台本概要

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タイトル 勇者、魔王城でトイレに行く
作者名 Oroるん  (@Oro90644720)
ジャンル コメディ
演者人数 1人用台本(男1)
時間 10 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 イタイ姫と残念勇者シリーズ

・アドリブ可

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
勇者 110 残念な勇者
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
勇者:『魔王軍と人類の長きに渡る戦いは、ようやく終わりを迎えようとしていた。勇者たちは、魔王城の奥深くまで侵攻していた。目指すは、玉座(ぎょくざ)の間で待つ魔王の首!』 勇者:『しかし、そう簡単にはいかない。モンスター達も、主(あるじ)たる魔王の元には辿り着かせまいと必死の抵抗を見せる。勇者たちは長く足止めを喰らう羽目になった。』 勇者:『あと少し・・・あと少しで魔王を倒せると言うのに!』 勇者:『ここで、仲間たちはある決断を下す。勝利の為に。』 勇者:「ここは俺たちが食い止める!お前は魔王の元へ行け!」 勇者:な、何言ってるんだ!みんなを置いていけるわけないだろ! 勇者:『口ではそう言いつつも、本当はそれが唯一の方法であることは分かっていた。ここで時間を費やしている間に、魔王は逃げ去ってしまうかもしれない。』 勇者:『そうなれば、戦いは終わらない。それだけは、絶対にあってはならないのだ。』 勇者:・・・わかった!必ず魔王を倒してくる!みんなも、絶対に死ぬんじゃないぞ! 勇者:『勇者は走り出す。仲間たちの想いを背負って。』 勇者:(待っていろ魔王!必ず貴様を倒し、世界に平和を取り戻す!) 勇者:『そしてついに、勇者は魔王城最上階、一番奥の部屋、魔王が待つ玉座の間にたどり着いた!』 勇者:この扉の向こうに、魔王が・・・ 勇者:『勇者の前にあるのは、巨大な扉だった。勇者は取っ手に手をかける。』 勇者:(本当に勝てるのか?たった一人で・・・いや、俺は一人じゃない!いつだって、仲間と一緒だ!) 勇者:『勇者は意を決し、扉を開け放った!』 勇者:魔王!勝負だ!!! 勇者:・・・ 勇者:・・・ 勇者:・・・あ、あれ? 勇者:・・・誰も、いない? 勇者:・・・というかここ、玉座の間じゃない? 勇者:・・・えーーー!うっそー!めっちゃカッコつけて扉開けたのに!顔もめっちゃ作ってたのに! 勇者:さっきナレーションで「玉座の間にたどり着いた!」ってはっきり言っちゃったじゃん!間違えてるじゃん!どうすんだよ、それ! 勇者:・・・ 勇者:(舌打ち)しょうがない。 勇者:『(咳払い)えー、先程「勇者は玉座の間にたどり着いた」とお伝えしましたが、正しくは「勇者はトイレにたどり着いた」でした。訂正してお詫び申し上げます。』 勇者:ふぅっ、これで良しっと。 0:トイレのドアを閉める 勇者:最上階の一番奥がトイレって、建物の作りとしてどうなのよ?て言うか、なんで魔王城にトイレがあんの?誰が使うんだよ?モンスターもトイレで用を足すのか? 勇者:結局、玉座の間ってどこにあんだよ。俺一人で見つけられるかなあ。 勇者:みんなの所に、戻ろうかな?・・・でもなあ。「必ず魔王を倒してくる!」って大見得(おおみえ)切っちゃったもんなあ。場所が分からないから戻るなんて、格好悪すぎるよなあ。 勇者:ん?誰かこっちに来る?あの人に聞いてみよう! 勇者:すいませーん!僕道に迷っちゃって、玉座の間ってどっちに行けば・・・うわあああ!! 0:10分後 勇者:(息切らせながら)俺何考えてんだ。