台本概要

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タイトル 第六話 こまったカエルくん ~やまぶきいろシリーズより~
作者名 桜美さくら  (@Omi_Sakura1007)
ジャンル 童話
演者人数 1人用台本(不問1)
時間 10 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 絵のない絵本 やまぶきいろシリーズより
第六話 こまったカエルくん

絵本の読み聞かせ作品です
どうぞお優しいお声で読んでください

やまぶきいろのきらきらお日様の下で
困ったお顔のカエルくんが
ウロウロしています
どうしたのでしょう・・・?
一緒に様子を見に行きましょう

性別不問・年齢設定演者と同期・アドリブは作品を壊さない程度

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
語り手 不問 18 やまぶきいろの世界を語る者 作中に複数の動物達が出てきますが声の変更自由です
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
語り手:はーい。ここに集まって。 語り手:今から「こまったかえるくん」って絵本を読むよ。 語り手:静かに聞いてね。分かったかな。 0:(ページをめくる) 語り手:『こまったかえるくん』 語り手:深い深い山の奥に 語り手:動物たちがゆかいに暮らす 語り手:小さな村がありました 語り手:村の名前は「やまぶきいろ」 語り手:今日は何が起こるのでしょうか 語り手:一緒にのぞいてみましょう・・・ 0:(ページをめくる) 語り手:今日のやまぶきいろは 語り手:とても天気が良くて 語り手:おひさまがニコニコと 語り手:笑っています 語り手:おや・・・ 語り手:おひさまと違って 語り手:困った顔でウロウロしている 語り手:カエルくんがいます 語り手:カエルくんはどうしたのでしょう 0:(ページをめくる) 語り手:ある日のこと 語り手:カエルのお母さんは 語り手:カエルくんに言いました カエルのお母さん:「あなたはもう“大人”なんですよ。」 語り手:カエルくんは聞き返します カエルくん:「僕はまだまだ、大きくなるよ、上のお兄ちゃんもお姉ちゃんも、僕より大きいよ」 語り手:カエルくんはぴょんぴょんと跳ねながら 語り手:カエルのお母さんの言葉を待っています 語り手:カエルくんのお家は 語り手:“大人”になるとお家を出て 語り手:生活をはじめます 語り手:カエルくんは少し前まで 語り手:ふくろうのおじさんのもとで 語り手:お勉強を習っていました 語り手:ふくろうのおじさんからは 語り手:“もうお勉強はおしまいね”と 語り手:言われていました 0:(ページをめくる) カエルくん:「僕は“大人”になったのかな?」 語り手:カエルくんはまだ自分が 語り手:子供のままな気がしてなりません 語り手:しょんぼりしたかえるくんに 語り手:カエルのお母さんが言いました カエルのお母さん:「そう言えば、シッポなくなったでしょ」 語り手:カエルくんは慌てて自分のシッポを確かめました カエルくん:「あれー!僕のシッポがない!」 