台本概要

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タイトル ハロウィンナイトに祝福を
作者名 ゆる男  (@yuruyurumanno11)
ジャンル ファンタジー
演者人数 5人用台本(不問5)
時間 20 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 年に一度、ヘル・チャーチと呼ばれる教会に送り込まれた死者が試練を受ける時が来た
イタズラかお菓子か。その選択に隠された意図はなんなのか
試練の先にある本物のおばけになる儀式
宴の時間だ。ハロウィンナイトに祝福を

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
かぼちゃ 不問 47 ヘル・チャーチに送られてきた元死人 人間だった頃の記憶は無い
ヴァンパイア 不問 63 ヘル・チャーチのヴァンパイア リーダー的存在
猫族 不問 30 ヘル・チャーチの猫族 語尾が可愛らしい
狼族 不問 31 ヘル・チャーチの狼族 吠えるようにツッコミをする
ミイラ 不問 15 ヘル・チャーチのミイラ セリフは少ないがインパクトは強い
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
ヴァンパイア:人は死んだら生きてた時の記憶が無くなる ヴァンパイア:人は死んだら、人を憎んで人を脅す ヴァンパイア:それが我輩たちの宿命だ ヴァンパイア:そして年に一度、与えられた者が試練を迎える時が来た ヴァンパイア:ハロウィンナイトに祝福を 猫族:にゃはーん!また死んだぞー!こいつは冴えない人間だった! 狼族:冴えねー人間が人間を脅せんのかー? ミイラ:もしかするとバナナジュースは食べ物かもしれない ヴァンパイア:まあ、その時はその時だ かぼちゃ:・・・ん? 猫族:にゃあー!!起きた! かぼちゃ:・・・ここは? ヴァンパイア:ここは死んだ先の世界。ヘル・チャーチと呼ばれる教会だ 狼族:てめーかぼちゃになるなんてよっぽどカスな人間だったんだな! かぼちゃ:・・・人間? 狼族:ワシらは人間だった頃の記憶は無くなるが人間だった頃に何をしたかで格好が決まるんだ 猫族:そうにゃー!だから狼君は凶暴でミイラ君は変人でヴァン君はきっとなんかのリーダーだにゃー 狼族:勝手に決めつけんなよバカ猫 猫族:にゃにー!?バカはお前にゃー! ミイラ:やめろ、私のために争うな 狼族:てめーのために争ってねーよ!バウッ!! かぼちゃ:・・・一体何がなんだか 猫族:おーっとそうだった、君がここにいる理由を言ってなかったね かぼちゃ:僕が・・・いる理由? 猫族:そうにゃ!君は人間界で死んで試練を受けるためにこのヘル・チャーチに来たんだにゃ! かぼちゃ:試練って何? 猫族:そりゃあ簡単な話だにゃー 猫族:君が人間界で残した未練に区切りをつけるにゃ かぼちゃ:もう、何が何だかわかんないよ! かぼちゃ:僕を解放して 狼族:解放なんてされねーよ、てめーは1度死んだんだ かぼちゃ:なんで死んだの?僕はこんなつもりじゃ! 狼族:いいから黙ってろ! ヴァンパイア:おい、あまり乱暴なマネはするな狼 ヴァンパイア:安心してくれ、試練と言ってもまた生きるか死ぬかの二択だ かぼちゃ:試練なんてやりたくないってば! ヴァンパイア:ならばまた死ぬだけだ ヴァンパイア:ここに来たのは先程言った通り、人間界で君は死んでしまったからだ ヴァンパイア:そして君の生き様がかぼちゃの姿となってこの場所に運ばれたのさ ヴァンパイア:試練を突破したくなければこのまま失敗することを選んでもらおう かぼちゃ:失敗することを・・・ かぼちゃ:そうすれば僕は死ねるんだね? ヴァンパイア:もちろんだ 猫族:自ら死を選ぶなんて変わったやつだな 狼族:全くだ!