台本概要

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タイトル コンビニ夜勤の二人話3
作者名 大里 悠  (@O_satoyu)
ジャンル コメディ
演者人数 2人用台本(男1、女1)
時間 10 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 コンビニでバイトをしている二人の特に内容のない話。

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
田中 60 先輩、姉がいる
桜井 60 後輩、語尾が「っす」
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
桜井:先輩先輩、ちょっといいっすか? 田中:なんだ? 桜井:実はですね、昨日、自分の部屋の片付けをしたんすよ。 田中:ほーん、片付けね。 桜井:・・あ、今私の部屋の想像しましたね? 田中:いや、してないが。 桜井:私の部屋のクローゼットでも想像したんすか? 田中:だからしてないって。で? 桜井:で? 田中:だから、部屋の片付けしたって、それがどうしたんだ? 桜井:あ、そうでした。 田中:なんで話し始めた側が話を忘れるんだよ。 桜井:うっかりっす。それでですね、いろいろと古い教科書とかプリントとかの整理をしたんすよ。 田中:へー、そういうのちゃんと取ってあるんだな。 桜井:当然っすよ。いつなんどき必要になるかわからないっすからね。 田中:それで結局使わずに、後でまとめてゴミに出したりするんだろ? 桜井:良く分かったっすね。はっ!もしやエスパー? 田中:大体の人がそうだろうからな。 桜井:先輩はどうなんすか? 田中:まとめてすらないな。 桜井:先輩・・さすがにごちゃまぜは良くないと思うんすけど。 田中:言うな、薄々感じてはいる。ただなぁ・・数が多いからやる気が出ない。 桜井:普段から整理しないからっすよ。 田中:ぐうの音も出ねぇ・・。 桜井:ぐう。 田中:お前が言うんかい。 桜井:で、整理してたんすけど。 田中:あ、本題に戻った。 桜井:小学生のころのプリントがあって、将来の夢って題の作文だったんすよ。 田中:あー、絶対書くやつだよな。ちなみに、なんて書いてあったんだ? 桜井:お姫様かパティシエって書いてあったっす。 田中:すでにぶれてんじゃねぇか。 桜井:ほんと、そうっすよねー。どうせならパティシエのお姫様って書けばいいのに。 田中:過去の自分の書いたやつなんだから結局自分のことだけどな。 桜井:先輩は将来の夢ってどんなんだったんすか? 田中:あー・・まあ、ありきたりな感じだったな。 桜井:ありきたり? 田中:小学生の男子の夢なんて大抵野球選手かサッカー選手になりたいって思うんだよ。 桜井:ずいぶんピンポイントっすね。 田中:ま、時々違うのもあったが、大体はそんな感じだったな。 桜井:そういう先輩はどうだったんすか? 田中:確か・・野球、サッカー、漫画家、小説家の順で夢が変わってたな。 桜井:先輩もぶれっぶれっすね。 田中:しょうがないだろ。夢なんてその時によって変わってくもんだし。 桜井:野球とサッカーがあったっすけど、先輩って運動のほうはどうなんすか? 田中:可能な限り動きたくない。 桜井:いや、そうじゃなくて・・。 田中:体力もそんなに多いってわけじゃないから、どんどんインドアになっていったんだよ。 桜井:なるほど・・ちなみに運動自体はどうなんすか? 田中:まあ、たまにやるくらいなら良いんだけどな、こう、部活でがっつり!って感じはちょっと勘弁したいところだ。 