台本概要

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タイトル わたし、めりーさん 13
作者名 荒屋 猫音(あらやねお)  (@Araya_Neo)
ジャンル コメディ
演者人数 3人用台本(不問3)
時間 10 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 動画作成に協力することになったメリーさんと映研2人組のお話

コメディ3人劇
性別不問
語尾、一人称変更○
過度な改変×
楽しむこと◎

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
メリー 不問 48 動画制作を手伝うことになったメリーさん
不問 67 映研に所属。 メリーさんを題材に動画を作っていた
不問 58 私と一緒に動画制作をする僕。 機械が得意
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

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めり13 メリー:M/わたし、メリーさん… メリー:M/わたしのこと、知ってるよね…? メリー:M/悪い事をすると、夜中にメリーさんから電話がかかってくるとか、言われたことない? メリー:M/夜に口笛を吹くと蛇…? メリー:M/メリーさん蛇と同じ感じなの?どっちの方が怖い? メリー:M/……ヘビ…なんで?どうしてメリーさんはヘビ以下なの…!? メリー:M/こうなったら、メリーさんの恐ろしさをわからせてやる…! 0:間 私:…この学校、出るらしいよ? 僕:…出るって何が? 私:お化け 僕:ふーん。 私:反応薄っ! 僕:そんなこと言われても、お化けって見たことないし…見た事無いものを怖がっても仕方ないじゃん 私:だから怖いんじゃん!夢がないなぁ 僕:お化けに対して夢持ったことないから 私:じゃあなんで着いてきたの? 僕:お前が怖いから着いてきてぇ!って騒ぐからだろ! 私:騒いだ!?誰が? 僕:お前だよ! 私:さぁ!夜の学校へレッツゴー! 僕:…置いて帰ろうかな… 0:間 私:にしても、さすがだよねぇ、古さだけは地域一番。 僕:老朽化が進みすぎて逆に危ないとかで、なかなか工事が出来ないらしいね 私:怪奇現象が起こるから工事できないとかの方が面白いのに。 僕:だったとしても危ないことに変わりない。 私:まぁねぇ……ってか、ホコリっぽい… 僕:そーいえば、お前なんでこんな時間に学校に行こうなんて言い出したんだ? 私:え?ただの肝試し。あと、何故か来てくれって頼まれた。 僕:帰っていいか? 私:校内一周したら帰るから! 僕:肝試しならお前の家でやればいいだろ!?寺なんだから! 私:それとこれとは違うの!もう見なれた光景すぎて怖くもなんともないんだよ! 僕:だからって僕を巻き込むな! 私:いーじゃん!ちょっとだけだから! 0:奥の方で物音がする 私:……なに、今の音 僕:さぁ?なんかが落ちたんじゃね? 私:行ってみよっか 僕:行かないって言っても行くんだろ… 0:間 私:来てみたけど…なんも無いね… 僕:野良猫が住処にしてるのかもな 私:なぁんだ、お化けが出たのかと思って期待したのに 僕:お前なぁ…… 0:来た道を戻ろうとすると、そこになかったはずの人形が目に入る 私:あれ?こんな所に人形なんてあったっけ…? 僕:さぁ?暗くて見落としてたんじゃないか? 私:うーん…なかったと思うんだけど…… メリー:うふふふ 私:え!なに!?今誰かの笑い声が聞こえた…! 僕:き、気のせいだろ?軋(しき)んだ音がそう聞こえただけだろ! 私:で、でも…! メリー:…うふふふ、ふふふふっ 私:やっぱり聞こえた! 僕:気のせいだ! 0:人形に視線を戻すと、あったはずの人形が無くなっている。 私:…ねぇ、さっきの人形…どこ行った…? 僕:知るわけないだろ…僕触ってないぞ 私:私も、触ってない……まさか、ひとりでに動いたんじゃ… 僕:まさかぁ…! 0:私のスマホに非通知の着信が入る 私:ひゃぁ!! 僕:電話の音だろ!そんなビックリするなよ!