人は生きたくても生きられないものじゃねーのかよ! ミイラ:確かに、ガム踏んだ時の気持ちは絶望だった 狼族:てめーはなんの話ししてんだよ!! ヴァンパイア:まあ、早速ではあるが試練の場所へ行こう ヴァンパイア:君が人間界でどんなことがあったのかは我輩たちは知っている かぼちゃ:な、なんで!?僕に教えてよ! ヴァンパイア:教えるのは試練の場所に行ってからだ かぼちゃ:・・・僕は早く死にたいんだ :試練の場所へ行く ヴァンパイア:さあ、着いたぞ かぼちゃ:・・・ここは? 猫族:にゃーはっは!ここは君のおうちにゃ! かぼちゃ:僕の家? 猫族:そうにゃ!君が未練を残した場所が君のおうち 狼族:ほんとまぬけなやつだなー家で未練残すなんて かぼちゃ:試練は・・・何するの? 狼族:てめーが憎んでた人間を脅す。ただそれだけだ ミイラ:そう、つまり廊下を走ると先生に怒られる 狼族:てめーもう喋んな ミイラ:サバンナは砂漠だ 狼族:喋んなっつてんだ! ミイラ:トトロは存在する 狼族:名セリフを意味深に変えるな!バウッ!! ヴァンパイア:静かにしたまえ、君たち、人間に気づかれたらどうする? 猫族:にゃはは!怒られてやんの〜 狼族:ツッコミ担当がなんで怒られにゃいかんのだ ヴァンパイア:では説明しよう試練の内容はこうだ ヴァンパイア:まず我輩たちは普段お菓子でエネルギーを摂取している かぼちゃ:お菓子? ヴァンパイア:そうだ、チョコやケーキ、飴やクッキーだ 猫族:僕もクッキー持ってるにゃー!食べる? かぼちゃ:う、うん、(ぱくっ) かぼちゃ:お、おいしい! 猫族:だよにゃー! ヴァンパイア:そのためには人間を脅さなければならない ヴァンパイア:トリックオアトリート、イタズラかお菓子か ヴァンパイア:そうやって人間に問いかけるのだ かぼちゃ:どちらかを選んだ時、何をするの? ヴァンパイア:トリートを選択すればお菓子が貰える ヴァンパイア:トリックを選択すればその人間の血を貰え かぼちゃ:・・・血だって? ヴァンパイア:君も一応牙が生えてるはずだ ヴァンパイア:その牙で人間に噛みつき、肉を突き、骨を砕くのだ ヴァンパイア:そうすることで牙から人間の血を貰ってエネルギーに変えることが出来る ヴァンパイア:つまり、我輩たちは人間から貰ったお菓子と血で生きているんだ ヴァンパイア:その手始めに憎んでいた人間にイタズラかお菓子の取り引きを行う ヴァンパイア:それが試練だ かぼちゃ:そ、そんなの人殺しじゃないか 狼族:あめーこと言うんじゃねーよ 狼族:その人間はてめーが憎んだ人間だ 狼族:殺してーくらい憎んで、死んでくれるなら本望だろ 猫族:今回ばかりは狼くんの言う通りにゃ 猫族:君が心から殺したいと思ってた人間に復讐の意味を込めて試練をするんだにゃ! ミイラ:今回ばかりは私の言う通りだ 狼族:てめー何も言ってねーだろ! かぼちゃ:僕が憎んでた人間か・・・ かぼちゃ:どうして僕は死んだんだろう かぼちゃ:今でも死にたいこの感情はなんなんだろう ヴァンパイア:まあ、今は焦らずゆっくりでいいんだ ヴァンパイア:トリックオアトリート。1度言葉に出してみないか? かぼちゃ:と、トリック、オア、トリート 猫族:ぎこちにゃーい!! ミイラ:付き合いたてのカップル 狼族:それは本当にぎこちねーな ヴァンパイア:さあ、家の中に入ろう ヴァンパイア:君が憎んで仕方なかった人間の元へ :家の中に入ると 猫族:この家臭いにゃ 狼族:鼻が利くワシには耐え難いな ミイラ:付き合いたてのカップル 狼族:てめーいつまでそれ言ってんだよ! かぼちゃ:この家に僕が憎んでた人間がいるんだ ヴァンパイア:そうだ、この人間は病を持っている君に生きてる意味がないと罵声を浴びさせていた ヴァンパイア:人間との交流が上手くいかない君に君が無能だからと罵っていた ヴァンパイア:食べ物が食べれなくなった君に皿を投げつけ追い詰めた ヴァンパイア:この人間が君の憎んだ人間 ヴァンパイア:君の母親だ かぼちゃ:僕の母親? ヴァンパイア:そう、君の憎んでいる人間だ 猫族:あ、ちなみに言っておくにゃ 猫族:憎んだ人間にトリックオアトリートと取り引きするのはいいにゃ 猫族:でもね、いきなり噛み付いて殺すのもあり 猫族:復讐がこの試練の条件だからその時点で目的達成にゃ 狼族:悪くねー話だろう? 