台本概要

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タイトル ありきたりな異世界転生をしてしまった筈なんだがっっ?!
作者名 瀬川こゆ  (@hiina_segawa)
ジャンル コメディ
演者人数 3人用台本(男1、女2)
時間 20 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 クリストファー・テクノス・スーベニア・テクスマキア・ロビン・ナンダカキイロイコグマ・ノ・トモダチ・ミタイダネ・クサ・ヤマダテクノロジー3世が載せろって言ってきたから載せてるけどムカつくよね!!

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
ニッタ 124 おなご。
ユキゾノ 110 めがみ。
テクス 73 ゆうしゃ。
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
ニッタ:また終電逃しちゃった……。 ニッタ:歩いて帰らなきゃ……。 ニッタ:はぁ……疲れたなぁ。 ニッタ:……え? ニッタ:きゃあっっ?! 0:一拍。 ユキゾノ:もしもーし起きてくださーい。 ニッタ:う……うぅぅん。 ユキゾノ:もしもーし、聞こえてますかー? ユキゾノ:はろーはろー。 ニッタ:ん……ここ、は? ユキゾノ:起きました? ニッタ:あなたは? ユキゾノ:おはようございます新田さん。 ニッタ:え?あ、おはようございます? ユキゾノ:えっと実はですねぇ。 ユキゾノ:突然ですが、 ユキゾノ:貴女に謝らなくてはいけない事がありまして。 ニッタ:謝る? ユキゾノ:えーっと……大変申し上げにくいのですが。 ユキゾノ:とある方を送る過程で?誤って新田さん。 ニッタ:はい。 ユキゾノ:こちらの不手際で、 ユキゾノ:貴女も巻き込んでしまいまして。 ニッタ:なーんか聞いた事あるぞー。 ニッタ:この展開知ってるぞー。 ユキゾノ:大変申し訳無いのですが、 ユキゾノ:元の世界の貴女は亡くなってしまったので。 ユキゾノ:別の世界でやり直して頂く事は可能でしょうか? ニッタ:キタコレ異世界転生!! ユキゾノ:おぉ!ご存知でしたか! ニッタ:やり直します!やり直しますよ! ユキゾノ:お、おぉ……思ってたの反応違うなぁ。 ニッタ:はい? ユキゾノ:あ、いえ。 ユキゾノ:快諾頂きありがとうございます。 ニッタ:断る理由が無いので! ユキゾノ:そうですか。 ユキゾノ:それでは貴女が今から向かう世界について、ざっと説明しますね? ニッタ:はい。 ユキゾノ:希望職種、能力値設定。 ユキゾノ:その他ある程度のご要望に関しては、 ユキゾノ:説明が終わり次第受付ますので。 ニッタ:なんかすっごい事務的だなぁ。 ユキゾノ:とりあえずお手元の資料、 ユキゾノ:5ページ目をご覧下さい。 ニッタ:は?資料? ユキゾノ:もう持たせてますよ。 ニッタ:……ほんとだ!どうして?! ユキゾノ:神様ぱわーですね。 ニッタ:あ、やっぱりあなた神様だったんですね。 ユキゾノ:はい、一応。 ユキゾノ:と、言う訳で〜。 ニッタ:はい。 ユキゾノ:5ページ目ですね。 ユキゾノ:まぁここは、なんか諸々色々あって魔法やらなんちゃらかんちゃらが存在している、 ユキゾノ:まぁ恐らくファンタジー?的ななんかの世界です。 ニッタ:すごいほぼ「なんか」で通してる……。 ユキゾノ:んで、次。 ユキゾノ:6ページ目。 ニッタ:あ、はい。 ユキゾノ:えっととりあえず、 ユキゾノ:王様的ななんかが居まして。 ユキゾノ:んで、女神的な私を信仰的ななんかしています。 ニッタ:やっぱ適当なんだよなぁ。 ニッタ:え、と言うか女神だったんです? ユキゾノ:はい、一見すれば天使と間違えちゃうと思いますが、天使の上位互換の女神です。 ニッタ:自分で言ってて苦しくないんですか?それ。 ユキゾノ:正直凄い苦しいです、あはー。 ニッタ:ですよね……。 ユキゾノ:はいはいそれで〜、 ユキゾノ:この世界。 ユキゾノ:魔王的ななんかをですねぇ、 ユキゾノ:えっとまぁ〜その〜。 ユキゾノ:ついうっかり?召喚的ななんかしちゃいまして。 ニッタ:召喚したってまさか……。 ユキゾノ:そのまさかです。 ユキゾノ:私です、召喚しちまったのは。 ニッタ:何やってるんですかっっ?! ユキゾノ:いやだって、こっちもね? ユキゾノ:バカンス中にたかが石動かしただけで? ユキゾノ:魔王召喚されるとは思わないじゃないですか! ニッタ:バカンス中? ニッタ:え、下界に?女神様が? ユキゾノ:天界って正直美味しい物無いんですよ。 ユキゾノ:素材そのものを楽しむ的な? ユキゾノ:私、生野菜と生果物全般無理だし、 ユキゾノ:ドライフルーツ的なやつも基本食べられないのに。 ニッタ:それはアレルギー的なやつですか? ユキゾノ:いえ、ただの好き嫌いですね。 ユキゾノ:物凄い偏食なだけです。 ニッタ:なにこの駄女神?! ユキゾノ:よく言われます〜。 ニッタ:ドヤ顔する様な事じゃ無いですって! ユキゾノ:まぁまぁまぁまぁ。 ユキゾノ:うっかり魔王的ななんか召喚しちまったので? ユキゾノ:いま絶賛世界の危機に陥ってまして。 ニッタ:可哀想。 ニッタ:世界が可哀想。 