台本概要

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タイトル カオスな居酒屋
作者名 ドランゴ  (@ D_rango22)
ジャンル コメディ
演者人数 3人用台本(男2、不問1)
時間 10 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 ここは一際変わった居酒屋、会社終わりの金曜日でネットのクチコミでも人気な居酒屋に足を運ぶ2人

※配信で使う際には報告等必要ありません。
台本使用際にはTwitterのDM等で報告されますと励みになります。

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
寛文 99 寛文(ひろふみ):会社の先輩、顔が濃ゆい。ツッコミ役
直樹 61 直樹(なおき):会社の後輩、色白イケメン。ボケ役
店員 不問 68 顔でメニューを決める店員、ボケ役
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

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寛文:ここが最近出来たって言われる居酒屋か。 直樹:ですね!どうやら客によって注文出来る品が変わるらしいですよ!! 寛文:それどこ情報? 直樹:wahoo(わふー)知恵袋ですけど。 寛文:ネットの情報なんて宛にならん。 直樹:寛文さんは昭和すぎるんですよ…今は令和ですよ?ネットの情報鵜呑みにとは言いませんけど… 寛文:やかましい、ほら入るぞ。 店員:いらっしゃっせ!何名様でございやしょう! 寛文:2名です。 店員:ふむふむ… 0:店員が2人の顔をまじまじと見ている。 寛文:あの…何か顔に着いてましたか? 店員:あーいえいえ!お気になさらず、お席ご案内しますね! 0:席に案内され座る2人。 寛文:とりあえず俺はビールを頼もうと思うがお前はどうする? 直樹:そうですねぇ…僕はレモンサワーにします! 寛文:すいませーん。 店員:はいはい!ご注文お決まりでしたかい? 寛文:とりあえず生ビールとレモンサワー1つずつお願いします。 店員:生ビールはどちらのお客様でしょうか? 寛文:私だが。 店員:レモンサワーはこちらの方でよろしかったですか? 直樹:はい!大丈夫です! 店員:はい!ご注文繰り返しますね!生ビールとレモンサワー1杯ずつでよろしかったでしょうか? 寛文:はい、大丈夫です。 店員:はい!ありがとうございやす!!生とレモンサワー1つずつお願いしやす!! 0:店員ホールに戻る。 直樹:なんか案外普通に注文通りますね。 寛文:やっぱりネットの情報は宛にならんな。 直樹:とりあえずメニュー見ましょう!メニュー! 寛文:そうだな、ええとなになに… 0:ここからは店員の方は出来るだけウザく読んでください。 店員:ここのお店は貴方達の「顔」でメニューが決まります故、しっかりお自分のお顔に適したメニューをお選びくださ〜い。もしお顔に合ってないメニューでしたらこちらとしてもお顔に合った態度を取らせて頂きますので理解の方をしていただきますとありがたき幸せ。 寛文:なんだこれ… 直樹:やっぱりこれ顔で決まるって事ですかね? 寛文:とりあえず俺は鶏皮を食べたいところだな。 直樹:あ、僕も鶏皮お願いします!!! 寛文:すいませーん 店員:はい!ご注文の方お決まりになりましたか? 寛文:えーと鶏皮を6本お願いしていいですか? 店員:味の方がタレと塩とございますがいかがしますか? 寛文:お前どっちがいい? 直樹:僕はタレですかね〜 寛文:俺は塩にするか。 店員:えーと…失礼ですがお名前の方を伺ってもよろしいですか…? 寛文:私は寛文ですが。 直樹:僕は直樹です! 店員:寛文様と直樹様ですね…えーとタレの方(かた)が? 