狼族:憎んでる人間なら噛み砕けばいい。それだけだ ミイラ:怒りを解放しろ かぼちゃ:僕が人を・・・ かぼちゃ:僕が死にたかったその理由がこの人間 かぼちゃ:ヴァンパイアさんが言っていたことが本当なら許せない かぼちゃ:この感情は、この人間のせいなんだ ヴァンパイア:さあ、唱えるんだ :(全員一斉に、出来れば複数回繰り返してほしいです。) ヴァンパイア:トリックオアトリート 猫族:トリックオアトリート 狼族:トリックオアトリート ミイラ:トリックオアトリート かぼちゃ:うわーーー!!!! :かぼちゃは近くに置いていったナイフを取り出し :それを自分の頭に刺した ヴァンパイア:な、何を!? 猫族:にゃああああーー!!!自分で刺した!? 狼族:ばかなことしてんじゃねーよ!そんなことしたら本当に死ぬぞ!? ミイラ:これはまずい かぼちゃ:試練に失敗すれば死ねるって言ったよね? かぼちゃ:じゃあ僕は死にたい かぼちゃ:この死にたい感情を残させてくれた人間に感謝しないと かぼちゃ:人間界で僕が何したかわかんないけど、おばけでも生きるのは辛い かぼちゃ:だからこの世界でも僕は消えたいんだ ヴァンパイア:・・・それが君の選んだ選択なら仕方ない かぼちゃ:うん、さようなら :かぼちゃはそっと目を閉じる 猫族:運が悪いね〜自分から死を選ぶやつはみんなこうなのかにゃ? 狼族:ふっふっふ!血が騒ぐぜ、吠えたい気持ちをどうにか抑えないとな ミイラ:私たちは類友でズッ友でマブ友だ ヴァンパイア:今夜はおいしいワインが飲めそうだね :暗闇の中で陽気な音楽が流れ :パッと明かりが付く 猫族:にゃはははは!おばけの言うこと信じるやつもばかだけど、この子も相当ばかだにゃ! 狼族:わおーーーん!!!いいじゃねーかよ!久しぶりに仲間が増えたんだ ミイラ:久しぶりに包帯取ろうかな? ヴァンパイア:試練突破おめでとう。かぼちゃ君 かぼちゃ:や、やめて・・・殺して 猫族:にゃーーはっはっはっは!!楽しいねー!かぼちゃくん! 狼族:もっと笑えよ!かぼちゃ!試練突破するやつなんてなかなかいねーんだ! 猫族:何百年ぶりだろうね? 狼族:どうでもいいや!今日は気分がいい!愛してるぞ猫! 猫族:にゃはー!!僕も狼くん大好きにゃー! ヴァンパイア:ふっふっふ、君のおかげでみんな大賑わいだよ ヴァンパイア:我輩も祝い事でしか酒は飲まないんだ かぼちゃ:なんで・・・僕は生きてるの? ヴァンパイア:試練を突破したからさ ヴァンパイア:試練の本当の目的は憎い人間よりも自分を憎むこと ヴァンパイア:憎い自分を殺して本物のおばけになることだ ヴァンパイア:もしあそこで人間に姿がバレた途端、君は砂になってしまうところだった ヴァンパイア:君の魂はまだ生きてるけどね ヴァンパイア:君も後にわかってくる、本物のおばけは死なないのさ ヴァンパイア:明日からが我輩たちの本当の仕事が始まる ヴァンパイア:だが今夜だけは・・・ ヴァンパイア:年に一度、試練を与えられた者が試練を突破した ヴァンパイア:ハロウィンナイトに祝福を!! ヴァンパイア:さあ、君も唱えよう! :(全員一斉に、出来れば複数回繰り返してほしいです。) ヴァンパイア:トリックオアトリート 猫族:トリックオアトリート 狼族:トリックオアトリート ミイラ:トリックオアトリート :(静まり返り) かぼちゃ:ははっ!はははははは!!! かぼちゃ:血がほしい!お菓子もほしい!! かぼちゃ:ははっ!!あっはっはっは!! かぼちゃ:早く僕にエネルギーをちょうだい・・・憎い人間たちよ かぼちゃ:トリックオアトリート!!

