台本概要

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タイトル 王子様は猫である
作者名 ヒロタカノ  (@hiro_takano)
ジャンル ファンタジー
演者人数 3人用台本(男1、女1、不問1) ※兼役あり
時間 10 分
台本使用規定 台本説明欄参照
説明 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
どこかなにかで使っていただけたら幸いです。

「使ったよ」とでもコメントいただけたらありがたいです。

いつかどこかで誰かのお役に立ちますように。

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
ト書き 不問 31 ナレーションとして
ジーク 18 某国の騎士
村娘 19 某国の村娘
王子 不問 4 某国の王子
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
:○村娘の家(夜) ト書き:木造建築の一軒家。窓の外は生い茂る森林、どしゃぶりの雨が降っている。 ト書き:村娘(18)が暖炉にあたり、裁縫をしている。 ト書き:木製のドアがドンドンと激しくノックされる。 ト書き:村娘はドアの方を向く。ドアの向こうから、 ジーク:「夜分に失礼!家の者は、家の者はいるか!?」 ト書き:村娘は首をかしげると裁縫道具をテーブルに置いて立ち上がり、ドアに向かう。 ト書き:ドアを開ける村娘。 村娘:「どなたでしょう…まぁ!」 ト書き:家の入口に鎧を着たジーク(45)が立っている。 ト書き:ジークは雨に打たれてずぶ濡れである。 ト書き:両腕で包み込むように一匹の猫を抱えているジーク。 ト書き:猫も雨に濡れ、ぐったりとしている 村娘:「お城の騎士様ですね?こんな山奥まで…どうなさったのです?」 ジーク:「私の名はジーク。故あって城から逃げて来た。かくまって欲しい!」 村娘:「かくまうって…騎士様をですか?」 ジークは両腕にかかえていた猫を村娘に見せて、 ジーク:「私ではない、この猫をだ」 村娘:「猫?」 ト書き:首を傾げ、ジークの腕の中の猫を見る。 ト書き:ジークはキョロキョロと辺りを見回すと村娘に顔を近づけ小声で、 ジーク:「ただの猫ではない…この猫はな、この国の王子なのだ」 ト書き:村娘は目を丸くして、大きな声で、 村娘:「お、おうじさま!?」 ト書き:ジークは一本指を口に当て、 ジーク:「(小声で)しっ、声が大きい!」 村娘:「(小声で)王子様って…この猫が?」 ジーク:「ああ…実は、城の内部で謀反があった。王子は魔女によって猫にされてしまった。姑息な策だ、死体が目立たぬよう猫に変えて殺すつもりだったのだろう」 村娘:「…まぁ…ひどい」 ジーク:「おそらく第二王子の差し金だろうが…許せん!その程度の志しのものに王子の代わりがつとまるものか!この国は王子が、このジークが幼少の頃より使え、ただ一人認めた王子が収めるべきだ!私は王子の意思に代わり私は魔女を倒しにゆく。それまで王子を頼んだぞ、娘よ!」 ト書き:土砂降りの中、森に向かって走り去るジーク。王子を抱えて見送る村娘。 :○村娘の家 窓際(夜) ト書き:窓の外は薄暗く、どしゃ降りである。 ト書き:窓縁に座り外の景色を眺める猫の王子。ずぶ濡れのままである。 ト書き:窓に映った猫の自分を見て、前足を窓にあてカリカリと窓ひっかくと、 ト書き:頭を下げてため息をつく。しっぽがだらんと垂れる。 