台本概要

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タイトル ヤニカス親衛隊①[一学期]
作者名 穹乃 羽癒 -ソラノ ウユ-  (@uyu_snt_tuy)
ジャンル ラブストーリー
演者人数 6人用台本(男4、女2)
時間 60 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 男女4人の恋愛模様を描いた青春劇。

一学期、夏休み、二学期〜卒業、大学生、社会人編とシリーズ物となります。
書け次第更新していくのでよろしくお願いします。

※実物の人物を元に書いていますので、1部ノンフィクション含みます。

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
リュウ 153 『白田 リュウ』高校三年生 身長168cm 面倒見良い先輩 友達とふざけてよく先生に怒られている ユキと同中で仲良し
セイ 157 『瀬戸 セイ』 高校一年生 身長179cm 無邪気、犬系男子、タラシ感がある 剣道部とバスケ部兼部(バスケ部助っ人) バスケ部のソラによく呼ばれる
ユキ 180 『柳田 ユキ』 高校三年生 身長162cm 少し抜けてる、子供っぽい部分がある、可愛い 真面目で勉強出来るけど、よく寝てる リュウと同中で仲良し ソラと幼馴染 図書委員
ソラ 141 『羽乃 ソラ』 高校二年生 身長155cm ド天然、たまにお姉ちゃんぽい 勉強が出来ない バスケ部で、後輩のキラと仲がいい ユキと幼馴染 図書委員
瀬戸 110 『瀬戸先生』 27歳、科学の教師、身長175cm 生徒から好かれている、若干毒舌 リュウ、セイ、ソラ、ユキを気にってる 姫川の飲み仲間 セイの実の兄
姫川 49 『姫川先生』 28歳、情報の教師、身長168cm 優しい先生で、教え方が上手い 瀬戸の飲み仲間で、生徒から恋愛相談を受けることが多く、恋の妖精と呼ばれている。
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

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セイ:リュウせんぱぁ〜い!! 0:教室の扉が開く音と共に、背の高い男子生徒が教室に入ってくる 0: リュウ:おま、また3年の教室来たのか セイ:せんぱーい!お昼ご飯一緒に食べましょ!ユキ先輩も一緒に!ソラ先輩も連れてきてますんで! ユキ:わー、セイ君、ソラちゃんおはよ〜 ソラ:ユキおきて〜!お弁当持った? 0:4人でいつも昼食を食べている場所へ移動する リュウ:瀬戸ちゃんいる〜? セイ:兄貴〜部屋貸して〜 瀬戸:また来たのかよお前ら… ソラ:とか言いながら? ユキ:嬉しい癖に〜 瀬戸:はぁ……、コーヒー入れてくるからそこ座っとけ ユキ:あ、私、砂糖とミルク! ソラ:ぼくも! 瀬戸:はいはい 0:瀬戸は研究室の中で5人分のコーヒーを継ぐ リュウ:今日、朝時間なくてさー、行きにコンビニでパン買ってきたんだよなぁー。ぜってー足りねぇw セイ:先輩、俺の弁当ちょっと入ります?兄貴が作ったやつっすけど。 リュウ:えー、いいの?じゃあちょっとだけ貰おっかな… セイ:はい、あーん♡(リュウの口元に箸を持ってくる) リュウ:なっ…自分で食べれるわ!! ソラ:あっははは、2人ともほんと仲良しだよねw ユキ:それwwソラちゃんも私の卵焼き食べる? ソラ:え!欲しい!手作り?手作り?! ユキ:そうだけど… ソラ:やったぁあああ!! ユキ:ていうか、明日からソラちゃんの分も作ってこようか? ソラ:え?!そんな!!いいんですか?!?!?! ユキ:1人も2人も変わんないからね セイ:えー、俺も兄貴と一緒の弁当嫌だから作って〜。リュウ先輩♡ リュウ:俺ぇ?! 瀬戸:セイ。お前明日からほんとに弁当無しな。 セイ:え、ちょ、ごめんって、冗談だって、ねぇ、兄貴? リュウ:いいよいいよ。俺が作ったる セイ:せんぱぁぁい!すきぃ!! 瀬戸:ほら、コーヒー出来たぞ。これとこれは砂糖とミルク入ってるから ソラ:あざす!!!あ゙っ……あづぃ…… ユキ:ありがとうございます! セイ:あっ…つい… リュウ:あひはほうほはいはふ(パンを頬張りながらのありがとうございます) 瀬戸:リュウは飲み込んでから喋れ。というか、お前、先週の課題は? リュウ:………ん? 瀬戸:ん?じゃねぇよ。 リュウ:あっ、えと、昨日出したやつは…… 瀬戸:そりゃおま、先々週のやつだろうが リュウ:スゥッ……(目を逸らす) セイ:おっっとぉ?リュウ先輩?? ユキ:リュウ…私昨日の夜、言ったよね? ソラ:リュウ先輩ちゃんと出さなきゃダメじゃん! 瀬戸:ソラ。ちなみにお前、1ヶ月前のレポート終わってんのか? ソラ:スゥッ……。。ユキ!この卵焼きめっちゃ美味しいね!! 瀬戸:おまっ…くそがよぉ…(ソラの頭を掴む) ソラ:ちょ、あっ…体罰!先生!体罰!アウト!ねぇ、助けてっ…みんなっ… セイ:自業自得っすよね。 ユキ:ソラちゃん。それは、私も庇えない。 リュウ:ソラ。どんまい ソラ:みんなの裏切り者ぉおお!! セイ:ま!俺も今日の午後提出の課題終わってねぇけどな! 瀬戸:お前ら全員補習でいいってことか? ユキ:まって?!私も? 瀬戸:連帯責任ってことで ユキ:いや、今日用事ないからいいけどさぁ…。私、関係無くない?? ソラ:臨時の先生ってことで♡ セイ:ユキ先輩頭いいっすもんね! リュウ:みんなで頑張ろうな! 瀬戸:……はぁ。ったく。マジでお前ら… ユキ:待って?そういえば、時間やばくない?食べ終わる? リュウ:うお、ユキ、俺ら次移動教室じゃね?! ユキ:そうじゃん!やば!私たち先行くね!! ソラ:りょーかい!また放課後ね! ユキ:うん!リュウ行こ! リュウ:おう セイ:おつかれーっす 0:リュウとユキが研究室から出ていく セイ:俺は次、兄貴の授業だし既に教科書持ってきてるからここいるわ ソラ:…んー、これ、熱くて飲めないからセイあげる…。 セイ:え、あぁ。貰う。 ソラ:あーあ。キャプテンに部活遅れるって連絡しとかなきゃー。 セイ:俺は今日部活休みだからラッキーっすわw 0:予鈴が鳴る 瀬戸:ソラ、予鈴鳴ったけど間に合うか? ソラ:うーん。やばいね。でも、まぁ、次の授業は姫川先生だし大丈夫やろ。歩いて帰るー 瀬戸:いや、急げよ ソラ:また放課後ね〜 セイ:あーい。おつかれっす 0:ソラが研究室から出ていく 瀬戸:相変わらず騒がしい奴らだな セイ:とか言って、昼休み楽しみになってるじゃんね。兄貴 瀬戸:あぁ?んなわけ…w セイ:俺らがここに来た時からコップ人数分用意してたし、お湯も沸かしてる途中だったじゃん 瀬戸:……別に楽しみとかじゃなくて、アイツらまた来るんだろうなーと思ってただけで… セイ:ま、そーいうことにしといてやるよ 瀬戸:…はぁ。授業始まるから隣移動すっぞ。 セイ:あいよ 0:瀬戸とセイは隣の教室に移動する ソラ:んぁー、疲れたぁ。やっと放課後…。部活行こー 0:ソラは鞄を背負い部室へ行く ユキ:もうみんな研究室いるかなー。 リュウ:今日HR長引いたもんな。いるんじゃね? ユキ:あれ、そこいるの姫川先生じゃない? リュウ:隣にいるのは…2年の男子生徒か? ユキ:何話してるんだろ リュウ:あー、姫川先生、妖精だからな。相談だろ。 ユキ:妖精?なんの? リュウ:あれ?姫川先生、恋の妖精って呼ばれてるの知らない? ユキ:え、初めて知ったんだけど リュウ:多分恋愛相談受けてるんじゃね?あれ ユキ:恋愛かぁ……… リュウ:え?お前好きなやつとかいんの? ユキ:いやぁ…い、ないよ?多分… リュウ:多分?え、多分ってなんですか?ユキさん ユキ:いやっ…え?いや、うーーん リュウ:へぇ。なるほどね。ふーん ユキ:え、なに? リュウ:べっつにー? ユキ:リュウは?好きな子いるんでしょ! リュウ:えっ…いや、居ねぇけど ユキ:あっ…そう 瀬戸:あら、リュウ、ユキ何やってんだ?お前ら今から補習だろ リュウ:瀬戸ちゃんじゃん。今向かってたんだよ 瀬戸:男女の青春みてぇな会話してたのに? ユキ:まって、いつから聞いてました? 瀬戸:えーと、『恋愛かぁ……』くらいから? ユキ:殆どじゃん!!! 瀬戸:ははっ…ほら、行くぞ リュウ:うぃー。 ユキ:はーい 0:瀬戸の研究室にて セイ:ねー、遅い!俺20分くらい待ってたんすけど! リュウ:悪ぃ悪ぃ、ユキの恋バナが…じゃなくて、HRが長引いてな セイ:え!ユキ先輩好きな奴いるんすか! ユキ:リュウ?!余計なこと言わないでよ! セイ:どうなんすか?話してくれてもいいんすよ? ユキ:いないってば!うるさいなあ! リュウ:あぁ、ごめんごめん。内緒だったっけ? ユキ:だーかーらー!好きな人なんて…… 瀬戸:(ユキの言葉を遮るように)お前ら補習だろうが。さっさと座れ セイ:兄貴怒んないでよぉ… リュウ:へいへい ユキ:あれ?そういえば、ソラちゃんは? 瀬戸:ソラ?アイツ……帰ったか…いや、アイツだから忘れてるか… セイ:俺呼んでこよっか?多分体育館だと思うし 瀬戸:いや、あいつなら校内放送の方が効くだろ セイ:あー、確かにぃ〜 瀬戸:ちょっと放送室行ってくるわー。ユキ。こいつら頼んだ。 ユキ:わかりました。ほら、リュウ、セイくん。やるよ 0:瀬戸が放送室へ向かう リュウ:どれからすればいいんだっけ? ユキ:え!昨日送ったじゃん!えーと、ちょっと待ってね…… リュウ:すまんw ユキ:あった。これ。このプリントある? リュウ:あーー、、見たことあるような…えーと、、これ? ユキ:グチャグチャじゃん!!もー。ほら、シャーペン出して リュウ:ユキ先生ありがてぇ… ユキ:セイくんは? セイ:俺、さっきの兄貴の授業で終わらせたからやることないんすよねぇ… ユキ:うーーん。今日は?課題出てないの? セイ:あ、情報の課題が ユキ:姫川先生のやつ? セイ:そうっす ユキ:それやってよう セイ:うっす! 0:放送が流れる 瀬戸:あーあー。2年4組ー、羽乃 ソラ、羽乃……はぁ…おい、ソラ!補習忘れてんな?至急、俺の研究室まで来るよーに。以上 0: リュウ:あっははw待って待ってw瀬戸ちゃんなにやってんのww セイ:兄貴途中でめんどくさくなってんじゃん リュウ:面白すぎるww ユキ:あっははは待ってやばいwwソラちゃん大丈夫かなww 0:思っきりドアが開く ソラ:まっっっ…ってぇ!!