台本概要
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タイトル | 天王閣ホテル 第5話 演芸へのカウントダウン |
---|---|
作者名 | 電【動自転】車男 |
ジャンル | コメディ |
演者人数 | 3人用台本(男3) |
時間 | 20 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
シリーズシナリオ 【天王閣(てんのうかく)ホテル】シリーズの第5作目 やることが無くてしょうがないシンイチがリビングで暇を潰していると昔の知り合いから電話がかかる…その内容とは…? アドリブや一人称変更、語尾変更有りの 15分台本です!ノリノリで行きましょう! 94 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
シンイチ |
男 ![]() |
54 | よくヘラヘラしている人名前が名前だけに男性設定ですが演じられる際は不問です |
両桐 |
男 ![]() |
26 | 両桐賢次郎(もろぎりけんじろう) 学生お笑いコンビ、ボイスターズの1人 今作よりシンイチの弟である事がわかった 名前が名前なだけに男性設定ですが演じられる際は不問です |
小早川 |
男 ![]() |
20 | 小早川仁(こばやかわじん) 学生お笑いコンビ、ボイスターズの1人 名前が名前なだけに男性設定ですが演じられる際は不問です |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
0:シンイチによる劇場版のあらすじ的なモノローグが始まる
シンイチ:俺は高校生でもなければ探偵でもないし、クドーじゃ無かったけどシンイチな気がする。
シンイチ:今日は特にやる事もないのでリビングでお菓子を食べ、ダラダラをしていた
0:少し間が空く
シンイチ:ふぅ…暇だな、なーんか面白いことないかな〜
0:ズボンのポケットの中のスマホが振動する
シンイチ:ん?携帯…誰だ?…お?菅沢(すがさわ)…?
シンイチ:ふふっ…久しぶりに見る名前だ。なんかボケのひとつでもカマしてやろうかな
0:電話に出るシンイチ
0:※こんな会話をしているというイメージで菅沢の言葉をカッコ書きで書いています
(菅沢):(もしもし久しぶり)
シンイチ:もしもし消防です。火事ですか?救急ですか?
(菅沢):(…どっちかって言うと救急の方で)
シンイチ:救急ですね承りました。というかあなたは本当に菅沢さんですか?
(菅沢):(ホンモノの菅沢こと、菅沢ですよ)
シンイチ:うーむイマイチ信用できませんねぇ、オレオレ詐欺の疑いがあります
(菅沢):(詐欺じゃないよ!名乗ったよ!ご本人だよ!)
シンイチ:…というわけで本人なら答えられるクイズを出すよ!
(菅沢):(出来れば早く済ませて欲しい…)
シンイチ:では第1問!泣かぬなら殺してしまえ…と言えば誰?
(菅沢):(織田信長!)
シンイチ:正解!では第2問!あの言いづらい船の名前と言えば?
(菅沢):(貨客船万景峰号かな?)
シンイチ:あ、そうそうそんな感じ、第3問、男性、未経験、魔法、で連想される言い伝えと言えば?
(菅沢):(30歳を超えると魔法使いになれる)
シンイチ:正解!本人だね久しぶり!
(菅沢):(長かった…久しぶりだね)
シンイチ:で、要件はなんだい?
(菅沢):(そうだよその話だよ、単刀直入に言うとシンイチの弟って漫才やってたよね?)
シンイチ:うん、まぁ弟とその同級生でコンビ組んでたね
(菅沢):(良かった、ちょっとその2人を連れてきて欲しいんだ。ほら、今、天王閣ホテルで働いているじゃん?)
シンイチ:以前言ってたね天王閣ホテルで働いてるって
(菅沢):(で、ホテルのディナーショーで漫才をやるんだけど)
シンイチ:ほうほうディナーショーで漫才
(菅沢):(5組呼んだつもりが手違いで1組オファーし忘れててね)
シンイチ:ありゃ、オファー忘れ、そりゃ大変だ
(菅沢):(もちろん予定が大丈夫そうならでいいんだ、助っ人で連れてきてくれないか?)
シンイチ:助っ人ね、了解!今日もオレの家で遊んでるし、予定は無いはずだから頼めば多分行けるよ
(菅沢):(それは良かった、まぁ、詳しくは来てくれた時に話すよ)
シンイチ:OK!じゃあまた
(菅沢):(じゃあ、また)
0:電話を切る
シンイチ:くくっ、あいつら喜ぶだろうな…
0:2人を割と大きな声で呼ぶシンイチ
シンイチ:賢次郎(けんたろう)達〜!ちょっと来てくれ〜!
