台本概要

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タイトル うぇぇぇぇぇぇ書けるぅぅぅ!
作者名 音佐りんご。  (@ringo_otosa)
ジャンル コメディ
演者人数 1人用台本(不問1) ※兼役あり
時間 20 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 なんか筆が乗る時、あるやんね。
てか、乗らんときの割合多すぎて、心も筆も折れそうな時にばーっと書けたりやっぱかけなかったり。

◇あらすじ◆
し、シナリオが書けてるぅぅ?!って話。

◆備考◇
『うおぉぉぉぉぉぉ書けねぇぇぇ!』という作品のリライト?セルフオマージュ?作品です。
そちらが薄暗くてじめじめした辛い感じのテイストだったので、明るくHappyな感じにしようとしたのですが、終盤、やっぱ辛いやつになりました。

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
13 視点人物。
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
0:うぇぇぇぇぇぇ書けるぅぅぅ! : 0:なんか筆が乗る時、あるやんね。 0:てか、乗らんときの割合多すぎて、心も筆も折れそうな時にばーっと書けたりやっぱかけなかったり。 : 0:◇あらすじ◆ 0:し、シナリオが書けてるぅぅ?!って話。 : 0:◆登場人物◇ 僕:視点人物。 : 0:◇◆◇ : 0:僕がパソコンの前で慟哭を上げている。 : 僕:うぇぇぇぇぇぇ! かっ、かっ、書けてるぅぅ?! : 僕:シナリオが……! 書けてるぅぅぅ……!? 僕:台詞が、掛け合いが、描写が、展開が、プロットが、良い感じのシーンが、シーンとシーンの繋がりが、シークエンスが、起承転結が、序破急が、アッと驚く伏線が、なんか全体的に面白い感じが、よしいけるって水準が、整合性のある世界観が、過去の自分超えられてるか或いは無難な水増しで済まさず「あぁ自分変えられてるな」って目新しさが、美が、愛が、死が、歯牙にかかるような奥歯にもの挟まったような表現じゃない何か特別な意味や価値のある作品と呼べる作品がっ!! : 僕:掛け替えねぇ命の賭け甲斐あると言えるそんな掛け違えてねぇかっけぇ作品が書けてるぅぅぅぅぅぅ?! : 僕:設定膨らむし話も膨らむねぇ! 僕:そうだまるでラムネのようにしゅわしゅわ爽快言葉も心も弾むねぇ! 僕:なんてことだ、今日もまるでダメそうだ。なんてバツの悪い言葉浮かびすらし無さそーだ! 僕:えぇ、それは天に浮かぶような軽やかな手取り足取り舵取り万全! 僕:自由闊達滑らかにそんな展開進むとかあるぅぅ!? 僕:でもそんな筈はねぇ!? 僕:つまらねぇ煮詰まらねぇのが普段! 僕:油断できねぇけど今日はまだジャムってねぇ! 僕:つまり詰まってないぜ? 僕:ははっ。ちゃうちゃう。そんなうまい話あるわけないやん? 僕:ともうじゃん? いやこれじゃんじゃん話が書けちゃうぅぅ感じじゃん! 僕:すげぇじゃん。俺すげぇじゃん。心折れないじゃん、え? 僕:神? 僕:真っ白紙切れ、歯切れも悪くて噛み切れない端切れの継ぎ接ぎ、それがきれいさっぱり継目処理、条理不条理、理路整然と続く話の芯が折れねぇ! 僕:急にブツっと終わらねぇ! 僕:あれぇ? もしかしてこれ夢でも見てんのかぁ? そうそう、きっと寝てるんだよだって止まらないタイピングなのにきれない集中力! 僕:きっといいタイミングで目が覚めるんだぜ知ってる知ってるぅぅ! 僕:なのに、どうして目が覚めないの? あれ、もしかして僕……。 僕:覚醒覚醒覚醒覚醒覚醒してるぅ!? 