台本概要

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タイトル 暦戦隊カレンジャー ~VS報道怪人編~
作者名 白輝翼
ジャンル コメディ
演者人数 4人用台本(男2、女1、不問1)
時間 20 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 今日は基地に集まらず、外で待ち合わせしているカレンジャーのメンバー。
どうやら、ブルーには最近悩みがあるようだ。
その悩みとは・・・!?

叫びレベル 1(ほとんどなし、あるいは調節可)

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
レッド 42 サンデーレッド。リーダー(自称)で、基本的に暇。基地には大体いる。
ブルー 40 ウェンズデーブルー。一応ヒロイン。ドS。基地にはそこそこよくいる。
オレンジ 29 チューズデーオレンジ。楽観的な性格。たまに基地にいる。ちょっとかっこつけてる部分もある。
怪人 不問 33 報道怪人。
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

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 :  暦戦隊カレンジャー ~VS報道怪人編~  :  0:   キャスト レッド:男 サンデーレッド。リーダー(自称)で、基本的に暇。基地には大体いる。 ブルー:女 ウェンズデーブルー。一応ヒロイン。ドS。基地にはそこそこよくいる。 オレンジ:男 チューズデーオレンジ。楽観的な性格。たまに基地にいる。ちょっとかっこつけてる部分もある。 怪人:男(女性でも可) 報道怪人。  :   :   :※本作は作中にゲームがあります。前読みをしない場合でも、ルールの確認をしておいてください。開場前に一度ゲームのリハーサルしておくことをお勧めします。  :また、マルチシナリオとなっており、ゲームの勝敗によってセリフやストーリーが変わるので気を付けてください。   :   :尚、ストーリーが大幅に変わらない程度のアドリブは推奨です。どんどん入れてください。   :   :   :《ルール「肩叩き機ゲーム」》  :最初のプレイヤーが、「肩叩き機」と一回言います。  :次の人は、「肩叩き機肩叩き機」という様に、順番に「肩叩き機」と言う言葉を一回ずつ増やして言っていきます。  :噛む、回数を間違える、順番を間違えるの他、  :息が続かない、回線のラグ、猫が邪魔した等、どのような理由であっても正しく言えなければ負けです。  :「肩叩き機」の他、「魔物の桃」「炙りカルビ」等連続して言いにくい言葉であれば自由にアレンジしてOKです。   :   :   :   :=====================  : 0:レッドとオレンジ、「肩叩き機ゲーム」をしている。  : 勝者:はい、お前の負けー。 敗者:くそー、負けたー! 勝者:じゃあ罰ゲームな。罰ゲームは、〇〇(モノマネ、歌等、任意の罰ゲームを指定)で!  :  :敗者、指定された罰ゲームをする。  : 勝者:はい、お疲れー。 敗者:ねぇ、もうそろそろやめない?疲れたよ。 勝者:そうだね。  :  :間。  : オレンジ:うーん、来ないねぇ。 レッド:来ないな。 オレンジ:連絡は? レッド:何も。 オレンジ:待ち合わせ、ここで合ってるよね? レッド:うん、時間も場所も間違いないよ。まぁ、あいつが遅れるのはいつもの事だし。 オレンジ:そうだけど、今日は特に遅いなって思って。 レッド:確かに、これは新記録かもな。 オレンジ:何かあったのかも。 レッド:何か? オレンジ:回転寿司に行ったら迷惑行為してるバカに絡まれたとか。 レッド:うーん、あるかも。 オレンジ:あり得る。 