台本概要
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タイトル | パパパパ!アイラブユー!(3人ですが男1女1です) |
---|---|
作者名 | のんのん (@DUL99zipD8dj1tL) |
ジャンル | ラブストーリー |
演者人数 | 3人用台本(男2、女1) |
時間 | 10 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
純麗(すみれ)はお父様(先生)が大好き! でも父の前では良い娘を演じています。 ある特殊な能力を持つ彼女は 甘えたい気持ちを解消するため 脳内に理想のお父様を生み出しました! そんな彼女と想像お父様、そして本物のお父様が織りなす ショートラブ?ストーリー ※お父様と先生は兼ね役です 84 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
純麗 | 女 | 38 | お父様(先生)大好き娘。でも隠してる。 |
お父様 | 男 | 28 | 純麗が生み出した想像のお父様。ラブ。 |
先生 | 男 | 11 | 父。実は父娘に血の繋がりはない。 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
純麗:お父様こんばんわ
純麗:そこにいらっしゃるのはわかっていますわ
お父様:さすがだね、我が娘
純麗:だってお父様は私が作り出した幻影ですもの
純麗:私が望む時にいらっしゃらないなんてあり得ませんわ
お父様:ということは、また私のモデルである「先生」は、満足の行くご褒美を我が娘にもたらさなかったということかね
純麗:ええそうよ
純麗:先生ったら、私の力を惜しみなく使っておいて、
純麗:終わったらすぐ労いもなく紅茶を入れさせるのだから、
純麗:冷たいったらないわ
純麗:「良くやった!」と頭を撫で回しても宜しいのに
お父様:しかしその紅茶を喜々として入れ、彼の口元に運ばれる様を、
お父様:もじもじと微笑みながら見ているのだから君は生粋の、、、
純麗:やめて
純麗:言われなくても分かってますよーだ
お父様:おや、やっと子供らしくなったな
純麗:もう!ほんとに先生ったら娘の気持ちが分かってないんだから!
お父様:それはどちらのことだい?
お父様:私か?それとも先生?
純麗:どっちもよ
お父様:私は分かっている筈なんだがね?
お父様:ほら、もうベッドに腰を掛けて、君の頭が膝に乗るのを待っているよ?
純麗:あーっ、もう!
純麗:(バフッ)
純麗:私は先生のために存在しているんだから、どう扱っても結構だわ
純麗:でも偶にはご褒美をくれないと、飼い猫だって帰ってこなくなるものよ
お父様:そうならないための私ではないのかな?
純麗:ええ!そうね!
純麗:私が生み出したのに、まるで先生にイジメられてる気分だわ
お父様:はて?それがお望みだと思っていたのだが、違うのかね?
純麗:きゃー!もう!
純麗:そうよそうよ!あの冷たい物言いを浴びながら、
純麗:時折見せる優しさが薬膳のように心と体をポカポカにしてくれる
純麗:その瞬間がたまらなく好きですよーだ
お父様:やれやれ、ウチの娘は大層ご立派な変態さんのようだ
純麗:お父様を先生の記憶から作り出した時点で十分理解してますわ
お父様:そうだったね
お父様:私は先生の万年筆から得た記憶
お父様:日々使っているものだから、とても濃い記憶だ
純麗:そうよ
純麗:でないと完璧に近い先生を生み出せないんですもの
お父様:しかし君たちは不思議だね
純麗:何が?
お父様:お互い思い合っているのに、お互いが壁を作っている
お父様:さながらカルカソンヌとゲッティンゲンといったところかね?
純麗:やめてもらえるかしら?
純麗:フランスとドイツだと、根っこの部分では交わらないじゃないの
お父様:これはこれは
お父様:我が娘はとうやら博識のようだ
純麗:もう!先生みたいな物言いはやめてもらえるかしら
お父様:これが好きなのだろう?
純麗:うぐっ、、、否定はしないわ
純麗:でも今は甘やかして欲しいの
お父様:やれやれ
お父様:うちのお姫様にも困ったものだね
純麗:さぁ、頭を撫でつつポンポンなさい
お父様:ふふふ、注文が多いね
お父様:では、、、
お父様:(ポンポンと撫で撫で)
純麗:あーーーーっ、癒やされる、、、
お父様:よく頑張ったね
純麗:うん
お父様:とても私の役に立ったよ
純麗:うん
お父様:いつもありがとう
純麗:へへへ
お父様:私はお前なしでは居られないよ
純麗:でしょ?
純麗:じゃあ、ぎゅってして
お父様:こうか?
純麗:んーーーっ!もっと強く!
お父様:これくらいかね?
純麗:お父様!大好き!
先生:どうしたんだい大きな声を出して?
先生:眠れないのか?
純麗:えっ!?
純麗:せ、、、先生??
先生:部屋の前を通ったら、、その、、お父様が、、どうとか、、
純麗:えっ、、、と、、あ!
純麗:私、いつの間にか眠ってしまったのね!
純麗:寝言よ、先生、寝言ですの!