モンスターに道聞くなんて、戦闘になるに決まってんだろ! 勇者:あー、いらんMP使った。こんな事してる場合じゃないのに。 勇者:早く魔王を倒して、世界に平和を取り戻すんだ! 勇者:そして帰るんだ!姫の元へ! 勇者:姫と約束したんだ、戦いが終わったら、結婚しようって!だから絶対に生きて帰るんだ! 勇者:・・・ 勇者:(ため息)姫に、会いたいなあ。今、何してんのかなあ。 勇者:(ニヤニヤしながら)姫、可愛いんだよなあ。 勇者:帰ったら、真っ先に姫に会いに行くんだ!そして、勢いで抱きついて・・・ 勇者:そのまま、チュ、チューとかしちゃったりして。 勇者:そのまま・・・おっぱい触っちゃったりして・・・ 勇者:ちょっとぐらい良いよね?偶然、たまたま、手がおっぱいに行っちゃうこともあるよね? 勇者:本当にたまたま、おっぱい、揉んじゃうこともあるよね? 勇者:・・・ 勇者:ちょっと待て、シミュレーションしてみよう。 0:勇者、目を閉じる 勇者:えーっと、「姫!ただいま戻りました!」で、姫号泣しながらこっちにダッシュしてきますー、俺もダッシュしますー、で、ここでこうなって。そしたらこう。そこからこっちに持って行って・・・ 勇者:一回・・・二回・・・ 0:勇者、カッと目を見開く 勇者:二揉み(ふたもみ)はいける! 勇者:・・・ハッ!何バカな事考えてんだ!姫にそんな不埒(ふらち)な考えを抱くなんて!恥を知れ、恥を! 勇者:・・・ 勇者:・・・ 勇者:・・・ 勇者:姫・・・おっぱいデカイんだよね。 勇者:最初に会った時はさ、王家の装束(しょうぞく)着てたから分かんなかったけど、次会った時はちょっとラフな格好だったから、胸にある二つの球体が、こう「ハジメマシテ!」って感じで主張してきてさあ・・・ 勇者:思わず言っちゃったもん、「意外と着痩せ(きやせ)する方なんですね」って。あれはヤバかったなー。姫、キョトンとしてたもんなー。 勇者:まだ「着痩せ」だから良かったよ。危うく「意外と巨乳なんですね」って言いそうだったもん。「意外と」って逆に失礼だし。 勇者:それ以来、姫と会うと胸の方ばっかり見ちゃってさあ。 勇者:姫が「どうしていつも、下を向いていらっしゃるの?」って聞いてきたから「姫のお顔を見るのが恐れ多くて」って言っといたけど、ただ単におっぱいガン見してただけだもんね。 勇者:別に俺、おっぱい星人じゃないんだよ。「あれば尚良し!」って言う程度だったんだよ。だけど姫のおっぱいの破壊力ときたらさあ・・・まさにモンスター爆乳! 勇者:ずっとおっぱいに話しかけてたらさ、その内おっぱいの声が聞こえるようになったもん。 勇者:俺が「こんにちは」って言ったら、おっぱいが「コンニチハ!今日モカッコ良イネ!愛シテル!」って言ってくんの。 勇者:(ため息)おっぱいに、会いたいなあ。 勇者:(咳払い)ちょっと、良い加減にしよう。気が緩みすぎだ。 勇者:ここ、敵の本拠地だよ?そんな妄想しまくってて良いと思う?シャキッとしろ! 0:勇者、両頬をパンパンと叩く。 勇者:よし!切り替えた!ここからは真面目モードね! 勇者:おのれ魔王め!一体どこに隠れている!? 勇者:・・・ 勇者:・・・ 勇者:・・・ 勇者:(吹き出す) 勇者:(笑いながら)やっぱりダメだって!もう頭の中、おっぱいで一杯だもん! 勇者:最終決戦前だし、長い事禁欲してたからなあ。一回スイッチ入っちゃうと中々戻んなよね。 勇者:あ、アンタもわかってくれる?この気持ち。 勇者:・・・ 勇者:・・・ 勇者:アンタ誰? 勇者:・・・ 勇者:うぉぉぉぉぉおっぱあああああい!! 0:10分後 勇者:(息切らせながら)ずっと隣にモンスターがいたのに気づかなかった。いつから居たんだろ?おっぱいの下り(くだり)とか、モロに聞かれたよね。恥ずかし! 勇者:(ため息)良い加減、玉座の間探すか。