台本概要

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タイトル 噛まないカメさん
作者名 まりおん  (@marion2009)
ジャンル 童話
演者人数 2人用台本(不問2)
時間 10 分
台本使用規定 台本説明欄参照
説明 わたしに実害が無い範囲で、有料無料に関わらず全て自由にお使いください。
過度のアドリブ、内容や性別、役名の改編も好きにしてください。
わたしへの連絡や、作者名の表記なども特に必要ありません。

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
不問 67 絶対に噛みません。
不問 67 一度も噛んだことありません。
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

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0: 0:昔話のようなお話の『*噛《か》まないカメさん』を三話まとめました。 0:活舌練習に一人で読んでも、二人で掛け合って勝負してもいいかと。 0:全部読むの大変だから、一回一話くらいがちょうどいいと思います。  :   :  0:*噛《か》まないカメさん① 兎:(語り)昔々あるところに、絶対に*噛《か》まないカメがいました。 亀:「僕は今まで一度も*噛《か》んだことが無いんだ。これからも*噛《か》むことなんてないよ。」 兎:(語り)そこへ、カメの友達のウサギさんがやってきました。 兎:「やあ、カメさんこんにちは。」 亀:「うさぎさん、いつも言ってるじゃないか。ちゃんと名前で呼んでくれって。 亀:僕の名前はパブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウラ・ファン・ネポムセノ・マリア・デ・ロス・レメディオス・クリスピン・クリスピニャーノ・デ・ラ・サンテシマ・トリニダー・ルイス・イ・ピカソだって。」 兎:「カメさん、何言ってるんだよ。 兎:パブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウラ・ファン・ネポムセノ・マリア・デ・ロス・レメディオス・クリスピン・クリスピニャーノ・デ・ラ・サンテシマ・トリニダー・ルイス・イ・ピカソ。 兎:*略《りゃく》してパブロ・ピカソは有名な画家の名前じゃないか。それにカメさんこそ、僕の名前をちゃんと呼んでくれよ。 兎:僕はマリー=アントワネット=ジョゼフ=ジャンヌ・ド・アプスブール=ロレーヌだよ。」 亀:「それはフランス国王ルイ16世の王妃の名前じゃないか。ウサギさんこそ何言ってるんだよ。」 兎:「バレたか。」 亀:「当然だよ。まったく。ところで今日はどうしたの?」 兎:「うん。実はね、*書写山《しょしゃざん》の*社僧正《しゃそうじょう》が*古栗《ふるくり》の木の*古切口《ふるきりくち》に腰掛けてたらしいんだけど、その*古栗《ふるくり》の木の*古切口《ふるきりくち》に*古釘《ふるくぎ》が刺さってたらしいんだ。」 亀:「ええ?*古栗《ふるくり》の木の*古切口《ふるきりくち》に*古釘《ふるくぎ》が刺さってたのかい?*古栗《ふるくり》の木の*古切口《ふるきりくち》の釘は引き抜きにくい釘だろうなぁ。」 兎:「そうなんだ。*古栗《ふるくり》の木の*古切口《ふるきりくち》の釘があまりに引き抜きにくくて、*書写山《しょしゃざん》の*社僧正《しゃそうじょう》は*縄《なわ》を使って引き抜こうとしたんだ。」 亀:「*縄《なわ》を?その*書写山《しょしゃざん》の*社僧正《しゃそうじょう》は名のある*縄《なわ》の*罠師《わなし》なのかい?」 兎:「そうなんだ。*書写山《しょしゃざん》の*社僧正《しゃそうじょう》は名のある*縄《なわ》の*罠師《わなし》でもあったんだ。だから*縄《なわ》を使って*古栗《ふるくり》の木の*古切口《ふるきりくち》に刺さった引き抜きにくい釘を引き抜いた。そしたら。」 亀:「そしたら?」 兎:「中から*鶏《にわとり》が二羽出てきたんだ。」 亀:「ええ!?じゃあ今、*書写山《しょしゃざん》の*社僧正《しゃそうじょう》の庭には二羽*鶏《にわとり》がいるのかい?」 兎:「そうなんだよ。」 亀:「いいなぁ。僕も*鶏《にわとり》欲しいなぁ。」 兎:「なあ、僕たちも行ってみないか?」 亀:「*古栗《ふるくり》の木に?」 兎:「そう。」 亀:「でももう、*古栗《ふるくり》の木の*古切口《ふるきりくち》には、引き抜きにくい釘は刺さってないんだろう?」 兎:「たしかにその*古栗《ふるくり》の木の*古切口《ふるきりくち》には引き抜きにくい釘は刺さってないけれど、他の*古栗《ふるくり》の木の*古切口《ふるきりくち》に引き抜きにくい釘が刺さってるかもしれないじゃないか。」 亀:「でも、だいたい引き抜きにくい釘が刺さってたとしても、僕たちは名のある*縄《なわ》の*罠師《わなし》じゃないんだよ?引き抜きにくい釘なんか抜けないじゃないか。」 兎:「そう言うだろうと思って、もらってきたんだ。じゃ~ん!名のある*縄《なわ》の*罠師《わなし》が作った罠さ。」 亀:「え?その罠*縄《なわ》なの?名のある*縄《なわ》の*罠師《わなし》の罠なの?」 兎:「そうさ。*書写山《しょしゃざん》の*社僧正《しゃそうじょう》でもある名のある*縄《なわ》の*罠師《わなし》に頼み込んで作ってもらった*縄《なわ》の罠さ。」 亀:「へえ~、すごい。これ、*縄《なわ》の罠なんだ?