ユキゾノ:んで、とりあえず魔王には勇者でしょう? ユキゾノ:って事で、地球産の勇者的な人をこちらにお呼びしたんですが。 ニッタ:その過程で私も巻き添え食らった、と? ユキゾノ:その通り〜。 ニッタ:なんかよくある感じー。 ユキゾノ:定番事項ですね。 ユキゾノ:まぁそんな訳で? ユキゾノ:こちらとしては出来れば、 ユキゾノ:先にお送りした勇者様のサポート的な物に回って欲しいんですが。 ニッタ:はい、よくある展開ですね。 ユキゾノ:まぁ別に?回んなくてもそれはそれでいいかなぁって言う感じのあれなので、 ユキゾノ:まぁ正直? ユキゾノ:お望みがあればお好きな様には対応しますよ〜。 ニッタ:はは、ははは……ほんっとに適当。 ニッタ:ちなみに、特に望みがない場合は? ユキゾノ:強制「聖女」ルートです。 ニッタ:後から希望が出てきた場合は? ユキゾノ:え〜仕方ないなぁ〜。 ユキゾノ:対処しようじゃないの! ニッタ:え、出来んの?! ニッタ:そんな後出し有りなんです?! ユキゾノ:まぁ、女神ですから。 ニッタ:え、え、じゃあ、とりあえず「聖女」ルートからの希望が決まり次第途中で変更がいいです! ユキゾノ:かしこまりぃー。 ニッタ:かっっるいなぁ。 ユキゾノ:あ、じゃあとりあえず? ユキゾノ:勇者様?についても一応ざらっと説明しますね。 ユキゾノ:勇者と聖女とか、 ユキゾノ:どうせ途中で合流すると思うんで。 ニッタ:はい。 ユキゾノ:えっととりあえず名前がですね……。 ユキゾノ:なんだったっけぇ? ニッタ:忘れたんですか?! ユキゾノ:長いんですよ、無駄に。 ニッタ:はぁ? ユキゾノ:えっと……。 ユキゾノ:クリストファー・テクノス・スーベニア・テクスマキア・ロビン・ナンダカキイロイコグマ・ノ・トモダチ・ミタイダネ・クサ・ヤマダテクノロジー3世 ユキゾノ:ですね、確か。 ニッタ:なっがっっ?! ニッタ:と言うかなんか駄目な単語入ってません?! ユキゾノ:ちなみに略してテクスです。 ニッタ:クリスじゃなくて?! ユキゾノ:へい。 ニッタ:不安しかないよこの異世界転生……。 ユキゾノ:んで、そのテクスさんなんですけど。 ニッタ:はい。 ユキゾノ:ちょっと、ね? ユキゾノ:あの〜……あれ……な感じでして。 ニッタ:あれとは? ユキゾノ:可愛い子とか〜かっこいい子が〜、 ユキゾノ:苦しむ事に〜、 ユキゾノ:喜びを覚える種の人で〜す。 ニッタ:特殊性癖持ちって事?! ユキゾノ:はい。 ニッタ:勇者なのに?! ユキゾノ:はい。 ユキゾノ:どちらかと言えばあの人魔王寄りだと思ってます。 ニッタ:その人本当に勇者なんです?! ユキゾノ:まぁ概ねは? ニッタ:嘘だぁ〜。 ユキゾノ:とりあえず四の五の言ってても埒が明かないので、 ユキゾノ:ちょっくら転生してもらいまーす。 ニッタ:ちょちょちょちょ待って待って! ユキゾノ:発動!召喚魔法! ユキゾノ:クリストファー・テクノス・スーベニア・テクスマキア・ロビン・ナンダカキイロイコグマ・ノ・トモダチ・ミタイダネ・クサ・ヤマダテクノロジー3世! ニッタ:それ勇者の名前!! ニッタ:召喚呪文みたいに詠唱してるけど名前だよ!! 0:一拍。 ニッタ:はっ!? ニッタ:夢オチ?! ニッタ:いや、違う。 ニッタ:本当に飛ばされた!! テクス:おやぁ?もしかしてー聖女様ですー? ニッタ:誰?! テクス:俺はですねぇ、 テクス:クリストファー・テクノス・スーベニア・テクスマキア・ロビン・ナンダカキイロイコグマ・ノ・トモダチ・ミタイダネ・クサ・ヤマダテクノロジー3世です〜。 ニッタ:初っ端から勇者に会っちゃったんだけど! テクス:あははは。 ニッタ:笑い事じゃないです! ニッタ:あなたヤバめの性癖持ってる人ですよね?! テクス:誰から聞いたんです?それ。 ニッタ:駄女神様。 テクス:あー雪園さんねぇ。 ニッタ:あの女神様「雪園さん」って言うの?! テクス:確かそうだったと思いますよ? テクス:雪園さんねぇ、あの人ちょっと語弊がある言い方するんですよねぇ。 ニッタ:と言うと? テクス:俺が好きなのはねぇ? テクス:あくまで可愛い子とかかっこいい、 テクス:普段からちやほやされて泥沼の世界知らない様な奴らが、 テクス:苦悶の表情を浮かべる様なんです。 ニッタ:……何が違うんですかね? ニッタ:一緒と言うかむしろヤバさのレベル上がったと思うんですけど? テクス:敢えて故意に自主的に苦しませようとは思わないって事です。 ユキゾノ:(小声)嘘つき。 ニッタ:ん?! テクス:こう、ね? テクス:レベルの高い剣技とか、 テクス:素敵な芸術見ると胸がワクワクするじゃないですかぁ? テクス:あー言う感じなんです。 ユキゾノ:(小声)そう言いつつ1番初めに覚えた魔法、外道魔法ですよこの人。 ニッタ:あるぇ?! テクス:まぁ本心では? テクス:この世界を救いたいと思ってますし〜。 テクス:なんせ勇者なんで、俺は。 テクス:勇者なんで魔王討伐するのが使命です。 ユキゾノ:(小声)嘘です。 ユキゾノ:本当は魔王討伐してハーレム作るの狙ってます。 ユキゾノ:動機不純です、欲望の塊。 ニッタ:なんか聞こえる! ニッタ:私にしか聞こえてないのこの声?! テクス:雪園さんちょっと黙ってて貰えません? ニッタ:聞こえてたし! ユキゾノ:や、だってさぁ。 ユキゾノ:送ったけどちょっと心配になってさぁ。 