0:少し間を置いて返事をする両桐
両桐:…はーい!
0:間が空く、部屋に入ってくる両桐と小早川
両桐:なにー?兄貴?
小早川:なにか御用ですか?シンイチさん
シンイチ:ふふふん
両桐:なんだよそのニヤケ面は、街でハロウィンコスの若い子でも見つけたのか?
小早川:ベースケ好き好き
両桐:うぉい!
シンイチ:いやいや、それよりももっと凄いことだ
両桐:もしかして、ナンパに成功したとか?
シンイチ:それは違うし俺には嫁が既にいるよ
両桐:問題は液晶からどうやって嫁を出すか
小早川:それ、大昔にも似たような事言ってきていたよね
両桐:え、誰?
小早川:捕まえますので虎を屏風から追い出して下さい!
シンイチ:あー!一休さんか!
両桐:すっげえ…絵に描いた餅を食べようとした人既に居んのかよ…
小早川:なんか違くね?
両桐:あー、ことわざじゃなくて比喩表現の方
小早川:うけたまわり!
両桐:で、要件はなんなのさ?
シンイチ:よくぞ聞いてくれた!それはな…
両桐:それは…?
シンイチ:ふふ…君達に仕事だよ
両桐:え?
小早川:どういう事?
シンイチ:知り合いの働いている天王閣ホテルってホテルで今夜ディナーショーがあるんだが、どうも手違いで5組呼ぶ所を4組しか呼んでないんだそうだ
シンイチ:それでを俺の弟が漫才をやってる事を知ってる知り合いから連絡…君達ボイスターズが選ばれた訳だ
両桐:えぇ…
小早川:いまいち実感が湧かない…
シンイチ:どうだ?できるか?まあ突然の予定だからな、無理そうなら断ってもいいそうだ
シンイチ:どうする?
両桐:当然!
小早川:受けますよ!
シンイチ:よっしゃ!じゃあ早速行くぞ!車出すからちょっと待っててくれ
0:ナレーション風に呟くシンイチ、そのまま舞台はホテルのロビーに移行する
シンイチ:それから2時間程の時間が経った…よし着いた!ちょっと受付行ってくるから待っててくれ!
0:立ち去るシンイチ
両桐:え、今2時間くらい時間が経ったって、声に出して言っただけだよね?
小早川:いやホントに…なんでかは知らんけど時計みたら2時間経ってるんだよ
両桐:あ、ホントだ
小早川:なんかロビーっぽい場所に来てるし
両桐:ほえ〜ここがホテルか…
0:戻ってくるシンイチ
シンイチ:おーい!話してきたよ〜
両桐:あ、戻ってきた
小早川:おかえりなさいです
シンイチ:部屋取れたよ!ついてきて、103号室だって
両桐:うい
小早川:はーい
0:再びナレーション風に呟くシンイチ
0:そのまま舞台はホテルの103号室に移行する
シンイチ:それから20秒の時間が経った…よし着いた!
両桐:これは本当に20秒くらいだったね
小早川:普通に特に不思議なことも無くそのまま20秒。1階だからね、早いよね
シンイチ:しっかし夜景が綺麗だ、駐車場と塀しか見えねぇ!まぁ、タダだし贅沢は言ってられないか
小早川:えっ!?タダなんですか?
シンイチ:そうだよン、緊急特別出演だからね。もちろんご飯も出るし、お金も貰えるよ
小早川:凄いですね…
両桐:これがボイスターズの初仕事
小早川:事務所を通してない闇営業だ…
両桐:俺達そもそも事務所入ってないよ!?
シンイチ:ハハハ!!調子いいねえ!俺は適当にくつろいでるからあとは頑張ってちょ
両桐:丸投げかよ!?
シンイチ:だって運転で疲れたんだモーン
小早川:運転のシーンなんてなかった気がする
両桐:2時間経ったが運転になるのか…
シンイチ:まぁまぁ、良いじゃねぇか細かい事はさ。それよりもネタ、練習しておかなくていいのか?
シンイチ:ちなみにやるネタの内容は下ネタとかなかったらなんでもいいってさ
両桐:お、じゃあネタ選びたい放題じゃん
小早川:よっしゃ何にする?…
0:少し間が開き、ひとりごとをつぶやくシンイチ
シンイチ:……さて、俺はルームサービスで飯でも食おうかな。おーい、今からメシ頼むけどなにか頼むか?