全然*縄《なわ》に見えないね。さすが名のある*縄《なわ》の*罠師《わなし》だね。」 兎:「ね、これで大丈夫でしょ?一緒に*古栗《ふるくり》の木のあるところに行こうよ。」 亀:「そうだね。でも、ごめん。今日は僕行けないや。」 兎:「どうしてだい?」 亀:「うん。僕、今日は*東京特許許可局《とうきょうとっきょきょかきょく》に行って、*貨客船《かきゃくせん》の*旅客《りょかく》に会わなきゃいけないんだ。」 兎:「それは嘘だね。」 亀:「え?なんで?僕、嘘なんか*吐《つ》かないよ。」 兎:「いいかい、カメさん。この世に*東京特許許可局《とうきょうとっきょきょかきょく》なんてものは無いんだ。*東京特許許可局《とうきょうとっきょきょかきょく》は作られた言葉なんだよ。」 亀:「ええ!?なんだって!?*東京特許許可局《とうきょうとっきょきょかきょく》は存在しないの!?」 兎:「そうだよ。だから、そこに来るという*貨客船《かきゃくせん》の*旅客《りょかく》もいないんだ。」 亀:「じゃあ、僕は*騙《だま》されたってこと?」 兎:「カメさんは人が良いからね。簡単に*騙《だま》されちゃダメだよ。」 亀:「うん。わかった。ところで。」 兎:「ん?なんだい?」 亀:「本当に*書写山《しょしゃざん》の*社僧正《しゃそうじょう》でもある名のある*縄《なわ》の*罠師《わなし》が、*古栗《ふるくり》の木の*古切口《ふるきりくち》に刺さった引き抜きにくい釘を抜いたら*鶏《にわとり》が二羽出てきたの?」 兎:「そうだよ。*書写山《しょしゃざん》の*社僧正《しゃそうじょう》でもある名のある*縄《なわ》の*罠師《わなし》が、*古栗《ふるくり》の木の*古切口《ふるきりくち》に刺さった引き抜きにくい釘を抜いたら、*鶏《にわとり》が二羽出てきたんだ。なんだい?カメさん。僕が信じられないのかい?」 亀:「君が言ったんじゃないか。簡単に*騙《だま》されちゃダメだって。」 兎:「・・・やっちゃったなぁ。そうだよ。全部嘘さ。」 亀:「やっぱりね。おかしいと思ったんだ。」 兎:「ちぇ、おしかったな。もう少しだったのに。」 亀:「もう、僕を*騙《だま》そうとするのはやめてよね。」 兎:「わかった。今度はもっと面白いの考えてくるから。」 亀:「全然わかってないじゃないか。まったく。」 0:①おわり  :   :  0:*噛《か》まないカメさん② 兎:(語り)昔々あるところに、絶対に*噛《か》まないカメがいました。 亀:「今日も僕は*噛《か》まないよ。絶対に*噛《か》むもんか。」 兎:(語り)そこへ、カメの友達のウサギがやってきました。 兎:「やあ、サルバドー・ドメネク・ファリプ・ジャシン・ダリ・イ・ドメネク、こんにちは。」 亀:「ちょっと、兎さん。サルバドー・ドメネク・ファリプ・ジャシン・ダリ・イ・ドメネクは、スペインのシュールレアリズムの画家の名前じゃないか。」 兎:「あれ?違ったっけ?ごめんごめん。」 亀:「まったくもう。で、今日はどうしたの?」 兎:「うん。今日は天気も良いし、*牛奥ノ雁ヶ腹摺山《うしおくのがんがはらすりやま》にでも行きたいなと思って。良かったら亀さんもどう?」 亀:「*牛奥ノ雁ヶ腹摺山《うしおくのがんがはらすりやま》?それって山梨県の?」 兎:「そう。*小金沢連峰《こがねざわれんぽう》の中央部に位置する*牛奥ノ雁ヶ腹摺山《うしおくのがんがはらすりやま》。」 亀:「そっか。でも*小金沢連峰《こがねざわれんぽう》の*牛奥ノ雁ヶ腹摺山《うしおくのがんがはらすりやま》もいいけど、僕はもっと行ってみたい所があるんだ。」 兎:「ほう。それはどこだい?」 亀:「うん。ニュージーランド・ホークス・ベイ地方南部にあるマンガオラパの近くのタウマタファカタンギハンガコアウアウオマタテアポカイフェネアキタナタフって丘さ。」 兎:「カメさん。ニュージーランド・ホークス・ベイ地方南部にあるマンガオラパ近くの丘は、タウマタファカタンギハンガコアウアウオタマテアポカイフェヌアキタナタフだよ。」 亀:「え?タウマタファカタンギハンガコアウアウオタマテアポカイフェヌアキタナタフ?僕ずっとタウマタファカタンギハンガコアウアウオマタテアポカイフェネアキタナタフだと思ってたよ。」 兎:「ちなみに、マオリ語ではタウタマファカタンギハンガコアウアウオタマトゥリプカカピキマウンガホロヌクポカイフェブアキタナタフって言うんだ。」 亀:「へえ、マオリ語ではタウタマファカタンギハンガコアウアウオタマトゥリプカカピキマウンガホロヌクポカイフェブアキタナタフって言うんだ?兎さんは物知りだね。」 兎:「そんな事ないよ。一般常識だよ。でもじゃあ、今日はどうするかな。」 亀:「どうするって?」 兎:「カメさんと一緒に*牛奥ノ雁ヶ腹摺山《うしおくのがんがはらすりやま》に登ろうと思ってたんだ。」 亀:「そっか。」 兎:「それで、スタバでベンティアショットヘーゼルナッツバニラアーモンドキャラメルエキストラホイップキャラメルソースモカソースランバチップチョコレートクリームフラペチーノを買ってきたんだ。」 亀:「ああ、あれ美味しいよね。」 兎:「・・・言わないの?」 亀:「・・・言わないよ。」 兎:「そう・・・。」 亀:「うん・・・。」 兎:「そうだ。この前*熊《くま》と飲みに行ったんだけどそこにクマノミとクマノミのママがいて、*熊《くま》のみと飲みたいのにクマノミがクマノミのママと*熊《くま》の前で飲みだして、もう*熊《くま》もままならなくてもどかしかったよ。」 亀:「クマノミとクマノミのママは前も飲みだしたら止まらなかったよ。