桜井:・・先輩、ちょっといいっすか。 田中:ん?なんだ? 桜井:先輩はたまに運動するくらいで、基本的にはインドア派なんすよね? 田中:そうだな。 桜井:で、先輩って食べるのが好きだったっすよね。 田中:ああ。 桜井:しかも、運動部並みに食べるってこの前言っていた。 田中:確かにそんなことも言ったな。 桜井:・・食べた分のカロリーはどこに行ったんすか? 田中:・・勘の良い後輩は嫌いだよ。 桜井:んな⁉ 田中:冗談だ。そもそも、運動部並みに食べるってのは、時々の話だ。 桜井:ほえ? 田中:確かに、俺は運動部の奴らと同じくらい食べるときもある。だがな?普段運動してない奴がそんなに食べたらどうなる? 桜井:むむむ・・。 田中:答えは、しばらく腹いっぱいの状態だ。 桜井:まあ、そうっすけど・・。 田中:昼にそんなに食べたら、確実に晩はご飯一杯とかパン一個で終わる。 桜井:それでも食べるんすね。 田中:多少は食べたいからな。 桜井:ま、それは分かるんすけど、肝心のカロリーはどこに行ったんすか? 田中:桜井・・どうやらお前に残酷なことを伝えなくてはいけないようだ。 桜井:え?どういうことっすか? 田中:俺はな・・食べても太らないんだ。 桜井:・・先輩は今、世界中の痩せたいと思っている女性を敵に回してしまったっすね。 田中:正確には、体に付きにくいって感じだけどな。 桜井:それでも十分にうらやましいんすけど? 田中:いや、そりゃあ食べてなんもしなかったらさすがに太っていくぞ? 桜井:ん?矛盾してないっすか?さっきは太らないって。 田中:脂肪として付きにくいけど、筋肉としても付きにくいんだよ。 桜井:どっちにしろずるい体質っすね。 田中:あんまり量食べると人より消化が遅いから、間食はなくなる。 桜井:ほうほう。あ、そうだ先輩。話は戻るんすけど、運動はまあこの際置いといて、漫画家とか小説家になりたかったんすか? 田中:だいぶ戻るな・・そうだな、ただまあ、やっぱ大抵の人が一度は思うんじゃないか?漫画とか本が好きな人は特に。 桜井:で、先輩って絵、上手いんすか? 田中:そのあとの小説家で察してほしいもんだな。上手くはない、というか、本気で漫画家を目指せるほどの情熱は無いって感じだな。 桜井:今度見せてくださいよー。 田中:別にいいけど。 桜井:楽しみにしてるっす! 田中:あんまりハードルは上げないでくれると助かる。 桜井:サグラダファミリアくらい上げとくっす。 田中:これ以上なく上がってんじゃねえか、やめてくれ・・そういえば桜井はパティシエって書いてたんだよな?料理はできるのか? 桜井:レシピ見ながらやれば上手くいくっすよ。 田中:クッキーとかは? 桜井:最近のクッキーって手頃な価格とサイズのやつ結構見るっすよね。 田中:できないのか。 桜井:ぐう。 田中:別にぐうの音は出さんくていい。 桜井:じゃあ、ぎゃふん。 田中:それもいらん。 桜井:ま、何事も基礎からやらないと上達はしないっすからね。 田中:そうだな。 桜井:あ、先輩! 田中:どうした? 桜井:今日から発売のクッキーシューとチョコケーキ食べたいんで奢ってください! 田中:直球だな。別にいいけど、代わりに今度の土曜日に買い物に付きあってくれるか? 桜井:いいっすよ!で、何買いに行くんすか? 田中:来月に姉さんの誕生日があるんだ。で、今年の誕生日プレゼントはどんなものを送ればいいか検討もつかないから探すの手伝ってくれ。 桜井:ほほー、お姉さんいたんすね。参考までに、去年は何を渡したんすか? 田中:姉さんが好きなドラマのDVD全巻セット。 桜井:あまり参考にならないっすね。そうだ、先輩のお姉さんていくつなんすか? 田中:ん?二十三歳。 桜井:微妙に離れてるっすね。 田中:なんか、普段使い出来て、もらっても困らないような物を考えているんだけどな。 桜井:ま、何を選ぶかはまた今度見ながら決めればいいっすからね。 田中:おう。 桜井:ちなみに私の誕生日は再来週っす。 田中:了解。そん時は盛大に祝ってやろう。 桜井:楽しみにしてるっすよ? 田中:ああ、楽しみにしててくれ。

