台本概要
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タイトル | バイオレンス赤ずきんちゃん |
---|---|
作者名 | ノイン (@latimeria_Ya) |
ジャンル | コメディ |
演者人数 | 3人用台本(不問3) |
時間 | 10 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
あれ、なんだか赤ずきんちゃんの様子が… 【アドリブ】 演者様同士が楽しめる範囲でしたらお好きにどうそ! 演じられるキャラの性別に合わせて一人称や言い回し等、変更頂いて大丈夫です。 シナリオをご覧頂きありがとうございます。 2872 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
赤ずきん | 不問 | 55 | 涼しい顔してバイオレンス |
狼 | 不問 | 40 | 赤ずきんちゃんの手のひらの上で踊らされる事になる犬 |
ナレーション | 不問 | 42 | ナレーションという名のツッコミ |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
ナレーション:『あるところに、赤いずきんが良く似合う可愛らしい女の子がおりました。女の子はみんなから赤ずきんちゃんと呼ばれていました。』
ナレーション:赤ずきんちゃん!今日も赤いずきんが良く似合ってますね!
赤ずきん:ありがとう!とってもお気に入りなの!
ナレーション:あれ?よく見たらずきんの色、ちょっと茶色っぽくなってないですか?
赤ずきん:あ、本当ね!時間が経つと色が変わるからどうしてもこうなるの・・・いけないいけない!
ナレーション:色が変わる?
赤ずきん:よいしょ・・・
ナレーション:ん?取り出したそれは何ですか?
赤ずきん:血液パック。
ナレーション:え?け、血液・・・?
ナレーション:あぁ、聞き間違えちゃったのかなぁ!もう1度教えてくれますか?
赤ずきん:血液パック。
ナレーション:聞き間違えじゃなかった!まさか、そのずきんの赤色って・・・
赤ずきん:血液の色。
ナレーション:サイコパス!
赤ずきん:独自に編み出した特殊な技術で、血の匂いは消してるから大丈夫よ!
ナレーション:どこが大丈夫なの!?てか一体何の血なのか気になるわ!?あと何気に凄い技術編み出してるな!?
赤ずきん:何も見てないよね?
ナレーション:え?
赤ずきん:何も・・・見てないよね?
ナレーション:・・・・・・見てません。
赤ずきん:良かった!理解が早くて助かるわ!
ナレーション:と、ところで、今日はどこか行くんですか?
赤ずきん:病気になってしまったおばあさんのお見舞いに行くの!
ナレーション:お見舞いですか!おばあさんきっと喜びますよ!その手に持ってるカゴには何を入れてるんですか?
赤ずきん:何だと思う?
ナレーション:え?
赤ずきん:知りたい?
ナレーション:いえ・・・やっぱり大丈夫です。
0:支度をする赤ずきん
赤ずきん:さて、準備も整ったしそろそろ出掛けようかしら!
ナレーション:『しばらく森の中を歩いて行くと、赤ずきんちゃんは1匹の狼に出会いました。』
狼:やぁ!こんにちは!素敵な赤いずきんだね!
赤ずきん:狼さんこんにちは!ありがとう!染めたてなの!
狼:染めたて?
赤ずきん:そうよ!
狼:自分でずきんを染めてるなんて凄いね!一体何で染めてるの?
赤ずきん:・・・・・・。内緒!
狼:あぁ、企業秘密ってやつだね!
ナレーション:うん、狼さん。世の中には知らない方が良い事だってあるんだよ・・・
狼:これからどこに行くの?
赤ずきん:おばあさんのお見舞いに行くところなの!
狼:おばあさんのお見舞いかぁ・・・!
狼:だったらこの先に綺麗なお花畑があるから、そこでお花を摘んでいってあげたらどうだい?
赤ずきん:そうするわ!教えてくれてありがとう!
狼:いえいえ!じゃあ、僕はこれで!じゃーね!
赤ずきん:さようなら!
ナレーション:『赤ずきんちゃんは狼さんから教えて貰ったお花畑に・・・』ってあれ?赤ずきんちゃん、お花畑はそっちじゃないですよ!どこに行くんですか!?