忘れてた忘れてた忘れてた!!!ごめっ…お゙ぇ、瀬戸先生は?いない?い、いない?怒ってた?おこ、お、怒ってたよね?! 瀬戸:ソーラちゃん ソラ:まっ…先生っ、えと、あの、こんにちは! 瀬戸:うん、挨拶出来て偉いねぇ! ソラ:えへへぇ… 瀬戸:じゃねぇよ。呑気に部活行きやがって ソラ:あっ……わ、え、ゆ、ユキ……助けて…たす… 瀬戸:お前はそこだ。座れ ソラ:……はい ユキ:まぁまぁ、ソラちゃんよしよし リュウ:研究室にさw入ってきた時のソラの表情見た?マジでww セイ:やばかったっすねww リュウ:傑作だわw ソラ:む……… セイ:あーあー先輩不貞腐れないの リュウ:いや、でもあれは…ww(笑いを堪えながら) ソラ:リュウ先輩なんかもう知らない!!ユキぃ、リュウ先輩に虐められるぅ… リュウ:ごめwごめんてww ユキ:よしよーし、リュウもあんまりいじめないんだよ〜 セイ:ユキ先輩がお姉さんみたいだ…… ユキ:え?!なに、え?どういうことっ? セイ:あ、いやっ!なんもないっす!はい! ユキ:セイくん…。後でお話しようか セイ:え、いや、そんな…2人でお話だなんて/// ユキ:いや、え?ww セイ:あぁいや!すみません!なんもないっす! ユキ:もぉ……みんなちゃんとやろ? 0: 瀬戸:よし、今日はお前ら終わりでいいぞ リュウ:よっしゃ終わったあ!瀬戸ちゃんこれ明日出すわ 瀬戸:言ったな?本当は今出せと言いたいところだが、まあ、明日朝イチに出すなら許す リュウ:マジ?!瀬戸ちゃん神ぃ〜! セイ:疲れたぁ…早く帰ろ… ユキ:みんなお疲れ様ぁ! ソラ:今何時ー? リュウ:もうすぐ18時 ソラ:え、部活どーしよ、うーん。いいや、帰ろ… セイ:兄貴も、もう帰んの? 瀬戸:あー、これ職員室に持って行ってから帰るから15分待てるか?乗せて帰ってやるよ リュウ:え?!マジ?いいの? セイ:兄貴さすがぁ〜! ユキ:え、いいんですかっ!どうしよ、いいなら… 瀬戸:ちょっと裏門前で待ってろ。すぐ行く ソラ:やったぁ!瀬戸先生ありがと〜 瀬戸:あぁ、セイ。研究室出る時鍵閉めといて セイ:あぁ、分かった 0:瀬戸が研究室を出る ソラ:みんな準備出来たら行こ〜 セイ:リュウ先輩、筆箱入れ忘れてるっす リュウ:ほんとだ。ありがと セイ:俺、最後電気消すんで先輩達、先、廊下出ててください ソラ:ありがと!ユキ行こ〜 ユキ:うん、行くー。セイくんありがと〜 リュウ:おう、ありがと! セイ:忘れ物ないっすか? リュウ:大丈夫だと思う ユキ:うん、大丈夫だよー! ソラ:うん!大丈夫!多分! セイ:…ほんとっすか?ちょっと確認してから出ます リュウ:うい ユキ:セイくんありがと〜 セイ:大丈夫…そうっすね! ソラ:んじゃ行こ〜! 0:裏門前 ユキ:この時期のこの時間まだ暗くないね リュウ:夕方なのにあちぃ… セイ:汗やばいっす ソラ:ぼくあったかくて嫌いじゃないなぁ〜 リュウ:えぇ、暑くね? ソラ:暑くない ユキ:ちょっと暑いかも セイ:先週梅雨明けたっすからね… ユキ:これからもっと暑くなるだろうね リュウ:やだぁ…死ぬぅ… ソラ:生きろ!! セイ:そなたは美し…あぁ、違うか 0:瀬戸の車が4人の前に止まる 瀬戸:ういー。お待たせー。 ユキ:あ、瀬戸先生お願いしまーす ソラ:セイは助手席やろけど、3人どう乗る?リュウ先輩真ん中? リュウ:いや、何でもいいけど… ユキ:私もどう乗ってもいいかなー ソラ:うーん、じゃあぼく1番右!ユキの隣がいい! リュウ:じゃあ、ユキ真ん中で俺、左か 瀬戸:乗ったかー?行くぞー ソラ:安全運転でお願いします 瀬戸:任せろって ユキ:ちょ、先生待って、スピード出しすぎ怖いって! リュウ:あっはは 瀬戸:あ、おい。前の車いきなり入ってくんなよ。あっぶねぇなぁ!! セイ:周り見ろってぇ! 瀬戸:ぶっ〇ぞ。マジで。あー、くそ ソラ:ねぇ治安悪い治安悪い 瀬戸:煙草吸っていい? リュウ:いいっすよ ソラ:ぼくはいいけどユキ煙草苦手やろ 瀬戸:電子だから。 ユキ:えー、まー、うーん。 瀬戸:吸いまーす ソラ:程々にお願いします 瀬戸:わーってるって 0:ソラ・ユキの家の近く ユキ:あ、私ここら辺で! ソラ:ぼくもユキと家近いしここで大丈夫! 瀬戸:あー、じゃあそこ止めるわ。気をつけて帰れよ ユキ:ありがとうございましたー! ソラ:瀬戸先生、リュウ先輩、セイ!また明日学校で! ユキ:リュウ、明日ちゃんと出すんだよ? リュウ:おう、ありがとな セイ:ユキ先輩、ソラ先輩、おつかれっした 0:ユキ・ソラ帰り ソラ:ユキ、今日ありがと〜!おかげで、殆ど終わったわ ユキ:いえいえ!それにしても、瀬戸先生の呼び出し放送やばかったね ソラ:ほんとに!マジで焦った。すっかり忘れててさ〜 ユキ:だよねw忘れてたよね ソラ:怖かったぁ〜 ユキ:あ、それじゃまた明日! ソラ:待って待って!ぎゅ! ユキ:ん、ぎゅーっ ソラ:また明日起こしに行くねー! ユキ:ありがと!またね〜! 0:瀬戸・リュウ・セイ 帰り リュウ:マジで疲れたぁ セイ:でも楽しかったっすw 瀬戸:補習のはずなんだけどな リュウ:ユキに感謝だわ セイ:ほんそれっすわ リュウ:んな セイ:てか、先輩。結局、さっきの恋バナの話なんだったんすか リュウ:え?あぁ、ユキと補習行ってる途中で、姫川先生がまた恋愛相談受けてるの見かけて、流れで 瀬戸:あ、そういう? セイ:あぁ、それでか。 リュウ:そうそう。 セイ:リュウ先輩は好きな人とか居ないんすか? リュウ:え?いねぇけど セイ:彼女も? リュウ:いねぇってw セイ:彼氏も? リュウ:俺は、恋愛対象女だ セイ:あぁ……そうっすか リュウ:(瀬戸が車で流してる音楽に合わせて歌い出す) 0:※好きなように好きなノリでどうぞ セイ:(ノリに乗って歌う) 瀬戸:(ノリに乗って歌う) リュウ:あっはははノリ良すぎなんだよw セイ:乗るしかないじゃないすか!ねぇ? 瀬戸:そうだよなぁ? リュウ:あ、俺この辺で大丈夫っす 瀬戸:了解。気をつけて帰れよ〜 リュウ:ういーっす セイ:リュウ先輩!明日お弁当待ってます リュウ:忘れなかったらな セイ:メッセージ送りますわ リュウ:あいよ。また明日な。おつかれ セイ:おつかれっした! 0: リュウ:(M)俺とセイ、ユキ、ソラのメンバーで仲良くなったのは高三に上がって1週間経った時の事だ。 リュウ:俺はクラスメイトとふざけて瀬戸ちゃんに怒られるのが日常だった。 リュウ:新入生には特に興味も無く、いつも通り過ごしていたのだが、突然俺のクラスに来た新入生が居た。 リュウ:瀬戸 セイという生徒で、瀬戸先生の弟らしかった。 リュウ:中学が同じで仲の良かったユキの幼馴染であるソラの後輩でもあるらしく、身長が高く犬のような性格で、可愛い後輩だと思う。 0: セイ:(M)俺が兄貴が教師として働く高校に入学して1週間程経った時、兄貴に良く怒られている先輩がいることに気づいた。 セイ:兄貴に聞くと白田 リュウという先輩で、髪型はマンバンでガタイが良く第一印象は「かっこいい先輩」だった。 セイ:中学からの先輩である、ソラ先輩とも知り合いのようで仲良くなりたいと思った俺は思い切って、先輩の教室に会いに行った。 セイ:俺は昔から人には好かれやすいタイプで、先輩も俺のことは気に入ってくれてるようだった。 セイ:そして俺は、もっと先輩のことを知りたいと思うようになった。 0: ユキ:お母さんおはよ〜 0: ユキ:(M)頑張っていつも通りの時間に起きて、ソラちゃんが迎えに来る前にお家から出れるように準備をする。ご飯を食べて歯磨きをして、着替えて、髪の毛を整えて…… 0:(チャイムが鳴る) ユキ:(M)準備を終え、靴を履こうとした時、家のチャイムが鳴った。 ソラ:ユキおはよ〜!今日天気良いね〜 ユキ:うん、おはよ!朝から暑いね ソラ:そうだね。……あ!見て!猫!!!と、戯れてるリュウ先輩! ユキ:あ!ほんとだー!猫〜!…と戯れてるリュウ〜 ソラ:にゃんにゃんおはよ〜。可愛いね〜!あとついでにリュウ先輩おはようございます ユキ:猫可愛い〜。白黒だねぇ…人懐っこ〜い!あぁ、あと、リュウおはよう リュウ:あ、え?あぁ、2人ともおはよう セイ:せんぱ〜い!おはよーっす! リュウ:うおっ…と、いきなりタックルしてくんなw セイ:いやぁ〜、先輩方見つけてつい… ユキ:セイくんおはよ〜 ソラ:おはうおはう ユキ:そういえば3人とも課題終わったの? リュウ:俺は!ちゃんと持ってきた ユキ:うん、ドヤれることでは無いけどね ソラ:半分は終わった!!! ユキ:半分?!え、1ヶ月前のレポート? ソラ:うん! セイ:俺は昨日の補習の時に終わったんで ユキ:セイくんはそうだよね。偉い! ソラ:みんなえらち!!いいこ!!! 0: リュウ:それじゃ、俺たちこっちだからまた昼休み ユキ:ちゃんと授業受けるんだよ〜 セイ:うっす ソラ:ばいばーい 0: ソラ:んじゃ、ぼくも教室着くし、また昼休み! セイ:授業終わったら先輩たちの教室集合で ソラ:あーい! 0:昼休み ユキ:疲れたぁあ〜 リュウ:それな ユキ:リュウは授業中寝てたじゃん! リュウ:バレてたか ユキ:そりゃ、席隣なんだからバレるよ リュウ:あははっ。それはそうか ユキ:そういえばリュウはもう進路決まったの? リュウ:んー、やりたいことねぇし、やりたいこと見つかるまでは親父の店で働こうかなと ユキ:今もお父さんのお店でバイトしてるもんね リュウ:おう。ユキは?進路決まってんの? ユキ:私は教師になりたいから大学行くよ リュウ:え、すげぇ。ユキ頭良いもんな ユキ:えへへ。そんなことないよ ソラ:ユキー!リュウ先ぱ〜い! セイ:兄貴んとこ行きましょ〜! リュウ:うし、んじゃ行くか ユキ:あ!ソラちゃん、はい!お弁当! ソラ:ほわぁあ!!ユキの!手作り!弁当だ! セイ:リュウ先輩俺の分は〜? リュウ:あっ…ごめん!!すっかり忘れてた! セイ:えぇ?じゃあ、俺今日昼飯ないじゃないっすか リュウ:一緒に…購買いくか。俺も今日持ってきてねぇし セイ:先輩の奢りっすか?!やったぁ〜! リュウ:わーったよ。ほら行くぞ。 ユキ:じゃあ、私たち先に研究室行っとくよ? リュウ:おう ソラ:じゃあ、また後で! 0: ソラ:んーじゃ、ユキ、行こっか ユキ:うん!いこいこ〜! ソラ:てか、ユキほんとにお弁当ありがと〜!食べるのちょーたのしみ! ユキ:いえいえっ。大したものではないけど ソラ:いやいやいや!