桜井:先輩先輩、ちょっといいっすか? 田中:なんだ? 桜井:実はですね、昨日、自分の部屋の片付けをしたんすよ。 田中:ほーん、片付けね。 桜井:・・あ、今私の部屋の想像しましたね? 田中:いや、してないが。 桜井:私の部屋のクローゼットでも想像したんすか? 田中:だからしてないって。で? 桜井:で? 田中:だから、部屋の片付けしたって、それがどうしたんだ? 桜井:あ、そうでした。 田中:なんで話し始めた側が話を忘れるんだよ。 桜井:うっかりっす。それでですね、いろいろと古い教科書とかプリントとかの整理をしたんすよ。 田中:へー、そういうのちゃんと取ってあるんだな。 桜井:当然っすよ。いつなんどき必要になるかわからないっすからね。 田中:それで結局使わずに、後でまとめてゴミに出したりするんだろ? 桜井:良く分かったっすね。はっ!もしやエスパー? 田中:大体の人がそうだろうからな。 桜井:先輩はどうなんすか? 田中:まとめてすらないな。 桜井:先輩・・さすがにごちゃまぜは良くないと思うんすけど。 田中:言うな、薄々感じてはいる。ただなぁ・・数が多いからやる気が出ない。 桜井:普段から整理しないからっすよ。 田中:ぐうの音も出ねぇ・・。 桜井:ぐう。 田中:お前が言うんかい。 桜井:で、整理してたんすけど。 田中:あ、本題に戻った。 桜井:小学生のころのプリントがあって、将来の夢って題の作文だったんすよ。 田中:あー、絶対書くやつだよな。ちなみに、なんて書いてあったんだ? 桜井:お姫様かパティシエって書いてあったっす。 田中:すでにぶれてんじゃねぇか。 桜井:ほんと、そうっすよねー。どうせならパティシエのお姫様って書けばいいのに。 田中:過去の自分の書いたやつなんだから結局自分のことだけどな。 桜井:先輩は将来の夢ってどんなんだったんすか? 田中:あー・・まあ、ありきたりな感じだったな。 桜井:ありきたり? 田中:小学生の男子の夢なんて大抵野球選手かサッカー選手になりたいって思うんだよ。 桜井:ずいぶんピンポイントっすね。 田中:ま、時々違うのもあったが、大体はそんな感じだったな。 桜井:そういう先輩はどうだったんすか? 田中:確か・・野球、サッカー、漫画家、小説家の順で夢が変わってたな。 桜井:先輩もぶれっぶれっすね。 田中:しょうがないだろ。夢なんてその時によって変わってくもんだし。 桜井:野球とサッカーがあったっすけど、先輩って運動のほうはどうなんすか? 田中:可能な限り動きたくない。 桜井:いや、そうじゃなくて・・。 田中:体力もそんなに多いってわけじゃないから、どんどんインドアになっていったんだよ。 桜井:なるほど・・ちなみに運動自体はどうなんすか? 田中:まあ、たまにやるくらいなら良いんだけどな、こう、部活でがっつり!って感じはちょっと勘弁したいところだ。 桜井:・・先輩、ちょっといいっすか。 田中:ん?なんだ? 桜井:先輩はたまに運動するくらいで、基本的にはインドア派なんすよね? 田中:そうだな。 桜井:で、先輩って食べるのが好きだったっすよね。 田中:ああ。 桜井:しかも、運動部並みに食べるってこの前言っていた。 田中:確かにそんなことも言ったな。 桜井:・・食べた分のカロリーはどこに行ったんすか? 