台本概要
530 views
タイトル | 恋愛煩悩大爆発~独占欲の果てに~ |
---|---|
作者名 | 煮成 焼也(ニルナリヤクナリ) (@nalinirunali) |
ジャンル | コメディ |
演者人数 | 5人用台本(不問5) |
時間 | 10 分 |
台本使用規定 | 台本説明欄参照 |
説明 |
◎コメディー台本 ◎10~15分程度 ☆約束☆ ・配信でご使用する際は許可を取る必要はありません。ご自由にご使用ください。 ・番組名や説明欄にタイトルを書いて頂けたら助かります。 ・演じられた後、コメントなどに演じた場所?(URLなど)教えて頂けたら嬉しいです。(覗きに行きたいので…) ・話口調、一人称を男性寄り、女性寄りに変更していただいても大丈夫です。アドリブとかも入れていただいて構いませんが、他の演者様が困るような事や結末を変えるなどはお控えください。 ・みんなで楽しく声劇をしましょう!! 530 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
神山 | 不問 | 29 | 今回の被害者。全ての動作で人々を虜にするゾ☆ |
名島 | 不問 | 33 | 神山の幼馴染。神山のお友達だゾ☆ |
モブA | 不問 | 9 | ちょっと味が濃いモブだゾ☆※兼ね役あります。 |
モブB | 不問 | 9 | 味が濃いモブだゾ☆※兼ね役あります。 |
モブC | 不問 | 9 | 原液並みに濃いモブだゾ☆※兼ね役あります。 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
神山:それに気づいたのは物心が付いてからだった。初めは何気ない日常の中でチラチラ見られるだけだった。しかし、周りの様子が明らかにおかしい。視線が熱いのだ。ハートが飛び交うこと、飛び交うこと。もう好意とかじゃない。推しとか、あわや、神とかに向けるソレだ。そして、今日もまた市民の方々から熱い眼差(まなざ)しを受けている。
モブA:トゥンク!!なんてセクシーな方なの!!
モブB:ズキュン!!セクシー大明神(だいみょうじん)よ!!セクシー大明神がご降臨(こうりん)なされたわ!!
モブC:(色っぽく)ワーオ、すぅえええくすぃぃいいい・・・。
名島:よっ、今日も大変そうだな。
神山:あ、俺(私、僕)の幼なじみで小中と腐れ縁の名島(なじま)じゃないか。
名島:説明どうもありがとう。
神山:もうだいぶ慣れてきたけど、やっぱり一挙手一投足(いっきょしゅいっとうそく)でこうなるのがなぁ・・・(手を挙げる)
モブA:ふ、フェロモン大旋風(だいせんぷう)っ!!
モブB:骨の髄(ずい)まで染み渡っちゃう!!
モブC:ジップロック用意しなきゃ!!この空気持って帰ってウチのアロマディフューザーの完成やで!!
名島:相変わらずの破壊力で・・・。
神山:本当にどうにかならないかな、これ。(頭をかく)
モブA:ヒャッハー!!抜け毛チャンスだー!!
モブB:どけー!!あの抜け毛は私のもんだー!!
モブC:引きちぎるぞ、貴様ら!!その薄汚れた手をどけろ!!
名島:とんだ世紀末生成器(せいきまつせいせいき)じゃん、お前。
神山:俺(私、僕)の通った後は血で汚れる率が60%超えるからな。
名島:最初は羨(うらや)ましかったけど、色々苦労してるよな、お前。本当にラノベとかなら(〜は表現しなくて大丈夫です。)「幼なじみが全人類に好かれる件について〜愛40%血で血を洗うバイオレンスが60%入り交じる世界〜」って感じだな。
神山:どうにかなんないかな、これ。(ため息)
モブA:ああっ・・・!!か、神が、と、吐息を・・・!!
モブB:す、全てが浄化される・・・。
モブC:WOW God bless.(ワオ、ゴッドブレス。)
0:間
神山:やっと、学校着いた・・・。
名島:おそろしや、つわものどもが、夢の跡・・・。
神山:俺(私、僕)で一句読むのやめてくれる?
名島:つい。
神山:まぁいいや、よし、教室入るか。おはよー。
モブA:あはん!!心満意足(しんまんいそく)!!