レッド:それか他にあるとすると、そうだな、  :  :ブルー、現れる。  : ブルー:二人とも、ごめん!お待たせ! レッド:おおっ!やっと来たか。 オレンジ:遅かったね。どうしたの? ブルー:いやそれがさ、ちゃんと集合時間には家を出たんだけど、 レッド:いや、集合時間に家を出たら間に合わないでしょ!何をもってして「ちゃんと」なんだ? オレンジ:それでも、ブルーちゃんの家からだとそんなにかからないよね? ブルー:それがさ、ちょっと困ったことになってて、 レッド:困った事?なに? ブルー:うん、どうも最近、嫌な視線を感じるというか、変な人に付きまとわれてるみたいな気がして。たまにシャッター音みたいなのも聞こえるし、 オレンジ:それって、つまりストーカーってこと? ブルー:多分。ほら、あたしってかわいいでしょ? レッド:えっ? ブルー:えっ? レッド:あ、 ブルー:何、レッド。あたし何か変なこと言った? レッド:いえ、何でもないです。続けてください。 ブルー:ふーん、まあいいや。でさ、あたしかわいいから、ストーカーとかしたくなる気持ちも分かるんだけど、それでもやっぱり気持ち悪くてさ、 オレンジ:あー、それで今日僕たちを呼び出したのか。 ブルー:うん。グリーンやゴールドお姉様を巻き込むわけにもいかないし。その点あんた達なら、あたしのせいで最悪そのストーカーに刺されても心が痛まないから。 レッド:俺たちの体は痛むけどな。 オレンジ:あれ、ちょっと待って。って事は、もしかして今も見られてるって事? ブルー:かもしれない。 オレンジ:だったら、呼んだら出てくるかもしれないね。 レッド:いやそれは無いだろ。 オレンジ:試しにやってみよう。おーい!ストーカー!いるのは分かってるんだ!出て来いよこの変態!  :  :怪人、物陰から現れる。  : 怪人:コラァっ! レッド:うわホントに出た! 怪人:誰が変態ですか! ブルー:お前だよ。 怪人:こっちが黙ってコソコソ聞いてれば、よくも勝手なことを言ってくれましたね。 レッド:黙ってコソコソ聞いてたらそれはもう変態確定では? 怪人:いいですか、私は変態でもなければストーカーでもありません!私は、こういう者です。  :  :怪人、名刺を渡す。  : ブルー:え何?名刺持ち歩いてんの? 怪人:私こそは、怪人にして至高の超一流ジャーナリスト。その名も、報道怪人マッス・コーミー! レッド:なに!?お前、怪人だったのか! 怪人:そうです。驚きましたか。 オレンジ:色んな意味でね。 怪人:私は怪人として、私たちの宿敵であるあなたを調査していたのですよ、暦戦隊カレンジャーの、ウェンズデーブルーさん。故に私は変態でもストーカーでも怪しい人でもありません。 レッド:いや、怪しい人と書いて怪人なんだよ。 ブルー:でも、あたしに付きまとっていたのは事実でしょ? 怪人:ジャーナリストとはそういうものです。いつ対象のスクープが撮れるか分からない。だから常に相手から目を離せないのです。 ブルー:じゃあもうストーカーじゃん。 怪人:それは違います。 オレンジ:どこが? 怪人:私がジャーナリストだからです。芸能人のプライベートを探って隠し撮りしようとも、被害者の自宅に大挙して押し寄せようとも、ジャーナリストである限り全て許されるのです! レッド:ものすごい暴論だな。 怪人:何とでも言いなさい。国民には知る権利があり、私には報道の自由がある!私たちは求められている真実を明らかにしているだけなのです。 ブルー:自分たちの不祥事には求められても黙り込むくせに、何が真実だよ。 怪人:おやおや、あなたは大きな勘違いをしていらっしゃるようですね。 ブルー:勘違い? 怪人:マスコミの言う真実とは、「自分たちにとって都合の良い筋書き」と言う意味です! ブルー:うわぁ、言っちゃったよ。 怪人:街頭インタビューは欲しい答えを言ってくれそうな人にだけ聞き、政治家の発言は一部だけを切り取り、ごく少数の反対意見をあたかも総意のように見せかけて批判殺到を装う!