台本概要

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タイトル 声に魅せられた末路
作者名 夜花RC  (@MagumaAmansa)
ジャンル その他
演者人数 5人用台本(男2、女3) ※兼役あり
時間 40 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 元々は声劇に興味のなかった秋良…だがいろいろな人と出会っていくうちに声劇に興味を持ち始めた

そんな物語です

















注意!ホラー展開などありますので注意です

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
秋良 83 今作の主人公 最初は声劇とかに興味はなかったが部長の優香に一目ぼれして声劇部に入部
康太 6 声劇部の副部長 事なかれ主義みたいな性格だが実は… 作者と兼ね役です
優香 16 声劇部の部長 大人の色気を感じさせる女子だが実は…
純子 27 声劇部の部員 ツンデレっぽい性格で秋良にツンケンしていたが実は…
愛衣 44 秋良の幼馴染であり声劇部に興味がある女子だが実は…
N 不問 31 ナレーションです 兼ね役は秋良以外なら誰でも可能です
作者 1 作者…???です…???康太と兼ね役です なんで作者が… だ…だレか…タ・・・たすけ… 隱ー縺銀?ヲ蜉ゥ縺代※窶ヲ縺上l窶ヲ
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

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秋良N:俺は花の高校生の秋良!17歳!何の部活にも入部をしていない絶賛帰宅部の(自称)イケメンだ! 秋良N:そして隣にいるハムスターみたいなちっこい女子は幼馴染の愛衣! 愛衣N:ちっこいって言わないでよ…コンプレックスなんだよ? 秋良:心の声に返信してはいけない…そう…いけないんだ… 愛衣:心の声だったとしても言ってはいけないことがあるんだよ?自覚してる? 秋良:自覚?しているさ!!!俺がカッコいいってことだけわな!!! 愛衣:ナルシストもここまで来ると逆に清々しいよ…なんなの?そのポテンシャルは… 秋良:いいだろ?別に!自分で言うだけだったら無料なんだからな!!! 愛衣:無料って…秋良がイケメンってことを把握するのは有料なの? 秋良:当たり前だろ?俺がイケメン…イコール優良文化財受賞ものだからな! 愛衣:それを言うなら重要文化財ね…バカなの?死ぬの? 秋良:男はバカなぐらいが一番いいんだよ!そう思わないか?わが幼馴染よ! 愛衣:黙れ 秋良:ウィッス… 愛衣:そういえばさ…まだ部活に入らないの?そろそろ入らないと大変なことになってしまうよ? 秋良:大変なこと?どういうことだってばよ… 愛衣:高校2年生になってからは部活動の実績がなかったら単位をもらえないんだよ? 秋良:え?…何その絶対正義…時代間違ってません?ここはいつから海賊王目指す世界になったの? 愛衣:とりあえず何か入んないとやばいよ? 秋良:えぇ…どうすればいいの? 愛衣:声劇部に入ろうよ!!! 秋良:声劇部? 愛衣:そう!声劇部!私も含めてまだ4人しかいないんだけどね?それでもいいなら入ってほしいなぁ… 秋良:幽霊部員としてでもOKかな? 愛衣:ダメだよ?入ってもらったからには一緒にやってもらうから… 秋良:えぇ…でも俺を含めて5人だとどこでやるんだよ…学生の前でか?そんなのお遊戯会と同じ目で見られるからな? 愛衣:ピカピカでやるんだよ! 秋良:ピカピカ?聞いたことないなぁ…アプリ? 愛衣:そうそう!ピカピカっていう声劇アプリでね?声だけで台本を読む最高のアプリなんだよ? 秋良:へー 愛衣:顔バレもしない!もしかしたら共通の友人もできる! 秋良:へー 愛衣:そしたら個人の演技力も向上する!!!ね?どう? 秋良:へー 愛衣:私可愛いよねー 秋良:へー 愛衣:話聞いてないじゃんか!ちゃんと聞いてよ! 秋良:聞いてたよ?あれでしょ?声でいかに女性リスナーを堕とせるかっていうアプリでしょ? 愛衣:自分で録音した声を聴いて判断しなよこのゲスボ… 秋良:ひどくない?泣くよ?泣いちゃうよ?こんな時間からいい男子が思いっきり泣いちゃうよ?いいの?見苦しいよ? 愛衣:泣きなよ… 秋良:ぶるああああぁあぁぁぁぁああああぁぁぁああぁぁぁあああ!!! 愛衣:うるさい!近所迷惑!たらこ唇!吸収持ち!