ヴァンパイア:人は死んだら生きてた時の記憶が無くなる ヴァンパイア:人は死んだら、人を憎んで人を脅す ヴァンパイア:それが我輩たちの宿命だ ヴァンパイア:そして年に一度、与えられた者が試練を迎える時が来た ヴァンパイア:ハロウィンナイトに祝福を 猫族:にゃはーん!また死んだぞー!こいつは冴えない人間だった! 狼族:冴えねー人間が人間を脅せんのかー? ミイラ:もしかするとバナナジュースは食べ物かもしれない ヴァンパイア:まあ、その時はその時だ かぼちゃ:・・・ん? 猫族:にゃあー!!起きた! かぼちゃ:・・・ここは? ヴァンパイア:ここは死んだ先の世界。ヘル・チャーチと呼ばれる教会だ 狼族:てめーかぼちゃになるなんてよっぽどカスな人間だったんだな! かぼちゃ:・・・人間? 狼族:ワシらは人間だった頃の記憶は無くなるが人間だった頃に何をしたかで格好が決まるんだ 猫族:そうにゃー!だから狼君は凶暴でミイラ君は変人でヴァン君はきっとなんかのリーダーだにゃー 狼族:勝手に決めつけんなよバカ猫 猫族:にゃにー!?バカはお前にゃー! ミイラ:やめろ、私のために争うな 狼族:てめーのために争ってねーよ!バウッ!! かぼちゃ:・・・一体何がなんだか 猫族:おーっとそうだった、君がここにいる理由を言ってなかったね かぼちゃ:僕が・・・いる理由? 猫族:そうにゃ!君は人間界で死んで試練を受けるためにこのヘル・チャーチに来たんだにゃ! かぼちゃ:試練って何? 猫族:そりゃあ簡単な話だにゃー 猫族:君が人間界で残した未練に区切りをつけるにゃ かぼちゃ:もう、何が何だかわかんないよ! かぼちゃ:僕を解放して 狼族:解放なんてされねーよ、てめーは1度死んだんだ かぼちゃ:なんで死んだの?僕はこんなつもりじゃ! 狼族:いいから黙ってろ! ヴァンパイア:おい、あまり乱暴なマネはするな狼 ヴァンパイア:安心してくれ、試練と言ってもまた生きるか死ぬかの二択だ かぼちゃ:試練なんてやりたくないってば! ヴァンパイア:ならばまた死ぬだけだ ヴァンパイア:ここに来たのは先程言った通り、人間界で君は死んでしまったからだ ヴァンパイア:そして君の生き様がかぼちゃの姿となってこの場所に運ばれたのさ ヴァンパイア:試練を突破したくなければこのまま失敗することを選んでもらおう かぼちゃ:失敗することを・・・ かぼちゃ:そうすれば僕は死ねるんだね? ヴァンパイア:もちろんだ 猫族:自ら死を選ぶなんて変わったやつだな 狼族:全くだ!人は生きたくても生きられないものじゃねーのかよ! ミイラ:確かに、ガム踏んだ時の気持ちは絶望だった 狼族:てめーはなんの話ししてんだよ!! ヴァンパイア:まあ、早速ではあるが試練の場所へ行こう ヴァンパイア:君が人間界でどんなことがあったのかは我輩たちは知っている かぼちゃ:な、なんで!?僕に教えてよ! ヴァンパイア:教えるのは試練の場所に行ってからだ かぼちゃ:・・・僕は早く死にたいんだ :試練の場所へ行く ヴァンパイア:さあ、着いたぞ かぼちゃ:・・・ここは? 猫族:にゃーはっは!ここは君のおうちにゃ! かぼちゃ:僕の家? 猫族:そうにゃ!君が未練を残した場所が君のおうち 狼族:ほんとまぬけなやつだなー家で未練残すなんて かぼちゃ:試練は・・・何するの? 狼族:てめーが憎んでた人間を脅す。ただそれだけだ ミイラ:そう、つまり廊下を走ると先生に怒られる 狼族:てめーもう喋んな ミイラ:サバンナは砂漠だ 狼族:喋んなっつてんだ! ミイラ:トトロは存在する 狼族:名セリフを意味深に変えるな!