台本概要

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タイトル Scrap witch !? 第10話 かの魔女、その名も…
作者名 狗山犬壱(イヌヤマ ケンイチ)
ジャンル ファンタジー
演者人数 5人用台本(男1、女4)
時間 20 分
台本使用規定 商用、非商用問わず連絡不要
説明 特製フィナンシェを買いに来たピリア達一行。その時…

※だいぶ久しぶりにScrap witch !? の投稿です。9話までは以前に投稿していますので【狗】の一文字で台本検索をかけていただければ9話までの台本に飛べますのでご活用ください。
また、Scrap witch !?だけじゃなく、今後私が投稿する台本は全て商用、非商用問わずにお使い頂けます!配信などにもお使いいただいて構いません。作者名と台本名の表記だけはお願いします!

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
ピリア 29 主人公。影が薄いけど主人公なんです、この子。悲鳴をあげてね♪
レナ 25 礼儀正しい陽キャな女の子。吟遊詩人。
シーナ 11 猫人(フェルパー)の少女。お気楽な猫そのもの。空気を読めない子。
ライ 8 レナとシーナのパーティーメンバー。今回、出番は少ないけどいずれ彼を主人公にした台本を書くかも?
ステラ 22 413歳のロリババァ。稀代の天才魔導師。昔、異世界召喚された勇者(濃いオタク)と意気投合しマブダチに。その影響で異世界の知識を利用して様々な技術革新を行ったヤベー人。
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

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0:自由都市カナード 商業区 0:異世界菓子店 リデルバルデ前 0: 0:ピリア達3人はカーバンクルのイラストが描かれた紙袋を抱え 0:ウキウキとした様子で店内から出てきた シーナ:「なんとか買えたにゃ!」 シーナ:「火精霊の日限定メニュー!【特製フィナンシェ】にゃー♪」 レナ:「間に合って良かったー♪」 レナ:「ピリアさんは大丈夫?」 ピリア:「あ、あぁ…えと、はい!」 ピリア:「だ、だいじょうぶです!」 0:ピリアは腕のなかにある紙袋を見る ピリア:「(この袋のカーバンクルの絵、すごく綺麗…)」 ピリア:「(他の袋もほとんど同じように描かれてる)」 ピリア:「(お店の人が描いてるのかな?)」 0:袋を見るピリアを見て、レナはくすりと笑う レナ:「その絵、魔道具を使っているんですよ」 ピリア:「ぴぇ!?ま、魔道具…ですか?」 レナ:「ええ♪」 シーナ:「んん?何の話にゃ?」 レナ:「この袋のイラストのことだよ」 シーナ:「あー…にゃ、にゃんだっけ…」 シーナ:「えーと…ま、まどーしき…ふく、ふくさ…?」 レナ:「魔道式複写装置(まどうしきふくしゃそうち)、だね」 シーナ:「それにゃ!」 ピリア:「そんな魔道具が…」 ピリア:「もしかしてそれも」 レナ:「ええ。T&W(ツールアンドウィズダム)からのリース品です」 ピリア:「そ、そうなんですか…」 ピリア:「(さっき、アカネさんのお話にも出てきた…)」 ピリア:「(スゴい魔女の人…名前は確か…)」 ピリア:「その、ステラ=ワイズマンさんって…」 ピリア:「ど、どんな人、なんですか?」 レナ:「え?」 0:ピリアの問いにレナはきょとんとした顔をする ピリア:「あ、えと!」 ピリア:「な、なんだか、色々な所でお話を聞くので」 ピリア:「ど、どんな人なのかなぁ…なんて!」 レナ:「ああ。言われてみれば気になっちゃいますよね」 0:レナは顎先に人差し指を当て、考える仕草をする レナ:「うーん…そうですね」 レナ:「私はまだお会いしたことはないんですけど」 レナ:「私の冒険者の先輩がその方のお弟子さんでして」 ピリア:「え…そ、そうなんですか?」 レナ:「ええ。」 