後ー…あれだ…えーと…お魚! 秋良:ツッコむならもう少しボキャブラリー増やせよ…あれだよ…それもはやアニメの世界のツッコみだからな… 愛衣:と!に!か!く!声劇部に入ること!!!わかった! 秋良:だが断る…俺が最も得意としているのは自分より力が劣るものに対してノー!と言ってやることが得意なんだ 愛衣:…そっかぁ…押入れの奥深くにある隠し倉庫…素敵雑誌 秋良:喜んで入部させていただきます…愛衣様… 愛衣:よろしい…じゃあ早速部のみんなに挨拶をしないとね! 秋良N:放課後になったら速攻逃げるように帰ってやる…それでOKだな… 愛衣:あ…逃げたら速攻ばらすから 秋良:あー素晴らしい挨拶を考えないとなー!!!頑張らないとなー!!! 愛衣:それでいいの! N:平日の朝…なんでもない日常にいつもの会話…そこに舞い込んできた入部の話… N:そこからどう話が盛り上がっていくのか…非常に楽しみなものです 0: N:学校へ着いた秋良と愛衣…そこで出会ったのは2人の女性と一人の男性だった N:舞台は変わり放課後…結局逃げ切れなかった秋良…速さが足りない! 秋良:ナレーションうるさいよ… 愛衣:どうしたの急に…ついに頭も逝った? 秋良:なんで俺の幼馴染はこんなにも辛辣なんだろ…秋良!不毛! 愛衣:不毛になるのは早すぎるんじゃないかな? 秋良:ハゲてねーよ! 優香:あのーそろそろいいかな? 純子:あんたらの馬鹿さ加減を露呈(ろてい)してるんじゃないわよ!見苦しいったらありゃしない! 康太:アハハ…とにかく自己紹介をしようかな…僕は康太、声劇部の副部長だよ 純子:私は純子!部員よ!あんたの小さな脳みそでは覚えれないでしょうね! 優香:こーら!そうツンケンしないの!私は優香よ?この声劇部の部長をしているの!よろしくね? 秋良:俺は秋良です!絶賛彼女募集中のナイスガイな男子高校生です!よろしくお願いします! 優香:あらら…面白い人が入部してくれるのね? 愛衣:いや…まだそうと決まったわけでは… 秋良:ぜひ!入部いたします!不肖この秋良!僭越(せんえつ)ながらこの声劇に入部いたします! 愛衣:えー…最初あんなに興味なさげだったのになんでこんなにもやる気に満ちてるんだろ… 純子:こんな不潔な男が入るのよ…認められないわよ! 康太:まぁいいじゃないか…僕としても男性が入ってくれるのは十分嬉しい限りだよ? 優香:そうねぇ…そうなれば演じれる枠が増えていくからそれが一番いいかもしれないわね 愛衣:うーん…なんか腑に落ちないけどそれでもいいならいいかなぁ… 秋良:ぜひ!よろしくお願いいたします!一生懸命頑張りますので! 純子:ふんっ!私は認めないからね! N:そういって足をドカドカと鳴らし教室を出る純子…それを見送る四人の男女 秋良:なんか…俺悪かったかなぁ… 愛衣:大丈夫だよ?純子はいつもあんな感じだから気にしないで? 康太:そうだねぇ…僕が入った時もそんな感じだったし… 優香:そのうち戻ってくるから安心していいわよ? 純子N:よりによってどうしてあいつが入ってくるのよ!あいつだけは本当に嫌だった… 純子N:あいつは私にとって救世主なのに…だからこそこの声劇部に入ってほしくなかった… 純子N:あいつが汚れていくのを見たくない…そんなの絶対に許されない…どうせ汚されるなら私が… 秋良:おーい!純子ー! 純子:な…なによ!わざわざ私を追いかけてくるなんてストーカーなの!? 秋良:なんかわかんないけど…悪ぃ! 純子:・・・え? 秋良:俺が入ることが気に入らないのは重々承知してる!それでも俺は声劇部で活動してみたいんだ! 純子:なんでなのよ!声劇部以外にも部活はあるのにどうして声劇部なのよ! 秋良:俺…元々声優志望なんだ…だからこそ俺も正直言うと入ることを拒んだ…それでも俺はここで演技力を身に着けたいんだ! 純子:あんた…わかったわよ…その代わりビシバシ鍛えていくから覚悟しておきなさい! 秋良:あぁ!ありがとう!頑張るから!ビシバシ鍛えてくれ! 愛衣N:なんで…どうして…やだよ…離れないでよ…私嫌だよ… 愛衣N:もう…いやだ… 秋良:え?愛衣?大丈夫か? 愛衣:!!?な…なんでもないよ?仲直りできてよかったーって思ったんだよ? 秋良:ほんとかー?ま!これもイケメンがなせる技だよな! 愛衣:黙れ 秋良:ウィッス 純子N:私の目の前で仲良くしないでよ…なんでなのよ…どうしてなのよ…そんなの…許されない… 愛衣N:なんで…ほんと嫌だ私の性格…人の前ではニコニコして…表に自分の本当の気持ちに素直になれないなんて…本当に嫌だ… N:舞台は変わり放課後の帰り道…きちんとした流れを説明されて納得した秋良と愛衣は帰路につく 秋良:明日から楽しみだなぁ!