両桐:今はいいや
小早川:頼みたくなったらその時頼みますので
シンイチ:おっけー!…さ、ルームサービスにかけますかね
0:電話にするシンイチ
0:※こんな感じで返答しているというイメージで猫飼の発言をカッコ書きで書いています
(猫飼):(はいこちらルームサービスです)
シンイチ:もしもし、私だが
(猫飼):(失礼ですか、どちら様でしょうか?)
シンイチ:私だ、じゃ分かんないよね、菅沢に頼まれてきた助っ人です
(猫飼):(あ、両桐(もろぎり)様ですね、ありがとうございます!)
0:何かをひらめくシンイチ
シンイチ:ちょっとまって…!
(猫飼):(なんでしょうか?)
シンイチ:今からちょっと変な事言うね
(猫飼):(はぁ…はい)
シンイチ:さっきどちら様でしょうか?って言ったよね
(猫飼):(はい、言いましたね)
0:うんちくっぽく説教をしてしまう自分に少しだけ後ろめたさを感じて一人称が僕になり、改まった態度になるシンイチ
シンイチ:うーん、あの…さ、さっき僕の名前を聞こうとして「誰」の尊敬語である「どちら」って言おうとしたんだと思います
(猫飼):(はい、そうです)
シンイチ:もちろん「どちら」ってのも丁寧な言い方ですし、まぁ、普通っすね
(猫飼):(はい…普通ですね)
シンイチ:が、どちら「様」も、どなた「様」も敬語表現に敬称の「様」が続いちゃっているから、二重敬語になってしまうんだ
(猫飼):(それは……すみませんでした)
シンイチ:あぁ…いや、こちらこそすみません、別に…謝らせたいわけじゃないんだ
シンイチ:ちょっと知識をひけらかしたくなっただけで、昔の知識だから間違ってるかもしれないし……僕も結構二重敬語とかしちゃってるし…あー…やっぱ言わなきゃよかったかな…
(猫飼):(あぁ、いえ、そんな事は…)
シンイチ:あぁ、ごめんね…話、変えようか。食事の注文をしたいんだけども
(猫飼):(食事ですね、注文をどうぞ
シンイチ:じゃあ…半チャーハンの並盛り、つゆだくで
(猫飼):(…申し訳ありません、メニューにある物をご注文下さい)
シンイチ:まぁ、ないよね、そりゃあ…じゃあ…醤油ラーメンで
(猫飼):(かしこまりました)
シンイチ:はいー、じゃあ待ってまーす
0:電話を切った後、リラックスして椅子に座り込み頭の後ろで手を組み背もたれにもたれかかるシンイチ
シンイチ:ふぅー……ああ…オチ浮かばね〜
0:シンイチによる劇場版のあらすじ的なモノローグが始まる
シンイチ:俺は高校生でもなければ探偵でもないし、クドーじゃ無かったけどシンイチな気がする。
シンイチ:今日は特にやる事もないのでリビングでお菓子を食べ、ダラダラをしていた
0:少し間が空く
シンイチ:ふぅ…暇だな、なーんか面白いことないかな〜
0:ズボンのポケットの中のスマホが振動する
シンイチ:ん?携帯…誰だ?…お?菅沢(すがさわ)…?
シンイチ:ふふっ…久しぶりに見る名前だ。なんかボケのひとつでもカマしてやろうかな
0:電話に出るシンイチ
0:※こんな会話をしているというイメージで菅沢の言葉をカッコ書きで書いています
(菅沢):(もしもし久しぶり)
シンイチ:もしもし消防です。火事ですか?救急ですか?
(菅沢):(…どっちかって言うと救急の方で)
シンイチ:救急ですね承りました。というかあなたは本当に菅沢さんですか?
(菅沢):(ホンモノの菅沢こと、菅沢ですよ)
シンイチ:うーむイマイチ信用できませんねぇ、オレオレ詐欺の疑いがあります
(菅沢):(詐欺じゃないよ!名乗ったよ!ご本人だよ!)
シンイチ:…というわけで本人なら答えられるクイズを出すよ!
(菅沢):(出来れば早く済ませて欲しい…)
シンイチ:では第1問!泣かぬなら殺してしまえ…と言えば誰?
(菅沢):(織田信長!)
シンイチ:正解!では第2問!あの言いづらい船の名前と言えば?
