台本概要

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タイトル 幸せよ、夢で逢いましょう。
作者名 ニヘラ  (@dx_4t)
ジャンル ファンタジー
演者人数 4人用台本(女1、不問3) ※兼役あり
時間 20 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 初作品になっております。
何もわからない状態から描いた作品であるため
所々不手際な点があるかもしれませんが、気にせず読んでもらえると嬉しいです。

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
フェート 不問 43 素直な子。過去編で幼児化します。後半の方一応前読みしといたほうがいいかも。フェリクスと兼ね役。
ヴァン 不問 40 敬語キャラ。少し変な子で以外にも感情豊か。名前は願いという意味が込められている。
スーリ 35 圧倒的お姉さん。母性高め。投稿主の好み。名前はバラという意味が込められている。
エステル 不問 35 元気な子。子供っぽい性格。名前は星という意味が込められている。
フェリクス 不問 3 愛されている子。フェートと兼ね役。
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

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ヴァン:(N)私達の小さき願いを エステル:(N)星の神よ叶えておくれ スーリ:(N)どうかあの子に赤い薔薇のような美しい夢を 0: フェート:…、ここは…? エステル:!!目が覚めたんだね!ちょっとまってて、ヴァン達を呼んでくる! フェート:あ、あの、、(小声) エステル:ヴァン!!スーリ!!フェートが目を覚ましたよ!!! ヴァン:ほんとですか! スーリ:良かった、フェート…心配したのよ… エステル:ほんとに良かっ- フェート:(セリフ被せ)あのっ!! ヴァン:あ、すみません…、目覚めて早々エステルとスーリが騒いでしまったようですね。大丈夫ですか?フェート。 フェート:いや、あの、ごめんなさい、どちら様ですか…?僕は、ふ、ふぇーと?じゃないですよ…? エステル:フェートはフェートだよ!!フェートがフェートじゃない訳ないじゃん!フェートがフェートじゃないって言うなら、君の名前はなーに? フェート:ぁ、僕の名前…?僕は、、(なんて名前だっけ…?) スーリ:貴方がここに来て、自分でフェートって言ってたのよ?覚えてないの? ヴァン:こらこらエステル、スーリ。フェートは目が覚めたばかりなんです。きっと記憶が混濁してしまっているんですよ。だからそんなに責めないで上げてください。 スーリ:それもそうね。ごめんなさい。 エステル:ごめんね、フェート。 ヴァン:フェート、君が初めてこの世界に来た時、君はそう名乗っていたんですよ。 :過去回想 ヴァン:(N)あの時の君は幼ながらに苦しそうな顔をしてやってきた。 エステル:ヴァン!!そんな子ほっとこうよ!!! ヴァン:そう言われても、この子今すぐにでも消えそうなんだ。放っておけないよ。 エステル:でもっ… スーリ:いいわよ、ヴァン。助けたいんでしょ? ヴァン:あぁ。 エステル:んんん…はぁ、わかった!いいよ!! ヴァン:ありがとう、エステル。 フェート:…… ヴァン:坊や、驚かせてごめんね。僕はヴァン。あそこに居るのは… スーリ:スーリよ。 エステル:僕はエステル。 フェート:うぁん、すーり、えすてう。 ヴァン:そう、坊やのお名前は? フェート:…… ヴァン:? フェート:ぼくのおなまえは…ふ、ふぇーと。 エステル:フェートかぁ、かっこいい響きだね! フェート:…!!ありがとう…! :間 エステル:フェート!!次はこっち! フェート:わ、わかった! ヴァン:エステル、最初あんなに嫌そうにしてたのにもう打ち解けてるんですね。あの子も笑顔で走り回って、随分元気になりましたね スーリ:… ヴァン:…?スーリ、どうかしましたか? スーリ:…いえ、ただいつまで……いつまであの子を匿うの? ヴァン:なんだ、そんな事ですか。あの子のことは一生匿うつもりですよ。 スーリ:はぁ!?それ本当に言ってるの?あの子、にんげ- ヴァン:(セリフ被せ)知ってますよ。でも、この世界に来たということは、そういう事なんです。