直樹:はい! 店員:塩の方が? 寛文:はい。 店員:失礼ですが寛文様、貴方は顔が濃ゆいのでタレの方しか受け付けれません。 寛文:はい? 店員:あ、直樹様はタレでも可能でございますよ!なんせ「お顔が」よろしいのでね… 直樹:へへ、そうですかー? 店員:えぇ、色白でイケメンとはこちらとしても接客するのは心地がいいですよ…! 寛文:えーとすいません。 店員:はい? 寛文:私が塩がダメならタレの場合は? 店員:寛文様はタレでしたらOKでございやす。 寛文:じゃあ、タレを6本で。 直樹:え!僕塩食べたいんで3本ずつにしましょうよ!! 寛文:なら塩とタレを3本ずつでお願いします。 店員:はい!ありがとうございやす!皮のタレと塩三本ずつ入りやした〜! 寛文:…… 直樹:…寛文さん? 寛文:なんだこの店は失礼極まりないじゃないか!! 直樹:いやーまぁこの店のコンセプトは入る前に言ったじゃないですか! 寛文:しかしなぁ… 直樹:まぁでも寛文さん顔が濃ゆいというより彫りが深いって言う方が近い気がしますけどね僕。 寛文:別に彫りが深いわけじゃなかろうに。 直樹:どうなんですかねぇ? 寛文:まぁ向こうが言うなら顔が濃ゆいということは濃ゆい物は食えるってことだろう。 直樹:僕の場合はどうなるんですかね? 寛文:話を聞いた感じだとなんでもいけるんじゃないか? 直樹:え!マジすか!!それはありがたい限りですねぇ! 店員:失礼しやす!生とレモンサワーになりやす!! 直樹:ありがとうございます!! 店員:ほんじゃ、ワシは失礼するで!ほならな! 0:店員ホールに戻る。 寛文:んじゃ今週も仕事お疲れ、乾杯。 直樹:乾杯でーす!! 寛文:……はぁ、美味いな。仕事終わりの生は。 直樹:いやーお酒が染みますね〜 店員:失礼しやす!鶏皮のタレと塩三本ずつですね〜! 寛文:あ、すみません注文いいですか? 店員:はいはい!何に致しやしょう! 寛文:ねぎまとぼんじりを2本ずつお願いしたいです。お前はどうする? 直樹:えーとそうですね…僕もぼんじりと…あ!もも2本ずつ!お願いしてもいいですか?! 店員:はいはい、ちょいとお待ちくだせぇ…っと、寛文様がぼんじりとねぎまと…ちなみにタレと塩ありますけど、どうなさいまっか? 寛文:ん?タレだけじゃないのか? 店員:あ、ぼんじりは塩でもいけまっせ。 寛文:なんだ、よく分からんな。じゃあぼんじりは塩で頼む。 店員:あいざいます、直樹様の方はタレと塩どうなさいまっか? 直樹:僕は2つとも塩でお願いします!! 店員:あいよー!ねぎまはタレ2本!ももは塩2本!ぼんじり4本塩入りやした〜あざま〜す!! 0:ホールに戻りながら注文の内容を伝える店員 寛文:なんか段々雑になってないかあの店員。 直樹:まぁ居酒屋らしくて僕は好きですけどね! 店員:やっぱそうですー? 寛文:うわ、びっくりした。 直樹:僕は好きですよーそういう掛け声?的なの 店員:やはりイケメンは言うことが違うでんなー! 寛文:おいちょっと待て私はどうなるんだ。 店員:昔はイケメンの人だったんだろうなと思ってます。「昔」は 寛文:そこを強調するな、今年でもう50行くんだよ。 店員:あら意外に大人っぽいんですね。 寛文:何歳に見えてたんですか? 店員:35後半くらいかなと。 寛文:なんかまぁありがたいよ…うん。 直樹:寛文さん童顔ですもんね、僕は全然20代前半ですしね〜 店員:はえ〜顔がお若いおふたりはいいですなー 寛文:話してるのはいいけど焼き鳥持ってきて貰うことは出来る? 店員:あ〜すいやせんすいやせん、ただ今お持ち致すでな。 0:店員厨房の方に行く。 直樹:めちゃくちゃフレンドリーな店員さんですね! 寛文:俺に対しては失礼飛ばしまくりだけどな。 直樹:でも寛文さんに対してあの接し方は中々出来ないですよ? 寛文:どういう意味だ? 直樹:会社の人、寛文さん怖いって言ってますもん。 寛文:え?そうなの? 