せっかく入った部活なんだから一生懸命頑張らないと! 愛衣:ねぇ…秋良… 秋良:愛衣?どうしたんだ? 愛衣:私ね?秋良の事が好き…大好きなの… 秋良:愛衣…急にどうしたんだ? 愛衣:ねぇ…答えて…答えてよ!私本当は誘いたくなかった!でも秋良の事を考えたらこうしないとだめだった! 秋良:誘いたくなかったって…じゃあなんで俺を… 愛衣:他の人たちに見せつけたかったから…だからこそ誘った…でも…それが間違いだった… 秋良:愛衣… 愛衣:だから…私と付き合って? 秋良:…ごめん…俺は今誰かと付き合う気はないんだ…本当ごめん 愛衣:…ふふふ…なーんて騙されてやんのーwww 秋良:はぁ? 愛衣:どう?私の演技力!なかなかのものでしょ? 秋良:演技かよ!めっちゃ騙されたわ!流石だなぁ…俺も頑張って鍛えないとな! 愛衣:…そうだね N:そこで別れた秋良と愛衣…だがその翌日…思いもよらない出来事に遭遇してしまう 0: N:愛衣が走って帰宅してその翌日…秋良は珍しく早起きをして幼馴染の愛衣の部屋へとたどり着く 秋良:あいつが寝坊なんて珍しいことがあるもんだな…それにしても愛衣のお母さん…どうして俺に起こしてくれって頼むんだよ… 秋良:おーい!愛衣ー?寝坊助ー?ハムスター?ちっこいのー?起きろよー学校に遅れるぞー N:数回ノックするが返事がない…どうしてなんだろうか…いつもならすぐに返事が来るはずなのに 秋良:入っちゃうぞーいいのかー嗅いじゃうぞー匂い嗅いじゃうぞーいいのかー…よし!突入するであります! N:ノリノリで入室した秋良…そこに広がっていたのは可愛らしい寝顔の愛衣ではなく 0: 0: 0: 0: 0: 0: 0: 0: 0: 0: 0: 0: 0: 0: 0: 0: 0: N:目の焦点が合ってない…光もない…不自然に宙に浮かんでいる…変わり果ててしまった愛衣の姿が目に入った… 秋良:え…なんで…嘘だろ…どうして…愛衣?おい…愛衣…愛衣!!! N:いくら読んでも返答がない…死んだ者に口はない…返ってくるのは無機質な空気と異常な場面だけだった… 秋良:え…どうして…本当に…いやだ…なんで…嘘だ… N:嘘ではなかった…確かにあるのは変わり果ててしまった愛衣の姿だけだった… 秋良:黙れよ… N:本当は分かっていたはずだ…こうなってしまうことが…それを気づかなかったのは秋良自身だった 秋良:黙れよ!!!お前に何がわかるんだよ!昨日までは普通だった!!!なのに今日来てみたら愛衣は死んでいるんだ!!! 秋良:それなのにこの状況を即座に分かれっていうのかよ…ふざけんな!!! N:ふざけてなんかいない…むしろこうなったのはお前のせいだ 秋良:やめてくれ… N:お前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだ 秋良:やめろーーーーーー!!! 愛衣N:お前のせいだ!お前が理解してくれなかったから私は死んだ!こんな形になってしまったのはお前のせいだ! 秋良:愛衣… 愛衣N:あの時の告白が演技?そんなわけない!あれは本当の告白だった!なのにお前は私と付き合う事を拒否をした! 秋良:ごめん…ごめんよ…本当にごめんよ… 愛衣N:もう遅い!こんなことになったのはお前の責任なんだ!だからお前はその責任を背負ったまま生きていけ! 秋良:うわーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!! 愛衣N:あははははははははははははははははははははははははははは!!!!!! N:その翌日に愛衣の葬式が行われた…そこには秋良の姿はなく…康太…純子…優香だけであった… 康太:秋良くんの姿が見当たらないね… 優香:仕方ないよ…仲のいい人が亡くなっちゃったんだもの…すごくショックに決まってるわよ 純子:なんでこんなことになったのよ…本当に残念で仕方ないわよ…明日秋良の家に行ってみるわ?あんなこと言ったけど心配だし… 康太:そうだね…同学年の方が話しやすいかもしれないからね…よろしく頼むよ… 優香:何かあったら連絡頂戴ね?すぐに駆け付けるから… 純子:ありがとうございます… N:表面はいかにも悲しそうに…でも裏ではひそかにほくそえんでいた…やっとこの時が来たのだと…汚い感情が渦巻いていた 0: N:葬式を終えた翌日…純子は秋良の家へと到着していた… 秋良:なんなんだよ…こんな時に…また俺を罵倒しに来たのか? 