台本概要
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タイトル | 暦戦隊カレンジャー ~新兵器争奪バトル編~ |
---|---|
作者名 | 白輝翼 |
ジャンル | コメディ |
演者人数 | 4人用台本(男3、女1) |
時間 | 20 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
今日も基地に集まったカレンジャーのメンバー。そこに嬉しい知らせが! なんと、新兵器が配備されることになった! ところでこの兵器、誰が使うの? 叫びレベル 1(ほとんどなし、あるいは調節可。) 97 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
レッド | 男 | 57 | サンデーレッド。リーダー(自称)で、基本的に暇。基地には大体いる。 |
ブルー | 女 | 36 | ウェンズデーブルー。一応ヒロイン。ドS。基地にはそこそこよくいる。 |
ブラック | 男 | 25 | サタデーブラック。かっこつけだが不遇。色々面倒な役をやらされるが、本人は別にやりたくてやってるわけではない。 |
ホワイト | 男 | 24 | マンデーホワイト。熱い。レッドのことは嫌いなわけではないが、何かと対立することが多い。 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
: 暦戦隊カレンジャー ~新兵器争奪バトル編~
:
:
レッド:男 サンデーレッド。リーダー(自称)で、基本的に暇。基地には大体いる。
ブルー:女 ウェンズデーブルー。一応ヒロイン。ドS。基地にはそこそこよくいる。
ブラック:男 サタデーブラック。かっこつけだが不遇。色々面倒な役をやらされるが、本人は別にやりたくてやってるわけではない。
ホワイト:男 マンデーホワイト。熱い。レッドのことは嫌いなわけではないが、何かと対立することが多い。
:
:※本作は作中にゲームがあります。前読みをしない場合でも、ルールの確認をしておいてください。開場前に一度ゲームのリハーサルしておくことをお勧めします。
:
:《ルール「どっちが息が長く続くか対決」》 同時に「あー」と声を出し、最後まで息が続いた人が勝ちです。勝敗が微妙な場合などは再戦や判定など、アドリブで進行してください。
:また、勝敗によってセリフが変わるので気を付けてください。
:
:
:ストーリーが大幅に変わらない程度のアドリブは推奨です。どんどん入れてください。
:
:====================
:
:レッドとブルーが、「どっちが息が長く続くか対決」をしている
:
ブルー:いくよ、せーの、
ブルー:(同時に)あーーーーーーーーーーーー……
レッド:(同時に)あーーーーーーーーーーーー……
敗者:あー、負けたぁ。
勝者:よし、勝った。じゃあ、罰ゲームね。
敗者:はいはい。
勝者:じゃあ、(モノマネ、恥ずかしい台詞を言わせるなど罰ゲームを指定)
敗者:(罰ゲームをする)
勝者:はい、おつかれさま。じゃあ、第12回戦、
敗者:ねえ、もうやめようよ。もう疲れてきたよ。
勝者:んー、それもそうだね。
:
: 間
:
ブルー:はあ、暇だね。
レッド:暇だな。
ブルー:なんでみんな来ないんだよ。
レッド:忙しいんだろ。
ブルー:なんか連絡とか聞いてる?
レッド:いや、特には。そっちは?
ブルー:えーと、グリーンはバイトで、オレンジが家の用事だって。
レッド:グリーンとオレンジは欠席か。
ブルー:あとはわかんない。
レッド:全く、連絡ぐらいしろよな。
ブルー:まあ、ブラックはいつもどおりだと思うけどね。
レッド:っていうかさあ、何で俺のとこに直接連絡してくれないの、みんな?
ブルー:さあ?
レッド:俺がリーダーなんだからさぁ、一応。
ブルー:全然リーダーっぽくないけどね。
レッド:どういう意味だよ。
ブルー:そのままの意味。
レッド:おい。
:
:そのとき突然、ブラックの声が聞こえる
:
ブラック:集まってるか、諸君!!
レッド:こ、この声は!
ブルー:ブラック!
レッド:今日は少し早めの登場だな。
ブラック:やあ諸君、ってあれ?え、二人?