ナレーション:あぁ、行っちゃった・・・
0:戻って来る赤ずきん
ナレーション:あ、戻って来た・・・
赤ずきん:ちょっと知り合いの狩人(かりうど)さんと会ってたの!
ナレーション:なぜ狩人さんと?
赤ずきん:さて、おばあさんの家を目指しましょうか!
ナレーション:流された・・・
0:森の中へと進んでいく
ナレーション:『森の中を進み、赤ずきんちゃんはおばあさんの家に辿り着きました。』
赤ずきん:おばあさん!私!赤ずきんよ!お見舞いに来ました!
0:おばあさんになりすます狼
狼:おや、赤ずきんちゃんかい?どうぞ中にお入り。
赤ずきん:おばあさん、こんにちは!
狼:こんにちは。お見舞いに来てくれたんだねぇ。ありがとう。
赤ずきん:あれ?おばあさん、何だかいつもと様子が違うような・・・ねぇ、どうしておばあさんのお耳はそんなに大きいの?
狼:お前の声をよく聞く為だよ。
赤ずきん:どうしておばあさんのおめめはそんなに大きいの?
狼:お前の顔をよく見る為だよ。
赤ずきん:どうしておばあさんのお口はそんなに大きいの?
0:ここからサスペンス風に
狼:それは・・・お前を丸呑みにして食べる為だよおおおぉぉ!!
赤ずきん:はぁ・・・(溜息)
赤ずきん:茶番に付き合うのも疲れたわ。狼さん。
狼:なにっ!?
0:銃声
赤ずきん:動くな。
ナレーション:急に雰囲気変わったな!?
狼:銃!?そんな物、さっきまで持ってなかったはず・・・
赤ずきん:まだまだあるのよ?ほら、ここに。
狼:スカートの中に銃を隠し持っていただと!?
ナレーション:何それかっけぇ。
赤ずきん:良いでしょう?狩人さんに借りたの。
ナレーション:狩人さんに会ってたのはこの為だったんですね。
狼:ひ、卑怯だぞ!俺は武器を何も持っていない!
ナレーション:完全なる武力行使。
赤ずきん:あんた、おばあさんの事食べようとしたでしょ?
狼:あぁ、確かに俺はお前のばあさんを食べる為にここに来た。
赤ずきん:でもおばあさんはいなかった。
狼:・・・っ!?なぜお前がそれを知ってる!?
赤ずきん:私が安全な場所に避難するよう伝えたからよ。
狼:何だと!?
赤ずきん:イベントにハプニングは付き物でしょ?おばあさんに伝書鳩を飛ばしておいたのよ。
狼:俺がここに来ることを最初から予測していたのか・・・!?
赤ずきん:そういう事。
赤ずきん:おばあさんが居ない事に気付いたあんたがまだここに残っていたのは、後から来た私の事を食べる為ね。
狼:そうだ。お腹が空いてたから、せめてお前だけでも喰ってやろうと思って・・・
赤ずきん:全て私の計画通りよ。
ナレーション:もう何この子怖い。
狼:俺はお前の手の平の上で踊らされていたと言う訳か・・・!クソッ!
赤ずきん:まんまと罠にハマってくれてありがとう。お陰で食料を調達する手間も省けたわ。
ナレーション:食料の調達・・・?
赤ずきん:今日は狼の丸焼きね!おばあさんもきっと喜んでくれるわ!
狼:ヒィ!!ま、待ってくれ!
ナレーション:病気のおばあさんに何てもの食べさせようとしてるんだ。
赤ずきん:じゃあ、おすわり。
狼:え?
赤ずきん:聞こえなかった?おすわり。
狼:いや、ちょっと待って・・・
赤ずきん:あぁ~!オオカミ鍋も良いかも〜!
狼:しますします!おすわりします!
ナレーション:圧が強いな。
赤ずきん:じゃあ「わん」って言ってみて。
ナレーション:なんか調教始まったぞ。
狼:はぁ!?誰がそんな事・・・
赤ずきん:ほら、早く。
狼:ヒィィ!分かった!分かったから!銃を突き付けるのはやめてくれ・・・!
