台本概要

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タイトル 星を追った日
作者名 よぉげるとサマー  (@gerutohoukai)
ジャンル ファンタジー
演者人数 3人用台本(女2、不問1) ※兼役あり
時間 10 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 救難ラジオ「ハッピーラッキー」の前日談的なショート。

3人台本ですが、キラキは兼ね役にした方がいいくらいのセリフ量です。
お好きに性別は変更してください。
劇の音声が残るようにしてくれる場合は、ご共有下されば幸いです。是非、聴きたいです。
あと、感想もくれると喜びます。

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
リリナ 64 辺境惑星調査任務帰り。中継母艦ルーメンへ帰艦中。
ルクス 不問 57 中継母艦ルーメンの艦長。まあ、でも中継母艦ルーメンはルクス1人で操船できる中型艦である。リリナの上司。
キラキ 3 ハッピーラッキー号にて遭難中。今回は台詞が少ないので兼ね役推奨。まあ、全体時間が短いから、何でも良いですけれど。
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
リリナ:……こちら、1-8(イチハチ)号機。惑星地質サンプル、および調査ドローンの記録回収に成功。中継母艦へ帰艦します。 ルクス:……こちら、中継母艦ルーメン。了解した。デブリに気を付けて帰って来ーい。 リリナ:なに? デブリ群でも流れて来てるの? ルクス:いんや、別に。 リリナ:……ルクスが過保護なだけってことね。 ルクス:いや、過保護って程じゃないだろっ。普通に、テンプレの文言だって。 リリナ:はいはい、気を付けて帰るねーお母さーん。 ルクス:おーい、誰がお母さんだっつの! リリナ:ほい、通信終了。 ルクス:あっ、てめっ! リリナ:ふー……距離はあったけど、大したこと無かったなぁ。……ん、通信? いや……はぁ……なに? ルクス:なに、じゃねぇ。勝手に切りやがって、この野郎。 リリナ:別に良いじゃん……もう、用事は無いでしょー。 ルクス:無いっ。けど、暇なんすよ。 リリナ:おーい。これ、仕事用の回線ですけどー? ルクス:大丈夫だって。バレないバレない。 リリナ:えー、巻き込まないでよ。怒られたらどうすんの。 ルクス:うーん、じゃあ……中継母艦ルーメンより、通信試験を求める。十分な試験データが得られるまで通信を維持されたしっ。 リリナ:はい、職権濫用。 ルクス:職権を行使してるだけだ。 リリナ:はぁ……りょーかい。1-8(イチハチ)号機、通信試験を開始します。 ルクス:よろしい。 リリナ:なんで仕事終わりに、暇人の相手しないといけないんだか。 ルクス:おいっ、上司だぞっ。 リリナ:こんなのが上司なのかぁ。 ルクス:職権を行使して、お前の今期評価を下げます。 リリナ:クソボケー、とっても聡明で良い上司ー、いぇーい! ルクス:おぉいっ! 頭にクソボケーってつけて、誤魔化せる訳無いだろがっ! リリナ:いや、クソボケーってのは、私の地元では、超カッコいいって意味なんで。 ルクス:だとしても、共通語じゃ、クソボケーって意味なんだよっ。 リリナ:へー。勉強になるー。 ルクス:はははー、マジで減給してやりてー。 リリナ:言って無かったけど、この通信は記録されています。 ルクス:……と、ここまでは冗談だってのは、お分かりですよねー? リリナ:あははー、それは第三者が決めます。 ルクス:……ごめんね。 リリナ:いや、謝らないでよ。