テクス:雪園さん俺の事ボロくそ言ってるけど、 テクス:あなたも充分女神とは程遠い性格してますからね。 ユキゾノ:そんなことないよぉ〜。 テクス:はは。 ニッタ:なんか怖いんですけどーこの2人。 ユキゾノ:大丈夫よ大丈夫。 ユキゾノ:新田さん"は"、殺さないから。 ニッタ:"は"? テクス:新田さん"も"じゃないんです? ユキゾノ:新田さん"は"、です。 ユキゾノ:あなたは知らない。 ユキゾノ:適当に頑張ってー。 テクス:あははは。 ニッタ:なんで笑っていられるんです?! ニッタ:あとなんで私は免れてるんです?! ユキゾノ:それはぁ〜だってぇ〜、 ユキゾノ:ほらぁ〜雪園さんはぁ〜。 ユキゾノ:女子供にはぁ〜優しいって〜、 ユキゾノ:定評のある女神様だからぁ〜。 テクス:そんな事言って、 テクス:この間隣国の10代の女の子殺してましたけどね? テクス:「死は最高の美学!楽には死なせない!」とかなんとか言って、だいぶエグいやり方で。 ユキゾノ:それはそれ、これはこれ。 テクス:あはははは。 ニッタ:だから笑い事じゃないんですってば!! ユキゾノ:別にだってさ、 ユキゾノ:やった事と言えば隣町滅ぼした事と、 ユキゾノ:ダンジョンの入り口ぶっぱしてあはは〜ってした事くらいじゃない? テクス:動機、なんか悲劇的に殺したかったからですけどね。 ユキゾノ:あとシンプルに暇を持て余していた。 テクス:暇を持て余した神々の遊び〜ってやつですか。 ユキゾノ:そそ。 テクス:あはははは。 ニッタ:やばいってー! ニッタ:この勇者は勇者だけど、 ニッタ:女神も女神なんだけどー! テクス:とりあえず雪園さん。 ユキゾノ:はいはい。 テクス:さっきからあなたの声が頭の中で煩いんで、ちょっと降臨して貰っていいです? ユキゾノ:りょかー。 ニッタ:そんな簡単に降臨していいの?! ユキゾノ:召喚呪文頼みまーす。 ニッタ:召喚制?! ニッタ:女神様召喚制なの?! テクス:おっけーでーす。 ニッタ:あなたは少しは疑問に思わないの?! テクス:まぁ、慣れってやつですよ。 ニッタ:慣れなの?! ニッタ:テクスさん私と同じ地球産だよね?! テクス:恐らくは。 ニッタ:恐らくってなに?! ニッタ:地球産じゃない可能性あるんです?! テクス:召喚しますよー雪園さーん。 ユキゾノ:はいはーいどぞーひと思いにー。 ニッタ:スルーされた。 ニッタ:都合悪いからスルーされた。 テクス:疲れんだよなぁこれ……はぁ。 テクス:クリストファー・テクノス・スーベニア・テクスマキア・ロビン・ナンダカキイロイコグマ・ノ・トモダチ・ミタイダネ・クサ・ヤマダテクノロジー3世! ニッタ:いやだからそれあなたの名前! ニッタ:呪文じゃないの!名前なんですよ! テクス:……。 ユキゾノ:……。 ニッタ:え、何も起きないんだけど……。 ユキゾノ:あらぁ? テクス:おかしいな。 ユキゾノ:発音不味かったかねぇ? ニッタ:発音の問題なんです? テクス:さぁ? ユキゾノ:もいっちょいっときます? テクス:えぇ……。 テクス:やだぁ……。 ニッタ:嫌なんだ。 テクス:そう何回も口回りませんて。 ユキゾノ:別にゆっくり言えばいい話じゃんな。 テクス:そう言う問題じゃない。 ユキゾノ:ぷぇ〜。 テクス:なんででしょうねぇ? ニッタ:呪文じゃないからですよ多分。 テクス:いつもこれで問題無かったんですけど。 ニッタ:問題無かったの?! テクス:ひょっこり降臨してきたんですが。 ニッタ:降臨出来てたの?! ユキゾノ:うん。 ニッタ:嘘ぉー。 ユキゾノ:なんでだろう? ユキゾノ:クリストファー・テクノス・スーベニア・テクスマキア・ロビン・ナンダカキイロイコグマ・ノ・トモダチ・ミタイダネ・クサ・ヤマダテクノロジー3世さんこと、 ユキゾノ:テクスさん。 テクス:はい、なんですか? ニッタ:全部言う必要あったの?いま? ユキゾノ:あなた本当に勇者です? テクス:さぁ? ニッタ:どう言う事?! ユキゾノ:ちょいステータス見ますねー。 テクス:はーい。 ユキゾノ:かんてーい! ユキゾノ:……うん、勇者だわ。 ニッタ:鑑定は「鑑定」って言えば見れる仕様なの?! テクス:くそ長詠唱必須は召喚魔法だけですねぇ。 ニッタ:「召喚」でいいじゃん! ユキゾノ:困ったなぁ。 ユキゾノ:どうしようかなぁ。 ユキゾノ:エコー掛けるのだるくなって来たんだけど……。 ニッタ:エコー掛けなければいいと思います。 ユキゾノ:そうもいかないんだなぁこれが。 ニッタ:どうして? ユキゾノ:オプション的ななんかよ。 ニッタ:出た「なんか」。 ユキゾノ:困ったなぁ。 テクス:もしかしてですけど〜。 ニッタ:はい? テクス:新田さん「聖女」ですよね? ニッタ:はい、一応? ニッタ:私「聖女」ですよね? ユキゾノ:そだよ、今はね。 ニッタ:だそうです。 テクス:って事は、「聖女」って神様と切っても切れない関係じゃ無いですか? ニッタ:そうなんですか? ユキゾノ:そうなんじゃない?知らんけど。 テクス:仮説として、 テクス:本来召喚は「聖女」専用スキル。 テクス:今までは「聖女」が居なかったから、 テクス:代わりに「勇者」が「聖女」の代行をしていた。 ニッタ:はぁ? テクス:で、今回「聖女」が転生してきたので、 テクス:「勇者」が女神召喚出来なくなった。 テクス:とか、どう思います? ユキゾノ:たぶんそう! ニッタ:適当だなぁ。 