村娘:「王子様、お待たせしました。さぁこちらへ」 ト書き:王子の背後から村娘の両手が伸び、王子を抱え上げる。 ト書き:抱え上げられた王子は、力なく村娘を見上げる。村娘は優しく微笑み、 村娘:「ずぶ濡れのままでは風邪を引いてしまいますよ。さぁ、こちらへ」 :○村娘の家 浴室(夜) ト書き:木で作られた浴槽。浴槽には湯が張ってある。 ト書き:浴室の入口にポカンと座る王子。王子の後ろに素足の村娘が立ち、 村娘:「湯の準備が出来ました、王子様。雨にうたれて寒かったでしょう?どうぞお入りください」 ト書き:後ろを振りむいて村娘を見上げる王子。 ト書き:前足を挙げ肉球をじっと見ると、ため息をつく。村娘は、ハッとして、 村娘:「あ、ああ。その体では一人では洗えないですよね!すみません、私ったら」 ト書き:がっくりうなだれる王子。王子を見下ろし考え事をする村娘。 村娘:「仕方ないですね…湯が冷めてしまいますし…少し恥ずかしいですが…そう、王子様は今、猫ですものね」 ト書き:衣擦れの音がして、王子の足元に村娘の衣服が落ちる。 ト書き:村娘を見上げていた王子の細かった目がまんまると開いてゆく。 ト書き:口が開いてシッポが立ち、目が爛々と輝きだす。 :○村娘の家 寝室(夜) ト書き:『数ヶ月後』。村娘の寝室。木のベッドで村娘が寝息を立てている。 ト書き:ドアを頭で押し開け、部屋に入る王子。 ト書き:トコトコとベッドに飛び乗ると村娘の顔に鼻を押し付ける。うすく目を開ける村娘。 村娘:「…ん?王子様?はい、どうぞ」 ト書き:村娘がシーツを持ち上げるとシーツの中に潜り込み村娘の胸元に納まる王子 王子:「ナァーゴ」 村娘:「心細いですか、王子様?大丈夫です、人間に戻るまでは私がお守りしますね」 ト書き:王子の頭を撫でる村娘。王子は顔を村娘の頬にスリスリと押し付ける。 村娘:「まぁ可愛い、王子様、よしよし」 ト書き:目を細め、ゴロゴロと喉を鳴らす王子。 ト書き: ト書き:ベッドの上、村娘に腕に包まって安らかな寝息を立てる王子。 ト書き:寝室のドアがバタンと開く。 ト書き:片手に剣を、もう片手に杖を持ち、血まみれの鎧を着たジークが駆け込んできて、 ジーク:「ただいま戻りましたぞ!王子!!」 ト書き:ベッドで寝ていた王子が頭を上げ、ぽかんとジークを見る。 ジーク:「悪い魔女は私が成敗しました!ほら、杖もこのとおり!」 ト書き:血痕が付着している杖をかかげるジーク。ぽかんとジークを見る王子。 ジーク:「ささ、早く、この杖で!人間の姿に!ともに城へ戻りましょうぞ!」 ト書き:剣を鞘にしまうと王子に手を伸ばすジーク。 ト書き:王子はハッとした顔をするとジークの手をすり抜けタンスを駆け上る。 ト書き:シッポを逆立て爪をたて、タンスの上からジークを威嚇する。 ジーク:「おお!王子何故逃げるのです!?私をお忘れですか!?ジークでございます」 王子:「シャー!」 ジーク:「どうされたのです、王子!?あなたの国を思う気持ちは誰よりもこのジークが心得ております!だからこそこのジーク、王子に代わり悪しき魔女めを倒し、一刻も早く王子のもとへはせ参じたのでございます!それなのに…どうなされたのです?王子!?王子!?」 王子「シャー!!シャー!」 ト書き:2人のやりとりをベッドに座って見ていた村娘。 ト書き:上着を羽織って立ち上がると王子に向かって、 村娘:「王子様?あなた様のお気持ちはお察しいたします!」 ト書き:ピクッと耳を立てる王子。背筋を伸ばしシッポを立て、目を輝かせて村娘を見下ろす。 