直樹:そうですよ〜?同僚の美香とかも寛文さん近寄り難いオーラあるよね〜…って言ってましたよ。 寛文:そうなのか…これが普通なんだがな… 直樹:不器用ですけど優しいのは僕は知ってますよ? 寛文:そうかい… 店員:へいただいま!ねぎま!もも!ぼんじり!お持ち致しやした!!熱いうちに頂けよ!てやんでぃ! 寛文:急な江戸っ子になったな。 店員:てやんでぃ!べらぼうめぃ!んじゃあな! 直樹:面白い店員さんですねー! 寛文:お前の感性はどうなってるんだ… 0:ある程度飲み食いした後。 寛文:いやー食ったし飲んだな。 直樹:ですね〜そういえばここタバコ吸えるんですかね。 寛文:分からん、聞いてみろ。 直樹:出会え出会え!お客様である僕が御用改(ごようあらため)でござるぞ! 店員:なんでぇい!申し出か! 寛文:えぇ…何この江戸っ子ノリ… 直樹:タバコ吸えますか? 店員:はい、可能ですよ。灰皿お持ちしましょうか? 直樹:ありがとうございます!!寛文さんも灰皿要ります? 寛文:え?あぁ頼む。 店員:OKでござんす、灰皿2つお持ち致しやしょう。(イケボ) 0:店員後ろ向きでホールに戻る 寛文:なんか変な店だな本当に。 直樹:僕は結構ノリノリで好きですけどね〜? 寛文:最近の若いヤツらはよく分からんな… 直樹:試しにありがとうを江戸風に言ってみてはどうです? 寛文:わ、分かった。 店員:お待たせ致しやしたぁ!灰皿でござんすよ!! 寛文:かたじけない。 店員:貴様、武士(もののふ)か…? 直樹:この方をどなたと心得る!我の家来であるぞ!! 寛文:ちょっと待て。 直樹:なんですか!今いい感じだったじゃないですか!! 店員:なんでい、家来の分際でこの店員に口答えか?切腹ぅ!覚悟せい! 0:店員灰皿を投げる姿勢に入る 寛文:待て。 店員:はいはい、なんですか? 寛文:違う、店員さんは別にいいんだよ。 店員:とりあえず灰皿置いときますね。 寛文:おい直樹 直樹:はい? 寛文:俺一応お前の上司だぞ? 直樹:そうでござるな。それが何か? 寛文:お前の家来ってなんだよ。 直樹:そのまんまの意味ですが。 寛文:お前は月曜日覚えとけ。 店員:一応聞きますけど他注文ありますか? 直樹:んー、今んとこないんで…早急に立ち去れ馬鹿者!! 店員:はっ!失礼致しやす!! 0:店員バク宙でホールに戻る。 寛文:運動神経良すぎるだろあの店員。 直樹:江戸の人間ですよ?伊達に戦(いくさ)してないんですよきっと。 寛文:江戸から何年経ったと思ってるんだ。 直樹:まぁまぁ、それより結構ノリノリでしたね、似合ってましたよ。流石昭和生まれですね!! 寛文:そ、そうか… 直樹:なんか他あります?食べるもの。 寛文:最後だしデザート食べようと思うが、お前はどうする? 直樹:お!いいですねデザート!僕も食べます。 寛文:分かった、すいませーん。 店員:なんでい!てやんでぃ! 寛文:デザートってなにがあります? 店員:せやなぁ…寛文はんは大学イモなら可能で、直樹はんはバニラアイスとか諸々あるで。 寛文:急な関西弁出てきたな。 直樹:ほんならワイはパフェ貰おうか 店員:任せとき。2分で出したるわ、寛文はんはどないします? 寛文:じゃあ大学イモお願いします。 店員:承(うけたまわ)ったで、あんたのは冷蔵してあるからすぐ持ってったるわ、感謝せぇよぉ〜? 寛文:最初から失礼なやつだとは思ってたけどなんか慣れてきたな。 店員:今、失礼と申したか? 寛文:なんでもないです。 店員:フンッ!プンスコするぞ!この昭和生まれのがんもどきめ!イカソーメンみたいな髪色しやがってからに! 寛文:それは白髪(しらが)が少し目立つだけだ、あとそれっぽいからやめてください。 店員:おっと失敬失敬。注文は他にあるか!お2人さんよぉ。 直樹:以上です、早急にパフェとイモを持ってこい!さもなくば切腹の刑になるぞ!はよせぇ! 店員:ヒィィ!命だけはご勘弁をォ! 