台本概要
241 views
タイトル | 食材・擬人化計画 |
---|---|
作者名 | ハスキ (@e8E3z1ze9Yecxs2) |
ジャンル | その他 |
演者人数 | 5人用台本(男5) |
時間 | 10 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
擬人化計画とは冬の定番である「あの」食べ物の具材達を擬人化させるというお話。さあ、なんだか人間くさくどこかにいそうな、そんな食材達になった気持ちで演じてみよう。 男女不問。アドリブ大歓迎! 241 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
壱 |
男 ![]() |
20 | 擬人化した「大根」。年長者らしい落ち着きある話し方。少し意地悪 |
弐 |
男 ![]() |
18 | 擬人化した「しらたき」。貫禄がある話し方で少し年寄りくさい |
参 |
男 ![]() |
15 | 擬人化した「つみれ」。さわやかなイケメン風喋りでわりと頭が切れるやりて |
四 |
男 ![]() |
14 | 擬人化した「豆腐」。無鉄砲で元気が取り柄な後輩キャラ |
五 |
男 ![]() |
14 | 擬人化した「白菜」。豆腐に振り回されつつもなんだかんだ後ろを付いてくのんびりおとなしめのキャラ |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
壱:おや、しらたきさん。今日も早いね
弐:大根さん、あんたもだいたい同じタイミングで入ってくるでしょ
壱:ハハ、だな。いやーやっぱり我々が先陣を切らないと後の若いのが入って来づらいでしょうからな
弐:違いないですね。おっと、噂をしていたらなんとやらだ
参:お、やっぱりお二人とも先に入られてたんですねー。どうですか、湯加減の程は?
壱:丁度いい具合の湯加減になってるよ
弐:だな。熱すぎず、ぬる過ぎず絶妙な湯加減だよ。ささ、君も入って来なさい
参:ではお邪魔しますね。お、これはたしかにいい湯加減だ。でも、後の二人にはキツそうだ
壱:そうですね、彼らにはちょっと暑すぎるかもしれないね
弐:たしかに、熱いすぎてふやけてしまいますね。
参:さすがお二人とも余裕ですね、私はまだヒヨっ子ですがお二人には貫禄を感じますよ
壱:ハッハッハ、上手だね君
弐:さすが肉なだけに憎めないつみれさんだ
四:ち~す、邪魔しまーす
五:お、お邪魔します
壱:お、最後のお二人が来ましたね
弐:これで役者は揃った感じだね
参:やーお二人さん、私もさっき来たとこだよ
四:そなんすね?いやーでもこのお湯熱いっすね~
五:あ、豆腐さん、そんな勢いよく入ったら火傷しちゃうよ
四:火傷なんてへっちゃらっすよ、ってアッチ!まじアッチィ!
五:あーほら~、言わんこっちゃない~
四:白菜さん、もっと早く止めて下さいっすよ~
五:豆腐さん、僕はちゃんと先に注意したよ~
参:ハハ、相変わらず豆腐さんと白菜さんのこの凸凹(でこぼこ)コンビは見ていて飽きないな
弐:たしかにな。若いってのは、羨ましいもんだ
壱:しらたきさん、発言が年寄りくさくなってるよ
弐:・・ほっとけ
四:んで、今日のお湯はなんのお湯なんすか?
五:僕も気になってたんですけど、なにかとっても良い香りがしますよね
壱:フフ、君たちも気になるだろう。さて、なんだと思うかね?
弐:またそんな意地悪して、勿体ぶらずに教えてやりなさいな
参:クイズみたいで面白いじゃないですか。私の推理ではなにか柑橘系(かんきつけい)のような気がしますね
四:柑橘系・・柑橘系・・あ、柑橘系ってなんでしたっけ?
五:えぇ~、そこからなの?ミカンとかが柑橘系だよ
四:あ!わかったレモンだ!
弐:そいつは酸っぱそうで嫌だなー
壱:ブブー、残念、不正解だ
四:違うんすかー、むずいっすねー
五:じ、じゃあ・・きんかん、とかですか?
壱:ブブー、残念、不正解。しかしよく若いのにきんかん知ってたね?