まだクマノミのママはマシだけど、クマノミとウミウシと*熊《くま》でクマノミのママに桃とスモモの事で*揉《も》めだした時はどうしようかと思っちゃった。」 兎:「それはもう*修羅場《しゅらば》だね。*書写山《しょしゃざん》の*社僧正《しゃそうじょう》がそこにいなくて良かったよ。*書写山《しょしゃざん》の*社僧正《しゃそうじょう》は少々説教が*辛辣《しんらつ》だからね。まるでシャア少佐の*機銃掃射《きじゅうそうしゃ》みたいにね。」 亀:「たしかに、*書写山《しょしゃざん》の*社僧正《しゃそうじょう》の説教はシャア少佐の*機銃掃射《きじゅうそうしゃ》くらいうるさいよね。そうそう*書写山《しょしゃざん》の*社僧正《しゃそうじょう》は、少数の*双生児《そうせいじ》の*総称《そうしょう》を少々*尚早《しょうそう》だと*焦燥感《しょうそうかん》を感じているみたいだよ。」 兎:「え?*書写山《しょしゃざん》の*社僧正《しゃそうじょう》は少数の*双生児《そうせいじ》の*総称《そうしょう》を少々*尚早《しょうそう》だと*焦燥感《しょうそうかん》を感じてるの?*書写山《しょしゃざん》の*社僧正《しゃそうじょう》は少数の*双生児《そうせいじ》に、決定は少々*尚早《しょうそう》だと少数の*双生児《そうせいじ》の*総称《そうしょう》を*新規《しんき》に*創造《そうぞう》するよう言いそうだなぁ。」 亀:「でしょ?僕も*書写山《しょしゃざん》の*社僧正《しゃそうじょう》なら少数の*双生児《そうせいじ》に、少数の*双生児《そうせいじ》の*総称《そうしょう》の決定は少々*尚早《しょうそう》だと言って、*新規《しんき》に少数の*双生児《そうせいじ》の*総称《そうしょう》を*創造《そうぞう》するよう*早々《そうそう》に説得すると思うんだ。」 兎:「*川上《かわかみ》の亀をよく*噛《か》む*狸《たぬき》はなんて言うかな?」 亀:「ああ、あの*川上《かわかみ》の僕をよく*噛《か》む*狸《たぬき》ね。あの*川上《かわかみ》の*噛《か》む*狸《たぬき》さ、亀と紙を見間違えてるみたいで、紙と間違えて亀を*噛《か》もうとするんだ。」 兎:「亀と紙を見間違える?*川上《かわかみ》の*噛《か》む*狸《たぬき》は何を勘違いしてるんだ?大体、亀と紙を見間違えても、亀も紙も*噛《か》むものじゃないのに、*川上《かわかみ》の*噛《か》む*狸《たぬき》はなんで*噛《か》むんだ。」 亀:「どうやら亀も紙も*鎌《かま》もメモも桃も玉もラマも耳も豆もママも*飴《あめ》もハムも*噛《か》むみたいなんだよ。」 兎:「え?亀も紙も*鎌《かま》もメモも桃も玉もラマも耳も豆もママも*飴《あめ》もハムも*噛《か》むのかい?*川上《かわかみ》の*噛《か》む*狸《たぬき》は頭がおかしいな。」 亀:「うん。だからもう*川上《かわかみ》の*噛《か》む*狸《たぬき》には近づかないようにしようと思って。」 兎:「たしかに、*川上《かわかみ》の*噛《か》む*狸《たぬき》には近づかないのが一番だな。」 亀:「それでウサギさん、結局今日はどうするの?」 兎:「帰って寝るよ。」 亀:「*牛奥ノ雁ヶ腹摺山《うしおくのがんがはらすりやま》、行かんのかい。」 0:②おわり  :   :  0:*噛《か》まないカメさん③ 兎:(語り)昔々あるところに、絶対に*噛《か》まないカメがいました。 亀:「僕は絶対に*噛《か》まないよ。*噛《か》む奴の気が知れないね。」 兎:(語り)そこへカメの友達のウサギがやって来ました。 兎:「やあ、アル=ジャマーヒーリーヤ・アル=アラビーヤ・アッ=リービーヤ・アッ=シャアビーヤ・アル=イシュティラーキーヤ・アル=ウズマー、こんにちは。」 亀:「ちょっと兎さん、アル=ジャマーヒーリーヤ・アル=アラビーヤ・アッ=リービーヤ・アッ=シャアビーヤ・アル=イシュティラーキーヤ・アル=ウズマーは、昔のリビアの正式名称じゃないか。まったく。」 兎:「あれ?そうだったっけ?ごめんごめん。ところで亀さん、知ってるかい?」 亀:「何を?」 兎:「*蝙蝠《こうもり》の高校には*空港《くうこう》が*併設《へいせつ》されてるらしいよ。」 亀:「へえ。*蝙蝠《こうもり》の高校に*空港《くうこう》が?じゃあ、*蝙蝠《こうもり》の高校の校庭に*空港《くうこう》の*航空機《こうくうき》も来るのかな?」 兎:「*蝙蝠《こうもり》の高校に*空港《くうこう》が*併設《へいせつ》されてるなら、*蝙蝠《こうもり》の高校の校庭にも*空港《くうこう》の*航空機《こうくうき》が降りてくる事もあるんじゃない?」 亀:「*飛行船《ひこうせん》や*飛空挺《ひくうてい》も?」 兎:「*飛行船《ひこうせん》の*航空士《こうくうし》も*飛空挺《ひくうてい》の*空挺士《くうていし》もその*蝙蝠《こうもり》の高校出身がいるだろうし、*蝙蝠《こうもり》の高校の*空港《くうこう》には*航行《こうこう》する*航空機《こうくうき》も*飛行船《ひこうせん》も*飛空挺《ひくうてい》も来るんじゃないかな。」 亀:「やっぱり*飛空挺《ひくうてい》の*空挺士《くうていし》も*飛行船《ひこうせん》の*航空士《こうくうし》も*蝙蝠《こうもり》の高校の*空港《くうこう》の*航空機《こうくうき》で*航行《こうこう》する時もあるのかな?」 兎:「そりゃ、*飛空挺《ひくうてい》の*空挺士《くうていし》も*飛行船《ひこうせん》の*航空士《こうくうし》も*蝙蝠《こうもり》の高校の*空港《くうこう》の*航空機《こうくうき》で*航行《こうこう》する時もあるだろう。」 