それに… スーリ:それに…? ヴァン:フェートが自分から帰りたがらない限り…ここから出れないんですよ。 スーリ:そう、だったわね…。…。 ヴァン:スーリ…? スーリ:そしたら、きっとあの子は、、一生帰れないわ…。 ヴァン:…、よく分かりませんが、貴女がそういうのならそうかもしれませんね。 :現在 フェート:…… ヴァン:どうですか?思い出せそうですか? フェート:いいえ、なんかごめんなさい。 ヴァン:いえ、構いませんよ。私達は貴方がこーんなに小さい頃からそばに居たので フェート:そんな時から見てくれている方々を忘れるなんて… ヴァン:くふふ… フェート:? ヴァン:こんなに小さい生き物は小動物だけですよ(笑)手のひらサイズの生き物は中々居ません(笑) フェート:なっ…!! スーリ:もう、ヴァン!フェートが起きてそうそうからかうのはやめなさい!貴方、腹立つ顔してるわよ。 フェート:むぅっ… スーリ:あーぁ、ほら拗ねちゃったじゃない ヴァン:くふふ…すみません(笑)…ふぅ、一旦お茶取ってきますね。 フェート:… スーリ:どうしたの?もしかしてまだ怒ってる?それなら私が謝るわ、ごめんなさいね、あの人ずっとあんな調子で…。 フェート:あ、いえ、なんだか、怒りの後に楽しさを感じて、懐かしいなって思って… スーリ:…!そう、それなら良かったわ。 フェート:そういえば、眠る前の僕の事教えて下さい。なにか思い出せるかもしれませんし。 スーリ:そうね、貴方は…いつも何かを考えていたわ。それが何なのかは私には分からないけど、大きくなった貴方は私達と楽しく過ごしている度にふと何かを見つめ、考えていたと思う。 フェート:なにか? エステル:そうそう!! スーリ:あら、エステル。お菓子取りに行ったんじゃないの? エステル:ヴァンが笑いながら降りてきて気味悪かったから、逃げてきた! スーリ:こーら、そんな事言わないの。私手伝ってくるわ。 エステル:行ってらっしゃい! フェート:行ってらっしゃいませ エステル:それで、なんだっけ! フェート:えっと、なにか考えてたって話…? エステル:そう!フェートはいつも、何か後ろめたい気持ちを持ってるみたいだったよ! フェート:後ろめたい気持ち? エステル:うん、まるで僕がお菓子を盗み食いしたのをヴァン達に隠してる時みたいなね!! フェート:隠し事……、 フェート:(N)そうだ、僕はあの時気づいてしまったんだ… エステル:ん?あ、もしかして今日も盗み食いしたのバレた…? フェート:(N)僕はずっと、眠っていてこれがただの美しい夢であることに。 フェート:っ…ぅ、うぁぁぁあ…… エステル:え、え、なになに!?どうしたの!? フェート:ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい- エステル:(セリフ被せ)えぇぇぇ!? スーリ:ちょっと!!何事!? ヴァン:どうしたんです!? フェート:ひ、ふっ、ぅ、(過呼吸) エステル:フェート!!! ヴァン:エステル、ちょっとどいてください。フェート、落ち着いて下さい!!フェート! エステル:僕何もしてないよ!?!? スーリ:フェート、ヴァンに呼吸合わせて。大丈夫よ、貴方なら出来るわ。 ヴァン:スゥーハー…できますか? フェート:す、スゥー、、ぁ、ハァー スーリ:そう、その調子よ。 ヴァン:もう1回、スゥーハー フェート:スゥー…ハー… ヴァン:よく出来ましたね。 スーリ:それで?何があったの? エステル:えっとね、フェートが考え事してる時、まるで盗み食いしたのを隠してる僕みたいな顔してるって言ったの…そしたら、こうなっちゃってぇ…… スーリ:そう。わかったわ。ってか、また盗み食いしたのね。 エステル:ごめんね、フェート… フェート:……僕の方もごめんね、ヴァン、スーリ、エステル。 スーリ:気にしないで。 ヴァン:そうですよ。 エステル:あ、その喋り、眠る前のフェートに戻ったみたい!! フェート:うん、思い出したよ。全部…。 スーリ:…貴方が隠していた事も? ヴァン:スーリ!! フェート:ヴァン、いいんだ。スーリとヴァンは既に気づいてたんでしょ?僕が人間で、名前を偽っていたこと。 エステル:え、え、どういう事?フェートはフェートじゃないってこと…? ヴァン:僕も、名前が違うなんて知りませんでした…。 スーリ:…えぇ。知ってたわ。フェート…偽りって事でしょ? フェート:うん、大正解。 ヴァン:それが、どうしたんですか?