台本概要

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タイトル キャッチボール
作者名 ハスキ  (@e8E3z1ze9Yecxs2)
ジャンル コメディ
演者人数 2人用台本(男2)
時間 10 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 これはとある親子が仲良くキャッチボールをするお話⋯かと思ったらとんでもない結末が待っているというミスリードを演者に与えてしまう危ない台本なので一応前読みしとくのをオススメします。
男女不問。アドリブ大歓迎!

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
35 妻と子供と仲良く三人暮らしをしているごく普通の父親。まさかあんな衝撃サプライズを受けるとは⋯。全力ツッコミ役なのでガンバ!
息子 34 父親の事が大好きな息子?久しぶりに父親とキャッチボールがしたくなって誘った。だが誘った理由は他にありある秘密を隠していた
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

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息子:父さん、ちょっといい? 父:ん?おう、どうしたんだ朝から 息子:うん。その、父さんと久しぶりにキャッチボールがしたいなって。どうかな? 父:・・わかった、いいぞ。 息子:ありがとう父さん。じゃあ、行こうか 父:ああ。 :間 息子:はい、父さん。グローブ 父:ん?おお、ありがとう 息子:これくらい離れたらいいかな? 父:いやいや、それじゃあまだ近いぞ、これくらいだな 息子:ありがとう父さん 父:よし、投げてみろ 息子:行くよ、父さん。えい! 父:よっ!と、なかなか強い球投げるじゃないか 息子:ほ、ほんと?父さん。俺ちゃんと投げれてるんだ、良かった 父:・・小さい時はおママゴトが大好きだったお前が、まさかこんなにたくましくなってキャッチボールまでするようになるなんてな 息子:ちょっとお父さん、いつの話をしてるんだよ 父:ハハハ、なんだか懐かしいなと思ってな、ドリャッ! 息子:よ、あれ?父さん、手加減してくれてるのかな? 父:ハハハ、何を言ってる。今のは父さんの全力投球だったよ。まさか微動だにせず涼しい顔でキャッチされるとは思わなかったがな。 息子:そうなんだ、不思議だな、俺野球の才能あるのかな? 父:そうだなー、不思議だなー、何が一番不思議かって・・ 父:お前が娘から息子になっちゃった事だよぉ~~! 息子:ええ!そんな事!? 父:そんな事?で、済む話じゃないんだよぉ~!父さん朝起きてお前見てビックリしすぎて今の今まで思考停止しちゃってたんだからな~!? 息子:ああ、それでなんだかいまいち反応が鈍かったんだね 父:そりゃ鈍くもなるよな〜?海外旅行行くって言って旅立った娘が久しぶりに帰って来たと思ったら息子になって帰って来たんだからな~! 息子:それは言わなかったのは悪かったけど、まあ、サプライズってやつかな? 父:サプライズって普通嬉しい意味でのサプライズじゃないかな~?これはもう悪夢かなって、父さんまだ夢でも見てるんじゃないかってね、いやむしろ夢であってくれぇ~! 息子:と、父さん落ち着いて!俺には間違いないから安心してよ! 父:そ、そうか、人違いかと思ったがお前だったか・・ってそんな猛スピードで現実受け入れられないよ父さん! 息子:うわ~、父さんがこんなに動揺しちゃうんなんて・・これはもう、あの事は言い出せないな 父:ん?お、おい、まだ何か隠してる事があるのか? 息子:う、うん・・落ち着いて聞いてよ父さん? 