先生:そうか、いやその、私をお父様と呼ぶのはお前らしくないというか、
先生:それに、どうも照れ臭い言葉も聞こえたものだからね、、
純麗:あはは、おほほほ
純麗:夢の中では子どもらしくしていたんでしょうね
先生:なるほど
先生:いつも仕事を手伝って貰っているからね
先生:どうしても大人との付き合いが多くなってしまう
先生:やはり学校にでも通って、同世代の友人と過ごす方が良いのではないかな?
純麗:いいえ先生
純麗:私は先生に恩返しをするためにもこの力を使って
純麗:常にお仕事を手伝っていきたいと思っていますわ
お父様:(小声で)おいおい、ここはベッドルームだぞ?
お父様:素直に私と一時も離れたくないと言えばいいではないか?
純麗:お父様は黙って!
先生:ん?私はまだ何も、、、
純麗:あ!いえ、違いますわ!これは!その、、
純麗:先生が学校という学びのない場所に行かせようと提案なさるから
純麗:つい声を荒らげてしまいましたの
先生:そうか、そんなに嫌だったのか、、
先生:これは良くない提案だったようだ、忘れてくれ
先生:そしてこれからもよろしく頼む
純麗:はい!先生!
お父様:(小声で)しかし彼も彼だな
お父様:学校になどやりたくないのに、断って欲しい提案をするなんて
お父様:なんと素直でないことだろう
純麗:えっ?!
先生:ん?
純麗:いえ!あの、、、あ!先生、襟が片方立っていますわ
純麗:直して差し上げますね
先生:ありがとう
お父様:(小声で)よし、ではそのまま接吻をしてしまいなさい
純麗:ひんっ!!!
先生:ど、どうしたんだ?
純麗:いえ、なんでもありません
純麗:ではもう遅いので先生もお休み下さい
先生:そ、そうだね、睡眠は脳髄液の流れが活発になるからね
先生:邪なタンパクは早く洗い流さなければいけない
純麗:脳髄液、、ですか?
先生:いや、な、なんでもない
先生:で、ではお休み
0:→部屋を出る
純麗:ちょっとお父様!
純麗:余計なことをチョコチョコ挟んでくるのはやめてもらえます!?
純麗:しかも接吻をしろだなんてはしたない
純麗:お陰で神経がすり減りましたわ!
お父様:ふふふ
お父様:二人を見ているともどかしいからね
お父様:彼が君に襟を直される際に顔を赤くしていたのは見ものだったよ
純麗:そうなんですの?!
お父様:うむ
お父様:彼は視覚で得た君のうなじに魅力を感じ、
お父様:睡眠促進細胞に早くギャバを生成しろと促しているようだったね
純麗:そんな!
純麗:気が付きませんでしたわ!
純麗:ではやはり先生も私のことを意識されて、、
純麗:しかもうなじだなんて、、うふふ、うふふふ、、、、
純麗:(笑いながら声をフェイドアウトしつつ眠る)
純麗:(寝息)
お父様:やれやれ、二人共素直ではないね
お父様:彼らが一緒になって、私が万年筆の記憶に戻れる日はいつ訪れるのだろうね、、、
0:
0: 【おしまい】
純麗:お父様こんばんわ
純麗:そこにいらっしゃるのはわかっていますわ
お父様:さすがだね、我が娘
純麗:だってお父様は私が作り出した幻影ですもの
純麗:私が望む時にいらっしゃらないなんてあり得ませんわ
お父様:ということは、また私のモデルである「先生」は、満足の行くご褒美を我が娘にもたらさなかったということかね
純麗:ええそうよ
純麗:先生ったら、私の力を惜しみなく使っておいて、
純麗:終わったらすぐ労いもなく紅茶を入れさせるのだから、
純麗:冷たいったらないわ
純麗:「良くやった!」と頭を撫で回しても宜しいのに
お父様:しかしその紅茶を喜々として入れ、彼の口元に運ばれる様を、
お父様:もじもじと微笑みながら見ているのだから君は生粋の、、、
純麗:やめて
純麗:言われなくても分かってますよーだ
お父様:おや、やっと子供らしくなったな
純麗:もう!ほんとに先生ったら娘の気持ちが分かってないんだから!
お父様:それはどちらのことだい?
お父様:私か?それとも先生?
純麗:どっちもよ
お父様:私は分かっている筈なんだがね?
お父様:ほら、もうベッドに腰を掛けて、君の頭が膝に乗るのを待っているよ?
純麗:あーっ、もう!
純麗:(バフッ)
純麗:私は先生のために存在しているんだから、どう扱っても結構だわ
純麗:でも偶にはご褒美をくれないと、飼い猫だって帰ってこなくなるものよ
お父様:そうならないための私ではないのかな?
純麗:ええ!そうね!
純麗:私が生み出したのに、まるで先生にイジメられてる気分だわ
お父様:はて?それがお望みだと思っていたのだが、違うのかね?
純麗:きゃー!もう!