(菅沢):(貨客船万景峰号かな?)
シンイチ:あ、そうそうそんな感じ、第3問、男性、未経験、魔法、で連想される言い伝えと言えば?
(菅沢):(30歳を超えると魔法使いになれる)
シンイチ:正解!本人だね久しぶり!
(菅沢):(長かった…久しぶりだね)
シンイチ:で、要件はなんだい?
(菅沢):(そうだよその話だよ、単刀直入に言うとシンイチの弟って漫才やってたよね?)
シンイチ:うん、まぁ弟とその同級生でコンビ組んでたね
(菅沢):(良かった、ちょっとその2人を連れてきて欲しいんだ。ほら、今、天王閣ホテルで働いているじゃん?)
シンイチ:以前言ってたね天王閣ホテルで働いてるって
(菅沢):(で、ホテルのディナーショーで漫才をやるんだけど)
シンイチ:ほうほうディナーショーで漫才
(菅沢):(5組呼んだつもりが手違いで1組オファーし忘れててね)
シンイチ:ありゃ、オファー忘れ、そりゃ大変だ
(菅沢):(もちろん予定が大丈夫そうならでいいんだ、助っ人で連れてきてくれないか?)
シンイチ:助っ人ね、了解!今日もオレの家で遊んでるし、予定は無いはずだから頼めば多分行けるよ
(菅沢):(それは良かった、まぁ、詳しくは来てくれた時に話すよ)
シンイチ:OK!じゃあまた
(菅沢):(じゃあ、また)
0:電話を切る
シンイチ:くくっ、あいつら喜ぶだろうな…
0:2人を割と大きな声で呼ぶシンイチ
シンイチ:賢次郎(けんたろう)達〜!ちょっと来てくれ〜!
0:少し間を置いて返事をする両桐
両桐:…はーい!
0:間が空く、部屋に入ってくる両桐と小早川
両桐:なにー?兄貴?
小早川:なにか御用ですか?シンイチさん
シンイチ:ふふふん
両桐:なんだよそのニヤケ面は、街でハロウィンコスの若い子でも見つけたのか?
小早川:ベースケ好き好き
両桐:うぉい!
シンイチ:いやいや、それよりももっと凄いことだ
両桐:もしかして、ナンパに成功したとか?
シンイチ:それは違うし俺には嫁が既にいるよ
両桐:問題は液晶からどうやって嫁を出すか
小早川:それ、大昔にも似たような事言ってきていたよね
両桐:え、誰?
小早川:捕まえますので虎を屏風から追い出して下さい!
シンイチ:あー!一休さんか!
両桐:すっげえ…絵に描いた餅を食べようとした人既に居んのかよ…
小早川:なんか違くね?
両桐:あー、ことわざじゃなくて比喩表現の方
小早川:うけたまわり!
両桐:で、要件はなんなのさ?
シンイチ:よくぞ聞いてくれた!それはな…
両桐:それは…?
シンイチ:ふふ…君達に仕事だよ
両桐:え?
小早川:どういう事?
シンイチ:知り合いの働いている天王閣ホテルってホテルで今夜ディナーショーがあるんだが、どうも手違いで5組呼ぶ所を4組しか呼んでないんだそうだ
シンイチ:それでを俺の弟が漫才をやってる事を知ってる知り合いから連絡…君達ボイスターズが選ばれた訳だ
両桐:えぇ…
小早川:いまいち実感が湧かない…
シンイチ:どうだ?できるか?まあ突然の予定だからな、無理そうなら断ってもいいそうだ
シンイチ:どうする?
両桐:当然!
小早川:受けますよ!
シンイチ:よっしゃ!じゃあ早速行くぞ!車出すからちょっと待っててくれ
0:ナレーション風に呟くシンイチ、そのまま舞台はホテルのロビーに移行する
シンイチ:それから2時間程の時間が経った…よし着いた!ちょっと受付行ってくるから待っててくれ!
0:立ち去るシンイチ
両桐:え、今2時間くらい時間が経ったって、声に出して言っただけだよね?
小早川:いやホントに…なんでかは知らんけど時計みたら2時間経ってるんだよ
両桐:あ、ホントだ
小早川:なんかロビーっぽい場所に来てるし
両桐:ほえ〜ここがホテルか…
0:戻ってくるシンイチ
シンイチ:おーい!話してきたよ〜
両桐:あ、戻ってきた
小早川:おかえりなさいです
シンイチ:部屋取れたよ!ついてきて、103号室だって
両桐:うい
小早川:はーい
0:再びナレーション風に呟くシンイチ
0:そのまま舞台はホテルの103号室に移行する
シンイチ:それから20秒の時間が経った…よし着いた!