ブルー:うん。
ブラック:集まり悪いなぁ。
レッド:今来たばかりのお前が言うなよ。
ブラック:ま、まあそういうことは気にするな。うーん、少し人数は少ないが、来てないのは仕方がない。先に話を進めておこう。
レッド:話?何だ話って?
ブラック:良くぞ聞いてくれた!!実はなんと、わが隊に対怪人用新兵器が支給される事となった。
ブルー:新兵器!?
ブラック:そうだ。
レッド:新兵器って、そんなの用意するだけの予算あったのか?
ブラック:総督ががんばってくれたみたいだ。
レッド:総督、ありがとう。
ブルー:ねえねえ、新兵器ってどんなの?早く見せてよ。
ブラック:まあ、そうあせるな。ついてくればわかる。
:
:基地の外
:
レッド:な、なんと。
ブルー:これは……。
ブラック:どうだ、すごいだろ。
レッド:いや、すごいことはすごいんだが、この白と赤と青のカラーリングは。
ブラック:全長、18.0メートル、本体重量、43.4トン。
レッド:ま、まさかこいつの形式番号って、
ブラック:そう、RX-78-2だ!
レッド:おおおおいっ!!ダメだろ!色々まずすぎるだろ!!
ブルー:ってことは、もしかしてコックピット部分だけで戦闘機にもなったり、
ブラック:もちろん可能だ。
レッド:やめろ!
ブルー:携行型ビーム兵器も、
ブラック:持っている。
レッド:やめろって、怒られたらどうするんだよ!大体、どっから持ってきたんだよ、こんなの。
ブラック:横浜。
レッド:コラぁぁっ!!
ブルー:でも横浜のアレって、一部しか動かなかったんじゃ?
ブラック:そう、だからそれをジャングルの奥の地下基地で改造してもらった。
レッド:だから、そういうこと言うなって!
ブルー:すごーい。で、誰が乗るの、これ?
レッド:え?
ブルー:だから、パイロット。
レッド:え、えっと、それは、やっぱり、リーダであるおれ、じゃないかな?
ブルー:えー、わたしも乗りたい!
ブラック:いや、ここは私が!
レッド:なんでだよ!
ブルー:いいじゃん、私に乗らせてよ。
ブラック:間を取って私が。
レッド:なんの間を取ってるんだよ。
ブルー:やっぱり私乗る!
レッド:ちょ、何勝手に決めてんだよ!
ブラック:やはり私が。
ブルー:ブラックは、ない。
レッド:うん、ない。だから俺が。
ブラック:お前らなぁ……。
ホワイト:ちょっと待ったあああっ!
レッド:なに!?
ブルー:まためんどくさいのが来た。
ホワイト:そのパイロット、俺がなろう。
レッド:なんだって?何をいきなり。
ホワイト:そいつは俺が使うべき機体なのだ。
レッド:なんだよ、それ。
ホワイト:なぜならば、その機体のメインカラーが白だからさ!
レッド:え、それだけ?
ホワイト:それだけで十分だ。
レッド:いや、だって、赤も青も少し黄色も入ってるじゃん。
ホワイト:しかし基本色は白だ!
レッド:なんて強引な。
ホワイト:心配するな。レッドにはレッドにふさわしい、あの赤い機体があるじゃないか。
レッド:赤い機体?赤い……ま、まさか!あの、3倍の!?
ホワイト:両肩に低反動キャノン砲を搭載したあの機体が!
レッド:そっちかよ!
ブルー:じゃあ私は、長距離支援型でキャタピラのあの機体?
ホワイト:そういうことになるな。
ブルー:えー、なんかやだー。
ブラック:私は?黒い機体なんて3機まとめて出てくるアレしか思い浮かばないが。
ブルー:左舷に弾幕でも張っておけば?
ブラック:……。
レッド:待てよ。色で決めるというなら、ホワイトは母艦にでも乗るべきじゃないのか?
ホワイト:木馬には総督が乗られる気がする。
レッド:おい!木馬っていうな、木馬って!お前は味方のはずだろ。しかも「気がする」って何だその適当な答え!
ホワイト:というわけで、この白い悪魔は俺が使う。
レッド:ちょっと待てよ、そいつは主人公の機体だ。そして主人公は俺のはずだろ。だから、そいつは俺の機体だ!