純麗:そうよそうよ!あの冷たい物言いを浴びながら、
純麗:時折見せる優しさが薬膳のように心と体をポカポカにしてくれる
純麗:その瞬間がたまらなく好きですよーだ
お父様:やれやれ、ウチの娘は大層ご立派な変態さんのようだ
純麗:お父様を先生の記憶から作り出した時点で十分理解してますわ
お父様:そうだったね
お父様:私は先生の万年筆から得た記憶
お父様:日々使っているものだから、とても濃い記憶だ
純麗:そうよ
純麗:でないと完璧に近い先生を生み出せないんですもの
お父様:しかし君たちは不思議だね
純麗:何が?
お父様:お互い思い合っているのに、お互いが壁を作っている
お父様:さながらカルカソンヌとゲッティンゲンといったところかね?
純麗:やめてもらえるかしら?
純麗:フランスとドイツだと、根っこの部分では交わらないじゃないの
お父様:これはこれは
お父様:我が娘はとうやら博識のようだ
純麗:もう!先生みたいな物言いはやめてもらえるかしら
お父様:これが好きなのだろう?
純麗:うぐっ、、、否定はしないわ
純麗:でも今は甘やかして欲しいの
お父様:やれやれ
お父様:うちのお姫様にも困ったものだね
純麗:さぁ、頭を撫でつつポンポンなさい
お父様:ふふふ、注文が多いね
お父様:では、、、
お父様:(ポンポンと撫で撫で)
純麗:あーーーーっ、癒やされる、、、
お父様:よく頑張ったね
純麗:うん
お父様:とても私の役に立ったよ
純麗:うん
お父様:いつもありがとう
純麗:へへへ
お父様:私はお前なしでは居られないよ
純麗:でしょ?
純麗:じゃあ、ぎゅってして
お父様:こうか?
純麗:んーーーっ!もっと強く!
お父様:これくらいかね?
純麗:お父様!大好き!
先生:どうしたんだい大きな声を出して?
先生:眠れないのか?
純麗:えっ!?
純麗:せ、、、先生??
先生:部屋の前を通ったら、、その、、お父様が、、どうとか、、
純麗:えっ、、、と、、あ!
純麗:私、いつの間にか眠ってしまったのね!
純麗:寝言よ、先生、寝言ですの!
先生:そうか、いやその、私をお父様と呼ぶのはお前らしくないというか、
先生:それに、どうも照れ臭い言葉も聞こえたものだからね、、
純麗:あはは、おほほほ
純麗:夢の中では子どもらしくしていたんでしょうね
先生:なるほど
先生:いつも仕事を手伝って貰っているからね
先生:どうしても大人との付き合いが多くなってしまう
先生:やはり学校にでも通って、同世代の友人と過ごす方が良いのではないかな?
純麗:いいえ先生
純麗:私は先生に恩返しをするためにもこの力を使って
純麗:常にお仕事を手伝っていきたいと思っていますわ
お父様:(小声で)おいおい、ここはベッドルームだぞ?
お父様:素直に私と一時も離れたくないと言えばいいではないか?
純麗:お父様は黙って!
先生:ん?私はまだ何も、、、
純麗:あ!いえ、違いますわ!これは!その、、
純麗:先生が学校という学びのない場所に行かせようと提案なさるから
純麗:つい声を荒らげてしまいましたの
先生:そうか、そんなに嫌だったのか、、
先生:これは良くない提案だったようだ、忘れてくれ
先生:そしてこれからもよろしく頼む
純麗:はい!先生!
お父様:(小声で)しかし彼も彼だな
お父様:学校になどやりたくないのに、断って欲しい提案をするなんて
お父様:なんと素直でないことだろう
純麗:えっ?!
先生:ん?
純麗:いえ!あの、、、あ!先生、襟が片方立っていますわ
純麗:直して差し上げますね
先生:ありがとう
お父様:(小声で)よし、ではそのまま接吻をしてしまいなさい
純麗:ひんっ!!!
先生:ど、どうしたんだ?
純麗:いえ、なんでもありません
純麗:ではもう遅いので先生もお休み下さい
先生:そ、そうだね、睡眠は脳髄液の流れが活発になるからね
先生:邪なタンパクは早く洗い流さなければいけない
純麗:脳髄液、、ですか?
先生:いや、な、なんでもない
先生:で、ではお休み
0:→部屋を出る
純麗:ちょっとお父様!
純麗:余計なことをチョコチョコ挟んでくるのはやめてもらえます!?
純麗:しかも接吻をしろだなんてはしたない
純麗:お陰で神経がすり減りましたわ!
お父様:ふふふ
お父様:二人を見ているともどかしいからね
お父様:彼が君に襟を直される際に顔を赤くしていたのは見ものだったよ
純麗:そうなんですの?!
お父様:うむ
お父様:彼は視覚で得た君のうなじに魅力を感じ、
お父様:睡眠促進細胞に早くギャバを生成しろと促しているようだったね
純麗:そんな!
純麗:気が付きませんでしたわ!
純麗:ではやはり先生も私のことを意識されて、、
純麗:しかもうなじだなんて、、うふふ、うふふふ、、、、
純麗:(笑いながら声をフェイドアウトしつつ眠る)
純麗:(寝息)
お父様:やれやれ、二人共素直ではないね
お父様:彼らが一緒になって、私が万年筆の記憶に戻れる日はいつ訪れるのだろうね、、、
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0: 【おしまい】