僕:なら書けるとこまで書くぜ書くぜ書くぜ書くぜ書くぜぇぇぇぇぇぇ! : 僕:語彙と時間と心の余裕と圧倒的才能と具体的目標と持続可能な開発目標と夢と努力と面白味と金と名誉と使命感と責任感と現実感と危機感とテーマとテーゼと存在意義と積もりに積った書く理由の許す限り――否。 僕:許されなくても許されざるがままを書くぜぇぇって言ってんだ! 僕:でも待てよ? 僕:誰が言ったか能ある鷹は爪を隠す。 僕:らしいけど、そんじょそこらの格下猛禽とは一線画した隠し切れない筆跡という爪痕で埋め尽くしたかって話。 僕:勝った負けたじゃないけれど、齧って噛んで食らいつけ。 僕:噛みつく歯も無けりゃ食ってはいけんのに、人の作品ちょこっと拝見。なめてかかって返り討ち。 僕:○○したかった。 僕:で終わったら、舌ッ足らずの文体の、底がまるっと透けて見えるという話。 僕:でも今見えるんは一寸先の闇。 僕:その向こうを書こうとする鏡に映ったこの魂。 僕:机に屈んで覗き込む、明鏡止水透き通るように己の好きという感情と向き合った! 僕:駆け抜けるように懸けてしまえるねぇ心! 僕:羽のように軽い、きっとカラっぽだねぇ! 僕:頭抱える重圧なんてものもなく胃もすっきり、限界ラインにイモ引かず、ひねもすひたすら文字を書く。 僕:時間×労力=作品の計算式が成り立っちゃうぅぅ! 僕:打てば響くハートより、ハードな作品に一体いくら賭けてしまえるんやろう? 時は金なり、勝負はきっと時の運、金を生むなら時間は最低限必要な運賃ちゃうん? 僕:そんな言葉に乗せてやれ。呆れてやれやれ? 僕:もっともっとだ、もっとやれ! 僕:心と言葉を刻んで練ってキメ細やかなトキメキ仕上げる。 僕:意味の伴う作品以上の魂込めた、言うなればそれは愛。 僕:ネジのとんだ馬鹿野郎? 僕:どんな馬鹿やろうが仕掛けてこそやろうが人生。 僕:やり始めて匙投げても、医者じゃないから人は死なん。寧ろ書いたら書いただけ、人が大勢死ぬ作品。そんなもんでも人を生かすイカした作品なるかもわからんからこそ、お気に召すままメス握り込み、社会の暗部と人の心に斬り込んで、きらりと光るワードセンスで照らし出せ! 僕:躊躇いできた浅い傷、試行錯誤のニッチな筆致を、見せずじまいで店仕舞いなんてできんやろ! そんで金やろうが沈黙は、積んで積んで積みあげられた饒舌築く、銀の道には敵いやせん。損得抜きに、勘定やなく感情で読み解く文章環状で。同じところを回っていても、前へ前へと進むスパイラル。負でも正でも筆は乗る。休んだ分のブランクよりも、恐ろしいのは目の前の空白空行空欄空虚。骨を埋める行間に、足りない言葉は心で埋める。たとえしょうもないプライドでも輝かせるのがブライト気取った無頼漢。それどんなスタンスとか、性懲りもなくとか、何の取り柄もとった賞もないくせにとか、昔取った杵柄とか、玄人ぶろうとした素人とか、勘違い野郎の苦労とか。勝手に言ってろばっきゃろう。 僕:心無い言葉なんて知ったこっちゃあらへんがな。他人のことならなんとでも言えるわな。笑われようが、沈む身体で必死に縋る藁。手を伸ばしもせずに、報われようなんて甘い罠。報われまいが掴んでみせるワナビー。完成させた文投げて目にもの見せろ花火。ぶち上げるって意地通すと決めたわいはな?ビースト。獣道。歩くなんてこんがり焼けたトースト香る朝飯前。 僕:腹が減っても、減らない口を叩いて叩いて叩き上げ、ビッグマウスで終わらせまいと狭き門、いつか通るぞ登竜門。 どんな地道な努力だろうが捏ねて捏ねて捏ね繰り返して、前進する慣性を歓声に変えるのがクリエイトやろ! 僕:……クリエイトやろ! 僕:……クリエイトやろ! 僕:……クリエイトやろ! 僕:……クリエイトやろ! 僕:……クリエイトやろ! 僕:……クリエイトやろ! 僕:……クリエイトやろ! 僕:……クリエイトやろ! : 僕:はい、8回繰り返して繰りクリエイト! : 僕:……っていうね。うん、いやしょうもないことしてよってからにびっくりしたわ、クリエイトだけに! 僕:クリエイ……って、そんなことより黙って書けやって? : 僕:はい。