0:ムーンウォークでホールに戻る店員。 寛文:引き出しのネタ多すぎるな、1週回って憎めないな。 直樹:僕もノリが良くてこのお店好きになりそうです。 寛文:でも味は普通に良しで値段も安いからここはいいかもしれないな。 店員:ポゥ!イモやで。 寛文:マイケル・ジャクソンみたいな掛け声で普通の素に戻るスピードが早いやつだな。ありがとうございます。 店員:礼には及ばねぇよ、またのご利用お待ちしておりまぁす! 寛文:早い早い、まだ食べてもない。 店員:まぁまぁ…はよ食えよ。ほんじゃワイは戻るで。 0:店員普通に戻る 寛文:なんか普通に戻っていくと味気ないな。 直樹:ネタ切れしたんじゃないんですか? 寛文:どうだかねぇ。 直樹:いやーしっかし楽しみだなぁパフェ! 寛文:居酒屋でパフェって出るんだな、昔はそんなの無かったし結構どんなものか気になるな。 店員:yo!戻ったぜ俺、持ってきたぜお前のパフェ、上につけたぜオレオクッキー。YEAH。 直樹:あいざいまぁす!てかデッカ!サービスですか? 店員:私からのささやかな気持ち…受け取ってくれるかな…?(オカマボイスで) 寛文:韻は地味に踏めてないし、オカマみたいな声出さないでください。 店員:あらぁん?寛文ちゃんは嫌いだったかしらカマは。 寛文:好き嫌いはないというより興味がないです。 店員:へーそうなんだ。ごゆっくり〜 0:店員四足歩行で戻る 寛文:ここまで来るとなんでもありなのか? 直樹:手は洗って欲しいですね〜んじゃ頂きま〜す! 寛文:そういう問題? 0:デザートも食べ終え小休憩 寛文:さてそろそろ帰るか 直樹:ですね!!お支払い行きましょう!! 寛文:あぁ。 0:レジ前に移動 寛文:すいませーん、お勘定(かんじょう)お願いします。 店員:へい!ただいま!! 寛文:いくらですか? 店員:えーっと…5500円です! 直樹:あ、財布財布… 寛文:いい、俺が出しとく。 直樹:え!いいんですか!ゴチになります!! 寛文:気にするな、6000円からでお願いします。 店員:確認しますねー…おっと寛文さん…こりゃいかんなぁ… 寛文:え?何か問題ありましたか? 店員:貴方は野口で全て払ってもらおうか…! 寛文:あーなるほど、じゃあはい。 0:店員に1000円札を5枚渡す 店員:はいはい…えー、ひーふーみー…OKです!こっちの女は返してやるよ。 寛文:ありがとうございます。 0:店員から5000円札を返してもらう。 直樹:すみません!ご馳走様でした!! 寛文:ご馳走様でした。 店員:はい!またのお越しをお待ちしてますわ!!ほならな!

寛文:ここが最近出来たって言われる居酒屋か。 直樹:ですね!どうやら客によって注文出来る品が変わるらしいですよ!! 寛文:それどこ情報? 直樹:wahoo(わふー)知恵袋ですけど。 寛文:ネットの情報なんて宛にならん。 直樹:寛文さんは昭和すぎるんですよ…今は令和ですよ?ネットの情報鵜呑みにとは言いませんけど… 寛文:やかましい、ほら入るぞ。 店員:いらっしゃっせ!何名様でございやしょう! 寛文:2名です。 店員:ふむふむ… 0:店員が2人の顔をまじまじと見ている。 寛文:あの…何か顔に着いてましたか? 店員:あーいえいえ!お気になさらず、お席ご案内しますね! 0:席に案内され座る2人。 寛文:とりあえず俺はビールを頼もうと思うがお前はどうする? 直樹:そうですねぇ…僕はレモンサワーにします! 寛文:すいませーん。 店員:はいはい!ご注文お決まりでしたかい? 寛文:とりあえず生ビールとレモンサワー1つずつお願いします。 店員:生ビールはどちらのお客様でしょうか? 寛文:私だが。 店員:レモンサワーはこちらの方でよろしかったですか? 直樹:はい!大丈夫です! 店員:はい!ご注文繰り返しますね!生ビールとレモンサワー1杯ずつでよろしかったでしょうか? 寛文:はい、大丈夫です。 店員:はい!