ナレーション:もうどっちが悪い奴か分からないな。
狼:わ、わん・・・
赤ずきん:声が小さいもう1度。
狼:・・・わん!
赤ずきん:気に入らないもう1度。
狼:わん!!!(ヤケクソ)
赤ずきん:うるさい!
狼:ごめんなさい!
ナレーション:理不尽!
赤ずきん:もっと可愛く。
ナレーション:え、可愛く?
狼:・・・・・・わん!
赤ずきん:はい!良い子ですね〜よく出来ました!よしよしよしよし!
ナレーション:アメとムチ!
狼:何だこの感情は・・・ちょっとクセになりそう・・・
ナレーション:おい、狼正気か!?気をしっかり持て!!
赤ずきん:あんたを雇ってあげるわ。私の元で働かない?待遇もしっかりしてるわよ。
ナレーション:突然のスカウト。
赤ずきん:所有している駒は多い方が良い。
ナレーション:この口振りからしてもう既に駒がいるんだろうな・・・
狼:・・・何だと?俺がお前の元で働くだぁ!?
ナレーション:まぁ、そうなりますよね。
狼:よろしくお願いします!!
ナレーション:狼ぃぃぃ!?
赤ずきん:物分りの良い子は好きよ。
赤ずきん:ところであんた、私の事丸呑みにしようとしてたの?
狼:は、はい・・・。自分の考えは愚かでした・・・すみません赤ずきんさん。
ナレーション:順応速度早いな狼。
赤ずきん:別に謝って欲しい訳じゃないのよ。
赤ずきん:ただ、生きたまま丸呑みするのは良くないわ。丸呑みにするなら、ちゃんとトドメを刺してからにしなさい。
ナレーション:そこ!?
狼:それは一体なぜでしょうか?
赤ずきん:もし丸呑みにした人間がナイフを持っていたら、あんたのお腹の中から出てくるなんて造作もない事なの。お亡くなりなるのはあんたって訳。詰めが甘いのよ。
狼:なるほど・・・勉強になります。
赤ずきん:あんたに教える事は山ほどありそうね。
赤ずきん:けど、安心しなさい。最初は誰だって初心者よ。
狼:赤ずきんさん・・・!一生付いて行きます!
ナレーション:もうこれ締めて良いですか?
ナレーション:(咳払い)『こうして、狼さんは赤ずきんちゃんの配下につきましたとさ。めでたしめでたし。』
ナレーション:・・・・・・・これめでたしで良いの?
ナレーション:『あるところに、赤いずきんが良く似合う可愛らしい女の子がおりました。女の子はみんなから赤ずきんちゃんと呼ばれていました。』
ナレーション:赤ずきんちゃん!今日も赤いずきんが良く似合ってますね!
赤ずきん:ありがとう!とってもお気に入りなの!
ナレーション:あれ?よく見たらずきんの色、ちょっと茶色っぽくなってないですか?
赤ずきん:あ、本当ね!時間が経つと色が変わるからどうしてもこうなるの・・・いけないいけない!
ナレーション:色が変わる?
赤ずきん:よいしょ・・・
ナレーション:ん?取り出したそれは何ですか?
赤ずきん:血液パック。
ナレーション:え?け、血液・・・?
ナレーション:あぁ、聞き間違えちゃったのかなぁ!もう1度教えてくれますか?
赤ずきん:血液パック。
ナレーション:聞き間違えじゃなかった!まさか、そのずきんの赤色って・・・
赤ずきん:血液の色。
ナレーション:サイコパス!
赤ずきん:独自に編み出した特殊な技術で、血の匂いは消してるから大丈夫よ!
ナレーション:どこが大丈夫なの!?てか一体何の血なのか気になるわ!?あと何気に凄い技術編み出してるな!?
赤ずきん:何も見てないよね?
ナレーション:え?
赤ずきん:何も・・・見てないよね?
ナレーション:・・・・・・見てません。
赤ずきん:良かった!理解が早くて助かるわ!
ナレーション:と、ところで、今日はどこか行くんですか?
赤ずきん:病気になってしまったおばあさんのお見舞いに行くの!