書きます。 僕:書きます、書きます。 僕:今まさに、書いてます。 僕:って言ってる間に今日が終わります。 僕:ますます筆は進みます。耽る創作、更ける夜、吹き抜ける風さらさらと、過ぎる時間に心血注ぎ、走らせる音カリカリと、言葉を削り戦意旺盛、紙の繊維に滴らせるは万年筆の悲痛な叫び。 僕:あぁ、手ぇ痛い。腕も肩も腰も、目ぇも痛い。それくらい書いてたみたい。 僕:あぁ、これはまずまず超えたまっすぐ先の先、口先だけじゃない、感性咲き誇るような歓声で、胸張り裂けそうな本当の作品の完成! : 僕:そうさ、苦しいよ。 僕:って胃腸に来る。あーこれ吐くわ。 僕:丁重に断っておくよ? 僕:仮に創作意欲や活力は無限でも、体力は無限じゃない。 僕:前借りの空元気、把握してのハードワーク。 僕:予定調和という予定帳は黒塗りにして、枠を越えての創作全振り。 僕:そうさ、苦しいよ。 : 僕:分かってる。 僕:分かりきってる。 僕:でも分けわからんくらい書けるわ。 僕:もう何書いてるかも分らんけど、死ぬほどの重たい思いで、あぁもう今死んでも後悔ないなって思いながら、決め手になる書く語を選んで覚悟置き去りに探してる現在進行形。 僕:出発進行、スタートはもうきってる、ゴールに向かって一直線、というには紆余曲折、書きたいこと書けるだけ、ネタが切れたら喉元掻き切って腹掻っ捌くのも躊躇せん。肉を切らして骨を断つなら、息せき切って飯も断つ。首の皮は一枚でも、面の皮は千枚張り。 僕:辛すぎて途中で泣き出しても、投げ出したりはせん。詰まって止まって立ち往生しても、ちょっと後ろを返し縫い。もうええやって、振り出し戻って書き出したら、降り出した雨のように止まんこともあったり、案外捨てたもんじゃない。 僕:でも、ここでそんじゃお終いって逃げ出したら、まぁ、一時は楽になれる。どうせ一日も欠かさんと書いてきたわけでも、書いてる時が快適で充実した時間かと言われるとそうでもない。いつだって苦心惨憺。散々苦労しても何か掛け替えのないものが得られるとは限らん。費やした時間は、人生を潤すかもしれんけど、同時に人生を蝕む劇薬で、感覚は次第に麻痺してくる。書けば書くほど痛みを忘れることができたとしてもて、あとからあとから雪のように涙が積っていくかもしれん。 僕:心くらいは病むかもしれんなぁ。 僕:ほんと、僕って上手く走れんねんなぁ。 僕:けど、やまない拍手求めてやまない僕の、これは試練。 僕:饒舌で走りがち、散らかりがちの文章を、書いたもん勝ちとばかりに血眼で、書いて書いてかき集めて。いつかきっとバズらせる事ができる筈の才能乗せた筆先の、向かう先は知れんけれども、かいてみないと恥か名文かも明文化されないそんな世の中に内心焦って冷や汗かいてる。 僕:だから、目ぇ瞑って言い聞かせる。 僕:十字架を課されてないなら、自分から背負いに行かんとあかんやろ? 僕:十人中十人、誰それの目にもの見せるようなもんは書かされてないって言われても、それが個性でも、味があっても、結果出さなきゃ意味が無い。 僕:積んで積んで積んだ分だけ高みに行けるのはそれが成果だからで、愚にもつかない駄文をたぶんそうかなって薄々思いながら書き出してみたところで、天国は勿論、地獄にも行けません。 僕:何千何万、書き連ねた文字数も、完結しなきゃ意味が無い。自分の書いた作品に一喜一憂してみたところで、誰の目にも触れぬまま、世に出ることなく朽ちたなら、どんな美辞麗句で表したとて、それは駄作にもゴミにもなれない作品未満、容量の無駄遣い。そんなものを生み出すくらいなら、三千世界の端から端までなんて大風呂敷広げずにハナっから諦めて、燦然輝く夏期の太陽みたいに暑い話に憧れることなく薄っぺらな心で薄っぺらな何かを仕上げればよかった。それができないんなら、もう何も書かなくていい。 僕:解の無い世界やけども、努力や苦悩を後悔にするなんて最低だ。 