ブルー:さっきは文句ばっかり言ってたのに。
レッド:いや、あれはほら、大人の事情とか色々あるから。
ブルー:それでも乗りたいの?
レッド:だって、ロマンじゃん。
ホワイト:レッド、貴様、譲る気はないんだな?
レッド:当然だ。
ホワイト:ふん、よしわかった。そこまで言うなら勝負をしようじゃないか。
レッド:勝負、だと?
ホワイト:そうだ。
レッド:いいだろう、望むところだ。
ブルー:方法は?
ホワイト:そうだな、「どっちが息が長く続くか対決」でどうだ。
レッド:そんな方法で!?
ホワイト:なんだ、不服か?
レッド:不服だよ!
ホワイト:何がだっ!?
レッド:だって、地味すぎじゃん。どうせなら激しくバトルとかする展開でしょ、これ。
ホワイト:だから、どっちが息が長く続くか激しくバトルしようと言ってるんだよ。
レッド:どうあがいてもそのバトルに激しさは出せないんだよ!
ホワイト:うるさい!つべこべ言うな。それとも何か?勝つ自信がないのか?
レッド:なんだと?
ホワイト:別にいいんだぞ、尻尾を巻いて逃げ出しても。
レッド:な、誰が逃げ出かよ!いいだろう、その勝負受けて立つ!ブルーはどうするんだ?
ブルー:私ももちろん参戦するに決まってるでしょ。
レッド:よし、じゃあブラック、審判を頼む。
ブラック:……え?
レッド:さあ、どっからでもかかって来い。
ホワイト:ふん、威勢を張っていられるのは今のうちだ。
ブルー:どの程度のものか、お手並み拝見。
最初の勝負の敗者:さっきの借りは返させてもらおう。
最初の勝負の勝者:ふ、返り討ちにしてくれる。
ブラック:(やる気なく)じゃ、じゃあ、いきまーす。よーい、スタート。
レッド:(同時に)あーーーーーーーーーーーー……
ブルー:(同時に)あーーーーーーーーーーーー……
ホワイト:(同時に)あーーーーーーーーーーーー……
:
:三人、勝負を決める。
:
勝者:やった、勝ったあぁっ!!
2位:くあああっ、まけたあああ。
3位:こ、こんなことが、ばかな。
勝者:これで文句ないね?
2位:ぐうぅ。
3位:認めない、認めない、こんなことが。
勝者:はっはっはっ。ま、これも当然の結果ってやつ?
ブラック:じゃあ、第2回戦いきまーす。
レッド:(同時に)えーっ!?
ブルー:(同時に)えーっ!?
ホワイト:(同時に)えーっ!?
:
:
:ー終ー
: 暦戦隊カレンジャー ~新兵器争奪バトル編~
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レッド:男 サンデーレッド。リーダー(自称)で、基本的に暇。基地には大体いる。
ブルー:女 ウェンズデーブルー。一応ヒロイン。ドS。基地にはそこそこよくいる。
ブラック:男 サタデーブラック。かっこつけだが不遇。色々面倒な役をやらされるが、本人は別にやりたくてやってるわけではない。
ホワイト:男 マンデーホワイト。熱い。レッドのことは嫌いなわけではないが、何かと対立することが多い。
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:※本作は作中にゲームがあります。前読みをしない場合でも、ルールの確認をしておいてください。開場前に一度ゲームのリハーサルしておくことをお勧めします。
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:《ルール「どっちが息が長く続くか対決」》 同時に「あー」と声を出し、最後まで息が続いた人が勝ちです。勝敗が微妙な場合などは再戦や判定など、アドリブで進行してください。
:また、勝敗によってセリフが変わるので気を付けてください。
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:ストーリーが大幅に変わらない程度のアドリブは推奨です。どんどん入れてください。
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:レッドとブルーが、「どっちが息が長く続くか対決」をしている
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ブルー:いくよ、せーの、
ブルー:(同時に)あーーーーーーーーーーーー……
レッド:(同時に)あーーーーーーーーーーーー……
敗者:あー、負けたぁ。
勝者:よし、勝った。じゃあ、罰ゲームね。
敗者:はいはい。
勝者:じゃあ、(モノマネ、恥ずかしい台詞を言わせるなど罰ゲームを指定)
敗者:(罰ゲームをする)
勝者:はい、おつかれさま。じゃあ、第12回戦、
敗者:ねえ、もうやめようよ。もう疲れてきたよ。
勝者:んー、それもそうだね。
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: 間
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ブルー:はあ、暇だね。
レッド:暇だな。
ブルー:なんでみんな来ないんだよ。
レッド:忙しいんだろ。
ブルー:なんか連絡とか聞いてる?
