台本概要
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タイトル | 勇者、魔王城でトイレに行く |
---|---|
作者名 | Oroるん (@Oro90644720) |
ジャンル | コメディ |
演者人数 | 1人用台本(男1) |
時間 | 10 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
イタイ姫と残念勇者シリーズ ・アドリブ可 194 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
勇者 | 男 | 110 | 残念な勇者 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
勇者:『魔王軍と人類の長きに渡る戦いは、ようやく終わりを迎えようとしていた。勇者たちは、魔王城の奥深くまで侵攻していた。目指すは、玉座(ぎょくざ)の間で待つ魔王の首!』
勇者:『しかし、そう簡単にはいかない。モンスター達も、主(あるじ)たる魔王の元には辿り着かせまいと必死の抵抗を見せる。勇者たちは長く足止めを喰らう羽目になった。』
勇者:『あと少し・・・あと少しで魔王を倒せると言うのに!』
勇者:『ここで、仲間たちはある決断を下す。勝利の為に。』
勇者:「ここは俺たちが食い止める!お前は魔王の元へ行け!」
勇者:な、何言ってるんだ!みんなを置いていけるわけないだろ!
勇者:『口ではそう言いつつも、本当はそれが唯一の方法であることは分かっていた。ここで時間を費やしている間に、魔王は逃げ去ってしまうかもしれない。』
勇者:『そうなれば、戦いは終わらない。それだけは、絶対にあってはならないのだ。』
勇者:・・・わかった!必ず魔王を倒してくる!みんなも、絶対に死ぬんじゃないぞ!
勇者:『勇者は走り出す。仲間たちの想いを背負って。』
勇者:(待っていろ魔王!必ず貴様を倒し、世界に平和を取り戻す!)
勇者:『そしてついに、勇者は魔王城最上階、一番奥の部屋、魔王が待つ玉座の間にたどり着いた!』
勇者:この扉の向こうに、魔王が・・・
勇者:『勇者の前にあるのは、巨大な扉だった。勇者は取っ手に手をかける。』
勇者:(本当に勝てるのか?たった一人で・・・いや、俺は一人じゃない!いつだって、仲間と一緒だ!)
勇者:『勇者は意を決し、扉を開け放った!』
勇者:魔王!勝負だ!!!
勇者:・・・
勇者:・・・
勇者:・・・あ、あれ?
勇者:・・・誰も、いない?
勇者:・・・というかここ、玉座の間じゃない?
勇者:・・・えーーー!うっそー!めっちゃカッコつけて扉開けたのに!顔もめっちゃ作ってたのに!
勇者:さっきナレーションで「玉座の間にたどり着いた!」ってはっきり言っちゃったじゃん!間違えてるじゃん!どうすんだよ、それ!
勇者:・・・
勇者:(舌打ち)しょうがない。
勇者:『(咳払い)えー、先程「勇者は玉座の間にたどり着いた」とお伝えしましたが、正しくは「勇者はトイレにたどり着いた」でした。訂正してお詫び申し上げます。』
勇者:ふぅっ、これで良しっと。
0:トイレのドアを閉める
勇者:最上階の一番奥がトイレって、建物の作りとしてどうなのよ?て言うか、なんで魔王城にトイレがあんの?誰が使うんだよ?モンスターもトイレで用を足すのか?
勇者:結局、玉座の間ってどこにあんだよ。俺一人で見つけられるかなあ。
勇者:みんなの所に、戻ろうかな?・・・でもなあ。「必ず魔王を倒してくる!」って大見得(おおみえ)切っちゃったもんなあ。場所が分からないから戻るなんて、格好悪すぎるよなあ。
勇者:ん?誰かこっちに来る?あの人に聞いてみよう!
勇者:すいませーん!僕道に迷っちゃって、玉座の間ってどっちに行けば・・・うわあああ!!
0:10分後
勇者:(息切らせながら)俺何考えてんだ。モンスターに道聞くなんて、戦闘になるに決まってんだろ!
勇者:あー、いらんMP使った。こんな事してる場合じゃないのに。
勇者:早く魔王を倒して、世界に平和を取り戻すんだ!
勇者:そして帰るんだ!姫の元へ!
勇者:姫と約束したんだ、戦いが終わったら、結婚しようって!だから絶対に生きて帰るんだ!