でも正直、こんな広い城で闇雲(やみくも)に探しても見つかんねえよなあ。どうしたもんか・・・ 勇者:・・・ 勇者:とりあえず・・・トイレ行っとこうかな?次いつ行けるか分かんないしね! 勇者:うわっ!便座が勝手に開いた!すげえ! 勇者:『勇者はトイレの便座に座った。』 勇者:あ!違うからね!大(だい)じゃ無いからね!俺、どっちでも座ってする派だからさ! 0:5分後 勇者:はー!すっきりした!何かドン引きするぐらい出たな。 勇者:ち、違うんだよ!最初は小のつもりだったけど、たまたま一緒に出ちゃったんだよ! 勇者:・・・俺は誰に言い訳してるんだ? 勇者:さて、流すか。 0:トイレの扉がノックされる 勇者:うわっ!誰かノックしてる!はいはーい、今出まーす!ちょっと待って下さいね。 勇者:あれ?このトイレ、どうやって流すんだ?このボタンかな? 0:ウォッシュレットが吹き出し、勇者の顔にかかる 勇者:ぐはっ!冷たっ!これはウォッシュレットか?じゃあどれだ? 0:ノックする音が激しくなる 勇者:ヤバい、怒ってるよ。すいませーん、もうちょっとだけ待って下さい!すぐ出ますんで、そんなドンドンしないで下さい! 勇者:ちょっと、ガチャガチャもしないで!まだ流してないんすよ!(逆ギレ気味で)じゃあ良いんすか!流してないけど開けちゃって良いんすか! 勇者:もうすんごい事になってますけど、開けちゃって良いんすか!?そんなに俺のブツが見たいんすか!? 勇者:こんなに焦ってるという事は、この人も大(だい)だな。仕方ない、こうなったら・・・ 勇者:大いなる水の精霊よ、猛き(たけき)水流(すいりゅう)をもって、邪悪なる物を押し流せ! 勇者:メイルシュトローム! 0:勇者、魔法でトイレを流す 勇者:やべ・・・テンパって上級魔法使っちゃった。トイレ流すだけなのに・・・ 勇者:・・・って、まだ流れて無いじゃん!あの水流に耐えただと!? 0:扉に体当たりする音 勇者:え!?ドアに体当たりしてる?ちょっとやめて!ドアが壊れる! 0:扉壊して中に入ってくる。 勇者:うわあっ!・・・あーあ、ドア壊れちゃったじゃん。俺知らないからね!アンタが弁償しなよ! 勇者:ん? 勇者:・・・ 勇者:・・・ 勇者:・・・ 勇者:ひょっとして・・・魔王、さん? 0:完

勇者:『魔王軍と人類の長きに渡る戦いは、ようやく終わりを迎えようとしていた。勇者たちは、魔王城の奥深くまで侵攻していた。目指すは、玉座(ぎょくざ)の間で待つ魔王の首!』 勇者:『しかし、そう簡単にはいかない。モンスター達も、主(あるじ)たる魔王の元には辿り着かせまいと必死の抵抗を見せる。勇者たちは長く足止めを喰らう羽目になった。』 勇者:『あと少し・・・あと少しで魔王を倒せると言うのに!』 勇者:『ここで、仲間たちはある決断を下す。勝利の為に。』 勇者:「ここは俺たちが食い止める!お前は魔王の元へ行け!」 勇者:な、何言ってるんだ!みんなを置いていけるわけないだろ! 勇者:『口ではそう言いつつも、本当はそれが唯一の方法であることは分かっていた。ここで時間を費やしている間に、魔王は逃げ去ってしまうかもしれない。』 勇者:『そうなれば、戦いは終わらない。それだけは、絶対にあってはならないのだ。』 勇者:・・・わかった!必ず魔王を倒してくる!みんなも、絶対に死ぬんじゃないぞ! 勇者:『勇者は走り出す。仲間たちの想いを背負って。』 勇者:(待っていろ魔王!必ず貴様を倒し、世界に平和を取り戻す!) 勇者:『そしてついに、勇者は魔王城最上階、一番奥の部屋、魔王が待つ玉座の間にたどり着いた!』 勇者:この扉の向こうに、魔王が・・・ 勇者:『勇者の前にあるのは、巨大な扉だった。勇者は取っ手に手をかける。』 勇者:(本当に勝てるのか?たった一人で・・・いや、俺は一人じゃない!