大丈夫、冗談ですよ、一部。 ルクス:全部っ、全部だから! リリナ:……まあね。 ルクス:くっ……ずっと不利だっ。 リリナ:……で、なんか話題とかあるの? ルクス:あ、あぁ、話題……えーと、どんくらいで着く? リリナ:なにそれ。 ルクス:いや、いったんね。 リリナ:えーと……3日と11時間ちょい。いまは、ナビに3日と11時間20分って出てる。 ルクス:あれ、思ったより早いな。5日くらいだと思ってたわ。 リリナ:スムーズに行けばこんくらいなんじゃない? ルクス:なーんか……ステーションジャンクションの渋滞みたいな話だな。 リリナ:単に障害物を避けないといけないかどうかでしょ。 ルクス:そうなんだけど……まあ、でも、スムーズに戻れそうで良かったじゃん。、 リリナ:そうだねぇ……ん? ルクス:お? どした? 到着時間が2倍にでもなったか? リリナ:いや、そんな極端なこと起きないって……ちょっと、信号をキャッチしたみたい。 ルクス:信号か……タイプは? リリナ:……救難。 ルクス:うげぇ……めんどいの拾ったな。 リリナ:……これも記録されるんだよね? ルクス:はぁい、当社のドライブレコーダーは、キャッチした信号ログも記録され、自由に参照出来ますぅー。 リリナ:営業口調やめい……あーあ、ちょっと音声信号だから、聴いてくる。いったん保留しまーす。 ルクス:へーい。 リリナ:……あんまり、面倒な内容じゃなきゃいいなぁ。 キラキ:……メーデー、メーデーッ! えっと、誰か、聞こえますか!? 何かが船に衝突して、計器とかエンジンが……あぁ……どうしよう……火災はして無いですけど、あのっ……えぇと……ダメだ、落ち着いて……落ち着かなきゃ……何を伝えないといけないのか……考えて……っ! リリナ:あぁ……まっずいの拾ったー……。 キラキ:とにかく、エンジンが動かないっ、あとっ、スラスターとか……あぁ、コクピットの画面表記が、少し壊れたみたい……同期が取れない……嘘でしょ……。 リリナ:可哀想に、テンパってる……そりゃそうだよなぁ。でー、えっと、これの発信時間ログは……うわ、バグってる。 キラキ:すぅーっ、はぁーっ……しっかり、しないと……メーデーメーデー、こちら、ハッピーラッキー号。ただ今、遭難中。エンジン故障により、推進力を、失っております。至急、救助願います……助けて下さいっ! リリナ:ハッピーラッキー……ふふっ、アンラッキーじゃんか。……あー、もしもし? ルクス:あーい。どうだったー? リリナ:いやぁ……やばそう。 ルクス:うわぁー、どんまい。 リリナ:うるさい。 ルクス:で、どうする? 見に行くんか? それとも一回帰って来るか? リリナ:んー……あれ、救助隊への連絡ってさぁ……。 ルクス:中継母艦の停泊地から、少なくとも3〜5日くらい進まないと、銀河系の主要回線にはアクセス出来ないな。 リリナ:だよねぇ……これは個人回線だもんなぁ。 ルクス:しゃーない、こんな辺境に駆り出されてんだから。 リリナ:……何しに来て遭難してんだろ、ハッピーラッキー号は。 ルクス:あ? ハッピーラッキー? リリナ:あー、救難信号出してる船の名前。エンジン故障で、動かないんだって。 ルクス:……いや、アンラッキーじゃん。 リリナ:ふふっ……それは思った。 ルクス:ははっ……で、相互通信は出来たんか? リリナ:いや、音声ログをキャッチ出来ただけ。 ルクス:電気系統やばいのかな。ログのタイムスタンプは? リリナ:バグってて不明。 ルクス:うぇー、それじゃあ大昔のかもしんねーじゃん。 リリナ:音声的には、最近のっぽいけど……数年前とかは、あり得そうかもね。 ルクス:じゃあ、信号キャッチした座標だけ記録しといて、後日救助隊に報告するでいいんじゃね? それくらいで救難信号への対応義務は、果たせるだろ。 