テクス:って事はですよ、新田さん。 ニッタ:はい。 テクス:試しに新田さんが召喚呪文唱えてみたらどうなりますかね? ニッタ:いや、どうなりますかね?って言われても、分かんないんですけど……。 テクス:まぁまぁまぁ試しに。 テクス:ね?1回だけでいいんで。 テクス:俺既に2回言わされてんで。 テクス:次、新田さんの番でしょ普通に考えて。 ニッタ:あなた嫌がってるじゃないですか テクス:気のせいですよ。 テクス:はいはい、ほらー頑張ってー。 テクス:終電逃し歩き帰宅女ー。 ニッタ:ムカつくー。 ニッタ:と言うかなんで知ってるんですそれ? テクス:勇者だから? ニッタ:属性=適当じゃないと生きられない世界線なんです?! テクス:あはははは。 ニッタ:もぉー。 テクス:はーやーく! テクス:はーやーく! ユキゾノ:自分がもうくそ長詠唱言わなくて済むと思って囃し立ててる人がおるべや。 テクス:や、だってキツかったんですもん。 テクス:今まで。 テクス:一体何度殺意を覚えた事か。 ユキゾノ:やだぁ〜そんな事言われたら〜、 ユキゾノ:もっかいくらいくそ長詠唱タイム入れたくなっちゃう〜。 テクス:すいませんすいません、嘘です。 テクス:やめてくださいお願いします。 ユキゾノ:(鼻で笑う) ニッタ:で、なんでしたっけ? テクス:おやおやぁ? テクス:開き直りですかー? ニッタ:いや、もう諦めたと言うか。 ニッタ:さっさと言っといた方がマシだなぁって思って。 ユキゾノ:達観しちょるのぅ、新田さんは。 ニッタ:はははは。 ニッタ:で?私覚えてないんで、 ニッタ:紙に書くなりなんなりして貰えます? ユキゾノ:おけおけー。 ユキゾノ:だってよ、テクスさん。 テクス:俺ぇ?! テクス:え、雪園さんが書くんじゃないの?! ユキゾノ:ほら、私女神だからさぁ。 ユキゾノ:一応まだ?天界に居るし? ユキゾノ:私が変になんか下界に落とすとするでしょ? テクス:はい。 ユキゾノ:そちらもれなく聖物になります。 ユキゾノ:聖杯の派生的ななんかになります。 ニッタ:もう私「なんか」にはツッコミませんからね? ユキゾノ:ちっ。 ニッタ:舌打ちしたよこの女神。 ユキゾノ:ほれほれ、早う早う。 ユキゾノ:書きやがれー。 テクス:はいはいはいはい、 テクス:書けばいいんでしょー書けば。 ユキゾノ:別に一言一言先に言うスタイルでもいんですよ? テクス:だが断る。 テクス:誰がその手に乗るか。 ユキゾノ:けっ。 0:一拍。 テクス:はい、どぞー。 テクス:書きましたよー。 テクス:有難く受け取ってくださいねー。 ニッタ:勿体ぶらないではよ、渡せ。 テクス:ひどぉい。 ニッタ:えっと……。 ニッタ:字面で見るとやばいなぁ……。 ユキゾノ:いひひひひ。 テクス:笑い方魔女なんだよなぁ。 ユキゾノ:何か言った? テクス:いいえー?なんにもー? テクス:(小声)日を追う事に、俺に対して当たりがキツくなってるんだよなぁ。 ユキゾノ:A型だから許して。 テクス:女神に血液型とかあるんです? テクス:初知りだわ〜。 ニッタ:あの〜。 ユキゾノ:はいはい、なんですか? ニッタ:これ、噛んでも大丈夫です? ユキゾノ:新田さん"は"許す。 テクス:俺は? ユキゾノ:時と場合による。 テクス:なんでー?! ニッタ:はぁ……行きますよ〜。 ユキゾノ:はぁい。 ニッタ:クリストファー・テクノス・スーベニア・テクスマキア・ロビン・ナンダカキイロイコグマ・ノ・トモダチ・ミタイダネ・クサ・ヤマダテクノロジー3世! ユキゾノ:おぉ! ユキゾノ:あれあれあれ! ユキゾノ:あれ出してテクスさんあれ! テクス:あれ? ユキゾノ:あの、SE的ななんか! ユキゾノ:歓声的な! テクス:嗚呼!了解ー。 0:(歓声的なSE入ったら嬉しいね) ニッタ:で、これ成功したんです? ユキゾノ:うん。 ニッタ:の割には駄女神様、違った。 ニッタ:雪園さんどこにも見当たらないんですが? ユキゾノ:ちょっと待ってね。 ユキゾノ:今航空券買ってるから。 ニッタ:航空券?! ユキゾノ:ぺいぺいの暗証番号? ユキゾノ:は?忘れたんだけど。 ニッタ:暗証番号?! ニッタ:え、てかまさかの電子マネー決済?! ユキゾノ:あーおけおけ入れた。 ユキゾノ:航空券買えましたー! ユキゾノ:今からそちらに向かいます! ニッタ:待って待って待って! ニッタ:何の為の詠唱だったの?! ニッタ:私の時は航空券とか買ってなかったよね?! ユキゾノ:いやぁ、降臨ってなるとね? ユキゾノ:手続き踏まないと起こられちゃうんで。 ニッタ:この女神様ずっとこうして召喚してたの?テクスさん?! テクス:あーはい、まぁ。 ニッタ:飛行機乗って?! テクス:はい。 ニッタ:おかしいと思わなかったの?! テクス:まぁ言うて俺も地球産なので。 テクス:そう言うのが普通かなぁって。 ニッタ:金輪際地球産名乗らないでください! テクス:あはははは。 ニッタ:だから笑い事じゃないんですってばー!! 0:一拍。 テクス:(M) テクス:その後、なんやかんやあって、 テクス:無事航空券をGETし、 テクス:合流した女神、勇者、聖女の3人は、 テクス:打倒魔王を目指して奮闘するのでしたー。 テクス:続く! ニッタ:いや、続きませんて。 ニッタ:続かないですよこんなの!!