レナ:「その先輩…ライさんが言うには」 0:レナは少し言葉を止め、コホンとわざとらしく咳をする レナ:「魔導技術分野における天才にして奇才!」 レナ:「400年の研鑽と研究の果て、この世界にはない」 レナ:「未知の魔術式を独自に開発した最高の努力家にして変人!」 レナ:「そして、なにより!」 0:ビシっとピリアに向けて人差し指を向ける レナ:「極度の甘党にして異世界好き!…です♪」 ピリア:「え、ええと…」 0:与えられた情報量に混乱するピリア レナ:「あはは!ごめんなさい!」 レナ:「こんな風に言われても混乱しちゃいますよね♪」 0:レナはてへぺろっと、お茶目な顔で詫びる レナ:「400年前、ステラさんは異世界から召喚された」 レナ:「勇者様のパーティーメンバーだったんです」 レナ:「これはさっき、アカネさんが少しお話してましたよね?」 ピリア:「は、はい。言ってました」 レナ:「ステラさんは当時13歳。」 レナ:「国からの要請で勇者様のパーティーメンバーに選ばれて」 レナ:「そのまま、ご一緒に旅をされていたんですけど」 レナ:「その旅の途中で【時の精霊】と契約したらしいんです」 ピリア:「せ、精霊と契約!?それも、と、時の精霊って…!?」 レナ:「その精霊の影響で、13歳から肉体が成長していないみたいです」 レナ:「普段から外出もほとんどされず、工房に引きこもっているらしくて」 レナ:「実は私たちも、どんな姿をしているのかは知らないんですよね♪」 シーナ:「時々、ライがものすごい量のお菓子を作っては」 シーナ:「そのおししょー様のとこに、行ってるみたいにゃ!」 0:口元にフィナンシェの食べかすを付けたシーナがにこやかに話す レナ:「シーナちゃん、口元についてるよ?」 0:レナはハンカチでシーナの口元を拭く シーナ:「にゃむむ…」 レナ:「はい、とれたよ」 シーナ:「レナ、ありがとにゃ♪」 レナ:「どういたしまして♪」 ピリア:「(仲良いなぁ…眩(まぶ)しっ!)」 0:二人の仲良しな空気と光景に眩さを感じて 0:目を塞ぐピリア レナ:「ぴ、ピリアさん?大丈夫?」 ピリア:「だ、だだ、大丈夫…です!」 ピリア:「ただちょっと…まぶしくて…」 シーナ:「もうすぐ日が沈むにゃ?」 ピリア:「と、とにかく!大丈夫です!はい!」 レナ:「そうですか?それなら良かった」 ピリア:「ステラ=ワイズマンさん…」 ピリア:「一体、どんな姿をしているのかな?」 0:不意にピリアの肩に何かがつつく ピリア:「…え?」 0:ピリアは反射的に後ろを振り向いてしまう ステラ:「こぉんな姿じゃあぁぁー!!」 ピリア:「ぴ、ぴぎゃあぁぁぁー!?」 0:振り向いた先には大きなクマが仁王立ちで立っていた レナ:「え、え?く、クマ!?」 シーナ:「おお!でっかいクマがしゃべってるにゃー♪」 ピリア:「い、いや!のんき!?」 ピリア:「い、急いで逃げなきゃ!?」 ピリア:「じ、自警団!自警団を呼ばないとぉぉー!?」 ステラ:「くふふ♪どっきり成功じゃ!」 ピリア:「…へ?」 0:目の前にいたクマはノイズのような物が走り 0:空気に溶けて消えてしまった ステラ:「うむ!良い反応じゃな♪」 0:代わりに現れたのは、三角帽をかぶった銀髪の小さな少女 ピリア:「あ、あなたは…」 ステラ:「くふふ♪さっきから熱く語られておったからの」 ステラ:「今更、妾(わらわ)からの自己紹介は不要じゃな♪」 0:三角帽を片手で抑え、なにやらハイカラなポーズをとる ステラ:「我こそは稀代の天才にして奇才!」 ステラ:「現代魔導科学(げんだいまどうがく)の祖!」 ステラ:「その名も…!」 ライ:「ステラ師匠!ここにいたんですか!?」 レナ:「ライさん!?」 シーナ:「おー!ライにゃ!」 ライ:「レナにシーナ?」 ライ:「お前ら何でここに…」 ピリア:「(知らない人がまた増えた!?)」 ピリア:「(それに今、ステラって…)」 0:一瞬、空気が氷る ライ:「師匠?」 ステラ:「…せっかく」 ライ:「え?」 ステラ:「せっかく、カッコよく名乗りを決めようとしたのにぃ…!」 0:銀髪の少女…ステラは涙目でライに詰め寄る ライ:「あ、あぁ…えぇと」 ステラ:「この唐変木(とうへんぼく)!