台本概要
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タイトル | ベイビー頼むから聞いてくれ。 |
---|---|
作者名 | 瀬川こゆ (@hiina_segawa) |
ジャンル | その他 |
演者人数 | 1人用台本(不問1) |
時間 | 10 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
君に言いたい事が沢山あるよ。 ベイビー頼むから聞いてくれ。 123 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
僕 | 不問 | 1 | ーー |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
僕:ベイビー頼むから聞いてくれ。
僕:そんな可愛い顔をして見なくたって、僕はいつだって君の話を聞いているじゃないか。
僕:怒ってなんかいないさ。
僕:そりゃ時々は腹の立つ事もあるけれど、僕が怒る時なんて大概君が危ない事をしている時だけだ。
僕:
僕:ベイビー我儘なのは君の方だ。
僕:君は少しだけ気まぐれが過ぎる。
僕:お腹が空いたと主張する割に、いざ僕が君の為にご飯を作ってあげても、ちっとも食べてくれないじゃないか。
僕:こだわりが強いのは分かっているよ。
僕:所謂、君はグルメなんだろう。
僕:ホイホイ言う事を聞いて、甘やかしてしまう僕も悪いんだろう?
僕:
僕:だけどベイビー、お願いだ。
僕:わざわざ遠出して買って来た、おやつくらいは食べてくれないか?
僕:高かったんだ、どうするんだ。
僕:君が食べてくれないせいで、まだ1袋しか開けられていない。
僕:20も買ってしまったんだ、せめて興味くらいは持ってくれないか。
僕:そうだね。
僕:君の希望を聞かずにノリとテンションだけで、大量に買った僕が悪いよ。
僕:
僕:ベイビー君はいつも部屋を散らかすね。
僕:分かっているよ、これも僕が悪いのさ。
僕:君が喜んでくれればいいと、ついつい君が好きそうな物ばかり買って来てしまうんだ。
僕:
僕:ベイビー僕にもゆっくりご飯を食べさせてくれないか。
僕:君は自分が食べ終わるとすぐに呼びに来るけれど、反応しないと怒るけれど、僕は一日一食なんだ。
僕:つまりは食事の時間が一回しか無いって事なんだ。
僕:
僕:ベイビーどこまでも着いてくるのを止めてくれ。
僕:僕だって1人の時間が必要だし、君の前で煙草は吸いたくないんだよ。
僕:
僕:ベイビー僕が居ないだけで不安がらなくたっていいんだよ。
僕:君を迎えに行ったあの日から、置いてけぼりにした事は無いだろう?
僕:
僕:ベイビー僕は君のベッドじゃない。
僕:君は僕の膝がお気に入りだから、毎日膝枕を要求してくるけれど、ちょっとでも動くと拗ねるじゃないか。
僕:
僕:ベイビー電話に妬かないでくれ。
僕:それも君は一部の人にしかヤキモチを妬かない。
僕:それじゃあ嫌ってる事が丸分かりだよ。
僕:そんなに怒ってどうしたんだい?
僕:
僕:ベイビー僕はうんざりなんだ。
僕:僕は元々、君と暮らすつもりなんて無かったんだよ。
僕:君の髪は僕の好みじゃないし、どうしたって君は先に逝ってしまうし。
僕:自分の事で精一杯なのに、君の最期を看取れる余裕も自信も無かったんだ。
僕:
僕:けれどベイビー本当は分かっているよ。
僕:君はずっと好きな物が食べられなかったから、やっと選り好み出来るようになったんだって。
僕:カリカリとウェットフードを分けなくちゃいけないけれど。
僕:毎日、4種類くらいご飯を混ぜてるけれど。
僕:君がお腹いっぱいになってくれるのなら、そのくらいはしてもいいのさ。
僕:
僕:ベイビー君は頭がいいんだ。
僕:歯磨き系のおやつは、どんなに高くたって気付かれちゃうんだ。
僕:でもね僕は君が心配だから、大好きなご飯の中に歯磨きおやつを混ぜるのを止めないさ。
僕:
僕:ベイビー僕はどこにも行かないよ。
僕:出掛けたって帰って来るよ。
僕:君に頼みたいのはただのお留守番だ。
僕:探し回らなくても傍に居るよ。
僕:だから僕の上に乗って、どこにも行かないようにしなくたっていいんだ。
僕:
僕:ベイビー君は優しいね。
僕:最近僕が電話の度に怒ったり泣いたりしていたから、君なりに守ってくれていたんだろう?