亀:「じゃあ、*飛空挺《ひくうてい》の*空挺士《くうていし》も*飛行船《ひこうせん》の*航空士《こうくうし》も、*航空機《こうくうき》の*飛行士《ひこうし》の資格を持ってるってこと?」 兎:「*飛空挺《ひくうてい》の*空挺士《くうていし》も*飛行船《ひこうせん》の*航空士《こうくうし》も、*航空機《こうくうき》の*飛行士《ひこうし》の資格を*空港《くうこう》の横の高校で*取得《しゅとく》してるだろうな。」 亀:「そうなんだ?大変そう。」 兎:「しかもその*蝙蝠《こうもり》の高校、*皇帝《こうてい》と*皇后《こうごう》が高校の*空港《くうこう》を使って、*皇帝《こうてい》は*飛行船《ひこうせん》の*航空士《こうくうし》と*航空機《こうくうき》の*飛行士《ひこうし》を、*皇后《こうごう》は*飛空挺《ひくうてい》の*空挺士《くうていし》と*航空機《こうくうき》の*飛行士《ひこうし》を*抱《かか》えてるらしいよ。」 亀:「*皇帝《こうてい》と*皇后《こうごう》が*蝙蝠《こうもり》の高校の*空港《くうこう》を使って、*皇帝《こうてい》は*飛行船《ひこうせん》の*航空士《こうくうし》と*航空機《こうくうき》の*飛行士《ひこうし》を、*皇后《こうごう》は*飛空挺《ひくうてい》の*空挺士《くうていし》と*航空機《こうくうき》の*飛行士《ひこうし》を抱えてるの?*蝙蝠《こうもり》の高校の校庭と*空港《くうこう》は混んでそうだね。」 兎:「だろ?その話を聞いて絶対使いたくないって思っちゃった、」 亀:「ところで兎さん、今日*旧友《きゅうゆう》と*共有中《きょうゆうちゅう》の*脳《のう》と*糖尿《とうにょう》の尿を京都のニュー*農学舎《のうがくしゃ》の*尿学者《にょうがくしゃ》に*納入《のうにゅう》するんだけど、手伝ってくれるかい?」 兎:「なんだって?今日*旧友《きゅうゆう》と*共有中《きょうゆうちゅう》の*脳《のう》と*糖尿《とうにょう》の尿を京都のニュー*農学舎《のうがくしゃ》の*尿学者《にょうがくしゃ》に*納入《のうにゅう》するって?*糖尿《とうにょう》の尿はわかるけど、*旧友《きゅうゆう》と*共有中《きょうゆうちゅう》の*脳《のう》ってなんだい?」 亀:「ああ、ごめん。*旧友《きゅうゆう》と*共有中《きょうゆうちゅう》の*脳《のう》じゃなくて、*旧友《きゅうゆう》と*共有中《きょうゆうちゅう》のノートを京都のニュー*農学舎《のうがくしゃ》の*尿学者《にょうがくしゃ》に*納入《のうにゅう》するんだった。」 兎:「*勘弁《かんべん》してくれよ。何かの犯罪かと思っちゃったよ。」 亀:「もう一度ちゃんと言うね。今日*旧友《きゅうゆう》と*共有中《きょうゆうちゅう》のノートと*糖尿《とうにょう》の尿を京都のニュー*農学舎《のうがくしゃ》の*尿学者《にょうがくしゃ》に*納入《のうにゅう》するんだけど、手伝ってくれるかい?」 兎:「今日*旧友《きゅうゆう》と*共有中《きょうゆうちゅう》のノートと*糖尿《とうにょう》の尿を京都のニュー*農学舎《のうがくしゃ》の*尿学者《にょうがくしゃ》に*納入《のうにゅう》するのか。でも、今日は忙しいから悪いね。」 亀:「そっか。それじゃあ仕方ないね。」 兎:「実は僕もカメさんを誘いに来たんだよ。」 亀:「そうだったんだ?何かあったの?」 兎:「うん。*書写山《しょしゃざん》の*社僧正《しゃそうじょう》がシャア少佐の*症状《しょうじょう》を*診《み》て*早々《そうそう》、*寝耳に水《ねみみにみず》だと*右耳《みぎみみ》を*揉《も》みながら言ったらしい。」 亀:「え?*書写山《しょしゃざん》の*社僧正《しゃそうじょう》がシャア少佐の*症状《しょうじょう》を*診《み》て*早々《そうそう》、*寝耳に水《ねみみにみず》だと*右耳《みぎみみ》を*揉《も》みながら言ったの?」 兎:「それで、*寝耳に水《ねみみにみず》だと*右耳《みぎみみ》を*揉《も》みながら言ったという、*書写山《しょしゃざん》の*社僧正《しゃそうじょう》が*診《み》たシャア少佐の*症状《しょうじょう》を*想像《そうぞう》してみたけど、全然*想像《そうぞう》つかなくてさ。」 亀:「そうだね。*寝耳に水《ねみみにみず》だと*右耳《みぎみみ》を*揉《も》みながら言うなんて、*書写山《しょしゃざん》の*社僧正《しゃそうじょう》が*診《み》たシャア少佐の*症状《しょうじょう》がどんななのか、全然*想像《そうぞう》つかないね。」 兎:「だからシャア少佐の*症状《しょうじょう》を*想像《そうぞう》するより、お*見舞《みま》いに行こうかなって。」 亀:「確かに、シャア少佐の*症状《しょうじょう》を*想像《そうぞう》するより、お*見舞《みま》いに行くほうが早いね。」 兎:「でもそうかぁ。カメさんは今日は*旧友《きゅうゆう》と*共有中《きょうゆうちゅう》のノートと*糖尿《とうにょう》の尿を京都のニュー*農学舎《のうがくしゃ》の*尿学者《にょうがくしゃ》に*納入《のうにゅう》するのか。」 亀:「うん、ごめんね。今日は*旧友《きゅうゆう》と*共有中《きょうゆうちゅう》のノートと*糖尿《とうにょう》の尿を京都のニュー*農学舎《のうがくしゃ》の*尿学者《にょうがくしゃ》に*納入《のうにゅう》するんだ。」 兎:「それじゃあ明日、*寝耳に水《ねみみにみず》だと*右耳《みぎみみ》を*揉《も》みながら*書写山《しょしゃざん》の*社僧正《しゃそうじょう》に言われたシャア少佐のお*見舞《みま》いに一緒に行かない?」 亀:「うん、明日なら*寝耳に水《ねみみにみず》だと*右耳《みぎみみ》を*揉《も》みながら*書写山《しょしゃざん》の*社僧正《しゃそうじょう》に言われたシャア少佐のお*見舞《みま》いに一緒に行けるよ。」 兎:「じゃ明日、頭*叩《たた》く*鷹《たか》とスネつねる*狐《きつね》ときつくつくねツツク*啄木鳥《きつつき》も一緒に誘おうかな。。」 亀:「それはいいね。明日、頭*叩《たた》く*鷹《たか》とスネつねる*狐《きつね》ときつくつくねツツク*啄木鳥《きつつき》と一緒に行こうよ。」 兎:「わかった。それじゃあカメさん、また明日ね。」 亀:「うん、また明日。」 0:おわり