朴念仁(ぼくねんじん)!」 ライ:「い、いや!異世界の言葉で罵倒されても」 ライ:「俺には意味が分からないですって!?」 ステラ:「うっさい!バカ弟子!」 ステラ:「よいか!変身シーンと名乗りのシーンは」 ステラ:「いかなる理由があろうと邪魔をしてはいかんのじゃ!」 ステラ:「そ・れ・が!お約束と言うものじゃ!」 ライ:「んなこと言われても…」 ステラ:「ええい!これだからロマンが分からん奴は!」 レナ:「あの、ライさん」 レナ:「こちらの方はもしかして…」 ライ:「ああ、その…なんだ」 ライ:「前に言ってた…俺の師匠」 0:改めてポーズをキメるステラ ステラ:「ステラ=ワイズマンなのじゃ!」 ステラ:「今年で413歳の合法ロリというやつじゃな♪」 ステラ:「ロリババァって呼んでもよいぞ!」 ステラ:「ただし!ババァとだけは呼ばせん!萌えぬからの!」 シーナ:「にゃはは!この子、面白いにゃ!」 レナ:「し、シーナちゃん!この人、偉い人だから!」 ステラ:「くふふ♪尊敬の眼差しは良いものじゃ♪」 ピリア:「(きゃ、キャラが濃い人ばっかり来るなぁ今日は…)」 ピリア:「(でも…この人がステラさん)」 ピリア:「(な、なんだかイメージが…)」 ステラ:「イメージと合わなかったかの?」 0:いつの間にかピリアの方を向いてニヤリとステラは笑っていた ピリア:「え、えぇ!?」 ピリア:「(ま、まさか!心を読まれて…)」 ステラ:「読んでおらぬよ?」 ステラ:「ただ、お主の視線と雰囲気から」 ステラ:「予測してしゃべっておるだけじゃ♪」 ピリア:「ぴぇ!?」 ピリア:「(そ、それでも怖いぃ!!)」 ステラ:「くふふ♪」 ステラ:「マギサの奴が言っておったことも、分かる気がするのぉ♪」 ステラ:「この反応は良いものじゃ♪」 ピリア:「…え?」 0:ステラはいつの間にか持っていたホウキに乗り、宙に浮く ステラ:「さて!自己紹介も済んだことじゃ!」 0:ステラが指を振るとピリアの体が宙に浮き、ステラの近くに移動する ピリア:「え、えぇぇぇー!?」 ピリア:「あ、わ、お、おち!落ちる!?」 ステラ:「くふふ♪落ちぬ落ちぬ」 ステラ:「ただ、ちょっとばかし…」 0:そのまま、さらに上昇し ステラ:「空の旅にご招待するだけじゃ♪」 0:冒険者ギルドの方角へと向けて、飛び出した ピリア:「ぴぎゃあぁぁぁー!?」 ステラ:「これこれ!あんまり悲鳴をあげると舌を噛むぞ?」 ピリア:「そ、そんなこと言ってもぉぉぉー!?」 ピリア:「か、カルさん!…あ、あれ!?」 0:ピリアは改めて自分がカルシゥムを持っていないことに気付いた ピリア:「(あ、終わった)」 ステラ:「さて!行くとするのじゃ♪」 ピリア:「い、行くって…どこにですかぁ!?」 ステラ:「決まっておる」 0:ステラはニヤリと笑う ステラ:「ダチを助けに!じゃ♪」 0:不敵に笑うステラ 0:状況が分からないまま、連れ去られてしまった 0:ピリアの運命は!? 0:次回を待て

0:自由都市カナード 商業区 0:異世界菓子店 リデルバルデ前 0: 0:ピリア達3人はカーバンクルのイラストが描かれた紙袋を抱え 0:ウキウキとした様子で店内から出てきた シーナ:「なんとか買えたにゃ!」 シーナ:「火精霊の日限定メニュー!【特製フィナンシェ】にゃー♪」 レナ:「間に合って良かったー♪」 レナ:「ピリアさんは大丈夫?」 ピリア:「あ、あぁ…えと、はい!」 ピリア:「だ、だいじょうぶです!」 0:ピリアは腕のなかにある紙袋を見る ピリア:「(この袋のカーバンクルの絵、すごく綺麗…)」 ピリア:「(他の袋もほとんど同じように描かれてる)」 ピリア:「(お店の人が描いてるのかな?)」 0:袋を見るピリアを見て、レナはくすりと笑う レナ:「その絵、魔道具を使っているんですよ」 ピリア:「ぴぇ!?ま、魔道具…ですか?」 レナ:「ええ♪」 シーナ:「んん?何の話にゃ?」 レナ:「この袋のイラストのことだよ」 シーナ:「あー…にゃ、にゃんだっけ…」 シーナ:「えーと…ま、まどーしき…ふく、ふくさ…?」 