純子:生憎こんな状況の時に罵倒するほど私は鬼じゃないわよ… 秋良:だったら…尚更なんでここに来たんだよ…こんな時ぐらい一人にさせてくれよ… 純子:そうはいかないわよ…愛衣とは親友でもあるんだから…あんたの気持ちは痛いくらいわかるわよ… 秋良:お前に何がわかるんだよ!俺はあいつの気持ちを汲み取れなかった!だからあいつは死んだんだ! 純子:それこそ大きな間違いなのよ!あいつがどんな気持ちであんたに告白したと思っているのよ! 秋良:…え? 純子:あいつはあいつなりにあんたに告白したのよ!それを汲み取れなかったなんて図々しいにも程があるわよ! 秋良:…おい 純子:だからあんたは気にしなくていいのよ!気にしてたら何もできなくなるわよ! 秋良:…待てよ純子 純子:何よ! 秋良:…どうしてお前が愛衣が俺に告白したことを知ってるんだよ… 純子:… 秋良:あの時俺と愛衣しかいなかったはずなのに…その場にはお前はいなかった…なのにどうしてお前が知ってるんだよ… 純子:…ふひ 秋良:何とか言ってみろよ! 純子:あははははははははは!!!バレちゃったわね! 秋良:…え? 純子:そうよ!あの時私はあんた達を追っていたのよ! 秋良:どういう事なんだよ! 純子:羨ましい…あんたの記憶に残るような行為をして…私だってあんたの記憶に残りたいのよ! 秋良:ま…まさか… 純子:私もあんたの事が好きなのよ!愛しているのよ! 秋良:だったら尚更わかるだろ!俺は誰とも! 純子:わかってるわよ…だからこそあんたの…秋良の記憶に残ってあげるから… N:そう言いだすとおもむろに純子はナイフを取り出し…自身の胸に刃を突き立てる… N:何度も…何度も…刃を突き立て…赤い血しぶきを立てていく… 秋良:え…なんで…なんでこんなこと…やめろ…やめろ!!! 純子:よく…見ておきなさい!!!これがあんたの事を愛した女の末路なのよ!!! 純子:その姿をよく記憶に刻んでおきなさい!!!それがあんたのすべき絶対条件よ! N:純子はそう言い…だんだんとその動きが遅くなっていく… N:命の終わるとき…それは…今この時であった… 秋良:…嘘…だろ…なんでだよ…なんでこんなにもおかしいんだよ… 純子N:なんで?それが愛の形だからよ… 秋良:まただ… 純子N:あんたはこの愛の形をよく覚えておきなさい 愛衣N:そして後悔しなさい 純子N:あんたが答えなかった結果がこれだと 愛衣N:その結果が…私たちが死んだことを… 純子N:そして私の事をよーく思い出しなさい… 愛衣N:私たちの最期を…その頭に…刻んでおいてね 秋良:うわあああああぁぁぁぁああああぁああぁあぁぁあああああ!!! N:そう叫び声をあげる秋良…この数日で愛衣と純子が亡くなった… N:確実に秋良は心が壊れかけていた…それが…策略とも知らずに… 0: N:真っ暗になった秋良の部屋で一人…膝を抱えて座っていた…そこに声劇部の部長の優香が入ってきた 優香:秋良くん… 秋良:優香先輩…どうしたんですか…もう今は夜中ですよ? 優香:知ってるよ…だからこそここに来たんだよ? 秋良:…え?どういうことですか? 優香:愛衣ちゃん…純子ちゃん…この両名は早々に姿を消したね? 秋良:…その口ぶり…何かを知ってるんですよね…答えてください…ねぇ! 優香:今回の物語はすべて私が仕組んだものだったの… 秋良:仕組まれたもの… 優香:だってそうでしょ?小説は誰かが書いたことで形になって…そして実行されていく… 優香:そしてその内容は読まれない限りは知ってるのは作者だけ!でも演じているのは私たち… 秋良:どういうことですか… 優香:だってこれは私が手掛けた小説…お話…おとぎ話…そして…愛の結晶…私一つで…いや…作者の手でどういう事にもできるんだからね! 愛衣:例えば私がこういう風に出てきたり… 純子:あんたに声をかけてあげれたり 優香:作者の手でいろんな私たちが出てくるのよ? 秋良:ちょっと待ってください…だったら康太先輩は… 優香:康太?あぁ…あれはただの妄想…あなたもこの小説に魅せられた一人なのよ… 秋良:魅せられた一人… 愛衣:そんなことはどうでもいいでしょ? 純子:こうやって私たちも一つになれたのだから… 優香:また一緒に…ここで…楽しみましょ?このピカピカで…亡霊として…ね? 秋良:…はい…一緒に頑張りましょう…このピカピカで 愛衣:このピカピカで… 純子:このピカピカで… N:翌日…発見されたのは優香と秋良と愛衣と純子の遺体…4人手をつないで息絶えていた… N:なんでこうなったかは本人たちしか知らない…でも…確かにわかることは… N:彼ら…彼女らもまた…ピカピカに魅せられた一人であり…各自各々が…一人の演者っていう事だった… 康太:というお話でした…彼女らもまた魅せられてしまったんだね…このピカピカに… 康太:さて僕は次の演者を探しに行ってくるよ…え?