王子:「ナァーゴ」 村娘:「そう…城に戻ればまた同じような災いに巻き込まれるかもしれない。だから人間に戻ることを恐れているのですね?」 ト書き:耳を倒し、あんぐりと口を開けた王子。 村娘:「私は…王子様と一緒に暮らせて楽しかった。だからこんな日々ずっと続けば良いと思ってた」 ト書き:背筋を伸ばす王子 村娘:「けど…ジークさんが命がけであなたを人間に戻そうとする姿を見て…あなたはここにいてはいけない人なのですね。…名残惜しいけど…国のために、戻ってください!お願い、王子様!」 ト書き:タンスの上から村娘を見つめる王子。 ト書き:ガックリと肩を落とすとシッポが垂れ下がる。 ト書き:ため息をつき、タンスから飛び降り、トボトボとジークの足元へ向かう。 ト書き:途中何度も後ろを振り向いて村娘を見てはため息をつく。 ジーク:「では、失礼!!」 ト書き:すかさずジークが杖を振りかざすと王子の姿が光に包まれる。 ト書き:光が人間の大きさになると膝と手を床についた王子(18)が現れる。 ジーク:「おお!王子!良かった!これで城に戻れますぞ!」 ト書き:王子の前にひざまずき、笑顔のジーク。 ジーク:「やはりわが国を収めるのはあなたがふさわしい!幼少のころからお側にいた私めが一番理解しております。この日を!この日を私は心待ちにしておりましたぞ!王子よ!」 ト書き:床についた王子の手が拳を握りぷるぷると震えている。 ト書き:スクッと立ち上がると、拳を振り上げ「ふんっ」とジークを頬を打ち抜く。 ジーク:「ぐはぁ」 ト書き:床に転がるジーク。頬をおさえ王子を見上げて、 ジーク:「な、なぜ私を殴るのです?」 王子:「別に、気合を入れただけだ」 ジーク:「お?お?おお!王子!王子はやる気に満ち溢れているというのか!?さぁ、王子!いっこくも早く城に戻りましょうぞ!このジークがお供を、ぐはぁ」 ト書き:シークの頬を拳で打ち抜く王子。 ト書き:床に転がるジーク。王子は握った拳をさすり、 王子「そうだな。城へ戻るぞジーク。国のため、国民のために。そうだ、私は王子だからな、王子だからな。王子だから……」 ト書き:少し、後ろ髪ひかれる王子 ト書き: ト書き:悪い魔女によって猫に変えられてしまった王子様と、村娘の一幕。 ト書き:…嗚呼、平和な日々が永遠に続けばよかったのに、個人的に思った王子。

:○村娘の家(夜) ト書き:木造建築の一軒家。窓の外は生い茂る森林、どしゃぶりの雨が降っている。 ト書き:村娘(18)が暖炉にあたり、裁縫をしている。 ト書き:木製のドアがドンドンと激しくノックされる。 ト書き:村娘はドアの方を向く。ドアの向こうから、 ジーク:「夜分に失礼!家の者は、家の者はいるか!?」 ト書き:村娘は首をかしげると裁縫道具をテーブルに置いて立ち上がり、ドアに向かう。 ト書き:ドアを開ける村娘。 村娘:「どなたでしょう…まぁ!」 ト書き:家の入口に鎧を着たジーク(45)が立っている。 ト書き:ジークは雨に打たれてずぶ濡れである。 ト書き:両腕で包み込むように一匹の猫を抱えているジーク。 ト書き:猫も雨に濡れ、ぐったりとしている 村娘:「お城の騎士様ですね?こんな山奥まで…どうなさったのです?」 ジーク:「私の名はジーク。故あって城から逃げて来た。かくまって欲しい!」 村娘:「かくまうって…騎士様をですか?」 ジークは両腕にかかえていた猫を村娘に見せて、 ジーク:「私ではない、この猫をだ」 村娘:「猫?」 ト書き:首を傾げ、ジークの腕の中の猫を見る。 