リリナ:……まあ、ね。 ルクス:……リリナ、お前、チラ見しに行こうとしてんな? リリナ:ぎ、く、う。 ルクス:何だその反応……。やめとけって、無駄足になるだけだぞ。 リリナ:……まあねぇ。 キラキM:メーデー、メーデーッ! えっと、誰か、聞こえますか!? 何かが船に衝突して、計器とかエンジンが……あぁ……どうしようっ。 リリナ:うん……どうしようかなぁ。 ルクス:なんで迷ってるんだ……いや、もしお前まで、なんかトラブルで動けなくなったらどうすんだよ? リリナ:……あれじゃん、ルクスがさ、今から救助隊へ通信しに行ってくれれば良く無い? ルクス:はぁ? お前が帰ってくる距離長くなるじゃん。燃料が保た無いだろ。 リリナ:いやぁ、そっちが戻ってきてくれれば良いじゃん。 ルクス:はぁー? 救難隊に連絡した後にぃ? リリナ:そう。 ルクス:嫌だよ、面倒くさい。 リリナ:なるほど、私を見殺しにすると。 ルクス:うぉーいっ、お前がハッピーラッキー探しに行くのは決定なんかーい! リリナ:いや……まぁ。 キラキM:えぇと……ダメだ、落ち着いて……落ち着かなきゃ……何を伝えないといけないのか……考えて……っ! リリナ:……放っておけないじゃん。 ルクス:はぁー? リリナ:いや、可哀想なんだよっ、聴けば分かんのっ! ルクス:……そーかい。はぁ……お前の今の座標と、音声ログの送れる情報だけ、送ってくれ。 リリナ:わー、ルクスかっこいー。 ルクス:いや、心の底から思えよ? あと、お前も出来るだけ、こっちに通信飛ばしとけよ。もし追えなくなったら困るから。 リリナ:うん、分かってる。 ルクス:……お前、あんまり深追いすんなよ? ミイラ取りがミイラになるなんてこと……宇宙じゃデブリの数ほどあるんだから。 リリナ:……知ってるよ。大丈夫。馬鹿なことはしないって。 ルクス:……どうだか。 リリナ:いやいや、信用無いなぁ。 ルクス:こんなことしようとしてる時点で、んなもん無いわ。 リリナ:ふふっ、確かに。 ルクス:……なるべく早く戻って来るからな。お前も深宇宙まで行かないようにな。 リリナ:そんなとこ行かんわ……ありがとうね。 ルクス:はぁ……じゃあ、ハッピーでラッキーなことを祈るよ。 リリナ:いやぁ、ありがたいけど……それが今、遭難中なんだよなぁ。 ルクス:ははっ、じゃあな。通信終了。 リリナ:はーい。……さて、と。 キラキM:……助けて下さいっ! リリナ:……星を探しに、行きますか。 0:救難ラジオ『ハッピーラッキー』へ、つづく

リリナ:……こちら、1-8(イチハチ)号機。惑星地質サンプル、および調査ドローンの記録回収に成功。中継母艦へ帰艦します。 ルクス:……こちら、中継母艦ルーメン。了解した。デブリに気を付けて帰って来ーい。 リリナ:なに? デブリ群でも流れて来てるの? ルクス:いんや、別に。 リリナ:……ルクスが過保護なだけってことね。 ルクス:いや、過保護って程じゃないだろっ。普通に、テンプレの文言だって。 リリナ:はいはい、気を付けて帰るねーお母さーん。 ルクス:おーい、誰がお母さんだっつの! リリナ:ほい、通信終了。 ルクス:あっ、てめっ! リリナ:ふー……距離はあったけど、大したこと無かったなぁ。……ん、通信? いや……はぁ……なに? ルクス:なに、じゃねぇ。勝手に切りやがって、この野郎。 リリナ:別に良いじゃん……もう、用事は無いでしょー。 ルクス:無いっ。けど、暇なんすよ。 リリナ:おーい。これ、仕事用の回線ですけどー? ルクス:大丈夫だって。バレないバレない。 リリナ:えー、巻き込まないでよ。怒られたらどうすんの。 ルクス:うーん、じゃあ……中継母艦ルーメンより、通信試験を求める。