こっちがビックリする! 私:だってぇ…! 僕:それより、早く出ろよ! 私:……非通知で、怖くてでたくない… 僕:お前なぁ…… 0:私の着信が止まり、今度は僕のスマホに非通知から着信が入る 僕:なんで今度は僕なんだ! 私:怖いよぉ……! 0:次第に電話は規則的に交互のスマホから着信が鳴り響くようになる 僕:な、何なんだよ……! 私:やだぁ!ごめんなさいぃぃ! 0:そしてピタリと電話が止まる 0:そして、2人の目の前に先程の人形が置かれている…… 私:この人形、さっきはなかったのに… 僕:も、戻ってきた…? 0:そして、静まり返った校舎から微(かす)かな声が響く メリー:わたし、メリーさん… 私:…… 僕:…… メリー:わたし、メリーさん…いま、あなたの、後ろにいるの… 0:振り返ると人形がもう一体。 0:2人はたまらず校舎を全力で走って出ていった 私:ぎゃぁぁああああああああああ!!! 僕:ごめんなさいぃぃぃぃ!!!!!! 0: メリー:あははははっ!いいざまだわ!久しぶりに人間の怖がる悲鳴が聞けたぁ! メリー:ちょっと強引だったけど、たまにはこんなやり方も悪くないわね! メリー:はぁ、楽しかったぁ! メリー:……あら?さっきの人間、また戻ってきたの? 0: 私:び、びっくりしたァ 僕:これ、演出だろ!?まさかここまで作りこんで来るとは思わなかったなぁ! 私:ほんとね…でも、演出だったら、あの電話はなんだったのかな…… 僕:受付する時電話番号書いたからそれだろ? 私:あ、そっか! 僕:まさかこのボロ校舎をお化け屋敷にするなんてなぁ……工事ができない分、期間限定で有効活用して、解体費用にあてるとか、発想がやべぇ 私:使えるものは使おうって事でしょ。 メリー:M/ちょっと嘘でしょ!?今のが演出だと思われてたの!? メリー:M/渾身の恐怖体験をさせたって言うのに… メリー:M/こうなったら…いつものでやるしかない…! 0:私のスマホに着信が入る 私:あれ、また非通知…また演出かな 僕:さぁ?かもしれないし、出てみたら? 私:う、うん……もしもし メリー:…わたし、メリーさん… 私:あれ?さっきと同じ声… メリー:わたし、メリーさん、今、3階の音楽室の前にいるの。 僕:…なんだって? 私:音楽室の前にいるって。 僕:行ってみるか? 私:えぇ…なんか怖い… 0:今度は僕のスマホが鳴る 僕:…今度は僕の方…もしもし メリー:わたし、メリーさん…今3階の階段前にいるの。 僕:……階段にいるって…3階の 私:まさか、降りてくるんじゃ… 僕:まさかァ 0:私のスマホに着信 私:……もしもし メリー:わたし、メリーさん……いま、2階の実験室にいるの。 僕:…なんて? 私:実験室にいるって… 僕:ほんとに降りてきたな… 私:やだぁ… 0:僕のスマホに着信 僕:…もしもし メリー:わたし、メリーさん…いま、2階の図書室の前にいるの… 私:……どこにいるって…? 僕:……図書室の前…… 私:やっぱり、近づいてきてる…? 僕:…やめろよな…これも演出だろ…? 私:で、でも… 0:私のスマホに着信 私:また……! メリー:わたし、メリーさん…いま、2階の特別室にいるの メリー:うふふふっ、ねぇ、もうすぐ会えるね… 私:ひぃっ! 僕:落ち着けよ、ただの演出だって! 私:こんなに凝った演出なんて聞いてないよ! 僕:日替わり演出だろ! 私:もぉ帰ろうよ…! 0:RRRRRRR 私:……なんで、2人のスマホから着信…… 僕:……せ、せーので出るぞ… 私:うぅ… 0:RRRRR, メリー:わたし、メリーさん…… メリー:いま、あなたの、後ろにいるの… 私:いやぁぁ!!!! 僕:ぎゃぁあああ!!! 0:(長めの間) 私:ちょっと!メリーさん!こんなに怖くするなんて聞いてないよ!? 僕:ふっざけんな!心臓飛び出るかと思っただろ!? メリー:あはははっ面白かったァ! 私:面白かったぁ!じゃない! 僕:いくらなんでも、これはやりすぎだ! メリー:仕方ないじゃない、最近悲鳴を聞いていなかったんだもの、これくらいしなきゃあなた達新鮮な悲鳴をあげないでしょ!? 私:だいたい!お化け屋敷にいるから来て!って何よ! メリー:ちょうどいい場所があったからに決まってるじゃない! 