そう、この世の全ては報道次第でどうにでもなるんですよ! レッド:お前ホントに腐ってるな! ブルー:今までの怪人の中で一番凶悪なんじゃない? オレンジ:こいつは、ここで倒しておかないとだねぇ。 レッド:ああ、行くぞ、みんな! オレンジ:おう! ブルー:うん! レッド:サンデーレッド! ブルー:ウェンズデーブルー! オレンジ:チューズデーオレンジ! レッド:七人揃ってないけど、暦戦隊! ブルー:(同時に)カレンジャー! レッド:(同時に)カレンジャー! オレンジ:(同時に)カレンジャー! 怪人:ふっ、この私に挑むとは、愚かですねぇ。これでもくらいなさい!高速ストロボフラッシュ!パシャパシャパシャっ! オレンジ:うわっ! ブルー:まぶしいっ! レッド:くっ、点滅に注意してなるべく離れるんだ! 怪人:どうですか?私の技は? レッド:こいつ、なかなか手ごわいぞ。 怪人:当然です。私たちは密を避けるように呼び掛ける都知事の記者会見を、蜜の状態で報道するのですよ。甘くみてもらっては困ります。 ブルー:レッド、オレンジ!このままだと不利だよ! オレンジ:ここは早めに決着をつけるしかないね。 レッド:そうだな。 怪人:ほう、決着ですか。どうやってつけるというのですか? ブルー:決着は、「肩叩き機ゲーム」でつけてやる! レッド:え、必殺技とかじゃなくて? ブルー:何か問題でも? レッド:だって普通は熱いバトルが繰り広げられる展開じゃん。 ブルー:だから、「肩叩き機ゲーム」で熱いバトルを、 レッド:出せるか?「肩叩き機ゲーム」で、熱さ。 オレンジ:まぁ、何とかなるんじゃない? レッド:えー? ブルー:文句ばっかり言ってないで、いいからほら、やるよ! レッド:あ、はい。 怪人:「肩叩き機ゲーム」ですか。面白いですね。受けて立ちましょう。  :  :全員、順番を決め「肩叩き機ゲーム」をする。  :アウトになった人が抜けていき、最後に残った方が勝ち。  :  :==《カレンジャーが勝った場合》==  : ブルー:よし!勝ったぁ! 怪人:くっ!まさか、この私が負けるとは、 オレンジ:当然だよね。 怪人:大体、三対一とか、最初から不利すぎますよ、このルール。 レッド:じゃあこのカメラは頂いておくぞ。 怪人:まて!そのカメラだけは! レッド:ダメだな。このカメラの中にはブルーの隠し撮り写真のデータが入っているんだろ?そのデータは俺が預かっておく! ブルー:えっ? レッド:えっ? ブルー:ねえレッド。あたしの隠し撮り写真、どうするって? レッド:あの、だから、もちろん俺が確実に処分させて頂きますので。はい。ご安心下さい。 ブルー:却下。安心できる訳無いでしょ。  :  :ブルー、カメラを奪う。  : レッド:そんなぁ。 オレンジ:ま、当然だよねぇ。 レッド:確認、確認するだけ、 ブルー:絶対ダメ。  :  :レッド、ブルー、オレンジ、会話しながら去る。  : 怪人:くっ、カレンジャーの皆さん、私を倒しても、まだまだ私みたいなマスコミは山ほどいるのですよ。せいぜい気を付ける事ですね。ぐぁ。  :  :怪人、倒れる。  :  :-幕-  :  :==《怪人が勝った場合》==  : 怪人:勝った、勝ちましたよ! レッド:くっ、まさか、俺たちが負けるとは! 怪人:あれだけ不利な条件にも関わらず、 ブルー:信じられない。 怪人:これで、私の正しさが証明されましたね オレンジ:こんな奴が勝つなんて、間違ってる。 怪人:このことは、大々的に報道させてもらいます。暦戦隊カレンジャーも、ここらが潮時ですね。 ブルー:えっ? 怪人:えっ? ブルー:ねぇちょっとそこの変態ストーカーロリコン腐れ外道怪人。 怪人:誰が外道ですか。 オレンジ:それ以外はいいのか。 ブルー:あんた今、ここらが潮時って言った? 怪人:それがなにか? ブルー:潮時ってさ、物事を行うのに丁度良い時って意味なんだけど。 