僕はいったい誰なのかって? 康太:そうだなぁ…こんな話はどうかな?僕も一人の演者であり…一人の作者でもあり…どうなるかは僕自身であり…君自身でもある… 康太:こうした中で僕は演者として今回は選ばれたけど…次は作者として…みんなの前に現れるかもしれないね… 康太:そんな中で僕から演者の皆さんとリスナーさんの皆さんにこの言葉を送って終わるとしようかな… 康太:では僕から一言 作者:君たちはいったいどうして…この小説を開いたんだい?開かなければこの小説に出てきたキャラ達は… 作者:死ぬことも…いなくなることも…絶望を感じることもなかったはずなのにさ…

秋良N:俺は花の高校生の秋良!17歳!何の部活にも入部をしていない絶賛帰宅部の(自称)イケメンだ! 秋良N:そして隣にいるハムスターみたいなちっこい女子は幼馴染の愛衣! 愛衣N:ちっこいって言わないでよ…コンプレックスなんだよ? 秋良:心の声に返信してはいけない…そう…いけないんだ… 愛衣:心の声だったとしても言ってはいけないことがあるんだよ?自覚してる? 秋良:自覚?しているさ!!!俺がカッコいいってことだけわな!!! 愛衣:ナルシストもここまで来ると逆に清々しいよ…なんなの?そのポテンシャルは… 秋良:いいだろ?別に!自分で言うだけだったら無料なんだからな!!! 愛衣:無料って…秋良がイケメンってことを把握するのは有料なの? 秋良:当たり前だろ?俺がイケメン…イコール優良文化財受賞ものだからな! 愛衣:それを言うなら重要文化財ね…バカなの?死ぬの? 秋良:男はバカなぐらいが一番いいんだよ!そう思わないか?わが幼馴染よ! 愛衣:黙れ 秋良:ウィッス… 愛衣:そういえばさ…まだ部活に入らないの?そろそろ入らないと大変なことになってしまうよ? 秋良:大変なこと?どういうことだってばよ… 愛衣:高校2年生になってからは部活動の実績がなかったら単位をもらえないんだよ? 秋良:え?…何その絶対正義…時代間違ってません?ここはいつから海賊王目指す世界になったの? 愛衣:とりあえず何か入んないとやばいよ? 秋良:えぇ…どうすればいいの? 愛衣:声劇部に入ろうよ!!! 秋良:声劇部? 愛衣:そう!声劇部!私も含めてまだ4人しかいないんだけどね?それでもいいなら入ってほしいなぁ… 秋良:幽霊部員としてでもOKかな? 愛衣:ダメだよ?入ってもらったからには一緒にやってもらうから… 秋良:えぇ…でも俺を含めて5人だとどこでやるんだよ…学生の前でか?そんなのお遊戯会と同じ目で見られるからな? 愛衣:ピカピカでやるんだよ! 秋良:ピカピカ?聞いたことないなぁ…アプリ? 愛衣:そうそう!ピカピカっていう声劇アプリでね?声だけで台本を読む最高のアプリなんだよ? 秋良:へー 愛衣:顔バレもしない!もしかしたら共通の友人もできる! 秋良:へー 愛衣:そしたら個人の演技力も向上する!!!ね?どう? 秋良:へー 愛衣:私可愛いよねー 秋良:へー 愛衣:話聞いてないじゃんか!ちゃんと聞いてよ! 秋良:聞いてたよ?あれでしょ?声でいかに女性リスナーを堕とせるかっていうアプリでしょ? 愛衣:自分で録音した声を聴いて判断しなよこのゲスボ… 秋良:ひどくない?泣くよ?泣いちゃうよ?こんな時間からいい男子が思いっきり泣いちゃうよ?いいの?見苦しいよ? 愛衣:泣きなよ… 秋良:ぶるああああぁあぁぁぁぁああああぁぁぁああぁぁぁあああ!!! 愛衣:うるさい!近所迷惑!たらこ唇!吸収持ち!後ー…あれだ…えーと…お魚! 秋良:ツッコむならもう少しボキャブラリー増やせよ…あれだよ…それもはやアニメの世界のツッコみだからな… 愛衣:と!に!か!く!声劇部に入ること!!!わかった! 秋良:だが断る…俺が最も得意としているのは自分より力が劣るものに対してノー!と言ってやることが得意なんだ 愛衣:…そっかぁ…押入れの奥深くにある隠し倉庫…素敵雑誌 秋良:喜んで入部させていただきます…愛衣様… 愛衣:よろしい…じゃあ早速部のみんなに挨拶をしないとね! 秋良N:放課後になったら速攻逃げるように帰ってやる…それでOKだな… 愛衣:あ…逃げたら速攻ばらすから 秋良:あー素晴らしい挨拶を考えないとなー!!!頑張らないとなー!!! 