十分な試験データが得られるまで通信を維持されたしっ。 リリナ:はい、職権濫用。 ルクス:職権を行使してるだけだ。 リリナ:はぁ……りょーかい。1-8(イチハチ)号機、通信試験を開始します。 ルクス:よろしい。 リリナ:なんで仕事終わりに、暇人の相手しないといけないんだか。 ルクス:おいっ、上司だぞっ。 リリナ:こんなのが上司なのかぁ。 ルクス:職権を行使して、お前の今期評価を下げます。 リリナ:クソボケー、とっても聡明で良い上司ー、いぇーい! ルクス:おぉいっ! 頭にクソボケーってつけて、誤魔化せる訳無いだろがっ! リリナ:いや、クソボケーってのは、私の地元では、超カッコいいって意味なんで。 ルクス:だとしても、共通語じゃ、クソボケーって意味なんだよっ。 リリナ:へー。勉強になるー。 ルクス:はははー、マジで減給してやりてー。 リリナ:言って無かったけど、この通信は記録されています。 ルクス:……と、ここまでは冗談だってのは、お分かりですよねー? リリナ:あははー、それは第三者が決めます。 ルクス:……ごめんね。 リリナ:いや、謝らないでよ。大丈夫、冗談ですよ、一部。 ルクス:全部っ、全部だから! リリナ:……まあね。 ルクス:くっ……ずっと不利だっ。 リリナ:……で、なんか話題とかあるの? ルクス:あ、あぁ、話題……えーと、どんくらいで着く? リリナ:なにそれ。 ルクス:いや、いったんね。 リリナ:えーと……3日と11時間ちょい。いまは、ナビに3日と11時間20分って出てる。 ルクス:あれ、思ったより早いな。5日くらいだと思ってたわ。 リリナ:スムーズに行けばこんくらいなんじゃない? ルクス:なーんか……ステーションジャンクションの渋滞みたいな話だな。 リリナ:単に障害物を避けないといけないかどうかでしょ。 ルクス:そうなんだけど……まあ、でも、スムーズに戻れそうで良かったじゃん。、 リリナ:そうだねぇ……ん? ルクス:お? どした? 到着時間が2倍にでもなったか? リリナ:いや、そんな極端なこと起きないって……ちょっと、信号をキャッチしたみたい。 ルクス:信号か……タイプは? リリナ:……救難。 ルクス:うげぇ……めんどいの拾ったな。 リリナ:……これも記録されるんだよね? ルクス:はぁい、当社のドライブレコーダーは、キャッチした信号ログも記録され、自由に参照出来ますぅー。 リリナ:営業口調やめい……あーあ、ちょっと音声信号だから、聴いてくる。いったん保留しまーす。 ルクス:へーい。 リリナ:……あんまり、面倒な内容じゃなきゃいいなぁ。 キラキ:……メーデー、メーデーッ! えっと、誰か、聞こえますか!? 何かが船に衝突して、計器とかエンジンが……あぁ……どうしよう……火災はして無いですけど、あのっ……えぇと……ダメだ、落ち着いて……落ち着かなきゃ……何を伝えないといけないのか……考えて……っ! リリナ:あぁ……まっずいの拾ったー……。 キラキ:とにかく、エンジンが動かないっ、あとっ、スラスターとか……あぁ、コクピットの画面表記が、少し壊れたみたい……同期が取れない……嘘でしょ……。 リリナ:可哀想に、テンパってる……そりゃそうだよなぁ。でー、えっと、これの発信時間ログは……うわ、バグってる。 キラキ:すぅーっ、はぁーっ……しっかり、しないと……メーデーメーデー、こちら、ハッピーラッキー号。ただ今、遭難中。エンジン故障により、推進力を、失っております。至急、救助願います……助けて下さいっ! リリナ:ハッピーラッキー……ふふっ、アンラッキーじゃんか。……あー、もしもし? ルクス:あーい。どうだったー? リリナ:いやぁ……やばそう。 ルクス:うわぁー、どんまい。 リリナ:うるさい。 