声劇台本置き場

あ：愛してるの一言さえ、こんな時にしか伝えられないなんて……情けないなぁ 0： い：いつも僕は先に行って、『こっちだよ』って君を呼んでいたけれど……今回だけは、追いかけてきちゃダメだよ 0： う：ウザったらしい日々に、これでおサラバか……随分呆気ないようで……少し寂しいな 0： え：怨嗟（えんさ）に満ちし魂よ。天に昇りし後は、どうか安らかに 0： お：置いてかないでくれ！……君を失ったら、俺はこの先どうすれば良いんだ 0： か：影武者としての役目……拙者は果たせたでしょうか？……殿、どうかご無事で 0： き：消えていく……私の身体が……そうか、やっと成仏できるのか。……ありがとう。君に会えて……本当に良かった 0： く：苦しくなんてないさ。私の最後の我儘を聞いてくれて、ありがとう。私を殺すのが君で良かった 0： け：喧嘩ばかりしていた君でさえ、失うのがこんなにも辛いなんてね…… 0： こ：この命、タダでくれてやるわけねぇだろ。侵入して来たネズミが自爆するのは、予想外だったか？ 0： さ：最後に私の眼に映る景色が、君の笑顔だったのなら……私は、満足して逝けたのだろうか 0： し：『死に際に、君との過去と、明日思ふ（う）』……返しの詩（うた）が聞けないのが、残念だよ 0： す：凄いね、君は。命を賭（と）して、皆を守る……私はそんなに、強くなれないや 0： せ：精神汚染を受けた以上、殺すしかない。だから……一思いに頼む 0： そ：その一言を……お前から聞きたかった。ありがとう。……これで悔いなく逝ける 0： た：偶（たま）には頼れって言ったのに、1人で無茶ばっかりしやがって……死んじまったら、意味無いだろうが！ 0： ち：血を流しすぎたか……クソ、視界が歪みやがる。……少し休むか。少し休んで、早くアイツらのもとに…… 0： つ：辛くても、悲しくても、決して涙を零してはいけない……おかしい。命令は絶対なはずなのに、どうして涙が 0： て：天涯孤独で生涯を終えるつもりだったのになぁ……。なんだか、あったけぇや 0： と：弔うのに、敵も味方も関係ないさ。命を奪う行為は、等しく悪なのだから 0： な：泣いちゃいけないって、わかってるんだけどな……これだけ雨が降ってれば、バレないかな 0： に：逃げれぬと分かった途端、自爆覚悟の特攻……敵ながら天晴れだ。汝が勇姿、忘れはせぬ 0： ぬ：濡れ衣だ！俺じゃない！俺はやってない！……やめろ……俺はまだ死にたくな─── 0： ね：願いたもうた幸せは、既にこの手にあったのか……。まさか死を惜しむ時が来ようとはな 0： の：望みは死者の復活。対価は俺の命。さぁ持っていけ。等価交換だ 0： は：敗者に情けなど要らぬ。この命、貴様が取らぬなら、己が手で絶（た）つのみ！ 0： ひ：酷い有り様だな。お互いに、だが。……少し思い出話をしないか？どちらかが…二度と目覚めぬ眠りにつくまで 0： ふ：不老不死と言うのも、楽では無いのう。こう何度も親しき者の死を見ても、やはり慣れん 0： へ：兵士は、死をもってして英雄となる。……隊長。俺もすぐにそっちへ行きます。英雄となって 0： ほ：崩壊が始まったか。なんだ、悲しんでくれるのか？……ふっ、ありがとな。あぁ、充分だ 0： ま：間違いだらけの人生だった。……それでも……いや。だからこそ、良き人生であった 0： み：皆……死んだ。……なんで俺だけ生き残ってんだよ……なんで俺だけ！ 0： む：無念だ……我が野望を果たせず、この身体は朽ちようとしている 0： め：目にゴミが入っただけさ。泣いちゃいねぇよ 0： も：もうアイツを泣かせねぇって決めたのに……最後の最後で、約束……破っちまったな 0： や：安らかに眠れ、勇敢なる戦士よ。もしあの世で会えたのなら、勝負の続きでもしよう 0： ゆ：夢は夢のまま終わる……か。でも俺は、お前と一緒に夢を追えて、楽しかった。……お前はちゃんと、夢…叶えろよ？ 0： よ：黄泉へは必ず行く。だから……先に向こうで待っててくれ。いつか必ず連れ戻すから 0： ら：来世でまた会いましょう。できることなら……友として 0： り：理解し合えぬ者と戦うのは、避けられぬ事だ。……貴様は胸を張って生きよ。勝者なのだから 0： る：ルール？人が死ぬ事がルールだと？……なら、次はお前を死なせてやるよ。クズ野郎 0： れ：レベル差なぞ、ただの数値だ。首を斬られ、心の臓を貫かれれば、簡単に死ぬ 0： ろ：ロクデナシのまま死ぬのは……ごめんなんでね。……ちっとは役に、たっただろ？ 0： わ：忘れられるのは辛いが、もし俺のせいで辛い思いをするのなら……忘れちまってくれ 0： を：ヲタクを……舐めるなよ……好きなものの為なら、命なんて惜しくないんだよ！ 0： ん：……ん？父…さん？……そっか、俺はもう……。なぁ父さん、聞いてくれよ。話したいことがいっぱいあってさ