台本概要
126 views
タイトル | 第二話 りすのぼうしやさん ~やまぶきいろシリーズより~ |
---|---|
作者名 | 桜美さくら (@Omi_Sakura1007) |
ジャンル | 童話 |
演者人数 | 1人用台本(不問1) |
時間 | 10 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
絵のない絵本 やまぶきいろシリーズ 第二話 りすのほうしやさん あわてんぼうのりすさんは バタバタお店の中を走り回っています どうしたのでしょう? 一緒に様子を見てみましょう 性別不問・年齢設定演者と同期・読み聞かせ◎ 優しく読む◎・寝落ち睡眠導入◎ 126 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
語り手 | 不問 | 12 | やまぶきいろの世界を伝えます ※動物さん達が複数出てきますが声変更自由 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
語り手:はーい。ここに集まってください。
語り手:今から「りすのぼうしやさん」って絵本を読みますよ。
語り手:みんな静かに聞いてくださいね。分かりましたか。
0:(ページをめくる)
語り手:『りすのぼうしやさん』
語り手:深い深い山の奥に
語り手:動物たちがゆかいに暮らす
語り手:小さな村がありました
語り手:村の名前は「やまぶきいろ」
:(ページをめくる)
りすさん:「あれぇ、ここに置いたはずなのにな」
語り手:この声は村のあわてんぼう
語り手:りすのぼうしやさんです
語り手:入口が少し開いた扉と
語り手:丸いかんばんには
語り手:【りすぼうし】と書いてあります
語り手:バタバタドタバタ
語り手:おや、りすさん大丈夫でしょうか
語り手:何かを失くしたのか
語り手:テーブルの上にある帽子用生地や
語り手:ミシン台の下を行ったり来たり
語り手:大きな大きな切り株で出来た
語り手:可愛らしいお店ですが
語り手:探し物が見当たらないりすさんは
語り手:お店中散らかしていました
:(ページをめくる)
語り手:りすさんはとても美しい帽子を
語り手:作ることで有名です
語り手:ふくろうのおじさんが
語り手:大切な時にかぶっていた
語り手:黒いピカピカの帽子を作ったのも
語り手:りすさんです
語り手:ふくろうのおじさんは
語り手:とてもとても喜んでいて
語り手:大切な時は必ずりすさんの
語り手:帽子を使うと話してくれました
:(ページをめくる)
りすさん:「・・・あった!」
語り手:おやおや。
語り手:りすさんは探していた物が
語り手:見つかったのでしょうか
語り手:とても元気なお声で
語り手:外にいた小鳥が
語り手:びっくりして飛んで行ってしまいました
語り手:そんなにあわてて
語り手:いったい何を探していたのでしょうか
りすさん:「これがないと帽子ができないよ」
語り手:可愛い小さい手で大事そうに
語り手:それを見つめています
:(ページをめくる)
語り手:あれ。これは・・・銀時計?
語り手:とても古くて動いているのか
語り手:うたがう程の銀時計がありました
語り手:りすさんは大事そうにそれを
語り手:首から下げてもう一度自分のもとにあると
語り手:確かめるように見つめています
語り手:帽子を作るのに欠かせない銀時計とは
語り手:いったいどう言うことなのでしょうか
:(ページをめくる)
語り手:りすさんに帽子の作り方を教えてくれたのは
語り手:遠い遠い村に住むパンダさんです
語り手:パンダさんはとても器用で
語り手:なんでも作れるそうです
語り手:パンダさんが帽子を作る時に
語り手:その銀時計を見ては
語り手:帽子の大きさや重さと色を
語り手:決めていたそうです
語り手:その時のりすさんは
語り手:どうして銀時計を確かめるのか
語り手:分かりませんでした
語り手:パンダさんは言いました
:(ページをめくる)
パンダさん:「僕が作る帽子は、すべてお客様が大切な時間を過ごすために使うことが多いんだよ。
パンダさん:注文をもらってから、出来上がるまでの時間が帽子によって全て違うんだ。
パンダさん:たくさんの帽子を作ってきたけどね。一つとして同じ帽子は無い。そこで、この銀時計を見る。
パンダさん:僕が作るスピードと銀時計が進むスピードがうまく合わさったとき
パンダさん:はじめて思い通りの帽子が出来上がってるんだよ。
パンダさん:僕も最初は、たまたまじゃないかって思ってたけど、どうやら違うみたいでね。
パンダさん:ひとつの物を大切に大切に使うことで、物も応えてくれる。
パンダさん:いいかい。
パンダさん:君にはただの銀時計に見えるだろう?
パンダさん:僕には帽子の作り方のすべてが入ってる宝箱に見えるんだよ。
パンダさん:・・・僕の住んでいる村は大きな帽子屋が出来てね。
パンダさん:帽子が売れなくなってしまったんだよ。
パンダさん:だから、この銀時計と帽子を作ることを受け取ってくれないか。」
語り手:パンダさんはそう言うと
語り手:遠い遠い村へ帰っていきました
:(ページをめくる)
語り手:りすさんは静かに銀時計を
語り手:ながめていました
語り手:帽子作りを始めたことの
語り手:記憶を思い出しているように
語り手:優しく笑みが見えています
語り手:さて大切な銀時計も見つかったし
語り手:帽子作りを再開しましょう
語り手:おっと、その前に銀時計を探すため
語り手:お店中探し回っていたので
語り手:とても散らかっています
語り手:りすさんのお仕事は
語り手:お店の片付けからですね
:(ページをめくる)
語り手:深い深い山の奥に
語り手:動物たちがゆかいに暮らす
語り手:小さな村がありました
語り手:村の名前は「やまぶきいろ」
語り手:いろいろな動物が思い思いに
語り手:生活しています
語り手:明日も何か起こるそうですよ
語り手:また来てくださいね
:(絵本をとじる)
語り手:はい、今日のお話はここまで
語り手:『りすの帽子屋さん』でした。
語り手:良い子に聞けたかな?