語り手:かえるくんはシッポを探すように 語り手:クルリクルリと回りながら 語り手:シッポを探しています 0:(ページをめくる) 語り手:やまぶきいろの広間で 語り手:ニコニコのおひさまと違って 語り手:困った顔でウロウロしている 語り手:カエルくんがいます 語り手:カルくんはシッポがないこと 語り手:“大人”のかえるになったこと 語り手:ふたつのことが分からなくて 語り手:ウロウロしています 語り手:前に、カメレオンのおばさんが 語り手:シッポは取れたら生えてくるんだと 語り手:聞いたことがあったかえるくんは 語り手:自分のシッポがあったところを 語り手:確かめながら“はぁー”と 語り手:ためいきをついていました 0:(ページをめくる) 語り手:そこへ通りかかったのが 語り手:お届け物のお手伝いを終えて 語り手:帰る途中のこぐまくんでした こぐまくん:「カエルくん!暗い顔してどうしたの?」 語り手:こぐまくんはカエルくんに聞きました 語り手:カエルくんは今までの事を 語り手:こぐまくんに言いました こぐまくん:「なーんだ!そんなことで悩んでいたのか! こぐまくん:僕は早く“大人”になりたいよ こぐまくん:だって、僕のお父さんは大きくてね こぐまくん:僕が持てない大きな大きなお届け物も こぐまくん:片手で持てちゃうんだよ! こぐまくん:カエルくんが何で“大人”が嫌なのか こぐまくん:僕は分からないけど・・・ こぐまくん:お届け物をしてね。ありがとうって こぐまくん:頑張ってねって言われると嬉しいよ! こぐまくん:大人になって、たくさんたくさん こぐまくん:お届け物を届けたら、もっとありがとうって こぐまくん:言ってもらえるんだよ! こぐまくん:素敵なことじゃないか!」 0:(ページをめくる) 語り手:こぐまくんは嬉しくなり 語り手:両手いっぱいで気持ちを伝えました こぐまくん:「僕、まだお手伝い残ってるから行くね」 語り手:そう言ってこぐまくんは 語り手:うれしそうにお家へ帰っていきました 語り手:カエルくんは思いました 語り手:“ありがとう”と言われたとき 語り手:とてもうれしい気持ちになって 語り手:もっとがんばろうとしました 語り手:カエルくんはこぐまくんの 語り手:言っていたことを考えていました 0:(ページをめくる) 語り手:カエルくんは自分のお家に帰って 語り手:カエルのお母さんに言いました カエルくん:「さっき、こぐまくんとお話してきたの カエルくん:大人になって沢山の人から カエルくん:ありがとうって言ってもらえるのが カエルくん:とてもうらやましかった! カエルくん:僕も頑張ろうと思う!」 語り手:カエルくんの言葉に 語り手:カエルのお母さんは喜びました 0:(ページをめくる) 語り手:深い深い山の奥に 語り手:動物たちがゆかいに暮らす 語り手:小さな村がありました 語り手:村の名前は「やまぶきいろ」 語り手:いろいろな動物が思い思いに 語り手:生活しています 語り手:明日もどんな動物さんのお話が 語り手:聞けるのでしょうね 語り手:また遊びに来てください 0:(絵本を閉じる) 語り手:はい、今日のお話はここまで 語り手:「こまったかえるくん」でした 語り手:良い子で聞けたかな? 語り手:さいごまで聞いてくれて 語り手:ありがとう 0: 0: 0:(次のお話へ続く)