僕:一度書き出したなら、小舟でも大船でも櫂を持って大会に漕ぎ出せ。公開しなきゃ、存在しないのと同じなんだから。沈んで溺れようと、浮かばれなくてもがき苦しもうと関係ない。書いて書いて書いていく。 僕:書きたい物は書けへんかったり、どうでもいいものは書けたり。 僕:精神すり減らして、リソース全部つぎ込んで、結果できるのが欠片や継ぎ接ぎ、不格好でおかしな作品でも、心を砕いて、寄せ集めて、抱え込んで、丸め込んで、吐き出して。 僕:掛け替えのない一瞬の輝きを繋いで血反吐吐きながら書けるうちに書いていく。 : 僕:少しずつでも。

0:うぇぇぇぇぇぇ書けるぅぅぅ! : 0:なんか筆が乗る時、あるやんね。 0:てか、乗らんときの割合多すぎて、心も筆も折れそうな時にばーっと書けたりやっぱかけなかったり。 : 0:◇あらすじ◆ 0:し、シナリオが書けてるぅぅ?!って話。 : 0:◆登場人物◇ 僕:視点人物。 : 0:◇◆◇ : 0:僕がパソコンの前で慟哭を上げている。 : 僕:うぇぇぇぇぇぇ! かっ、かっ、書けてるぅぅ?! : 僕:シナリオが……! 書けてるぅぅぅ……!? 僕:台詞が、掛け合いが、描写が、展開が、プロットが、良い感じのシーンが、シーンとシーンの繋がりが、シークエンスが、起承転結が、序破急が、アッと驚く伏線が、なんか全体的に面白い感じが、よしいけるって水準が、整合性のある世界観が、過去の自分超えられてるか或いは無難な水増しで済まさず「あぁ自分変えられてるな」って目新しさが、美が、愛が、死が、歯牙にかかるような奥歯にもの挟まったような表現じゃない何か特別な意味や価値のある作品と呼べる作品がっ!! : 僕:掛け替えねぇ命の賭け甲斐あると言えるそんな掛け違えてねぇかっけぇ作品が書けてるぅぅぅぅぅぅ?! : 僕:設定膨らむし話も膨らむねぇ! 僕:そうだまるでラムネのようにしゅわしゅわ爽快言葉も心も弾むねぇ! 僕:なんてことだ、今日もまるでダメそうだ。なんてバツの悪い言葉浮かびすらし無さそーだ! 僕:えぇ、それは天に浮かぶような軽やかな手取り足取り舵取り万全! 僕:自由闊達滑らかにそんな展開進むとかあるぅぅ!? 僕:でもそんな筈はねぇ!? 僕:つまらねぇ煮詰まらねぇのが普段! 僕:油断できねぇけど今日はまだジャムってねぇ! 僕:つまり詰まってないぜ? 僕:ははっ。ちゃうちゃう。そんなうまい話あるわけないやん? 僕:ともうじゃん? いやこれじゃんじゃん話が書けちゃうぅぅ感じじゃん! 僕:すげぇじゃん。俺すげぇじゃん。心折れないじゃん、え? 僕:神? 僕:真っ白紙切れ、歯切れも悪くて噛み切れない端切れの継ぎ接ぎ、それがきれいさっぱり継目処理、条理不条理、理路整然と続く話の芯が折れねぇ! 僕:急にブツっと終わらねぇ! 僕:あれぇ? もしかしてこれ夢でも見てんのかぁ? そうそう、きっと寝てるんだよだって止まらないタイピングなのにきれない集中力! 僕:きっといいタイミングで目が覚めるんだぜ知ってる知ってるぅぅ! 僕:なのに、どうして目が覚めないの? あれ、もしかして僕……。 僕:覚醒覚醒覚醒覚醒覚醒してるぅ!? 僕:なら書けるとこまで書くぜ書くぜ書くぜ書くぜ書くぜぇぇぇぇぇぇ! : 僕:語彙と時間と心の余裕と圧倒的才能と具体的目標と持続可能な開発目標と夢と努力と面白味と金と名誉と使命感と責任感と現実感と危機感とテーマとテーゼと存在意義と積もりに積った書く理由の許す限り――否。 僕:許されなくても許されざるがままを書くぜぇぇって言ってんだ! 僕:でも待てよ? 僕:誰が言ったか能ある鷹は爪を隠す。 僕:らしいけど、そんじょそこらの格下猛禽とは一線画した隠し切れない筆跡という爪痕で埋め尽くしたかって話。 僕:勝った負けたじゃないけれど、齧って噛んで食らいつけ。 僕:噛みつく歯も無けりゃ食ってはいけんのに、人の作品ちょこっと拝見。なめてかかって返り討ち。 