ルクス:で、どうする? 見に行くんか? それとも一回帰って来るか? リリナ:んー……あれ、救助隊への連絡ってさぁ……。 ルクス:中継母艦の停泊地から、少なくとも3〜5日くらい進まないと、銀河系の主要回線にはアクセス出来ないな。 リリナ:だよねぇ……これは個人回線だもんなぁ。 ルクス:しゃーない、こんな辺境に駆り出されてんだから。 リリナ:……何しに来て遭難してんだろ、ハッピーラッキー号は。 ルクス:あ? ハッピーラッキー? リリナ:あー、救難信号出してる船の名前。エンジン故障で、動かないんだって。 ルクス:……いや、アンラッキーじゃん。 リリナ:ふふっ……それは思った。 ルクス:ははっ……で、相互通信は出来たんか? リリナ:いや、音声ログをキャッチ出来ただけ。 ルクス:電気系統やばいのかな。ログのタイムスタンプは? リリナ:バグってて不明。 ルクス:うぇー、それじゃあ大昔のかもしんねーじゃん。 リリナ:音声的には、最近のっぽいけど……数年前とかは、あり得そうかもね。 ルクス:じゃあ、信号キャッチした座標だけ記録しといて、後日救助隊に報告するでいいんじゃね? それくらいで救難信号への対応義務は、果たせるだろ。 リリナ:……まあ、ね。 ルクス:……リリナ、お前、チラ見しに行こうとしてんな? リリナ:ぎ、く、う。 ルクス:何だその反応……。やめとけって、無駄足になるだけだぞ。 リリナ:……まあねぇ。 キラキM:メーデー、メーデーッ! えっと、誰か、聞こえますか!? 何かが船に衝突して、計器とかエンジンが……あぁ……どうしようっ。 リリナ:うん……どうしようかなぁ。 ルクス:なんで迷ってるんだ……いや、もしお前まで、なんかトラブルで動けなくなったらどうすんだよ? リリナ:……あれじゃん、ルクスがさ、今から救助隊へ通信しに行ってくれれば良く無い? ルクス:はぁ? お前が帰ってくる距離長くなるじゃん。燃料が保た無いだろ。 リリナ:いやぁ、そっちが戻ってきてくれれば良いじゃん。 ルクス:はぁー? 救難隊に連絡した後にぃ? リリナ:そう。 ルクス:嫌だよ、面倒くさい。 リリナ:なるほど、私を見殺しにすると。 ルクス:うぉーいっ、お前がハッピーラッキー探しに行くのは決定なんかーい! リリナ:いや……まぁ。 キラキM:えぇと……ダメだ、落ち着いて……落ち着かなきゃ……何を伝えないといけないのか……考えて……っ! リリナ:……放っておけないじゃん。 ルクス:はぁー? リリナ:いや、可哀想なんだよっ、聴けば分かんのっ! ルクス:……そーかい。はぁ……お前の今の座標と、音声ログの送れる情報だけ、送ってくれ。 リリナ:わー、ルクスかっこいー。 ルクス:いや、心の底から思えよ? あと、お前も出来るだけ、こっちに通信飛ばしとけよ。もし追えなくなったら困るから。 リリナ:うん、分かってる。 ルクス:……お前、あんまり深追いすんなよ? ミイラ取りがミイラになるなんてこと……宇宙じゃデブリの数ほどあるんだから。 リリナ:……知ってるよ。大丈夫。馬鹿なことはしないって。 ルクス:……どうだか。 リリナ:いやいや、信用無いなぁ。 ルクス:こんなことしようとしてる時点で、んなもん無いわ。 リリナ:ふふっ、確かに。 ルクス:……なるべく早く戻って来るからな。お前も深宇宙まで行かないようにな。 リリナ:そんなとこ行かんわ……ありがとうね。 ルクス:はぁ……じゃあ、ハッピーでラッキーなことを祈るよ。 リリナ:いやぁ、ありがたいけど……それが今、遭難中なんだよなぁ。 ルクス:ははっ、じゃあな。通信終了。 リリナ:はーい。……さて、と。 キラキM:……助けて下さいっ! リリナ:……星を探しに、行きますか。 0:救難ラジオ『ハッピーラッキー』へ、つづく