ニッタ:また終電逃しちゃった……。 ニッタ:歩いて帰らなきゃ……。 ニッタ:はぁ……疲れたなぁ。 ニッタ:……え? ニッタ:きゃあっっ?! 0:一拍。 ユキゾノ:もしもーし起きてくださーい。 ニッタ:う……うぅぅん。 ユキゾノ:もしもーし、聞こえてますかー? ユキゾノ:はろーはろー。 ニッタ:ん……ここ、は? ユキゾノ:起きました? ニッタ:あなたは? ユキゾノ:おはようございます新田さん。 ニッタ:え?あ、おはようございます? ユキゾノ:えっと実はですねぇ。 ユキゾノ:突然ですが、 ユキゾノ:貴女に謝らなくてはいけない事がありまして。 ニッタ:謝る? ユキゾノ:えーっと……大変申し上げにくいのですが。 ユキゾノ:とある方を送る過程で?誤って新田さん。 ニッタ:はい。 ユキゾノ:こちらの不手際で、 ユキゾノ:貴女も巻き込んでしまいまして。 ニッタ:なーんか聞いた事あるぞー。 ニッタ:この展開知ってるぞー。 ユキゾノ:大変申し訳無いのですが、 ユキゾノ:元の世界の貴女は亡くなってしまったので。 ユキゾノ:別の世界でやり直して頂く事は可能でしょうか? ニッタ:キタコレ異世界転生!! ユキゾノ:おぉ!ご存知でしたか! ニッタ:やり直します!やり直しますよ! ユキゾノ:お、おぉ……思ってたの反応違うなぁ。 ニッタ:はい? ユキゾノ:あ、いえ。 ユキゾノ:快諾頂きありがとうございます。 ニッタ:断る理由が無いので! ユキゾノ:そうですか。 ユキゾノ:それでは貴女が今から向かう世界について、ざっと説明しますね? ニッタ:はい。 ユキゾノ:希望職種、能力値設定。 ユキゾノ:その他ある程度のご要望に関しては、 ユキゾノ:説明が終わり次第受付ますので。 ニッタ:なんかすっごい事務的だなぁ。 ユキゾノ:とりあえずお手元の資料、 ユキゾノ:5ページ目をご覧下さい。 ニッタ:は?資料? ユキゾノ:もう持たせてますよ。 ニッタ:……ほんとだ!どうして?! ユキゾノ:神様ぱわーですね。 ニッタ:あ、やっぱりあなた神様だったんですね。 ユキゾノ:はい、一応。 ユキゾノ:と、言う訳で〜。 ニッタ:はい。 ユキゾノ:5ページ目ですね。 ユキゾノ:まぁここは、なんか諸々色々あって魔法やらなんちゃらかんちゃらが存在している、 ユキゾノ:まぁ恐らくファンタジー?的ななんかの世界です。 ニッタ:すごいほぼ「なんか」で通してる……。 ユキゾノ:んで、次。 ユキゾノ:6ページ目。 ニッタ:あ、はい。 ユキゾノ:えっととりあえず、 ユキゾノ:王様的ななんかが居まして。 ユキゾノ:んで、女神的な私を信仰的ななんかしています。 ニッタ:やっぱ適当なんだよなぁ。 ニッタ:え、と言うか女神だったんです? ユキゾノ:はい、一見すれば天使と間違えちゃうと思いますが、天使の上位互換の女神です。 ニッタ:自分で言ってて苦しくないんですか?それ。 ユキゾノ:正直凄い苦しいです、あはー。 ニッタ:ですよね……。 ユキゾノ:はいはいそれで〜、 ユキゾノ:この世界。 ユキゾノ:魔王的ななんかをですねぇ、 ユキゾノ:えっとまぁ〜その〜。 ユキゾノ:ついうっかり?召喚的ななんかしちゃいまして。 ニッタ:召喚したってまさか……。 ユキゾノ:そのまさかです。 ユキゾノ:私です、召喚しちまったのは。 ニッタ:何やってるんですかっっ?! ユキゾノ:いやだって、こっちもね? ユキゾノ:バカンス中にたかが石動かしただけで? ユキゾノ:魔王召喚されるとは思わないじゃないですか! ニッタ:バカンス中? ニッタ:え、下界に?女神様が? ユキゾノ:天界って正直美味しい物無いんですよ。 ユキゾノ:素材そのものを楽しむ的な? ユキゾノ:私、生野菜と生果物全般無理だし、 ユキゾノ:ドライフルーツ的なやつも基本食べられないのに。 ニッタ:それはアレルギー的なやつですか? ユキゾノ:いえ、ただの好き嫌いですね。 ユキゾノ:物凄い偏食なだけです。 ニッタ:なにこの駄女神?! ユキゾノ:よく言われます〜。 ニッタ:ドヤ顔する様な事じゃ無いですって! ユキゾノ:まぁまぁまぁまぁ。 ユキゾノ:うっかり魔王的ななんか召喚しちまったので? ユキゾノ:いま絶賛世界の危機に陥ってまして。 ニッタ:可哀想。 ニッタ:世界が可哀想。 ユキゾノ:んで、とりあえず魔王には勇者でしょう? ユキゾノ:って事で、地球産の勇者的な人をこちらにお呼びしたんですが。 ニッタ:その過程で私も巻き添え食らった、と? ユキゾノ:その通り〜。 ニッタ:なんかよくある感じー。 ユキゾノ:定番事項ですね。 ユキゾノ:まぁそんな訳で? ユキゾノ:こちらとしては出来れば、 ユキゾノ:先にお送りした勇者様のサポート的な物に回って欲しいんですが。 ニッタ:はい、よくある展開ですね。 ユキゾノ:まぁ別に?回んなくてもそれはそれでいいかなぁって言う感じのあれなので、 ユキゾノ:まぁ正直? ユキゾノ:お望みがあればお好きな様には対応しますよ〜。 ニッタ:はは、ははは……ほんっとに適当。 ニッタ:ちなみに、特に望みがない場合は? ユキゾノ:強制「聖女」ルートです。 