0: 0:昔話のようなお話の『*噛《か》まないカメさん』を三話まとめました。 0:活舌練習に一人で読んでも、二人で掛け合って勝負してもいいかと。 0:全部読むの大変だから、一回一話くらいがちょうどいいと思います。  :   :  0:*噛《か》まないカメさん① 兎:(語り)昔々あるところに、絶対に*噛《か》まないカメがいました。 亀:「僕は今まで一度も*噛《か》んだことが無いんだ。これからも*噛《か》むことなんてないよ。」 兎:(語り)そこへ、カメの友達のウサギさんがやってきました。 兎:「やあ、カメさんこんにちは。」 亀:「うさぎさん、いつも言ってるじゃないか。ちゃんと名前で呼んでくれって。 亀:僕の名前はパブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウラ・ファン・ネポムセノ・マリア・デ・ロス・レメディオス・クリスピン・クリスピニャーノ・デ・ラ・サンテシマ・トリニダー・ルイス・イ・ピカソだって。」 兎:「カメさん、何言ってるんだよ。 兎:パブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウラ・ファン・ネポムセノ・マリア・デ・ロス・レメディオス・クリスピン・クリスピニャーノ・デ・ラ・サンテシマ・トリニダー・ルイス・イ・ピカソ。 兎:*略《りゃく》してパブロ・ピカソは有名な画家の名前じゃないか。それにカメさんこそ、僕の名前をちゃんと呼んでくれよ。 兎:僕はマリー=アントワネット=ジョゼフ=ジャンヌ・ド・アプスブール=ロレーヌだよ。」 亀:「それはフランス国王ルイ16世の王妃の名前じゃないか。ウサギさんこそ何言ってるんだよ。」 兎:「バレたか。」 亀:「当然だよ。まったく。ところで今日はどうしたの?」 兎:「うん。実はね、*書写山《しょしゃざん》の*社僧正《しゃそうじょう》が*古栗《ふるくり》の木の*古切口《ふるきりくち》に腰掛けてたらしいんだけど、その*古栗《ふるくり》の木の*古切口《ふるきりくち》に*古釘《ふるくぎ》が刺さってたらしいんだ。」 亀:「ええ?*古栗《ふるくり》の木の*古切口《ふるきりくち》に*古釘《ふるくぎ》が刺さってたのかい?*古栗《ふるくり》の木の*古切口《ふるきりくち》の釘は引き抜きにくい釘だろうなぁ。」 兎:「そうなんだ。*古栗《ふるくり》の木の*古切口《ふるきりくち》の釘があまりに引き抜きにくくて、*書写山《しょしゃざん》の*社僧正《しゃそうじょう》は*縄《なわ》を使って引き抜こうとしたんだ。」 亀:「*縄《なわ》を?その*書写山《しょしゃざん》の*社僧正《しゃそうじょう》は名のある*縄《なわ》の*罠師《わなし》なのかい?」 兎:「そうなんだ。*書写山《しょしゃざん》の*社僧正《しゃそうじょう》は名のある*縄《なわ》の*罠師《わなし》でもあったんだ。だから*縄《なわ》を使って*古栗《ふるくり》の木の*古切口《ふるきりくち》に刺さった引き抜きにくい釘を引き抜いた。そしたら。」 亀:「そしたら?」 兎:「中から*鶏《にわとり》が二羽出てきたんだ。」 亀:「ええ!?じゃあ今、*書写山《しょしゃざん》の*社僧正《しゃそうじょう》の庭には二羽*鶏《にわとり》がいるのかい?」 兎:「そうなんだよ。」 亀:「いいなぁ。僕も*鶏《にわとり》欲しいなぁ。」 兎:「なあ、僕たちも行ってみないか?」 亀:「*古栗《ふるくり》の木に?」 兎:「そう。」 亀:「でももう、*古栗《ふるくり》の木の*古切口《ふるきりくち》には、引き抜きにくい釘は刺さってないんだろう?」 兎:「たしかにその*古栗《ふるくり》の木の*古切口《ふるきりくち》には引き抜きにくい釘は刺さってないけれど、他の*古栗《ふるくり》の木の*古切口《ふるきりくち》に引き抜きにくい釘が刺さってるかもしれないじゃないか。」 亀:「でも、だいたい引き抜きにくい釘が刺さってたとしても、僕たちは名のある*縄《なわ》の*罠師《わなし》じゃないんだよ?引き抜きにくい釘なんか抜けないじゃないか。」 兎:「そう言うだろうと思って、もらってきたんだ。じゃ~ん!名のある*縄《なわ》の*罠師《わなし》が作った罠さ。」 亀:「え?その罠*縄《なわ》なの?名のある*縄《なわ》の*罠師《わなし》の罠なの?」 兎:「そうさ。*書写山《しょしゃざん》の*社僧正《しゃそうじょう》でもある名のある*縄《なわ》の*罠師《わなし》に頼み込んで作ってもらった*縄《なわ》の罠さ。」 亀:「へえ~、すごい。これ、*縄《なわ》の罠なんだ?全然*縄《なわ》に見えないね。さすが名のある*縄《なわ》の*罠師《わなし》だね。」 兎:「ね、これで大丈夫でしょ?一緒に*古栗《ふるくり》の木のあるところに行こうよ。」 亀:「そうだね。でも、ごめん。今日は僕行けないや。」 兎:「どうしてだい?」 亀:「うん。僕、今日は*東京特許許可局《とうきょうとっきょきょかきょく》に行って、*貨客船《かきゃくせん》の*旅客《りょかく》に会わなきゃいけないんだ。」 兎:「それは嘘だね。」 