ナレーション:お見舞いですか!おばあさんきっと喜びますよ!その手に持ってるカゴには何を入れてるんですか?
赤ずきん:何だと思う?
ナレーション:え?
赤ずきん:知りたい?
ナレーション:いえ・・・やっぱり大丈夫です。
0:支度をする赤ずきん
赤ずきん:さて、準備も整ったしそろそろ出掛けようかしら!
ナレーション:『しばらく森の中を歩いて行くと、赤ずきんちゃんは1匹の狼に出会いました。』
狼:やぁ!こんにちは!素敵な赤いずきんだね!
赤ずきん:狼さんこんにちは!ありがとう!染めたてなの!
狼:染めたて?
赤ずきん:そうよ!
狼:自分でずきんを染めてるなんて凄いね!一体何で染めてるの?
赤ずきん:・・・・・・。内緒!
狼:あぁ、企業秘密ってやつだね!
ナレーション:うん、狼さん。世の中には知らない方が良い事だってあるんだよ・・・
狼:これからどこに行くの?
赤ずきん:おばあさんのお見舞いに行くところなの!
狼:おばあさんのお見舞いかぁ・・・!
狼:だったらこの先に綺麗なお花畑があるから、そこでお花を摘んでいってあげたらどうだい?
赤ずきん:そうするわ!教えてくれてありがとう!
狼:いえいえ!じゃあ、僕はこれで!じゃーね!
赤ずきん:さようなら!
ナレーション:『赤ずきんちゃんは狼さんから教えて貰ったお花畑に・・・』ってあれ?赤ずきんちゃん、お花畑はそっちじゃないですよ!どこに行くんですか!?
ナレーション:あぁ、行っちゃった・・・
0:戻って来る赤ずきん
ナレーション:あ、戻って来た・・・
赤ずきん:ちょっと知り合いの狩人(かりうど)さんと会ってたの!
ナレーション:なぜ狩人さんと?
赤ずきん:さて、おばあさんの家を目指しましょうか!
ナレーション:流された・・・
0:森の中へと進んでいく
ナレーション:『森の中を進み、赤ずきんちゃんはおばあさんの家に辿り着きました。』
赤ずきん:おばあさん!私!赤ずきんよ!お見舞いに来ました!
0:おばあさんになりすます狼
狼:おや、赤ずきんちゃんかい?どうぞ中にお入り。
赤ずきん:おばあさん、こんにちは!
狼:こんにちは。お見舞いに来てくれたんだねぇ。ありがとう。
赤ずきん:あれ?おばあさん、何だかいつもと様子が違うような・・・ねぇ、どうしておばあさんのお耳はそんなに大きいの?
狼:お前の声をよく聞く為だよ。
赤ずきん:どうしておばあさんのおめめはそんなに大きいの?
狼:お前の顔をよく見る為だよ。
赤ずきん:どうしておばあさんのお口はそんなに大きいの?
0:ここからサスペンス風に
狼:それは・・・お前を丸呑みにして食べる為だよおおおぉぉ!!
赤ずきん:はぁ・・・(溜息)
赤ずきん:茶番に付き合うのも疲れたわ。狼さん。
狼:なにっ!?
0:銃声
赤ずきん:動くな。
ナレーション:急に雰囲気変わったな!?
狼:銃!?そんな物、さっきまで持ってなかったはず・・・
赤ずきん:まだまだあるのよ?ほら、ここに。
狼:スカートの中に銃を隠し持っていただと!?
ナレーション:何それかっけぇ。
赤ずきん:良いでしょう?狩人さんに借りたの。
ナレーション:狩人さんに会ってたのはこの為だったんですね。
狼:ひ、卑怯だぞ!俺は武器を何も持っていない!
ナレーション:完全なる武力行使。
赤ずきん:あんた、おばあさんの事食べようとしたでしょ?
狼:あぁ、確かに俺はお前のばあさんを食べる為にここに来た。
赤ずきん:でもおばあさんはいなかった。
狼:・・・っ!?なぜお前がそれを知ってる!?
赤ずきん:私が安全な場所に避難するよう伝えたからよ。
狼:何だと!?