ト書き:ジークはキョロキョロと辺りを見回すと村娘に顔を近づけ小声で、 ジーク:「ただの猫ではない…この猫はな、この国の王子なのだ」 ト書き:村娘は目を丸くして、大きな声で、 村娘:「お、おうじさま!?」 ト書き:ジークは一本指を口に当て、 ジーク:「(小声で)しっ、声が大きい!」 村娘:「(小声で)王子様って…この猫が?」 ジーク:「ああ…実は、城の内部で謀反があった。王子は魔女によって猫にされてしまった。姑息な策だ、死体が目立たぬよう猫に変えて殺すつもりだったのだろう」 村娘:「…まぁ…ひどい」 ジーク:「おそらく第二王子の差し金だろうが…許せん!その程度の志しのものに王子の代わりがつとまるものか!この国は王子が、このジークが幼少の頃より使え、ただ一人認めた王子が収めるべきだ!私は王子の意思に代わり私は魔女を倒しにゆく。それまで王子を頼んだぞ、娘よ!」 ト書き:土砂降りの中、森に向かって走り去るジーク。王子を抱えて見送る村娘。 :○村娘の家 窓際(夜) ト書き:窓の外は薄暗く、どしゃ降りである。 ト書き:窓縁に座り外の景色を眺める猫の王子。ずぶ濡れのままである。 ト書き:窓に映った猫の自分を見て、前足を窓にあてカリカリと窓ひっかくと、 ト書き:頭を下げてため息をつく。しっぽがだらんと垂れる。 村娘:「王子様、お待たせしました。さぁこちらへ」 ト書き:王子の背後から村娘の両手が伸び、王子を抱え上げる。 ト書き:抱え上げられた王子は、力なく村娘を見上げる。村娘は優しく微笑み、 村娘:「ずぶ濡れのままでは風邪を引いてしまいますよ。さぁ、こちらへ」 :○村娘の家 浴室(夜) ト書き:木で作られた浴槽。浴槽には湯が張ってある。 ト書き:浴室の入口にポカンと座る王子。王子の後ろに素足の村娘が立ち、 村娘:「湯の準備が出来ました、王子様。雨にうたれて寒かったでしょう?どうぞお入りください」 ト書き:後ろを振りむいて村娘を見上げる王子。 ト書き:前足を挙げ肉球をじっと見ると、ため息をつく。村娘は、ハッとして、 村娘:「あ、ああ。その体では一人では洗えないですよね!すみません、私ったら」 ト書き:がっくりうなだれる王子。王子を見下ろし考え事をする村娘。 村娘:「仕方ないですね…湯が冷めてしまいますし…少し恥ずかしいですが…そう、王子様は今、猫ですものね」 ト書き:衣擦れの音がして、王子の足元に村娘の衣服が落ちる。 ト書き:村娘を見上げていた王子の細かった目がまんまると開いてゆく。 ト書き:口が開いてシッポが立ち、目が爛々と輝きだす。 :○村娘の家 寝室(夜) ト書き:『数ヶ月後』。村娘の寝室。木のベッドで村娘が寝息を立てている。 ト書き:ドアを頭で押し開け、部屋に入る王子。 ト書き:トコトコとベッドに飛び乗ると村娘の顔に鼻を押し付ける。うすく目を開ける村娘。 村娘:「…ん?王子様?はい、どうぞ」 ト書き:村娘がシーツを持ち上げるとシーツの中に潜り込み村娘の胸元に納まる王子 王子:「ナァーゴ」 村娘:「心細いですか、王子様?大丈夫です、人間に戻るまでは私がお守りしますね」 ト書き:王子の頭を撫でる村娘。王子は顔を村娘の頬にスリスリと押し付ける。 村娘:「まぁ可愛い、王子様、よしよし」 ト書き:目を細め、ゴロゴロと喉を鳴らす王子。 ト書き: ト書き:ベッドの上、村娘に腕に包まって安らかな寝息を立てる王子。 ト書き:寝室のドアがバタンと開く。 ト書き:片手に剣を、もう片手に杖を持ち、血まみれの鎧を着たジークが駆け込んできて、 ジーク:「ただいま戻りましたぞ!王子!!」 ト書き:ベッドで寝ていた王子が頭を上げ、ぽかんとジークを見る。 