ニッタ:後から希望が出てきた場合は? ユキゾノ:え〜仕方ないなぁ〜。 ユキゾノ:対処しようじゃないの! ニッタ:え、出来んの?! ニッタ:そんな後出し有りなんです?! ユキゾノ:まぁ、女神ですから。 ニッタ:え、え、じゃあ、とりあえず「聖女」ルートからの希望が決まり次第途中で変更がいいです! ユキゾノ:かしこまりぃー。 ニッタ:かっっるいなぁ。 ユキゾノ:あ、じゃあとりあえず? ユキゾノ:勇者様?についても一応ざらっと説明しますね。 ユキゾノ:勇者と聖女とか、 ユキゾノ:どうせ途中で合流すると思うんで。 ニッタ:はい。 ユキゾノ:えっととりあえず名前がですね……。 ユキゾノ:なんだったっけぇ? ニッタ:忘れたんですか?! ユキゾノ:長いんですよ、無駄に。 ニッタ:はぁ? ユキゾノ:えっと……。 ユキゾノ:クリストファー・テクノス・スーベニア・テクスマキア・ロビン・ナンダカキイロイコグマ・ノ・トモダチ・ミタイダネ・クサ・ヤマダテクノロジー3世 ユキゾノ:ですね、確か。 ニッタ:なっがっっ?! ニッタ:と言うかなんか駄目な単語入ってません?! ユキゾノ:ちなみに略してテクスです。 ニッタ:クリスじゃなくて?! ユキゾノ:へい。 ニッタ:不安しかないよこの異世界転生……。 ユキゾノ:んで、そのテクスさんなんですけど。 ニッタ:はい。 ユキゾノ:ちょっと、ね? ユキゾノ:あの〜……あれ……な感じでして。 ニッタ:あれとは? ユキゾノ:可愛い子とか〜かっこいい子が〜、 ユキゾノ:苦しむ事に〜、 ユキゾノ:喜びを覚える種の人で〜す。 ニッタ:特殊性癖持ちって事?! ユキゾノ:はい。 ニッタ:勇者なのに?! ユキゾノ:はい。 ユキゾノ:どちらかと言えばあの人魔王寄りだと思ってます。 ニッタ:その人本当に勇者なんです?! ユキゾノ:まぁ概ねは? ニッタ:嘘だぁ〜。 ユキゾノ:とりあえず四の五の言ってても埒が明かないので、 ユキゾノ:ちょっくら転生してもらいまーす。 ニッタ:ちょちょちょちょ待って待って! ユキゾノ:発動!召喚魔法! ユキゾノ:クリストファー・テクノス・スーベニア・テクスマキア・ロビン・ナンダカキイロイコグマ・ノ・トモダチ・ミタイダネ・クサ・ヤマダテクノロジー3世! ニッタ:それ勇者の名前!! ニッタ:召喚呪文みたいに詠唱してるけど名前だよ!! 0:一拍。 ニッタ:はっ!? ニッタ:夢オチ?! ニッタ:いや、違う。 ニッタ:本当に飛ばされた!! テクス:おやぁ?もしかしてー聖女様ですー? ニッタ:誰?! テクス:俺はですねぇ、 テクス:クリストファー・テクノス・スーベニア・テクスマキア・ロビン・ナンダカキイロイコグマ・ノ・トモダチ・ミタイダネ・クサ・ヤマダテクノロジー3世です〜。 ニッタ:初っ端から勇者に会っちゃったんだけど! テクス:あははは。 ニッタ:笑い事じゃないです! ニッタ:あなたヤバめの性癖持ってる人ですよね?! テクス:誰から聞いたんです?それ。 ニッタ:駄女神様。 テクス:あー雪園さんねぇ。 ニッタ:あの女神様「雪園さん」って言うの?! テクス:確かそうだったと思いますよ? テクス:雪園さんねぇ、あの人ちょっと語弊がある言い方するんですよねぇ。 ニッタ:と言うと? テクス:俺が好きなのはねぇ? テクス:あくまで可愛い子とかかっこいい、 テクス:普段からちやほやされて泥沼の世界知らない様な奴らが、 テクス:苦悶の表情を浮かべる様なんです。 ニッタ:……何が違うんですかね? ニッタ:一緒と言うかむしろヤバさのレベル上がったと思うんですけど? テクス:敢えて故意に自主的に苦しませようとは思わないって事です。 ユキゾノ:(小声)嘘つき。 ニッタ:ん?! テクス:こう、ね? テクス:レベルの高い剣技とか、 テクス:素敵な芸術見ると胸がワクワクするじゃないですかぁ? テクス:あー言う感じなんです。 ユキゾノ:(小声)そう言いつつ1番初めに覚えた魔法、外道魔法ですよこの人。 ニッタ:あるぇ?! テクス:まぁ本心では? テクス:この世界を救いたいと思ってますし〜。 テクス:なんせ勇者なんで、俺は。 テクス:勇者なんで魔王討伐するのが使命です。 ユキゾノ:(小声)嘘です。 ユキゾノ:本当は魔王討伐してハーレム作るの狙ってます。 ユキゾノ:動機不純です、欲望の塊。 ニッタ:なんか聞こえる! ニッタ:私にしか聞こえてないのこの声?! テクス:雪園さんちょっと黙ってて貰えません? ニッタ:聞こえてたし! ユキゾノ:や、だってさぁ。 ユキゾノ:送ったけどちょっと心配になってさぁ。 テクス:雪園さん俺の事ボロくそ言ってるけど、 テクス:あなたも充分女神とは程遠い性格してますからね。 ユキゾノ:そんなことないよぉ〜。 テクス:はは。 ニッタ:なんか怖いんですけどーこの2人。 ユキゾノ:大丈夫よ大丈夫。 ユキゾノ:新田さん"は"、殺さないから。 ニッタ:"は"? テクス:新田さん"も"じゃないんです? ユキゾノ:新田さん"は"、です。 ユキゾノ:あなたは知らない。 ユキゾノ:適当に頑張ってー。 テクス:あははは。 