赤ずきん:イベントにハプニングは付き物でしょ?おばあさんに伝書鳩を飛ばしておいたのよ。
狼:俺がここに来ることを最初から予測していたのか・・・!?
赤ずきん:そういう事。
赤ずきん:おばあさんが居ない事に気付いたあんたがまだここに残っていたのは、後から来た私の事を食べる為ね。
狼:そうだ。お腹が空いてたから、せめてお前だけでも喰ってやろうと思って・・・
赤ずきん:全て私の計画通りよ。
ナレーション:もう何この子怖い。
狼:俺はお前の手の平の上で踊らされていたと言う訳か・・・!クソッ!
赤ずきん:まんまと罠にハマってくれてありがとう。お陰で食料を調達する手間も省けたわ。
ナレーション:食料の調達・・・?
赤ずきん:今日は狼の丸焼きね!おばあさんもきっと喜んでくれるわ!
狼:ヒィ!!ま、待ってくれ!
ナレーション:病気のおばあさんに何てもの食べさせようとしてるんだ。
赤ずきん:じゃあ、おすわり。
狼:え?
赤ずきん:聞こえなかった?おすわり。
狼:いや、ちょっと待って・・・
赤ずきん:あぁ~!オオカミ鍋も良いかも〜!
狼:しますします!おすわりします!
ナレーション:圧が強いな。
赤ずきん:じゃあ「わん」って言ってみて。
ナレーション:なんか調教始まったぞ。
狼:はぁ!?誰がそんな事・・・
赤ずきん:ほら、早く。
狼:ヒィィ!分かった!分かったから!銃を突き付けるのはやめてくれ・・・!
ナレーション:もうどっちが悪い奴か分からないな。
狼:わ、わん・・・
赤ずきん:声が小さいもう1度。
狼:・・・わん!
赤ずきん:気に入らないもう1度。
狼:わん!!!(ヤケクソ)
赤ずきん:うるさい!
狼:ごめんなさい!
ナレーション:理不尽!
赤ずきん:もっと可愛く。
ナレーション:え、可愛く?
狼:・・・・・・わん!
赤ずきん:はい!良い子ですね〜よく出来ました!よしよしよしよし!
ナレーション:アメとムチ!
狼:何だこの感情は・・・ちょっとクセになりそう・・・
ナレーション:おい、狼正気か!?気をしっかり持て!!
赤ずきん:あんたを雇ってあげるわ。私の元で働かない?待遇もしっかりしてるわよ。
ナレーション:突然のスカウト。
赤ずきん:所有している駒は多い方が良い。
ナレーション:この口振りからしてもう既に駒がいるんだろうな・・・
狼:・・・何だと?俺がお前の元で働くだぁ!?
ナレーション:まぁ、そうなりますよね。
狼:よろしくお願いします!!
ナレーション:狼ぃぃぃ!?
赤ずきん:物分りの良い子は好きよ。
赤ずきん:ところであんた、私の事丸呑みにしようとしてたの?
狼:は、はい・・・。自分の考えは愚かでした・・・すみません赤ずきんさん。
ナレーション:順応速度早いな狼。
赤ずきん:別に謝って欲しい訳じゃないのよ。
赤ずきん:ただ、生きたまま丸呑みするのは良くないわ。丸呑みにするなら、ちゃんとトドメを刺してからにしなさい。
ナレーション:そこ!?
狼:それは一体なぜでしょうか?
赤ずきん:もし丸呑みにした人間がナイフを持っていたら、あんたのお腹の中から出てくるなんて造作もない事なの。お亡くなりなるのはあんたって訳。詰めが甘いのよ。
狼:なるほど・・・勉強になります。
赤ずきん:あんたに教える事は山ほどありそうね。
赤ずきん:けど、安心しなさい。最初は誰だって初心者よ。
狼:赤ずきんさん・・・!一生付いて行きます!
ナレーション:もうこれ締めて良いですか?
ナレーション:(咳払い)『こうして、狼さんは赤ずきんちゃんの配下につきましたとさ。めでたしめでたし。』
ナレーション:・・・・・・・これめでたしで良いの?