怪人:えっ!? ブルー:あっれぇ?ジャーナリストさんなのに、正しい日本語もご存じない?報道ってその程度の浅い知識でも出来るんですねぇ。 ブルー:そんな間違った言葉で一体何を伝えるんですかねぇ?確かさっき、正しさがどうとか仰ってましたよね?すごいですねぇ。 ブルー:あたしだったら恥ずかしくてとてもそんな事口にできませんよ。さすが至高の超一流ジャーナリストさんですねぇ。 怪人:く、お、覚えておきなさい!  :  :怪人、去る。  : ブルー:あんなのが本当に山ほどいるんだから、世も末だなぁ。 レッド:(同時に)うん。 オレンジ:(同時に)うん。  :  :-幕-

 :  暦戦隊カレンジャー ~VS報道怪人編~  :  0:   キャスト レッド:男 サンデーレッド。リーダー(自称)で、基本的に暇。基地には大体いる。 ブルー:女 ウェンズデーブルー。一応ヒロイン。ドS。基地にはそこそこよくいる。 オレンジ:男 チューズデーオレンジ。楽観的な性格。たまに基地にいる。ちょっとかっこつけてる部分もある。 怪人:男(女性でも可) 報道怪人。  :   :   :※本作は作中にゲームがあります。前読みをしない場合でも、ルールの確認をしておいてください。開場前に一度ゲームのリハーサルしておくことをお勧めします。  :また、マルチシナリオとなっており、ゲームの勝敗によってセリフやストーリーが変わるので気を付けてください。   :   :尚、ストーリーが大幅に変わらない程度のアドリブは推奨です。どんどん入れてください。   :   :   :《ルール「肩叩き機ゲーム」》  :最初のプレイヤーが、「肩叩き機」と一回言います。  :次の人は、「肩叩き機肩叩き機」という様に、順番に「肩叩き機」と言う言葉を一回ずつ増やして言っていきます。  :噛む、回数を間違える、順番を間違えるの他、  :息が続かない、回線のラグ、猫が邪魔した等、どのような理由であっても正しく言えなければ負けです。  :「肩叩き機」の他、「魔物の桃」「炙りカルビ」等連続して言いにくい言葉であれば自由にアレンジしてOKです。   :   :   :   :=====================  : 0:レッドとオレンジ、「肩叩き機ゲーム」をしている。  : 勝者:はい、お前の負けー。 敗者:くそー、負けたー! 勝者:じゃあ罰ゲームな。罰ゲームは、〇〇(モノマネ、歌等、任意の罰ゲームを指定)で!  :  :敗者、指定された罰ゲームをする。  : 勝者:はい、お疲れー。 敗者:ねぇ、もうそろそろやめない?疲れたよ。 勝者:そうだね。  :  :間。  : オレンジ:うーん、来ないねぇ。 レッド:来ないな。 オレンジ:連絡は? レッド:何も。 オレンジ:待ち合わせ、ここで合ってるよね? レッド:うん、時間も場所も間違いないよ。まぁ、あいつが遅れるのはいつもの事だし。 オレンジ:そうだけど、今日は特に遅いなって思って。 レッド:確かに、これは新記録かもな。 オレンジ:何かあったのかも。 レッド:何か? オレンジ:回転寿司に行ったら迷惑行為してるバカに絡まれたとか。 レッド:うーん、あるかも。 オレンジ:あり得る。 レッド:それか他にあるとすると、そうだな、  :  :ブルー、現れる。  : ブルー:二人とも、ごめん!お待たせ! レッド:おおっ!やっと来たか。 オレンジ:遅かったね。どうしたの? ブルー:いやそれがさ、ちゃんと集合時間には家を出たんだけど、 レッド:いや、集合時間に家を出たら間に合わないでしょ!何をもってして「ちゃんと」なんだ? オレンジ:それでも、ブルーちゃんの家からだとそんなにかからないよね? ブルー:それがさ、ちょっと困ったことになってて、 レッド:困った事?なに? ブルー:うん、どうも最近、嫌な視線を感じるというか、変な人に付きまとわれてるみたいな気がして。