語り手:はーい。ここに集まって。 語り手:今から「こまったかえるくん」って絵本を読むよ。 語り手:静かに聞いてね。分かったかな。 0:(ページをめくる) 語り手:『こまったかえるくん』 語り手:深い深い山の奥に 語り手:動物たちがゆかいに暮らす 語り手:小さな村がありました 語り手:村の名前は「やまぶきいろ」 語り手:今日は何が起こるのでしょうか 語り手:一緒にのぞいてみましょう・・・ 0:(ページをめくる) 語り手:今日のやまぶきいろは 語り手:とても天気が良くて 語り手:おひさまがニコニコと 語り手:笑っています 語り手:おや・・・ 語り手:おひさまと違って 語り手:困った顔でウロウロしている 語り手:カエルくんがいます 語り手:カエルくんはどうしたのでしょう 0:(ページをめくる) 語り手:ある日のこと 語り手:カエルのお母さんは 語り手:カエルくんに言いました カエルのお母さん:「あなたはもう“大人”なんですよ。」 語り手:カエルくんは聞き返します カエルくん:「僕はまだまだ、大きくなるよ、上のお兄ちゃんもお姉ちゃんも、僕より大きいよ」 語り手:カエルくんはぴょんぴょんと跳ねながら 語り手:カエルのお母さんの言葉を待っています 語り手:カエルくんのお家は 語り手:“大人”になるとお家を出て 語り手:生活をはじめます 語り手:カエルくんは少し前まで 語り手:ふくろうのおじさんのもとで 語り手:お勉強を習っていました 語り手:ふくろうのおじさんからは 語り手:“もうお勉強はおしまいね”と 語り手:言われていました 0:(ページをめくる) カエルくん:「僕は“大人”になったのかな?」 語り手:カエルくんはまだ自分が 語り手:子供のままな気がしてなりません 語り手:しょんぼりしたかえるくんに 語り手:カエルのお母さんが言いました カエルのお母さん:「そう言えば、シッポなくなったでしょ」 語り手:カエルくんは慌てて自分のシッポを確かめました カエルくん:「あれー!僕のシッポがない!」 語り手:かえるくんはシッポを探すように 語り手:クルリクルリと回りながら 語り手:シッポを探しています 0:(ページをめくる) 語り手:やまぶきいろの広間で 語り手:ニコニコのおひさまと違って 語り手:困った顔でウロウロしている 語り手:カエルくんがいます 語り手:カルくんはシッポがないこと 語り手:“大人”のかえるになったこと 語り手:ふたつのことが分からなくて 語り手:ウロウロしています 語り手:前に、カメレオンのおばさんが 語り手:シッポは取れたら生えてくるんだと 語り手:聞いたことがあったかえるくんは 語り手:自分のシッポがあったところを 語り手:確かめながら“はぁー”と 語り手:ためいきをついていました 0:(ページをめくる) 語り手:そこへ通りかかったのが 語り手:お届け物のお手伝いを終えて 語り手:帰る途中のこぐまくんでした こぐまくん:「カエルくん!暗い顔してどうしたの?」 語り手:こぐまくんはカエルくんに聞きました 語り手:カエルくんは今までの事を 語り手:こぐまくんに言いました こぐまくん:「なーんだ!そんなことで悩んでいたのか! こぐまくん:僕は早く“大人”になりたいよ こぐまくん:だって、僕のお父さんは大きくてね こぐまくん:僕が持てない大きな大きなお届け物も こぐまくん:片手で持てちゃうんだよ! こぐまくん:カエルくんが何で“大人”が嫌なのか こぐまくん:僕は分からないけど・・・ こぐまくん:お届け物をしてね。ありがとうって こぐまくん:頑張ってねって言われると嬉しいよ! こぐまくん:大人になって、たくさんたくさん こぐまくん:お届け物を届けたら、もっとありがとうって こぐまくん:言ってもらえるんだよ! こぐまくん:素敵なことじゃないか!」 0:(ページをめくる) 語り手:こぐまくんは嬉しくなり 語り手:両手いっぱいで気持ちを伝えました こぐまくん:「僕、まだお手伝い残ってるから行くね」 語り手:そう言ってこぐまくんは 語り手:うれしそうにお家へ帰っていきました 語り手:カエルくんは思いました 語り手:“ありがとう”と言われたとき 語り手:とてもうれしい気持ちになって 語り手:もっとがんばろうとしました 語り手:カエルくんはこぐまくんの 語り手:言っていたことを考えていました 0:(ページをめくる) 語り手:カエルくんは自分のお家に帰って 語り手:カエルのお母さんに言いました カエルくん:「さっき、こぐまくんとお話してきたの カエルくん:大人になって沢山の人から カエルくん:ありがとうって言ってもらえるのが カエルくん:とてもうらやましかった! カエルくん:僕も頑張ろうと思う!」 語り手:カエルくんの言葉に 語り手:カエルのお母さんは喜びました 0:(ページをめくる) 語り手:深い深い山の奥に 語り手:動物たちがゆかいに暮らす 語り手:小さな村がありました 語り手:村の名前は「やまぶきいろ」 語り手:いろいろな動物が思い思いに 語り手:生活しています 語り手:明日もどんな動物さんのお話が 語り手:聞けるのでしょうね 語り手:また遊びに来てください 0:(絵本を閉じる) 語り手:はい、今日のお話はここまで 語り手:「こまったかえるくん」でした 語り手:良い子で聞けたかな? 語り手:さいごまで聞いてくれて 語り手:ありがとう 0: 0: 0:(次のお話へ続く)