弐:私はそれ好きだよー。昔はよく田舎のどこの庭先にも成っていてね、懐かしいよ
五:そうなんですね、僕は可愛い見た目が好きです
参:柑橘系・・この香りは・・あ、わかりましたよ
壱:お、頭のキレるつみれ君にはバレちゃったか?
参:このなんとも爽やかな香り、ズバリ、ゆず、ですね?
壱:正解、その通りだ。このお湯はゆずをたっぷり使ったゆず湯になってるよ
四:へーゆずっすかー、初めて入ったっすねー
五:そうだったんですね、僕も初めて入りました。
参:私も初めて入りましたけどなんとも食欲を刺激される香りですね
壱:だろう?最近はお湯の種類も増えてきてこんな変わり種のお湯も流行ってるらしい
弐:ゆずの皮を使って見た目に彩りを添えてくれるのはもちろん香りもよく、アクも出ない。サッパリでヘルシーな魅力があるな
壱:おー、しらたきさん私より詳しいから、ちょっと嫉妬(しっと)しちゃうねー
弐:年寄り同士のやり合いはどこにも需要ないからよせやい
参:お二人の長年の慣れた掛け合いも見ていて素敵ですよ
壱:フフ、ありがとな
弐:フン、まあ受け取っくよ
四:・・楽しい時間だったっすけど、もう時間みたいっす
五:そうだね、もう僕の体も色がすっかり変わっちゃったな
参:そうか・・もうそんな時間ですか
弐:時間ってのは楽しい時間ほどあっという間に過ぎ去ってくもんだ。だからその一瞬一瞬を後悔ないように生きるんだ
壱:だな。でもあまりしんみりするな、また来世では同じ私達で会えるかもしれないんだ
四:もしかして、これ、何周目ですか?ってやつっすか?
五:ハハ、それは何かの見すぎだよ
参:・・いや、あながち間違ってないかもしれないですよ
壱:なんでそう思うんだ?
参:だって・・我々、今日初めて出会ったはずなのにお互いを知ってましたから
弐:はっ!言われてみれば・・そうだったな
四:あ、今言われて気がついたっす
五:ほんとだ、なんで忘れてたんだろ
参:わからないけど、それが世界の意思ってやつじゃないでしょうか?
弐:またそれっぽいこと言ったな
壱:いいじゃないか、また出会えるって事で
四:あ、あの二本の棒が迫ってきてるっす、多分俺からっす
五:じゃあ別れの言葉じゃなくていいよね?
壱:そうだな、またみんな次の機会に元気な姿で再会しよう。では、またな!
弐:うむ、またな
参:またよろしくお願いします
四:またっす!
五:ではまた〜
壱:こうして我々は美味しい鍋の具材になりましたとさ
∶おわり
壱:おや、しらたきさん。今日も早いね
弐:大根さん、あんたもだいたい同じタイミングで入ってくるでしょ
壱:ハハ、だな。いやーやっぱり我々が先陣を切らないと後の若いのが入って来づらいでしょうからな
弐:違いないですね。おっと、噂をしていたらなんとやらだ
参:お、やっぱりお二人とも先に入られてたんですねー。どうですか、湯加減の程は?
壱:丁度いい具合の湯加減になってるよ
弐:だな。熱すぎず、ぬる過ぎず絶妙な湯加減だよ。ささ、君も入って来なさい
参:ではお邪魔しますね。お、これはたしかにいい湯加減だ。でも、後の二人にはキツそうだ
壱:そうですね、彼らにはちょっと暑すぎるかもしれないね
弐:たしかに、熱いすぎてふやけてしまいますね。
参:さすがお二人とも余裕ですね、私はまだヒヨっ子ですがお二人には貫禄を感じますよ
壱:ハッハッハ、上手だね君
弐:さすが肉なだけに憎めないつみれさんだ
四:ち~す、邪魔しまーす
五:お、お邪魔します
壱:お、最後のお二人が来ましたね
弐:これで役者は揃った感じだね
参:やーお二人さん、私もさっき来たとこだよ
四:そなんすね?いやーでもこのお湯熱いっすね~
五:あ、豆腐さん、そんな勢いよく入ったら火傷しちゃうよ
四:火傷なんてへっちゃらっすよ、ってアッチ!まじアッチィ!