バウッ!! ヴァンパイア:静かにしたまえ、君たち、人間に気づかれたらどうする? 猫族:にゃはは!怒られてやんの〜 狼族:ツッコミ担当がなんで怒られにゃいかんのだ ヴァンパイア:では説明しよう試練の内容はこうだ ヴァンパイア:まず我輩たちは普段お菓子でエネルギーを摂取している かぼちゃ:お菓子? ヴァンパイア:そうだ、チョコやケーキ、飴やクッキーだ 猫族:僕もクッキー持ってるにゃー!食べる? かぼちゃ:う、うん、(ぱくっ) かぼちゃ:お、おいしい! 猫族:だよにゃー! ヴァンパイア:そのためには人間を脅さなければならない ヴァンパイア:トリックオアトリート、イタズラかお菓子か ヴァンパイア:そうやって人間に問いかけるのだ かぼちゃ:どちらかを選んだ時、何をするの? ヴァンパイア:トリートを選択すればお菓子が貰える ヴァンパイア:トリックを選択すればその人間の血を貰え かぼちゃ:・・・血だって? ヴァンパイア:君も一応牙が生えてるはずだ ヴァンパイア:その牙で人間に噛みつき、肉を突き、骨を砕くのだ ヴァンパイア:そうすることで牙から人間の血を貰ってエネルギーに変えることが出来る ヴァンパイア:つまり、我輩たちは人間から貰ったお菓子と血で生きているんだ ヴァンパイア:その手始めに憎んでいた人間にイタズラかお菓子の取り引きを行う ヴァンパイア:それが試練だ かぼちゃ:そ、そんなの人殺しじゃないか 狼族:あめーこと言うんじゃねーよ 狼族:その人間はてめーが憎んだ人間だ 狼族:殺してーくらい憎んで、死んでくれるなら本望だろ 猫族:今回ばかりは狼くんの言う通りにゃ 猫族:君が心から殺したいと思ってた人間に復讐の意味を込めて試練をするんだにゃ! ミイラ:今回ばかりは私の言う通りだ 狼族:てめー何も言ってねーだろ! かぼちゃ:僕が憎んでた人間か・・・ かぼちゃ:どうして僕は死んだんだろう かぼちゃ:今でも死にたいこの感情はなんなんだろう ヴァンパイア:まあ、今は焦らずゆっくりでいいんだ ヴァンパイア:トリックオアトリート。1度言葉に出してみないか? かぼちゃ:と、トリック、オア、トリート 猫族:ぎこちにゃーい!! ミイラ:付き合いたてのカップル 狼族:それは本当にぎこちねーな ヴァンパイア:さあ、家の中に入ろう ヴァンパイア:君が憎んで仕方なかった人間の元へ :家の中に入ると 猫族:この家臭いにゃ 狼族:鼻が利くワシには耐え難いな ミイラ:付き合いたてのカップル 狼族:てめーいつまでそれ言ってんだよ! かぼちゃ:この家に僕が憎んでた人間がいるんだ ヴァンパイア:そうだ、この人間は病を持っている君に生きてる意味がないと罵声を浴びさせていた ヴァンパイア:人間との交流が上手くいかない君に君が無能だからと罵っていた ヴァンパイア:食べ物が食べれなくなった君に皿を投げつけ追い詰めた ヴァンパイア:この人間が君の憎んだ人間 ヴァンパイア:君の母親だ かぼちゃ:僕の母親? ヴァンパイア:そう、君の憎んでいる人間だ 猫族:あ、ちなみに言っておくにゃ 猫族:憎んだ人間にトリックオアトリートと取り引きするのはいいにゃ 猫族:でもね、いきなり噛み付いて殺すのもあり 猫族:復讐がこの試練の条件だからその時点で目的達成にゃ 狼族:悪くねー話だろう? 狼族:憎んでる人間なら噛み砕けばいい。