僕:僕はお前たちに巻き込まれたって事か!? メリー:生き返ったわぁ!また手伝ってね! 私:二度とごめんだよ! 僕:僕もだ!命がいつくあっても足りない!! メリー:フリーマーケットでメリーさんを買ったあなた達の不運を恨みなさい? メリー:だいたい、都市伝説の怪異相手にビビるどころか、面白がって遊び相手にするとかどーゆー神経してるのかしらっ! メリー:でも久しぶりにちゃんとメリーさんできた気がするわぁ…… 私:次やったらゴミ捨て場だからね! メリー:あら、そんな事言っていいのかしら? メリー:その時はメリーさん、容赦しないわよ? 僕:上等だ!その時はこっちも本気で受けて立つ! メリー:いい度胸ね、都市伝説の怪異だからって甘く見てると、痛い目見るって教えてあげるわ! 私:…はいカット!! 僕:だァァァ疲れたぁぁぁ メリー:お疲れ様、良い画が撮れたかしら? 私:もうバッチリ!メリーさんありがとう! メリー:はぁ…メリーさん、もうこの先もこうやって使われるのね…まぁでも、確かにいい悲鳴は聞けたけども… 僕:もうやらないからな…疲れた… 私:さすがにもうやらないよ!でもいい所に電話してくれたよメリーさん!ホント救世主! メリー:とんでもないところに電話してしまったの…メリーさんしばらく休業しようかしら… 私:あ、それならうちにおいでよ!しばらく休業するなら、話し相手になって欲しい! メリー:お断りよ…静かな場所でのんびりするわ。 僕:僕も静かな場所でのんびりしたい… 私:あんたはまだ動画編集があるでしょ?私機会弱いんだから、協力しなさいっ! 僕:嘘だろぉ…… メリー:じゃ、メリーさんは行くわね……お元気で。もう会うこともないと思うけど… 私:ありがとね!気が向いたらまた電話してきてね! 僕:……まぁ、たまにならな メリー:あんたたちがヨボヨボになった頃、覚えてたら電話してあげるわ…じゃあね メリー:M/メリーさんの威厳を見せようと電話した先がさっきの子達…けれど、あの子たちは映画研究部に所属していて、まさかのメリーさんを題材にしたショートムービーを作る真っ最中……目をキラキラ輝かせてお願いされるものだから断るに断れず…もう二度とこんなお願い聞いてやるもんですか……! メリー:M/メリーさんのこれまでの事を聞いたあの子たちはそれを踏まえた内容で動画を構成して、そして今に至る…あれがどんな動画になっているかは、出来上がりを見て見ないと分からない。 メリー:M/けれど、大丈夫かしら、あの子たち…実はあの校舎、本当に出るのだけれど… 0:遠くで2人の悲鳴が聞こえる メリー:M/あらあら…仕方ないわね、様子を見にいってあげましょうか… 0:RRRRRRR メリー:わたし、メリーさん

めり13 メリー:M/わたし、メリーさん… メリー:M/わたしのこと、知ってるよね…? メリー:M/悪い事をすると、夜中にメリーさんから電話がかかってくるとか、言われたことない? メリー:M/夜に口笛を吹くと蛇…? メリー:M/メリーさん蛇と同じ感じなの?どっちの方が怖い? メリー:M/……ヘビ…なんで?どうしてメリーさんはヘビ以下なの…!? メリー:M/こうなったら、メリーさんの恐ろしさをわからせてやる…! 0:間 私:…この学校、出るらしいよ? 僕:…出るって何が? 私:お化け 僕:ふーん。 私:反応薄っ! 僕:そんなこと言われても、お化けって見たことないし…見た事無いものを怖がっても仕方ないじゃん 私:だから怖いんじゃん!夢がないなぁ 僕:お化けに対して夢持ったことないから 私:じゃあなんで着いてきたの? 僕:お前が怖いから着いてきてぇ!って騒ぐからだろ! 私:騒いだ!?誰が? 僕:お前だよ! 私:さぁ!夜の学校へレッツゴー! 僕:…置いて帰ろうかな… 0:間 私:にしても、さすがだよねぇ、古さだけは地域一番。 僕:老朽化が進みすぎて逆に危ないとかで、なかなか工事が出来ないらしいね 私:怪奇現象が起こるから工事できないとかの方が面白いのに。 僕:だったとしても危ないことに変わりない。 私:まぁねぇ……ってか、ホコリっぽい… 僕:そーいえば、お前なんでこんな時間に学校に行こうなんて言い出したんだ? 私:え?ただの肝試し。あと、何故か来てくれって頼まれた。 