僕:○○したかった。 僕:で終わったら、舌ッ足らずの文体の、底がまるっと透けて見えるという話。 僕:でも今見えるんは一寸先の闇。 僕:その向こうを書こうとする鏡に映ったこの魂。 僕:机に屈んで覗き込む、明鏡止水透き通るように己の好きという感情と向き合った! 僕:駆け抜けるように懸けてしまえるねぇ心! 僕:羽のように軽い、きっとカラっぽだねぇ! 僕:頭抱える重圧なんてものもなく胃もすっきり、限界ラインにイモ引かず、ひねもすひたすら文字を書く。 僕:時間×労力=作品の計算式が成り立っちゃうぅぅ! 僕:打てば響くハートより、ハードな作品に一体いくら賭けてしまえるんやろう? 時は金なり、勝負はきっと時の運、金を生むなら時間は最低限必要な運賃ちゃうん? 僕:そんな言葉に乗せてやれ。呆れてやれやれ? 僕:もっともっとだ、もっとやれ! 僕:心と言葉を刻んで練ってキメ細やかなトキメキ仕上げる。 僕:意味の伴う作品以上の魂込めた、言うなればそれは愛。 僕:ネジのとんだ馬鹿野郎? 僕:どんな馬鹿やろうが仕掛けてこそやろうが人生。 僕:やり始めて匙投げても、医者じゃないから人は死なん。寧ろ書いたら書いただけ、人が大勢死ぬ作品。そんなもんでも人を生かすイカした作品なるかもわからんからこそ、お気に召すままメス握り込み、社会の暗部と人の心に斬り込んで、きらりと光るワードセンスで照らし出せ! 僕:躊躇いできた浅い傷、試行錯誤のニッチな筆致を、見せずじまいで店仕舞いなんてできんやろ! そんで金やろうが沈黙は、積んで積んで積みあげられた饒舌築く、銀の道には敵いやせん。損得抜きに、勘定やなく感情で読み解く文章環状で。同じところを回っていても、前へ前へと進むスパイラル。負でも正でも筆は乗る。休んだ分のブランクよりも、恐ろしいのは目の前の空白空行空欄空虚。骨を埋める行間に、足りない言葉は心で埋める。たとえしょうもないプライドでも輝かせるのがブライト気取った無頼漢。それどんなスタンスとか、性懲りもなくとか、何の取り柄もとった賞もないくせにとか、昔取った杵柄とか、玄人ぶろうとした素人とか、勘違い野郎の苦労とか。勝手に言ってろばっきゃろう。 僕:心無い言葉なんて知ったこっちゃあらへんがな。他人のことならなんとでも言えるわな。笑われようが、沈む身体で必死に縋る藁。手を伸ばしもせずに、報われようなんて甘い罠。報われまいが掴んでみせるワナビー。完成させた文投げて目にもの見せろ花火。ぶち上げるって意地通すと決めたわいはな?ビースト。獣道。歩くなんてこんがり焼けたトースト香る朝飯前。 僕:腹が減っても、減らない口を叩いて叩いて叩き上げ、ビッグマウスで終わらせまいと狭き門、いつか通るぞ登竜門。 どんな地道な努力だろうが捏ねて捏ねて捏ね繰り返して、前進する慣性を歓声に変えるのがクリエイトやろ! 僕:……クリエイトやろ! 僕:……クリエイトやろ! 僕:……クリエイトやろ! 僕:……クリエイトやろ! 僕:……クリエイトやろ! 僕:……クリエイトやろ! 僕:……クリエイトやろ! 僕:……クリエイトやろ! : 僕:はい、8回繰り返して繰りクリエイト! : 僕:……っていうね。うん、いやしょうもないことしてよってからにびっくりしたわ、クリエイトだけに! 僕:クリエイ……って、そんなことより黙って書けやって? : 僕:はい。書きます。 僕:書きます、書きます。 僕:今まさに、書いてます。 僕:って言ってる間に今日が終わります。 僕:ますます筆は進みます。耽る創作、更ける夜、吹き抜ける風さらさらと、過ぎる時間に心血注ぎ、走らせる音カリカリと、言葉を削り戦意旺盛、紙の繊維に滴らせるは万年筆の悲痛な叫び。 僕:あぁ、手ぇ痛い。腕も肩も腰も、目ぇも痛い。それくらい書いてたみたい。 僕:あぁ、これはまずまず超えたまっすぐ先の先、口先だけじゃない、感性咲き誇るような歓声で、胸張り裂けそうな本当の作品の完成! : 僕:そうさ、苦しいよ。 