ユキが作ったものなら大したものだからっ ユキ:えへへ、ありがとう 0:研究室にて 瀬戸:おー。来たか。コーヒー入れてるぞ…って、リュウとセイは? ユキ:なんか、お弁当ないからって購買行ったよ 瀬戸:リュウあいつ作るって言ってたから俺作んなかったのに、忘れてきたんか ソラ:らしいw ユキ:って、あれ、姫川先生。珍しいですね 姫川:2人とも授業お疲れ様 ソラ:姫川先生さっきぶり〜 姫川:うん。さっきぶりだね。 ユキ:どうして姫川先生がここに居るんですか? 瀬戸:あぁ、夏休み明けに体育祭があるだろ?俺たち教師もそれぞれ係みてぇなもんが当てられるんだが、今年は姫川先生と一緒になってな。 姫川:そうそう。それについて今話していた所なんだよ。 ソラ:へぇ〜!そうなんだっ。先生達はなんの係なの? 姫川:生徒会と一緒に動くことになるよ 瀬戸:ったく。体育委員よりはマシだと思うが、だりぃよなぁー 姫川:あははwそんな事言わないで下さいよ ユキ:そういえば、リュウうちのクラスの体育委員だったなぁ… ソラ:え、そうなの?あー、でも確かにぽいよね ユキ:体育祭かぁ…夏休み明けだからもう少し先だけど、運動好きだし楽しみだなあ。……今年最後だし、ね ソラ:今年はセイもいるし、体育祭の時もお昼ご飯一緒に食べようね! ユキ:もちろん! 0:研究室のドアが開く セイ:ただいま〜って、姫川先生じゃないっすか リュウ:ほんとだ。瀬戸ちゃんの研究室にも恋を届けに来たんかな? 姫川:恋を届けに来たって…w体育祭の話をしていたんだよ セイ:体育祭?!俺、高校入って初めてっすね! リュウ:俺とユキは最後の、だけどな 瀬戸:そういえば去年さwリュウがクラス対抗リレーで待機場所間違えてお前のクラスボロ負けしてたよなw リュウ:いや、それは、今、出さなくてもいいじゃ〜ん! セイ:あ、それ兄貴から聞いた気がするw ユキ:第2走者だったのに第3走者と一緒にいるんだもんねwしかも、第2走者の待機場所に戻るのに全力で走って疲れてさw ソラ:でも、最後のユキの巻き返し凄かったよね! ユキ:さすがに最下位からだったから3位までしか行けなかったけどね セイ:え〜、いいなぁ。俺も見たかったっす リュウ:見なくていいよ セイ:なんでぇ? リュウ:なんでもだよっ 瀬戸:今年は見れるかもしれんよ(全員にコーヒーを渡しながら) セイ:確かに! リュウ:そんな2年連続はないから大丈夫 ユキ:そういって、1年の時もやらかしてるの忘れないでよ リュウ:ゔっ… ソラ:そうなの?!さすが、リュウ先輩っすねw リュウ:こ、今年は大丈夫だから! ユキ:どーだか 姫川:あははw楽しそうだけれど、そろそろ食べないと間に合わないよ セイ:ほんとじゃん!食べましょ! ソラ:いただきまーす! ユキ:いただきます セイ:あーっす リュウ:ひははひはふ(いただきます) 瀬戸:おうおう、食え食え 姫川:じゃ、僕はこの辺で失礼しようかな 瀬戸:おー。おつかれ ソラ:あ、姫川先生、放課後課題出しに行けるようにするんで、多分、きっと… 姫川:うん、待ってるよ 0:姫川が研究室から出る ユキ:そういえば、さっきの話で思い出したけどもうすぐ夏休みだよね! セイ:そういえばあと2、3週間とかっすよね ソラ:ユキとリュウ先輩の時間があったらって感じにはなるけどさ、夏祭りとか、プールとか行きたいな リュウ:あー、いいな。夏祭りはその日に俺らが暇かわからんけど、プールなら合わせられるしな ユキ:いいねいいねっ!私も勉強の間縫って行きたい! 瀬戸:あー。それなら俺が車出してやろうか?行く日決まったら…… セイ:え、マジで?! ユキ:それはありがたいですけど…、いいんですか? 瀬戸:全然いいよ。任せな リュウ:じゃあ、グループの方でそれぞれ予定送って合わせるか ソラ:そうね!瀬戸先生ありがと〜! 瀬戸:こんくらい全然いーよ ユキ:ありがとうございます セイ:てか、リュウ先輩がおすすめしてくれた『職人監修!丸一日手ごね納豆入りバフンウニ蒸しパン』めっちゃ美味しいっす ソラ:何それめっちゃ美味しくなさそう… リュウ:いや、そう思うじゃん?美味いから ユキ:へぇ…… セイ:先輩達も食べます? ソラ:遠慮しとく ユキ:私もちょっといいかなぁ… セイ:美味しいのに。ねー、リュウ先輩 リュウ:な。美味しいのに 0:放課後 セイ:せんぱーい!帰りましょ〜!…って、あれ?ユキ先輩だけっすか? ユキ:リュウは面接練習で居残りだからね。そっちこそ、今日はソラちゃん一緒じゃないの? セイ:ソラ先輩は今日部活らしいっすね ユキ:そっかー。それなら2人とも直ぐには帰れなさそうだし…2人で帰ろっか セイ:そうっすね!てか、ユキ先輩と2人で帰るってあんまりないっすよね! ユキ:確かに珍しいかも! セイ:帰り道も途中まで一緒っすよね! ユキ:ソラちゃんの隣の家だからね〜。ふわぁ… セイ:先輩眠いんすか? ユキ:うーん、今日体育あったしねぇ〜 セイ:あぁ、確かに疲れますもんね…でも、先輩体育あっても無くてもいつも眠そうじゃないすか ユキ:眠いもんはしょうがないもーん セイ:あははっ。先輩らしいっす ユキ:でしょ〜? セイ:あ、そういえば。この前リュウ先輩と恋バナしてたって言ってたじゃないすか! ユキ:え、いや!それは。リュウが勝手に…! セイ:え〜?聞かせてくださいよ〜! ユキ:私は別に好きとかじゃ…いや、好きなんだけど、そうじゃなくて…! セイ:へぇー。ふーん。そうなんすね。誰なんすか? ユキ:だーかーらっ!! セイ:あああっ先輩怒んないで!…で、誰なんすか? ユキ:セイ君っ?? セイ:さーせんってw ユキ:もー。そういうセイ君は好きな人とか居ないの? セイ:え、居ますよ? ユキ:え? セイ:ん? ユキ:い、居るの?!え、誰? セイ:当ててください ユキ:えー。私も知ってる人ってことだよね? セイ:そうっすね!知ってる人です ユキ:んー。そうなると限られてくるんだけど… セイ:ははっ確かにそうっすね!じゃあ、俺が答えたらユキ先輩も教えてくださいね ユキ:それはっ。私のはまだ… セイ:気になりはするけどー、恋愛的に好きかはーって感じっすか? ユキ:そ、そんな感じ…かな セイ:へぇ…誰なんすか? ユキ:先にそっちでしょ! セイ:あぁあ、そっか ユキ:セイ君が好きな人…。いつも一緒にいるならソラちゃん?とか… セイ:ソラ先輩も好きっすけど、先輩として、っすね ユキ:瀬戸先生は兄弟だし… セイ:それはダメっすw ユキ:だよねぇ〜。んー、私ではないよねぇ セイ:まぁ、先輩もめっちゃ好きっすよ ユキ:え、いや、まぁ。私もあそこにいるみんな好きだけど…。恋愛的にってことじゃないもんねぇ…。あとは……姫川先生かリュウ…くらいしか知り合いって… セイ:どっちだと思います? ユキ:待って、どっちか正解なの?! セイ:さぁ? ユキ:でも、今までのセイ君的に……リュウ? セイ:あっはwじゃあ、ほら、ユキ先輩も教えてくださいよ ユキ:え?!正解ってこと?!いいじゃーん!! セイ:それはっいいっすから、先輩教えてくださいよ ユキ:あれ?セイ君顔赤くない?かわい〜! セイ:あーあっつ!最近暑いっすね! ユキ:あー!誤魔化したー! セイ:先輩だってさっきから誤魔化してるじゃないすか! ユキ:私はっ…好きって確信したら、教えるからさ… セイ:はい、言質取りましたー! ユキ:んーもうっ セイ:先輩可愛いっすね ユキ:も…可愛くないよ セイ:俺嘘つかないんで! ユキ:あ、もう家だから私帰るね! セイ:はーい!先輩また明日! ユキ:うん!また明日〜! 0: ソラ:部活疲れたー… リュウ:あれ?ソラじゃん。今部活終わり? ソラ:そー。疲れたー動けなーい。先輩おんぶー リュウ:自分で歩けよ ソラ:くっ…仕方ない…… リュウ:セイとユキはもう帰ったよな〜 ソラ:多分帰ったね リュウ:もう19時だもんな ソラ:だね。帰ろっか リュウ:おう ソラ:ていうか!夏休み楽しみだねー!! リュウ:ま!1日くらい時間合うだろうしなっ ソラ:ユキ先輩の水着姿…ぐへ… リュウ:ソラ…ヨダレ垂れてんぞ… ソラ:ああぁ、やばいやばい リュウ:夏祭りも行けるといいけどなぁ〜 ソラ:ユキ先輩の浴衣…ぐへ… リュウ:はぁ…… ソラ:なんのため息?! リュウ:いやー?なんもー? ソラ:失礼なやつだなっ リュウ:先輩に向かって失礼な奴とは失礼な奴だ ソラ:2人とも失礼なやつ…だと リュウ:なんっ……だと?? ソラ:そういえばさー リュウ:おう ソラ:ユキって好きな人いんのかなー リュウ:え、お前ユキのこと好きなの? ソラ:好きというかなんというか。 リュウ:あー気になる? ソラ:最近、ユキに恋人出来たら嫌だなーって思うようになってさ リュウ:俺よりも幼馴染のソラの方がそういうこと知ってそうだけどな ソラ:教室でのユキの事知らないんだもーん リュウ:まぁ…それは確かに ソラ:もし、何か情報を入手しましたら御報告を リュウ:御意 ソラ:てか、もう家じゃーん! リュウ:ほんとだ。じゃあな ソラ:うん!気をつけて帰るんだぞっ リュウ:おう。また明日なっ 0: 姫川:瀬戸先生お疲れ様です 瀬戸:あ、姫川先生おつかれーっす 姫川:まだ帰らないんですか? 瀬戸:これだけ終わらせたら帰ります 姫川:あ、この前の小テストの採点ですか 瀬戸:そうなんすよ〜。ラスト問題、一人ひとりの苦手分野に合わせて作ったら採点大変になっちゃって 姫川:え、すご。めっちゃ凝ってますね 瀬戸:いや、まぁ、苦手をサポートするのも教師っすから 姫川:手伝いますよ 瀬戸:いやいや… 姫川:いいですから 瀬戸:いいんすか?助かりますっ 姫川:こっちやりますね 瀬戸:ありがとうございます!今度奢りますわ 姫川:はははっ楽しみにしてますわ 瀬戸:任せてください 姫川:瀬戸先生の研究室、いつも賑やかですよね 瀬戸:あいつらが勝手に入り浸ってるだけっすよ 姫川:楽しそうで羨ましいですよ 瀬戸:姫川先生も昼休み来ますか?煩いっすよ 姫川:楽しそうですね。時間ある時行きます 瀬戸:待ってます 姫川:・・・・・(採点中) 瀬戸:・・・・・(採点中) 姫川:よし、こんなもんかな 瀬戸:やっと終わった〜!帰れる〜 姫川:お疲れ様です 瀬戸:ほんとありがとうございました 姫川:いえいえ 瀬戸:姫川先生もこれから帰るんすか? 姫川:帰りますよー 瀬戸:車っすか? 姫川:いや、電車ですね 瀬戸:良かったら送っていきますよ 姫川:え、そんな。いいんですか? 