ありがとうございやす!!生とレモンサワー1つずつお願いしやす!! 0:店員ホールに戻る。 直樹:なんか案外普通に注文通りますね。 寛文:やっぱりネットの情報は宛にならんな。 直樹:とりあえずメニュー見ましょう!メニュー! 寛文:そうだな、ええとなになに… 0:ここからは店員の方は出来るだけウザく読んでください。 店員:ここのお店は貴方達の「顔」でメニューが決まります故、しっかりお自分のお顔に適したメニューをお選びくださ〜い。もしお顔に合ってないメニューでしたらこちらとしてもお顔に合った態度を取らせて頂きますので理解の方をしていただきますとありがたき幸せ。 寛文:なんだこれ… 直樹:やっぱりこれ顔で決まるって事ですかね? 寛文:とりあえず俺は鶏皮を食べたいところだな。 直樹:あ、僕も鶏皮お願いします!!! 寛文:すいませーん 店員:はい!ご注文の方お決まりになりましたか? 寛文:えーと鶏皮を6本お願いしていいですか? 店員:味の方がタレと塩とございますがいかがしますか? 寛文:お前どっちがいい? 直樹:僕はタレですかね〜 寛文:俺は塩にするか。 店員:えーと…失礼ですがお名前の方を伺ってもよろしいですか…? 寛文:私は寛文ですが。 直樹:僕は直樹です! 店員:寛文様と直樹様ですね…えーとタレの方(かた)が? 直樹:はい! 店員:塩の方が? 寛文:はい。 店員:失礼ですが寛文様、貴方は顔が濃ゆいのでタレの方しか受け付けれません。 寛文:はい? 店員:あ、直樹様はタレでも可能でございますよ!なんせ「お顔が」よろしいのでね… 直樹:へへ、そうですかー? 店員:えぇ、色白でイケメンとはこちらとしても接客するのは心地がいいですよ…! 寛文:えーとすいません。 店員:はい? 寛文:私が塩がダメならタレの場合は? 店員:寛文様はタレでしたらOKでございやす。 寛文:じゃあ、タレを6本で。 直樹:え!僕塩食べたいんで3本ずつにしましょうよ!! 寛文:なら塩とタレを3本ずつでお願いします。 店員:はい!ありがとうございやす!皮のタレと塩三本ずつ入りやした〜! 寛文:…… 直樹:…寛文さん? 寛文:なんだこの店は失礼極まりないじゃないか!! 直樹:いやーまぁこの店のコンセプトは入る前に言ったじゃないですか! 寛文:しかしなぁ… 直樹:まぁでも寛文さん顔が濃ゆいというより彫りが深いって言う方が近い気がしますけどね僕。 寛文:別に彫りが深いわけじゃなかろうに。 直樹:どうなんですかねぇ? 寛文:まぁ向こうが言うなら顔が濃ゆいということは濃ゆい物は食えるってことだろう。 直樹:僕の場合はどうなるんですかね? 寛文:話を聞いた感じだとなんでもいけるんじゃないか? 直樹:え!マジすか!!それはありがたい限りですねぇ! 店員:失礼しやす!生とレモンサワーになりやす!! 直樹:ありがとうございます!! 店員:ほんじゃ、ワシは失礼するで!ほならな! 0:店員ホールに戻る。 寛文:んじゃ今週も仕事お疲れ、乾杯。 直樹:乾杯でーす!! 寛文:……はぁ、美味いな。仕事終わりの生は。 直樹:いやーお酒が染みますね〜 店員:失礼しやす!鶏皮のタレと塩三本ずつですね〜! 寛文:あ、すみません注文いいですか? 店員:はいはい!何に致しやしょう! 寛文:ねぎまとぼんじりを2本ずつお願いしたいです。お前はどうする? 直樹:えーとそうですね…僕もぼんじりと…あ!もも2本ずつ!お願いしてもいいですか?! 店員:はいはい、ちょいとお待ちくだせぇ…っと、寛文様がぼんじりとねぎまと…ちなみにタレと塩ありますけど、どうなさいまっか? 寛文:ん?タレだけじゃないのか? 店員:あ、ぼんじりは塩でもいけまっせ。 寛文:なんだ、よく分からんな。じゃあぼんじりは塩で頼む。 店員:あいざいます、直樹様の方はタレと塩どうなさいまっか? 直樹:僕は2つとも塩でお願いします!! 店員:あいよー!ねぎまはタレ2本!ももは塩2本!