モブB:いやん!!福徳円満(ふくとくえんまん)!!
モブC:えくすたしいいいい!!喜色満面(きしょくまんめん)!!
神山:もうやだ!!このクラス!!
名島:諦めろ、どのクラスでも一緒だって。
神山:くっ!!まともな学校生活は高校になっても阻まれるのか・・・!!
0:間
名島:なあ、学校帰りにどっか寄ろう?
神山:いいけど、どこ行く?人が多いところは勘弁だぞ?
名島:そうだなぁ・・・
研究者A:博士、見つけました!!間違いありません!!
神山:え?なんか、全身防護服着てる人が3人いる。
研究者B(モブB):対象がこちらに警戒をしていますが、どうしますか?
博士(モブC):致し方ない。こちらから接触しよう。すみません、そこの方。
神山:はい?
博士(モブC):申し訳ありませんが、我々に着いてきていただけませんか?
神山:な、なんなんですか、あなた達は!?
名島:そうだ、そうだ!!知らない人に着いて行ったらダメってお母さんに教わらなかったのか!!
研究者A(モブA):たしかに、警戒するのも仕方ありません。しかし、このままでは世界が滅亡してしまうのです。
名島:どゆこと?
研究者B(モブB):原因はあなたです。
神山:え?俺(私、僕)?
博士(モブC):そう、あなたのフェロモン、いや、「恋愛煩悩爆上がり!!みーんな、俺様の虜(とりこ)になっちゃいな病」を我々に治させて欲しいのです。
名島:すげぇ名前の病気患(わずら)ってんのな、お前。
神山:で、でも、その病気が原因で世界が滅亡するってどういう事ですか?
研究者A(モブA):いま、あなたのフェロモンが地球全てを埋めつくしたと報告がありました。まもなく、世界各国の首相があなたの取り合いを始めます。
研究者B(モブB):そして、話し合いの末、超世界大戦が始まってしまうでしょう。
神山:俺(私、僕)の取り合いがついにワールドワイドレベルに!?
博士(モブC):これを阻止するために、あなたの病原菌から抗体を作らねばなりません。ですが、どれだけ時間がかかるか・・・
名島:なんてこった。
博士(モブC):どこかにあなたの病が効かない人間がいれば直ぐにでも抗体が作れるのですが・・・
研究者A(モブA):そんな都合よくいるわけないじゃないですか。
研究者B(モブB):簡単に見つかったら、これまでの労力に比例してブチギレますよ?
神山:そんな簡単に見つかることはないか。
名島:なんてこった。
研究者A(モブA):ところで、お隣にいる方は・・・?
名島:あ、幼なじみの名島です。よろしく。
研究者A(モブA):へぇ~、幼なじみ・・・。
博士(モブC):・・・確保ーーーーーーー!!!!
名島:え!?ちょ!?なに!?
研究者B(モブB):(すごい怒って)っざけんな!!このスットコドッコイ!!長年の苦労を即効嘲笑い(ソッコーあざわらい)やがって!!〇〇〇(ピー)して✕✕✕(ピー)してから△△△(プー)してやろうか!!
神山:すげえキレてる・・・つまり、名島、お前・・・
名島:まさか、自分が抗体を持った人間だったなんて・・・
博士(モブC):名島さん、お願いです。世界の滅亡を防ぐために、ご助力(じょりょく)いただけませんか?
研究者A(モブA):少し痛い思いはしますが、お願いします!!人類の未来がかかっているんです!!
名島:どんくらい痛いかにもよるけど・・・
神山:名島、俺(私、僕)からも頼む。名島の血、いや、肉、骨でもいい!!研究者の方々に分けて、抗体になってくれ!!
名島:いや、要求がどんどん厳しくなってるんだけど!?
研究者A(モブA):お願いします!!いま、こうして、なんとかガスマスクや視界阻害(しかいそがい)スコープを使って、なんとか平静(へいせい)を保っていますが、そろそろ限界です。このままだと、我々もどうなってしまうか・・・。
研究者B(モブB):お願いします、名島さん!!世界のために片腕1本お願いします!!
名島:要求がさらに大きくなってんだけど!?