瀬戸:全然任せてください 姫川:えぇ、じゃあ、いいですか? 瀬戸:早く帰りましょー 姫川:ありがとうございます 0: 瀬戸:ただいま〜 セイ:あ、兄貴おかえり〜 瀬戸:ご飯作るから先風呂入ってるか? セイ:あー、そうしようかな。今日ご飯なに? 瀬戸:今日はカレーかなー。 セイ:兄貴のカレー好き〜!んじゃ、先風呂入るわ 瀬戸:おう 0: ユキ:(M)高校生活もあと1年ってところで、新しい後輩もできて、今まで以上に楽しい高校生活になっていると実感してる。 ユキ:リュウもソラちゃんもセイ君も、みんな明るくて面白くて、瀬戸先生の研究室に集まるあの時間が幸せだなと思う。 ユキ:高校を卒業してもずっとこのメンバーで仲良くできたらいいなぁ…なんて思いながら、明日提出の課題を終わらせるために教科書を開いた。 0: ソラ:(M)最近楽しいなー。ユキは昔からずっと可愛いし、リュウ先輩はノリ合って面白いし、セイもみんなと馴染めたみたいだし…プール、夏祭り…みんなで行けたらいいなー。楽しみだな〜。 ソラ:明日の課題しないとなぁ〜。んー。難しくない?えぇと、んーと…。そういえばお風呂入らなきゃな〜。お腹いっぱいでまだ動けないから少し休憩して… ソラ:明日、早く来ないかなー。学校が楽しみなんていつぶりか分かんないけど、早くみんなに会いたいな ソラ:よしっ。お風呂はいって早く寝よーっと! 0:次の日、昼休み リュウ:よし、昼食いに行くか〜 ユキ:あ、待って。私も行くー! ソラ:ユキー!!(抱きつく) ユキ:わっ。ソラちゃん?! ソラ:お昼行こ〜! リュウ:いつもいつも元気だな ソラ:当たり前じゃ〜ん! ユキ:あれ?セイくんは? ソラ:なんか、剣道部の集まりか何かで遅れるって リュウ:んじゃ、俺たちだけで先行っとくか 0:研究室 瀬戸:毎日毎日ここで飽きねぇの? リュウ:ここがいいんじゃーん! ソラ:居心地いいし? ユキ:セイ君そろそろ来るかな 瀬戸:あ、珈琲もうないなぁ〜。持ってくりゃ良かった 姫川:(研究室に入ってくる)こんにちは〜 ソラ:あ、姫川先生こんにちは〜 リュウ:姫川先生だ ユキ:こんにちは! 瀬戸:あ、姫川先生。おつかれっす 姫川:僕もここでお弁当食べていいかな? 瀬戸:勿論ですよ ソラ:先生ここ座っていいよ〜!ぼくはユキのとーなりっ! リュウ:セイおせーな。今日はセイの弁当も作ってきたんだけどな〜 セイ:え!!マジですか!!!!(研究室に入ってくる) リュウ:うおっ?! ユキ:セイ君?! ソラ:タイミング良すぎじゃん セイ:先輩のお弁当早く食べたいっす ソラ:食べよ食べよっ! セイ:あれ、そういえば姫川先生今日も居るんすねっ!1人で食べるのが寂しいとか? 姫川:い、いやぁ?別にそんなんじゃないですけど… リュウ:姫川先生寂しいなら仕方ないから俺たちが一緒に食べてあげてもいいんすよ? 姫川:だから…、ね?瀬戸先生? 瀬戸:姫川先生寂しいなら最初からそう言ってくださいよ〜 姫川:いや、あのっ…瀬戸先生まで?? ユキ:姫川先生も寂しがり屋なんですね 姫川:柳田さんまでそんなっ…僕に味方はっ… ソラ:ぼくは先生の味方ですよ! 姫川:羽乃さn…… ソラ:(被せて)姫川先生が寂しくてみんなと食べたくて、瀬戸先生にお願いしたんよね! 姫川:君たちは、本当に……。はぁ。そうですけど?1人で食べるの寂しいなーなんて思ってたら?瀬戸先生が?昼休み来てもいいって言って下さったんで? リュウ:姫川先生やっぱ寂しかったんすね! セイ:俺たちで良ければ、毎日でも一緒に食べますよ! ユキ:私も姫川先生ともっと話してみたいです ソラ:姫川先生可愛いね! 瀬戸:全然毎日でも来ていいんで。 姫川:君たち…!授業と恋愛相談以外で生徒に話しかけられることないから嬉しいよ… 0:チャイムがなる ソラ:あ、予鈴なった!みんな戻ろ! セイ:んじゃ!先生方、お疲れ様です! リュウ:ユキ、次の授業なんだっけ? ユキ:現代文じゃない? リュウ:現代文か。あのハゲタ先生怒ると怖いし早く行こ ユキ:ハゲタって…いや、禿げてるけど 瀬戸:あ、リュウ!あの禿げたおっさんが先週の課題出てねぇって怒ってたぞ リュウ:やっべ!忘れてた!!また怒られるよー。サボろかな ユキ:ほら、リュウ行くよ。失礼しました! 0:放課後 ソラ:あれ?あそこにいるのは…。姫川先生ー! 姫川:あら、羽乃さんじゃん! ソラ:姫川先生も図書館に行くんですか? 姫川:次の授業で調べ学習をするので、参考になりそうな本を幾つか見ておこうかと。羽乃さんは… ソラ:これから委員会の当番だから 姫川:あぁ、なるほど。それじゃあ一緒に行きましょうか ソラ:やったー!うえーい! 姫川:うえーい ソラ:そういえばあと2週間で夏休み!楽しみ〜! 姫川:その前に明日は期末テスト… ソラ:期末テスト………? 姫川:昼休みもその話題全く出なかったからもしかしてと思ってたけど、まさかほんとに… ソラ:いや?いやいや?覚えてましたよ?でも、ほら、ね?いやー。期末テストかぁ。期末テスト…ぼくの辞書には乗ってない言葉かもしれない 姫川:他の子達は大丈夫かなぁ。柳田さんとかは大丈夫だろうけど…セイくんも大丈夫…かなぁ。 ソラ:リュウ先輩は多分こっちの仲間だ! 姫川:はは。僕もそう思う ソラ:みんなに期末テストのこと言っとこ… 姫川:お願いしますね… ソラ:任せて! 0: リュウ:あれ、セイじゃん。 セイ:リュウ先輩!偶然ですね!! リュウ:これから部活? セイ:そうっすね。ソラ先輩が委員会で遅れるってこと女バスに伝えに行って、そのまま男バスの3×3(スリーオンスリー)の人数足りないらしいんで助っ人して、その後剣道部の方行きます リュウ:多忙じゃねぇか。ていうか、ソラは自分で伝えろよ セイ:まぁ、ソラ先輩らしいんじゃないすか? リュウ:…確かに。 セイ:リュウ先輩は今日居残りないんすか? リュウ:俺はもう、帰りに1人でカラオケ寄ってこうかなとか思ってたけど…、時間あるし男バスの3×3(スリーオンスリー)見て行こうかな セイ:え!先輩見ていくんすか?!頑張らなきゃじゃないすか! リュウ:そんな、いつも通りでいいのに セイ:いや、先輩にかっこいいとこ見せたいっす リュウ:じゃあ、頑張れ セイ:はい!! 0: ユキ:今日はみんな忙しそうだし、帰り1人かー。あ、でも、今日いつもより早めだし佐藤さん(犬)の散歩、少し遠くまで行こうかな! 瀬戸:なーに1人でブツブツ言ってんだ? ユキ:うわっ!瀬戸先生!こんばんは! 瀬戸:まだ夜じゃないぞ ユキ:あ、こんにちは! 瀬戸:それで?佐藤さんの散歩ってなんだよ…。佐藤さん誰だよ…。まさか、お前…… ユキ:ちが、ちがう!!飼ってる犬の名前です! 瀬戸:あぁ、犬の佐藤……。犬の佐藤って… ユキ:可愛くないですか? 瀬戸:あー、まぁ、そ、うだな?うん、まぁ、言われてみりゃぁ、かわい…可愛い…か? ユキ:可愛いもん! 瀬戸:あぁ、ああー、そうだな。可愛いな。うん ユキ:ですよねっ! 瀬戸:いいなぁ。まぁ、俺の家も犬飼ってるようなもんだし、犬はいいよな ユキ:犬飼ってるんですか?!犬種は? 瀬戸:あー。犬って言うか、犬っぽい人間っていうか、人間っぽい犬って言うか… ユキ:あ……なるほど。 瀬戸:そうだ。ご察しの通りだ。 ユキ:確かにセイ君、完全に犬ですもんね 瀬戸:そういうことだ。まぁ…可愛い弟だよ ユキ:いいですね! 瀬戸:ああ。 0:一週間後 ソラ:あー!やっと、やっと期末テスト終わったあー! ユキ:みんなお疲れ様ぁ〜 セイ:ソラ先輩もリュウ先輩も前日まで忘れてましたもんね リュウ:頑張ったから放課後カラオケ行こうぜ〜 ソラ:ごめん!ぼく部活あるからパスで! セイ:俺も今日は筋トレが… ユキ:私帰ってから佐藤さんの散歩行かなきゃ リュウ:なんだよー。もー。 ユキ:ほら、もうあと1週間とちょっとで夏休みなんだし、それから一緒に行こ? セイ:そうっすよ!夏祭りはわかんないすけど、プールとかカラオケなら時間合わせられるじゃないすか! ソラ:夏休み〜やっとだあ! リュウ:そっか。もう夏休みか。面接練習も入ってるし、三者面談もあるけど、そうだよなっ セイ:んじゃ!夏休みについても、また帰ってから…って、そういえばグループとか無くないっすか? ユキ:グループ? セイ:はい。個人個人で連絡とるのに先輩たちの連絡先は持ってるんすけど、みんなで話す場所ないっすよね リュウ:そういえば確かにそうだな ソラ:今ここでグループ作ればいいんじゃない? セイ:おっけーっす。全員追加しときますね。ついでに兄貴も… ソラ:いいねいいね!入れちゃお! リュウ:ありがとー ユキ:って、何このグループ名(笑いながら) セイ:何って、兄貴タバコ吸うし、先輩も吸ってそうな顔してるし… リュウ:だからって『ヤニカス親衛隊』って、センス良すぎだろ(笑いながら) ソラ:親衛隊って誰守んの(笑いながら) セイ:そりゃもちろん、ユキ先輩とソラ先輩っすよ ソラ:ぼく達?! ユキ:ヤニカスに守られるの…? セイ:嫌っすか? リュウ:俺たちが守ってやるのに… ユキ:嫌じゃないけど…ねぇ? ソラ:ユキ煙草好きじゃないからな セイ:とりあえず、まぁ。このグルで連絡取りましょ ユキ:りょーかーい! リュウ:また連絡するわ ソラ:あいよっ 0:夏休み前日(メッセージにて) セイ:お疲れ様です! リュウ:おつかれ〜 瀬戸:なんだよこのグループ ソラ:ヤニカス親衛隊だよ? 瀬戸:ヤニカス親衛隊って……。 セイ:まあまぁ、研究室にいるメンバー入れてるだけです 瀬戸:姫川先生いないじゃん ユキ:誰も連絡先知らないんですよね リュウ:瀬戸ちゃんはセイの兄貴だから百歩譲ってだけど、姫川先生は先生だからどうかなーってのも… ソラ:あ、瀬戸先生の飲み仲間!友達!って名目で入れればいいんじゃね?瀬戸先生連絡先持ってる? 瀬戸:いや、持ってるけど…入れるかぁ! 0:姫がグループに追加されました 姫川:?!ヤニカス親衛隊…だと、? ユキ:ただ普通に夏休みの予定とか立てるグループです 姫川:え、じゃあなんで僕とか瀬戸先生まで… セイ:研究室にいるメンバーを入れただけっすよw ソラ:とりあえず予定決めよ〜 リュウ:俺は一応お盆ら辺は空いてるし、三者面談もほぼ決まってるから大丈夫。 リュウ:空いてる日また連絡するわ。 ソラ:了解了解!ぼくもお盆なら部活ないし、日曜日も部活ないから大丈夫!練習も午前か午後だけだし!レギュラーでもないし… ユキ:私はどうだろ。土日は空いてるけど平日は… セイ:みんなお盆とか土日なら行けそうってことか ソラ:そうだね! セイ:それじゃあ、プールは8月13日とかどうっすか? リュウ:俺は大丈夫! ユキ:私も…多分大丈夫だと思う! ソラ:ぼくも大丈夫!お祭りって7月26日だっけ? セイ:確かそうっすね ソラ:みんなどう?夜だからみんなで行けたら行きたいけど… リュウ:夜なら俺は大丈夫よ ユキ:私も夜なら行けると思う!遅くならなければ! ソラ:ぼくも門限あるけど、お祭りなら大丈夫っしょ! セイ:じゃ、7月26日のお祭りと8月13日のプールは決まりってことで!!近くなったらまた集合時間とか決めましょ! 瀬戸:まぁ、そんときゃ行ってくれれば送るよ セイ:さっすが兄貴〜! リュウ:瀬戸ちゃんさすが! ユキ:ありがとうございます! ソラ:やったぁ〜! リュウ:てか、お祭りとか瀬戸ちゃんと姫川先生も一緒に来たらいいんじゃね? ユキ:確かに!みんなで行こー! セイ:それいいっすね!! ソラ:先生たちもお盆は学校行かなきゃとかないんでしょ? 姫川:行ってもいいなら行きたいな 瀬戸:じゃあ、みんなで行きますか? セイ:そうしましょっ!! 0:②より夏休み編