ぼんじり4本塩入りやした〜あざま〜す!! 0:ホールに戻りながら注文の内容を伝える店員 寛文:なんか段々雑になってないかあの店員。 直樹:まぁ居酒屋らしくて僕は好きですけどね! 店員:やっぱそうですー? 寛文:うわ、びっくりした。 直樹:僕は好きですよーそういう掛け声?的なの 店員:やはりイケメンは言うことが違うでんなー! 寛文:おいちょっと待て私はどうなるんだ。 店員:昔はイケメンの人だったんだろうなと思ってます。「昔」は 寛文:そこを強調するな、今年でもう50行くんだよ。 店員:あら意外に大人っぽいんですね。 寛文:何歳に見えてたんですか? 店員:35後半くらいかなと。 寛文:なんかまぁありがたいよ…うん。 直樹:寛文さん童顔ですもんね、僕は全然20代前半ですしね〜 店員:はえ〜顔がお若いおふたりはいいですなー 寛文:話してるのはいいけど焼き鳥持ってきて貰うことは出来る? 店員:あ〜すいやせんすいやせん、ただ今お持ち致すでな。 0:店員厨房の方に行く。 直樹:めちゃくちゃフレンドリーな店員さんですね! 寛文:俺に対しては失礼飛ばしまくりだけどな。 直樹:でも寛文さんに対してあの接し方は中々出来ないですよ? 寛文:どういう意味だ? 直樹:会社の人、寛文さん怖いって言ってますもん。 寛文:え?そうなの? 直樹:そうですよ〜?同僚の美香とかも寛文さん近寄り難いオーラあるよね〜…って言ってましたよ。 寛文:そうなのか…これが普通なんだがな… 直樹:不器用ですけど優しいのは僕は知ってますよ? 寛文:そうかい… 店員:へいただいま!ねぎま!もも!ぼんじり!お持ち致しやした!!熱いうちに頂けよ!てやんでぃ! 寛文:急な江戸っ子になったな。 店員:てやんでぃ!べらぼうめぃ!んじゃあな! 直樹:面白い店員さんですねー! 寛文:お前の感性はどうなってるんだ… 0:ある程度飲み食いした後。 寛文:いやー食ったし飲んだな。 直樹:ですね〜そういえばここタバコ吸えるんですかね。 寛文:分からん、聞いてみろ。 直樹:出会え出会え!お客様である僕が御用改(ごようあらため)でござるぞ! 店員:なんでぇい!申し出か! 寛文:えぇ…何この江戸っ子ノリ… 直樹:タバコ吸えますか? 店員:はい、可能ですよ。灰皿お持ちしましょうか? 直樹:ありがとうございます!!寛文さんも灰皿要ります? 寛文:え?あぁ頼む。 店員:OKでござんす、灰皿2つお持ち致しやしょう。(イケボ) 0:店員後ろ向きでホールに戻る 寛文:なんか変な店だな本当に。 直樹:僕は結構ノリノリで好きですけどね〜? 寛文:最近の若いヤツらはよく分からんな… 直樹:試しにありがとうを江戸風に言ってみてはどうです? 寛文:わ、分かった。 店員:お待たせ致しやしたぁ!灰皿でござんすよ!! 寛文:かたじけない。 店員:貴様、武士(もののふ)か…? 直樹:この方をどなたと心得る!我の家来であるぞ!! 寛文:ちょっと待て。 直樹:なんですか!今いい感じだったじゃないですか!! 店員:なんでい、家来の分際でこの店員に口答えか?切腹ぅ!覚悟せい! 0:店員灰皿を投げる姿勢に入る 寛文:待て。 店員:はいはい、なんですか? 寛文:違う、店員さんは別にいいんだよ。 店員:とりあえず灰皿置いときますね。 寛文:おい直樹 直樹:はい? 寛文:俺一応お前の上司だぞ? 直樹:そうでござるな。それが何か? 寛文:お前の家来ってなんだよ。 直樹:そのまんまの意味ですが。 寛文:お前は月曜日覚えとけ。 店員:一応聞きますけど他注文ありますか? 直樹:んー、今んとこないんで…早急に立ち去れ馬鹿者!! 店員:はっ!失礼致しやす!! 0:店員バク宙でホールに戻る。 寛文:運動神経良すぎるだろあの店員。 直樹:江戸の人間ですよ?伊達に戦(いくさ)してないんですよきっと。 寛文:江戸から何年経ったと思ってるんだ。 直樹:まぁまぁ、それより結構ノリノリでしたね、似合ってましたよ。