レッド:いや、特には。そっちは?
ブルー:えーと、グリーンはバイトで、オレンジが家の用事だって。
レッド:グリーンとオレンジは欠席か。
ブルー:あとはわかんない。
レッド:全く、連絡ぐらいしろよな。
ブルー:まあ、ブラックはいつもどおりだと思うけどね。
レッド:っていうかさあ、何で俺のとこに直接連絡してくれないの、みんな?
ブルー:さあ?
レッド:俺がリーダーなんだからさぁ、一応。
ブルー:全然リーダーっぽくないけどね。
レッド:どういう意味だよ。
ブルー:そのままの意味。
レッド:おい。
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:そのとき突然、ブラックの声が聞こえる
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ブラック:集まってるか、諸君!!
レッド:こ、この声は!
ブルー:ブラック!
レッド:今日は少し早めの登場だな。
ブラック:やあ諸君、ってあれ?え、二人?
ブルー:うん。
ブラック:集まり悪いなぁ。
レッド:今来たばかりのお前が言うなよ。
ブラック:ま、まあそういうことは気にするな。うーん、少し人数は少ないが、来てないのは仕方がない。先に話を進めておこう。
レッド:話?何だ話って?
ブラック:良くぞ聞いてくれた!!実はなんと、わが隊に対怪人用新兵器が支給される事となった。
ブルー:新兵器!?
ブラック:そうだ。
レッド:新兵器って、そんなの用意するだけの予算あったのか?
ブラック:総督ががんばってくれたみたいだ。
レッド:総督、ありがとう。
ブルー:ねえねえ、新兵器ってどんなの?早く見せてよ。
ブラック:まあ、そうあせるな。ついてくればわかる。
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:基地の外
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レッド:な、なんと。
ブルー:これは……。
ブラック:どうだ、すごいだろ。
レッド:いや、すごいことはすごいんだが、この白と赤と青のカラーリングは。
ブラック:全長、18.0メートル、本体重量、43.4トン。
レッド:ま、まさかこいつの形式番号って、
ブラック:そう、RX-78-2だ!
レッド:おおおおいっ!!ダメだろ!色々まずすぎるだろ!!
ブルー:ってことは、もしかしてコックピット部分だけで戦闘機にもなったり、
ブラック:もちろん可能だ。
レッド:やめろ!
ブルー:携行型ビーム兵器も、
ブラック:持っている。
レッド:やめろって、怒られたらどうするんだよ!大体、どっから持ってきたんだよ、こんなの。
ブラック:横浜。
レッド:コラぁぁっ!!
ブルー:でも横浜のアレって、一部しか動かなかったんじゃ?
ブラック:そう、だからそれをジャングルの奥の地下基地で改造してもらった。
レッド:だから、そういうこと言うなって!
ブルー:すごーい。で、誰が乗るの、これ?
レッド:え?
ブルー:だから、パイロット。
レッド:え、えっと、それは、やっぱり、リーダであるおれ、じゃないかな?
ブルー:えー、わたしも乗りたい!
ブラック:いや、ここは私が!
レッド:なんでだよ!
ブルー:いいじゃん、私に乗らせてよ。
ブラック:間を取って私が。
レッド:なんの間を取ってるんだよ。
ブルー:やっぱり私乗る!
レッド:ちょ、何勝手に決めてんだよ!
ブラック:やはり私が。
ブルー:ブラックは、ない。
レッド:うん、ない。だから俺が。
ブラック:お前らなぁ……。
ホワイト:ちょっと待ったあああっ!
レッド:なに!?