愛衣:それでいいの! N:平日の朝…なんでもない日常にいつもの会話…そこに舞い込んできた入部の話… N:そこからどう話が盛り上がっていくのか…非常に楽しみなものです 0: N:学校へ着いた秋良と愛衣…そこで出会ったのは2人の女性と一人の男性だった N:舞台は変わり放課後…結局逃げ切れなかった秋良…速さが足りない! 秋良:ナレーションうるさいよ… 愛衣:どうしたの急に…ついに頭も逝った? 秋良:なんで俺の幼馴染はこんなにも辛辣なんだろ…秋良!不毛! 愛衣:不毛になるのは早すぎるんじゃないかな? 秋良:ハゲてねーよ! 優香:あのーそろそろいいかな? 純子:あんたらの馬鹿さ加減を露呈(ろてい)してるんじゃないわよ!見苦しいったらありゃしない! 康太:アハハ…とにかく自己紹介をしようかな…僕は康太、声劇部の副部長だよ 純子:私は純子!部員よ!あんたの小さな脳みそでは覚えれないでしょうね! 優香:こーら!そうツンケンしないの!私は優香よ?この声劇部の部長をしているの!よろしくね? 秋良:俺は秋良です!絶賛彼女募集中のナイスガイな男子高校生です!よろしくお願いします! 優香:あらら…面白い人が入部してくれるのね? 愛衣:いや…まだそうと決まったわけでは… 秋良:ぜひ!入部いたします!不肖この秋良!僭越(せんえつ)ながらこの声劇に入部いたします! 愛衣:えー…最初あんなに興味なさげだったのになんでこんなにもやる気に満ちてるんだろ… 純子:こんな不潔な男が入るのよ…認められないわよ! 康太:まぁいいじゃないか…僕としても男性が入ってくれるのは十分嬉しい限りだよ? 優香:そうねぇ…そうなれば演じれる枠が増えていくからそれが一番いいかもしれないわね 愛衣:うーん…なんか腑に落ちないけどそれでもいいならいいかなぁ… 秋良:ぜひ!よろしくお願いいたします!一生懸命頑張りますので! 純子:ふんっ!私は認めないからね! N:そういって足をドカドカと鳴らし教室を出る純子…それを見送る四人の男女 秋良:なんか…俺悪かったかなぁ… 愛衣:大丈夫だよ?純子はいつもあんな感じだから気にしないで? 康太:そうだねぇ…僕が入った時もそんな感じだったし… 優香:そのうち戻ってくるから安心していいわよ? 純子N:よりによってどうしてあいつが入ってくるのよ!あいつだけは本当に嫌だった… 純子N:あいつは私にとって救世主なのに…だからこそこの声劇部に入ってほしくなかった… 純子N:あいつが汚れていくのを見たくない…そんなの絶対に許されない…どうせ汚されるなら私が… 秋良:おーい!純子ー! 純子:な…なによ!わざわざ私を追いかけてくるなんてストーカーなの!? 秋良:なんかわかんないけど…悪ぃ! 純子:・・・え? 秋良:俺が入ることが気に入らないのは重々承知してる!それでも俺は声劇部で活動してみたいんだ! 純子:なんでなのよ!声劇部以外にも部活はあるのにどうして声劇部なのよ! 秋良:俺…元々声優志望なんだ…だからこそ俺も正直言うと入ることを拒んだ…それでも俺はここで演技力を身に着けたいんだ! 純子:あんた…わかったわよ…その代わりビシバシ鍛えていくから覚悟しておきなさい! 秋良:あぁ!ありがとう!頑張るから!ビシバシ鍛えてくれ! 愛衣N:なんで…どうして…やだよ…離れないでよ…私嫌だよ… 愛衣N:もう…いやだ… 秋良:え?愛衣?大丈夫か? 愛衣:!!?な…なんでもないよ?仲直りできてよかったーって思ったんだよ? 秋良:ほんとかー?ま!これもイケメンがなせる技だよな! 愛衣:黙れ 秋良:ウィッス 純子N:私の目の前で仲良くしないでよ…なんでなのよ…どうしてなのよ…そんなの…許されない… 愛衣N:なんで…ほんと嫌だ私の性格…人の前ではニコニコして…表に自分の本当の気持ちに素直になれないなんて…本当に嫌だ… N:舞台は変わり放課後の帰り道…きちんとした流れを説明されて納得した秋良と愛衣は帰路につく 秋良:明日から楽しみだなぁ!せっかく入った部活なんだから一生懸命頑張らないと! 愛衣:ねぇ…秋良… 秋良:愛衣?どうしたんだ? 愛衣:私ね?秋良の事が好き…大好きなの… 秋良:愛衣…急にどうしたんだ? 愛衣:ねぇ…答えて…答えてよ!私本当は誘いたくなかった!でも秋良の事を考えたらこうしないとだめだった! 秋良:誘いたくなかったって…じゃあなんで俺を… 愛衣:他の人たちに見せつけたかったから…だからこそ誘った…でも…それが間違いだった… 秋良:愛衣… 愛衣:だから…私と付き合って? 秋良:…ごめん…俺は今誰かと付き合う気はないんだ…本当ごめん 愛衣:…ふふふ…なーんて騙されてやんのーwww 秋良:はぁ? 愛衣:どう?私の演技力!なかなかのものでしょ? 秋良:演技かよ!