セイ:リュウせんぱぁ〜い!! 0:教室の扉が開く音と共に、背の高い男子生徒が教室に入ってくる 0: リュウ:おま、また3年の教室来たのか セイ:せんぱーい!お昼ご飯一緒に食べましょ!ユキ先輩も一緒に!ソラ先輩も連れてきてますんで! ユキ:わー、セイ君、ソラちゃんおはよ〜 ソラ:ユキおきて〜!お弁当持った? 0:4人でいつも昼食を食べている場所へ移動する リュウ:瀬戸ちゃんいる〜? セイ:兄貴〜部屋貸して〜 瀬戸:また来たのかよお前ら… ソラ:とか言いながら? ユキ:嬉しい癖に〜 瀬戸:はぁ……、コーヒー入れてくるからそこ座っとけ ユキ:あ、私、砂糖とミルク! ソラ:ぼくも! 瀬戸:はいはい 0:瀬戸は研究室の中で5人分のコーヒーを継ぐ リュウ:今日、朝時間なくてさー、行きにコンビニでパン買ってきたんだよなぁー。ぜってー足りねぇw セイ:先輩、俺の弁当ちょっと入ります?兄貴が作ったやつっすけど。 リュウ:えー、いいの?じゃあちょっとだけ貰おっかな… セイ:はい、あーん♡(リュウの口元に箸を持ってくる) リュウ:なっ…自分で食べれるわ!! ソラ:あっははは、2人ともほんと仲良しだよねw ユキ:それwwソラちゃんも私の卵焼き食べる? ソラ:え!欲しい!手作り?手作り?! ユキ:そうだけど… ソラ:やったぁあああ!! ユキ:ていうか、明日からソラちゃんの分も作ってこようか? ソラ:え?!そんな!!いいんですか?!?!?! ユキ:1人も2人も変わんないからね セイ:えー、俺も兄貴と一緒の弁当嫌だから作って〜。リュウ先輩♡ リュウ:俺ぇ?! 瀬戸:セイ。お前明日からほんとに弁当無しな。 セイ:え、ちょ、ごめんって、冗談だって、ねぇ、兄貴? リュウ:いいよいいよ。俺が作ったる セイ:せんぱぁぁい!すきぃ!! 瀬戸:ほら、コーヒー出来たぞ。これとこれは砂糖とミルク入ってるから ソラ:あざす!!!あ゙っ……あづぃ…… ユキ:ありがとうございます! セイ:あっ…つい… リュウ:あひはほうほはいはふ(パンを頬張りながらのありがとうございます) 瀬戸:リュウは飲み込んでから喋れ。というか、お前、先週の課題は? リュウ:………ん? 瀬戸:ん?じゃねぇよ。 リュウ:あっ、えと、昨日出したやつは…… 瀬戸:そりゃおま、先々週のやつだろうが リュウ:スゥッ……(目を逸らす) セイ:おっっとぉ?リュウ先輩?? ユキ:リュウ…私昨日の夜、言ったよね? ソラ:リュウ先輩ちゃんと出さなきゃダメじゃん! 瀬戸:ソラ。ちなみにお前、1ヶ月前のレポート終わってんのか? ソラ:スゥッ……。。ユキ!この卵焼きめっちゃ美味しいね!! 瀬戸:おまっ…くそがよぉ…(ソラの頭を掴む) ソラ:ちょ、あっ…体罰!先生!体罰!アウト!ねぇ、助けてっ…みんなっ… セイ:自業自得っすよね。 ユキ:ソラちゃん。それは、私も庇えない。 リュウ:ソラ。どんまい ソラ:みんなの裏切り者ぉおお!! セイ:ま!俺も今日の午後提出の課題終わってねぇけどな! 瀬戸:お前ら全員補習でいいってことか? ユキ:まって?!私も? 瀬戸:連帯責任ってことで ユキ:いや、今日用事ないからいいけどさぁ…。私、関係無くない?? ソラ:臨時の先生ってことで♡ セイ:ユキ先輩頭いいっすもんね! リュウ:みんなで頑張ろうな! 瀬戸:……はぁ。ったく。マジでお前ら… ユキ:待って?そういえば、時間やばくない?食べ終わる? リュウ:うお、ユキ、俺ら次移動教室じゃね?! ユキ:そうじゃん!やば!私たち先行くね!! ソラ:りょーかい!また放課後ね! ユキ:うん!リュウ行こ! リュウ:おう セイ:おつかれーっす 0:リュウとユキが研究室から出ていく セイ:俺は次、兄貴の授業だし既に教科書持ってきてるからここいるわ ソラ:…んー、これ、熱くて飲めないからセイあげる…。 セイ:え、あぁ。貰う。 ソラ:あーあ。キャプテンに部活遅れるって連絡しとかなきゃー。 セイ:俺は今日部活休みだからラッキーっすわw 0:予鈴が鳴る 瀬戸:ソラ、予鈴鳴ったけど間に合うか? ソラ:うーん。やばいね。でも、まぁ、次の授業は姫川先生だし大丈夫やろ。歩いて帰るー 瀬戸:いや、急げよ ソラ:また放課後ね〜 セイ:あーい。おつかれっす 0:ソラが研究室から出ていく 瀬戸:相変わらず騒がしい奴らだな セイ:とか言って、昼休み楽しみになってるじゃんね。兄貴 瀬戸:あぁ?んなわけ…w セイ:俺らがここに来た時からコップ人数分用意してたし、お湯も沸かしてる途中だったじゃん 瀬戸:……別に楽しみとかじゃなくて、アイツらまた来るんだろうなーと思ってただけで… セイ:ま、そーいうことにしといてやるよ 瀬戸:…はぁ。授業始まるから隣移動すっぞ。 セイ:あいよ 0:瀬戸とセイは隣の教室に移動する ソラ:んぁー、疲れたぁ。やっと放課後…。部活行こー 0:ソラは鞄を背負い部室へ行く ユキ:もうみんな研究室いるかなー。 リュウ:今日HR長引いたもんな。いるんじゃね? ユキ:あれ、そこいるの姫川先生じゃない? リュウ:隣にいるのは…2年の男子生徒か? ユキ:何話してるんだろ リュウ:あー、姫川先生、妖精だからな。相談だろ。 ユキ:妖精?なんの? リュウ:あれ?姫川先生、恋の妖精って呼ばれてるの知らない? ユキ:え、初めて知ったんだけど リュウ:多分恋愛相談受けてるんじゃね?あれ ユキ:恋愛かぁ……… リュウ:え?お前好きなやつとかいんの? ユキ:いやぁ…い、ないよ?多分… リュウ:多分?え、多分ってなんですか?ユキさん ユキ:いやっ…え?いや、うーーん リュウ:へぇ。なるほどね。ふーん ユキ:え、なに? リュウ:べっつにー? ユキ:リュウは?好きな子いるんでしょ! リュウ:えっ…いや、居ねぇけど ユキ:あっ…そう 瀬戸:あら、リュウ、ユキ何やってんだ?お前ら今から補習だろ リュウ:瀬戸ちゃんじゃん。今向かってたんだよ 瀬戸:男女の青春みてぇな会話してたのに? ユキ:まって、いつから聞いてました? 瀬戸:えーと、『恋愛かぁ……』くらいから? ユキ:殆どじゃん!!! 瀬戸:ははっ…ほら、行くぞ リュウ:うぃー。 ユキ:はーい 0:瀬戸の研究室にて セイ:ねー、遅い!俺20分くらい待ってたんすけど! リュウ:悪ぃ悪ぃ、ユキの恋バナが…じゃなくて、HRが長引いてな セイ:え!ユキ先輩好きな奴いるんすか! ユキ:リュウ?!余計なこと言わないでよ! セイ:どうなんすか?話してくれてもいいんすよ? ユキ:いないってば!うるさいなあ! リュウ:あぁ、ごめんごめん。内緒だったっけ? ユキ:だーかーらー!好きな人なんて…… 瀬戸:(ユキの言葉を遮るように)お前ら補習だろうが。さっさと座れ セイ:兄貴怒んないでよぉ… リュウ:へいへい ユキ:あれ?そういえば、ソラちゃんは? 瀬戸:ソラ?アイツ……帰ったか…いや、アイツだから忘れてるか… セイ:俺呼んでこよっか?多分体育館だと思うし 瀬戸:いや、あいつなら校内放送の方が効くだろ セイ:あー、確かにぃ〜 瀬戸:ちょっと放送室行ってくるわー。ユキ。こいつら頼んだ。 ユキ:わかりました。ほら、リュウ、セイくん。やるよ 0:瀬戸が放送室へ向かう リュウ:どれからすればいいんだっけ? ユキ:え!昨日送ったじゃん!えーと、ちょっと待ってね…… リュウ:すまんw ユキ:あった。これ。このプリントある? リュウ:あーー、、見たことあるような…えーと、、これ? ユキ:グチャグチャじゃん!!もー。ほら、シャーペン出して リュウ:ユキ先生ありがてぇ… ユキ:セイくんは? セイ:俺、さっきの兄貴の授業で終わらせたからやることないんすよねぇ… ユキ:うーーん。今日は?課題出てないの? セイ:あ、情報の課題が ユキ:姫川先生のやつ? セイ:そうっす ユキ:それやってよう セイ:うっす! 0:放送が流れる 瀬戸:あーあー。2年4組ー、羽乃 ソラ、羽乃……はぁ…おい、ソラ!補習忘れてんな?至急、俺の研究室まで来るよーに。以上 0: リュウ:あっははw待って待ってw瀬戸ちゃんなにやってんのww セイ:兄貴途中でめんどくさくなってんじゃん リュウ:面白すぎるww ユキ:あっははは待ってやばいwwソラちゃん大丈夫かなww 0:思っきりドアが開く ソラ:まっっっ…ってぇ!!忘れてた忘れてた忘れてた!!!ごめっ…お゙ぇ、瀬戸先生は?いない?い、いない?怒ってた?おこ、お、怒ってたよね?! 瀬戸:ソーラちゃん ソラ:まっ…先生っ、えと、あの、こんにちは! 瀬戸:うん、挨拶出来て偉いねぇ! ソラ:えへへぇ… 瀬戸:じゃねぇよ。呑気に部活行きやがって ソラ:あっ……わ、え、ゆ、ユキ……助けて…たす… 瀬戸:お前はそこだ。座れ ソラ:……はい ユキ:まぁまぁ、ソラちゃんよしよし リュウ:研究室にさw入ってきた時のソラの表情見た?マジでww セイ:やばかったっすねww リュウ:傑作だわw ソラ:む……… セイ:あーあー先輩不貞腐れないの リュウ:いや、でもあれは…ww(笑いを堪えながら) ソラ:リュウ先輩なんかもう知らない!!ユキぃ、リュウ先輩に虐められるぅ… リュウ:ごめwごめんてww ユキ:よしよーし、リュウもあんまりいじめないんだよ〜 セイ:ユキ先輩がお姉さんみたいだ…… ユキ:え?!なに、え?どういうことっ? セイ:あ、いやっ!なんもないっす!はい! ユキ:セイくん…。