流石昭和生まれですね!! 寛文:そ、そうか… 直樹:なんか他あります?食べるもの。 寛文:最後だしデザート食べようと思うが、お前はどうする? 直樹:お!いいですねデザート!僕も食べます。 寛文:分かった、すいませーん。 店員:なんでい!てやんでぃ! 寛文:デザートってなにがあります? 店員:せやなぁ…寛文はんは大学イモなら可能で、直樹はんはバニラアイスとか諸々あるで。 寛文:急な関西弁出てきたな。 直樹:ほんならワイはパフェ貰おうか 店員:任せとき。2分で出したるわ、寛文はんはどないします? 寛文:じゃあ大学イモお願いします。 店員:承(うけたまわ)ったで、あんたのは冷蔵してあるからすぐ持ってったるわ、感謝せぇよぉ〜? 寛文:最初から失礼なやつだとは思ってたけどなんか慣れてきたな。 店員:今、失礼と申したか? 寛文:なんでもないです。 店員:フンッ!プンスコするぞ!この昭和生まれのがんもどきめ!イカソーメンみたいな髪色しやがってからに! 寛文:それは白髪(しらが)が少し目立つだけだ、あとそれっぽいからやめてください。 店員:おっと失敬失敬。注文は他にあるか!お2人さんよぉ。 直樹:以上です、早急にパフェとイモを持ってこい!さもなくば切腹の刑になるぞ!はよせぇ! 店員:ヒィィ!命だけはご勘弁をォ! 0:ムーンウォークでホールに戻る店員。 寛文:引き出しのネタ多すぎるな、1週回って憎めないな。 直樹:僕もノリが良くてこのお店好きになりそうです。 寛文:でも味は普通に良しで値段も安いからここはいいかもしれないな。 店員:ポゥ!イモやで。 寛文:マイケル・ジャクソンみたいな掛け声で普通の素に戻るスピードが早いやつだな。ありがとうございます。 店員:礼には及ばねぇよ、またのご利用お待ちしておりまぁす! 寛文:早い早い、まだ食べてもない。 店員:まぁまぁ…はよ食えよ。ほんじゃワイは戻るで。 0:店員普通に戻る 寛文:なんか普通に戻っていくと味気ないな。 直樹:ネタ切れしたんじゃないんですか? 寛文:どうだかねぇ。 直樹:いやーしっかし楽しみだなぁパフェ! 寛文:居酒屋でパフェって出るんだな、昔はそんなの無かったし結構どんなものか気になるな。 店員:yo!戻ったぜ俺、持ってきたぜお前のパフェ、上につけたぜオレオクッキー。YEAH。 直樹:あいざいまぁす!てかデッカ!サービスですか? 店員:私からのささやかな気持ち…受け取ってくれるかな…?(オカマボイスで) 寛文:韻は地味に踏めてないし、オカマみたいな声出さないでください。 店員:あらぁん?寛文ちゃんは嫌いだったかしらカマは。 寛文:好き嫌いはないというより興味がないです。 店員:へーそうなんだ。ごゆっくり〜 0:店員四足歩行で戻る 寛文:ここまで来るとなんでもありなのか? 直樹:手は洗って欲しいですね〜んじゃ頂きま〜す! 寛文:そういう問題? 0:デザートも食べ終え小休憩 寛文:さてそろそろ帰るか 直樹:ですね!!お支払い行きましょう!! 寛文:あぁ。 0:レジ前に移動 寛文:すいませーん、お勘定(かんじょう)お願いします。 店員:へい!ただいま!! 寛文:いくらですか? 店員:えーっと…5500円です! 直樹:あ、財布財布… 寛文:いい、俺が出しとく。 直樹:え!いいんですか!ゴチになります!! 寛文:気にするな、6000円からでお願いします。 店員:確認しますねー…おっと寛文さん…こりゃいかんなぁ… 寛文:え?何か問題ありましたか? 店員:貴方は野口で全て払ってもらおうか…! 寛文:あーなるほど、じゃあはい。 0:店員に1000円札を5枚渡す 店員:はいはい…えー、ひーふーみー…OKです!こっちの女は返してやるよ。 寛文:ありがとうございます。 0:店員から5000円札を返してもらう。 直樹:すみません!ご馳走様でした!! 寛文:ご馳走様でした。 店員:はい!またのお越しをお待ちしてますわ!!ほならな!