めっちゃ騙されたわ!流石だなぁ…俺も頑張って鍛えないとな! 愛衣:…そうだね N:そこで別れた秋良と愛衣…だがその翌日…思いもよらない出来事に遭遇してしまう 0: N:愛衣が走って帰宅してその翌日…秋良は珍しく早起きをして幼馴染の愛衣の部屋へとたどり着く 秋良:あいつが寝坊なんて珍しいことがあるもんだな…それにしても愛衣のお母さん…どうして俺に起こしてくれって頼むんだよ… 秋良:おーい!愛衣ー?寝坊助ー?ハムスター?ちっこいのー?起きろよー学校に遅れるぞー N:数回ノックするが返事がない…どうしてなんだろうか…いつもならすぐに返事が来るはずなのに 秋良:入っちゃうぞーいいのかー嗅いじゃうぞー匂い嗅いじゃうぞーいいのかー…よし!突入するであります! N:ノリノリで入室した秋良…そこに広がっていたのは可愛らしい寝顔の愛衣ではなく 0: 0: 0: 0: 0: 0: 0: 0: 0: 0: 0: 0: 0: 0: 0: 0: 0: N:目の焦点が合ってない…光もない…不自然に宙に浮かんでいる…変わり果ててしまった愛衣の姿が目に入った… 秋良:え…なんで…嘘だろ…どうして…愛衣?おい…愛衣…愛衣!!! N:いくら読んでも返答がない…死んだ者に口はない…返ってくるのは無機質な空気と異常な場面だけだった… 秋良:え…どうして…本当に…いやだ…なんで…嘘だ… N:嘘ではなかった…確かにあるのは変わり果ててしまった愛衣の姿だけだった… 秋良:黙れよ… N:本当は分かっていたはずだ…こうなってしまうことが…それを気づかなかったのは秋良自身だった 秋良:黙れよ!!!お前に何がわかるんだよ!昨日までは普通だった!!!なのに今日来てみたら愛衣は死んでいるんだ!!! 秋良:それなのにこの状況を即座に分かれっていうのかよ…ふざけんな!!! N:ふざけてなんかいない…むしろこうなったのはお前のせいだ 秋良:やめてくれ… N:お前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだ 秋良:やめろーーーーーー!!! 愛衣N:お前のせいだ!お前が理解してくれなかったから私は死んだ!こんな形になってしまったのはお前のせいだ! 秋良:愛衣… 愛衣N:あの時の告白が演技?そんなわけない!あれは本当の告白だった!なのにお前は私と付き合う事を拒否をした! 秋良:ごめん…ごめんよ…本当にごめんよ… 愛衣N:もう遅い!こんなことになったのはお前の責任なんだ!だからお前はその責任を背負ったまま生きていけ! 秋良:うわーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!! 愛衣N:あははははははははははははははははははははははははははは!!!!!! N:その翌日に愛衣の葬式が行われた…そこには秋良の姿はなく…康太…純子…優香だけであった… 康太:秋良くんの姿が見当たらないね… 優香:仕方ないよ…仲のいい人が亡くなっちゃったんだもの…すごくショックに決まってるわよ 純子:なんでこんなことになったのよ…本当に残念で仕方ないわよ…明日秋良の家に行ってみるわ?あんなこと言ったけど心配だし… 康太:そうだね…同学年の方が話しやすいかもしれないからね…よろしく頼むよ… 優香:何かあったら連絡頂戴ね?すぐに駆け付けるから… 純子:ありがとうございます… N:表面はいかにも悲しそうに…でも裏ではひそかにほくそえんでいた…やっとこの時が来たのだと…汚い感情が渦巻いていた 0: N:葬式を終えた翌日…純子は秋良の家へと到着していた… 秋良:なんなんだよ…こんな時に…また俺を罵倒しに来たのか? 純子:生憎こんな状況の時に罵倒するほど私は鬼じゃないわよ… 秋良:だったら…尚更なんでここに来たんだよ…こんな時ぐらい一人にさせてくれよ… 純子:そうはいかないわよ…愛衣とは親友でもあるんだから…あんたの気持ちは痛いくらいわかるわよ… 秋良:お前に何がわかるんだよ!俺はあいつの気持ちを汲み取れなかった!だからあいつは死んだんだ! 純子:それこそ大きな間違いなのよ!あいつがどんな気持ちであんたに告白したと思っているのよ! 秋良:…え? 純子:あいつはあいつなりにあんたに告白したのよ!それを汲み取れなかったなんて図々しいにも程があるわよ! 秋良:…おい 純子:だからあんたは気にしなくていいのよ!気にしてたら何もできなくなるわよ! 秋良:…待てよ純子 純子:何よ! 