亀:「え?なんで?僕、嘘なんか*吐《つ》かないよ。」 兎:「いいかい、カメさん。この世に*東京特許許可局《とうきょうとっきょきょかきょく》なんてものは無いんだ。*東京特許許可局《とうきょうとっきょきょかきょく》は作られた言葉なんだよ。」 亀:「ええ!?なんだって!?*東京特許許可局《とうきょうとっきょきょかきょく》は存在しないの!?」 兎:「そうだよ。だから、そこに来るという*貨客船《かきゃくせん》の*旅客《りょかく》もいないんだ。」 亀:「じゃあ、僕は*騙《だま》されたってこと?」 兎:「カメさんは人が良いからね。簡単に*騙《だま》されちゃダメだよ。」 亀:「うん。わかった。ところで。」 兎:「ん?なんだい?」 亀:「本当に*書写山《しょしゃざん》の*社僧正《しゃそうじょう》でもある名のある*縄《なわ》の*罠師《わなし》が、*古栗《ふるくり》の木の*古切口《ふるきりくち》に刺さった引き抜きにくい釘を抜いたら*鶏《にわとり》が二羽出てきたの?」 兎:「そうだよ。*書写山《しょしゃざん》の*社僧正《しゃそうじょう》でもある名のある*縄《なわ》の*罠師《わなし》が、*古栗《ふるくり》の木の*古切口《ふるきりくち》に刺さった引き抜きにくい釘を抜いたら、*鶏《にわとり》が二羽出てきたんだ。なんだい?カメさん。僕が信じられないのかい?」 亀:「君が言ったんじゃないか。簡単に*騙《だま》されちゃダメだって。」 兎:「・・・やっちゃったなぁ。そうだよ。全部嘘さ。」 亀:「やっぱりね。おかしいと思ったんだ。」 兎:「ちぇ、おしかったな。もう少しだったのに。」 亀:「もう、僕を*騙《だま》そうとするのはやめてよね。」 兎:「わかった。今度はもっと面白いの考えてくるから。」 亀:「全然わかってないじゃないか。まったく。」 0:①おわり  :   :  0:*噛《か》まないカメさん② 兎:(語り)昔々あるところに、絶対に*噛《か》まないカメがいました。 亀:「今日も僕は*噛《か》まないよ。絶対に*噛《か》むもんか。」 兎:(語り)そこへ、カメの友達のウサギがやってきました。 兎:「やあ、サルバドー・ドメネク・ファリプ・ジャシン・ダリ・イ・ドメネク、こんにちは。」 亀:「ちょっと、兎さん。サルバドー・ドメネク・ファリプ・ジャシン・ダリ・イ・ドメネクは、スペインのシュールレアリズムの画家の名前じゃないか。」 兎:「あれ?違ったっけ?ごめんごめん。」 亀:「まったくもう。で、今日はどうしたの?」 兎:「うん。今日は天気も良いし、*牛奥ノ雁ヶ腹摺山《うしおくのがんがはらすりやま》にでも行きたいなと思って。良かったら亀さんもどう?」 亀:「*牛奥ノ雁ヶ腹摺山《うしおくのがんがはらすりやま》?それって山梨県の?」 兎:「そう。*小金沢連峰《こがねざわれんぽう》の中央部に位置する*牛奥ノ雁ヶ腹摺山《うしおくのがんがはらすりやま》。」 亀:「そっか。でも*小金沢連峰《こがねざわれんぽう》の*牛奥ノ雁ヶ腹摺山《うしおくのがんがはらすりやま》もいいけど、僕はもっと行ってみたい所があるんだ。」 兎:「ほう。それはどこだい?」 亀:「うん。ニュージーランド・ホークス・ベイ地方南部にあるマンガオラパの近くのタウマタファカタンギハンガコアウアウオマタテアポカイフェネアキタナタフって丘さ。」 兎:「カメさん。ニュージーランド・ホークス・ベイ地方南部にあるマンガオラパ近くの丘は、タウマタファカタンギハンガコアウアウオタマテアポカイフェヌアキタナタフだよ。」 亀:「え?タウマタファカタンギハンガコアウアウオタマテアポカイフェヌアキタナタフ?僕ずっとタウマタファカタンギハンガコアウアウオマタテアポカイフェネアキタナタフだと思ってたよ。」 兎:「ちなみに、マオリ語ではタウタマファカタンギハンガコアウアウオタマトゥリプカカピキマウンガホロヌクポカイフェブアキタナタフって言うんだ。」 亀:「へえ、マオリ語ではタウタマファカタンギハンガコアウアウオタマトゥリプカカピキマウンガホロヌクポカイフェブアキタナタフって言うんだ?兎さんは物知りだね。」 兎:「そんな事ないよ。一般常識だよ。でもじゃあ、今日はどうするかな。」 亀:「どうするって?」 兎:「カメさんと一緒に*牛奥ノ雁ヶ腹摺山《うしおくのがんがはらすりやま》に登ろうと思ってたんだ。」 亀:「そっか。」 兎:「それで、スタバでベンティアショットヘーゼルナッツバニラアーモンドキャラメルエキストラホイップキャラメルソースモカソースランバチップチョコレートクリームフラペチーノを買ってきたんだ。」 亀:「ああ、あれ美味しいよね。」 兎:「・・・言わないの?」 亀:「・・・言わないよ。」 兎:「そう・・・。」 亀:「うん・・・。」 兎:「そうだ。この前*熊《くま》と飲みに行ったんだけどそこにクマノミとクマノミのママがいて、*熊《くま》のみと飲みたいのにクマノミがクマノミのママと*熊《くま》の前で飲みだして、もう*熊《くま》もままならなくてもどかしかったよ。」 亀:「クマノミとクマノミのママは前も飲みだしたら止まらなかったよ。まだクマノミのママはマシだけど、クマノミとウミウシと*熊《くま》でクマノミのママに桃とスモモの事で*揉《も》めだした時はどうしようかと思っちゃった。」 兎:「それはもう*修羅場《しゅらば》だね。*書写山《しょしゃざん》の*社僧正《しゃそうじょう》がそこにいなくて良かったよ。*書写山《しょしゃざん》の*社僧正《しゃそうじょう》は少々説教が*辛辣《しんらつ》だからね。まるでシャア少佐の*機銃掃射《きじゅうそうしゃ》みたいにね。」 