僕:君が呼んでるからって理由で、僕は苦しい話から何度も逃げられたんだ。
僕:
僕:ベイビー僕は後悔してないよ。
僕:選ぶ事が出来なかったけれど、予定も何もかも狂ってしまったけれど。
僕:君を救えて本当に良かったと、今だって思ってるんだ。
僕:
僕:ベイビーあの日生きててくれてありがとう。
僕:キャリーケースを開けた時、君と目が合ってほっとしたんだ。
僕:不安で仕方なかっただろうに、怖くて震えてもいたのに。
僕:君が僕を信じてくれたから、僕が君を守れるんだ。
僕:
僕:ベイビー、頼むから聞いてくれ。
僕:おかしいくらいに長く生きてくれ。
僕:飽きちゃうくらい幸せに過ごしてくれ。
僕:二度とひもじい思いなんてさせないし、閉じ込めっぱなしも絶対にしないから。
僕:
僕:ベイビー、頼むから聞いてくれ。
僕:大好きだよ、それだけさ。
僕:ベイビー頼むから聞いてくれ。
僕:そんな可愛い顔をして見なくたって、僕はいつだって君の話を聞いているじゃないか。
僕:怒ってなんかいないさ。
僕:そりゃ時々は腹の立つ事もあるけれど、僕が怒る時なんて大概君が危ない事をしている時だけだ。
僕:
僕:ベイビー我儘なのは君の方だ。
僕:君は少しだけ気まぐれが過ぎる。
僕:お腹が空いたと主張する割に、いざ僕が君の為にご飯を作ってあげても、ちっとも食べてくれないじゃないか。
僕:こだわりが強いのは分かっているよ。
僕:所謂、君はグルメなんだろう。
僕:ホイホイ言う事を聞いて、甘やかしてしまう僕も悪いんだろう?
僕:
僕:だけどベイビー、お願いだ。
僕:わざわざ遠出して買って来た、おやつくらいは食べてくれないか?
僕:高かったんだ、どうするんだ。
僕:君が食べてくれないせいで、まだ1袋しか開けられていない。
僕:20も買ってしまったんだ、せめて興味くらいは持ってくれないか。
僕:そうだね。
僕:君の希望を聞かずにノリとテンションだけで、大量に買った僕が悪いよ。
僕:
僕:ベイビー君はいつも部屋を散らかすね。
僕:分かっているよ、これも僕が悪いのさ。
僕:君が喜んでくれればいいと、ついつい君が好きそうな物ばかり買って来てしまうんだ。
僕:
僕:ベイビー僕にもゆっくりご飯を食べさせてくれないか。
僕:君は自分が食べ終わるとすぐに呼びに来るけれど、反応しないと怒るけれど、僕は一日一食なんだ。
僕:つまりは食事の時間が一回しか無いって事なんだ。
僕:
僕:ベイビーどこまでも着いてくるのを止めてくれ。
僕:僕だって1人の時間が必要だし、君の前で煙草は吸いたくないんだよ。
僕:
僕:ベイビー僕が居ないだけで不安がらなくたっていいんだよ。
僕:君を迎えに行ったあの日から、置いてけぼりにした事は無いだろう?
僕:
僕:ベイビー僕は君のベッドじゃない。
僕:君は僕の膝がお気に入りだから、毎日膝枕を要求してくるけれど、ちょっとでも動くと拗ねるじゃないか。
僕:
僕:ベイビー電話に妬かないでくれ。
僕:それも君は一部の人にしかヤキモチを妬かない。
僕:それじゃあ嫌ってる事が丸分かりだよ。
僕:そんなに怒ってどうしたんだい?
僕:
僕:ベイビー僕はうんざりなんだ。
僕:僕は元々、君と暮らすつもりなんて無かったんだよ。
僕:君の髪は僕の好みじゃないし、どうしたって君は先に逝ってしまうし。
僕:自分の事で精一杯なのに、君の最期を看取れる余裕も自信も無かったんだ。
僕:
僕:けれどベイビー本当は分かっているよ。
僕:君はずっと好きな物が食べられなかったから、やっと選り好み出来るようになったんだって。
僕:カリカリとウェットフードを分けなくちゃいけないけれど。
僕:毎日、4種類くらいご飯を混ぜてるけれど。
僕:君がお腹いっぱいになってくれるのなら、そのくらいはしてもいいのさ。
僕:
僕:ベイビー君は頭がいいんだ。
僕:歯磨き系のおやつは、どんなに高くたって気付かれちゃうんだ。
僕:でもね僕は君が心配だから、大好きなご飯の中に歯磨きおやつを混ぜるのを止めないさ。
僕:
僕:ベイビー僕はどこにも行かないよ。
僕:出掛けたって帰って来るよ。
僕:君に頼みたいのはただのお留守番だ。
僕:探し回らなくても傍に居るよ。
僕:だから僕の上に乗って、どこにも行かないようにしなくたっていいんだ。
僕:
僕:ベイビー君は優しいね。
僕:最近僕が電話の度に怒ったり泣いたりしていたから、君なりに守ってくれていたんだろう?
僕:君が呼んでるからって理由で、僕は苦しい話から何度も逃げられたんだ。
僕:
僕:ベイビー僕は後悔してないよ。
僕:選ぶ事が出来なかったけれど、予定も何もかも狂ってしまったけれど。
僕:君を救えて本当に良かったと、今だって思ってるんだ。
僕:
僕:ベイビーあの日生きててくれてありがとう。
僕:キャリーケースを開けた時、君と目が合ってほっとしたんだ。
僕:不安で仕方なかっただろうに、怖くて震えてもいたのに。
僕:君が僕を信じてくれたから、僕が君を守れるんだ。
僕:
僕:ベイビー、頼むから聞いてくれ。
僕:おかしいくらいに長く生きてくれ。
僕:飽きちゃうくらい幸せに過ごしてくれ。
僕:二度とひもじい思いなんてさせないし、閉じ込めっぱなしも絶対にしないから。
僕:
僕:ベイビー、頼むから聞いてくれ。
僕:大好きだよ、それだけさ。