台本概要
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タイトル | カオイロ |
---|---|
作者名 | レンga (@renganovel) |
ジャンル | ラブストーリー |
演者人数 | 2人用台本(男1、女1) |
時間 | 10 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
「私の顔色をうかがう天才?」 生徒会長のアキラは 副会長のエナが、何か悩んでいるのではと その表情から察して声をかけるが…… 292 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
アキラ |
男 ![]() |
25 | 生徒会長。エナの幼馴染。 |
エナ |
女 ![]() |
26 | 副生徒会長。アキラの幼馴染。 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
アキラ:「エナ、なにか悩み事か?」
エナ:「わ、驚いた」
エナ:「なに、突然、びっくりするんだけど」
エナ:「そんな話の流れだったっけ」
アキラ:「いや、別に……なんか表情がこわばってる気がして」
エナ:「なにそれ、うける」
アキラ:「見当違いだったなら謝る。ごめん」
エナ:「いやいや、なに、アキラってば、エスパーか何か?」
エナ:「それとも、私の顔色をうかがう天才?」
アキラ:「やっぱり、何か悩んでたんだな」
アキラ:「エスパーって言うか、付き合いが長いからな、それくらいわかるさ」
アキラ:「12年くらいか、仲良くなってから」
エナ:「え、もうそんなに経つんだ」
エナ:「それが今や、生徒会長と副会長なんてね」
アキラ:「業務のことか? 生徒会とバレー部の両立は難しいだろう」
アキラ:「来月の生徒会報告の資料作成なら、引き継いでくれれば、ある程度巻き取れる」
アキラ:「遠慮せず言ってくれ」
エナ:「あー、やっぱエスパーじゃないね、アキラは」
アキラ:「エスパーではないと、言ったはずだが?」
エナ:「ぜーんぜん違う、私の考えていること、何もわかってない」
アキラ:「いや、少しはわかっているつもりだ」
エナ:「ん? そこは張り合うんだ?」
アキラ:「長い付き合いと言ったろう……少しはわかっているつもりでいたい」
エナ:「何それ、うけるんだけど」
0:間
0:ずいっと、エナがアキラに顔を近づける
エナ:「じゃあ、当ててみてよ、今私が何を考えてるか」
アキラ:「な、なにを……」
エナ:「はい、考えました……ほら、今何を考えているでしょう」
アキラ:「おい、顔が近いぞ」
エナ:「何顔赤くしてるのさ! かわいいぞ、このやろー」
アキラ:「ちょっと離れろ、誰かきたらどうする」
エナ:「こんな時間の生徒会室に、誰かきたらびっくりするね」
アキラ:「そうではなくてだな……!」
エナ:「ほら、当ててみてよ、私の顔色をうかがう天才くん」
アキラ:「……えっと」
エナ:「えっと?」
アキラ:「…………」
エナ:「ほーら、早く~!」
アキラ:「いいんだな?」
エナ:「いいって、なにが……」
アキラ:「お、オレは、エナのことが好きだ」
エナ:「……えっ」
アキラ:「エナも、俺のことを好いてくれていると思っている」
アキラ:「エナは今、このタイミングで、オレに告白してほしいと思っている……はずだ」
エナ:「……え、っちょ……」
0:アキラからのけぞるように距離をとるエナ
アキラ:「ち、違ったか?」
エナ:「ちょ、直球すぎ……」
エナ:「ま、まあ、あ……あってる、けど」
アキラ:「そうか、それは良かった」
アキラ:「言ったろう。エナの考えていることは、少しならわかっていると」
エナ:「少しって言うか、全部わかられちゃったんだけど!!」
アキラ:「ははは、それは良かった」
エナ:「も、もう……」
アキラ:「……ははは」
エナ:「……」
アキラ:「……」
エナ:「あ、あの、さ」
アキラ:「ああ、その認識でいい」
エナ:「え、まだ私、何も……」
アキラ:「付き合おう、エナ」
アキラ:「これからも、よろしく頼む」
エナ:「ば、ばか!! 全然そんな事考えてない!!」
アキラ:「ダウトだ」
エナ:「ば、ばかーーー!!」
0:おしまい
アキラ:「エナ、なにか悩み事か?」
エナ:「わ、驚いた」
エナ:「なに、突然、びっくりするんだけど」
エナ:「そんな話の流れだったっけ」
アキラ:「いや、別に……なんか表情がこわばってる気がして」
エナ:「なにそれ、うける」
アキラ:「見当違いだったなら謝る。ごめん」
エナ:「いやいや、なに、アキラってば、エスパーか何か?」
エナ:「それとも、私の顔色をうかがう天才?」
アキラ:「やっぱり、何か悩んでたんだな」
アキラ:「エスパーって言うか、付き合いが長いからな、それくらいわかるさ」
アキラ:「12年くらいか、仲良くなってから」
エナ:「え、もうそんなに経つんだ」
エナ:「それが今や、生徒会長と副会長なんてね」
アキラ:「業務のことか? 生徒会とバレー部の両立は難しいだろう」
アキラ:「来月の生徒会報告の資料作成なら、引き継いでくれれば、ある程度巻き取れる」
アキラ:「遠慮せず言ってくれ」
エナ:「あー、やっぱエスパーじゃないね、アキラは」
アキラ:「エスパーではないと、言ったはずだが?」
エナ:「ぜーんぜん違う、私の考えていること、何もわかってない」
アキラ:「いや、少しはわかっているつもりだ」
エナ:「ん? そこは張り合うんだ?」
アキラ:「長い付き合いと言ったろう……少しはわかっているつもりでいたい」
エナ:「何それ、うけるんだけど」
0:間
0:ずいっと、エナがアキラに顔を近づける
エナ:「じゃあ、当ててみてよ、今私が何を考えてるか」
アキラ:「な、なにを……」
エナ:「はい、考えました……ほら、今何を考えているでしょう」
アキラ:「おい、顔が近いぞ」
エナ:「何顔赤くしてるのさ! かわいいぞ、このやろー」
アキラ:「ちょっと離れろ、誰かきたらどうする」
エナ:「こんな時間の生徒会室に、誰かきたらびっくりするね」
アキラ:「そうではなくてだな……!」
エナ:「ほら、当ててみてよ、私の顔色をうかがう天才くん」
アキラ:「……えっと」
エナ:「えっと?」
アキラ:「…………」
エナ:「ほーら、早く~!」
アキラ:「いいんだな?」
エナ:「いいって、なにが……」
アキラ:「お、オレは、エナのことが好きだ」
エナ:「……えっ」
アキラ:「エナも、俺のことを好いてくれていると思っている」
アキラ:「エナは今、このタイミングで、オレに告白してほしいと思っている……はずだ」
エナ:「……え、っちょ……」
0:アキラからのけぞるように距離をとるエナ
アキラ:「ち、違ったか?」
エナ:「ちょ、直球すぎ……」
エナ:「ま、まあ、あ……あってる、けど」
アキラ:「そうか、それは良かった」
アキラ:「言ったろう。エナの考えていることは、少しならわかっていると」
エナ:「少しって言うか、全部わかられちゃったんだけど!!」
アキラ:「ははは、それは良かった」
エナ:「も、もう……」
アキラ:「……ははは」
エナ:「……」
アキラ:「……」
エナ:「あ、あの、さ」
アキラ:「ああ、その認識でいい」
エナ:「え、まだ私、何も……」
アキラ:「付き合おう、エナ」
アキラ:「これからも、よろしく頼む」
エナ:「ば、ばか!! 全然そんな事考えてない!!」
アキラ:「ダウトだ」
エナ:「ば、ばかーーー!!」
0:おしまい