父:・・内容にもよるが、善処(ぜんしょ)しよう 息子:母さんも一緒に旅行行ってたじゃない? 父:ん?そうだな、親子一緒に旅行行くって旅立ったもんな。そういえば母さんともまだ合ってないな 息子:その母さんだけど・・父さんに、なったんだ 父:・・は?もっかい言ってくれ 息子:だから、母さん、父さんみたいになったんだ 父:な、なにしとんじゃ~~~!!親子揃っていったいぜんたいどういう事なんじゃ~~い! 息子:やっぱり母さんも黙ってたんだね。これはもうダブルサプライズだね 父:うはっ、こいつぁ一本ならぬ二本取られちゃったな、ってそんな簡単に乗ってやれるほど父さんのハートは強くないぞぉ~~! 息子:そんな事言ってももう俺たち男になっちゃったんだから受け入れてもらわないと困るよ~ 父:はっ!?さっき朝起きてリビング行った時知らないオッサンが挨拶しながら外出てったけど、あれも夢じゃなかったんだな!あれが母さん!?ガチガチのマッチョだったんだけど!? 息子:あーそれね、せっかくやるならこれぐらいやらないと、って張り切ってたからね母さん 父:そんな所張り切らなくていいのよ~! 息子:まあまあ、そんな事よりキャッチボール続けない? 父:いや、お前の頭どうなってんだ?この状況で爽(さわ)やかにキャッチボール続けれると思ってるのか⋯? 息子:父さん・・よく言ってたじゃないか、「息子が産まれたらキャッチボールするのが夢だったんだ」ってさ 父:た、たしかに言ってたな 息子:だからさ・・私、いや俺がその夢、叶えてあげようってね 父:お前・・ 息子:父さん・・ 父:いや違うんだよ~! 息子:ええ!? 父:息子が産まれたらって、お前が結婚して子供を産んでその孫の子とキャッチボールしたいな~って話だったのよ~!なんでお前が息子になっちゃうの~!? 息子:ええ~!私、いや俺の勘違いって事~!? 父:えーい!私でも俺でもどっちでもいいよ!どうすんだよそれ~! 息子:いやー父さんには昔からお前はそそっかしいからって言われてたのにね~ 父:そそっかしいとかのレベルじゃねえ!!あとな! 息子:え?何かな? 父:その話はまあ、理解したくないけど、仮に理解したとして⋯母さんの件はまったく意味不明だからな〜〜!! 息子:あー、それは・・なんでだろ? 父:知らんのかーい!父さんこれから母さんとどうやっていけばいいんだよ~ 息子:父さん、母さんじゃなくて、父さんだよ 父:そ、そうか、母さんじゃなくて、父さんか。なら父さんと父さんかハハハ・・ってバカヤロ~〜~!! 息子:さ、キャッチボールを続けようか、父さん 父:いやもう、さっきから⋯キラーボールなんよ⋯ :おしまい

息子:父さん、ちょっといい? 父:ん?おう、どうしたんだ朝から 息子:うん。その、父さんと久しぶりにキャッチボールがしたいなって。どうかな? 父:・・わかった、いいぞ。 息子:ありがとう父さん。じゃあ、行こうか 父:ああ。 :間 息子:はい、父さん。グローブ 父:ん?おお、ありがとう 息子:これくらい離れたらいいかな? 父:いやいや、それじゃあまだ近いぞ、これくらいだな 息子:ありがとう父さん 父:よし、投げてみろ 息子:行くよ、父さん。えい! 父:よっ!と、なかなか強い球投げるじゃないか 息子:ほ、ほんと?父さん。俺ちゃんと投げれてるんだ、良かった 父:・・小さい時はおママゴトが大好きだったお前が、まさかこんなにたくましくなってキャッチボールまでするようになるなんてな 息子:ちょっとお父さん、いつの話をしてるんだよ 父:ハハハ、なんだか懐かしいなと思ってな、ドリャッ! 息子:よ、あれ?父さん、手加減してくれてるのかな? 父:ハハハ、何を言ってる。今のは父さんの全力投球だったよ。まさか微動だにせず涼しい顔でキャッチされるとは思わなかったがな。 息子:そうなんだ、不思議だな、俺野球の才能あるのかな? 