両桐:これは本当に20秒くらいだったね
小早川:普通に特に不思議なことも無くそのまま20秒。1階だからね、早いよね
シンイチ:しっかし夜景が綺麗だ、駐車場と塀しか見えねぇ!まぁ、タダだし贅沢は言ってられないか
小早川:えっ!?タダなんですか?
シンイチ:そうだよン、緊急特別出演だからね。もちろんご飯も出るし、お金も貰えるよ
小早川:凄いですね…
両桐:これがボイスターズの初仕事
小早川:事務所を通してない闇営業だ…
両桐:俺達そもそも事務所入ってないよ!?
シンイチ:ハハハ!!調子いいねえ!俺は適当にくつろいでるからあとは頑張ってちょ
両桐:丸投げかよ!?
シンイチ:だって運転で疲れたんだモーン
小早川:運転のシーンなんてなかった気がする
両桐:2時間経ったが運転になるのか…
シンイチ:まぁまぁ、良いじゃねぇか細かい事はさ。それよりもネタ、練習しておかなくていいのか?
シンイチ:ちなみにやるネタの内容は下ネタとかなかったらなんでもいいってさ
両桐:お、じゃあネタ選びたい放題じゃん
小早川:よっしゃ何にする?…
0:少し間が開き、ひとりごとをつぶやくシンイチ
シンイチ:……さて、俺はルームサービスで飯でも食おうかな。おーい、今からメシ頼むけどなにか頼むか?
両桐:今はいいや
小早川:頼みたくなったらその時頼みますので
シンイチ:おっけー!…さ、ルームサービスにかけますかね
0:電話にするシンイチ
0:※こんな感じで返答しているというイメージで猫飼の発言をカッコ書きで書いています
(猫飼):(はいこちらルームサービスです)
シンイチ:もしもし、私だが
(猫飼):(失礼ですか、どちら様でしょうか?)
シンイチ:私だ、じゃ分かんないよね、菅沢に頼まれてきた助っ人です
(猫飼):(あ、両桐(もろぎり)様ですね、ありがとうございます!)
0:何かをひらめくシンイチ
シンイチ:ちょっとまって…!
(猫飼):(なんでしょうか?)
シンイチ:今からちょっと変な事言うね
(猫飼):(はぁ…はい)
シンイチ:さっきどちら様でしょうか?って言ったよね
(猫飼):(はい、言いましたね)
0:うんちくっぽく説教をしてしまう自分に少しだけ後ろめたさを感じて一人称が僕になり、改まった態度になるシンイチ
シンイチ:うーん、あの…さ、さっき僕の名前を聞こうとして「誰」の尊敬語である「どちら」って言おうとしたんだと思います
(猫飼):(はい、そうです)
シンイチ:もちろん「どちら」ってのも丁寧な言い方ですし、まぁ、普通っすね
(猫飼):(はい…普通ですね)
シンイチ:が、どちら「様」も、どなた「様」も敬語表現に敬称の「様」が続いちゃっているから、二重敬語になってしまうんだ
(猫飼):(それは……すみませんでした)
シンイチ:あぁ…いや、こちらこそすみません、別に…謝らせたいわけじゃないんだ
シンイチ:ちょっと知識をひけらかしたくなっただけで、昔の知識だから間違ってるかもしれないし……僕も結構二重敬語とかしちゃってるし…あー…やっぱ言わなきゃよかったかな…
(猫飼):(あぁ、いえ、そんな事は…)
シンイチ:あぁ、ごめんね…話、変えようか。食事の注文をしたいんだけども
(猫飼):(食事ですね、注文をどうぞ
シンイチ:じゃあ…半チャーハンの並盛り、つゆだくで
(猫飼):(…申し訳ありません、メニューにある物をご注文下さい)
シンイチ:まぁ、ないよね、そりゃあ…じゃあ…醤油ラーメンで
(猫飼):(かしこまりました)
シンイチ:はいー、じゃあ待ってまーす
0:電話を切った後、リラックスして椅子に座り込み頭の後ろで手を組み背もたれにもたれかかるシンイチ
シンイチ:ふぅー……ああ…オチ浮かばね〜