語り手:さいごまで聞いてくれて
語り手:ありがとう。
:
:
:(次のお話へ続く)
語り手:はーい。ここに集まってください。
語り手:今から「りすのぼうしやさん」って絵本を読みますよ。
語り手:みんな静かに聞いてくださいね。分かりましたか。
0:(ページをめくる)
語り手:『りすのぼうしやさん』
語り手:深い深い山の奥に
語り手:動物たちがゆかいに暮らす
語り手:小さな村がありました
語り手:村の名前は「やまぶきいろ」
:(ページをめくる)
りすさん:「あれぇ、ここに置いたはずなのにな」
語り手:この声は村のあわてんぼう
語り手:りすのぼうしやさんです
語り手:入口が少し開いた扉と
語り手:丸いかんばんには
語り手:【りすぼうし】と書いてあります
語り手:バタバタドタバタ
語り手:おや、りすさん大丈夫でしょうか
語り手:何かを失くしたのか
語り手:テーブルの上にある帽子用生地や
語り手:ミシン台の下を行ったり来たり
語り手:大きな大きな切り株で出来た
語り手:可愛らしいお店ですが
語り手:探し物が見当たらないりすさんは
語り手:お店中散らかしていました
:(ページをめくる)
語り手:りすさんはとても美しい帽子を
語り手:作ることで有名です
語り手:ふくろうのおじさんが
語り手:大切な時にかぶっていた
語り手:黒いピカピカの帽子を作ったのも
語り手:りすさんです
語り手:ふくろうのおじさんは
語り手:とてもとても喜んでいて
語り手:大切な時は必ずりすさんの
語り手:帽子を使うと話してくれました
:(ページをめくる)
りすさん:「・・・あった!」
語り手:おやおや。
語り手:りすさんは探していた物が
語り手:見つかったのでしょうか
語り手:とても元気なお声で
語り手:外にいた小鳥が
語り手:びっくりして飛んで行ってしまいました
語り手:そんなにあわてて
語り手:いったい何を探していたのでしょうか
りすさん:「これがないと帽子ができないよ」
語り手:可愛い小さい手で大事そうに
語り手:それを見つめています
:(ページをめくる)
語り手:あれ。これは・・・銀時計?
語り手:とても古くて動いているのか
語り手:うたがう程の銀時計がありました
語り手:りすさんは大事そうにそれを
語り手:首から下げてもう一度自分のもとにあると
語り手:確かめるように見つめています
語り手:帽子を作るのに欠かせない銀時計とは
語り手:いったいどう言うことなのでしょうか
:(ページをめくる)
語り手:りすさんに帽子の作り方を教えてくれたのは
語り手:遠い遠い村に住むパンダさんです
語り手:パンダさんはとても器用で
語り手:なんでも作れるそうです
語り手:パンダさんが帽子を作る時に
語り手:その銀時計を見ては
語り手:帽子の大きさや重さと色を
語り手:決めていたそうです
語り手:その時のりすさんは
語り手:どうして銀時計を確かめるのか
語り手:分かりませんでした
語り手:パンダさんは言いました
:(ページをめくる)
パンダさん:「僕が作る帽子は、すべてお客様が大切な時間を過ごすために使うことが多いんだよ。
パンダさん:注文をもらってから、出来上がるまでの時間が帽子によって全て違うんだ。
パンダさん:たくさんの帽子を作ってきたけどね。一つとして同じ帽子は無い。そこで、この銀時計を見る。
パンダさん:僕が作るスピードと銀時計が進むスピードがうまく合わさったとき
パンダさん:はじめて思い通りの帽子が出来上がってるんだよ。
パンダさん:僕も最初は、たまたまじゃないかって思ってたけど、どうやら違うみたいでね。
パンダさん:ひとつの物を大切に大切に使うことで、物も応えてくれる。
パンダさん:いいかい。
パンダさん:君にはただの銀時計に見えるだろう?
パンダさん:僕には帽子の作り方のすべてが入ってる宝箱に見えるんだよ。
パンダさん:・・・僕の住んでいる村は大きな帽子屋が出来てね。
パンダさん:帽子が売れなくなってしまったんだよ。
パンダさん:だから、この銀時計と帽子を作ることを受け取ってくれないか。」
語り手:パンダさんはそう言うと
語り手:遠い遠い村へ帰っていきました
:(ページをめくる)
語り手:りすさんは静かに銀時計を
語り手:ながめていました
語り手:帽子作りを始めたことの
語り手:記憶を思い出しているように
語り手:優しく笑みが見えています
語り手:さて大切な銀時計も見つかったし
語り手:帽子作りを再開しましょう
語り手:おっと、その前に銀時計を探すため
語り手:お店中探し回っていたので
語り手:とても散らかっています
語り手:りすさんのお仕事は
語り手:お店の片付けからですね
:(ページをめくる)
語り手:深い深い山の奥に
語り手:動物たちがゆかいに暮らす
語り手:小さな村がありました
語り手:村の名前は「やまぶきいろ」
語り手:いろいろな動物が思い思いに
語り手:生活しています
語り手:明日も何か起こるそうですよ
語り手:また来てくださいね
:(絵本をとじる)
語り手:はい、今日のお話はここまで
語り手:『りすの帽子屋さん』でした。
語り手:良い子に聞けたかな?
語り手:さいごまで聞いてくれて
語り手:ありがとう。
:
:
:(次のお話へ続く)