勇者:・・・
勇者:(ため息)姫に、会いたいなあ。今、何してんのかなあ。
勇者:(ニヤニヤしながら)姫、可愛いんだよなあ。
勇者:帰ったら、真っ先に姫に会いに行くんだ!そして、勢いで抱きついて・・・
勇者:そのまま、チュ、チューとかしちゃったりして。
勇者:そのまま・・・おっぱい触っちゃったりして・・・
勇者:ちょっとぐらい良いよね?偶然、たまたま、手がおっぱいに行っちゃうこともあるよね?
勇者:本当にたまたま、おっぱい、揉んじゃうこともあるよね?
勇者:・・・
勇者:ちょっと待て、シミュレーションしてみよう。
0:勇者、目を閉じる
勇者:えーっと、「姫!ただいま戻りました!」で、姫号泣しながらこっちにダッシュしてきますー、俺もダッシュしますー、で、ここでこうなって。そしたらこう。そこからこっちに持って行って・・・
勇者:一回・・・二回・・・
0:勇者、カッと目を見開く
勇者:二揉み(ふたもみ)はいける!
勇者:・・・ハッ!何バカな事考えてんだ!姫にそんな不埒(ふらち)な考えを抱くなんて!恥を知れ、恥を!
勇者:・・・
勇者:・・・
勇者:・・・
勇者:姫・・・おっぱいデカイんだよね。
勇者:最初に会った時はさ、王家の装束(しょうぞく)着てたから分かんなかったけど、次会った時はちょっとラフな格好だったから、胸にある二つの球体が、こう「ハジメマシテ!」って感じで主張してきてさあ・・・
勇者:思わず言っちゃったもん、「意外と着痩せ(きやせ)する方なんですね」って。あれはヤバかったなー。姫、キョトンとしてたもんなー。
勇者:まだ「着痩せ」だから良かったよ。危うく「意外と巨乳なんですね」って言いそうだったもん。「意外と」って逆に失礼だし。
勇者:それ以来、姫と会うと胸の方ばっかり見ちゃってさあ。
勇者:姫が「どうしていつも、下を向いていらっしゃるの?」って聞いてきたから「姫のお顔を見るのが恐れ多くて」って言っといたけど、ただ単におっぱいガン見してただけだもんね。
勇者:別に俺、おっぱい星人じゃないんだよ。「あれば尚良し!」って言う程度だったんだよ。だけど姫のおっぱいの破壊力ときたらさあ・・・まさにモンスター爆乳!
勇者:ずっとおっぱいに話しかけてたらさ、その内おっぱいの声が聞こえるようになったもん。
勇者:俺が「こんにちは」って言ったら、おっぱいが「コンニチハ!今日モカッコ良イネ!愛シテル!」って言ってくんの。
勇者:(ため息)おっぱいに、会いたいなあ。
勇者:(咳払い)ちょっと、良い加減にしよう。気が緩みすぎだ。
勇者:ここ、敵の本拠地だよ?そんな妄想しまくってて良いと思う?シャキッとしろ!
0:勇者、両頬をパンパンと叩く。
勇者:よし!切り替えた!ここからは真面目モードね!
勇者:おのれ魔王め!一体どこに隠れている!?
勇者:・・・
勇者:・・・
勇者:・・・
勇者:(吹き出す)
勇者:(笑いながら)やっぱりダメだって!もう頭の中、おっぱいで一杯だもん!
勇者:最終決戦前だし、長い事禁欲してたからなあ。一回スイッチ入っちゃうと中々戻んなよね。
勇者:あ、アンタもわかってくれる?この気持ち。
勇者:・・・
勇者:・・・
勇者:アンタ誰?
勇者:・・・
勇者:うぉぉぉぉぉおっぱあああああい!!
0:10分後
勇者:(息切らせながら)ずっと隣にモンスターがいたのに気づかなかった。いつから居たんだろ?おっぱいの下り(くだり)とか、モロに聞かれたよね。恥ずかし!
勇者:(ため息)良い加減、玉座の間探すか。でも正直、こんな広い城で闇雲(やみくも)に探しても見つかんねえよなあ。どうしたもんか・・・
勇者:・・・
勇者:とりあえず・・・トイレ行っとこうかな?次いつ行けるか分かんないしね!
勇者:うわっ!便座が勝手に開いた!すげえ!