ジーク:「悪い魔女は私が成敗しました!ほら、杖もこのとおり!」 ト書き:血痕が付着している杖をかかげるジーク。ぽかんとジークを見る王子。 ジーク:「ささ、早く、この杖で!人間の姿に!ともに城へ戻りましょうぞ!」 ト書き:剣を鞘にしまうと王子に手を伸ばすジーク。 ト書き:王子はハッとした顔をするとジークの手をすり抜けタンスを駆け上る。 ト書き:シッポを逆立て爪をたて、タンスの上からジークを威嚇する。 ジーク:「おお!王子何故逃げるのです!?私をお忘れですか!?ジークでございます」 王子:「シャー!」 ジーク:「どうされたのです、王子!?あなたの国を思う気持ちは誰よりもこのジークが心得ております!だからこそこのジーク、王子に代わり悪しき魔女めを倒し、一刻も早く王子のもとへはせ参じたのでございます!それなのに…どうなされたのです?王子!?王子!?」 王子「シャー!!シャー!」 ト書き:2人のやりとりをベッドに座って見ていた村娘。 ト書き:上着を羽織って立ち上がると王子に向かって、 村娘:「王子様?あなた様のお気持ちはお察しいたします!」 ト書き:ピクッと耳を立てる王子。背筋を伸ばしシッポを立て、目を輝かせて村娘を見下ろす。 王子:「ナァーゴ」 村娘:「そう…城に戻ればまた同じような災いに巻き込まれるかもしれない。だから人間に戻ることを恐れているのですね?」 ト書き:耳を倒し、あんぐりと口を開けた王子。 村娘:「私は…王子様と一緒に暮らせて楽しかった。だからこんな日々ずっと続けば良いと思ってた」 ト書き:背筋を伸ばす王子 村娘:「けど…ジークさんが命がけであなたを人間に戻そうとする姿を見て…あなたはここにいてはいけない人なのですね。…名残惜しいけど…国のために、戻ってください!お願い、王子様!」 ト書き:タンスの上から村娘を見つめる王子。 ト書き:ガックリと肩を落とすとシッポが垂れ下がる。 ト書き:ため息をつき、タンスから飛び降り、トボトボとジークの足元へ向かう。 ト書き:途中何度も後ろを振り向いて村娘を見てはため息をつく。 ジーク:「では、失礼!!」 ト書き:すかさずジークが杖を振りかざすと王子の姿が光に包まれる。 ト書き:光が人間の大きさになると膝と手を床についた王子(18)が現れる。 ジーク:「おお!王子!良かった!これで城に戻れますぞ!」 ト書き:王子の前にひざまずき、笑顔のジーク。 ジーク:「やはりわが国を収めるのはあなたがふさわしい!幼少のころからお側にいた私めが一番理解しております。この日を!この日を私は心待ちにしておりましたぞ!王子よ!」 ト書き:床についた王子の手が拳を握りぷるぷると震えている。 ト書き:スクッと立ち上がると、拳を振り上げ「ふんっ」とジークを頬を打ち抜く。 ジーク:「ぐはぁ」 ト書き:床に転がるジーク。頬をおさえ王子を見上げて、 ジーク:「な、なぜ私を殴るのです?」 王子:「別に、気合を入れただけだ」 ジーク:「お?お?おお!王子!王子はやる気に満ち溢れているというのか!?さぁ、王子!いっこくも早く城に戻りましょうぞ!このジークがお供を、ぐはぁ」 ト書き:シークの頬を拳で打ち抜く王子。 ト書き:床に転がるジーク。王子は握った拳をさすり、 王子「そうだな。城へ戻るぞジーク。国のため、国民のために。そうだ、私は王子だからな、王子だからな。王子だから……」 ト書き:少し、後ろ髪ひかれる王子 ト書き: ト書き:悪い魔女によって猫に変えられてしまった王子様と、村娘の一幕。 ト書き:…嗚呼、平和な日々が永遠に続けばよかったのに、個人的に思った王子。