ニッタ:なんで笑っていられるんです?! ニッタ:あとなんで私は免れてるんです?! ユキゾノ:それはぁ〜だってぇ〜、 ユキゾノ:ほらぁ〜雪園さんはぁ〜。 ユキゾノ:女子供にはぁ〜優しいって〜、 ユキゾノ:定評のある女神様だからぁ〜。 テクス:そんな事言って、 テクス:この間隣国の10代の女の子殺してましたけどね? テクス:「死は最高の美学!楽には死なせない!」とかなんとか言って、だいぶエグいやり方で。 ユキゾノ:それはそれ、これはこれ。 テクス:あはははは。 ニッタ:だから笑い事じゃないんですってば!! ユキゾノ:別にだってさ、 ユキゾノ:やった事と言えば隣町滅ぼした事と、 ユキゾノ:ダンジョンの入り口ぶっぱしてあはは〜ってした事くらいじゃない? テクス:動機、なんか悲劇的に殺したかったからですけどね。 ユキゾノ:あとシンプルに暇を持て余していた。 テクス:暇を持て余した神々の遊び〜ってやつですか。 ユキゾノ:そそ。 テクス:あはははは。 ニッタ:やばいってー! ニッタ:この勇者は勇者だけど、 ニッタ:女神も女神なんだけどー! テクス:とりあえず雪園さん。 ユキゾノ:はいはい。 テクス:さっきからあなたの声が頭の中で煩いんで、ちょっと降臨して貰っていいです? ユキゾノ:りょかー。 ニッタ:そんな簡単に降臨していいの?! ユキゾノ:召喚呪文頼みまーす。 ニッタ:召喚制?! ニッタ:女神様召喚制なの?! テクス:おっけーでーす。 ニッタ:あなたは少しは疑問に思わないの?! テクス:まぁ、慣れってやつですよ。 ニッタ:慣れなの?! ニッタ:テクスさん私と同じ地球産だよね?! テクス:恐らくは。 ニッタ:恐らくってなに?! ニッタ:地球産じゃない可能性あるんです?! テクス:召喚しますよー雪園さーん。 ユキゾノ:はいはーいどぞーひと思いにー。 ニッタ:スルーされた。 ニッタ:都合悪いからスルーされた。 テクス:疲れんだよなぁこれ……はぁ。 テクス:クリストファー・テクノス・スーベニア・テクスマキア・ロビン・ナンダカキイロイコグマ・ノ・トモダチ・ミタイダネ・クサ・ヤマダテクノロジー3世! ニッタ:いやだからそれあなたの名前! ニッタ:呪文じゃないの!名前なんですよ! テクス:……。 ユキゾノ:……。 ニッタ:え、何も起きないんだけど……。 ユキゾノ:あらぁ? テクス:おかしいな。 ユキゾノ:発音不味かったかねぇ? ニッタ:発音の問題なんです? テクス:さぁ? ユキゾノ:もいっちょいっときます? テクス:えぇ……。 テクス:やだぁ……。 ニッタ:嫌なんだ。 テクス:そう何回も口回りませんて。 ユキゾノ:別にゆっくり言えばいい話じゃんな。 テクス:そう言う問題じゃない。 ユキゾノ:ぷぇ〜。 テクス:なんででしょうねぇ? ニッタ:呪文じゃないからですよ多分。 テクス:いつもこれで問題無かったんですけど。 ニッタ:問題無かったの?! テクス:ひょっこり降臨してきたんですが。 ニッタ:降臨出来てたの?! ユキゾノ:うん。 ニッタ:嘘ぉー。 ユキゾノ:なんでだろう? ユキゾノ:クリストファー・テクノス・スーベニア・テクスマキア・ロビン・ナンダカキイロイコグマ・ノ・トモダチ・ミタイダネ・クサ・ヤマダテクノロジー3世さんこと、 ユキゾノ:テクスさん。 テクス:はい、なんですか? ニッタ:全部言う必要あったの?いま? ユキゾノ:あなた本当に勇者です? テクス:さぁ? ニッタ:どう言う事?! ユキゾノ:ちょいステータス見ますねー。 テクス:はーい。 ユキゾノ:かんてーい! ユキゾノ:……うん、勇者だわ。 ニッタ:鑑定は「鑑定」って言えば見れる仕様なの?! テクス:くそ長詠唱必須は召喚魔法だけですねぇ。 ニッタ:「召喚」でいいじゃん! ユキゾノ:困ったなぁ。 ユキゾノ:どうしようかなぁ。 ユキゾノ:エコー掛けるのだるくなって来たんだけど……。 ニッタ:エコー掛けなければいいと思います。 ユキゾノ:そうもいかないんだなぁこれが。 ニッタ:どうして? ユキゾノ:オプション的ななんかよ。 ニッタ:出た「なんか」。 ユキゾノ:困ったなぁ。 テクス:もしかしてですけど〜。 ニッタ:はい? テクス:新田さん「聖女」ですよね? ニッタ:はい、一応? ニッタ:私「聖女」ですよね? ユキゾノ:そだよ、今はね。 ニッタ:だそうです。 テクス:って事は、「聖女」って神様と切っても切れない関係じゃ無いですか? ニッタ:そうなんですか? ユキゾノ:そうなんじゃない?知らんけど。 テクス:仮説として、 テクス:本来召喚は「聖女」専用スキル。 テクス:今までは「聖女」が居なかったから、 テクス:代わりに「勇者」が「聖女」の代行をしていた。 ニッタ:はぁ? テクス:で、今回「聖女」が転生してきたので、 テクス:「勇者」が女神召喚出来なくなった。 テクス:とか、どう思います? ユキゾノ:たぶんそう! ニッタ:適当だなぁ。 テクス:って事はですよ、新田さん。 ニッタ:はい。 テクス:試しに新田さんが召喚呪文唱えてみたらどうなりますかね? ニッタ:いや、どうなりますかね?って言われても、分かんないんですけど……。 