勇者:『勇者はトイレの便座に座った。』
勇者:あ!違うからね!大(だい)じゃ無いからね!俺、どっちでも座ってする派だからさ!
0:5分後
勇者:はー!すっきりした!何かドン引きするぐらい出たな。
勇者:ち、違うんだよ!最初は小のつもりだったけど、たまたま一緒に出ちゃったんだよ!
勇者:・・・俺は誰に言い訳してるんだ?
勇者:さて、流すか。
0:トイレの扉がノックされる
勇者:うわっ!誰かノックしてる!はいはーい、今出まーす!ちょっと待って下さいね。
勇者:あれ?このトイレ、どうやって流すんだ?このボタンかな?
0:ウォッシュレットが吹き出し、勇者の顔にかかる
勇者:ぐはっ!冷たっ!これはウォッシュレットか?じゃあどれだ?
0:ノックする音が激しくなる
勇者:ヤバい、怒ってるよ。すいませーん、もうちょっとだけ待って下さい!すぐ出ますんで、そんなドンドンしないで下さい!
勇者:ちょっと、ガチャガチャもしないで!まだ流してないんすよ!(逆ギレ気味で)じゃあ良いんすか!流してないけど開けちゃって良いんすか!
勇者:もうすんごい事になってますけど、開けちゃって良いんすか!?そんなに俺のブツが見たいんすか!?
勇者:こんなに焦ってるという事は、この人も大(だい)だな。仕方ない、こうなったら・・・
勇者:大いなる水の精霊よ、猛き(たけき)水流(すいりゅう)をもって、邪悪なる物を押し流せ!
勇者:メイルシュトローム!
0:勇者、魔法でトイレを流す
勇者:やべ・・・テンパって上級魔法使っちゃった。トイレ流すだけなのに・・・
勇者:・・・って、まだ流れて無いじゃん!あの水流に耐えただと!?
0:扉に体当たりする音
勇者:え!?ドアに体当たりしてる?ちょっとやめて!ドアが壊れる!
0:扉壊して中に入ってくる。
勇者:うわあっ!・・・あーあ、ドア壊れちゃったじゃん。俺知らないからね!アンタが弁償しなよ!
勇者:ん?
勇者:・・・
勇者:・・・
勇者:・・・
勇者:ひょっとして・・・魔王、さん?
0:完
勇者:『魔王軍と人類の長きに渡る戦いは、ようやく終わりを迎えようとしていた。勇者たちは、魔王城の奥深くまで侵攻していた。目指すは、玉座(ぎょくざ)の間で待つ魔王の首!』
勇者:『しかし、そう簡単にはいかない。モンスター達も、主(あるじ)たる魔王の元には辿り着かせまいと必死の抵抗を見せる。勇者たちは長く足止めを喰らう羽目になった。』
勇者:『あと少し・・・あと少しで魔王を倒せると言うのに!』
勇者:『ここで、仲間たちはある決断を下す。勝利の為に。』
勇者:「ここは俺たちが食い止める!お前は魔王の元へ行け!」
勇者:な、何言ってるんだ!みんなを置いていけるわけないだろ!
勇者:『口ではそう言いつつも、本当はそれが唯一の方法であることは分かっていた。ここで時間を費やしている間に、魔王は逃げ去ってしまうかもしれない。』
勇者:『そうなれば、戦いは終わらない。それだけは、絶対にあってはならないのだ。』
勇者:・・・わかった!必ず魔王を倒してくる!みんなも、絶対に死ぬんじゃないぞ!
勇者:『勇者は走り出す。仲間たちの想いを背負って。』
勇者:(待っていろ魔王!必ず貴様を倒し、世界に平和を取り戻す!)
勇者:『そしてついに、勇者は魔王城最上階、一番奥の部屋、魔王が待つ玉座の間にたどり着いた!』
勇者:この扉の向こうに、魔王が・・・
勇者:『勇者の前にあるのは、巨大な扉だった。勇者は取っ手に手をかける。』
勇者:(本当に勝てるのか?たった一人で・・・いや、俺は一人じゃない!いつだって、仲間と一緒だ!)
勇者:『勇者は意を決し、扉を開け放った!』
勇者:魔王!勝負だ!!!
勇者:・・・
勇者:・・・
勇者:・・・あ、あれ?
