台本概要

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タイトル 鳥と枝 (男1女1)
作者名 のんのん  (@DUL99zipD8dj1tL)
ジャンル ラブストーリー
演者人数 2人用台本(男1、女1)
時間 10 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 別れた男女が寄りを戻す短い話
さっと会話劇を楽しめればと思います

設定に関する指定は特にありません
場所や性格などなどはお好きに設定してください

確定していることは・・・
・男は女にフラれた過去がある
・男は未練が捨てきれずに再度アクションを起こす
以上です

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
37 女にフラれた過去がある
37 男をフッた過去がある
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
0: タイトル~~鳥と枝 0: 男: 久しぶりだな 女: そうね 男: どうだ?元気にしてるか? 女: ええ、まあ。あなたは? 男: 俺も、まずまず、、かな 0: 女: ここ、昔来たわよね? 男: そうだな。覚えててくれたんだ 女: 似合わないクサい台詞で告白してくれた場所よ?忘れるわけないわよ 男: ははは、そんなこともあったな 女: それで?どうしてここに?まさかまたクサい台詞で笑わせてくれるのかしら? 男: 笑わせる自信はないが、クサい台詞を吐ける自信はある 女: 何それ?別れて1年も経つのにまだ私に未練があるの? 男: ん、、まぁ、、な 女: よしてよ。 男: この間に何人もの女に出会ってみたけど、お前のように愛せる女は居なかった 女: あら、逃した魚の大きさに気がついて、慌ててまたのこのこ掬いに来たのね? 男: お前は魚じゃないよ、、、そうだな、鳥だ 女: 鳥? 男: そう、大空を自由に飛び回る、鳥。美しい羽と鳴き声で、地べたを這い回る俺のようなヤツに空を意識させてくれる鳥だ 女: あら?じゃあ住む世界が違うんだから、手に入れられないんじゃない? 男: だな。でも鳥だって常に空を飛んではいられない。時々休む枝が必要だ 女: それがあなた?目を離すとすぐ色んな鳥がとまりに来る節操のない枝なのに? 男: ふっ、これは手厳しい 0: 女: その鳥が羽を休めに来なくなったのは、その枝のせいですもの。当然よ 男: そう、でも気がついたんだ。お前ほど傍に居て欲しいと思う鳥はいないってことにな 女: でもその手癖の悪さはもう懲り懲りだって鳥は歌ってるわよ 0: 男: ああ、だから俺は決めたんだ 女: 何を? 男: 今日は笑わせるクサい台詞はやめて、真剣な告白をしようって 女: そんなの信じられないわ 男: だよな。それでも、届かないとしても、もう後悔はしたくないんだ。だから、、、 女: だから? 男: 結婚しよう 女: 、、、え? 男: だから、結婚しよう 女: ちょ、ちょっと待ってよ。1年ぶりに呼び出して、何いきなりプロポーズしてるのよ?バカなの? 男: 至って真剣だよ 女: さっきの話聞いてた? 男: 聞いてたよ 女: なら今さら手癖の悪いあなたをまた信じられる訳がないってことくらい分かるわよね? 男: そうだな 女: ならもうこの話はおしまい。ちっとも笑えなかったし、、(ちょっとは期待した私が馬鹿だったわ) 0: 男: まぁ待てよ 女: なに?まだなにか? 男: このスマホ 女: それがどうしたの? 男: これを、こうする 女: ちょっと!なにやってるのよ!完全にビールに浸かっちゃったじゃない! 男: ん?今までの俺を捨てたんだよ 女: ちょっと、、、ホントあなた馬鹿なのね 男: 過去を全部捨てるって覚悟を示す方法がこれくらいしか思いつかなくてな 女: じゃあこれから私とどうやって連絡取るのよ? 男: あ、そこまで考えてなかった 女: 呆れた、、、。それに仕事は? 男: 仕事、、、あ!やばい!(スマホをサルベージする)駄目だ、、電源が入らないぞ。 男: どうしよう明日の仕事。名刺はあるけど固定電話も無いんだった…。あ、公衆電話ってどこにあったっけ?? 女: ぷっ 男: え? 女: ぷはははは! 男: いや、笑い事じゃないんだってば 女: (とても笑っている) 男: やばい、ほんとにどうしよう… 女: (ひとしきり笑ってから)あなたの馬鹿さは相変わらずね 男: え?ああ、うん 女: 仕方がないわね、なら、明日の朝、私のスマホから連絡すればいいじゃない 男: え? 女: だから、明日よ。何度も言わせないでよ、ばか 男: それって、つまり、、、 女: うるさいわね。説明させる気? 男: あ、いや 女: でも勘違いしないでね。私はあなたにとまるんじゃないわよ。 男: どういうことだ? 女: あなたという枝をポキっと折って、これからはクッション代わりに使ってやるって言ってるの。 男: あー、よく分からないんだが、一先ず今夜は一緒に眠れるってことで良いんだよな? 女: うるさいわね、ほら、さっさと行くわよ! 0: ~~~FIN~~~