田中:・・勘の良い後輩は嫌いだよ。 桜井:んな⁉ 田中:冗談だ。そもそも、運動部並みに食べるってのは、時々の話だ。 桜井:ほえ? 田中:確かに、俺は運動部の奴らと同じくらい食べるときもある。だがな?普段運動してない奴がそんなに食べたらどうなる? 桜井:むむむ・・。 田中:答えは、しばらく腹いっぱいの状態だ。 桜井:まあ、そうっすけど・・。 田中:昼にそんなに食べたら、確実に晩はご飯一杯とかパン一個で終わる。 桜井:それでも食べるんすね。 田中:多少は食べたいからな。 桜井:ま、それは分かるんすけど、肝心のカロリーはどこに行ったんすか? 田中:桜井・・どうやらお前に残酷なことを伝えなくてはいけないようだ。 桜井:え?どういうことっすか? 田中:俺はな・・食べても太らないんだ。 桜井:・・先輩は今、世界中の痩せたいと思っている女性を敵に回してしまったっすね。 田中:正確には、体に付きにくいって感じだけどな。 桜井:それでも十分にうらやましいんすけど? 田中:いや、そりゃあ食べてなんもしなかったらさすがに太っていくぞ? 桜井:ん?矛盾してないっすか?さっきは太らないって。 田中:脂肪として付きにくいけど、筋肉としても付きにくいんだよ。 桜井:どっちにしろずるい体質っすね。 田中:あんまり量食べると人より消化が遅いから、間食はなくなる。 桜井:ほうほう。あ、そうだ先輩。話は戻るんすけど、運動はまあこの際置いといて、漫画家とか小説家になりたかったんすか? 田中:だいぶ戻るな・・そうだな、ただまあ、やっぱ大抵の人が一度は思うんじゃないか?漫画とか本が好きな人は特に。 桜井:で、先輩って絵、上手いんすか? 田中:そのあとの小説家で察してほしいもんだな。上手くはない、というか、本気で漫画家を目指せるほどの情熱は無いって感じだな。 桜井:今度見せてくださいよー。 田中:別にいいけど。 桜井:楽しみにしてるっす! 田中:あんまりハードルは上げないでくれると助かる。 桜井:サグラダファミリアくらい上げとくっす。 田中:これ以上なく上がってんじゃねえか、やめてくれ・・そういえば桜井はパティシエって書いてたんだよな?料理はできるのか? 桜井:レシピ見ながらやれば上手くいくっすよ。 田中:クッキーとかは? 桜井:最近のクッキーって手頃な価格とサイズのやつ結構見るっすよね。 田中:できないのか。 桜井:ぐう。 田中:別にぐうの音は出さんくていい。 桜井:じゃあ、ぎゃふん。 田中:それもいらん。 桜井:ま、何事も基礎からやらないと上達はしないっすからね。 田中:そうだな。 桜井:あ、先輩! 田中:どうした? 桜井:今日から発売のクッキーシューとチョコケーキ食べたいんで奢ってください! 田中:直球だな。別にいいけど、代わりに今度の土曜日に買い物に付きあってくれるか? 桜井:いいっすよ!で、何買いに行くんすか? 田中:来月に姉さんの誕生日があるんだ。で、今年の誕生日プレゼントはどんなものを送ればいいか検討もつかないから探すの手伝ってくれ。 桜井:ほほー、お姉さんいたんすね。参考までに、去年は何を渡したんすか? 田中:姉さんが好きなドラマのDVD全巻セット。 桜井:あまり参考にならないっすね。そうだ、先輩のお姉さんていくつなんすか? 田中:ん?二十三歳。 桜井:微妙に離れてるっすね。 田中:なんか、普段使い出来て、もらっても困らないような物を考えているんだけどな。 桜井:ま、何を選ぶかはまた今度見ながら決めればいいっすからね。 田中:おう。 桜井:ちなみに私の誕生日は再来週っす。 田中:了解。そん時は盛大に祝ってやろう。 桜井:楽しみにしてるっすよ? 田中:ああ、楽しみにしててくれ。