五:あーほら~、言わんこっちゃない~
四:白菜さん、もっと早く止めて下さいっすよ~
五:豆腐さん、僕はちゃんと先に注意したよ~
参:ハハ、相変わらず豆腐さんと白菜さんのこの凸凹(でこぼこ)コンビは見ていて飽きないな
弐:たしかにな。若いってのは、羨ましいもんだ
壱:しらたきさん、発言が年寄りくさくなってるよ
弐:・・ほっとけ
四:んで、今日のお湯はなんのお湯なんすか?
五:僕も気になってたんですけど、なにかとっても良い香りがしますよね
壱:フフ、君たちも気になるだろう。さて、なんだと思うかね?
弐:またそんな意地悪して、勿体ぶらずに教えてやりなさいな
参:クイズみたいで面白いじゃないですか。私の推理ではなにか柑橘系(かんきつけい)のような気がしますね
四:柑橘系・・柑橘系・・あ、柑橘系ってなんでしたっけ?
五:えぇ~、そこからなの?ミカンとかが柑橘系だよ
四:あ!わかったレモンだ!
弐:そいつは酸っぱそうで嫌だなー
壱:ブブー、残念、不正解だ
四:違うんすかー、むずいっすねー
五:じ、じゃあ・・きんかん、とかですか?
壱:ブブー、残念、不正解。しかしよく若いのにきんかん知ってたね?
弐:私はそれ好きだよー。昔はよく田舎のどこの庭先にも成っていてね、懐かしいよ
五:そうなんですね、僕は可愛い見た目が好きです
参:柑橘系・・この香りは・・あ、わかりましたよ
壱:お、頭のキレるつみれ君にはバレちゃったか?
参:このなんとも爽やかな香り、ズバリ、ゆず、ですね?
壱:正解、その通りだ。このお湯はゆずをたっぷり使ったゆず湯になってるよ
四:へーゆずっすかー、初めて入ったっすねー
五:そうだったんですね、僕も初めて入りました。
参:私も初めて入りましたけどなんとも食欲を刺激される香りですね
壱:だろう?最近はお湯の種類も増えてきてこんな変わり種のお湯も流行ってるらしい
弐:ゆずの皮を使って見た目に彩りを添えてくれるのはもちろん香りもよく、アクも出ない。サッパリでヘルシーな魅力があるな
壱:おー、しらたきさん私より詳しいから、ちょっと嫉妬(しっと)しちゃうねー
弐:年寄り同士のやり合いはどこにも需要ないからよせやい
参:お二人の長年の慣れた掛け合いも見ていて素敵ですよ
壱:フフ、ありがとな
弐:フン、まあ受け取っくよ
四:・・楽しい時間だったっすけど、もう時間みたいっす
五:そうだね、もう僕の体も色がすっかり変わっちゃったな
参:そうか・・もうそんな時間ですか
弐:時間ってのは楽しい時間ほどあっという間に過ぎ去ってくもんだ。だからその一瞬一瞬を後悔ないように生きるんだ
壱:だな。でもあまりしんみりするな、また来世では同じ私達で会えるかもしれないんだ
四:もしかして、これ、何周目ですか?ってやつっすか?
五:ハハ、それは何かの見すぎだよ
参:・・いや、あながち間違ってないかもしれないですよ
壱:なんでそう思うんだ?
参:だって・・我々、今日初めて出会ったはずなのにお互いを知ってましたから
弐:はっ!言われてみれば・・そうだったな
四:あ、今言われて気がついたっす
五:ほんとだ、なんで忘れてたんだろ
参:わからないけど、それが世界の意思ってやつじゃないでしょうか?
弐:またそれっぽいこと言ったな
壱:いいじゃないか、また出会えるって事で
四:あ、あの二本の棒が迫ってきてるっす、多分俺からっす
五:じゃあ別れの言葉じゃなくていいよね?
壱:そうだな、またみんな次の機会に元気な姿で再会しよう。では、またな!
弐:うむ、またな
参:またよろしくお願いします
四:またっす!
五:ではまた〜
壱:こうして我々は美味しい鍋の具材になりましたとさ
∶おわり