いつだって、仲間と一緒だ!) 勇者:『勇者は意を決し、扉を開け放った!』 勇者:魔王!勝負だ!!! 勇者:・・・ 勇者:・・・ 勇者:・・・あ、あれ? 勇者:・・・誰も、いない? 勇者:・・・というかここ、玉座の間じゃない? 勇者:・・・えーーー!うっそー!めっちゃカッコつけて扉開けたのに!顔もめっちゃ作ってたのに! 勇者:さっきナレーションで「玉座の間にたどり着いた!」ってはっきり言っちゃったじゃん!間違えてるじゃん!どうすんだよ、それ! 勇者:・・・ 勇者:(舌打ち)しょうがない。 勇者:『(咳払い)えー、先程「勇者は玉座の間にたどり着いた」とお伝えしましたが、正しくは「勇者はトイレにたどり着いた」でした。訂正してお詫び申し上げます。』 勇者:ふぅっ、これで良しっと。 0:トイレのドアを閉める 勇者:最上階の一番奥がトイレって、建物の作りとしてどうなのよ?て言うか、なんで魔王城にトイレがあんの?誰が使うんだよ?モンスターもトイレで用を足すのか? 勇者:結局、玉座の間ってどこにあんだよ。俺一人で見つけられるかなあ。 勇者:みんなの所に、戻ろうかな?・・・でもなあ。「必ず魔王を倒してくる!」って大見得(おおみえ)切っちゃったもんなあ。場所が分からないから戻るなんて、格好悪すぎるよなあ。 勇者:ん?誰かこっちに来る?あの人に聞いてみよう! 勇者:すいませーん!僕道に迷っちゃって、玉座の間ってどっちに行けば・・・うわあああ!! 0:10分後 勇者:(息切らせながら)俺何考えてんだ。モンスターに道聞くなんて、戦闘になるに決まってんだろ! 勇者:あー、いらんMP使った。こんな事してる場合じゃないのに。 勇者:早く魔王を倒して、世界に平和を取り戻すんだ! 勇者:そして帰るんだ!姫の元へ! 勇者:姫と約束したんだ、戦いが終わったら、結婚しようって!だから絶対に生きて帰るんだ! 勇者:・・・ 勇者:(ため息)姫に、会いたいなあ。今、何してんのかなあ。 勇者:(ニヤニヤしながら)姫、可愛いんだよなあ。 勇者:帰ったら、真っ先に姫に会いに行くんだ!そして、勢いで抱きついて・・・ 勇者:そのまま、チュ、チューとかしちゃったりして。 勇者:そのまま・・・おっぱい触っちゃったりして・・・ 勇者:ちょっとぐらい良いよね?偶然、たまたま、手がおっぱいに行っちゃうこともあるよね? 勇者:本当にたまたま、おっぱい、揉んじゃうこともあるよね? 勇者:・・・ 勇者:ちょっと待て、シミュレーションしてみよう。 0:勇者、目を閉じる 勇者:えーっと、「姫!ただいま戻りました!」で、姫号泣しながらこっちにダッシュしてきますー、俺もダッシュしますー、で、ここでこうなって。そしたらこう。そこからこっちに持って行って・・・ 勇者:一回・・・二回・・・ 0:勇者、カッと目を見開く 勇者:二揉み(ふたもみ)はいける! 勇者:・・・ハッ!何バカな事考えてんだ!姫にそんな不埒(ふらち)な考えを抱くなんて!恥を知れ、恥を! 勇者:・・・ 勇者:・・・ 勇者:・・・ 勇者:姫・・・おっぱいデカイんだよね。 勇者:最初に会った時はさ、王家の装束(しょうぞく)着てたから分かんなかったけど、次会った時はちょっとラフな格好だったから、胸にある二つの球体が、こう「ハジメマシテ!」って感じで主張してきてさあ・・・ 勇者:思わず言っちゃったもん、「意外と着痩せ(きやせ)する方なんですね」って。あれはヤバかったなー。姫、キョトンとしてたもんなー。 勇者:まだ「着痩せ」だから良かったよ。危うく「意外と巨乳なんですね」って言いそうだったもん。「意外と」って逆に失礼だし。 勇者:それ以来、姫と会うと胸の方ばっかり見ちゃってさあ。 勇者:姫が「どうしていつも、下を向いていらっしゃるの?」って聞いてきたから「姫のお顔を見るのが恐れ多くて」って言っといたけど、ただ単におっぱいガン見してただけだもんね。 