0: タイトル~~鳥と枝 0: 男: 久しぶりだな 女: そうね 男: どうだ?元気にしてるか? 女: ええ、まあ。あなたは? 男: 俺も、まずまず、、かな 0: 女: ここ、昔来たわよね? 男: そうだな。覚えててくれたんだ 女: 似合わないクサい台詞で告白してくれた場所よ?忘れるわけないわよ 男: ははは、そんなこともあったな 女: それで?どうしてここに?まさかまたクサい台詞で笑わせてくれるのかしら? 男: 笑わせる自信はないが、クサい台詞を吐ける自信はある 女: 何それ?別れて1年も経つのにまだ私に未練があるの? 男: ん、、まぁ、、な 女: よしてよ。 男: この間に何人もの女に出会ってみたけど、お前のように愛せる女は居なかった 女: あら、逃した魚の大きさに気がついて、慌ててまたのこのこ掬いに来たのね? 男: お前は魚じゃないよ、、、そうだな、鳥だ 女: 鳥? 男: そう、大空を自由に飛び回る、鳥。美しい羽と鳴き声で、地べたを這い回る俺のようなヤツに空を意識させてくれる鳥だ 女: あら?じゃあ住む世界が違うんだから、手に入れられないんじゃない? 男: だな。でも鳥だって常に空を飛んではいられない。時々休む枝が必要だ 女: それがあなた?目を離すとすぐ色んな鳥がとまりに来る節操のない枝なのに? 男: ふっ、これは手厳しい 0: 女: その鳥が羽を休めに来なくなったのは、その枝のせいですもの。当然よ 男: そう、でも気がついたんだ。お前ほど傍に居て欲しいと思う鳥はいないってことにな 女: でもその手癖の悪さはもう懲り懲りだって鳥は歌ってるわよ 0: 男: ああ、だから俺は決めたんだ 女: 何を? 男: 今日は笑わせるクサい台詞はやめて、真剣な告白をしようって 女: そんなの信じられないわ 男: だよな。それでも、届かないとしても、もう後悔はしたくないんだ。だから、、、 女: だから? 男: 結婚しよう 女: 、、、え? 男: だから、結婚しよう 女: ちょ、ちょっと待ってよ。1年ぶりに呼び出して、何いきなりプロポーズしてるのよ?バカなの? 男: 至って真剣だよ 女: さっきの話聞いてた? 男: 聞いてたよ 女: なら今さら手癖の悪いあなたをまた信じられる訳がないってことくらい分かるわよね? 男: そうだな 女: ならもうこの話はおしまい。ちっとも笑えなかったし、、(ちょっとは期待した私が馬鹿だったわ) 0: 男: まぁ待てよ 女: なに?まだなにか? 男: このスマホ 女: それがどうしたの? 男: これを、こうする 女: ちょっと!なにやってるのよ!完全にビールに浸かっちゃったじゃない! 男: ん?今までの俺を捨てたんだよ 女: ちょっと、、、ホントあなた馬鹿なのね 男: 過去を全部捨てるって覚悟を示す方法がこれくらいしか思いつかなくてな 女: じゃあこれから私とどうやって連絡取るのよ? 男: あ、そこまで考えてなかった 女: 呆れた、、、。それに仕事は? 男: 仕事、、、あ!やばい!(スマホをサルベージする)駄目だ、、電源が入らないぞ。 男: どうしよう明日の仕事。名刺はあるけど固定電話も無いんだった…。あ、公衆電話ってどこにあったっけ?? 女: ぷっ 男: え? 女: ぷはははは! 男: いや、笑い事じゃないんだってば 女: (とても笑っている) 男: やばい、ほんとにどうしよう… 女: (ひとしきり笑ってから)あなたの馬鹿さは相変わらずね 男: え?ああ、うん 女: 仕方がないわね、なら、明日の朝、私のスマホから連絡すればいいじゃない 男: え? 女: だから、明日よ。何度も言わせないでよ、ばか 男: それって、つまり、、、 女: うるさいわね。説明させる気? 男: あ、いや 女: でも勘違いしないでね。私はあなたにとまるんじゃないわよ。 男: どういうことだ? 女: あなたという枝をポキっと折って、これからはクッション代わりに使ってやるって言ってるの。 男: あー、よく分からないんだが、一先ず今夜は一緒に眠れるってことで良いんだよな? 女: うるさいわね、ほら、さっさと行くわよ! 0: ~~~FIN~~~