勇者:・・・誰も、いない?
勇者:・・・というかここ、玉座の間じゃない?
勇者:・・・えーーー!うっそー!めっちゃカッコつけて扉開けたのに!顔もめっちゃ作ってたのに!
勇者:さっきナレーションで「玉座の間にたどり着いた!」ってはっきり言っちゃったじゃん!間違えてるじゃん!どうすんだよ、それ!
勇者:・・・
勇者:(舌打ち)しょうがない。
勇者:『(咳払い)えー、先程「勇者は玉座の間にたどり着いた」とお伝えしましたが、正しくは「勇者はトイレにたどり着いた」でした。訂正してお詫び申し上げます。』
勇者:ふぅっ、これで良しっと。
0:トイレのドアを閉める
勇者:最上階の一番奥がトイレって、建物の作りとしてどうなのよ?て言うか、なんで魔王城にトイレがあんの?誰が使うんだよ?モンスターもトイレで用を足すのか?
勇者:結局、玉座の間ってどこにあんだよ。俺一人で見つけられるかなあ。
勇者:みんなの所に、戻ろうかな?・・・でもなあ。「必ず魔王を倒してくる!」って大見得(おおみえ)切っちゃったもんなあ。場所が分からないから戻るなんて、格好悪すぎるよなあ。
勇者:ん?誰かこっちに来る?あの人に聞いてみよう!
勇者:すいませーん!僕道に迷っちゃって、玉座の間ってどっちに行けば・・・うわあああ!!
0:10分後
勇者:(息切らせながら)俺何考えてんだ。モンスターに道聞くなんて、戦闘になるに決まってんだろ!
勇者:あー、いらんMP使った。こんな事してる場合じゃないのに。
勇者:早く魔王を倒して、世界に平和を取り戻すんだ!
勇者:そして帰るんだ!姫の元へ!
勇者:姫と約束したんだ、戦いが終わったら、結婚しようって!だから絶対に生きて帰るんだ!
勇者:・・・
勇者:(ため息)姫に、会いたいなあ。今、何してんのかなあ。
勇者:(ニヤニヤしながら)姫、可愛いんだよなあ。
勇者:帰ったら、真っ先に姫に会いに行くんだ!そして、勢いで抱きついて・・・
勇者:そのまま、チュ、チューとかしちゃったりして。
勇者:そのまま・・・おっぱい触っちゃったりして・・・
勇者:ちょっとぐらい良いよね?偶然、たまたま、手がおっぱいに行っちゃうこともあるよね?
勇者:本当にたまたま、おっぱい、揉んじゃうこともあるよね?
勇者:・・・
勇者:ちょっと待て、シミュレーションしてみよう。
0:勇者、目を閉じる
勇者:えーっと、「姫!ただいま戻りました!」で、姫号泣しながらこっちにダッシュしてきますー、俺もダッシュしますー、で、ここでこうなって。そしたらこう。そこからこっちに持って行って・・・
勇者:一回・・・二回・・・
0:勇者、カッと目を見開く
勇者:二揉み(ふたもみ)はいける!
勇者:・・・ハッ!何バカな事考えてんだ!姫にそんな不埒(ふらち)な考えを抱くなんて!恥を知れ、恥を!
勇者:・・・
勇者:・・・
勇者:・・・
勇者:姫・・・おっぱいデカイんだよね。
勇者:最初に会った時はさ、王家の装束(しょうぞく)着てたから分かんなかったけど、次会った時はちょっとラフな格好だったから、胸にある二つの球体が、こう「ハジメマシテ!」って感じで主張してきてさあ・・・
勇者:思わず言っちゃったもん、「意外と着痩せ(きやせ)する方なんですね」って。あれはヤバかったなー。姫、キョトンとしてたもんなー。
勇者:まだ「着痩せ」だから良かったよ。危うく「意外と巨乳なんですね」って言いそうだったもん。「意外と」って逆に失礼だし。
勇者:それ以来、姫と会うと胸の方ばっかり見ちゃってさあ。
勇者:姫が「どうしていつも、下を向いていらっしゃるの?」って聞いてきたから「姫のお顔を見るのが恐れ多くて」って言っといたけど、ただ単におっぱいガン見してただけだもんね。
勇者:別に俺、おっぱい星人じゃないんだよ。「あれば尚良し!」って言う程度だったんだよ。だけど姫のおっぱいの破壊力ときたらさあ・・・まさにモンスター爆乳!