後でお話しようか セイ:え、いや、そんな…2人でお話だなんて/// ユキ:いや、え?ww セイ:あぁいや!すみません!なんもないっす! ユキ:もぉ……みんなちゃんとやろ? 0: 瀬戸:よし、今日はお前ら終わりでいいぞ リュウ:よっしゃ終わったあ!瀬戸ちゃんこれ明日出すわ 瀬戸:言ったな?本当は今出せと言いたいところだが、まあ、明日朝イチに出すなら許す リュウ:マジ?!瀬戸ちゃん神ぃ〜! セイ:疲れたぁ…早く帰ろ… ユキ:みんなお疲れ様ぁ! ソラ:今何時ー? リュウ:もうすぐ18時 ソラ:え、部活どーしよ、うーん。いいや、帰ろ… セイ:兄貴も、もう帰んの? 瀬戸:あー、これ職員室に持って行ってから帰るから15分待てるか?乗せて帰ってやるよ リュウ:え?!マジ?いいの? セイ:兄貴さすがぁ〜! ユキ:え、いいんですかっ!どうしよ、いいなら… 瀬戸:ちょっと裏門前で待ってろ。すぐ行く ソラ:やったぁ!瀬戸先生ありがと〜 瀬戸:あぁ、セイ。研究室出る時鍵閉めといて セイ:あぁ、分かった 0:瀬戸が研究室を出る ソラ:みんな準備出来たら行こ〜 セイ:リュウ先輩、筆箱入れ忘れてるっす リュウ:ほんとだ。ありがと セイ:俺、最後電気消すんで先輩達、先、廊下出ててください ソラ:ありがと!ユキ行こ〜 ユキ:うん、行くー。セイくんありがと〜 リュウ:おう、ありがと! セイ:忘れ物ないっすか? リュウ:大丈夫だと思う ユキ:うん、大丈夫だよー! ソラ:うん!大丈夫!多分! セイ:…ほんとっすか?ちょっと確認してから出ます リュウ:うい ユキ:セイくんありがと〜 セイ:大丈夫…そうっすね! ソラ:んじゃ行こ〜! 0:裏門前 ユキ:この時期のこの時間まだ暗くないね リュウ:夕方なのにあちぃ… セイ:汗やばいっす ソラ:ぼくあったかくて嫌いじゃないなぁ〜 リュウ:えぇ、暑くね? ソラ:暑くない ユキ:ちょっと暑いかも セイ:先週梅雨明けたっすからね… ユキ:これからもっと暑くなるだろうね リュウ:やだぁ…死ぬぅ… ソラ:生きろ!! セイ:そなたは美し…あぁ、違うか 0:瀬戸の車が4人の前に止まる 瀬戸:ういー。お待たせー。 ユキ:あ、瀬戸先生お願いしまーす ソラ:セイは助手席やろけど、3人どう乗る?リュウ先輩真ん中? リュウ:いや、何でもいいけど… ユキ:私もどう乗ってもいいかなー ソラ:うーん、じゃあぼく1番右!ユキの隣がいい! リュウ:じゃあ、ユキ真ん中で俺、左か 瀬戸:乗ったかー?行くぞー ソラ:安全運転でお願いします 瀬戸:任せろって ユキ:ちょ、先生待って、スピード出しすぎ怖いって! リュウ:あっはは 瀬戸:あ、おい。前の車いきなり入ってくんなよ。あっぶねぇなぁ!! セイ:周り見ろってぇ! 瀬戸:ぶっ〇ぞ。マジで。あー、くそ ソラ:ねぇ治安悪い治安悪い 瀬戸:煙草吸っていい? リュウ:いいっすよ ソラ:ぼくはいいけどユキ煙草苦手やろ 瀬戸:電子だから。 ユキ:えー、まー、うーん。 瀬戸:吸いまーす ソラ:程々にお願いします 瀬戸:わーってるって 0:ソラ・ユキの家の近く ユキ:あ、私ここら辺で! ソラ:ぼくもユキと家近いしここで大丈夫! 瀬戸:あー、じゃあそこ止めるわ。気をつけて帰れよ ユキ:ありがとうございましたー! ソラ:瀬戸先生、リュウ先輩、セイ!また明日学校で! ユキ:リュウ、明日ちゃんと出すんだよ? リュウ:おう、ありがとな セイ:ユキ先輩、ソラ先輩、おつかれっした 0:ユキ・ソラ帰り ソラ:ユキ、今日ありがと〜!おかげで、殆ど終わったわ ユキ:いえいえ!それにしても、瀬戸先生の呼び出し放送やばかったね ソラ:ほんとに!マジで焦った。すっかり忘れててさ〜 ユキ:だよねw忘れてたよね ソラ:怖かったぁ〜 ユキ:あ、それじゃまた明日! ソラ:待って待って!ぎゅ! ユキ:ん、ぎゅーっ ソラ:また明日起こしに行くねー! ユキ:ありがと!またね〜! 0:瀬戸・リュウ・セイ 帰り リュウ:マジで疲れたぁ セイ:でも楽しかったっすw 瀬戸:補習のはずなんだけどな リュウ:ユキに感謝だわ セイ:ほんそれっすわ リュウ:んな セイ:てか、先輩。結局、さっきの恋バナの話なんだったんすか リュウ:え?あぁ、ユキと補習行ってる途中で、姫川先生がまた恋愛相談受けてるの見かけて、流れで 瀬戸:あ、そういう? セイ:あぁ、それでか。 リュウ:そうそう。 セイ:リュウ先輩は好きな人とか居ないんすか? リュウ:え?いねぇけど セイ:彼女も? リュウ:いねぇってw セイ:彼氏も? リュウ:俺は、恋愛対象女だ セイ:あぁ……そうっすか リュウ:(瀬戸が車で流してる音楽に合わせて歌い出す) 0:※好きなように好きなノリでどうぞ セイ:(ノリに乗って歌う) 瀬戸:(ノリに乗って歌う) リュウ:あっはははノリ良すぎなんだよw セイ:乗るしかないじゃないすか!ねぇ? 瀬戸:そうだよなぁ? リュウ:あ、俺この辺で大丈夫っす 瀬戸:了解。気をつけて帰れよ〜 リュウ:ういーっす セイ:リュウ先輩!明日お弁当待ってます リュウ:忘れなかったらな セイ:メッセージ送りますわ リュウ:あいよ。また明日な。おつかれ セイ:おつかれっした! 0: リュウ:(M)俺とセイ、ユキ、ソラのメンバーで仲良くなったのは高三に上がって1週間経った時の事だ。 リュウ:俺はクラスメイトとふざけて瀬戸ちゃんに怒られるのが日常だった。 リュウ:新入生には特に興味も無く、いつも通り過ごしていたのだが、突然俺のクラスに来た新入生が居た。 リュウ:瀬戸 セイという生徒で、瀬戸先生の弟らしかった。 リュウ:中学が同じで仲の良かったユキの幼馴染であるソラの後輩でもあるらしく、身長が高く犬のような性格で、可愛い後輩だと思う。 0: セイ:(M)俺が兄貴が教師として働く高校に入学して1週間程経った時、兄貴に良く怒られている先輩がいることに気づいた。 セイ:兄貴に聞くと白田 リュウという先輩で、髪型はマンバンでガタイが良く第一印象は「かっこいい先輩」だった。 セイ:中学からの先輩である、ソラ先輩とも知り合いのようで仲良くなりたいと思った俺は思い切って、先輩の教室に会いに行った。 セイ:俺は昔から人には好かれやすいタイプで、先輩も俺のことは気に入ってくれてるようだった。 セイ:そして俺は、もっと先輩のことを知りたいと思うようになった。 0: ユキ:お母さんおはよ〜 0: ユキ:(M)頑張っていつも通りの時間に起きて、ソラちゃんが迎えに来る前にお家から出れるように準備をする。ご飯を食べて歯磨きをして、着替えて、髪の毛を整えて…… 0:(チャイムが鳴る) ユキ:(M)準備を終え、靴を履こうとした時、家のチャイムが鳴った。 ソラ:ユキおはよ〜!今日天気良いね〜 ユキ:うん、おはよ!朝から暑いね ソラ:そうだね。……あ!見て!猫!!!と、戯れてるリュウ先輩! ユキ:あ!ほんとだー!猫〜!…と戯れてるリュウ〜 ソラ:にゃんにゃんおはよ〜。可愛いね〜!あとついでにリュウ先輩おはようございます ユキ:猫可愛い〜。白黒だねぇ…人懐っこ〜い!あぁ、あと、リュウおはよう リュウ:あ、え?あぁ、2人ともおはよう セイ:せんぱ〜い!おはよーっす! リュウ:うおっ…と、いきなりタックルしてくんなw セイ:いやぁ〜、先輩方見つけてつい… ユキ:セイくんおはよ〜 ソラ:おはうおはう ユキ:そういえば3人とも課題終わったの? リュウ:俺は!ちゃんと持ってきた ユキ:うん、ドヤれることでは無いけどね ソラ:半分は終わった!!! ユキ:半分?!え、1ヶ月前のレポート? ソラ:うん! セイ:俺は昨日の補習の時に終わったんで ユキ:セイくんはそうだよね。偉い! ソラ:みんなえらち!!いいこ!!! 0: リュウ:それじゃ、俺たちこっちだからまた昼休み ユキ:ちゃんと授業受けるんだよ〜 セイ:うっす ソラ:ばいばーい 0: ソラ:んじゃ、ぼくも教室着くし、また昼休み! セイ:授業終わったら先輩たちの教室集合で ソラ:あーい! 0:昼休み ユキ:疲れたぁあ〜 リュウ:それな ユキ:リュウは授業中寝てたじゃん! リュウ:バレてたか ユキ:そりゃ、席隣なんだからバレるよ リュウ:あははっ。それはそうか ユキ:そういえばリュウはもう進路決まったの? リュウ:んー、やりたいことねぇし、やりたいこと見つかるまでは親父の店で働こうかなと ユキ:今もお父さんのお店でバイトしてるもんね リュウ:おう。ユキは?進路決まってんの? ユキ:私は教師になりたいから大学行くよ リュウ:え、すげぇ。ユキ頭良いもんな ユキ:えへへ。そんなことないよ ソラ:ユキー!リュウ先ぱ〜い! セイ:兄貴んとこ行きましょ〜! リュウ:うし、んじゃ行くか ユキ:あ!ソラちゃん、はい!お弁当! ソラ:ほわぁあ!!ユキの!手作り!弁当だ! セイ:リュウ先輩俺の分は〜? リュウ:あっ…ごめん!!すっかり忘れてた! セイ:えぇ?じゃあ、俺今日昼飯ないじゃないっすか リュウ:一緒に…購買いくか。俺も今日持ってきてねぇし セイ:先輩の奢りっすか?!やったぁ〜! リュウ:わーったよ。ほら行くぞ。 ユキ:じゃあ、私たち先に研究室行っとくよ? リュウ:おう ソラ:じゃあ、また後で! 0: ソラ:んーじゃ、ユキ、行こっか ユキ:うん!いこいこ〜! ソラ:てか、ユキほんとにお弁当ありがと〜!食べるのちょーたのしみ! ユキ:いえいえっ。大したものではないけど ソラ:いやいやいや!ユキが作ったものなら大したものだからっ ユキ:えへへ、ありがとう 0:研究室にて 瀬戸:おー。来たか。コーヒー入れてるぞ…って、リュウとセイは? ユキ:なんか、お弁当ないからって購買行ったよ 瀬戸:リュウあいつ作るって言ってたから俺作んなかったのに、忘れてきたんか ソラ:らしいw ユキ:って、あれ、姫川先生。珍しいですね 姫川:2人とも授業お疲れ様 ソラ:姫川先生さっきぶり〜 姫川:うん。さっきぶりだね。 ユキ:どうして姫川先生がここに居るんですか? 瀬戸:あぁ、夏休み明けに体育祭があるだろ?俺たち教師もそれぞれ係みてぇなもんが当てられるんだが、今年は姫川先生と一緒になってな。 姫川:そうそう。それについて今話していた所なんだよ。 ソラ:へぇ〜!そうなんだっ。先生達はなんの係なの? 姫川:生徒会と一緒に動くことになるよ 瀬戸:ったく。体育委員よりはマシだと思うが、だりぃよなぁー 姫川:あははwそんな事言わないで下さいよ ユキ:そういえば、リュウうちのクラスの体育委員だったなぁ… ソラ:え、そうなの?あー、でも確かにぽいよね ユキ:体育祭かぁ…夏休み明けだからもう少し先だけど、運動好きだし楽しみだなあ。