父:そうだなー、不思議だなー、何が一番不思議かって・・ 父:お前が娘から息子になっちゃった事だよぉ~~! 息子:ええ!そんな事!? 父:そんな事?で、済む話じゃないんだよぉ~!父さん朝起きてお前見てビックリしすぎて今の今まで思考停止しちゃってたんだからな~!? 息子:ああ、それでなんだかいまいち反応が鈍かったんだね 父:そりゃ鈍くもなるよな〜?海外旅行行くって言って旅立った娘が久しぶりに帰って来たと思ったら息子になって帰って来たんだからな~! 息子:それは言わなかったのは悪かったけど、まあ、サプライズってやつかな? 父:サプライズって普通嬉しい意味でのサプライズじゃないかな~?これはもう悪夢かなって、父さんまだ夢でも見てるんじゃないかってね、いやむしろ夢であってくれぇ~! 息子:と、父さん落ち着いて!俺には間違いないから安心してよ! 父:そ、そうか、人違いかと思ったがお前だったか・・ってそんな猛スピードで現実受け入れられないよ父さん! 息子:うわ~、父さんがこんなに動揺しちゃうんなんて・・これはもう、あの事は言い出せないな 父:ん?お、おい、まだ何か隠してる事があるのか? 息子:う、うん・・落ち着いて聞いてよ父さん? 父:・・内容にもよるが、善処(ぜんしょ)しよう 息子:母さんも一緒に旅行行ってたじゃない? 父:ん?そうだな、親子一緒に旅行行くって旅立ったもんな。そういえば母さんともまだ合ってないな 息子:その母さんだけど・・父さんに、なったんだ 父:・・は?もっかい言ってくれ 息子:だから、母さん、父さんみたいになったんだ 父:な、なにしとんじゃ~~~!!親子揃っていったいぜんたいどういう事なんじゃ~~い! 息子:やっぱり母さんも黙ってたんだね。これはもうダブルサプライズだね 父:うはっ、こいつぁ一本ならぬ二本取られちゃったな、ってそんな簡単に乗ってやれるほど父さんのハートは強くないぞぉ~~! 息子:そんな事言ってももう俺たち男になっちゃったんだから受け入れてもらわないと困るよ~ 父:はっ!?さっき朝起きてリビング行った時知らないオッサンが挨拶しながら外出てったけど、あれも夢じゃなかったんだな!あれが母さん!?ガチガチのマッチョだったんだけど!? 息子:あーそれね、せっかくやるならこれぐらいやらないと、って張り切ってたからね母さん 父:そんな所張り切らなくていいのよ~! 息子:まあまあ、そんな事よりキャッチボール続けない? 父:いや、お前の頭どうなってんだ?この状況で爽(さわ)やかにキャッチボール続けれると思ってるのか⋯? 息子:父さん・・よく言ってたじゃないか、「息子が産まれたらキャッチボールするのが夢だったんだ」ってさ 父:た、たしかに言ってたな 息子:だからさ・・私、いや俺がその夢、叶えてあげようってね 父:お前・・ 息子:父さん・・ 父:いや違うんだよ~! 息子:ええ!? 父:息子が産まれたらって、お前が結婚して子供を産んでその孫の子とキャッチボールしたいな~って話だったのよ~!なんでお前が息子になっちゃうの~!? 息子:ええ~!私、いや俺の勘違いって事~!? 父:えーい!私でも俺でもどっちでもいいよ!どうすんだよそれ~! 息子:いやー父さんには昔からお前はそそっかしいからって言われてたのにね~ 父:そそっかしいとかのレベルじゃねえ!!あとな! 息子:え?何かな? 父:その話はまあ、理解したくないけど、仮に理解したとして⋯母さんの件はまったく意味不明だからな〜〜!! 息子:あー、それは・・なんでだろ? 父:知らんのかーい!父さんこれから母さんとどうやっていけばいいんだよ~ 息子:父さん、母さんじゃなくて、父さんだよ 父:そ、そうか、母さんじゃなくて、父さんか。なら父さんと父さんかハハハ・・ってバカヤロ~〜~!! 息子:さ、キャッチボールを続けようか、父さん 父:いやもう、さっきから⋯キラーボールなんよ⋯ :おしまい