秋良:…どうしてお前が愛衣が俺に告白したことを知ってるんだよ… 純子:… 秋良:あの時俺と愛衣しかいなかったはずなのに…その場にはお前はいなかった…なのにどうしてお前が知ってるんだよ… 純子:…ふひ 秋良:何とか言ってみろよ! 純子:あははははははははは!!!バレちゃったわね! 秋良:…え? 純子:そうよ!あの時私はあんた達を追っていたのよ! 秋良:どういう事なんだよ! 純子:羨ましい…あんたの記憶に残るような行為をして…私だってあんたの記憶に残りたいのよ! 秋良:ま…まさか… 純子:私もあんたの事が好きなのよ!愛しているのよ! 秋良:だったら尚更わかるだろ!俺は誰とも! 純子:わかってるわよ…だからこそあんたの…秋良の記憶に残ってあげるから… N:そう言いだすとおもむろに純子はナイフを取り出し…自身の胸に刃を突き立てる… N:何度も…何度も…刃を突き立て…赤い血しぶきを立てていく… 秋良:え…なんで…なんでこんなこと…やめろ…やめろ!!! 純子:よく…見ておきなさい!!!これがあんたの事を愛した女の末路なのよ!!! 純子:その姿をよく記憶に刻んでおきなさい!!!それがあんたのすべき絶対条件よ! N:純子はそう言い…だんだんとその動きが遅くなっていく… N:命の終わるとき…それは…今この時であった… 秋良:…嘘…だろ…なんでだよ…なんでこんなにもおかしいんだよ… 純子N:なんで?それが愛の形だからよ… 秋良:まただ… 純子N:あんたはこの愛の形をよく覚えておきなさい 愛衣N:そして後悔しなさい 純子N:あんたが答えなかった結果がこれだと 愛衣N:その結果が…私たちが死んだことを… 純子N:そして私の事をよーく思い出しなさい… 愛衣N:私たちの最期を…その頭に…刻んでおいてね 秋良:うわあああああぁぁぁぁああああぁああぁあぁぁあああああ!!! N:そう叫び声をあげる秋良…この数日で愛衣と純子が亡くなった… N:確実に秋良は心が壊れかけていた…それが…策略とも知らずに… 0: N:真っ暗になった秋良の部屋で一人…膝を抱えて座っていた…そこに声劇部の部長の優香が入ってきた 優香:秋良くん… 秋良:優香先輩…どうしたんですか…もう今は夜中ですよ? 優香:知ってるよ…だからこそここに来たんだよ? 秋良:…え?どういうことですか? 優香:愛衣ちゃん…純子ちゃん…この両名は早々に姿を消したね? 秋良:…その口ぶり…何かを知ってるんですよね…答えてください…ねぇ! 優香:今回の物語はすべて私が仕組んだものだったの… 秋良:仕組まれたもの… 優香:だってそうでしょ?小説は誰かが書いたことで形になって…そして実行されていく… 優香:そしてその内容は読まれない限りは知ってるのは作者だけ!でも演じているのは私たち… 秋良:どういうことですか… 優香:だってこれは私が手掛けた小説…お話…おとぎ話…そして…愛の結晶…私一つで…いや…作者の手でどういう事にもできるんだからね! 愛衣:例えば私がこういう風に出てきたり… 純子:あんたに声をかけてあげれたり 優香:作者の手でいろんな私たちが出てくるのよ? 秋良:ちょっと待ってください…だったら康太先輩は… 優香:康太?あぁ…あれはただの妄想…あなたもこの小説に魅せられた一人なのよ… 秋良:魅せられた一人… 愛衣:そんなことはどうでもいいでしょ? 純子:こうやって私たちも一つになれたのだから… 優香:また一緒に…ここで…楽しみましょ?このピカピカで…亡霊として…ね? 秋良:…はい…一緒に頑張りましょう…このピカピカで 愛衣:このピカピカで… 純子:このピカピカで… N:翌日…発見されたのは優香と秋良と愛衣と純子の遺体…4人手をつないで息絶えていた… N:なんでこうなったかは本人たちしか知らない…でも…確かにわかることは… N:彼ら…彼女らもまた…ピカピカに魅せられた一人であり…各自各々が…一人の演者っていう事だった… 康太:というお話でした…彼女らもまた魅せられてしまったんだね…このピカピカに… 康太:さて僕は次の演者を探しに行ってくるよ…え?僕はいったい誰なのかって? 康太:そうだなぁ…こんな話はどうかな?僕も一人の演者であり…一人の作者でもあり…どうなるかは僕自身であり…君自身でもある… 康太:こうした中で僕は演者として今回は選ばれたけど…次は作者として…みんなの前に現れるかもしれないね… 康太:そんな中で僕から演者の皆さんとリスナーさんの皆さんにこの言葉を送って終わるとしようかな… 康太:では僕から一言 作者:君たちはいったいどうして…この小説を開いたんだい?開かなければこの小説に出てきたキャラ達は… 作者:死ぬことも…いなくなることも…絶望を感じることもなかったはずなのにさ…