亀:「たしかに、*書写山《しょしゃざん》の*社僧正《しゃそうじょう》の説教はシャア少佐の*機銃掃射《きじゅうそうしゃ》くらいうるさいよね。そうそう*書写山《しょしゃざん》の*社僧正《しゃそうじょう》は、少数の*双生児《そうせいじ》の*総称《そうしょう》を少々*尚早《しょうそう》だと*焦燥感《しょうそうかん》を感じているみたいだよ。」 兎:「え?*書写山《しょしゃざん》の*社僧正《しゃそうじょう》は少数の*双生児《そうせいじ》の*総称《そうしょう》を少々*尚早《しょうそう》だと*焦燥感《しょうそうかん》を感じてるの?*書写山《しょしゃざん》の*社僧正《しゃそうじょう》は少数の*双生児《そうせいじ》に、決定は少々*尚早《しょうそう》だと少数の*双生児《そうせいじ》の*総称《そうしょう》を*新規《しんき》に*創造《そうぞう》するよう言いそうだなぁ。」 亀:「でしょ?僕も*書写山《しょしゃざん》の*社僧正《しゃそうじょう》なら少数の*双生児《そうせいじ》に、少数の*双生児《そうせいじ》の*総称《そうしょう》の決定は少々*尚早《しょうそう》だと言って、*新規《しんき》に少数の*双生児《そうせいじ》の*総称《そうしょう》を*創造《そうぞう》するよう*早々《そうそう》に説得すると思うんだ。」 兎:「*川上《かわかみ》の亀をよく*噛《か》む*狸《たぬき》はなんて言うかな?」 亀:「ああ、あの*川上《かわかみ》の僕をよく*噛《か》む*狸《たぬき》ね。あの*川上《かわかみ》の*噛《か》む*狸《たぬき》さ、亀と紙を見間違えてるみたいで、紙と間違えて亀を*噛《か》もうとするんだ。」 兎:「亀と紙を見間違える?*川上《かわかみ》の*噛《か》む*狸《たぬき》は何を勘違いしてるんだ?大体、亀と紙を見間違えても、亀も紙も*噛《か》むものじゃないのに、*川上《かわかみ》の*噛《か》む*狸《たぬき》はなんで*噛《か》むんだ。」 亀:「どうやら亀も紙も*鎌《かま》もメモも桃も玉もラマも耳も豆もママも*飴《あめ》もハムも*噛《か》むみたいなんだよ。」 兎:「え?亀も紙も*鎌《かま》もメモも桃も玉もラマも耳も豆もママも*飴《あめ》もハムも*噛《か》むのかい?*川上《かわかみ》の*噛《か》む*狸《たぬき》は頭がおかしいな。」 亀:「うん。だからもう*川上《かわかみ》の*噛《か》む*狸《たぬき》には近づかないようにしようと思って。」 兎:「たしかに、*川上《かわかみ》の*噛《か》む*狸《たぬき》には近づかないのが一番だな。」 亀:「それでウサギさん、結局今日はどうするの?」 兎:「帰って寝るよ。」 亀:「*牛奥ノ雁ヶ腹摺山《うしおくのがんがはらすりやま》、行かんのかい。」 0:②おわり  :   :  0:*噛《か》まないカメさん③ 兎:(語り)昔々あるところに、絶対に*噛《か》まないカメがいました。 亀:「僕は絶対に*噛《か》まないよ。*噛《か》む奴の気が知れないね。」 兎:(語り)そこへカメの友達のウサギがやって来ました。 兎:「やあ、アル=ジャマーヒーリーヤ・アル=アラビーヤ・アッ=リービーヤ・アッ=シャアビーヤ・アル=イシュティラーキーヤ・アル=ウズマー、こんにちは。」 亀:「ちょっと兎さん、アル=ジャマーヒーリーヤ・アル=アラビーヤ・アッ=リービーヤ・アッ=シャアビーヤ・アル=イシュティラーキーヤ・アル=ウズマーは、昔のリビアの正式名称じゃないか。まったく。」 兎:「あれ?そうだったっけ?ごめんごめん。ところで亀さん、知ってるかい?」 亀:「何を?」 兎:「*蝙蝠《こうもり》の高校には*空港《くうこう》が*併設《へいせつ》されてるらしいよ。」 亀:「へえ。*蝙蝠《こうもり》の高校に*空港《くうこう》が?じゃあ、*蝙蝠《こうもり》の高校の校庭に*空港《くうこう》の*航空機《こうくうき》も来るのかな?」 兎:「*蝙蝠《こうもり》の高校に*空港《くうこう》が*併設《へいせつ》されてるなら、*蝙蝠《こうもり》の高校の校庭にも*空港《くうこう》の*航空機《こうくうき》が降りてくる事もあるんじゃない?」 亀:「*飛行船《ひこうせん》や*飛空挺《ひくうてい》も?」 兎:「*飛行船《ひこうせん》の*航空士《こうくうし》も*飛空挺《ひくうてい》の*空挺士《くうていし》もその*蝙蝠《こうもり》の高校出身がいるだろうし、*蝙蝠《こうもり》の高校の*空港《くうこう》には*航行《こうこう》する*航空機《こうくうき》も*飛行船《ひこうせん》も*飛空挺《ひくうてい》も来るんじゃないかな。」 亀:「やっぱり*飛空挺《ひくうてい》の*空挺士《くうていし》も*飛行船《ひこうせん》の*航空士《こうくうし》も*蝙蝠《こうもり》の高校の*空港《くうこう》の*航空機《こうくうき》で*航行《こうこう》する時もあるのかな?」 兎:「そりゃ、*飛空挺《ひくうてい》の*空挺士《くうていし》も*飛行船《ひこうせん》の*航空士《こうくうし》も*蝙蝠《こうもり》の高校の*空港《くうこう》の*航空機《こうくうき》で*航行《こうこう》する時もあるだろう。」 亀:「じゃあ、*飛空挺《ひくうてい》の*空挺士《くうていし》も*飛行船《ひこうせん》の*航空士《こうくうし》も、*航空機《こうくうき》の*飛行士《ひこうし》の資格を持ってるってこと?」 兎:「*飛空挺《ひくうてい》の*空挺士《くうていし》も*飛行船《ひこうせん》の*航空士《こうくうし》も、*航空機《こうくうき》の*飛行士《ひこうし》の資格を*空港《くうこう》の横の高校で*取得《しゅとく》してるだろうな。」 亀:「そうなんだ?大変そう。」 