博士(モブC):全世界に抗体をばら撒(ま)くから、それなりの量が必要で・・・
名島:あ、しかも、片腕って話、割とガチなんだ!?
研究者A(モブA):大丈夫です!!代わりの腕を用意しますから!!
研究者B(モブB):なんなら、ドリルとか付けますから!!
名島:普段の生活で絶対使わない物を付けられても!?
研究者A(モブA):まずいです!!各国の首相が取り合いになって、掴(つか)み合いのケンカが始まろうとしてます!!
博士(モブC):お願いします!!名島さん!!
研究者B(モブB):名島さん!!
神山:名島っ!!
名島:くっ・・・
0:間
神山:あれから、俺(私、僕)の生活は一変した。どんな動作をしても、ため息を吐いても、周りの人々は素知らぬ顔(そしらぬかお)で通り過ぎていく。俺(私、僕)は平穏を手に入れる事ができたんだ。
名島:よっ、おはよ!!神山!!
神山:あ、名島。おはよ。
名島:いや〜、一時はどうなるかと思ったけど、無事、世界が平和なままで良かった、良かった。
神山:名島・・・その〜・・・
名島:なんだよ、気にすんなって。まぁ、少し量が足りないって言われたときは焦ったけど、無事、必要量足りたんだし。これでも、結構便利なもんなんだぞ?
モブA:きゃー!!こ、子どもが道路に飛び出して、トラックに轢(ひ)かれそうになってるー!!
名島:なんだって!?行け!!ライトロケットアーム!!
モブA:わー!!飛んできた手が子どもを救ったぞー!!
名島:ふ〜、助かってよかった。
神山:名島・・・
モブB:うわー!!火事で中に人が取り残されているぞー!!
名島:なんだって!?レフトウォータービーム!!発射!!
モブB:わー!!助かったー!!良かったー!!
神山:名島・・・えっと・・・
モブC:大変だー!!隕石が地球に向かって飛んできてるぞー!!
名島:なんだって!?うおーーー!!目からビーム!!ファイヤー!!
モブC:隕石が粉微塵(こなみじん)になって被害ゼロだ!!やったー!!
神山:・・・えっと、名島さん?
名島:なんだよ?そんなにかしこまっちゃって。
モブA:きゃー!!巨大怪獣よー!!
モブB:あれはどうにもならないー!!
モブC:詰んだー!!
名島:なんだって!?すまん、神山!!ちょっと「超巨大戦闘兵器ロボ、名島キング」と合体して怪獣を倒してくる!!(走り出す名島)
モブA:きゃー!!胴体と顔が明らかにアンバランスな巨大ロボが怪獣を倒したー!!
モブB:ひゃっほーー!!助かったぜーー!!
モブC:これで、地球は安泰だー!!
神山:・・・(一呼吸おいて)(〜は表現しなくて大丈夫です。)「幼なじみが万能サイボーグ最強兵器な件について〜今度はお前か〜」。連載開始。
神山:それに気づいたのは物心が付いてからだった。初めは何気ない日常の中でチラチラ見られるだけだった。しかし、周りの様子が明らかにおかしい。視線が熱いのだ。ハートが飛び交うこと、飛び交うこと。もう好意とかじゃない。推しとか、あわや、神とかに向けるソレだ。そして、今日もまた市民の方々から熱い眼差(まなざ)しを受けている。
モブA:トゥンク!!なんてセクシーな方なの!!
モブB:ズキュン!!セクシー大明神(だいみょうじん)よ!!セクシー大明神がご降臨(こうりん)なされたわ!!
モブC:(色っぽく)ワーオ、すぅえええくすぃぃいいい・・・。
名島:よっ、今日も大変そうだな。
神山:あ、俺(私、僕)の幼なじみで小中と腐れ縁の名島(なじま)じゃないか。
名島:説明どうもありがとう。
神山:もうだいぶ慣れてきたけど、やっぱり一挙手一投足(いっきょしゅいっとうそく)でこうなるのがなぁ・・・(手を挙げる)
モブA:ふ、フェロモン大旋風(だいせんぷう)っ!!
モブB:骨の髄(ずい)まで染み渡っちゃう!!
モブC:ジップロック用意しなきゃ!!この空気持って帰ってウチのアロマディフューザーの完成やで!!