名前が違うからって、なんなんですか…? フェート:あはは、ヴァンの泣きそうな顔初めて見た。僕ね、皆と楽しく過ごしているうちにね皆に嘘をついたことを申し訳なく思っていたのと同時に帰らないといけない事に気づいていたんだ。 エステル:じゃあ、お別れなの? フェート:ううん。違うよ。 スーリ:…でも、戻って来れないわよ?実質お別れじゃない。 フェート:スーリ、安心して僕はいつでも戻って来れるよ。 ヴァン:戻ってくるって…貴方は意味を分かっているんですか。 フェート:わかってる。でも、僕はその方法で来たわけじゃないよ。 エステル:え?消えたくて、来たわけじゃないの? フェート:うん、違うよ。僕は偽りでもいいから幸せが欲しかったんだ。だから星の神に薔薇のような美しい夢をお願いしてここに来たんだ。だからあそこの世界で眠れば僕はいつでもここに来れる。 スーリ:つまり今の貴方は、あちらの世界で昏睡状態って訳ね…。 フェート:そうだね、今はそういう事になるね。 ヴァン:あの時、スーリが言ってた一生帰れないって言うのは… スーリ:名前よ。ここで偽りの幸せを覚えた子が真実の名を口にする事はないと思ってたの。 エステル:そういえば、名前が違うって言ってたね。 スーリ:そう、この世界から出るためには真実の名と誓いを言う必要があるの。 フェート:そう。それと君達3人が僕を返すための役割を背負っている。スーリは真実を。ヴァンは名前を。エステルは誓いを。でしょ?スーリ。 スーリ:えぇ、合ってるわ。そして、私は今真実をはなした。はぁ…それじゃあヴァン、エステル。泣きべそ見せてないでフェートを見送りましょう。 ヴァン:あぁ、そうですね…。 エステル:…わかった。必ず、帰ってきてね。 フェート:うん。 0: ヴァン:じゃあ、フェート、、いや、坊や。君の名前は? フェート:あはは、随分と懐かしい聞き方をするね。…僕の名前は、フェリクス。 エステル:フェリクス、君の誓いは? フェリクス:必ず帰ってくるよ来るよ。その度に外の世界での出来事を教えに来るから、楽しみにしててね。 エステル:うん、それじゃあ、お目覚めの時間だよ。 ヴァン:君を待っているからね。 スーリ:皆、貴方を愛しているわ、フェリクス。 フェリクス:…!!ふふ、ありがとう。 0: エステル:(N)フェリクスが光に包まれ目の前から消えた。でも、不思議と悲しくなかった。だって、また会えるから。 スーリ:(N)何年も眠って居た彼が外の世界でやって行けるか不安で仕方ない。でも彼は…フェリクスはきっと、大丈夫だろう。何故かそんな気がする。 ヴァン:(N)今すぐにでも消えてしまいそうだったあの子の目はいつの間にか力強くなっていた。フェリクスが次に来る時はきっと、もっと輝かしい笑顔で笑ってくれるだろう。 :間 ヴァン:(N)私達の小さき願いを エステル:(N)星の神よ叶えておくれ スーリ:(N)どうかフェリクスに赤い薔薇のような美しい世界を 0: フェリクス:みんな〜!ただいま!

ヴァン:(N)私達の小さき願いを エステル:(N)星の神よ叶えておくれ スーリ:(N)どうかあの子に赤い薔薇のような美しい夢を 0: フェート:…、ここは…? エステル:!!目が覚めたんだね!ちょっとまってて、ヴァン達を呼んでくる! フェート:あ、あの、、(小声) エステル:ヴァン!!スーリ!!フェートが目を覚ましたよ!!! ヴァン:ほんとですか! スーリ:良かった、フェート…心配したのよ… エステル:ほんとに良かっ- フェート:(セリフ被せ)あのっ!! ヴァン:あ、すみません…、目覚めて早々エステルとスーリが騒いでしまったようですね。大丈夫ですか?フェート。 フェート:いや、あの、ごめんなさい、どちら様ですか…?僕は、ふ、ふぇーと?じゃないですよ…? エステル:フェートはフェートだよ!!フェートがフェートじゃない訳ないじゃん!フェートがフェートじゃないって言うなら、君の名前はなーに? フェート:ぁ、僕の名前…?僕は、、(なんて名前だっけ…?) スーリ:貴方がここに来て、自分でフェートって言ってたのよ?覚えてないの? ヴァン:こらこらエステル、スーリ。フェートは目が覚めたばかりなんです。きっと記憶が混濁してしまっているんですよ。だからそんなに責めないで上げてください。 スーリ:それもそうね。ごめんなさい。 エステル:ごめんね、フェート。 ヴァン:フェート、君が初めてこの世界に来た時、君はそう名乗っていたんですよ。 :過去回想 ヴァン:(N)あの時の君は幼ながらに苦しそうな顔をしてやってきた。 エステル:ヴァン!!そんな子ほっとこうよ!!! ヴァン:そう言われても、この子今すぐにでも消えそうなんだ。放っておけないよ。 エステル:でもっ… スーリ:いいわよ、ヴァン。助けたいんでしょ? ヴァン:あぁ。 エステル:んんん…はぁ、わかった!いいよ!! ヴァン:ありがとう、エステル。 フェート:…… ヴァン:坊や、驚かせてごめんね。僕はヴァン。あそこに居るのは… スーリ:スーリよ。 エステル:僕はエステル。 フェート:うぁん、すーり、えすてう。 ヴァン:そう、坊やのお名前は? フェート:…… ヴァン:? フェート:ぼくのおなまえは…ふ、ふぇーと。 エステル:フェートかぁ、かっこいい響きだね! フェート:…!!ありがとう…! :間 エステル:フェート!!次はこっち! フェート:わ、わかった! ヴァン:エステル、最初あんなに嫌そうにしてたのにもう打ち解けてるんですね。あの子も笑顔で走り回って、随分元気になりましたね スーリ:… ヴァン:…?スーリ、どうかしましたか? スーリ:…いえ、ただいつまで……いつまであの子を匿うの? ヴァン:なんだ、そんな事ですか。あの子のことは一生匿うつもりですよ。 スーリ:はぁ!?それ本当に言ってるの?あの子、にんげ- ヴァン:(セリフ被せ)知ってますよ。でも、この世界に来たということは、そういう事なんです。それに… スーリ:それに…? ヴァン:フェートが自分から帰りたがらない限り…ここから出れないんですよ。 スーリ:そう、だったわね…。…。 ヴァン:スーリ…? スーリ:そしたら、きっとあの子は、、一生帰れないわ…。 ヴァン:…、よく分かりませんが、貴女がそういうのならそうかもしれませんね。 :現在 フェート:…… ヴァン:どうですか?思い出せそうですか? フェート:いいえ、なんかごめんなさい。 ヴァン:いえ、構いませんよ。私達は貴方がこーんなに小さい頃からそばに居たので フェート:そんな時から見てくれている方々を忘れるなんて… ヴァン:くふふ… フェート:? ヴァン:こんなに小さい生き物は小動物だけですよ(笑)手のひらサイズの生き物は中々居ません(笑) フェート:なっ…!! スーリ:もう、ヴァン!フェートが起きてそうそうからかうのはやめなさい!貴方、腹立つ顔してるわよ。 フェート:むぅっ… スーリ:あーぁ、ほら拗ねちゃったじゃない ヴァン:くふふ…すみません(笑)…ふぅ、一旦お茶取ってきますね。 フェート:… スーリ:どうしたの?もしかしてまだ怒ってる?それなら私が謝るわ、ごめんなさいね、あの人ずっとあんな調子で…。 フェート:あ、いえ、なんだか、怒りの後に楽しさを感じて、懐かしいなって思って… スーリ:…!そう、それなら良かったわ。 フェート:そういえば、眠る前の僕の事教えて下さい。なにか思い出せるかもしれませんし。 スーリ:そうね、貴方は…いつも何かを考えていたわ。それが何なのかは私には分からないけど、大きくなった貴方は私達と楽しく過ごしている度にふと何かを見つめ、考えていたと思う。 フェート:なにか? エステル:そうそう!! スーリ:あら、エステル。お菓子取りに行ったんじゃないの? エステル:ヴァンが笑いながら降りてきて気味悪かったから、逃げてきた! スーリ:こーら、そんな事言わないの。私手伝ってくるわ。 エステル:行ってらっしゃい! フェート:行ってらっしゃいませ エステル:それで、なんだっけ! フェート:えっと、なにか考えてたって話…? エステル:そう!フェートはいつも、何か後ろめたい気持ちを持ってるみたいだったよ! フェート:後ろめたい気持ち? エステル:うん、まるで僕がお菓子を盗み食いしたのをヴァン達に隠してる時みたいなね!! フェート:隠し事……、 フェート:(N)そうだ、僕はあの時気づいてしまったんだ… エステル:ん?あ、もしかして今日も盗み食いしたのバレた…? フェート:(N)僕はずっと、眠っていてこれがただの美しい夢であることに。 フェート:っ…ぅ、うぁぁぁあ…… エステル:え、え、なになに!?どうしたの!? フェート:ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい- エステル:(セリフ被せ)えぇぇぇ!? スーリ:ちょっと!!何事!? ヴァン:どうしたんです!? フェート:ひ、ふっ、ぅ、(過呼吸) エステル:フェート!!! ヴァン:エステル、ちょっとどいてください。