……今年最後だし、ね ソラ:今年はセイもいるし、体育祭の時もお昼ご飯一緒に食べようね! ユキ:もちろん! 0:研究室のドアが開く セイ:ただいま〜って、姫川先生じゃないっすか リュウ:ほんとだ。瀬戸ちゃんの研究室にも恋を届けに来たんかな? 姫川:恋を届けに来たって…w体育祭の話をしていたんだよ セイ:体育祭?!俺、高校入って初めてっすね! リュウ:俺とユキは最後の、だけどな 瀬戸:そういえば去年さwリュウがクラス対抗リレーで待機場所間違えてお前のクラスボロ負けしてたよなw リュウ:いや、それは、今、出さなくてもいいじゃ〜ん! セイ:あ、それ兄貴から聞いた気がするw ユキ:第2走者だったのに第3走者と一緒にいるんだもんねwしかも、第2走者の待機場所に戻るのに全力で走って疲れてさw ソラ:でも、最後のユキの巻き返し凄かったよね! ユキ:さすがに最下位からだったから3位までしか行けなかったけどね セイ:え〜、いいなぁ。俺も見たかったっす リュウ:見なくていいよ セイ:なんでぇ? リュウ:なんでもだよっ 瀬戸:今年は見れるかもしれんよ(全員にコーヒーを渡しながら) セイ:確かに! リュウ:そんな2年連続はないから大丈夫 ユキ:そういって、1年の時もやらかしてるの忘れないでよ リュウ:ゔっ… ソラ:そうなの?!さすが、リュウ先輩っすねw リュウ:こ、今年は大丈夫だから! ユキ:どーだか 姫川:あははw楽しそうだけれど、そろそろ食べないと間に合わないよ セイ:ほんとじゃん!食べましょ! ソラ:いただきまーす! ユキ:いただきます セイ:あーっす リュウ:ひははひはふ(いただきます) 瀬戸:おうおう、食え食え 姫川:じゃ、僕はこの辺で失礼しようかな 瀬戸:おー。おつかれ ソラ:あ、姫川先生、放課後課題出しに行けるようにするんで、多分、きっと… 姫川:うん、待ってるよ 0:姫川が研究室から出る ユキ:そういえば、さっきの話で思い出したけどもうすぐ夏休みだよね! セイ:そういえばあと2、3週間とかっすよね ソラ:ユキとリュウ先輩の時間があったらって感じにはなるけどさ、夏祭りとか、プールとか行きたいな リュウ:あー、いいな。夏祭りはその日に俺らが暇かわからんけど、プールなら合わせられるしな ユキ:いいねいいねっ!私も勉強の間縫って行きたい! 瀬戸:あー。それなら俺が車出してやろうか?行く日決まったら…… セイ:え、マジで?! ユキ:それはありがたいですけど…、いいんですか? 瀬戸:全然いいよ。任せな リュウ:じゃあ、グループの方でそれぞれ予定送って合わせるか ソラ:そうね!瀬戸先生ありがと〜! 瀬戸:こんくらい全然いーよ ユキ:ありがとうございます セイ:てか、リュウ先輩がおすすめしてくれた『職人監修!丸一日手ごね納豆入りバフンウニ蒸しパン』めっちゃ美味しいっす ソラ:何それめっちゃ美味しくなさそう… リュウ:いや、そう思うじゃん?美味いから ユキ:へぇ…… セイ:先輩達も食べます? ソラ:遠慮しとく ユキ:私もちょっといいかなぁ… セイ:美味しいのに。ねー、リュウ先輩 リュウ:な。美味しいのに 0:放課後 セイ:せんぱーい!帰りましょ〜!…って、あれ?ユキ先輩だけっすか? ユキ:リュウは面接練習で居残りだからね。そっちこそ、今日はソラちゃん一緒じゃないの? セイ:ソラ先輩は今日部活らしいっすね ユキ:そっかー。それなら2人とも直ぐには帰れなさそうだし…2人で帰ろっか セイ:そうっすね!てか、ユキ先輩と2人で帰るってあんまりないっすよね! ユキ:確かに珍しいかも! セイ:帰り道も途中まで一緒っすよね! ユキ:ソラちゃんの隣の家だからね〜。ふわぁ… セイ:先輩眠いんすか? ユキ:うーん、今日体育あったしねぇ〜 セイ:あぁ、確かに疲れますもんね…でも、先輩体育あっても無くてもいつも眠そうじゃないすか ユキ:眠いもんはしょうがないもーん セイ:あははっ。先輩らしいっす ユキ:でしょ〜? セイ:あ、そういえば。この前リュウ先輩と恋バナしてたって言ってたじゃないすか! ユキ:え、いや!それは。リュウが勝手に…! セイ:え〜?聞かせてくださいよ〜! ユキ:私は別に好きとかじゃ…いや、好きなんだけど、そうじゃなくて…! セイ:へぇー。ふーん。そうなんすね。誰なんすか? ユキ:だーかーらっ!! セイ:あああっ先輩怒んないで!…で、誰なんすか? ユキ:セイ君っ?? セイ:さーせんってw ユキ:もー。そういうセイ君は好きな人とか居ないの? セイ:え、居ますよ? ユキ:え? セイ:ん? ユキ:い、居るの?!え、誰? セイ:当ててください ユキ:えー。私も知ってる人ってことだよね? セイ:そうっすね!知ってる人です ユキ:んー。そうなると限られてくるんだけど… セイ:ははっ確かにそうっすね!じゃあ、俺が答えたらユキ先輩も教えてくださいね ユキ:それはっ。私のはまだ… セイ:気になりはするけどー、恋愛的に好きかはーって感じっすか? ユキ:そ、そんな感じ…かな セイ:へぇ…誰なんすか? ユキ:先にそっちでしょ! セイ:あぁあ、そっか ユキ:セイ君が好きな人…。いつも一緒にいるならソラちゃん?とか… セイ:ソラ先輩も好きっすけど、先輩として、っすね ユキ:瀬戸先生は兄弟だし… セイ:それはダメっすw ユキ:だよねぇ〜。んー、私ではないよねぇ セイ:まぁ、先輩もめっちゃ好きっすよ ユキ:え、いや、まぁ。私もあそこにいるみんな好きだけど…。恋愛的にってことじゃないもんねぇ…。あとは……姫川先生かリュウ…くらいしか知り合いって… セイ:どっちだと思います? ユキ:待って、どっちか正解なの?! セイ:さぁ? ユキ:でも、今までのセイ君的に……リュウ? セイ:あっはwじゃあ、ほら、ユキ先輩も教えてくださいよ ユキ:え?!正解ってこと?!いいじゃーん!! セイ:それはっいいっすから、先輩教えてくださいよ ユキ:あれ?セイ君顔赤くない?かわい〜! セイ:あーあっつ!最近暑いっすね! ユキ:あー!誤魔化したー! セイ:先輩だってさっきから誤魔化してるじゃないすか! ユキ:私はっ…好きって確信したら、教えるからさ… セイ:はい、言質取りましたー! ユキ:んーもうっ セイ:先輩可愛いっすね ユキ:も…可愛くないよ セイ:俺嘘つかないんで! ユキ:あ、もう家だから私帰るね! セイ:はーい!先輩また明日! ユキ:うん!また明日〜! 0: ソラ:部活疲れたー… リュウ:あれ?ソラじゃん。今部活終わり? ソラ:そー。疲れたー動けなーい。先輩おんぶー リュウ:自分で歩けよ ソラ:くっ…仕方ない…… リュウ:セイとユキはもう帰ったよな〜 ソラ:多分帰ったね リュウ:もう19時だもんな ソラ:だね。帰ろっか リュウ:おう ソラ:ていうか!夏休み楽しみだねー!! リュウ:ま!1日くらい時間合うだろうしなっ ソラ:ユキ先輩の水着姿…ぐへ… リュウ:ソラ…ヨダレ垂れてんぞ… ソラ:ああぁ、やばいやばい リュウ:夏祭りも行けるといいけどなぁ〜 ソラ:ユキ先輩の浴衣…ぐへ… リュウ:はぁ…… ソラ:なんのため息?! リュウ:いやー?なんもー? ソラ:失礼なやつだなっ リュウ:先輩に向かって失礼な奴とは失礼な奴だ ソラ:2人とも失礼なやつ…だと リュウ:なんっ……だと?? ソラ:そういえばさー リュウ:おう ソラ:ユキって好きな人いんのかなー リュウ:え、お前ユキのこと好きなの? ソラ:好きというかなんというか。 リュウ:あー気になる? ソラ:最近、ユキに恋人出来たら嫌だなーって思うようになってさ リュウ:俺よりも幼馴染のソラの方がそういうこと知ってそうだけどな ソラ:教室でのユキの事知らないんだもーん リュウ:まぁ…それは確かに ソラ:もし、何か情報を入手しましたら御報告を リュウ:御意 ソラ:てか、もう家じゃーん! リュウ:ほんとだ。じゃあな ソラ:うん!気をつけて帰るんだぞっ リュウ:おう。また明日なっ 0: 姫川:瀬戸先生お疲れ様です 瀬戸:あ、姫川先生おつかれーっす 姫川:まだ帰らないんですか? 瀬戸:これだけ終わらせたら帰ります 姫川:あ、この前の小テストの採点ですか 瀬戸:そうなんすよ〜。ラスト問題、一人ひとりの苦手分野に合わせて作ったら採点大変になっちゃって 姫川:え、すご。めっちゃ凝ってますね 瀬戸:いや、まぁ、苦手をサポートするのも教師っすから 姫川:手伝いますよ 瀬戸:いやいや… 姫川:いいですから 瀬戸:いいんすか?助かりますっ 姫川:こっちやりますね 瀬戸:ありがとうございます!今度奢りますわ 姫川:はははっ楽しみにしてますわ 瀬戸:任せてください 姫川:瀬戸先生の研究室、いつも賑やかですよね 瀬戸:あいつらが勝手に入り浸ってるだけっすよ 姫川:楽しそうで羨ましいですよ 瀬戸:姫川先生も昼休み来ますか?煩いっすよ 姫川:楽しそうですね。時間ある時行きます 瀬戸:待ってます 姫川:・・・・・(採点中) 瀬戸:・・・・・(採点中) 姫川:よし、こんなもんかな 瀬戸:やっと終わった〜!帰れる〜 姫川:お疲れ様です 瀬戸:ほんとありがとうございました 姫川:いえいえ 瀬戸:姫川先生もこれから帰るんすか? 姫川:帰りますよー 瀬戸:車っすか? 姫川:いや、電車ですね 瀬戸:良かったら送っていきますよ 姫川:え、そんな。いいんですか? 瀬戸:全然任せてください 姫川:えぇ、じゃあ、いいですか? 瀬戸:早く帰りましょー 姫川:ありがとうございます 0: 瀬戸:ただいま〜 セイ:あ、兄貴おかえり〜 瀬戸:ご飯作るから先風呂入ってるか? セイ:あー、そうしようかな。今日ご飯なに? 瀬戸:今日はカレーかなー。 セイ:兄貴のカレー好き〜!んじゃ、先風呂入るわ 瀬戸:おう 0: ユキ:(M)高校生活もあと1年ってところで、新しい後輩もできて、今まで以上に楽しい高校生活になっていると実感してる。 ユキ:リュウもソラちゃんもセイ君も、みんな明るくて面白くて、瀬戸先生の研究室に集まるあの時間が幸せだなと思う。 ユキ:高校を卒業してもずっとこのメンバーで仲良くできたらいいなぁ…なんて思いながら、明日提出の課題を終わらせるために教科書を開いた。 0: ソラ:(M)最近楽しいなー。ユキは昔からずっと可愛いし、リュウ先輩はノリ合って面白いし、セイもみんなと馴染めたみたいだし…プール、夏祭り…みんなで行けたらいいなー。楽しみだな〜。 ソラ:明日の課題しないとなぁ〜。んー。難しくない?えぇと、んーと…。そういえばお風呂入らなきゃな〜。