兎:「しかもその*蝙蝠《こうもり》の高校、*皇帝《こうてい》と*皇后《こうごう》が高校の*空港《くうこう》を使って、*皇帝《こうてい》は*飛行船《ひこうせん》の*航空士《こうくうし》と*航空機《こうくうき》の*飛行士《ひこうし》を、*皇后《こうごう》は*飛空挺《ひくうてい》の*空挺士《くうていし》と*航空機《こうくうき》の*飛行士《ひこうし》を*抱《かか》えてるらしいよ。」 亀:「*皇帝《こうてい》と*皇后《こうごう》が*蝙蝠《こうもり》の高校の*空港《くうこう》を使って、*皇帝《こうてい》は*飛行船《ひこうせん》の*航空士《こうくうし》と*航空機《こうくうき》の*飛行士《ひこうし》を、*皇后《こうごう》は*飛空挺《ひくうてい》の*空挺士《くうていし》と*航空機《こうくうき》の*飛行士《ひこうし》を抱えてるの?*蝙蝠《こうもり》の高校の校庭と*空港《くうこう》は混んでそうだね。」 兎:「だろ?その話を聞いて絶対使いたくないって思っちゃった、」 亀:「ところで兎さん、今日*旧友《きゅうゆう》と*共有中《きょうゆうちゅう》の*脳《のう》と*糖尿《とうにょう》の尿を京都のニュー*農学舎《のうがくしゃ》の*尿学者《にょうがくしゃ》に*納入《のうにゅう》するんだけど、手伝ってくれるかい?」 兎:「なんだって?今日*旧友《きゅうゆう》と*共有中《きょうゆうちゅう》の*脳《のう》と*糖尿《とうにょう》の尿を京都のニュー*農学舎《のうがくしゃ》の*尿学者《にょうがくしゃ》に*納入《のうにゅう》するって?*糖尿《とうにょう》の尿はわかるけど、*旧友《きゅうゆう》と*共有中《きょうゆうちゅう》の*脳《のう》ってなんだい?」 亀:「ああ、ごめん。*旧友《きゅうゆう》と*共有中《きょうゆうちゅう》の*脳《のう》じゃなくて、*旧友《きゅうゆう》と*共有中《きょうゆうちゅう》のノートを京都のニュー*農学舎《のうがくしゃ》の*尿学者《にょうがくしゃ》に*納入《のうにゅう》するんだった。」 兎:「*勘弁《かんべん》してくれよ。何かの犯罪かと思っちゃったよ。」 亀:「もう一度ちゃんと言うね。今日*旧友《きゅうゆう》と*共有中《きょうゆうちゅう》のノートと*糖尿《とうにょう》の尿を京都のニュー*農学舎《のうがくしゃ》の*尿学者《にょうがくしゃ》に*納入《のうにゅう》するんだけど、手伝ってくれるかい?」 兎:「今日*旧友《きゅうゆう》と*共有中《きょうゆうちゅう》のノートと*糖尿《とうにょう》の尿を京都のニュー*農学舎《のうがくしゃ》の*尿学者《にょうがくしゃ》に*納入《のうにゅう》するのか。でも、今日は忙しいから悪いね。」 亀:「そっか。それじゃあ仕方ないね。」 兎:「実は僕もカメさんを誘いに来たんだよ。」 亀:「そうだったんだ?何かあったの?」 兎:「うん。*書写山《しょしゃざん》の*社僧正《しゃそうじょう》がシャア少佐の*症状《しょうじょう》を*診《み》て*早々《そうそう》、*寝耳に水《ねみみにみず》だと*右耳《みぎみみ》を*揉《も》みながら言ったらしい。」 亀:「え?*書写山《しょしゃざん》の*社僧正《しゃそうじょう》がシャア少佐の*症状《しょうじょう》を*診《み》て*早々《そうそう》、*寝耳に水《ねみみにみず》だと*右耳《みぎみみ》を*揉《も》みながら言ったの?」 兎:「それで、*寝耳に水《ねみみにみず》だと*右耳《みぎみみ》を*揉《も》みながら言ったという、*書写山《しょしゃざん》の*社僧正《しゃそうじょう》が*診《み》たシャア少佐の*症状《しょうじょう》を*想像《そうぞう》してみたけど、全然*想像《そうぞう》つかなくてさ。」 亀:「そうだね。*寝耳に水《ねみみにみず》だと*右耳《みぎみみ》を*揉《も》みながら言うなんて、*書写山《しょしゃざん》の*社僧正《しゃそうじょう》が*診《み》たシャア少佐の*症状《しょうじょう》がどんななのか、全然*想像《そうぞう》つかないね。」 兎:「だからシャア少佐の*症状《しょうじょう》を*想像《そうぞう》するより、お*見舞《みま》いに行こうかなって。」 亀:「確かに、シャア少佐の*症状《しょうじょう》を*想像《そうぞう》するより、お*見舞《みま》いに行くほうが早いね。」 兎:「でもそうかぁ。カメさんは今日は*旧友《きゅうゆう》と*共有中《きょうゆうちゅう》のノートと*糖尿《とうにょう》の尿を京都のニュー*農学舎《のうがくしゃ》の*尿学者《にょうがくしゃ》に*納入《のうにゅう》するのか。」 亀:「うん、ごめんね。今日は*旧友《きゅうゆう》と*共有中《きょうゆうちゅう》のノートと*糖尿《とうにょう》の尿を京都のニュー*農学舎《のうがくしゃ》の*尿学者《にょうがくしゃ》に*納入《のうにゅう》するんだ。」 兎:「それじゃあ明日、*寝耳に水《ねみみにみず》だと*右耳《みぎみみ》を*揉《も》みながら*書写山《しょしゃざん》の*社僧正《しゃそうじょう》に言われたシャア少佐のお*見舞《みま》いに一緒に行かない?」 亀:「うん、明日なら*寝耳に水《ねみみにみず》だと*右耳《みぎみみ》を*揉《も》みながら*書写山《しょしゃざん》の*社僧正《しゃそうじょう》に言われたシャア少佐のお*見舞《みま》いに一緒に行けるよ。」 兎:「じゃ明日、頭*叩《たた》く*鷹《たか》とスネつねる*狐《きつね》ときつくつくねツツク*啄木鳥《きつつき》も一緒に誘おうかな。。」 亀:「それはいいね。明日、頭*叩《たた》く*鷹《たか》とスネつねる*狐《きつね》ときつくつくねツツク*啄木鳥《きつつき》と一緒に行こうよ。」 兎:「わかった。それじゃあカメさん、また明日ね。」 亀:「うん、また明日。」 0:おわり