僕:帰っていいか? 私:校内一周したら帰るから! 僕:肝試しならお前の家でやればいいだろ!?寺なんだから! 私:それとこれとは違うの!もう見なれた光景すぎて怖くもなんともないんだよ! 僕:だからって僕を巻き込むな! 私:いーじゃん!ちょっとだけだから! 0:奥の方で物音がする 私:……なに、今の音 僕:さぁ?なんかが落ちたんじゃね? 私:行ってみよっか 僕:行かないって言っても行くんだろ… 0:間 私:来てみたけど…なんも無いね… 僕:野良猫が住処にしてるのかもな 私:なぁんだ、お化けが出たのかと思って期待したのに 僕:お前なぁ…… 0:来た道を戻ろうとすると、そこになかったはずの人形が目に入る 私:あれ?こんな所に人形なんてあったっけ…? 僕:さぁ?暗くて見落としてたんじゃないか? 私:うーん…なかったと思うんだけど…… メリー:うふふふ 私:え!なに!?今誰かの笑い声が聞こえた…! 僕:き、気のせいだろ?軋(しき)んだ音がそう聞こえただけだろ! 私:で、でも…! メリー:…うふふふ、ふふふふっ 私:やっぱり聞こえた! 僕:気のせいだ! 0:人形に視線を戻すと、あったはずの人形が無くなっている。 私:…ねぇ、さっきの人形…どこ行った…? 僕:知るわけないだろ…僕触ってないぞ 私:私も、触ってない……まさか、ひとりでに動いたんじゃ… 僕:まさかぁ…! 0:私のスマホに非通知の着信が入る 私:ひゃぁ!! 僕:電話の音だろ!そんなビックリするなよ!こっちがビックリする! 私:だってぇ…! 僕:それより、早く出ろよ! 私:……非通知で、怖くてでたくない… 僕:お前なぁ…… 0:私の着信が止まり、今度は僕のスマホに非通知から着信が入る 僕:なんで今度は僕なんだ! 私:怖いよぉ……! 0:次第に電話は規則的に交互のスマホから着信が鳴り響くようになる 僕:な、何なんだよ……! 私:やだぁ!ごめんなさいぃぃ! 0:そしてピタリと電話が止まる 0:そして、2人の目の前に先程の人形が置かれている…… 私:この人形、さっきはなかったのに… 僕:も、戻ってきた…? 0:そして、静まり返った校舎から微(かす)かな声が響く メリー:わたし、メリーさん… 私:…… 僕:…… メリー:わたし、メリーさん…いま、あなたの、後ろにいるの… 0:振り返ると人形がもう一体。 0:2人はたまらず校舎を全力で走って出ていった 私:ぎゃぁぁああああああああああ!!! 僕:ごめんなさいぃぃぃぃ!!!!!! 0: メリー:あははははっ!いいざまだわ!久しぶりに人間の怖がる悲鳴が聞けたぁ! メリー:ちょっと強引だったけど、たまにはこんなやり方も悪くないわね! メリー:はぁ、楽しかったぁ! メリー:……あら?さっきの人間、また戻ってきたの? 0: 私:び、びっくりしたァ 僕:これ、演出だろ!?まさかここまで作りこんで来るとは思わなかったなぁ! 私:ほんとね…でも、演出だったら、あの電話はなんだったのかな…… 僕:受付する時電話番号書いたからそれだろ? 私:あ、そっか! 僕:まさかこのボロ校舎をお化け屋敷にするなんてなぁ……工事ができない分、期間限定で有効活用して、解体費用にあてるとか、発想がやべぇ 私:使えるものは使おうって事でしょ。 メリー:M/ちょっと嘘でしょ!?今のが演出だと思われてたの!? メリー:M/渾身の恐怖体験をさせたって言うのに… メリー:M/こうなったら…いつものでやるしかない…! 0:私のスマホに着信が入る 私:あれ、また非通知…また演出かな 僕:さぁ?かもしれないし、出てみたら? 私:う、うん……もしもし メリー:…わたし、メリーさん… 私:あれ?さっきと同じ声… メリー:わたし、メリーさん、今、3階の音楽室の前にいるの。 僕:…なんだって? 私:音楽室の前にいるって。 僕:行ってみるか? 私:えぇ…なんか怖い… 0:今度は僕のスマホが鳴る 僕:…今度は僕の方…もしもし メリー:わたし、メリーさん…今3階の階段前にいるの。 僕:……階段にいるって…3階の 私:まさか、降りてくるんじゃ… 僕:まさかァ 0:私のスマホに着信 私:……もしもし メリー:わたし、メリーさん……いま、2階の実験室にいるの。 僕:…なんて? 