レナ:「魔道式複写装置(まどうしきふくしゃそうち)、だね」 シーナ:「それにゃ!」 ピリア:「そんな魔道具が…」 ピリア:「もしかしてそれも」 レナ:「ええ。T&W(ツールアンドウィズダム)からのリース品です」 ピリア:「そ、そうなんですか…」 ピリア:「(さっき、アカネさんのお話にも出てきた…)」 ピリア:「(スゴい魔女の人…名前は確か…)」 ピリア:「その、ステラ=ワイズマンさんって…」 ピリア:「ど、どんな人、なんですか?」 レナ:「え?」 0:ピリアの問いにレナはきょとんとした顔をする ピリア:「あ、えと!」 ピリア:「な、なんだか、色々な所でお話を聞くので」 ピリア:「ど、どんな人なのかなぁ…なんて!」 レナ:「ああ。言われてみれば気になっちゃいますよね」 0:レナは顎先に人差し指を当て、考える仕草をする レナ:「うーん…そうですね」 レナ:「私はまだお会いしたことはないんですけど」 レナ:「私の冒険者の先輩がその方のお弟子さんでして」 ピリア:「え…そ、そうなんですか?」 レナ:「ええ。」 レナ:「その先輩…ライさんが言うには」 0:レナは少し言葉を止め、コホンとわざとらしく咳をする レナ:「魔導技術分野における天才にして奇才!」 レナ:「400年の研鑽と研究の果て、この世界にはない」 レナ:「未知の魔術式を独自に開発した最高の努力家にして変人!」 レナ:「そして、なにより!」 0:ビシっとピリアに向けて人差し指を向ける レナ:「極度の甘党にして異世界好き!…です♪」 ピリア:「え、ええと…」 0:与えられた情報量に混乱するピリア レナ:「あはは!ごめんなさい!」 レナ:「こんな風に言われても混乱しちゃいますよね♪」 0:レナはてへぺろっと、お茶目な顔で詫びる レナ:「400年前、ステラさんは異世界から召喚された」 レナ:「勇者様のパーティーメンバーだったんです」 レナ:「これはさっき、アカネさんが少しお話してましたよね?」 ピリア:「は、はい。言ってました」 レナ:「ステラさんは当時13歳。」 レナ:「国からの要請で勇者様のパーティーメンバーに選ばれて」 レナ:「そのまま、ご一緒に旅をされていたんですけど」 レナ:「その旅の途中で【時の精霊】と契約したらしいんです」 ピリア:「せ、精霊と契約!?それも、と、時の精霊って…!?」 レナ:「その精霊の影響で、13歳から肉体が成長していないみたいです」 レナ:「普段から外出もほとんどされず、工房に引きこもっているらしくて」 レナ:「実は私たちも、どんな姿をしているのかは知らないんですよね♪」 シーナ:「時々、ライがものすごい量のお菓子を作っては」 シーナ:「そのおししょー様のとこに、行ってるみたいにゃ!」 0:口元にフィナンシェの食べかすを付けたシーナがにこやかに話す レナ:「シーナちゃん、口元についてるよ?」 0:レナはハンカチでシーナの口元を拭く シーナ:「にゃむむ…」 レナ:「はい、とれたよ」 シーナ:「レナ、ありがとにゃ♪」 レナ:「どういたしまして♪」 ピリア:「(仲良いなぁ…眩(まぶ)しっ!)」 0:二人の仲良しな空気と光景に眩さを感じて 0:目を塞ぐピリア レナ:「ぴ、ピリアさん?大丈夫?」 ピリア:「だ、だだ、大丈夫…です!」 ピリア:「ただちょっと…まぶしくて…」 シーナ:「もうすぐ日が沈むにゃ?」 ピリア:「と、とにかく!大丈夫です!はい!」 レナ:「そうですか?それなら良かった」 ピリア:「ステラ=ワイズマンさん…」 ピリア:「一体、どんな姿をしているのかな?」 0:不意にピリアの肩に何かがつつく ピリア:「…え?」 0:ピリアは反射的に後ろを振り向いてしまう ステラ:「こぉんな姿じゃあぁぁー!!」 ピリア:「ぴ、ぴぎゃあぁぁぁー!?」 0:振り向いた先には大きなクマが仁王立ちで立っていた レナ:「え、え?く、クマ!?」 シーナ:「おお!でっかいクマがしゃべってるにゃー♪」 ピリア:「い、いや!のんき!?」 ピリア:「い、急いで逃げなきゃ!?」 ピリア:「じ、自警団!自警団を呼ばないとぉぉー!?」 ステラ:「くふふ♪どっきり成功じゃ!」 