たまにシャッター音みたいなのも聞こえるし、 オレンジ:それって、つまりストーカーってこと? ブルー:多分。ほら、あたしってかわいいでしょ? レッド:えっ? ブルー:えっ? レッド:あ、 ブルー:何、レッド。あたし何か変なこと言った? レッド:いえ、何でもないです。続けてください。 ブルー:ふーん、まあいいや。でさ、あたしかわいいから、ストーカーとかしたくなる気持ちも分かるんだけど、それでもやっぱり気持ち悪くてさ、 オレンジ:あー、それで今日僕たちを呼び出したのか。 ブルー:うん。グリーンやゴールドお姉様を巻き込むわけにもいかないし。その点あんた達なら、あたしのせいで最悪そのストーカーに刺されても心が痛まないから。 レッド:俺たちの体は痛むけどな。 オレンジ:あれ、ちょっと待って。って事は、もしかして今も見られてるって事? ブルー:かもしれない。 オレンジ:だったら、呼んだら出てくるかもしれないね。 レッド:いやそれは無いだろ。 オレンジ:試しにやってみよう。おーい!ストーカー!いるのは分かってるんだ!出て来いよこの変態!  :  :怪人、物陰から現れる。  : 怪人:コラァっ! レッド:うわホントに出た! 怪人:誰が変態ですか! ブルー:お前だよ。 怪人:こっちが黙ってコソコソ聞いてれば、よくも勝手なことを言ってくれましたね。 レッド:黙ってコソコソ聞いてたらそれはもう変態確定では? 怪人:いいですか、私は変態でもなければストーカーでもありません!私は、こういう者です。  :  :怪人、名刺を渡す。  : ブルー:え何?名刺持ち歩いてんの? 怪人:私こそは、怪人にして至高の超一流ジャーナリスト。その名も、報道怪人マッス・コーミー! レッド:なに!?お前、怪人だったのか! 怪人:そうです。驚きましたか。 オレンジ:色んな意味でね。 怪人:私は怪人として、私たちの宿敵であるあなたを調査していたのですよ、暦戦隊カレンジャーの、ウェンズデーブルーさん。故に私は変態でもストーカーでも怪しい人でもありません。 レッド:いや、怪しい人と書いて怪人なんだよ。 ブルー:でも、あたしに付きまとっていたのは事実でしょ? 怪人:ジャーナリストとはそういうものです。いつ対象のスクープが撮れるか分からない。だから常に相手から目を離せないのです。 ブルー:じゃあもうストーカーじゃん。 怪人:それは違います。 オレンジ:どこが? 怪人:私がジャーナリストだからです。芸能人のプライベートを探って隠し撮りしようとも、被害者の自宅に大挙して押し寄せようとも、ジャーナリストである限り全て許されるのです! レッド:ものすごい暴論だな。 怪人:何とでも言いなさい。国民には知る権利があり、私には報道の自由がある!私たちは求められている真実を明らかにしているだけなのです。 ブルー:自分たちの不祥事には求められても黙り込むくせに、何が真実だよ。 怪人:おやおや、あなたは大きな勘違いをしていらっしゃるようですね。 ブルー:勘違い? 怪人:マスコミの言う真実とは、「自分たちにとって都合の良い筋書き」と言う意味です! ブルー:うわぁ、言っちゃったよ。 怪人:街頭インタビューは欲しい答えを言ってくれそうな人にだけ聞き、政治家の発言は一部だけを切り取り、ごく少数の反対意見をあたかも総意のように見せかけて批判殺到を装う!そう、この世の全ては報道次第でどうにでもなるんですよ! レッド:お前ホントに腐ってるな! ブルー:今までの怪人の中で一番凶悪なんじゃない? オレンジ:こいつは、ここで倒しておかないとだねぇ。 レッド:ああ、行くぞ、みんな! オレンジ:おう! ブルー:うん! レッド:サンデーレッド! ブルー:ウェンズデーブルー! オレンジ:チューズデーオレンジ! レッド:七人揃ってないけど、暦戦隊! ブルー:(同時に)カレンジャー! レッド:(同時に)カレンジャー! オレンジ:(同時に)カレンジャー! 怪人:ふっ、この私に挑むとは、愚かですねぇ。