:は?ちょっと待てよ!お前らはどうなるんだよ!! フェンリル:消えるに決まっておろう クラーケン:まぁ神の命を贅沢に3つも使って生き返るのだ、貸し1として受け取っておれ。 ユニコーン:そうですよ!ちゃんと世界を守ってくださいね!! 両面宿儺:……分かったよ、ありがとなお前ら。 フェンリル:フッ、こちらも礼を言わせてもらうぞ両面宿儺。 クラーケン:お主なら世界を守れる。 ユニコーン:それは神話の様に!! 両面宿儺:んじゃまたどっかで会おうぜ。 0:そのまま走り出す両面宿儺 : フェンリル:(N)数十年後 両面宿儺:あれからもう何十年も経つのか…あいつらいねぇから今では全部俺が責任を追わなくちゃいけねぇとはな… クラーケン:(N)そこにある資料が届く。 両面宿儺:ん?なんだこの資料は…!!なんでこいつが!! ?:我はこれよりこの世界を壊す。我は人間であり、非人間であり、脊椎動物であり、無脊椎動物である。人類よ、そして神々よ、世界の崩壊を待つといい。