ブルー:まためんどくさいのが来た。
ホワイト:そのパイロット、俺がなろう。
レッド:なんだって?何をいきなり。
ホワイト:そいつは俺が使うべき機体なのだ。
レッド:なんだよ、それ。
ホワイト:なぜならば、その機体のメインカラーが白だからさ!
レッド:え、それだけ?
ホワイト:それだけで十分だ。
レッド:いや、だって、赤も青も少し黄色も入ってるじゃん。
ホワイト:しかし基本色は白だ!
レッド:なんて強引な。
ホワイト:心配するな。レッドにはレッドにふさわしい、あの赤い機体があるじゃないか。
レッド:赤い機体?赤い……ま、まさか!あの、3倍の!?
ホワイト:両肩に低反動キャノン砲を搭載したあの機体が!
レッド:そっちかよ!
ブルー:じゃあ私は、長距離支援型でキャタピラのあの機体?
ホワイト:そういうことになるな。
ブルー:えー、なんかやだー。
ブラック:私は?黒い機体なんて3機まとめて出てくるアレしか思い浮かばないが。
ブルー:左舷に弾幕でも張っておけば?
ブラック:……。
レッド:待てよ。色で決めるというなら、ホワイトは母艦にでも乗るべきじゃないのか?
ホワイト:木馬には総督が乗られる気がする。
レッド:おい!木馬っていうな、木馬って!お前は味方のはずだろ。しかも「気がする」って何だその適当な答え!
ホワイト:というわけで、この白い悪魔は俺が使う。
レッド:ちょっと待てよ、そいつは主人公の機体だ。そして主人公は俺のはずだろ。だから、そいつは俺の機体だ!
ブルー:さっきは文句ばっかり言ってたのに。
レッド:いや、あれはほら、大人の事情とか色々あるから。
ブルー:それでも乗りたいの?
レッド:だって、ロマンじゃん。
ホワイト:レッド、貴様、譲る気はないんだな?
レッド:当然だ。
ホワイト:ふん、よしわかった。そこまで言うなら勝負をしようじゃないか。
レッド:勝負、だと?
ホワイト:そうだ。
レッド:いいだろう、望むところだ。
ブルー:方法は?
ホワイト:そうだな、「どっちが息が長く続くか対決」でどうだ。
レッド:そんな方法で!?
ホワイト:なんだ、不服か?
レッド:不服だよ!
ホワイト:何がだっ!?
レッド:だって、地味すぎじゃん。どうせなら激しくバトルとかする展開でしょ、これ。
ホワイト:だから、どっちが息が長く続くか激しくバトルしようと言ってるんだよ。
レッド:どうあがいてもそのバトルに激しさは出せないんだよ!
ホワイト:うるさい!つべこべ言うな。それとも何か?勝つ自信がないのか?
レッド:なんだと?
ホワイト:別にいいんだぞ、尻尾を巻いて逃げ出しても。
レッド:な、誰が逃げ出かよ!いいだろう、その勝負受けて立つ!ブルーはどうするんだ?
ブルー:私ももちろん参戦するに決まってるでしょ。
レッド:よし、じゃあブラック、審判を頼む。
ブラック:……え?
レッド:さあ、どっからでもかかって来い。
ホワイト:ふん、威勢を張っていられるのは今のうちだ。
ブルー:どの程度のものか、お手並み拝見。
最初の勝負の敗者:さっきの借りは返させてもらおう。
最初の勝負の勝者:ふ、返り討ちにしてくれる。
ブラック:(やる気なく)じゃ、じゃあ、いきまーす。よーい、スタート。
レッド:(同時に)あーーーーーーーーーーーー……
ブルー:(同時に)あーーーーーーーーーーーー……
ホワイト:(同時に)あーーーーーーーーーーーー……
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:三人、勝負を決める。
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勝者:やった、勝ったあぁっ!!
2位:くあああっ、まけたあああ。
3位:こ、こんなことが、ばかな。
勝者:これで文句ないね?
2位:ぐうぅ。
3位:認めない、認めない、こんなことが。
勝者:はっはっはっ。ま、これも当然の結果ってやつ?
ブラック:じゃあ、第2回戦いきまーす。
レッド:(同時に)えーっ!?
ブルー:(同時に)えーっ!?
ホワイト:(同時に)えーっ!?
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:ー終ー