これでもくらいなさい!高速ストロボフラッシュ!パシャパシャパシャっ! オレンジ:うわっ! ブルー:まぶしいっ! レッド:くっ、点滅に注意してなるべく離れるんだ! 怪人:どうですか?私の技は? レッド:こいつ、なかなか手ごわいぞ。 怪人:当然です。私たちは密を避けるように呼び掛ける都知事の記者会見を、蜜の状態で報道するのですよ。甘くみてもらっては困ります。 ブルー:レッド、オレンジ!このままだと不利だよ! オレンジ:ここは早めに決着をつけるしかないね。 レッド:そうだな。 怪人:ほう、決着ですか。どうやってつけるというのですか? ブルー:決着は、「肩叩き機ゲーム」でつけてやる! レッド:え、必殺技とかじゃなくて? ブルー:何か問題でも? レッド:だって普通は熱いバトルが繰り広げられる展開じゃん。 ブルー:だから、「肩叩き機ゲーム」で熱いバトルを、 レッド:出せるか?「肩叩き機ゲーム」で、熱さ。 オレンジ:まぁ、何とかなるんじゃない? レッド:えー? ブルー:文句ばっかり言ってないで、いいからほら、やるよ! レッド:あ、はい。 怪人:「肩叩き機ゲーム」ですか。面白いですね。受けて立ちましょう。  :  :全員、順番を決め「肩叩き機ゲーム」をする。  :アウトになった人が抜けていき、最後に残った方が勝ち。  :  :==《カレンジャーが勝った場合》==  : ブルー:よし!勝ったぁ! 怪人:くっ!まさか、この私が負けるとは、 オレンジ:当然だよね。 怪人:大体、三対一とか、最初から不利すぎますよ、このルール。 レッド:じゃあこのカメラは頂いておくぞ。 怪人:まて!そのカメラだけは! レッド:ダメだな。このカメラの中にはブルーの隠し撮り写真のデータが入っているんだろ?そのデータは俺が預かっておく! ブルー:えっ? レッド:えっ? ブルー:ねえレッド。あたしの隠し撮り写真、どうするって? レッド:あの、だから、もちろん俺が確実に処分させて頂きますので。はい。ご安心下さい。 ブルー:却下。安心できる訳無いでしょ。  :  :ブルー、カメラを奪う。  : レッド:そんなぁ。 オレンジ:ま、当然だよねぇ。 レッド:確認、確認するだけ、 ブルー:絶対ダメ。  :  :レッド、ブルー、オレンジ、会話しながら去る。  : 怪人:くっ、カレンジャーの皆さん、私を倒しても、まだまだ私みたいなマスコミは山ほどいるのですよ。せいぜい気を付ける事ですね。ぐぁ。  :  :怪人、倒れる。  :  :-幕-  :  :==《怪人が勝った場合》==  : 怪人:勝った、勝ちましたよ! レッド:くっ、まさか、俺たちが負けるとは! 怪人:あれだけ不利な条件にも関わらず、 ブルー:信じられない。 怪人:これで、私の正しさが証明されましたね オレンジ:こんな奴が勝つなんて、間違ってる。 怪人:このことは、大々的に報道させてもらいます。暦戦隊カレンジャーも、ここらが潮時ですね。 ブルー:えっ? 怪人:えっ? ブルー:ねぇちょっとそこの変態ストーカーロリコン腐れ外道怪人。 怪人:誰が外道ですか。 オレンジ:それ以外はいいのか。 ブルー:あんた今、ここらが潮時って言った? 怪人:それがなにか? ブルー:潮時ってさ、物事を行うのに丁度良い時って意味なんだけど。 怪人:えっ!? ブルー:あっれぇ?ジャーナリストさんなのに、正しい日本語もご存じない?報道ってその程度の浅い知識でも出来るんですねぇ。 ブルー:そんな間違った言葉で一体何を伝えるんですかねぇ?確かさっき、正しさがどうとか仰ってましたよね?すごいですねぇ。 ブルー:あたしだったら恥ずかしくてとてもそんな事口にできませんよ。さすが至高の超一流ジャーナリストさんですねぇ。 怪人:く、お、覚えておきなさい!  :  :怪人、去る。  : ブルー:あんなのが本当に山ほどいるんだから、世も末だなぁ。 レッド:(同時に)うん。 オレンジ:(同時に)うん。  :  :-幕-