フェート、落ち着いて下さい!!フェート! エステル:僕何もしてないよ!?!? スーリ:フェート、ヴァンに呼吸合わせて。大丈夫よ、貴方なら出来るわ。 ヴァン:スゥーハー…できますか? フェート:す、スゥー、、ぁ、ハァー スーリ:そう、その調子よ。 ヴァン:もう1回、スゥーハー フェート:スゥー…ハー… ヴァン:よく出来ましたね。 スーリ:それで?何があったの? エステル:えっとね、フェートが考え事してる時、まるで盗み食いしたのを隠してる僕みたいな顔してるって言ったの…そしたら、こうなっちゃってぇ…… スーリ:そう。わかったわ。ってか、また盗み食いしたのね。 エステル:ごめんね、フェート… フェート:……僕の方もごめんね、ヴァン、スーリ、エステル。 スーリ:気にしないで。 ヴァン:そうですよ。 エステル:あ、その喋り、眠る前のフェートに戻ったみたい!! フェート:うん、思い出したよ。全部…。 スーリ:…貴方が隠していた事も? ヴァン:スーリ!! フェート:ヴァン、いいんだ。スーリとヴァンは既に気づいてたんでしょ?僕が人間で、名前を偽っていたこと。 エステル:え、え、どういう事?フェートはフェートじゃないってこと…? ヴァン:僕も、名前が違うなんて知りませんでした…。 スーリ:…えぇ。知ってたわ。フェート…偽りって事でしょ? フェート:うん、大正解。 ヴァン:それが、どうしたんですか?名前が違うからって、なんなんですか…? フェート:あはは、ヴァンの泣きそうな顔初めて見た。僕ね、皆と楽しく過ごしているうちにね皆に嘘をついたことを申し訳なく思っていたのと同時に帰らないといけない事に気づいていたんだ。 エステル:じゃあ、お別れなの? フェート:ううん。違うよ。 スーリ:…でも、戻って来れないわよ?実質お別れじゃない。 フェート:スーリ、安心して僕はいつでも戻って来れるよ。 ヴァン:戻ってくるって…貴方は意味を分かっているんですか。 フェート:わかってる。でも、僕はその方法で来たわけじゃないよ。 エステル:え?消えたくて、来たわけじゃないの? フェート:うん、違うよ。僕は偽りでもいいから幸せが欲しかったんだ。だから星の神に薔薇のような美しい夢をお願いしてここに来たんだ。だからあそこの世界で眠れば僕はいつでもここに来れる。 スーリ:つまり今の貴方は、あちらの世界で昏睡状態って訳ね…。 フェート:そうだね、今はそういう事になるね。 ヴァン:あの時、スーリが言ってた一生帰れないって言うのは… スーリ:名前よ。ここで偽りの幸せを覚えた子が真実の名を口にする事はないと思ってたの。 エステル:そういえば、名前が違うって言ってたね。 スーリ:そう、この世界から出るためには真実の名と誓いを言う必要があるの。 フェート:そう。それと君達3人が僕を返すための役割を背負っている。スーリは真実を。ヴァンは名前を。エステルは誓いを。でしょ?スーリ。 スーリ:えぇ、合ってるわ。そして、私は今真実をはなした。はぁ…それじゃあヴァン、エステル。泣きべそ見せてないでフェートを見送りましょう。 ヴァン:あぁ、そうですね…。 エステル:…わかった。必ず、帰ってきてね。 フェート:うん。 0: ヴァン:じゃあ、フェート、、いや、坊や。君の名前は? フェート:あはは、随分と懐かしい聞き方をするね。…僕の名前は、フェリクス。 エステル:フェリクス、君の誓いは? フェリクス:必ず帰ってくるよ来るよ。その度に外の世界での出来事を教えに来るから、楽しみにしててね。 エステル:うん、それじゃあ、お目覚めの時間だよ。 ヴァン:君を待っているからね。 スーリ:皆、貴方を愛しているわ、フェリクス。 フェリクス:…!!ふふ、ありがとう。 0: エステル:(N)フェリクスが光に包まれ目の前から消えた。でも、不思議と悲しくなかった。だって、また会えるから。 スーリ:(N)何年も眠って居た彼が外の世界でやって行けるか不安で仕方ない。でも彼は…フェリクスはきっと、大丈夫だろう。何故かそんな気がする。 ヴァン:(N)今すぐにでも消えてしまいそうだったあの子の目はいつの間にか力強くなっていた。フェリクスが次に来る時はきっと、もっと輝かしい笑顔で笑ってくれるだろう。 :間 ヴァン:(N)私達の小さき願いを エステル:(N)星の神よ叶えておくれ スーリ:(N)どうかフェリクスに赤い薔薇のような美しい世界を 0: フェリクス:みんな〜!ただいま!