私:実験室にいるって… 僕:ほんとに降りてきたな… 私:やだぁ… 0:僕のスマホに着信 僕:…もしもし メリー:わたし、メリーさん…いま、2階の図書室の前にいるの… 私:……どこにいるって…? 僕:……図書室の前…… 私:やっぱり、近づいてきてる…? 僕:…やめろよな…これも演出だろ…? 私:で、でも… 0:私のスマホに着信 私:また……! メリー:わたし、メリーさん…いま、2階の特別室にいるの メリー:うふふふっ、ねぇ、もうすぐ会えるね… 私:ひぃっ! 僕:落ち着けよ、ただの演出だって! 私:こんなに凝った演出なんて聞いてないよ! 僕:日替わり演出だろ! 私:もぉ帰ろうよ…! 0:RRRRRRR 私:……なんで、2人のスマホから着信…… 僕:……せ、せーので出るぞ… 私:うぅ… 0:RRRRR, メリー:わたし、メリーさん…… メリー:いま、あなたの、後ろにいるの… 私:いやぁぁ!!!! 僕:ぎゃぁあああ!!! 0:(長めの間) 私:ちょっと!メリーさん!こんなに怖くするなんて聞いてないよ!? 僕:ふっざけんな!心臓飛び出るかと思っただろ!? メリー:あはははっ面白かったァ! 私:面白かったぁ!じゃない! 僕:いくらなんでも、これはやりすぎだ! メリー:仕方ないじゃない、最近悲鳴を聞いていなかったんだもの、これくらいしなきゃあなた達新鮮な悲鳴をあげないでしょ!? 私:だいたい!お化け屋敷にいるから来て!って何よ! メリー:ちょうどいい場所があったからに決まってるじゃない! 僕:僕はお前たちに巻き込まれたって事か!? メリー:生き返ったわぁ!また手伝ってね! 私:二度とごめんだよ! 僕:僕もだ!命がいつくあっても足りない!! メリー:フリーマーケットでメリーさんを買ったあなた達の不運を恨みなさい? メリー:だいたい、都市伝説の怪異相手にビビるどころか、面白がって遊び相手にするとかどーゆー神経してるのかしらっ! メリー:でも久しぶりにちゃんとメリーさんできた気がするわぁ…… 私:次やったらゴミ捨て場だからね! メリー:あら、そんな事言っていいのかしら? メリー:その時はメリーさん、容赦しないわよ? 僕:上等だ!その時はこっちも本気で受けて立つ! メリー:いい度胸ね、都市伝説の怪異だからって甘く見てると、痛い目見るって教えてあげるわ! 私:…はいカット!! 僕:だァァァ疲れたぁぁぁ メリー:お疲れ様、良い画が撮れたかしら? 私:もうバッチリ!メリーさんありがとう! メリー:はぁ…メリーさん、もうこの先もこうやって使われるのね…まぁでも、確かにいい悲鳴は聞けたけども… 僕:もうやらないからな…疲れた… 私:さすがにもうやらないよ!でもいい所に電話してくれたよメリーさん!ホント救世主! メリー:とんでもないところに電話してしまったの…メリーさんしばらく休業しようかしら… 私:あ、それならうちにおいでよ!しばらく休業するなら、話し相手になって欲しい! メリー:お断りよ…静かな場所でのんびりするわ。 僕:僕も静かな場所でのんびりしたい… 私:あんたはまだ動画編集があるでしょ?私機会弱いんだから、協力しなさいっ! 僕:嘘だろぉ…… メリー:じゃ、メリーさんは行くわね……お元気で。もう会うこともないと思うけど… 私:ありがとね!気が向いたらまた電話してきてね! 僕:……まぁ、たまにならな メリー:あんたたちがヨボヨボになった頃、覚えてたら電話してあげるわ…じゃあね メリー:M/メリーさんの威厳を見せようと電話した先がさっきの子達…けれど、あの子たちは映画研究部に所属していて、まさかのメリーさんを題材にしたショートムービーを作る真っ最中……目をキラキラ輝かせてお願いされるものだから断るに断れず…もう二度とこんなお願い聞いてやるもんですか……! メリー:M/メリーさんのこれまでの事を聞いたあの子たちはそれを踏まえた内容で動画を構成して、そして今に至る…あれがどんな動画になっているかは、出来上がりを見て見ないと分からない。 メリー:M/けれど、大丈夫かしら、あの子たち…実はあの校舎、本当に出るのだけれど… 0:遠くで2人の悲鳴が聞こえる メリー:M/あらあら…仕方ないわね、様子を見にいってあげましょうか… 0:RRRRRRR メリー:わたし、メリーさん