それだけだ ミイラ:怒りを解放しろ かぼちゃ:僕が人を・・・ かぼちゃ:僕が死にたかったその理由がこの人間 かぼちゃ:ヴァンパイアさんが言っていたことが本当なら許せない かぼちゃ:この感情は、この人間のせいなんだ ヴァンパイア:さあ、唱えるんだ :(全員一斉に、出来れば複数回繰り返してほしいです。) ヴァンパイア:トリックオアトリート 猫族:トリックオアトリート 狼族:トリックオアトリート ミイラ:トリックオアトリート かぼちゃ:うわーーー!!!! :かぼちゃは近くに置いていったナイフを取り出し :それを自分の頭に刺した ヴァンパイア:な、何を!? 猫族:にゃああああーー!!!自分で刺した!? 狼族:ばかなことしてんじゃねーよ!そんなことしたら本当に死ぬぞ!? ミイラ:これはまずい かぼちゃ:試練に失敗すれば死ねるって言ったよね? かぼちゃ:じゃあ僕は死にたい かぼちゃ:この死にたい感情を残させてくれた人間に感謝しないと かぼちゃ:人間界で僕が何したかわかんないけど、おばけでも生きるのは辛い かぼちゃ:だからこの世界でも僕は消えたいんだ ヴァンパイア:・・・それが君の選んだ選択なら仕方ない かぼちゃ:うん、さようなら :かぼちゃはそっと目を閉じる 猫族:運が悪いね〜自分から死を選ぶやつはみんなこうなのかにゃ? 狼族:ふっふっふ!血が騒ぐぜ、吠えたい気持ちをどうにか抑えないとな ミイラ:私たちは類友でズッ友でマブ友だ ヴァンパイア:今夜はおいしいワインが飲めそうだね :暗闇の中で陽気な音楽が流れ :パッと明かりが付く 猫族:にゃはははは!おばけの言うこと信じるやつもばかだけど、この子も相当ばかだにゃ! 狼族:わおーーーん!!!いいじゃねーかよ!久しぶりに仲間が増えたんだ ミイラ:久しぶりに包帯取ろうかな? ヴァンパイア:試練突破おめでとう。かぼちゃ君 かぼちゃ:や、やめて・・・殺して 猫族:にゃーーはっはっはっは!!楽しいねー!かぼちゃくん! 狼族:もっと笑えよ!かぼちゃ!試練突破するやつなんてなかなかいねーんだ! 猫族:何百年ぶりだろうね? 狼族:どうでもいいや!今日は気分がいい!愛してるぞ猫! 猫族:にゃはー!!僕も狼くん大好きにゃー! ヴァンパイア:ふっふっふ、君のおかげでみんな大賑わいだよ ヴァンパイア:我輩も祝い事でしか酒は飲まないんだ かぼちゃ:なんで・・・僕は生きてるの? ヴァンパイア:試練を突破したからさ ヴァンパイア:試練の本当の目的は憎い人間よりも自分を憎むこと ヴァンパイア:憎い自分を殺して本物のおばけになることだ ヴァンパイア:もしあそこで人間に姿がバレた途端、君は砂になってしまうところだった ヴァンパイア:君の魂はまだ生きてるけどね ヴァンパイア:君も後にわかってくる、本物のおばけは死なないのさ ヴァンパイア:明日からが我輩たちの本当の仕事が始まる ヴァンパイア:だが今夜だけは・・・ ヴァンパイア:年に一度、試練を与えられた者が試練を突破した ヴァンパイア:ハロウィンナイトに祝福を!! ヴァンパイア:さあ、君も唱えよう! :(全員一斉に、出来れば複数回繰り返してほしいです。) ヴァンパイア:トリックオアトリート 猫族:トリックオアトリート 狼族:トリックオアトリート ミイラ:トリックオアトリート :(静まり返り) かぼちゃ:ははっ!はははははは!!! かぼちゃ:血がほしい!お菓子もほしい!! かぼちゃ:ははっ!!あっはっはっは!! かぼちゃ:早く僕にエネルギーをちょうだい・・・憎い人間たちよ かぼちゃ:トリックオアトリート!!