僕:って胃腸に来る。あーこれ吐くわ。 僕:丁重に断っておくよ? 僕:仮に創作意欲や活力は無限でも、体力は無限じゃない。 僕:前借りの空元気、把握してのハードワーク。 僕:予定調和という予定帳は黒塗りにして、枠を越えての創作全振り。 僕:そうさ、苦しいよ。 : 僕:分かってる。 僕:分かりきってる。 僕:でも分けわからんくらい書けるわ。 僕:もう何書いてるかも分らんけど、死ぬほどの重たい思いで、あぁもう今死んでも後悔ないなって思いながら、決め手になる書く語を選んで覚悟置き去りに探してる現在進行形。 僕:出発進行、スタートはもうきってる、ゴールに向かって一直線、というには紆余曲折、書きたいこと書けるだけ、ネタが切れたら喉元掻き切って腹掻っ捌くのも躊躇せん。肉を切らして骨を断つなら、息せき切って飯も断つ。首の皮は一枚でも、面の皮は千枚張り。 僕:辛すぎて途中で泣き出しても、投げ出したりはせん。詰まって止まって立ち往生しても、ちょっと後ろを返し縫い。もうええやって、振り出し戻って書き出したら、降り出した雨のように止まんこともあったり、案外捨てたもんじゃない。 僕:でも、ここでそんじゃお終いって逃げ出したら、まぁ、一時は楽になれる。どうせ一日も欠かさんと書いてきたわけでも、書いてる時が快適で充実した時間かと言われるとそうでもない。いつだって苦心惨憺。散々苦労しても何か掛け替えのないものが得られるとは限らん。費やした時間は、人生を潤すかもしれんけど、同時に人生を蝕む劇薬で、感覚は次第に麻痺してくる。書けば書くほど痛みを忘れることができたとしてもて、あとからあとから雪のように涙が積っていくかもしれん。 僕:心くらいは病むかもしれんなぁ。 僕:ほんと、僕って上手く走れんねんなぁ。 僕:けど、やまない拍手求めてやまない僕の、これは試練。 僕:饒舌で走りがち、散らかりがちの文章を、書いたもん勝ちとばかりに血眼で、書いて書いてかき集めて。いつかきっとバズらせる事ができる筈の才能乗せた筆先の、向かう先は知れんけれども、かいてみないと恥か名文かも明文化されないそんな世の中に内心焦って冷や汗かいてる。 僕:だから、目ぇ瞑って言い聞かせる。 僕:十字架を課されてないなら、自分から背負いに行かんとあかんやろ? 僕:十人中十人、誰それの目にもの見せるようなもんは書かされてないって言われても、それが個性でも、味があっても、結果出さなきゃ意味が無い。 僕:積んで積んで積んだ分だけ高みに行けるのはそれが成果だからで、愚にもつかない駄文をたぶんそうかなって薄々思いながら書き出してみたところで、天国は勿論、地獄にも行けません。 僕:何千何万、書き連ねた文字数も、完結しなきゃ意味が無い。自分の書いた作品に一喜一憂してみたところで、誰の目にも触れぬまま、世に出ることなく朽ちたなら、どんな美辞麗句で表したとて、それは駄作にもゴミにもなれない作品未満、容量の無駄遣い。そんなものを生み出すくらいなら、三千世界の端から端までなんて大風呂敷広げずにハナっから諦めて、燦然輝く夏期の太陽みたいに暑い話に憧れることなく薄っぺらな心で薄っぺらな何かを仕上げればよかった。それができないんなら、もう何も書かなくていい。 僕:解の無い世界やけども、努力や苦悩を後悔にするなんて最低だ。 僕:一度書き出したなら、小舟でも大船でも櫂を持って大会に漕ぎ出せ。公開しなきゃ、存在しないのと同じなんだから。沈んで溺れようと、浮かばれなくてもがき苦しもうと関係ない。書いて書いて書いていく。 僕:書きたい物は書けへんかったり、どうでもいいものは書けたり。 僕:精神すり減らして、リソース全部つぎ込んで、結果できるのが欠片や継ぎ接ぎ、不格好でおかしな作品でも、心を砕いて、寄せ集めて、抱え込んで、丸め込んで、吐き出して。 僕:掛け替えのない一瞬の輝きを繋いで血反吐吐きながら書けるうちに書いていく。 : 僕:少しずつでも。