名島:相変わらずの破壊力で・・・。
神山:本当にどうにかならないかな、これ。(頭をかく)
モブA:ヒャッハー!!抜け毛チャンスだー!!
モブB:どけー!!あの抜け毛は私のもんだー!!
モブC:引きちぎるぞ、貴様ら!!その薄汚れた手をどけろ!!
名島:とんだ世紀末生成器(せいきまつせいせいき)じゃん、お前。
神山:俺(私、僕)の通った後は血で汚れる率が60%超えるからな。
名島:最初は羨(うらや)ましかったけど、色々苦労してるよな、お前。本当にラノベとかなら(〜は表現しなくて大丈夫です。)「幼なじみが全人類に好かれる件について〜愛40%血で血を洗うバイオレンスが60%入り交じる世界〜」って感じだな。
神山:どうにかなんないかな、これ。(ため息)
モブA:ああっ・・・!!か、神が、と、吐息を・・・!!
モブB:す、全てが浄化される・・・。
モブC:WOW God bless.(ワオ、ゴッドブレス。)
0:間
神山:やっと、学校着いた・・・。
名島:おそろしや、つわものどもが、夢の跡・・・。
神山:俺(私、僕)で一句読むのやめてくれる?
名島:つい。
神山:まぁいいや、よし、教室入るか。おはよー。
モブA:あはん!!心満意足(しんまんいそく)!!
モブB:いやん!!福徳円満(ふくとくえんまん)!!
モブC:えくすたしいいいい!!喜色満面(きしょくまんめん)!!
神山:もうやだ!!このクラス!!
名島:諦めろ、どのクラスでも一緒だって。
神山:くっ!!まともな学校生活は高校になっても阻まれるのか・・・!!
0:間
名島:なあ、学校帰りにどっか寄ろう?
神山:いいけど、どこ行く?人が多いところは勘弁だぞ?
名島:そうだなぁ・・・
研究者A:博士、見つけました!!間違いありません!!
神山:え?なんか、全身防護服着てる人が3人いる。
研究者B(モブB):対象がこちらに警戒をしていますが、どうしますか?
博士(モブC):致し方ない。こちらから接触しよう。すみません、そこの方。
神山:はい?
博士(モブC):申し訳ありませんが、我々に着いてきていただけませんか?
神山:な、なんなんですか、あなた達は!?
名島:そうだ、そうだ!!知らない人に着いて行ったらダメってお母さんに教わらなかったのか!!
研究者A(モブA):たしかに、警戒するのも仕方ありません。しかし、このままでは世界が滅亡してしまうのです。
名島:どゆこと?
研究者B(モブB):原因はあなたです。
神山:え?俺(私、僕)?
博士(モブC):そう、あなたのフェロモン、いや、「恋愛煩悩爆上がり!!みーんな、俺様の虜(とりこ)になっちゃいな病」を我々に治させて欲しいのです。
名島:すげぇ名前の病気患(わずら)ってんのな、お前。
神山:で、でも、その病気が原因で世界が滅亡するってどういう事ですか?
研究者A(モブA):いま、あなたのフェロモンが地球全てを埋めつくしたと報告がありました。まもなく、世界各国の首相があなたの取り合いを始めます。
研究者B(モブB):そして、話し合いの末、超世界大戦が始まってしまうでしょう。
神山:俺(私、僕)の取り合いがついにワールドワイドレベルに!?
博士(モブC):これを阻止するために、あなたの病原菌から抗体を作らねばなりません。ですが、どれだけ時間がかかるか・・・
名島:なんてこった。
博士(モブC):どこかにあなたの病が効かない人間がいれば直ぐにでも抗体が作れるのですが・・・
研究者A(モブA):そんな都合よくいるわけないじゃないですか。
研究者B(モブB):簡単に見つかったら、これまでの労力に比例してブチギレますよ?
神山:そんな簡単に見つかることはないか。
名島:なんてこった。
研究者A(モブA):ところで、お隣にいる方は・・・?
名島:あ、幼なじみの名島です。よろしく。
研究者A(モブA):へぇ~、幼なじみ・・・。
博士(モブC):・・・確保ーーーーーーー!!!!
名島:え!?ちょ!?なに!?
