台本概要
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タイトル | おもちゃの兵隊の休息 |
---|---|
作者名 | 雪見印 (@Ippann_Listener) |
ジャンル | ファンタジー |
演者人数 | 3人用台本(不問3) |
時間 | 10 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
夜になったらオモチャとか動き出すんじゃないのとかゆうヤツ
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キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
A | 不問 | 22 | |
B | 不問 | 18 | |
C | 不問 | 20 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
A:なぁ
B:なんだよ
A:今日はどうだった?
B:最悪だよ。左腕が取れちまった。
C:でもお前ママさんが見つけてくれてくっつけてもらえたじゃねえか。
B:まだ見つけてもらえてないんだっけ?お前の左脚。
C:ベッドの下に消えたままなんだよな。あれ。
A:右腕みたいに掃除機に吸われないといいな。
C:それな。結局ママさんがすぐ取り出してくれたから良かったけどな。
B:良いよな。お前はどこも取れてなくて。
A:バカ言ってんじゃねえよ。こっちは毎日ヒヤヒヤしてんだよ。
C:心配しなくてもそのうちどっか取れるさ。
A:うわ…その言葉は聞きたくなかった。
B:まぁ遊んでるのが子どもじゃなぁ…
A:しょうがねぇか。
C:タンスの隙間から出てこれないヤツのこと考えるとな。
A:今の方がマシかぁ。
0:(数秒おく)
B:そう言えばアイツどうなった?アイツ。
C:アイツ?
A:この前窓から落ちたヤツか。
B:そうそう。あれ以来、俺見てねぇなって思って。
C:俺も見てねぇわ。
A:俺聞いたわ。
C:マジか。
B:どうだって?
A:パパさんが見つけてくれたってよ。
B:マジで!?良かったー。俺アイツと仲いいから心配してたんだよ。
A:もう少しで車の下敷きだったってよ。
C:うわぁ…
A:しかも落ちた次の日雨だったろ?泥だらけだったからママさんが洗ってるって。
C:そうか。それなら。明日には戻ってきそうだな。
B:マジで良かったわ。ほんとに。
0:(数秒おく)
C:そう言えばお前らってさ、今の設定どうなってるの?
A:設定?
C:そうそう。名前とかそんな感じのやつ。
B:コイツの「アンディー」みたいにか?
A:やめろ。その名は捨てられた。
C:捨てたんじゃなくて捨てられたはウケる。
B:今なんだっけ?「安藤」だっけ?
A:おい笑うなよ。パパさんが聞き間違えただけだってのに。
C:しかも妻子持ちとか…フッ
A:もうこの話はやめろ。てか今吹いたろ。俺も好きで付けられてる訳じゃねえよ。
B:…ごめ…無理…プッ
A:だから笑うなって。お前だって名前何回も変わってるだろ。
B:名前なんて適当なモンだよ。ましてや俺たちみたいに量産されたオモチャは見分けがつかないしな。
C:それに子どもなんて流行りのものにすぐ影響されるからな。
A:それにしてはお前は名前変わってないよな。
C:初めてこの家に来たとき兵士は俺一人だったからな。思い入れか何かあるんだろ。
A:その割にはボロボロだな。
B:もうちょっと大事にされてもよかったんじゃないのか?
C:分かってねぇな。大事にされてるからこそボロボロなんだよ。
A:…全く分からん。
B:色んな場所に連れてってもらったんだろ。
C:その通り。外の世界は良いぞ。ほとんどカバンの中にいて見てないけどな。
B:いや見てないんかい。
C:それでも隙間から見えた景色はよかったなー。
A:良いなー。俺も外に出てみたいなー。
C:ちなみに二回置き去りにされたぞ。
A:…ならいいや。
B:そうだな。
A:なぁ
B:なんだよ
A:今日はどうだった?
B:最悪だよ。左腕が取れちまった。
C:でもお前ママさんが見つけてくれてくっつけてもらえたじゃねえか。
B:まだ見つけてもらえてないんだっけ?お前の左脚。
C:ベッドの下に消えたままなんだよな。あれ。
A:右腕みたいに掃除機に吸われないといいな。
C:それな。結局ママさんがすぐ取り出してくれたから良かったけどな。
B:良いよな。お前はどこも取れてなくて。
A:バカ言ってんじゃねえよ。こっちは毎日ヒヤヒヤしてんだよ。
C:心配しなくてもそのうちどっか取れるさ。
A:うわ…その言葉は聞きたくなかった。
B:まぁ遊んでるのが子どもじゃなぁ…
A:しょうがねぇか。
C:タンスの隙間から出てこれないヤツのこと考えるとな。
A:今の方がマシかぁ。
0:(数秒おく)
B:そう言えばアイツどうなった?アイツ。
C:アイツ?
A:この前窓から落ちたヤツか。
B:そうそう。あれ以来、俺見てねぇなって思って。
C:俺も見てねぇわ。
A:俺聞いたわ。
C:マジか。
B:どうだって?
A:パパさんが見つけてくれたってよ。
B:マジで!?良かったー。俺アイツと仲いいから心配してたんだよ。
A:もう少しで車の下敷きだったってよ。
C:うわぁ…
A:しかも落ちた次の日雨だったろ?泥だらけだったからママさんが洗ってるって。
C:そうか。それなら。明日には戻ってきそうだな。
B:マジで良かったわ。ほんとに。
0:(数秒おく)
C:そう言えばお前らってさ、今の設定どうなってるの?
A:設定?
C:そうそう。名前とかそんな感じのやつ。
B:コイツの「アンディー」みたいにか?
A:やめろ。その名は捨てられた。
C:捨てたんじゃなくて捨てられたはウケる。
B:今なんだっけ?「安藤」だっけ?
A:おい笑うなよ。パパさんが聞き間違えただけだってのに。
C:しかも妻子持ちとか…フッ
A:もうこの話はやめろ。てか今吹いたろ。俺も好きで付けられてる訳じゃねえよ。
B:…ごめ…無理…プッ
A:だから笑うなって。お前だって名前何回も変わってるだろ。
B:名前なんて適当なモンだよ。ましてや俺たちみたいに量産されたオモチャは見分けがつかないしな。
C:それに子どもなんて流行りのものにすぐ影響されるからな。
A:それにしてはお前は名前変わってないよな。
C:初めてこの家に来たとき兵士は俺一人だったからな。思い入れか何かあるんだろ。
A:その割にはボロボロだな。
B:もうちょっと大事にされてもよかったんじゃないのか?
C:分かってねぇな。大事にされてるからこそボロボロなんだよ。
A:…全く分からん。
B:色んな場所に連れてってもらったんだろ。
C:その通り。外の世界は良いぞ。ほとんどカバンの中にいて見てないけどな。
B:いや見てないんかい。
C:それでも隙間から見えた景色はよかったなー。
A:良いなー。俺も外に出てみたいなー。
C:ちなみに二回置き去りにされたぞ。
A:…ならいいや。
B:そうだな。