ピリア:「…へ?」 0:目の前にいたクマはノイズのような物が走り 0:空気に溶けて消えてしまった ステラ:「うむ!良い反応じゃな♪」 0:代わりに現れたのは、三角帽をかぶった銀髪の小さな少女 ピリア:「あ、あなたは…」 ステラ:「くふふ♪さっきから熱く語られておったからの」 ステラ:「今更、妾(わらわ)からの自己紹介は不要じゃな♪」 0:三角帽を片手で抑え、なにやらハイカラなポーズをとる ステラ:「我こそは稀代の天才にして奇才!」 ステラ:「現代魔導科学(げんだいまどうがく)の祖!」 ステラ:「その名も…!」 ライ:「ステラ師匠!ここにいたんですか!?」 レナ:「ライさん!?」 シーナ:「おー!ライにゃ!」 ライ:「レナにシーナ?」 ライ:「お前ら何でここに…」 ピリア:「(知らない人がまた増えた!?)」 ピリア:「(それに今、ステラって…)」 0:一瞬、空気が氷る ライ:「師匠?」 ステラ:「…せっかく」 ライ:「え?」 ステラ:「せっかく、カッコよく名乗りを決めようとしたのにぃ…!」 0:銀髪の少女…ステラは涙目でライに詰め寄る ライ:「あ、あぁ…えぇと」 ステラ:「この唐変木(とうへんぼく)!朴念仁(ぼくねんじん)!」 ライ:「い、いや!異世界の言葉で罵倒されても」 ライ:「俺には意味が分からないですって!?」 ステラ:「うっさい!バカ弟子!」 ステラ:「よいか!変身シーンと名乗りのシーンは」 ステラ:「いかなる理由があろうと邪魔をしてはいかんのじゃ!」 ステラ:「そ・れ・が!お約束と言うものじゃ!」 ライ:「んなこと言われても…」 ステラ:「ええい!これだからロマンが分からん奴は!」 レナ:「あの、ライさん」 レナ:「こちらの方はもしかして…」 ライ:「ああ、その…なんだ」 ライ:「前に言ってた…俺の師匠」 0:改めてポーズをキメるステラ ステラ:「ステラ=ワイズマンなのじゃ!」 ステラ:「今年で413歳の合法ロリというやつじゃな♪」 ステラ:「ロリババァって呼んでもよいぞ!」 ステラ:「ただし!ババァとだけは呼ばせん!萌えぬからの!」 シーナ:「にゃはは!この子、面白いにゃ!」 レナ:「し、シーナちゃん!この人、偉い人だから!」 ステラ:「くふふ♪尊敬の眼差しは良いものじゃ♪」 ピリア:「(きゃ、キャラが濃い人ばっかり来るなぁ今日は…)」 ピリア:「(でも…この人がステラさん)」 ピリア:「(な、なんだかイメージが…)」 ステラ:「イメージと合わなかったかの?」 0:いつの間にかピリアの方を向いてニヤリとステラは笑っていた ピリア:「え、えぇ!?」 ピリア:「(ま、まさか!心を読まれて…)」 ステラ:「読んでおらぬよ?」 ステラ:「ただ、お主の視線と雰囲気から」 ステラ:「予測してしゃべっておるだけじゃ♪」 ピリア:「ぴぇ!?」 ピリア:「(そ、それでも怖いぃ!!)」 ステラ:「くふふ♪」 ステラ:「マギサの奴が言っておったことも、分かる気がするのぉ♪」 ステラ:「この反応は良いものじゃ♪」 ピリア:「…え?」 0:ステラはいつの間にか持っていたホウキに乗り、宙に浮く ステラ:「さて!自己紹介も済んだことじゃ!」 0:ステラが指を振るとピリアの体が宙に浮き、ステラの近くに移動する ピリア:「え、えぇぇぇー!?」 ピリア:「あ、わ、お、おち!落ちる!?」 ステラ:「くふふ♪落ちぬ落ちぬ」 ステラ:「ただ、ちょっとばかし…」 0:そのまま、さらに上昇し ステラ:「空の旅にご招待するだけじゃ♪」 0:冒険者ギルドの方角へと向けて、飛び出した ピリア:「ぴぎゃあぁぁぁー!?」 ステラ:「これこれ!あんまり悲鳴をあげると舌を噛むぞ?」 ピリア:「そ、そんなこと言ってもぉぉぉー!?」 ピリア:「か、カルさん!…あ、あれ!?」 0:ピリアは改めて自分がカルシゥムを持っていないことに気付いた ピリア:「(あ、終わった)」 ステラ:「さて!行くとするのじゃ♪」 ピリア:「い、行くって…どこにですかぁ!?」 ステラ:「決まっておる」 0:ステラはニヤリと笑う ステラ:「ダチを助けに!じゃ♪」 0:不敵に笑うステラ 0:状況が分からないまま、連れ去られてしまった 0:ピリアの運命は!? 0:次回を待て