研究者B(モブB):(すごい怒って)っざけんな!!このスットコドッコイ!!長年の苦労を即効嘲笑い(ソッコーあざわらい)やがって!!〇〇〇(ピー)して✕✕✕(ピー)してから△△△(プー)してやろうか!!
神山:すげえキレてる・・・つまり、名島、お前・・・
名島:まさか、自分が抗体を持った人間だったなんて・・・
博士(モブC):名島さん、お願いです。世界の滅亡を防ぐために、ご助力(じょりょく)いただけませんか?
研究者A(モブA):少し痛い思いはしますが、お願いします!!人類の未来がかかっているんです!!
名島:どんくらい痛いかにもよるけど・・・
神山:名島、俺(私、僕)からも頼む。名島の血、いや、肉、骨でもいい!!研究者の方々に分けて、抗体になってくれ!!
名島:いや、要求がどんどん厳しくなってるんだけど!?
研究者A(モブA):お願いします!!いま、こうして、なんとかガスマスクや視界阻害(しかいそがい)スコープを使って、なんとか平静(へいせい)を保っていますが、そろそろ限界です。このままだと、我々もどうなってしまうか・・・。
研究者B(モブB):お願いします、名島さん!!世界のために片腕1本お願いします!!
名島:要求がさらに大きくなってんだけど!?
博士(モブC):全世界に抗体をばら撒(ま)くから、それなりの量が必要で・・・
名島:あ、しかも、片腕って話、割とガチなんだ!?
研究者A(モブA):大丈夫です!!代わりの腕を用意しますから!!
研究者B(モブB):なんなら、ドリルとか付けますから!!
名島:普段の生活で絶対使わない物を付けられても!?
研究者A(モブA):まずいです!!各国の首相が取り合いになって、掴(つか)み合いのケンカが始まろうとしてます!!
博士(モブC):お願いします!!名島さん!!
研究者B(モブB):名島さん!!
神山:名島っ!!
名島:くっ・・・
0:間
神山:あれから、俺(私、僕)の生活は一変した。どんな動作をしても、ため息を吐いても、周りの人々は素知らぬ顔(そしらぬかお)で通り過ぎていく。俺(私、僕)は平穏を手に入れる事ができたんだ。
名島:よっ、おはよ!!神山!!
神山:あ、名島。おはよ。
名島:いや〜、一時はどうなるかと思ったけど、無事、世界が平和なままで良かった、良かった。
神山:名島・・・その〜・・・
名島:なんだよ、気にすんなって。まぁ、少し量が足りないって言われたときは焦ったけど、無事、必要量足りたんだし。これでも、結構便利なもんなんだぞ?
モブA:きゃー!!こ、子どもが道路に飛び出して、トラックに轢(ひ)かれそうになってるー!!
名島:なんだって!?行け!!ライトロケットアーム!!
モブA:わー!!飛んできた手が子どもを救ったぞー!!
名島:ふ〜、助かってよかった。
神山:名島・・・
モブB:うわー!!火事で中に人が取り残されているぞー!!
名島:なんだって!?レフトウォータービーム!!発射!!
モブB:わー!!助かったー!!良かったー!!
神山:名島・・・えっと・・・
モブC:大変だー!!隕石が地球に向かって飛んできてるぞー!!
名島:なんだって!?うおーーー!!目からビーム!!ファイヤー!!
モブC:隕石が粉微塵(こなみじん)になって被害ゼロだ!!やったー!!
神山:・・・えっと、名島さん?
名島:なんだよ?そんなにかしこまっちゃって。
モブA:きゃー!!巨大怪獣よー!!
モブB:あれはどうにもならないー!!
モブC:詰んだー!!
名島:なんだって!?すまん、神山!!ちょっと「超巨大戦闘兵器ロボ、名島キング」と合体して怪獣を倒してくる!!(走り出す名島)
モブA:きゃー!!胴体と顔が明らかにアンバランスな巨大ロボが怪獣を倒したー!!
モブB:ひゃっほーー!!助かったぜーー!!
モブC:これで、地球は安泰だー!!
神山:・・・(一呼吸おいて)(〜は表現しなくて大丈夫です。)「幼なじみが万能サイボーグ最強兵器な件について〜今度はお前か〜」。連載開始。