勇者:別に俺、おっぱい星人じゃないんだよ。「あれば尚良し!」って言う程度だったんだよ。だけど姫のおっぱいの破壊力ときたらさあ・・・まさにモンスター爆乳! 勇者:ずっとおっぱいに話しかけてたらさ、その内おっぱいの声が聞こえるようになったもん。 勇者:俺が「こんにちは」って言ったら、おっぱいが「コンニチハ!今日モカッコ良イネ!愛シテル!」って言ってくんの。 勇者:(ため息)おっぱいに、会いたいなあ。 勇者:(咳払い)ちょっと、良い加減にしよう。気が緩みすぎだ。 勇者:ここ、敵の本拠地だよ?そんな妄想しまくってて良いと思う?シャキッとしろ! 0:勇者、両頬をパンパンと叩く。 勇者:よし!切り替えた!ここからは真面目モードね! 勇者:おのれ魔王め!一体どこに隠れている!? 勇者:・・・ 勇者:・・・ 勇者:・・・ 勇者:(吹き出す) 勇者:(笑いながら)やっぱりダメだって!もう頭の中、おっぱいで一杯だもん! 勇者:最終決戦前だし、長い事禁欲してたからなあ。一回スイッチ入っちゃうと中々戻んなよね。 勇者:あ、アンタもわかってくれる?この気持ち。 勇者:・・・ 勇者:・・・ 勇者:アンタ誰? 勇者:・・・ 勇者:うぉぉぉぉぉおっぱあああああい!! 0:10分後 勇者:(息切らせながら)ずっと隣にモンスターがいたのに気づかなかった。いつから居たんだろ?おっぱいの下り(くだり)とか、モロに聞かれたよね。恥ずかし! 勇者:(ため息)良い加減、玉座の間探すか。でも正直、こんな広い城で闇雲(やみくも)に探しても見つかんねえよなあ。どうしたもんか・・・ 勇者:・・・ 勇者:とりあえず・・・トイレ行っとこうかな?次いつ行けるか分かんないしね! 勇者:うわっ!便座が勝手に開いた!すげえ! 勇者:『勇者はトイレの便座に座った。』 勇者:あ!違うからね!大(だい)じゃ無いからね!俺、どっちでも座ってする派だからさ! 0:5分後 勇者:はー!すっきりした!何かドン引きするぐらい出たな。 勇者:ち、違うんだよ!最初は小のつもりだったけど、たまたま一緒に出ちゃったんだよ! 勇者:・・・俺は誰に言い訳してるんだ? 勇者:さて、流すか。 0:トイレの扉がノックされる 勇者:うわっ!誰かノックしてる!はいはーい、今出まーす!ちょっと待って下さいね。 勇者:あれ?このトイレ、どうやって流すんだ?このボタンかな? 0:ウォッシュレットが吹き出し、勇者の顔にかかる 勇者:ぐはっ!冷たっ!これはウォッシュレットか?じゃあどれだ? 0:ノックする音が激しくなる 勇者:ヤバい、怒ってるよ。すいませーん、もうちょっとだけ待って下さい!すぐ出ますんで、そんなドンドンしないで下さい! 勇者:ちょっと、ガチャガチャもしないで!まだ流してないんすよ!(逆ギレ気味で)じゃあ良いんすか!流してないけど開けちゃって良いんすか! 勇者:もうすんごい事になってますけど、開けちゃって良いんすか!?そんなに俺のブツが見たいんすか!? 勇者:こんなに焦ってるという事は、この人も大(だい)だな。仕方ない、こうなったら・・・ 勇者:大いなる水の精霊よ、猛き(たけき)水流(すいりゅう)をもって、邪悪なる物を押し流せ! 勇者:メイルシュトローム! 0:勇者、魔法でトイレを流す 勇者:やべ・・・テンパって上級魔法使っちゃった。トイレ流すだけなのに・・・ 勇者:・・・って、まだ流れて無いじゃん!あの水流に耐えただと!? 0:扉に体当たりする音 勇者:え!?ドアに体当たりしてる?ちょっとやめて!ドアが壊れる! 0:扉壊して中に入ってくる。 勇者:うわあっ!・・・あーあ、ドア壊れちゃったじゃん。俺知らないからね!アンタが弁償しなよ! 勇者:ん? 勇者:・・・ 勇者:・・・ 勇者:・・・ 勇者:ひょっとして・・・魔王、さん? 0:完