お腹いっぱいでまだ動けないから少し休憩して… ソラ:明日、早く来ないかなー。学校が楽しみなんていつぶりか分かんないけど、早くみんなに会いたいな ソラ:よしっ。お風呂はいって早く寝よーっと! 0:次の日、昼休み リュウ:よし、昼食いに行くか〜 ユキ:あ、待って。私も行くー! ソラ:ユキー!!(抱きつく) ユキ:わっ。ソラちゃん?! ソラ:お昼行こ〜! リュウ:いつもいつも元気だな ソラ:当たり前じゃ〜ん! ユキ:あれ?セイくんは? ソラ:なんか、剣道部の集まりか何かで遅れるって リュウ:んじゃ、俺たちだけで先行っとくか 0:研究室 瀬戸:毎日毎日ここで飽きねぇの? リュウ:ここがいいんじゃーん! ソラ:居心地いいし? ユキ:セイ君そろそろ来るかな 瀬戸:あ、珈琲もうないなぁ〜。持ってくりゃ良かった 姫川:(研究室に入ってくる)こんにちは〜 ソラ:あ、姫川先生こんにちは〜 リュウ:姫川先生だ ユキ:こんにちは! 瀬戸:あ、姫川先生。おつかれっす 姫川:僕もここでお弁当食べていいかな? 瀬戸:勿論ですよ ソラ:先生ここ座っていいよ〜!ぼくはユキのとーなりっ! リュウ:セイおせーな。今日はセイの弁当も作ってきたんだけどな〜 セイ:え!!マジですか!!!!(研究室に入ってくる) リュウ:うおっ?! ユキ:セイ君?! ソラ:タイミング良すぎじゃん セイ:先輩のお弁当早く食べたいっす ソラ:食べよ食べよっ! セイ:あれ、そういえば姫川先生今日も居るんすねっ!1人で食べるのが寂しいとか? 姫川:い、いやぁ?別にそんなんじゃないですけど… リュウ:姫川先生寂しいなら仕方ないから俺たちが一緒に食べてあげてもいいんすよ? 姫川:だから…、ね?瀬戸先生? 瀬戸:姫川先生寂しいなら最初からそう言ってくださいよ〜 姫川:いや、あのっ…瀬戸先生まで?? ユキ:姫川先生も寂しがり屋なんですね 姫川:柳田さんまでそんなっ…僕に味方はっ… ソラ:ぼくは先生の味方ですよ! 姫川:羽乃さn…… ソラ:(被せて)姫川先生が寂しくてみんなと食べたくて、瀬戸先生にお願いしたんよね! 姫川:君たちは、本当に……。はぁ。そうですけど?1人で食べるの寂しいなーなんて思ってたら?瀬戸先生が?昼休み来てもいいって言って下さったんで? リュウ:姫川先生やっぱ寂しかったんすね! セイ:俺たちで良ければ、毎日でも一緒に食べますよ! ユキ:私も姫川先生ともっと話してみたいです ソラ:姫川先生可愛いね! 瀬戸:全然毎日でも来ていいんで。 姫川:君たち…!授業と恋愛相談以外で生徒に話しかけられることないから嬉しいよ… 0:チャイムがなる ソラ:あ、予鈴なった!みんな戻ろ! セイ:んじゃ!先生方、お疲れ様です! リュウ:ユキ、次の授業なんだっけ? ユキ:現代文じゃない? リュウ:現代文か。あのハゲタ先生怒ると怖いし早く行こ ユキ:ハゲタって…いや、禿げてるけど 瀬戸:あ、リュウ!あの禿げたおっさんが先週の課題出てねぇって怒ってたぞ リュウ:やっべ!忘れてた!!また怒られるよー。サボろかな ユキ:ほら、リュウ行くよ。失礼しました! 0:放課後 ソラ:あれ?あそこにいるのは…。姫川先生ー! 姫川:あら、羽乃さんじゃん! ソラ:姫川先生も図書館に行くんですか? 姫川:次の授業で調べ学習をするので、参考になりそうな本を幾つか見ておこうかと。羽乃さんは… ソラ:これから委員会の当番だから 姫川:あぁ、なるほど。それじゃあ一緒に行きましょうか ソラ:やったー!うえーい! 姫川:うえーい ソラ:そういえばあと2週間で夏休み!楽しみ〜! 姫川:その前に明日は期末テスト… ソラ:期末テスト………? 姫川:昼休みもその話題全く出なかったからもしかしてと思ってたけど、まさかほんとに… ソラ:いや?いやいや?覚えてましたよ?でも、ほら、ね?いやー。期末テストかぁ。期末テスト…ぼくの辞書には乗ってない言葉かもしれない 姫川:他の子達は大丈夫かなぁ。柳田さんとかは大丈夫だろうけど…セイくんも大丈夫…かなぁ。 ソラ:リュウ先輩は多分こっちの仲間だ! 姫川:はは。僕もそう思う ソラ:みんなに期末テストのこと言っとこ… 姫川:お願いしますね… ソラ:任せて! 0: リュウ:あれ、セイじゃん。 セイ:リュウ先輩!偶然ですね!! リュウ:これから部活? セイ:そうっすね。ソラ先輩が委員会で遅れるってこと女バスに伝えに行って、そのまま男バスの3×3(スリーオンスリー)の人数足りないらしいんで助っ人して、その後剣道部の方行きます リュウ:多忙じゃねぇか。ていうか、ソラは自分で伝えろよ セイ:まぁ、ソラ先輩らしいんじゃないすか? リュウ:…確かに。 セイ:リュウ先輩は今日居残りないんすか? リュウ:俺はもう、帰りに1人でカラオケ寄ってこうかなとか思ってたけど…、時間あるし男バスの3×3(スリーオンスリー)見て行こうかな セイ:え!先輩見ていくんすか?!頑張らなきゃじゃないすか! リュウ:そんな、いつも通りでいいのに セイ:いや、先輩にかっこいいとこ見せたいっす リュウ:じゃあ、頑張れ セイ:はい!! 0: ユキ:今日はみんな忙しそうだし、帰り1人かー。あ、でも、今日いつもより早めだし佐藤さん(犬)の散歩、少し遠くまで行こうかな! 瀬戸:なーに1人でブツブツ言ってんだ? ユキ:うわっ!瀬戸先生!こんばんは! 瀬戸:まだ夜じゃないぞ ユキ:あ、こんにちは! 瀬戸:それで?佐藤さんの散歩ってなんだよ…。佐藤さん誰だよ…。まさか、お前…… ユキ:ちが、ちがう!!飼ってる犬の名前です! 瀬戸:あぁ、犬の佐藤……。犬の佐藤って… ユキ:可愛くないですか? 瀬戸:あー、まぁ、そ、うだな?うん、まぁ、言われてみりゃぁ、かわい…可愛い…か? ユキ:可愛いもん! 瀬戸:あぁ、ああー、そうだな。可愛いな。うん ユキ:ですよねっ! 瀬戸:いいなぁ。まぁ、俺の家も犬飼ってるようなもんだし、犬はいいよな ユキ:犬飼ってるんですか?!犬種は? 瀬戸:あー。犬って言うか、犬っぽい人間っていうか、人間っぽい犬って言うか… ユキ:あ……なるほど。 瀬戸:そうだ。ご察しの通りだ。 ユキ:確かにセイ君、完全に犬ですもんね 瀬戸:そういうことだ。まぁ…可愛い弟だよ ユキ:いいですね! 瀬戸:ああ。 0:一週間後 ソラ:あー!やっと、やっと期末テスト終わったあー! ユキ:みんなお疲れ様ぁ〜 セイ:ソラ先輩もリュウ先輩も前日まで忘れてましたもんね リュウ:頑張ったから放課後カラオケ行こうぜ〜 ソラ:ごめん!ぼく部活あるからパスで! セイ:俺も今日は筋トレが… ユキ:私帰ってから佐藤さんの散歩行かなきゃ リュウ:なんだよー。もー。 ユキ:ほら、もうあと1週間とちょっとで夏休みなんだし、それから一緒に行こ? セイ:そうっすよ!夏祭りはわかんないすけど、プールとかカラオケなら時間合わせられるじゃないすか! ソラ:夏休み〜やっとだあ! リュウ:そっか。もう夏休みか。面接練習も入ってるし、三者面談もあるけど、そうだよなっ セイ:んじゃ!夏休みについても、また帰ってから…って、そういえばグループとか無くないっすか? ユキ:グループ? セイ:はい。個人個人で連絡とるのに先輩たちの連絡先は持ってるんすけど、みんなで話す場所ないっすよね リュウ:そういえば確かにそうだな ソラ:今ここでグループ作ればいいんじゃない? セイ:おっけーっす。全員追加しときますね。ついでに兄貴も… ソラ:いいねいいね!入れちゃお! リュウ:ありがとー ユキ:って、何このグループ名(笑いながら) セイ:何って、兄貴タバコ吸うし、先輩も吸ってそうな顔してるし… リュウ:だからって『ヤニカス親衛隊』って、センス良すぎだろ(笑いながら) ソラ:親衛隊って誰守んの(笑いながら) セイ:そりゃもちろん、ユキ先輩とソラ先輩っすよ ソラ:ぼく達?! ユキ:ヤニカスに守られるの…? セイ:嫌っすか? リュウ:俺たちが守ってやるのに… ユキ:嫌じゃないけど…ねぇ? ソラ:ユキ煙草好きじゃないからな セイ:とりあえず、まぁ。このグルで連絡取りましょ ユキ:りょーかーい! リュウ:また連絡するわ ソラ:あいよっ 0:夏休み前日(メッセージにて) セイ:お疲れ様です! リュウ:おつかれ〜 瀬戸:なんだよこのグループ ソラ:ヤニカス親衛隊だよ? 瀬戸:ヤニカス親衛隊って……。 セイ:まあまぁ、研究室にいるメンバー入れてるだけです 瀬戸:姫川先生いないじゃん ユキ:誰も連絡先知らないんですよね リュウ:瀬戸ちゃんはセイの兄貴だから百歩譲ってだけど、姫川先生は先生だからどうかなーってのも… ソラ:あ、瀬戸先生の飲み仲間!友達!って名目で入れればいいんじゃね?瀬戸先生連絡先持ってる? 瀬戸:いや、持ってるけど…入れるかぁ! 0:姫がグループに追加されました 姫川:?!ヤニカス親衛隊…だと、? ユキ:ただ普通に夏休みの予定とか立てるグループです 姫川:え、じゃあなんで僕とか瀬戸先生まで… セイ:研究室にいるメンバーを入れただけっすよw ソラ:とりあえず予定決めよ〜 リュウ:俺は一応お盆ら辺は空いてるし、三者面談もほぼ決まってるから大丈夫。 リュウ:空いてる日また連絡するわ。 ソラ:了解了解!ぼくもお盆なら部活ないし、日曜日も部活ないから大丈夫!練習も午前か午後だけだし!レギュラーでもないし… ユキ:私はどうだろ。土日は空いてるけど平日は… セイ:みんなお盆とか土日なら行けそうってことか ソラ:そうだね! セイ:それじゃあ、プールは8月13日とかどうっすか? リュウ:俺は大丈夫! ユキ:私も…多分大丈夫だと思う! ソラ:ぼくも大丈夫!お祭りって7月26日だっけ? セイ:確かそうっすね ソラ:みんなどう?夜だからみんなで行けたら行きたいけど… リュウ:夜なら俺は大丈夫よ ユキ:私も夜なら行けると思う!遅くならなければ! ソラ:ぼくも門限あるけど、お祭りなら大丈夫っしょ! セイ:じゃ、7月26日のお祭りと8月13日のプールは決まりってことで!!近くなったらまた集合時間とか決めましょ! 瀬戸:まぁ、そんときゃ行ってくれれば送るよ セイ:さっすが兄貴〜! リュウ:瀬戸ちゃんさすが! ユキ:ありがとうございます! ソラ:やったぁ〜! リュウ:てか、お祭りとか瀬戸ちゃんと姫川先生も一緒に来たらいいんじゃね? ユキ:確かに!みんなで行こー! セイ:それいいっすね!! ソラ:先生たちもお盆は学校行かなきゃとかないんでしょ? 姫川:行ってもいいなら行きたいな 瀬戸:じゃあ、みんなで行きますか? セイ:そうしましょっ!! 0:②より夏休み編