勇者:ずっとおっぱいに話しかけてたらさ、その内おっぱいの声が聞こえるようになったもん。
勇者:俺が「こんにちは」って言ったら、おっぱいが「コンニチハ!今日モカッコ良イネ!愛シテル!」って言ってくんの。
勇者:(ため息)おっぱいに、会いたいなあ。
勇者:(咳払い)ちょっと、良い加減にしよう。気が緩みすぎだ。
勇者:ここ、敵の本拠地だよ?そんな妄想しまくってて良いと思う?シャキッとしろ!
0:勇者、両頬をパンパンと叩く。
勇者:よし!切り替えた!ここからは真面目モードね!
勇者:おのれ魔王め!一体どこに隠れている!?
勇者:・・・
勇者:・・・
勇者:・・・
勇者:(吹き出す)
勇者:(笑いながら)やっぱりダメだって!もう頭の中、おっぱいで一杯だもん!
勇者:最終決戦前だし、長い事禁欲してたからなあ。一回スイッチ入っちゃうと中々戻んなよね。
勇者:あ、アンタもわかってくれる?この気持ち。
勇者:・・・
勇者:・・・
勇者:アンタ誰?
勇者:・・・
勇者:うぉぉぉぉぉおっぱあああああい!!
0:10分後
勇者:(息切らせながら)ずっと隣にモンスターがいたのに気づかなかった。いつから居たんだろ?おっぱいの下り(くだり)とか、モロに聞かれたよね。恥ずかし!
勇者:(ため息)良い加減、玉座の間探すか。でも正直、こんな広い城で闇雲(やみくも)に探しても見つかんねえよなあ。どうしたもんか・・・
勇者:・・・
勇者:とりあえず・・・トイレ行っとこうかな?次いつ行けるか分かんないしね!
勇者:うわっ!便座が勝手に開いた!すげえ!
勇者:『勇者はトイレの便座に座った。』
勇者:あ!違うからね!大(だい)じゃ無いからね!俺、どっちでも座ってする派だからさ!
0:5分後
勇者:はー!すっきりした!何かドン引きするぐらい出たな。
勇者:ち、違うんだよ!最初は小のつもりだったけど、たまたま一緒に出ちゃったんだよ!
勇者:・・・俺は誰に言い訳してるんだ?
勇者:さて、流すか。
0:トイレの扉がノックされる
勇者:うわっ!誰かノックしてる!はいはーい、今出まーす!ちょっと待って下さいね。
勇者:あれ?このトイレ、どうやって流すんだ?このボタンかな?
0:ウォッシュレットが吹き出し、勇者の顔にかかる
勇者:ぐはっ!冷たっ!これはウォッシュレットか?じゃあどれだ?
0:ノックする音が激しくなる
勇者:ヤバい、怒ってるよ。すいませーん、もうちょっとだけ待って下さい!すぐ出ますんで、そんなドンドンしないで下さい!
勇者:ちょっと、ガチャガチャもしないで!まだ流してないんすよ!(逆ギレ気味で)じゃあ良いんすか!流してないけど開けちゃって良いんすか!
勇者:もうすんごい事になってますけど、開けちゃって良いんすか!?そんなに俺のブツが見たいんすか!?
勇者:こんなに焦ってるという事は、この人も大(だい)だな。仕方ない、こうなったら・・・
勇者:大いなる水の精霊よ、猛き(たけき)水流(すいりゅう)をもって、邪悪なる物を押し流せ!
勇者:メイルシュトローム!
0:勇者、魔法でトイレを流す
勇者:やべ・・・テンパって上級魔法使っちゃった。トイレ流すだけなのに・・・
勇者:・・・って、まだ流れて無いじゃん!あの水流に耐えただと!?
0:扉に体当たりする音
勇者:え!?ドアに体当たりしてる?ちょっとやめて!ドアが壊れる!
0:扉壊して中に入ってくる。
勇者:うわあっ!・・・あーあ、ドア壊れちゃったじゃん。俺知らないからね!アンタが弁償しなよ!
勇者:ん?
勇者:・・・
勇者:・・・
勇者:・・・
勇者:ひょっとして・・・魔王、さん?
0:完