台本概要

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タイトル 僕たちの夢
作者名 雪見印
ジャンル その他
演者人数 1人用台本(不問1)
時間 10 分
台本使用規定 商用、非商用問わず連絡不要
説明 夢を見る人の話。
落ち込んでいる時に読むのはおすすめしません。

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
名無し 不問 - 最近寝付きが悪いらしい
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
:夢を見る。いつも恐ろしい夢だ。 :砂塵舞う荒野。倒壊した建物。鳴り止まない轟音。 :硝煙の匂いが辺りに立ちこめる。 :銃弾の間を縫うように駆け抜けていく。 :自分の目の前やすぐ後ろで爆発が起きる。 :いつもそこで目が覚めるのだ。 :夢を見る。とても現実離れした夢だ。 :机に座って教科書を広げていた。 :窓を眺めると透き通った青空が広がっていた。 :空には戦闘機ではなく鳥が心地よさそうに飛んでいた。 :ぼーっとしていたら教師に当てられて慌てた。 :そこで目が覚め、絶望した。 :夢を見た。 :いつもと変わらぬ戦場。自分の手には銃が握られていた。 :何かを撃っている時だった。 :隣にいた兵士が倒れていた。 :鉄のような生臭いようなそんな匂いがした。 :昨夜、不味い缶詰を分け合っていたと言うのに。 :あれ...コレは自分の記憶ではない。 :気がついたら朝だった。 :気がついたら眠っていた。否、気絶したのか? :沈む夕日、談笑する友人、帰りに買った駄菓子。 :こんな贅沢な時間は久しぶりだった。 :隣にいる友人が微笑む。 :ふわりと制汗剤の香りが鼻をかすめた。 :この夢がずっと続けばいいのに。 :どこからか夕飯の匂いがする。 :幸せな時間が過ぎていった。 :見知らぬ天井が見えた。 :辺り一面からうめき声が聞こえた。 :消毒液と血の匂い、とても心地よい物ではなかった。 :手を動かそうとしたが動かせない。 :顔を動かそうとしても動かない。 :視界も何故か半分見えなかった。 :自分の体がどうなっているのか分からなかった。 :見晴らしの良い丘の上。 :聞こえる風の音がとても心地よかった。 :子どもの笑い声と時報の音。 :昼下がりの暖かな日差しが暖かかった。 :何故だろう。見知らぬ景色だったがとても懐かしかった。 :銃声も悲鳴も聞こえない穏やかな日々 :今やただの思い出になってしまった。 :あぁ...今日はすごくつかれた。 :すこしやすもう。 :いつの間にか恐ろしい夢は見なくなった。 :昨日干したからか、布団からお日様の匂いがする。 :いつもかいていた冷や汗はなかった。 :どうしてあんな夢を見ていたのだろう。 :いつものように朝食の支度を始めた。

:夢を見る。いつも恐ろしい夢だ。 :砂塵舞う荒野。倒壊した建物。鳴り止まない轟音。 :硝煙の匂いが辺りに立ちこめる。 :銃弾の間を縫うように駆け抜けていく。 :自分の目の前やすぐ後ろで爆発が起きる。 :いつもそこで目が覚めるのだ。 :夢を見る。とても現実離れした夢だ。 :机に座って教科書を広げていた。 :窓を眺めると透き通った青空が広がっていた。 :空には戦闘機ではなく鳥が心地よさそうに飛んでいた。 :ぼーっとしていたら教師に当てられて慌てた。 :そこで目が覚め、絶望した。 :夢を見た。 :いつもと変わらぬ戦場。自分の手には銃が握られていた。 :何かを撃っている時だった。 :隣にいた兵士が倒れていた。 :鉄のような生臭いようなそんな匂いがした。 :昨夜、不味い缶詰を分け合っていたと言うのに。 :あれ...コレは自分の記憶ではない。 :気がついたら朝だった。 :気がついたら眠っていた。否、気絶したのか? :沈む夕日、談笑する友人、帰りに買った駄菓子。 :こんな贅沢な時間は久しぶりだった。 :隣にいる友人が微笑む。 :ふわりと制汗剤の香りが鼻をかすめた。 :この夢がずっと続けばいいのに。 :どこからか夕飯の匂いがする。 :幸せな時間が過ぎていった。 :見知らぬ天井が見えた。 :辺り一面からうめき声が聞こえた。 :消毒液と血の匂い、とても心地よい物ではなかった。 :手を動かそうとしたが動かせない。 :顔を動かそうとしても動かない。 :視界も何故か半分見えなかった。 :自分の体がどうなっているのか分からなかった。 :見晴らしの良い丘の上。 :聞こえる風の音がとても心地よかった。 :子どもの笑い声と時報の音。 :昼下がりの暖かな日差しが暖かかった。 :何故だろう。見知らぬ景色だったがとても懐かしかった。 :銃声も悲鳴も聞こえない穏やかな日々 :今やただの思い出になってしまった。 :あぁ...今日はすごくつかれた。 :すこしやすもう。 :いつの間にか恐ろしい夢は見なくなった。 :昨日干したからか、布団からお日様の匂いがする。 :いつもかいていた冷や汗はなかった。 :どうしてあんな夢を見ていたのだろう。 :いつものように朝食の支度を始めた。