テクス:まぁまぁまぁ試しに。 テクス:ね?1回だけでいいんで。 テクス:俺既に2回言わされてんで。 テクス:次、新田さんの番でしょ普通に考えて。 ニッタ:あなた嫌がってるじゃないですか テクス:気のせいですよ。 テクス:はいはい、ほらー頑張ってー。 テクス:終電逃し歩き帰宅女ー。 ニッタ:ムカつくー。 ニッタ:と言うかなんで知ってるんですそれ? テクス:勇者だから? ニッタ:属性=適当じゃないと生きられない世界線なんです?! テクス:あはははは。 ニッタ:もぉー。 テクス:はーやーく! テクス:はーやーく! ユキゾノ:自分がもうくそ長詠唱言わなくて済むと思って囃し立ててる人がおるべや。 テクス:や、だってキツかったんですもん。 テクス:今まで。 テクス:一体何度殺意を覚えた事か。 ユキゾノ:やだぁ〜そんな事言われたら〜、 ユキゾノ:もっかいくらいくそ長詠唱タイム入れたくなっちゃう〜。 テクス:すいませんすいません、嘘です。 テクス:やめてくださいお願いします。 ユキゾノ:(鼻で笑う) ニッタ:で、なんでしたっけ? テクス:おやおやぁ? テクス:開き直りですかー? ニッタ:いや、もう諦めたと言うか。 ニッタ:さっさと言っといた方がマシだなぁって思って。 ユキゾノ:達観しちょるのぅ、新田さんは。 ニッタ:はははは。 ニッタ:で?私覚えてないんで、 ニッタ:紙に書くなりなんなりして貰えます? ユキゾノ:おけおけー。 ユキゾノ:だってよ、テクスさん。 テクス:俺ぇ?! テクス:え、雪園さんが書くんじゃないの?! ユキゾノ:ほら、私女神だからさぁ。 ユキゾノ:一応まだ?天界に居るし? ユキゾノ:私が変になんか下界に落とすとするでしょ? テクス:はい。 ユキゾノ:そちらもれなく聖物になります。 ユキゾノ:聖杯の派生的ななんかになります。 ニッタ:もう私「なんか」にはツッコミませんからね? ユキゾノ:ちっ。 ニッタ:舌打ちしたよこの女神。 ユキゾノ:ほれほれ、早う早う。 ユキゾノ:書きやがれー。 テクス:はいはいはいはい、 テクス:書けばいいんでしょー書けば。 ユキゾノ:別に一言一言先に言うスタイルでもいんですよ? テクス:だが断る。 テクス:誰がその手に乗るか。 ユキゾノ:けっ。 0:一拍。 テクス:はい、どぞー。 テクス:書きましたよー。 テクス:有難く受け取ってくださいねー。 ニッタ:勿体ぶらないではよ、渡せ。 テクス:ひどぉい。 ニッタ:えっと……。 ニッタ:字面で見るとやばいなぁ……。 ユキゾノ:いひひひひ。 テクス:笑い方魔女なんだよなぁ。 ユキゾノ:何か言った? テクス:いいえー?なんにもー? テクス:(小声)日を追う事に、俺に対して当たりがキツくなってるんだよなぁ。 ユキゾノ:A型だから許して。 テクス:女神に血液型とかあるんです? テクス:初知りだわ〜。 ニッタ:あの〜。 ユキゾノ:はいはい、なんですか? ニッタ:これ、噛んでも大丈夫です? ユキゾノ:新田さん"は"許す。 テクス:俺は? ユキゾノ:時と場合による。 テクス:なんでー?! ニッタ:はぁ……行きますよ〜。 ユキゾノ:はぁい。 ニッタ:クリストファー・テクノス・スーベニア・テクスマキア・ロビン・ナンダカキイロイコグマ・ノ・トモダチ・ミタイダネ・クサ・ヤマダテクノロジー3世! ユキゾノ:おぉ! ユキゾノ:あれあれあれ! ユキゾノ:あれ出してテクスさんあれ! テクス:あれ? ユキゾノ:あの、SE的ななんか! ユキゾノ:歓声的な! テクス:嗚呼!了解ー。 0:(歓声的なSE入ったら嬉しいね) ニッタ:で、これ成功したんです? ユキゾノ:うん。 ニッタ:の割には駄女神様、違った。 ニッタ:雪園さんどこにも見当たらないんですが? ユキゾノ:ちょっと待ってね。 ユキゾノ:今航空券買ってるから。 ニッタ:航空券?! ユキゾノ:ぺいぺいの暗証番号? ユキゾノ:は?忘れたんだけど。 ニッタ:暗証番号?! ニッタ:え、てかまさかの電子マネー決済?! ユキゾノ:あーおけおけ入れた。 ユキゾノ:航空券買えましたー! ユキゾノ:今からそちらに向かいます! ニッタ:待って待って待って! ニッタ:何の為の詠唱だったの?! ニッタ:私の時は航空券とか買ってなかったよね?! ユキゾノ:いやぁ、降臨ってなるとね? ユキゾノ:手続き踏まないと起こられちゃうんで。 ニッタ:この女神様ずっとこうして召喚してたの?テクスさん?! テクス:あーはい、まぁ。 ニッタ:飛行機乗って?! テクス:はい。 ニッタ:おかしいと思わなかったの?! テクス:まぁ言うて俺も地球産なので。 テクス:そう言うのが普通かなぁって。 ニッタ:金輪際地球産名乗らないでください! テクス:あはははは。 ニッタ:だから笑い事じゃないんですってばー!! 0:一拍。 テクス:(M) テクス:その後、なんやかんやあって、 テクス:無事航空券をGETし、 テクス:合流した女神、勇者、聖女の3人は、 テクス:打倒魔王を目指して奮闘するのでしたー。 テクス:続く! ニッタ:いや、続きませんて。 ニッタ:続かないですよこんなの!!